JP5868472B2 - 印刷制御装置、方法及びプログラム - Google Patents

印刷制御装置、方法及びプログラム Download PDF

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本発明は、連続シートを用いて印刷を行うための印刷制御装置、方法及びプログラムに関する。
従来、ロール紙等の連続紙(連続シート)の両面に画像を印刷させる場合に、印刷手段に導入させた連続紙の片面への印刷後、当該連続紙を切断して一時的に巻取り、当該連続紙を印刷手段に再導入させて反対面への印刷を行うものがある(特許文献1参照)。このような印刷装置では、効率的な印刷を行うため、片面への印刷を複数ページ分連続して行い、片面への全ページ分の印刷が終了したら反対面へという順序で印刷を行う。
特開平11−249346号公報
このような手順で印刷を行う場合、印刷順序が上記の順序となるようにページ順が決定される。そして、両面への印刷が行われたシートはカッタにより切断され、順次おもて面が下を向いた状態で積まれていく(フェイスダウン排紙)。一方、シートの片面にのみ印刷を行う場合、シートの裏面への印刷の必要がないため、おもて面への印刷が行われたシートがカッタにより切断され、順次おもて面が上を向いた状態で積まれていく(フェイスアップ排紙)。
従って、このように連続シートへの印刷を行う場合、片面印刷の場合と両面印刷の場合とで、シート群の並び順が異なり、ユーザが印刷済みのシートを回収する際、その確認が煩雑となるものであった。
本発明は、上述の問題点に鑑みなされたもので、連続シートに印刷を行う際、片面印刷を行う場合と、両面印刷を行う場合とでシートの並び順が異ならないようにした印刷制御装置、方法及びプログラムを提供するものである。
上記課題を解決するため、本発明の印刷制御装置は、連続シートへの印刷を印刷部に実行させることが可能な印刷制御装置であって、前記印刷手段で印刷させるための複数ページのデータを入力する入力手段と、前記入力手段で入力された複数ページのデータを、連続シートの片面に印刷させるか、両面に印刷させるか判定する判定手段と、前記入力手段で入力された複数ページのデータを、連続シートの第1面に印刷させる場合、連続シートの第1面に配置させるページの印刷順を降順又は昇順となるように前記印刷部に印刷させ、前記入力手段で入力された複数ページのデータを、反転部により反転させて第1面の終端側から供給された連続シートの当該第1面とは反対の第2面に印刷させる場合、連続シートの第2面に配置させるページの印刷順を前記第1面とは逆となるように前記印刷部に印刷させる印刷制御手段と、を有し、前記印刷制御手段は、前記判定手段により片面に印刷させると判定された場合、連続シートの第1面に配置させるページの印刷順が昇順となるように印刷させ、前記判定手段により両面に印刷させると判定された場合、連続シートの第1面に配置させるページの印刷順が降順となるように印刷させ、所定単位に切断された印刷済みのシートは、片面印刷及び両面印刷のいずれの場合も昇順にフェイスダウン状態で排出部に排出される。
本発明によれば、連続シートに印刷を行う際、片面印刷を行う場合と、両面印刷を行う場合とでシートの並び順が異ならないため、ユーザによるシートの回収が容易となる。
本発明の実施形態の一例である画像形成装置の構成を示す図である。 図1の画像形成装置の制御に関わる構成を示すブロック図である。 片面印刷の場合と両面印刷の場合の画像の配置を示す図である。 連続シートに印刷を行う場合の処理の流れを示すフローチャートである。
以下、本発明を実施するための形態について図面を用いて説明する。なお、この実施の形態で用いる装置の各構成要素の相対配置、装置形状等は、あくまで例示であり、それらのみに限定するものではない。
図1は、本実施形態における印刷制御装置の一例となる画像形成装置の概略構成を示す図である。図1の画像形成装置は、印刷機能のみを有したものを示すが、これに限らず、原稿上の画像を読取る読取装置をさらに備えて複写機として機能するものや他の機能を加えた複合装置としてもよい。また、印刷処理を行う記録材(被記録媒体または記録シート)としてロールシートを用いたものを例に説明するが、同一面への複数ページ分の印刷を途中で切断せずに続けて行える長尺の連続シートであれば、ロール状となったものには限らない。また、連続シートの切断は、画像形成装置が自動的に切断するものであってもよいし、ユーザがマニュアル指示を行って切断するものであってもよい。記録材の材質も紙には限らず、印刷処理可能なものであれば種々のものを用いることができる。また、画像形成装置は、連続シートへの印刷のみではなく、所定のサイズに予めカットされたカットシートへの印刷をも可能な画像形成装置としてもよい。また、印刷方式は後述する画像印刷用液体インクを用いたインクジェット方式による画像の印刷には限らない。記録剤として固形インクを用いてもよいし、トナーを用いた電子写真方式や昇華方式など種々のものを採用可能である。また、複数色の記録剤を用いたカラー記録を行うものには限らず、黒色(グレーを含む)のみによるモノクロ記録を行うものとしてもよい。また、印刷は、可視画像の印刷には限らず、不可視もしくは視認が困難な画像の印刷としてもよいし、一般的な画像以外の、例えば配線パターン、部品の製造における物理的パターン、DNAの塩基配列等のプリントなど種々のものの印刷としてもよい。つまり、記録剤を記録材に付与可能なものであれば種々のタイプの記録装置に適用可能である。また、図1の画像形成装置と接続された外部装置からの指示で当該画像形成装置における印刷処理の動作を制御させる場合、この外部装置が印刷制御装置となる。
図1は、記録材としてロールシート(搬送方向において印刷単位(1ページ)の長さよりも長い連続した連続シート)を用いた画像形成装置の全体構成の概略を示す断面図である。画像形成装置は、以下の構成要素101〜115を含み、これらが1つの筐体内に配置される。ただし、これらの構成要素を複数の筐体に分けて構成してもよい。
制御ユニット108は、コントローラ(CPUまたはMPUを含む)やユーザインターフェース情報の出力器(表示情報や音響情報などの発生器)、各種I/Oインターフェースを備えた制御部を内蔵し、画像形成装置全体の各種制御を司る。
