JP2011218696A - 印刷制御装置、方法及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】 連続シートを用いた印刷を行う際、印刷に用いる画像データが滞っても印刷処理を停止させず、またシート上に余分な空白ができないようにすることができるようにすること。
【解決手段】 カセット101aまたは101bから搬送された連続シートが印刷ヘッド106の印刷位置に到達したタイミングで印刷ジョブの画像データの準備ができていない場合、メンテナンス用のパターンの印刷に切り替える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、連続シートを用いて印刷を行うための印刷制御装置、方法及びプログラムに関する。
従来、ロール紙等の連続シートに画像を印刷させる場合、1つの印刷ジョブに基づく印刷を実行すると、連続シートを切断し、残った連続シートは巻き取られる。そして、次の印刷ジョブを実行する際、巻き戻した連続シートを再び印刷位置まで搬送させ、印刷を行う(特許文献1参照)。
特開2003−211754号公報
このような手順で印刷を行う場合、印刷に用いる画像データが滞ると印刷を停止させる必要があり、そのため連続シートは巻き取られることになる。従って、画像データが滞るたびに、連続シートの巻取りと再搬送を繰り返すこととなり、非常に非効率となってしまう。
また、印刷を停止させないようにすると、ページ間でシート上に空白が大きくできてしまい、その分のシートが無駄となってしまう。
本発明は、上述の問題点に鑑みなされたもので、連続シートを用いた印刷を行う際、印刷に用いる画像データが滞っても印刷処理を停止させず、またシート上に余分な空白ができないようにすることができる印刷制御装置、方法及びプログラムを提供するものである。
上記課題を解決するため、本発明の印刷制御装置は、印刷手段により連続シートを用いて印刷ジョブから生成された画像データに基づく画像の印刷を行っている際に、後続の画像データが準備できているか判定する判定手段と、前記判定手段により後続の画像データの準備できていると判定された場合、当該準備ができている画像データに基づく印刷を行わせ、準備できていないと判定された場合、印刷ジョブ以外の画像データに基づく画像の印刷を行わせるよう制御する印刷制御手段とを有する。
本発明によれば、印刷ジョブの画像データの準備ができていない期間に印刷ジョブ以外の画像データに基づく画像を印刷させることができる。従って、連続シートを用いた印刷を行う際、印刷に用いる画像データが滞っても印刷処理を停止させず、またシート上に余分な空白ができないようにすることができる。
本発明の実施形態の一例である画像形成装置の構成を示す図である。 図1の画像形成装置の制御に関わる構成を示すブロック図である。 メンテナンス用のパターンの例を示す図である。 複数ページの画像を印刷する際の配置を示す図である。 画像データを生成する処理の流れを示すフローチャートである。 印刷処理の流れを示すフローチャートである。 メンテナンス処理の流れを示すフローチャートである。
以下、本発明を実施するための形態について図面を用いて説明する。なお、この実施の形態で用いる装置の各構成要素の相対配置、装置形状等は、あくまで例示であり、それらのみに限定するものではない。
図1は、本実施形態における印刷制御装置の一例となる画像形成装置の概略構成を示す図である。図1の画像形成装置は、印刷機能のみを有したものを示すが、これに限らず、原稿上の画像を読取る読取装置をさらに備えて複写機として機能するものや他の機能を加えた複合装置としてもよい。また、印刷処理を行う記録材(被記録媒体または記録シート)としてロールシートを用いたものを例に説明するが、同一面への複数ページ分の印刷を途中で切断せずに続けて行える長尺の連続シートであれば、ロール状となったものには限らない。また、連続シートの切断は、画像形成装置が自動的に切断するものであってもよいし、ユーザがマニュアル指示を行って切断するものであってもよい。記録材の材質も紙には限らず、印刷処理可能なものであれば種々のものを用いることができる。また、画像形成装置は、連続シートへの印刷のみではなく、所定のサイズに予めカットされたカットシートへの印刷をも可能な画像形成装置としてもよい。また、印刷方式は後述する画像印刷用液体インクを用いたインクジェット方式による画像の印刷には限らない。記録剤として固形インクを用いてもよいし、トナーを用いた電子写真方式や昇華方式など種々のものを採用可能である。また、複数色の記録剤を用いたカラー記録を行うものには限らず、黒色(グレーを含む)のみによるモノクロ記録を行うものとしてもよい。また、印刷は、可視画像の印刷には限らず、不可視もしくは視認が困難な画像の印刷としてもよいし、一般的な画像以外の、例えば配線パターン、部品の製造における物理的パターン、DNAの塩基配列等のプリントなど種々のものの印刷としてもよい。つまり、記録剤を記録材に付与可能なものであれば種々のタイプの記録装置に適用可能である。また、図1の画像形成装置と接続された外部装置からの指示で当該画像形成装置における印刷処理の動作を制御させる場合、この外部装置が印刷制御装置となる。
