JP2005153218A - 画像形成装置、エラーリカバリ方法およびプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】 エラーリカバリ処理を実現する際、アプリケーション開発者の負担を軽減できる画像形成装置を提供する。
【解決手段】 コントローラ1は、複合機を制御するためのアプリケーション61、複数のアプリケーションを管理するアプリケーション管理部62、アプリケーション61から投入されたジョブを管理するジョブ管理部63、および投入されたジョブが発生したエラーを検知し、このエラーのリカバリ処理を行うエラーリカバリサービス64を有する。エラーリカバリサービス64は、ジョブが発生したエラーを検知した場合、リカバリ依頼を請け負ったジョブであるか否かを判別し、リカバリ依頼を請け負ったジョブである場合、そのエラーのリカバリ処理を行う。
【選択図】 図4
【解決手段】 コントローラ1は、複合機を制御するためのアプリケーション61、複数のアプリケーションを管理するアプリケーション管理部62、アプリケーション61から投入されたジョブを管理するジョブ管理部63、および投入されたジョブが発生したエラーを検知し、このエラーのリカバリ処理を行うエラーリカバリサービス64を有する。エラーリカバリサービス64は、ジョブが発生したエラーを検知した場合、リカバリ依頼を請け負ったジョブであるか否かを判別し、リカバリ依頼を請け負ったジョブである場合、そのエラーのリカバリ処理を行う。
【選択図】 図4
Description
本発明は、エラーリカバリ機能を有する画像形成装置、エラーリカバリ方法およびプログラムに関する。
従来、スキャナ、プリンタ、ファクシミリ機能を有する複合機(MFP)には、変更が加えられない、固定したアプリケーションプログラム(単に、アプリケーションという)が搭載されていた。この複合機に搭載されているアプリケーションの種別は、複合機に搭載されているファームウェアによって判断され、複合機にエラーが発生した場合、アプリケーションの種別に応じたエラーリカバリ処理が行われていた。
近年、複合機の高機能化に伴い、複合機に搭載されるアプリケーションが変更自在(動的)になり、複合機とアプリケーションとの組合せが固定でなくなった。また、複合機の制御インターフェースも公開され、第三者が自由にアプリケーションを開発できるようになり、アプリケーションの多様化および機能の複雑化が進んだ(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−202876号公報
しかしながら、上記従来の画像形成装置では、公開された複合機の制御インターフェースを基に、第三者がアプリケーションを開発する際、アプリケーション側でエラーリカバリ処理方法を決定して、エラーリカバリ処理プログラムを搭載する必要があった。エラーリカバリ処理、特にフィーダージャム等、再開指示が必要なエラーのリカバリ処理は、複合機の機種に依存している場合があり、アプリケーションの開発者がエラーリカバリ処理プログラムを開発する際、複合機の機器構成および機器仕様を考慮する必要があった。
したがって、機種に対応したアプリケーションを開発する場合、全ての機器構成および機器仕様を考慮したエラーリカバリ処理プログラムを実装する必要があり、このエラーリカバリ処理プログラムの実装は、アプリケーションの開発者にとって大きな負担であった。
そこで、本発明は、エラーリカバリ処理を実現する際、アプリケーション開発者の負担を軽減できる画像形成装置、エラーリカバリ方法およびプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の画像形成装置は、画像形成装置を制御するアプリケーションと、該アプリケーションによって投入され、前記アプリケーションが前記画像形成装置を制御するためのジョブを管理するジョブ管理手段と、前記投入されたジョブが発生したエラーを検知し、該エラーのリカバリ処理を行うエラーリカバリ手段とを備え、前記エラーリカバリ手段は、前記アプリケーションと通信を行う通信手段と、前記アプリケーションから前記ジョブのリカバリ依頼を受け付けるリカバリ依頼受付手段とを備え、前記エラーが検知された場合、前記リカバリ依頼を受け付けたジョブのリカバリ処理を行うことを特徴とする。