ロールシートを供給するユニットとして上段シートカセット101aと下段シートカセット101bの2基を備える。使用者はロールシート(以下、シート)をマガジンに装着してから画像形成装置本体に装填する。上段シートカセット101aから引き出されたシートは図中a方向に、下段シートカセット101bから引き出されたシートは図中b方向にそれぞれ搬送される。いずれのカセットからのシートも図中c方向に進行して搬送ユニット102に到達する。搬送ユニット102は、複数の回転ローラ104を通して印刷処理中にシートを図中d方向(水平方向)に搬送する。給紙元のシートカセットを一方から他方に切り替える際は、既に引き出されているシートをカセット内に巻き戻し、新たに給紙させるシートがセットされているカセットから新たに給紙する。
搬送ユニット102の上方にはヘッドユニット105が搬送ユニット102と対向して配置される。ヘッドユニット105では複数色(本実施形態では7色)分の独立した印刷ヘッド106がシートの搬送方向に沿って保持されている。本例ではC(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、LC(ライトシアン)、LM(ライトマゼンタ)、G(グレー)、K(ブラック)の7色に対応した7つの印刷ヘッドを有す。もちろん、これら以外の色を用いたものでもよいし、これらの全てを用いる必要もない。本画像形成装置は、搬送ユニット102によるシートの搬送に同期させて、印刷ヘッド106からインクを吐出させてシート上に画像を形成する。なお、印刷ヘッド106はインクの吐出先が回転ローラ104と重ならない位置に配置される。インクはシートに直接吐出させるのに代え、中間転写体にインクを付与した後、そのインクをシートに付与することによって画像を形成させるものとしてもよい。これら搬送ユニット102、ヘッドユニット105、印刷ヘッド106を含んで印刷ユニットが構成されている。インクタンク109は各色のインクを独立して貯蔵する。インクタンク109からはチューブによって各色に対応して設けられたサブタンクまでインクが供給され、サブタンクから各印刷ヘッド106までチューブを介してインクが供給される。印刷ヘッド106は、印刷時の搬送方向d方向に沿って各色(本実施形態では7色)のラインヘッドが並んでいる。各色のラインヘッドは、継ぎ目無く単一のノズルチップで形成されたものであってもよいし、分割されたノズルチップが一列又は千鳥配列のように規則的に並べられたものであってもよい。本実施形態では、本装置が使用可能な最大サイズのシートの印刷領域の幅分をカバーする範囲にノズルが並んでいる所謂フルマルチヘッドとする。ノズルからインクを吐出するインクジェット方式は、発熱素子を用いた方式、ピエゾ素子を用いた方式、静電素子を用いた方式、MEMS素子を用いた方式等を採用することができる。印刷データに基づいて各ヘッドのノズルからインクが吐出されるが、吐出のタイミングは搬送用エンコーダ103の出力信号によって決定される。なお、本実施形態では記録剤としてインクを用いたインクジェット方式のプリンタに限定されない。サーマルプリンタ(昇華型、熱転写型など)、ドットインパクトプリンタ、LEDプリンタ、レーザープリンタなどの電子写真方式など、様々な印刷方式に適用可能である。
シートに画像が形成された後、当該シートは搬送ユニット102から、スキャナユニット107まで搬送される。スキャナユニット107では、シート上の印刷画像や特殊パターンを光学的に読取って印刷画像に問題がないかどうかの確認や、インクの吐出状態を含む本装置の状態確認等を行う。本実施形態では、画像の確認方法において、ヘッドの状態の確認するためのパターンを読み込むことによるインクの吐出状態を確認するものでもよいし、元画像との比較を行うことによる印刷の成否を確認するものでもよい。確認の方法は種々のものの中から適宜選択することが可能である。
シートはスキャナユニット107近傍からe方向に搬送され、カッタユニット110に導入される。カッタユニット110ではシートを所定の印刷単位の長さ毎に切断する。印刷する画像サイズに応じてこの所定の印刷単位の長さは異なる。例えばL版サイズの写真では搬送方向の長さは135mm、A4サイズでは搬送方向の長さは297mmとなる。カッタユニット110は、片面印刷の場合はページ単位でシートを切断するが、印刷ジョブの内容によってはページ単位で切断しない場合もある。また、カッタユニット110は両面印刷の場合、シートの第1面(先に印刷が行われる面)はページ単位で切断せずに所定の長さ分まで画像を連続して印刷し、第2面(第1面の反対面)を印刷した場合にページ単位で切断する。なお、カッタユニット110は、片面印刷や両面印刷の裏面印刷に際し、1枚の画像毎に切断するものに限らない。所定の長さ分搬送されるまで切断せず、所定の長さまで搬送された後で切断し、1枚(1頁)の画像毎に切り離すのは別のカッタ装置で手動操作等によって切断するものとしてもよい。またシートの幅方向に関しては、切断が必要な場合、別のカッタ装置を用いて切断することになる。
カッタユニット110から搬送されたシートは、ユニット内を図中f方向に搬送され、裏面印字ユニット111に搬送される。裏面印字ユニット111は、シートの片面のみに画像を印刷する場合に、シートの裏面に所定の情報を印刷させるためのユニットである。シートの裏面に印刷する情報としては、印刷画像毎に対応した文字、記号、コード等の情報(例えば、オーダー管理用番号等)が含まれる。裏面印字ユニット111は、印刷ヘッド106が両面印刷の印刷ジョブのための画像を印刷する場合、印刷ヘッド106が画像を印刷する領域以外に上記のような情報を印刷する。裏面印字ユニット111は、記録剤の押印、熱転写、インクジェットなどの方式を採用可能である。