図1は、記録材としてロールシート(搬送方向において印刷単位(1ページ)の長さよりも長い連続した連続シート)を用いた画像形成装置の全体構成の概略を示す断面図である。画像形成装置は、以下の構成要素101〜115を含み、これらが1つの筐体内に配置される。ただし、これらの構成要素を複数の筐体に分けて構成してもよい。
制御ユニット108は、コントローラ(CPUまたはMPUを含む)やユーザインターフェース情報の出力器(表示情報や音響情報などの発生器)、各種I/Oインターフェースを備えた制御部を内蔵し、画像形成装置全体の各種制御を司る。
ロールシートを供給するユニットとして上段シートカセット101aと下段シートカセット101bの2基を備える。使用者はロールシート(以下、シート)をマガジンに装着してから画像形成装置本体に装填する。上段シートカセット101aから引き出されたシートは図中a方向に、下段シートカセット101bから引き出されたシートは図中b方向にそれぞれ搬送される。いずれのカセットからのシートも図中c方向に進行して搬送ユニット102に到達する。搬送ユニット102は、複数の回転ローラ104を通して印刷処理中にシートを図中d方向(水平方向)に搬送する。給紙元のシートカセットを一方から他方に切り替える際は、既に引き出されているシートをカセット内に巻き戻し、新たに給紙させるシートがセットされているカセットから新たに給紙する。
搬送ユニット102の上方にはヘッドユニット105が搬送ユニット102と対向して配置される。ヘッドユニット105では複数色(本実施形態では7色)分の独立した印刷ヘッド106がシートの搬送方向に沿って保持されている。本例ではC(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、LC(ライトシアン)、LM(ライトマゼンタ)、G(グレー)、K(ブラック)の7色に対応した7つの印刷ヘッドを有す。もちろん、これら以外の色を用いたものでもよいし、これらの全てを用いる必要もない。本画像形成装置は、搬送ユニット102によるシートの搬送に同期させて、印刷ヘッド106からインクを吐出させてシート上に画像を形成する。なお、印刷ヘッド106はインクの吐出先が回転ローラ104と重ならない位置に配置される。インクはシートに直接吐出させるのに代え、中間転写体にインクを付与した後、そのインクをシートに付与することによって画像を形成させるものとしてもよい。これら搬送ユニット102、ヘッドユニット105、印刷ヘッド106を含んで印刷ユニットが構成されている。インクタンク109は各色のインクを独立して貯蔵する。インクタンク109からはチューブによって各色に対応して設けられたサブタンクまでインクが供給され、サブタンクから各印刷ヘッド106までチューブを介してインクが供給される。印刷ヘッド106は、印刷時の搬送方向d方向に沿って各色(本実施形態では7色)のラインヘッドが並んでいる。各色のラインヘッドは、継ぎ目無く単一のノズルチップで形成されたものであってもよいし、分割されたノズルチップが一列又は千鳥配列のように規則的に並べられたものであってもよい。本実施形態では、本装置が使用可能な最大サイズのシートの印刷領域の幅分をカバーする範囲にノズルが並んでいる所謂フルマルチヘッドとする。ノズルからインクを吐出するインクジェット方式は、発熱素子を用いた方式、ピエゾ素子を用いた方式、静電素子を用いた方式、MEMS素子を用いた方式等を採用することができる。印刷データに基づいて各ヘッドのノズルからインクが吐出されるが、吐出のタイミングは搬送用エンコーダ103の出力信号によって決定される。なお、本実施形態では記録剤としてインクを用いたインクジェット方式のプリンタに限定されない。サーマルプリンタ(昇華型、熱転写型など)、ドットインパクトプリンタ、LEDプリンタ、レーザープリンタなどの電子写真方式など、様々な印刷方式に適用可能である。
シートに画像が形成された後、当該シートは搬送ユニット102から、スキャナユニット107まで搬送される。スキャナユニット107では、シート上の印刷画像や特殊パターン(図3を用いて後述する)を光学的に読取って印刷画像に問題がないかどうかの確認や、インクの吐出状態を含む本装置の状態確認等を行う。本実施形態では、画像の確認方法において、ヘッドの状態の確認するためのパターンを読み込むことによるインクの吐出状態を確認するものでもよいし、元画像との比較を行うことによる印刷の成否を確認するものでもよい。確認の方法は種々のものの中から適宜選択することが可能である。
シートはスキャナユニット107近傍からe方向に搬送され、カッタユニット110に導入される。カッタユニット110ではシートを所定の印刷単位の長さ毎に切断する。印刷する画像サイズに応じてこの所定の印刷単位の長さは異なる。例えばL版サイズの写真では搬送方向の長さは135mm、A4サイズでは搬送方向の長さは297mmとなる。カッタユニット110は、片面印刷の場合はページ単位でシートを切断するが、印刷ジョブの内容によってはページ単位で切断しない場合もある。また、カッタユニット110は両面印刷の場合、シートの第1面(たとえばおもて面)はページ単位で切断せずに所定の長さ分まで画像を連続して印刷し、第2面(たとえば裏面)を印刷した場合にページ単位で切断する。なお、カッタユニット110は、片面印刷や両面印刷の裏面印刷に際し、1枚の画像毎に切断するものに限らない。所定の長さ分搬送されるまで切断せず、所定の長さまで搬送された後で切断し、1枚(1頁)の画像毎に切り離すのは別のカッタ装置で手動操作等によって切断するものとしてもよい。またシートの幅方向に関しては、切断が必要な場合、別のカッタ装置を用いて切断することになる。