本発明のエラーリカバリ方法は、画像形成装置で発生したエラーのリカバリ処理を行うエラーリカバリ方法において、前記エラーのリカバリ処理を行うエラーリカバリ手段が前記画像形成装置を制御するアプリケーションからジョブのリカバリ依頼を受け付ける受付ステップと、前記アプリケーションによって投入されたジョブが発生したエラーを検知する検知ステップと、前記エラーが検知された場合、前記エラーリカバリ手段が前記リカバリ依頼を受け付けたジョブのリカバリ処理を行うリカバリ処理ステップとを有することを特徴とする。
本発明のプログラムは、画像形成装置内のコンピュータによって実行され、該画像形成装置で発生したエラーのリカバリ処理を行うプログラムにおいて、前記エラーのリカバリ処理を行うエラーリカバリ手段が前記画像形成装置を制御するアプリケーションからジョブのリカバリ依頼を受け付ける受付ステップと、前記アプリケーションによって投入されたジョブが発生したエラーを検知する検知ステップと、前記エラーが検知された場合、前記エラーリカバリ手段が前記リカバリ依頼を受け付けたジョブのリカバリ処理を行うリカバリ処理ステップとを含むことを特徴とする。
本発明の請求項1に係る画像形成装置によれば、エラーリカバリ手段がアプリケーションからジョブのリカバリ依頼を受け付け、アプリケーションによって投入されたジョブが発生したエラーを検知し、エラーが検知された場合、エラーリカバリ手段がリカバリ依頼を受け付けたジョブのリカバリ処理を行うので、エラーリカバリ処理を実現する際、アプリケーション開発者の負担を軽減できる。請求項2に係る画像形成装置によれば、エラーリカバリ手段はジョブが発生したエラーを容易に検知できる。請求項3に係る画像形成装置によれば、多様なアプリケーションの搭載を容易に行うことができる。請求項4に係る画像形成装置によれば、種々のアプリケーションからのリカバリ依頼を受け付けることができる。請求項5に係る画像形成装置によれば、搭載されるエラーリカバリ手段を容易に変更できる。
本発明の画像形成装置、エラーリカバリ方法およびプログラムの実施の形態について図面を参照しながら説明する。本実施形態の画像形成装置は、スキャナ、プリンタ、ファクシミリ機能を有する複合機に適用される。
図1は複合機(MFP)102の構成を示す図である。このMFP102は、MFP本体10、折り装置40およびフィニッシャ50から構成される。また、MFP本体10は、原稿画像を読み取るイメージリーダ11、およびプリンタ13から構成される。MFP本体10の正面右上方には、操作パネル53が設けられており、各種の情報を表示し、かつオペレータからの操作情報を入力する。
イメージリーダ11には、原稿給送装置12が搭載されている。原稿給送装置12は、原稿トレイ12a上に上向きにセットされた原稿を、先頭頁から順に1枚づつ図中左方向に給紙し、湾曲したパスを介してプラテンガラス上に搬送して所定位置に停止させ、この状態でスキャナユニット21を左側から右側へ走査させることにより原稿を読み取る。読み取り後、外部の排紙トレイ12bに向けて原稿を排出する。
原稿の読み取り面がスキャナユニット21のランプからの光で照射され、その原稿からの反射光がミラー22、23、24を介してレンズ25に導かれる。このレンズ25を通過した光は、イメージセンサ26の撮像面に結像する。
そして、原稿の画像を主走査方向に1ライン毎にイメージセンサ26で読み取りながら、スキャナユニット21を副走査方向に搬送することによって原稿の画像全体の読み取りを行う。光学的に読み取られた画像は、イメージセンサ26によって画像データに変換されて出力される。イメージセンサ26から出力された画像データは、図示しない画像信号制御部(画像処理回路)において所定の処理が施された後、プリンタ13の図示しない露光制御部(レーザ制御回路)にビデオ信号として入力する。また、イメージセンサ26から画像データは、ネットワークデータ処理部115に送られ、PDFデータに変換される。