裏面印字ユニット111を通ったシートは、次に乾燥ユニット112に搬送される。乾燥ユニット112は、インクが付与されたシートを短時間で乾燥させるために、ユニット内を図中g方向に通過するシートを温風(加温された気体(空気))で加熱するユニットである。なお、乾燥の方法は温風を用いるのに代え、冷風、ヒーターによる加温、待機させることのみによる自然乾燥、紫外光等の電磁波の照射など種々のものも採用可能である。印刷単位長さに切断されたシートは1枚ずつ乾燥ユニット112内を通過して、図中h方向に搬送されて仕分けユニット114に搬送される。仕分けユニット114は、複数のトレー(本実施形態では18個)を保持しており、印刷単位の長さ等に応じでシートの排紙先のトレーを区別する。各トレーにはトレー番号が割り当てられている。仕分けユニット114では、ユニット内を図中i方向に通過するシートを、各トレー上に設けられたセンサでトレーの空きやシートが満載か否かなどを確認しながら印刷画像毎に設定されたトレー番号に対応するトレーに排紙していく。切断されたシートの排出先となるトレーは、印刷ジョブの発行元(ホスト装置)で特定のものが指定される場合や、画像形成装置側で空いているトレーが任意に指定される場合がある。1つのトレーには予め決められた枚数まで排紙可能である。この予め決められた枚数を超える印刷ジョブの場合、複数のトレーに跨って排紙される。トレーに対して排紙可能なシートの枚数やサイズ、種類などは、そのトレーの大きさ(タイプ)等によって異なっている。図1において縦(上下)に並んでいるトレー(以下、大トレー)群は大サイズ(A4サイズ等、L版サイズより大きいもの)のシート、小サイズ(L版サイズ)の両方のシートの排紙が可能である。また、横(左右)に並んでいるトレー(以下、小トレー)群は小サイズ(L版サイズ)のシートの排紙が可能であるが大サイズのシートの排紙はできない。そして、大トレーの方が小トレーより排紙可能なシートの出力枚数が多い。また、シート排紙中や排紙完了等の状態は、表示器を用いてユーザが識別可能にする(例えば、LED等を用いる)。例えば、トレーのそれぞれに互いに異なる色で発光する複数のLEDを設け、点灯しているLEDの色や点灯状態か点滅状態かなどによって各トレーの種々の状態をユーザに通知可能である。また、複数のトレーのそれぞれには優先順位を付すことができ、画像形成装置200は、印刷ジョブを実行するにあたり、空いている(シートが存在しない)トレーを、優先順位に従って順にシートの排出先として割り当てていく。デフォルトでは、大トレーは上のトレーほど優先順位が高く、小トレーは左側ほど優先順位が高い。また大トレーより、小トレーの優先順位が高い。この優先順位はユーザがシートを取り出しやすい位置の優先順位を高くしてやればよいが、ユーザによる操作等で適宜変更可能なものとする。
シート巻取りユニット113は、ページ毎に切断されずに第1面への印刷が行われたシートの巻取りを行う。カッタユニット110は、両面印刷の際にはまず第1面に画像形成が行われたシートを、ページ単位では切断せず、第1面へ印刷する分の連続した複数の画像の印刷が終了し、最後尾の画像が通過した後に切断する。第1面の画像が印刷されたシートは、ユニット内を図中のj方向に通過し、シート巻取りユニット113が巻取る。そして、一連のページ分の第1面の画像形成が終了してカッタユニット110により切断されたシートは、先の第1面とは反対面を印刷可能な面にして、シート巻取りユニット113から再度搬送される。つまりシート巻取りユニット113は、第1面への印刷済みのシートを、印刷ヘッド106に対向させる面を反転させて、再度ユニットの図中のk方向に搬送させる。このとき、シートを切断させた側が先に搬送される。このように搬送させることで、先の第1面とは反対面(第2面)の画像の印刷を行わせる。通常の片面印刷の場合は、画像が印刷されたシートは、シート巻取りユニット113による巻取りを行わせずに仕分けユニット114に搬送される。
このように、両面印刷の際は、シート巻取りユニット113を用いてシートの巻取りを行い、シートを反転させて第2面の印刷を行うため、ページの若い順に印刷すると、片面印刷のときと仕分けユニット114への排紙の際のシート面及び並び順が異なる。即ち、片面印刷の場合はシート巻取りユニット113を用いたシートの反転が行われないので、先頭ページの画像が印刷されたシートは先頭ページの画像が下を向いた状態で排紙される。そして1つの印刷ジョブが複数ページあるジョブの場合、先頭ページのシートからトレーに排紙され、以後後続のページへと順次排紙されシートが重なっていく。このような排紙をフェイスダウン排紙と呼ぶ。一方、両面印刷の場合はシート巻取りユニット113を用いたシートの反転が行われるので、先頭ページの画像が印刷されたシートは先頭ページの画像が上を向いた状態で排紙される。そして1つの印刷ジョブが複数枚のシートの出力を行うジョブの場合、最後のページを含むシートからトレーに排紙され、以後若いページのシートへと順次排紙されシートが重なっていき、最終的に先頭ページの画像が印刷されたシートが排紙される。このような排紙をフェイスアップ排紙と呼ぶ。従って、本実施形態では、片面印刷と両面印刷とでシートの排出面の向き、シート群の並び順が異ならないように、片面印刷と両面印刷とで印刷順序を異ならせる。詳しくは後述する。
操作ユニット115は、ユーザが種々の操作を行ったり、ユーザに種々の情報を通知したりするためのユニットである。例えば、ユーザに指定された画像が印刷されたシートはどこのトレーに積載されているか、あるいは当該画像が印刷中か印刷終了かなど、オーダー毎の印刷状況の確認が可能である。また、インク残量や、シートの残量等、装置の各種状態の確認、ヘッドクリーニング等の装置メンテナンスの実施の指示を行うためにユーザが操作/確認可能である。
図2は、図1で示した画像形成装置における制御に関わる構成を説明するためのブロック図である。画像形成装置200は図1に示した画像形成装置である。
CPU201、ROM202、RAM203、画像処理部207、エンジン制御部208、スキャナ制御部209が主に制御ユニット108に含まれる。そして、制御ユニット108にHDD204、操作部206、外部I/F205などがシステムバス210を介して接続される。