カッタユニット110から搬送されたシートは、ユニット内を図中f方向に搬送され、裏面印字ユニット111に搬送される。裏面印字ユニット111は、シートの片面のみに画像を印刷する場合に、シートの裏面に所定の情報を印刷させるためのユニットである。シートの裏面に印刷する情報としては、印刷画像毎に対応した文字、記号、コード等の情報(例えば、オーダー管理用番号等)が含まれる。裏面印字ユニット111は、印刷ヘッド106が両面印刷の印刷ジョブのための画像を印刷する場合、印刷ヘッド106が画像を印刷する領域以外に上記のような情報を印刷する。裏面印字ユニット111は、記録剤の押印、熱転写、インクジェットなどの方式を採用可能である。
裏面印字ユニット111を通ったシートは、次に乾燥ユニット112に搬送される。乾燥ユニット112は、インクが付与されたシートを短時間で乾燥させるために、ユニット内を図中g方向に通過するシートを温風(加温された気体(空気))で加熱するユニットである。なお、乾燥の方法は温風を用いるのに代え、冷風、ヒーターによる加温、待機させることのみによる自然乾燥、紫外光等の電磁波の照射など種々のものも採用可能である。印刷単位長さに切断されたシートは1枚ずつ乾燥ユニット112内を通過して、図中h方向に搬送されて仕分けユニット114に搬送される。仕分けユニット114は、複数のトレー(本実施形態では18個)を保持しており、印刷単位の長さ等に応じでシートの排紙先のトレーを区別する。各トレーにはトレー番号が割り当てられている。仕分けユニット114では、ユニット内を図中i方向に通過するシートを、各トレー上に設けられたセンサでトレーの空きやシートが満載か否かなどを確認しながら印刷画像毎に設定されたトレー番号に対応するトレーに排紙していく。切断されたシートの排出先となるトレーは、印刷ジョブの発行元(ホスト装置)で特定のものが指定される場合や、画像形成装置側で空いているトレーが任意に指定される場合がある。1つのトレーには予め決められた枚数まで排紙可能である。この予め決められた枚数を超える印刷ジョブの場合、複数のトレーに跨って排紙される。トレーに対して排紙可能なシートの枚数やサイズ、種類などは、そのトレーの大きさ(タイプ)等によって異なっている。図1において縦(上下)に並んでいるトレー(以下、大トレー)群は大サイズ(A4サイズ等、L版サイズより大きいもの)のシート、小サイズ(L版サイズ)の両方のシートの排紙が可能である。また、横(左右)に並んでいるトレー(以下、小トレー)群は小サイズ(L版サイズ)のシートの排紙が可能であるが大サイズのシートの排紙はできない。そして、大トレーの方が小トレーより排紙可能なシートの出力枚数が多い。また、シート排紙中や排紙完了等の状態は、表示器を用いてユーザが識別可能にする(例えば、LED等を用いる)。例えば、トレーのそれぞれに互いに異なる色で発光する複数のLEDを設け、点灯しているLEDの色や点灯状態か点滅状態かなどによって各トレーの種々の状態をユーザに通知可能である。また、複数のトレーのそれぞれには優先順位を付すことができ、画像形成装置200は、印刷ジョブを実行するにあたり、空いている(シートが存在しない)トレーを、優先順位に従って順にシートの排出先として割り当てていく。デフォルトでは、大トレーは上のトレーほど優先順位が高く、小トレーは左側ほど優先順位が高い。また大トレーより、小トレーの優先順位が高い。この優先順位はユーザがシートを取り出しやすい位置の優先順位を高くしてやればよいが、ユーザによる操作等で適宜変更可能なものとする。
シート巻取りユニット113は、ページ毎に切断されずにおもて面が印刷されたシートの巻取りを行う。両面印刷の際にはまずおもて面に画像形成が行われたシートを、カッタユニット110でページ単位では切断せず、連続したおもて面の印刷が終了した後に切断する。おもて面が印刷されたシートは、ユニット内を図中のj方向に通過し、シート巻取りユニット113が巻取る。そして、一連のページ分のおもて面の画像形成が終了して、巻き取られたシートは、先のおもて面とは反対面を印刷可能な面にして、つまり印刷ヘッド106に対向させる面を反転させて、再度ユニットの図中のk方向に搬送される。このように搬送させることで、先のおもて面とは反対の裏面の画像の印刷を行わせる。通常の片面印刷の場合は、画像が印刷されたシートは、シート巻取りユニット113による巻取りを行わせずに仕分けユニット114に搬送される。
このように、両面印刷の際は、シート巻取りユニット113を用いてシートの巻取りを行い、シートを反転させて裏面の印刷を行うため、片面印刷のときと両面印刷のときとでは仕分けユニット114への排紙の際のシートの面が異なる。即ち、片面印刷の場合はシート巻取りユニット113を用いたシートの反転が行われないので、先頭ページの画像が印刷されたシートは先頭ページの画像が下を向いた状態で排紙される。そして1つの印刷ジョブが複数ページあるジョブの場合、先頭ページのシートからトレーに排紙され、以後後続のページへと順次排紙されシートが重なっていく。このような排紙をフェイスダウン排紙と呼ぶ。一方、両面印刷の場合はシート巻取りユニット113を用いたシートの反転が行われるので、先頭ページの画像が印刷されたシートは先頭ページの画像が上を向いた状態で排紙される。そして1つの印刷ジョブが複数枚のシートの出力を行うジョブの場合、最後のページを含むシートからトレーに排紙され、以後若いページのシートへと順次排紙されシートが重なっていき、最終的に先頭ページの画像が印刷されたシートが排紙される。このような排紙をフェイスアップ排紙と呼ぶ。