プリンタ13の露光制御部は、入力された画像データに基づき、レーザ素子(図示せず)から出力されるレーザ光を変調し、変調されたレーザ光は、ポリゴンミラー27によって走査されながら、レンズ28、29およびミラー30を介して感光ドラム31上に照射される。
感光ドラム31には、走査されたレーザ光に応じた静電潜像が形成される。この感光ドラム31上の静電潜像は、現像器33から供給される現像剤によって現像剤像として可視像化される。また、レーザ光の照射開始と同期したタイミングで、各カセット34、35、36、37、手差給紙部38または両面搬送パスから用紙が給紙され、レジストローラ41を介して画像形成部に搬送される。
この用紙は感光ドラム31と転写ローラ39との間に搬送され、感光ドラム31に形成された現像剤像は、転写ローラ39で給紙された用紙上に転写される。現像剤像が転写された用紙は、定着部32に搬送され、定着部32は用紙を熱圧することによって現像剤像を用紙上に定着させる。定着部32を通過した用紙は、フラッパおよび排出ローラを経てプリンタ13から外部(折り装置40)に向けて排出される。
ここで、用紙をその画像形成面が下向きになる状態(フェイスダウン状態)で排出するときには、定着部32を通過した用紙をフラッパの切換動作により一旦、反転パス内に導き、その用紙の後端がフラッパを通過した後、用紙をスイッチバックさせて排出ローラによりプリンタ13から排出する。
また、手差給紙部38からOHPシート等の硬い用紙が給紙され、この用紙に画像を形成する場合、用紙を反転パスに導くことなく、画像形成面を上向きにした状態(フェイスアップ状態)で排出ローラにより排出する。
さらに、用紙の両面に画像形成を行う両面記録が設定されている場合、フラッパの切換動作により、用紙を反転パスに導いた後、両面搬送パスに搬送し、両面搬送パスに導かれた用紙を、前述したタイミングで感光ドラム31と転写部との間に再度給紙する。
プリンタ13から排出された用紙は折り装置40に送られる。この折り装置40は、用紙をZ形に折りたたむ処理を行う。例えば、A3サイズやB4サイズのシートで、かつ折り処理が指定されている場合、折り装置40で折り処理を行い、それ以外の場合、プリンタ13から排出された用紙は折り装置40を通過してフィニッシャ50に送られる。このフィニッシャ50には、画像が形成された用紙に挿入するための表紙、合紙などの特殊用紙を給送するインサータ90が設けられている。フィニッシャ50では、製本処理、綴じ処理、穴あけ等の各処理が行われる。
図2は複合機の電気的構成を示すブロック図である。複合機102は、コントローラ1、通信インターフェース2、スキャナエンジン3、プリンタエンジン4、ファクシミリ(FAX)ボード5およびユーザインターフェース6を有する。コントローラ1は、複合機全体を制御する。通信インターフェース2は、コントローラ1が外部装置と通信するためのものであり、例えば、イーサネット(登録商標)インターフェース、IEEE1284インターフェース、あるいはその他の通信インターフェースで構成される。
スキャナエンジン3は原稿の画像を読み取るものであり、コントローラ1によって制御される。プリンタエンジン4は、印字を行うものであり、コントローラ1によって制御される。プリンタエンジン4は、例えば、レーザビームプリンタ、インクジェットプリンタ、その他のプリンタで構成される。FAXボード5は、画像送受信時の通信制御など、ファクシミリ(FAX)機能を実現させるものであり、コントローラ1によって制御される。ユーザインターフェース6は、LCDディスプレイ、キーボード等から構成されており、コントローラ1から送られる情報を表示するとともに、ユーザからの指示をコントローラ1に伝える。
上記構成を有する複合機102は、プリンタエンジン4を選択してプリントジョブを発行し、スキャナエンジン3を選択してスキャンジョブを発行する他、プリンタエンジン4およびスキャナエンジン3の両方を選択してコピージョブを発行する。また、プリンタエンジン4、スキャナエンジン3およびFAXボード5を選択してFAX受信ジョブおよびFAX送信ジョブを発行する。