CPU201は、マイクロプロセッサ(マイクロコンピュータ)形態の中央演算処理部であり、図1の制御ユニット108に含まれる。CPU201は、プログラムの実行やハードウェアの起動により画像形成装置200全体の動作を制御する。ROM202は、CPU201が実行するためのプログラムや画像形成装置200の各種動作に必要な固定データを格納する。RAM203は、CPU201がワークエリアとして用いられたり、種々の受信データの一時格納領域として用いられたり、各種設定データを記憶させたりする。HDD204は、CPU201が実行するためのプログラム、印刷データ、画像形成装置200の各種動作に必要な設定情報を、内蔵するハードディスクに記憶させたり、読み出したりすることが可能である。なお、HDD204に代えて、他の大容量記憶装置としてもよい。
操作部206は、ユーザが種々の操作を行うためのハードキーやタッチパネル、またユーザに種々の情報を提示(通知)するための表示部を含み、図1の操作ユニット115に対応するものである。またユーザへの情報の提示は音声発生器からの音響情報に基づく音響(ブザー、音声等)を出力することによっても行うこともできる。
画像処理部207は、画像形成装置200で扱う印刷データ(例えば、ページ記述言語で表されたデータ)の画像データ(ビットマップ画像)への展開(変換)や画像処理を行う。入力された印刷データに含まれる画像データの色空間(たとえばYCbCr)を、標準的なRGB色空間(たとえばsRGB)に変換する。また、画像データに対し、有効な(画像形成装置200が印刷処理可能な)画素数への解像度変換、画像解析、画像補正等、様々な画像処理が必要に応じて施される。これらの画像処理によって得られた画像データは、RAM203または、HDD204に格納される。
エンジン制御部208は、CPU201等から受信した制御コマンドに応じて、印刷データに基づく画像をシート上に印刷する処理の制御を行う。各色の印刷ヘッド106へのインク吐出指示や、記録媒体上でのドット位置(インクの着弾位置)を調整するための吐出タイミング設定、ヘッド駆動状態取得に基づく調整等を行う。印刷データに応じて印刷ヘッドの駆動制御を行い、印刷ヘッドからインクを吐出させシート上に画像を形成させる。また、給紙ローラの駆動指示、搬送ローラの駆動指示、搬送ローラの回転状況取得等を行う等、搬送ローラの制御を行い、シートを適切な速度及び経路で搬送および停止させる。
スキャナ制御部209は、CPU201等から受信した制御コマンドに応じて、イメージセンサーの制御を行い、シート上の画像を読取り、赤(R)、緑(G)および青(B)色のアナログ輝度データを取得し、デジタルデータに変換する。イメージセンサーとしては、CCDイメージセンサーやCMOSイメージセンサー等を採用可能である。また、イメージセンサーはリニアイメージセンサーとしてもエリアイメージセンサーとしてもよい。また、スキャナ制御部209は、イメージセンサーの駆動指示、該駆動に基づくイメージセンサーの状況取得を行い、イメージセンサーから取得した輝度データを解析し、印刷ヘッド106からのインクの不吐やシートの切断位置の検出等を行う。スキャナ制御部209で画像が正しく印刷されていると判定されたシートは、シート上のインクの乾燥処理が施された後に、指定された仕分けユニットのトレーに排紙される。
ホスト装置211は、上述した外部装置に対応し、本画像形成装置200の外部に接続され、画像形成装置200に印刷を行わせるための画像データの供給源となる装置であり、種々の印刷ジョブのオーダーを発行する。ホスト装置211は、汎用のパーソナルコンピュータ(PC)として実現してもよいし、他のタイプのデータ供給装置としてもよい。他のタイプのデータ供給装置としては、画像をキャプチャーして画像データを生成する画像キャプチャー装置がある。画像キャプチャー装置は、原稿上の画像を読取って画像データを生成するリーダ(スキャナ)、ネガフィルムやポジフィルムを読取って画像データを生成するフィルムスキャナなどである。また、画像キャプチャー装置の他の例として静止画を撮影してデジタル画像データを生成するデジタルカメラ、動画を撮影して動画像データを生成するデジタルビデオもある。その他、ネットワーク上にフォトストレージを設置したり、着脱可能な可搬性メモリを挿入するソケットを設けたりし、フォトストレージや可搬性メモリに格納された画像ファイルを読み出して画像データに生成して印刷するものとしてもよい。また、汎用的なPCに代え、本画像形成装置専用の端末とするなど、種々のデータ供給装置としてもよい。これらのデータ供給装置は画像形成装置の構成要素としてもよいし、画像形成装置の外部に接続した別の装置としてもよい。また、ホスト装置211をPCとした場合、PCの記憶装置に、OS、画像データを生成するアプリケーションソフトウェア、画像形成装置200用のプリンタドライバがインストールされる。プリンタドライバは、本画像形成装置200を制御したり、アプリケーションソフトウェアから供給された画像データを画像形成装置200が扱える形式に変換して印刷データを生成したりする。また、印刷データから画像データへの変換をホスト装置211側で行ってから画像形成装置200に供給するようにしてもよい。なお、以上の処理の全てをソフトウェアで実現することは必須ではなく、一部または全部をハードウェアによって実現するようにしてもよい。ホスト装置211から供給される画像データやその他のコマンド、更にステータス信号等は、外部I/F205を介して画像形成装置200と送受信可能である。外部I/F205はローカルI/FであってもネットワークI/Fであってもよい。また、外部I/F205は、有線による接続であっても無線による接続であっても構わない。
画像形成装置200内の上記した各構成はシステムバス210を介して接続され、互いに通信可能である。
なお、以上の例では、1つのCPU201が図2に示した画像形成装置200内の全ての構成要素を制御するものとしたが、この構成以外としてもよい。即ち、各機能ブロックのいくつかが別途CPUを備え、それぞれのCPUによって個別に制御するものとしてもよい。また、各機能ブロックは図2に示した構成以外の分担のさせ方により個別の処理部または制御部として適宜分割したり、いくつかを統合したりするなど、種々の形態を採用可能である。また、メモリからのデータの読み出しにはDMAC(Direct Memory Access Controller)も用いることもできる。