操作ユニット115は、ユーザが種々の操作を行ったり、ユーザに種々の情報を通知したりするためのユニットである。例えば、ユーザに指定された画像が印刷されたシートはどこのトレーに積載されているか、あるいは当該画像が印刷中か印刷終了かなど、オーダー毎の印刷状況の確認が可能である。また、インク残量や、シートの残量等、装置の各種状態の確認、ヘッドクリーニング等の装置メンテナンスの実施の指示を行うためにユーザが操作/確認可能である。
図2は、図1で示した画像形成装置における制御に関わる構成を説明するためのブロック図である。画像形成装置200は図1に示した画像形成装置である。
図2に示したメイン制御部201、画像処理部207、スキャナ制御部208、エンジン制御部209、モータ制御部210、ヘッド制御部211、ソーター制御部212が主に制御ユニット108に含まれる。これらは、システムバス214を介して互いに通信可能である。
メイン制御部201には、中央演算処理部(CPU)202、ROM203、RAM204、外部I/F205、HDD206が含まれ、これらはシステムバス213を介して互いに通信可能である。メイン制御部201は画像形成装置200全体の制御を司る。
CPU202は、マイクロプロセッサ(マイクロコンピュータ)形態の中央演算処理部であり、プログラムの実行やハードウェアの起動により画像形成装置200全体の動作を制御する。ROM203は、CPU202が実行するためのプログラムや画像形成装置200の各種動作に必要な固定データを格納する。RAM204は、CPU202がワークエリアとして用いられたり、種々の受信データの一時格納領域として用いられたり、各種設定データを記憶させたりする。外部I/F205は画像形成装置200に外部装置を接続するためのものである。外部I/F205はローカルI/FであってもネットワークI/Fであってもよい。また、外部I/F205は、有線による接続であっても無線による接続であっても構わない。HDD206は、CPU202等が実行するためのプログラム、印刷データ、画像形成装置200の各種動作に必要な設定情報を、内蔵するハードディスクに記憶させたり、読み出したりすることが可能である。なお、HDD206に代えて、他の大容量記憶装置としてもよい。
画像処理部207は、画像形成装置200で扱う印刷データ(例えば、ページ記述言語で表されたデータや画像ファイル)の画像データ(ビットマップ画像)への展開(変換)を含む各種画像処理を行う。入力された印刷データに含まれる画像データの色空間(たとえばYCbCr)を、標準的なRGB色空間(たとえばsRGB)に変換する。また、画像データに対し、有効な(画像形成装置200が印刷処理可能な)画素数への解像度変換、画像解析、画像補正等、様々な画像処理が必要に応じて施される。これらの画像処理によって得られた画像データは、内部のRAM、RAM204または、HDD206に格納される。なお、画像処理部207には、メイン制御部201と同様に、システムバスを介して互いに接続されたCPU、ROM、RAMが含まれ、ROMに格納されたプログラムに従い、CPUが上記のような画像処理を実行する。
スキャナ制御部208は、CPU202等から受信した制御コマンドに応じて、イメージセンサーの制御を行い、シート上の画像を読取り、赤(R)、緑(G)および青(B)色のアナログ輝度データを取得し、デジタルデータに変換する。イメージセンサーとしては、CCDイメージセンサーやCMOSイメージセンサー等を採用可能である。また、イメージセンサーはリニアイメージセンサーとしてもエリアイメージセンサーとしてもよい。また、スキャナ制御部208は、イメージセンサーの駆動指示、該駆動に基づくイメージセンサーの状況取得を行い、イメージセンサーから取得した輝度データを解析し、印刷ヘッド106からのインクの不吐やシートの切断位置の検出等を行う。スキャナ制御部208で画像が正しく印刷されていると判定されたシートは、シート上のインクの乾燥処理が施された後に、指定された仕分けユニットのトレーに排紙される。また、スキャナ制御部208にも、メイン制御部201と同様に、システムバスを介して互いに接続されたCPU、ROM、RAMが含まれ、ROMに格納されたプログラムに従い、CPUが上記のような読取処理を実行する。
エンジン制御部209は、CPU202等から受信した制御コマンドに応じて、印刷データに基づく画像をシート上に印刷する処理の制御を行う。エンジン制御部209は、印刷処理に際して、ヘッド制御部211、モータ制御部210、スキャナ制御部208及びソーター制御部212の制御を行い、一連の印刷処理を実行する。即ち、エンジン制御部209により印刷ヘッド106を用いたインクの付与、シートの搬送、イメージセンサーを用いた画像の成否、仕分けユニット114のトレーを用いたソートが制御される。制御コマンド、各種データ、ステータス信号等は、システムバス214を介してメイン制御部201と送受信する。またエンジン制御部209にも、メイン制御部201と同様に、システムバスを介して互いに接続されたCPU、ROM、RAMが含まれ、ROMに格納されたプログラムに従い、CPUが上記のような印刷処理を制御する。