図3はコントローラ1を中心とするハードウェア構成を示すブロック図である。コントローラ1は、CPU71、RAM72、ROM75およびDISK76を有し、これらの各部は、システムバス77を介して、LCD73およびキーボード74からなるユーザインターフェース6、通信インターフェース2、スキャナエンジン3、プリンタエンジン4およびFAXボード5と相互に接続されている。コントローラ1を制御するプログラムは、ROM75もしくはDISK76に記憶されており、必要に応じてRAM72に読み出され、CPU71によって実行される。また、ROM75およびDISK76には、この制御プログラムの他、複合機やこの複合機で処理されるジョブの機能および状態を示す属性情報、出力の対象となるジョブデータなどが記憶されている。
また、CPU71は、LCD73に各種情報を表示するとともに、キーボード74を通じてユーザからの指示(入力)を受け付ける。さらに、通信インタフェース2を通じて外部装置と通信を行う。尚、本実施形態では、複合機102において、特に断らない限り、CPU71は、システムバス77を介してキーボード74からユーザの入力を受け取る他、RAM72、LCD73、ROM75、通信インターフェース2、スキャナエンジン3、プリンタエンジン4、FAXボード5およびDISK76を制御する。
図4はコントローラ1内部のソフトウェア構成を示す図である。図において、61は複合機102に編集自在かつ複数搭載可能なアプリケーションであり、ジョブ管理部63にジョブを投入するなどの処理を行う。62はアプリケーション管理部であり、通信インターフェース2を介して、外部情報機器からの指示を受け付け、アプリケーション61のインストールやアンインストールなどの処理を行う。ここで、複合機102にインストールされるアプリケーション61は、外部情報機器に保持されているアプリケーションであってもよいし、他の複合機に搭載されているアプリケーションであってもよい。そして、これらのアプリケーションが通信インターフェース2を介して複合機102に複数転送されるようにしてもよい。
ジョブ管理部63は、アプリケーション61から投入されたジョブを、プリンタエンジン4やスキャナエンジン3によって実行し、ジョブ実行中に発生したエラーを、上位層に存在するアプリケーション61あるいはエラーリカバリサービス64にエラーイベントとして通知する機能を有する。このエラーイベントには、エラーを識別するための識別子、およびエラー発生元のジョブの識別子としてのジョブIDが情報として含まれる。また、ジョブ管理部63は、ジョブ終了時に、ジョブ終了イベントをエラーイベントと同様、アプリケーション61に通知する機能を有する。このジョブ終了イベントには、ジョブ識別子としてジョブIDの情報が含まれる。
エラーリカバリサービス64は、アプリケーション61と同様、動作層に存在する。エラーリカバリサービス64は、アプリケーション61からのリカバリ依頼、ジョブ終了通知などを受け取るインターフェースを有し、ジョブ管理部63から伝えられるエラーイベントを受信すると、アプリケーション61からのリカバリ依頼の有無を基に、エラーリカバリ処理が必要である場合、エラーリカバリ処理をジョブ管理部63に伝える。ここで、リカバリ受付方法およびそのデータの定義は、特に限定されるものではない。また、アプリケーション管理部62およびジョブ管理部63は、コントローラ1内のCPU71がROM75もしくはDISK76に記憶されているプログラムを実行することによって実現されている。
図5はエラーリカバリサービス64が保持するリカバリ情報テーブルである。リカバリ情報テーブル201には、リカバリ依頼を受け付けたジョブを識別するためのジョブIDが保持されている。ここでは、ジョブIDとして、「5237」、「3080」が示されている。尚、リカバリ情報テーブルとして、どのような形式であってもよく、本実施形態に限定されるものではない。
図6はアプリケーション61がジョブ管理部63にジョブを投入し、エラーリカバリサービス64にリカバリ依頼を行う処理手順を示すフローチャートである。アプリケーション61は、ジョブ投入に必要な処理を行った後、本処理を開始する。まず、ジョブ管理部63にジョブを投入する処理を行う(ステップS1)。このジョブ投入の際、アプリケーション61は、ジョブ管理部63からジョブIDを受け取る。