図3は、画像形成装置200によりロールシートの片面のみに印刷を行う場合と、両面に印刷を行う場合の印刷順序を説明するための図である。図3では、各ページの画像が隙間なく配置されたものとして示されているが、各ページ間で余白を設けてもよい。即ち、以下において、複数の画像を連続して印刷する、とは画像と画像の間に余白を設けたものも含み、(両面印刷の第1面では途中でシートの切断を行わず)同一面への印刷を継続することを指す。また、図3では、トレーに排紙される1枚分のシートの各面に1ページ分の画像が配置されているが、同一面に複数ページ分の画像を配置させるようにしてもよい。ここでは、ともにトレーに排出されるシートの枚数が7枚の場合を例に示す。そして、両面印刷の場合は、トレーに排出される一連のシート群のうち片面のみに印刷されるシートも存在し得るが、ここでは全てのシートの両面に画像が印刷される例を示す。
シートの片面のみに印刷を行う場合、まず、ホスト装置211から7ページ分の印刷データが、1、2、3・・・7とページ番号の順に、片面印刷の指示情報とともに画像形成装置200に外部I/F205を介して入力される。ここで、印刷済みのシートのトレーへの排出面がフェイスダウン排紙とすることが画像形成装置200に設定されている場合、印刷順序は入力順どおり1ページ目からとなる。即ち、図3(a)に示すような印刷順序となる。これにより、フェイスダウン排紙で、シートの並び順が昇順となり、ユーザによる並び替えが不要な排紙を行わせることができる。
一方、シートの両面に印刷を行う場合、まず、ホスト装置211から14ページ分の印刷データが、1、2、3・・・14とページ番号の順に、両面印刷の指示情報とともに画像形成装置200に外部I/F205を介して入力される。ここで、印刷済みのシートのトレーへの排出面がフェイスダウン排紙とすることが画像形成装置200に設定されている場合、印刷順序は図3(b)に示す印刷順序となる。即ち、先に印刷が行われる第1面とその反対面である第2面に交互に印刷画像が配置される(第1面に偶数ページが降順、第2面に奇数ページが昇順)ものとする。つまり、第1面への印刷(カセット101a、101bから給紙されたシートへの印刷)は、片面印刷と両面印刷とページの並び順が逆(片面印刷は昇順、両面印刷は降順)になる。そして、両面印刷の第2面への印刷(シート巻取りユニット113から給紙されたシートへの印刷)が片面印刷の並び順と同じ(ともに昇順)になる。これによって、片面印刷と同じようにフェイスダウン排紙でシート群の並び順も昇順となる。なお、シートの両面への印刷における各ページの配置は、指示された印刷の内容によって異なる。即ち、製本印刷が指示された場合に、1ページ目の反対面に最終ページ(ここでは14ページ目)が配置されるなど、図3(b)とは異なる配置となることもある。ここでは図3(b)のような配置で印刷が指定された場合を例に説明する。
通常、カットシートを用いた両面印刷を行う場合、入力されたページ順に従って、1(第1面)、2(第2面)、3(第1面)、・・・13(第1面)、14(第2面)の順に印刷が行われる。しかしながら、本画像形成装置200は、ロールシートを用いるため、この順に印刷を行う場合、第1面の印刷の後、シートを切断する必要がある。そして、そのシートを巻き取った後、反転させてから第2面の印刷を行う。そのため、両面印刷をトレーに排紙されるシート1枚分ずつ完成させたのでは印刷に時間がかかってしまうので、本実施形態では一連のページの第1面のみを全て印刷してから、シートの切断を行い、シートの巻取りを行う。そして反転されたシート上に残りの第2面の印刷を連続して行う。そして、第2面の印刷を1ページ行う毎に1枚分ずつ切断する。これにより、片面の印刷を1ページ行うごとにシートを反転させる必要がなくなり、印刷時間を短くすることができる。即ち、本画像形成装置200は、印刷ジョブを受け付けると、そのジョブの内容に従って、ジョブを効率的に実行できるよう、シートの各面に印刷する画像の順序のスケジューリングを行う。
以下、以上のような配置で印刷を行う際の印刷処理のシーケンスについて説明する。図4は、画像形成装置200による印刷処理の流れを示すフローチャートである。このフローチャートは、CPU201が、ROM202またはHDD204に格納されている制御プログラムをRAM203にロードし、それを実行することにより行われる処理の流れを示す。このフローチャートは画像形成装置200が新たな印刷ジョブを受け付けるとスタートする。受け付けた印刷ジョブは図3(a)または図3(b)のような配置で両面に印刷をすることを指示する指示情報と印刷対象の印刷データとをホスト装置211から受信したものであるものとする。ただし、図3(b)とは異なる配置の両面印刷の場合は、ページの並びが異なるのみで第1面の印刷を連続して行い、その後、反対面の印刷を連続して行う点は同様である。また、奇数ページの印刷を行う場合や、一部片面のみの印刷を行う場合などは画像が印刷されない面も含まれることになる。
まずS401では、ホスト装置211等からの印刷ジョブを入力する。ここで入力される印刷ジョブに含まれる印刷データは、複数ページとし、1ページ目から昇順に順次入力され、CPU201は、この印刷データは一旦HDD204に格納する。
次にS402では、入力された印刷ジョブが片面印刷であるか、両面印刷であるかを判断する。ここでの判断は、印刷ジョブに含まれる指示情報が、シートの片面のみに印刷するものであるか、両面に印刷するものであるかによって判断する。ただし、指示情報からでなく、印刷データを解析してシートの片面のみに印刷するものであるか、両面に印刷するものであるかを判断するなど、種々の方法で判断するものであってもよい。そして、片面印刷と判断された場合、S403に進み、両面印刷と判断された場合、S405に進む。
S403は、シートの片面のみに印刷する場合であり、そしてここでは図3(a)のように配置するものとするので、CPU201は印刷順序を、入力順のまま1ページ目から昇順となるよう決定する。