モータ制御部210は、エンジン制御部209から受信した制御コマンドに応じて、給紙ローラの駆動指示、搬送ローラの駆動指示を行い、これらを動作させるモータの制御を行う。また、搬送ローラの回転状況取得等を行い、シートを適切な速度及び経路で搬送および停止させ、またシートを搬送させた長さを計測する。またモータ制御部210にも、メイン制御部201と同様に、システムバスを介して互いに接続されたCPU、ROM、RAMが含まれ、ROMに格納されたプログラムに従い、CPUが上記のようなモータ関係の処理を制御する。
ヘッド制御部211は、各色の印刷ヘッド106へのインク吐出指示や、記録媒体上でのドット位置(インクの着弾位置)を調整するための吐出タイミング設定、ヘッド駆動状態取得に基づく調整等を行う。エンジン制御部209から受信した制御コマンドに従い、印刷データに応じて印刷ヘッドの駆動制御を行い、印刷ヘッドからインクを吐出させシート上に画像を形成させる。またヘッド制御部211にも、メイン制御部201と同様に、システムバスを介して互いに接続されたCPU、ROM、RAMが含まれ、ROMに格納されたプログラムに従い、CPUが上記のような印刷ヘッド106を用いた処理を制御する。
ソーター制御部212は、シートを仕分けユニット114の各トレーに排出するため、エンジン制御部209から受信した制御コマンドに応じて、シートの搬送経路の指示、トレーの切替え指示などの制御を行う。また、ソーター制御部212は、各トレーのシート検出センサの出力に基づき、各トレー上のシートのあり/なしも検出可能である。またソーター制御部212にも、メイン制御部201と同様に、システムバスを介して互いに接続されたCPU、ROM、RAMが含まれ、ROMに格納されたプログラムに従い、CPUが上記のような仕分けユニット114を用いた処理を制御する。
ホスト装置215は、上述した外部装置に対応し、本画像形成装置200の外部に接続され、画像形成装置200に印刷を行わせるための画像データの供給源となる装置であり、種々の印刷ジョブのオーダーを発行する。ホスト装置215は、汎用のパーソナルコンピュータ(PC)として実現してもよいし、他のタイプのデータ供給装置としてもよい。他のタイプのデータ供給装置としては、画像をキャプチャーして画像データを生成する画像キャプチャー装置がある。画像キャプチャー装置は、原稿上の画像を読取って画像データを生成するリーダ(スキャナ)、ネガフィルムやポジフィルムを読取って画像データを生成するフィルムスキャナなどである。また、画像キャプチャー装置の他の例として静止画を撮影してデジタル画像データを生成するデジタルカメラ、動画を撮影して動画像データを生成するデジタルビデオもある。その他、ネットワーク上にフォトストレージを設置したり、着脱可能な可搬性メモリを挿入するソケットを設けたりし、フォトストレージや可搬性メモリに格納された画像ファイルを読み出して画像データに生成して印刷するものとしてもよい。また、汎用的なPCに代え、本画像形成装置専用の端末とするなど、種々のデータ供給装置としてもよい。これらのデータ供給装置は画像形成装置の構成要素としてもよいし、画像形成装置の外部に接続した別の装置としてもよい。また、ホスト装置215をPCとした場合、PCの記憶装置に、OS、画像データを生成するアプリケーションソフトウェア、画像形成装置200用のプリンタドライバがインストールされる。プリンタドライバは、本画像形成装置200を制御したり、アプリケーションソフトウェアから供給された画像データを画像形成装置200が扱える形式に変換して印刷データを生成したりする。また、印刷データから画像データへの変換をホスト装置215側で行ってから画像形成装置200に供給するようにしてもよい。なお、以上の処理の全てをソフトウェアで実現することは必須ではなく、一部または全部をハードウェアによって実現するようにしてもよい。ホスト装置215から供給される画像データやその他のコマンド、更にステータス信号等は、外部I/F205を介して画像形成装置200と送受信可能である。
なお、以上の例では、各機能ブロックがそれぞれCPUを備えるものとしたが、これには限らない。各機能ブロックのいくつかがCPUを備えず、メイン制御部201から、またはメイン制御部201及びエンジン制御部209からの制御で動作するものなどとしてもよい。また、各機能ブロックは図2に示した構成以外の分担のさせ方により個別の処理部または制御部として適宜分割したり、いくつかを統合したりするなど、種々の形態を採用可能である。また、メモリからのデータの読み出しにはDMAC(Direct Memory Access Controller)も用いることもできる。
図3は、画像形成装置200の印刷ヘッド106の動作状態を判定するための特殊パターンの一例を示す図である。この特殊パターンを示す画像データは予めエンジン制御部209のROMまたはHDD206に、ビットマップ画像に展開された形式または高速に復号できる形式で圧縮されて記憶されているものとする。このような形式での記憶により、特殊パターンの印刷が指示された場合、高速に印刷開始させることができる。