そして、リカバリ依頼を行うか否かを選択する(ステップS2)。リカバリ依頼をエラーリカバリサービス64に送信する場合、パラメータを設定する(ステップS3)。このパラメータの設定処理では、リカバリパラメータとして、ジョブIDおよびアプリケーションIDが設定される。リカバリ依頼を送信する際、この設定されたリカバリパラメータをエラーリカバリサービス64に渡すことにより、リカバリ依頼処理を完了する(ステップS4)。この後、本処理を終了する。そして、リカバリ依頼処理を行った後のエラーリカバリ処理は、エラーリカバリサービス64によって行われる。
一方、ステップS2でリカバリ依頼を行わない場合、エラーイベントの受信登録処理を行い(ステップS5)、投入したジョブに関するエラーを自ら受信し、実装されたエラー処理プログラムによってエラーリカバリ処理を行う(ステップS6)。尚、アプリケーション61のリカバリ方法およびリカバリパラメータは、特に限定されない。
図7はエラーリカバリサービス64がアプリケーション61からリカバリ依頼を受け、エラーの発生からリカバリ処理終了を行うまでの処理手順を示すフローチャートである。まず、エラーリカバリサービス64は、アプリケーション61からインターフェースを通じてリカバリ依頼を受け付ける(ステップS11)。このリカバリ依頼時、アプリケーション61から受け取ったリカバリパラメータをリカバリ情報テーブル201に保存する。
この後、ジョブに関するエラーが発生し、ジョブ管理部63からエラーイベントが送信され、この送信されたエラーイベントを、エラーリカバリサービス64が受信したか否かを判別する(ステップS12)。エラーリカバリサービス64がジョブ管理部63から送信されたエラーイベントを受信した場合、受信したエラーイベントに関するジョブがエラーリカバリ依頼を請け負ったジョブであるか否かを判別する(ステップS13)。このエラーリカバリ依頼を請け負ったジョブであるか否かの判別は、エラーイベントが保持するジョブID、およびリカバリ情報テーブル201に保存されているジョブIDを参照して行われる。
ステップS13でリカバリ依頼を請け負ったジョブであると判別された場合、リカバリパラメータおよびエラー識別子を解析し、発生したエラーに対するリカバリ処理を決定し(ステップS14)、リカバリ処理を行う(ステップS15)。この後、リカバリ処理が終了したか否かを判別する(ステップS16)。このリカバリ処理が終了したか否かの判別は、リカバリ処理の終了後にジョブが終了した際、ジョブ管理部63からジョブ終了通知を受信することで行われる。一方、ジョブ終了通知が受信されず、エラーが発生した場合、ステップS12の処理に戻る。
また、ジョブ終了通知を受信した場合、リカバリ情報テーブル201から登録されているジョブIDを削除する(ステップS17)。この後、本処理を終了する。一方、ステップS12で、エラーイベントが発生しない場合、ジョブ終了通知を受信するのを待ち(ステップS18)、エラーイベントが発生せず、ジョブ終了通知(イベント)を受信した場合、ステップS17でリカバリ情報テーブル201からジョブIDを削除する。尚、リカバリ依頼の受付手順およびリカバリ依頼判別方法は、特に限定されるものではない。
図8はステップS15におけるリカバリ処理手順を示すフローチャートである。ここでは、ステップS14のエラー解析結果がフィーダジャムであり、そのリカバリ処理方法として、「用紙を一枚目に戻して再読み込み」が指定された場合を示す。
まず、エラーリカバリサービス64は、アプリケーション管理部62を通じて、複合機102の機器構成情報を取得する(ステップS21)。さらに、機器構成情報を解析し、機器構成が対応しているリカバリ処理を選別する(ステップS22)。ここで、機器構成が複数のリカバリ処理に対応している場合、複数のリカバリ処理が選別される。本実施形態では、「ジョブキャンセル処理」のリカバリ処理が、必ず選別される処理に含まれているものとする。