そしてS404では、CPU201はS403で決定した印刷順序に従って印刷を行わせるべく各ページの印刷データを画像処理部207に供給する。これを受けた画像処理部207はこの印刷データをエンジン制御部208が印刷処理可能な形式に変換(画像データへの展開処理等)し、変換済みの画像データをHDD204に格納する。そして画像処理部207は、この変換済みの画像データを上記印刷順序に従って順次エンジン制御部208に供給する。このとき、シートのどちらの面に印刷するための画像データであるか、ページ番号、そして印刷ジョブを特定可能な情報も画像データとともにエンジン制御部208に通知される。画像データを受け取ったエンジン制御部208は印刷する画像のサイズに応じたシートをカセット101aまたは101bから供給させる。そして、エンジン制御部208は、搬送ユニット102によってシートをヘッドユニット105による印刷位置まで搬送させ、順次シート上に画像データに基づく画像の印刷を行い、スキャナユニット107の読取位置までシートを搬送させる。画像が正しく印刷されているかどうかが、スキャナユニット107により印刷済みの画像を読取ることにより得た画像データの内容に基づき確認されるとともにカッタユニット110の方へ搬送される。ここで画像が正しく印刷されていないことが確認された場合は、CPU201は正しく印刷されていないページを排出すべくカッタユニット110による切断を行わせる。そして、この切断されたシートを、仕分けユニット114の各トレーのうち、不良物を排出するトレー(例えば最下部にあるトレー)に排出させる。そしてCPU201は正しく印刷されなかった分の再印刷を行うべく、エンジン制御部208へ再度画像データを供給してそれ以降の上記処理を繰り返す。画像が正しく印刷されていると確認された場合は、S409に進む。
S405は、シートの両面に印刷する場合であり、そしてここでは図3(b)のように配置するものとするので、CPU201は印刷順序を、第1面には偶数ページの最終ページから降順、第2面には奇数ページの先頭ページから昇順となるよう決定する。即ち、第1面、第2面でそれぞれ同一面のページを連続させるため、14(第1面)、12(第2面)・・・2(第1面)、1(第2面)、3(第2面)・・・13(第2面)という印刷順序となる。この印刷順序は、印刷データが入力された順序(ページ順)とは並び順が異なっている。そして、第1面同士を比較すると片面印刷とは並び順が異なっている。
そしてS406では、CPU201はS403で決定した印刷順序に従って印刷を行わせるべくS405で決定した印刷順序に従って各ページの印刷データを画像処理部207に供給する。これを受けた画像処理部207は第1面の印刷データをエンジン制御部208が印刷処理可能な形式に変換(画像データへの展開処理)し、この変換済みの画像データをHDD204に格納する。そして、この生成された画像データを上記ページ順にエンジン制御部208に供給する。このとき、シートのどちらの面に印刷するための画像データであるか、ページ番号、そして印刷ジョブを特定可能な情報も画像データとともにエンジン制御部208に通知される。この画像データを受信したエンジン制御部208は印刷する画像のサイズに応じたシートをシートカセット101aまたは101bから給紙させる。そして、エンジン制御部208は、搬送ユニット102によってシートをヘッドユニット105による印刷位置まで搬送させ、順次シートの第1面への画像データに基づく画像の印刷を行い、スキャナユニット107の読取位置までシートを搬送させる。画像が正しく印刷されているかどうかが、スキャナユニット107により印刷済みの画像を読取ることにより得た画像データの内容に基づき確認されるとともにカッタユニット110の方へ搬送される。ここで画像が正しく印刷されていると確認された場合は、カッタユニット110によるページ単位での切断を行わず、各ページが繋がった状態のまま乾燥ユニット112を通過させてインクの乾燥処理を行ってからシート巻取りユニット113による巻取りを行わせる。一方、画像が正しく印刷されていないことが確認された場合は、CPU201は正しく印刷されていないページを排出すべくカッタユニット110による切断を行わせる。そして、この切断されたシートを、仕分けユニット114の各トレーのうち、不良物を排紙するトレー(例えば最下部にあるトレー)に排紙させる。そしてCPU201は正しく印刷されなかった分の再印刷を行うべく、エンジン制御部208へ再度画像データを供給してそれ以降の上記処理を繰り返す。
以上のようにして、第1面への印刷が指示された各ページの画像が正しく印刷されたことが確認されると、S407に進み、CPU201は必要に応じてカッタユニット110による第1面への印刷済みのシートを第1面に印刷する分の終端で切断させる。即ち、図3(b)では2ページの画像の印刷が完了したところで(必要に応じて余白も設けて)シートを切断させる。そしてシート巻取りユニット113による巻取りを完了させ、続いて第2面の印刷処理に移る。このとき、まだ第1面の画像データは第2面での印刷不良があったときのためHDD204に残したままとする。
そして、S408では、CPU201は上記のように決定した印刷順序に従って第2面への印刷を行うべく第2面の各ページの印刷データを画像処理部207に供給する。画像処理部207は第2面の印刷データを印刷処理可能な形式に変換(画像データへの展開処理)し、得られた画像データをHDD204に格納する。このとき、印刷指示の内容によっては画像データが180度回転される場合もある。そして、この生成された画像データを上記ページ順にエンジン制御部208に供給する。ここでも、第1面と同様に、シートのどちらの面に印刷するための画像データであるか、ページ番号、そして印刷ジョブを特定可能な情報も画像データとともにエンジン制御部208に通知される。エンジン制御部208は、シート巻取りユニット113に巻き取ってある第1面の画像の印刷済みのシートを搬送ユニット102に再搬送し、第2面の各ページの画像を順に印刷する。なお、シートの第2面への印刷に際しては、シート巻取りユニット113からはカッタユニット110により切断された側から搬送が開始され、第2面がヘッドユニット105の側に向くように反転された状態で搬送する。ヘッドユニット105の印刷位置までシートが搬送されると、エンジン制御部208は、第2面への印刷指示のあったページの画像を、対応する第1面の画像の裏面に順次印刷を行っていく。そして、第1面と同様にスキャナユニット107により正しく印刷が行えたかを確認し、印刷不良があればシートを切断させて不良物を排出するトレーに排出する。ここで印刷不良があった場合はHDD204から該当するページの画像データを読み出し第1面と第2面の再印刷を行うことになる。ここでは、この両面分の画像の再印刷の処理の詳細は省略する。以上のようにして、第1面に配置すべき複数の画像を連続して印刷させ、1回分として予定していた全ての画像の第1面への印刷完了後に第1面へ印刷済みの画像の反対面に配置すべき画像の第2面への印刷を連続して行う。