図3において、300は、特殊パターンを示す画像の出力領域を示し、この領域のサイズは、現在選択されているシートサイズ(幅)に合わせたものとしてもよいし、使用し得る最小のシートサイズに合わせたものに固定としてもよい。現在選択されているシートサイズとは、先の印刷ジョブで使用するシートとして選択されているシートのサイズを指す。現在選択されているシートサイズに合わせたものとする場合、使用し得るサイズの特殊パターンをそれぞれROMまたはHDD206に予め記憶しておいてもよいし、1つのサイズのみ記憶しておき、シートのサイズに応じて変倍して使用してもよい。301は、各色に対応した印刷ヘッド106それぞれのインクの吐出不良を確認するための不吐検出パターンである。このパターン301のそれぞれを、スキャナ制御部208の制御のもとスキャナユニット107により読取らせることで、正しくインクが吐出できていないヘッドの有無を判定し、その後の制御に反映させる。例えば、吐出が正しくできていない色を他の色の吐出により補ったり、正しく吐出できるようにクリーニングを促したりする。302は、各色に対応した印刷ヘッド106間の位置ズレを検出するためのレジ(Registration)調整パターンである。このパターン302のそれぞれを、スキャナ制御部208の制御のもとスキャナユニット107により読取らせることで、各色のインクの着弾位置のズレを判定し、印刷ヘッド106のインクの吐出タイミングを変更させるなどする。なお、図3に示した特殊パターンは一例であり、これ以外のパターンとしてもよい。これらのパターンの印刷は、定期的に行うものであり、予め決められた長さ分の印刷、予め決められたドット数の印刷、予め決められた時間の経過、のいずれかを条件に行う。なお、各タイミングの到来時、図3の全てのパターンを印刷させるのではなく、各タイミング毎に異なるパターンを印刷させるようにしてもよい。そして、パターンの印刷を行うと、上記3つの条件はリセットされる。
なお、シートに印刷された図3の特殊パターンは、通常の印刷ジョブの印刷結果と区別するため、カッタユニット110により切断された後、経路hを経由させ、通常の印刷ジョブにおいて正しく印刷されたシートが排出されない、大トレーの最下段に排出させる。以上のような、通常の印刷ジョブと異なり、画像形成装置200のメンテナンスのための印刷処理をメンテナンス処理と呼ぶ。
図4は、複数ページの印刷ジョブの印刷結果を示す図である。シートの搬送スピードに対して、画像処理部207による印刷対象の画像データの生成が間に合っていれば、図4(a)に示すように、各ページ間で余分な空白ができずに印刷が完了する。なお、図4(a)において、各ページ間は全く余白を設けないものではなく、予め決められた分の余白は設けても構わない。
一方、例えば3ページ目の印刷データが複雑な内容であるなどの理由で、3ページ目の印刷位置までシートが搬送されたときに画像処理部207による3ページ目の画像データの生成が間に合わなかった場合、図4(b)のように空白400ができてしまう。この空白400(予定していた余白より大きい余白)が発生しないようにするためには、2ページ目の印刷完了後、印刷処理を中断させ、2ページ目の終端でシートをカッタユニット110により切断させ、シートの巻取りを行う必要がある。そして、3ページ目の画像データが生成された後、シートを再度搬送させ、印刷を再開することになる。そのため、空白400を発生させた場合、空白400の部分は廃棄されることになり、シートの無駄が発生し、印刷を中断させた場合、シートの巻取り、再搬送が必要となり、無駄な時間が発生してしまう。
そこで、本実施形態では、印刷処理の中断が発生してしまうような画像データの準備(生成)の遅延が生じた場合、図4(c)に示すように、空白400の箇所に図3に示したようなメンテナンス処理用のパターン300を印刷させる。この印刷を行うと、前回のパターン300の印刷時からカウントしていた3条件(印刷した画像の長さ、ドット数、経過時間)の全てまたはいずれか1つはリセットする。ただし、前回のパターン300の印刷から間もない期間ではパターン300の印刷は行わないようにする。これにより通常の印刷ジョブの非印刷領域に、本来そのタイミングに近いタイミングで必要であったメンテナンス用のパターンを印刷させ、無駄な印刷停止や無駄な空白の発生を防止できる。
以下、このときの処理の流れを詳細に説明する。図5は、画像処理部207において、画像形成装置200が受け付けた印刷ジョブに基づき印刷を行うための画像データを生成する処理の流れを示すフローチャートである。このフローチャートは、画像処理部207のCPUが、画像処理部207のROMまたはHDD206に格納されている制御プログラムを画像処理部207のRAMにロードし、それを実行することにより行われる処理の流れを示す。
メイン制御部201がホスト装置215等から印刷ジョブを受け付けると、その印刷ジョブに含まれる印刷データ(印刷対象の画像データ生成に必要なデータ)を取り出し、画像処理部207に渡す。S501において、画像処理部207のCPUはこの印刷データを取得し、RAMに記憶する。
そして、S502において、取得した印刷データの解析を行い、S503において、この解析結果に応じて印刷データから、エンジン制御部209で扱う画像データを生成する。ここでは印刷データの複雑さやデータ量などに応じて解析時間、画像データへの変換になどに必要な時間が異なることになる。ここで生成される画像データは、画像形成装置200が扱える画像データの形式(印刷ヘッド106に依存)により異なり、ここでは印刷データを解析した結果に基づき、印刷データから、最大7色分(インクの種類分)の画像データを生成する。