この後、エラー表示、具体的には、フィーダジャムの表示とその解除方法の表示を行う(ステップS23)。そして、ユーザによる操作などで、エラーが解除された否かを判別する(ステップS24)。エラーとしてのフィーダジャムが解除されない場合、ステップS23の処理に戻る。一方、フィーダジャムが解除された場合、リカバリ処理の選別を行う(ステップS25)。つまり、ステップS14のリカバリパラメータ解析処理で決定されたリカバリ処理方法が、ステップS22で選別されたリカバリ処理方法に含まれているか否かを判別し、選別されたリカバリ処理方法に含まれている場合、その再開指示を表示する(ステップS26)。
ステップS26の再開指示を表示する処理では、LCD73に「用紙を一枚目に戻してスタートキーを押してください」を表示する。そして、ユーザによる再開指示を受信したか否かを判別する(ステップS27)。この再開指示を受信する処理では、ユーザインターフェース6を介してスタートキーが押されたことを受信する。再開指示を受信していない場合、ステップS26に戻って、再開指示を受信するまで待ち、再開指示を受信すると、ジョブ管理部63に再開指示受信を通知する。そして、読み取り動作(スキャン)を再開する(ステップS28)。このスキャンの再開処理は、ジョブ管理部63を通じて行われる。この後、本処理を終了する。
一方、ステップS25で選別されたリカバリ処理方法に含まれていない場合、機器構成が対応しているリカバリ処理方法、すなわちジョブキャンセル処理を行い(ステップS29)、本処理を終了する。このジョブキャンセル処理では、エラーリカバリサービス64がジョブ管理部63を通じて再開指示およびジョブキャンセル処理を行う。
このように、本実施形態のリカバリ処理方法によれば、アプリケーションがリカバリ依頼を行い、エラーリカバリサービスにリカバリ処理を委託することで、アプリケーションの開発者がリカバリ処理プログラムを実装する負担を軽減できる。また、機種に依存するリカバリ処理をエラーリカバリサービスに依頼し、エラーリカバリサービスがリカバリ処理を行うことで、アプリケーション開発者が各機種に対応したアプリケーションを開発する負担を軽減できる。
尚、機器が対応しているエラーの種類は、特に限定されるものではないことは勿論である。例えば、上記実施形態では、フィーダジャムの場合を示したが、用紙切れ、トナー不足などであってもよい。また、図6のアプリケーション61の処理、および図7、図8のエラーリカバリサービス64の処理は、コントローラ1内のCPU71がROM75もしくはDISK76に記憶されている各プログラムを実行することによって行われる。
以上が本発明の実施形態の説明であるが、本発明は、これら実施形態の構成に限られるものではなく、特許請求の範囲で示した機能、または実施形態の構成が持つ機能が達成できる構成であればどのようなものであっても適用可能である。
例えば、複合機は、他の情報機器と通信を行う通信インターフェースを有し、この通信インターフェースを介して、他の情報機器から受信したアプリケーションを搭載するようにしてもよいし、複合機から直接アプリケーションを搭載するようにしてもよい。これにより、多様なアプリケーションの搭載を容易に行うことができる。また、エラーリカバリサービスは、アプリケーションに対して、複合機の機種に依存しないインターフェースを有し、このインターフェースを通じてアプリケーションからリカバリ依頼を受け付けるようにしてもよい。これにより、種々のアプリケーションからのリカバリ依頼を受け付けることができる。また、エラーリカバリサービスは、アプリケーションの1つとして、アプリケーション管理部よって管理されてもよい。搭載されるエラーリカバリサービスを容易に変更できる。
また、本発明の目的は、実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を装置に供給し、その装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
また、プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、ROM、フロッピー(登録商標)ディスク、PCMCIAカードやコンパクトフラッシュ(登録商標)等のメモリカード、ハードディスク、マイクロDAT、光磁気ディスク、CD−RやCD−RW等の光ディスク、DVD等の相変化型光ディスク等で構成されてもよい。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、上記実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