S409では、正しく印刷が行えた分のシートを、カッタユニット110によりページ単位で切断させていく。そして切断されたシートは、正しく印刷が行えたことが確認されていれば乾燥ユニット112を通過させてインクの乾燥処理を行ってから順次仕分けユニット114に搬送し、指定されたトレーに排紙する。なお、S404、408で印刷するページ数によってはS404、408とS409の処理が並行して行われることもある。なお、ここでのシートの排出先は、印刷ジョブで指定されていればその指定されたトレーが、指定されていなければ空いているトレーのいずれかが選択される。
以上のようにして、片面印刷の場合と、両面印刷の場合とで区別して印刷順序を決定することにより、いずれの印刷においてもフェイスダウン排紙とし、かつ複数枚のシートを排出する場合の並び順も同じものとすることができる。従って、排出されたシート群をユーザが回収する際に、並べ直しや、フェイスアップ排紙とフェイスダウン排紙の混在による混乱を防ぐことができる。
なお、仕分けユニット114の上部にある小トレーはシートが立った状態で重なっていくが、やはり順次ページが若いものから先に排出していくので、シート群は正しい順序で重ねられる。そして、ここではトレーの許容枚数までは全てのシートが同一のトレーに排紙される。これは、1つの印刷ジョブ(オーダー)に基づく印刷物は極力同一のトレーに排紙するためである。ただし、トレーの許容枚数を超えるジョブは許容枚数を超えた分は他のトレーに排紙される。ここで1つの印刷ジョブに基づく印刷物が複数のトレーに排出された場合、各トレーに設けられたLEDは同一色を発光させる。これにより、複数のトレーにそれぞれ排出された印刷物が1つの印刷ジョブに基づくものであることをユーザは容易に認識可能となる。なお、それぞれのトレーのLEDを同一色に発光させる以外、他の方法(例えば、操作部206への表示)で1つの印刷ジョブの出力が複数のトレーに分かれて排紙されていることをユーザに通知するようにしてもよい。
また、以上の例は、片面印刷と両面印刷をともにフェイスダウン排紙するものであったが、いずれの場合もフェイスアップ排紙させるようにしてもよい。この場合、片面印刷において、上述の両面印刷時のようにシート巻取りユニット113を用いる。画像形成装置200がフェイスアップ排紙するよう設定されている場合、片面印刷が指示された場合は、最終ページから降順で印刷を行わせ、片面印刷であるにも関わらず、印刷済みのシートをシート巻取りユニット113で巻き取らせる。このとき、カッタユニット110によるページ単位でのシートの切断は行わない。そしてシートの終端(先頭ページの印刷が完了したところ)でカッタユニット110によるシートの切断を行わせ、シート巻取りユニット113によるシートの巻取りが完了したら、シートを反転させ再搬送を行わせる。このとき、第2面への印刷を行わせずにページ単位でカッタユニット110によるシートの切断を行わせ、仕分けユニット114の指定されたトレーに排出させる。これにより、最終ページのシートから順に排出され、片面印刷においてフェイスアップ排紙させることができる。
両面印刷でフェイスアップ排紙させる場合は、印刷順序を、第1面に奇数ページを先頭ページから昇順とし、第2面に偶数ページを最終ページから降順として上述の両面印刷時と同様に印刷させる。これによって最終ページを含むシートから順次若いページのシートへとシートが積み重なったフェイスアップ排紙が実現できる。以上のようにして片面印刷の場合も両面印刷の場合もともにフェイスアップ排紙で並び順も同じものとすることができる。
以上のように、印刷済みのシートの排出面をフェイスダウンとしてかつページの若い方から順次積み重ねるか、逆に排出面をフェイスアップとしてかつページの若い方が最後に排出されるよう順次積み重ねるかは、任意に選択できるようにしてもよい。この場合、操作部206またはホスト装置211を介してのユーザの操作により、いずれとするか指定させ、その指定内容をRAM203に記憶させ、CPU201はこれに従ってシートの排出方法、印刷順序を切り替える。また、シートが排出されたとき、当該シートがいずれの排出方法で排出されているかを操作部206に表示させるようにしてもよい。また、画像形成装置200がいずれかの排出方法でしかシートの排出を行わないものであってもよい。
また、以上の説明では、ジョブ単位やページ単位などでカッタユニット110によるシートの切断を行うものとしたが、これには限らない。即ち、画像形成装置200にカッタユニット110を設けず、両面印刷ではシートカセットにセットされたシートがなくなるまで第1面の画像を印刷し、シートの終端まで使った後、反対面の印刷を行うようにしてもよい。このときは別途設けた切断装置でユーザがシートを切断させる。また、シートがなくなるまで第1面の印刷を続ける必要もなく、途中でユーザが切断器具を用いて切断させてからシートの印刷面を変更して再セットして第2面の印刷を行わせるようにしてもよい。
また、以上の例において、シートを反転させる場合、シート巻取りユニット113で巻き取るものとしたが、シートをロール状に巻き取らずに待機させるものであってもよい。即ち、第1面への印刷を連続して行ってから待機させ(シートを保持しておき)、そのシートを反転させてから第2面への印刷を行わせることのできる反転機構であればその待機の状態、反転のさせ方は種々の形態としてよい。なお、第1面への印刷を行わずにシートを反転させて第2面への印刷を行うこともあるのは前述のとおりである。