そして、S504において、エンジン制御部209のRAMにおける印刷用画像データの格納領域の空きを判定し、S503で生成した画像データを保存可能かどうか判断する。ここで空きがなく、画像データを保存できないと判断された場合はS505に進み、空くまで待機し、保存できると判断された場合はS506に進み、当該領域に生成された画像データを保存する。
以上の処理を、S507で次の印刷データが存在しないと判断されるまで継続する。なお、S503における画像データの生成と、S506における画像データの保存とをそれぞれ行うのは、後述する印刷処理と、印刷用の画像データの生成とを非同期で行えるようにし、印刷のための処理のスループットを上げるためである。
次に、以上のようにして生成された画像データに基づきエンジン制御部209が実行する印刷処理の流れについて説明する。図6は、この処理の流れを示すフローチャートである。このフローチャートは、エンジン制御部209のCPUが、エンジン制御部209のROMまたはHDD206に格納されている制御プログラムをエンジン制御部209のRAMにロードし、それを実行することにより行われる処理の流れを示す。
S601では、自身のRAMの印刷用画像データの格納領域を確認し、印刷対象の画像データ(後続の画像データ)が格納されているか(準備できているか)判断する。この判断は先行する印刷ジョブの画像データに基づく画像の印刷を行っている際にも継続して行われる。画像データが格納されていると判断された場合、S602に進み、格納されていないと判断された場合、S605に進む。
S602では、RAMの印刷用画像データの格納領域から画像データを取得し、S603では、この画像データに基づき、シート上に画像を印刷する。そして、S604においてここで印刷が行われた画像データを、RAMの印刷用画像データの格納領域から消去する。
S605では、画像処理部207において印刷用画像データの生成中(図5の処理中)であるかどうか判定する。ここでの判定は、本来エンジン制御部209に画像データが供給されるはずなのにそれが来ていないのか、印刷待ちの印刷ジョブがないために画像データが存在していないかを判断するためのものである。
そして、印刷待ちの印刷ジョブがないために画像データが存在しない(S605で否定判定された)場合、ここで処理を終了し、画像処理部207による画像データの生成が滞っている場合は、S606に進む。S606では、図4において空白400となる箇所に図3のようなメンテナンス用のパターン画像の印刷を行う。印刷処理が終了した場合は、印刷に用いられていたシートは切断され、仕分けユニット114のいずれかのトレーに排出され、残ったシートはカセット(101aまたは101b)内に巻き戻される。
次に、S606で印刷したメンテナンス用パターンを用いた画像解析処理に基づく印刷ヘッド106のメンテナンス処理について説明する。図7はこの処理の流れを示すフローチャートである。このフローチャートは、スキャナ制御部208のCPUが、スキャナ制御部208のROMまたはHDD206に格納されている制御プログラムをスキャナ制御部208のRAMにロードし、それを実行することにより行われる処理の流れを示す。
スキャナ制御部208のCPUは、順次搬送されてくる画像印刷済みのシート上の画像をスキャナユニット107で読取らせ、S701で読取った画像がメンテナンス用パターンであったと判定されると、S702に進み、読取られたパターンの解析を行う。読取られた画像がメンテナンス用パターンでなければ、他の処理(パターン解析以外の処理)を行うが、ここでの説明は省略する。
S702では、読取られたパターンに応じた解析を行う。パターンが印刷ヘッド106からのインク吐出不良を検査するためのものであれば、各ヘッドからインクが正常に吐出されているかどうか判断する。パターンが各印刷ヘッドから吐出されたインクのズレを検査するためのものであれば、ズレの度合いを判断する。それ以外のものであれば、そのパターンに応じた検査を行う。
S703では、S702で行った解析(判断)の結果に従い、印刷ヘッド106が画像を正常に印刷できる状態ではない(画像に影響がある)かどうか判定する。ここで肯定判定された場合はS704に進み、エラー処理を行い、否定判定された場合はメンテナンス処理を終了し、後続の印刷ジョブの印刷のための処理に戻る。エラー処理としては、まずエンジン制御部209による印刷動作を停止させ、操作ユニット115に印刷ヘッドのエラーが発生している旨の表示を行う。次に、前回問題がなかったと判断されたパターンを印刷してから今回S703で問題があったと判断されたパターンを印刷するまでに印刷した印刷ジョブの出力物についての確認をユーザに促す表示を操作ユニット115に行わせる。ユーザが出力物を確認した結果、過去の出力物の問題の有無、今後の印刷をそのまま継続してよいか否かなどについて操作ユニット115を介して指示されるとその指示に応じた処理を実行する。まず、今後の印刷をそのまま継続できないと指示された場合、S702の解析結果に応じた回復処理(ヘッドクリーニングやズレ補正処理など)を実行する。そして過去の出力物に問題があったと指示された場合、該当する画像の印刷データをHDD206から読出して再印刷を実行させる。なお、メンテナンス用のパターン画像が印刷されたシートはカッタユニット110による切断後、仕分けユニット114の最下段のトレーに排出され、印刷ジョブの印刷物との混在を防ぐ。