更に、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
1 コントローラ
6 ユーザインターフェース
61 アプリケーション
62 アプリケーション管理部
63 ジョブ管理部
64 エラーリカバリサービス
71 CPU
73 LCD
102 複合機
6 ユーザインターフェース
61 アプリケーション
62 アプリケーション管理部
63 ジョブ管理部
64 エラーリカバリサービス
71 CPU
73 LCD
102 複合機
Claims (7)
- 画像形成装置を制御するアプリケーションと、
該アプリケーションによって投入され、前記アプリケーションが前記画像形成装置を制御するためのジョブを管理するジョブ管理手段と、
前記投入されたジョブが発生したエラーを検知し、該エラーのリカバリ処理を行うエラーリカバリ手段とを備え、
前記エラーリカバリ手段は、前記アプリケーションと通信を行う通信手段と、前記アプリケーションから前記ジョブのリカバリ依頼を受け付けるリカバリ依頼受付手段とを備え、前記エラーが検知された場合、前記リカバリ依頼を受け付けたジョブのリカバリ処理を行うことを特徴とする画像形成装置。 - 前記ジョブ管理手段は、前記画像形成装置上で前記ジョブが発生したエラーを前記アプリケーションおよび前記エラーリカバリ手段に通知する通知手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
- 前記アプリケーションを管理するアプリケーション管理手段と、
他の情報機器と通信を行う機器通信手段とを備え、
前記アプリケーション管理手段は、前記機器通信手段を介して、前記他の情報機器から受信したアプリケーションを前記画像形成装置に搭載することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。 - 前記通信手段は、前記画像形成装置の機種に依存しないインターフェースを有し、前記リカバリ依頼受付手段は、前記インターフェースを通じて前記アプリケーションから前記リカバリ依頼を受け付けることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
- 前記アプリケーションを管理するアプリケーション管理手段を備え、
前記エラーリカバリ手段は、前記アプリケーションの1つとして、前記アプリケーション管理手段によって管理されることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。 - 画像形成装置で発生したエラーのリカバリ処理を行うエラーリカバリ方法において、
前記エラーのリカバリ処理を行うエラーリカバリ手段が前記画像形成装置を制御するアプリケーションからジョブのリカバリ依頼を受け付ける受付ステップと、
前記アプリケーションによって投入されたジョブが発生したエラーを検知する検知ステップと、
前記エラーが検知された場合、前記エラーリカバリ手段が前記リカバリ依頼を受け付けたジョブのリカバリ処理を行うリカバリ処理ステップとを有することを特徴とするエラーリカバリ方法。 - 画像形成装置内のコンピュータによって実行され、該画像形成装置で発生したエラーのリカバリ処理を行うプログラムにおいて、
前記エラーのリカバリ処理を行うエラーリカバリ手段が前記画像形成装置を制御するアプリケーションからジョブのリカバリ依頼を受け付ける受付ステップと、
前記アプリケーションによって投入されたジョブが発生したエラーを検知する検知ステップと、
前記エラーが検知された場合、前記エラーリカバリ手段が前記リカバリ依頼を受け付けたジョブのリカバリ処理を行うリカバリ処理ステップとを含むことを特徴とするプログラム。
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