なお、以上の説明において、印刷を行う部分を除いた、印刷順序のスケジューリング等の処理をホスト装置や外付けコントローラなどの外部装置で実現し、それに従って画像形成装置に印刷を実行させるようにしてもよい。その際、外部装置は画像形成装置からステータス(エラーの発生や印刷の進捗等の情報)を取得して印刷順序や画像の配置を決定することになる。
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施例の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。また、プログラムは、1つのコンピュータで実行させても、複数のコンピュータが連動して実行するようにしてもよい。また、上記した処理の全てをソフトウェアで実現する必要はなく、一部または全部をハードウェアによって実現するようにしてもよい。
また、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形(他の実施形態への応用、他の実施形態との組合せ等を含む)も可能である。

Claims (9)

  1. 連続シートへの印刷を印刷部に実行させることが可能な印刷制御装置であって、
    前記印刷手段で印刷させるための複数ページのデータを入力する入力手段と、
    前記入力手段で入力された複数ページのデータを、連続シートの片面に印刷させるか、両面に印刷させるか判定する判定手段と、
    前記入力手段で入力された複数ページのデータを、連続シートの第1面に印刷させる場合、連続シートの第1面に配置させるページの印刷順を降順又は昇順となるように前記印刷部に印刷させ、前記入力手段で入力された複数ページのデータを、反転部により反転させて第1面の終端側から供給された連続シートの当該第1面とは反対の第2面に印刷させる場合、連続シートの第2面に配置させるページの印刷順を前記第1面とは逆となるように前記印刷部に印刷させる印刷制御手段と、
    を有し、
    前記印刷制御手段は、前記判定手段により片面に印刷させると判定された場合、連続シートの第1面に配置させるページの印刷順が昇順となるように印刷させ、前記判定手段により両面に印刷させると判定された場合、連続シートの第1面に配置させるページの印刷順が降順となるように印刷させ、
    所定単位に切断された印刷済みのシートは、片面印刷及び両面印刷のいずれの場合も昇順にフェイスダウン状態で排出部に排出されることを特徴とする印刷制御装置。
  2. 連続シートを第1面から第2面に反転させ、当該連続シートを前記第1面において最後に印刷したページ側から前記印刷手段に供給させる供給手段と、
    前記印刷手段により印刷された印刷済みの連続シートを反転させて排出部に排出させる排出手段と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の印刷制御装置。
  3. 前記印刷制御手段は、前記判定手段により連続シートの両面に印刷させると判定された場合、前記入力手段により入力された複数ページのデータのうち、第1面に配置させるためのページを連続して印刷させた後、第2面に配置させるためのページのデータを連続して印刷させることを特徴とする請求項1または2に記載の印刷制御装置。
  4. 前記印刷制御手段は、連続シートの片面に印刷させる場合、前記入力手段により入力された複数ページのデータの入力順と連続シートの第1面へのページの印刷順が同じとなるように印刷させ、連続シートの両面に印刷させる場合、前記入力手段により入力された複数ページのデータの入力順と連続シートの第1面へのページの印刷順が逆となるように印刷させることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の印刷制御装置。
  5. 前記印刷制御手段により印刷されたシートを切断装置により切断させる切断制御手段をさらに有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の印刷制御装置。
  6. 前記切断制御手段は、前記判定手段により片面に印刷させると判定された場合、前記切断装置に所定単位で印刷済みの連続シートの切断を行わせ、両面に印刷させると判定された場合、前記切断装置に連続シートの第1面への印刷の際は所定単位での切断を行わせず、第2面への印刷の際に所定単位での切断を行わせることを特徴とする請求項5に記載の印刷制御装置。
  7. 前記切断制御手段は、前記判定手段により連続シートの両面に印刷させると判定された場合、連続シートの第1面に配置すべきページの印刷終了後に、当該連続シートの第1面の終端で切断するように制御することを特徴とする請求項5又は6に記載の印刷制御装置。
  8. 連続シートへの印刷を行うための印刷制御方法であって、
    複数ページのデータを連続シートに印刷させる際、連続シートの片面に印刷させるか、両面に印刷させるか判定する判定工程と、
    複数ページのデータを、連続シートの第1面に印刷させる場合、連続シートの第1面に配置させるページの印刷順を降順又は昇順となるように前記印刷部に印刷し、複数ページのデータを、反転部により反転させて第1面の終端側から供給された連続シートの当該第1面とは反対の第2面に印刷させる場合、連続シートの第2面に配置させるページの印刷順を前記第1面とは逆となるように印刷する印刷工程と、
    を有し、
    前記印刷工程では、前記判定工程において片面に印刷させると判定された場合、連続シートの第1面に配置させるページの印刷順が昇順となるように印刷させ、両面に印刷させると判定された場合、連続シートの第1面に配置させるページの印刷順が、降順となるように印刷させ、
    所定単位に切断された印刷済みのシートは、片面印刷及び両面印刷のいずれの場合も昇順にフェイスダウン状態で排出部に排出させることを特徴とする印刷制御方法。
  9. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の印刷制御装置の各手段または請求項8に記載の印刷制御方法をコンピュータにより実現することを特徴とするプログラム。
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