以上説明したように、本実施形態によれば、受け付けた印刷ジョブの印刷のための画像データの供給が滞ってしまった場合にエンジン制御部209による印刷動作を停止させずに、メンテナンス処理のためのパターン画像を印刷させる。これにより、印刷動作を停止させることにより生じる無駄な時間または印刷動作を停止させないことにより生じるシート上の無駄な空白を削減できる。そして、印刷ジョブの印刷が行えない期間にメンテナンス処理を実行させることができ、画像形成装置200の行うべき処理の効率化が図れる。
また、エンジン制御部209に供給すべき画像データが滞った場合に印刷させる画像は、上記したものには限らない。例えば、インクタンク109内のインク残量が一定量以下(例えば50%以下)になった色のインクの情報を示す画像を印刷させ、補給を促すものや、ユーザに何らかの情報を告知するものなど種々のものとすればよい。いずれにしても、画像形成装置200が受け付けた印刷ジョブ以外の画像データであって、印刷ジョブの画像データの供給を待たずして印刷可能な画像データであればよい。
また、S601で印刷ジョブの後続の画像データの準備ができていない場合に、即印刷ジョブ以外の画像データの印刷に変更するのではなく、少し待機してからとしてもよい。この場合でもエンジン制御部209による印刷は停止させないことが好ましいので、S606に至る前にシートの搬送速度(印刷速度)を遅くし、それでも後続の画像データの準備ができない場合に、印刷ジョブ以外の画像データに基づく画像を印刷させればよい。
なお、以上の説明において、印刷を行う部分を除いた、印刷させる画像の決定等の処理をホスト装置や外付けコントローラなどの外部装置で実現し、それに従って画像形成装置に印刷を実行させるようにしてもよい。その際、外部装置は画像形成装置からステータス(印刷ジョブの画像データの準備ができているか否か等の状況)を取得して印刷対象の画像を決定することが好ましい。
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施例の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。また、プログラムは、1つのコンピュータで実行させても、複数のコンピュータが連動して実行するようにしてもよい。また、上記した処理の全てをソフトウェアで実現する必要はなく、一部または全部をハードウェアによって実現するようにしてもよい。
また、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形(他の実施形態への応用、他の実施形態との組合せ等を含む)も可能である。

Claims (5)

  1. 連続シートを用いた印刷を印刷手段に実行させることが可能な印刷制御装置であって、
    前記印刷手段により連続シートを用いて印刷ジョブから生成された画像データに基づく画像の印刷を行っている際に、後続の画像データが準備できているか判定する判定手段と、
    前記判定手段により後続の画像データの準備できていると判定された場合、当該準備ができている画像データに基づく印刷を行わせ、準備できていないと判定された場合、印刷ジョブ以外の画像データに基づく画像の印刷を行わせるよう制御する印刷制御手段とを有することを特徴とする印刷制御装置。
  2. 前記印刷ジョブ以外の画像データは、前記印刷手段のメンテナンス用の画像を表す画像データであることを特徴とする請求項1に記載の印刷制御装置。
  3. 前記メンテナンス用の画像を読取った結果に基づき前記印刷手段の状態を判断する判断手段を有し、前記印刷制御手段は、前記判断手段の判断結果に従い、前記印刷手段が正常に印刷が行えないと判定した場合、前記印刷手段による印刷を停止させることを特徴とする請求項2に記載の印刷制御装置。
  4. 印刷手段により連続シートを用いて印刷ジョブから生成された画像データに基づく画像の印刷を行っている際に、後続の画像データが準備できているか判定し、
    後続の画像データの準備できていると判定された場合、当該準備ができている画像データに基づく印刷を行わせ、準備できていないと判定された場合、印刷ジョブ以外の画像データに基づく画像の印刷を行わせるよう制御することを特徴とする印刷制御方法。
  5. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の印刷制御装置の各手段、または請求項4に記載の印刷制御方法をコンピュータにより実現することを特徴とするプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014008635A (ja) * 2012-06-28 2014-01-20 Canon Inc プリント方法およびプリント装置
JP2016112764A (ja) * 2014-12-15 2016-06-23 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置及び画像形成システム並びに画像形成制御プログラム
JP2017213861A (ja) * 2016-05-30 2017-12-07 キヤノン株式会社 画像処理装置及び画像処理方法

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