JPH11327858A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH11327858A
JPH11327858A JP10133636A JP13363698A JPH11327858A JP H11327858 A JPH11327858 A JP H11327858A JP 10133636 A JP10133636 A JP 10133636A JP 13363698 A JP13363698 A JP 13363698A JP H11327858 A JPH11327858 A JP H11327858A
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JP10133636A
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Inventor
Yoshinari Inoue
上 宜 也 井
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 異質用紙の使用可,パソコン出力端末として
使用可の複写機の、機械内の用紙と印刷指定用紙とが異
なるときの、用紙入れ替え待機による印刷ジョブの滞留
を解消する。 【解決手段】 印刷ステ−ジ16に給送する用紙の紙質
を検出する紙質センサ209;用紙に画像形成する続
行,通紙のみする強制排出,印刷指示を消去するキャン
セル&報知、および、用紙入れ替え待機である報知&待
機、を選択的に指定する手段38,31;指定を保持す
る手段223;および、センサが検知した機内用紙が印
刷指示用紙と不一致の場合、前記指定に従った処理を行
ない、強制排紙が指定されているときには、用紙の画像
形成を禁止して通紙のみを行なう制御手段20;を備え
る複写機。定着なしの指定のときには、ヒ−タ通電を遮
断して定着温度を下げる。印刷動作中は、新たなコピ
−,印刷等のコマンドおよび画像デ−タを、画像メモリ
に蓄積し、現行印刷の終了後、印刷を開始。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷ステ−ジに記
録媒体を送給して画像を印刷し、印刷を終えた記録媒体
を印刷ステ−ジから排出する画像形成装置に関し、特
に、これに限定する意図ではないが、順次に印刷デ−タ
を受入れてメモリに蓄積記憶して順次に印刷する印刷デ
−タ蓄積記憶機能がある画像形成装置もしくは複数の印
刷デ−タ供給源のそれぞれからの指令に即応して印刷を
行なうマルチホスト対応の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、画像情報を出力するホストコンピ
ュータ(以下単にホストと表現する)とネットワークを
介して接続することのできる画像形成装置がある。例え
ば、特許番号第2545217号(特開昭63−187
766号公報)にこのような端末装置が提案されてい
る。これらはホストから送信された画像情報を蓄積記憶
してから印刷する。また、ホストコンピュ−タの出力端
末としての機能を備えた複写機もある。一方、複写機に
は普通紙の外にトレ−シングペ−パやOHP(オ−バヘ
ッドプロジェクタ)用紙に画像形成を行なうことができ
るものがあり、それには、給紙トレイ内の用紙サイズの
みならず紙質(普通紙/トレ−シングペ−パ/OHP用
紙)を検出するセンサが備わっており、印刷に指定され
た紙質の用紙が用紙トレイに存在しないときには、印刷
条件を変更して印刷続行をしたり、印刷条件不一致(用
紙入れ替え要,印刷モ−ド変更要,給紙トレイ変更要,
用紙エラ−等)を報知して、画像形成を保留して待機し
たり、していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述のような、紙質が
異なる用紙を使用する複写機では、ユ−ザが指定した印
刷条件とは異った印刷しか得られない(コストの高いO
HP用紙を無駄にしてしまう)とか、印刷条件不一致を
報知してユ−ザの対応待ちで、印刷ジョブの消化がとど
こおったりする。特に、予約機能,割込機能があって次
々に印刷ジョブを消化する場合、あるいは、上述の、複
数のホストコンピュ−タの出力端末としての機能を備え
る場合は、先行の印刷ジョブ実行のために給紙トレイ交
換又は印刷条件変更待ちで複写機が待機すると、印刷実
行を待っている他のユ−ザ又はホストコンピュ−タが長
時間待たされてしまう。
【0004】本発明は、これらの問題を改善することを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】(1)本発明の画像形成
装置は、印刷ステ−ジ(16)において記録媒体に画像を印
刷する印刷手段(15,57,27,16),印刷ステ−ジに記録媒
体を給送し印刷ステ−ジから記録媒体を排出する搬送手
段(11,14,16〜18)、および、印刷ステ−ジに給送する記
録媒体の紙質を検出する手段(209)とを有する画像形成
装置において、前記紙質検出手段(209)が検出した紙質
が印刷紙質と不一致のとき前記印刷手段の画像形成を禁
止し前記搬送手段を介して記録媒体を排出する制御手段
(20)、を備えることを特徴とする。
【0006】なお、理解を容易にするためにカッコ内に
は、図面に示し後述する実施例の対応要素又は相当部材
の記号もしくは対応事項を、参考までに付記した。
【0007】これによれば、印刷条件不一致を報知して
ユ−ザの対応待ちになることがなく、印刷ジョブの消化
がなめらかで、特に、予約機能,割込機能があって次々
に印刷ジョブを消化する場合、あるいは、上述の、複数
のホストコンピュ−タの出力端末としての機能を備える
場合に、印刷実行を待っている他のユ−ザ又はホストコ
ンピュ−タが長時間待たされてしまうことがなくなる。
【0008】
【発明の実施の形態】(2)装置は更に、紙質検出手段
が検出した紙質が印刷紙質と不一致のとき前記搬送手段
にて印刷ステ−ジに記録媒体を給送して印刷ステ−ジか
ら記録媒体を排出する通紙(強制排出)をするか否を指定
するための入力手段(38,31)、および、該入力手段によ
る指定を保持する手段(223)、を備え;前記制御手段(2
0)は、通紙(強制排出)の指定が保持されているときに、
前記紙質検出手段が検出した紙質が印刷紙質と不一致の
とき前記印刷手段の画像形成を禁止し前記搬送手段を介
して通紙し、通紙の指定が保持されていないときには該
通紙(強制排出)を保留する。 これによれば、画像形成
装置のユ−ザは、画像形成装置の使用態様、例えば複写
機単機としての使用/複数のコンピュ−タの出力端末&
複写機としての使用、に対応して、複写機単機としての
使用のときには通紙の指定をせず、複数のコンピュ−タ
の出力端末としての使用のときには通紙の指定をするな
ど、前記通紙をするか否を選択設定することができる。
複写機単機としての使用のときには通常複写開始時にユ
−ザがそこに居るので、従来と同様に、紙質不一致のと
きに複写機が待機となっても、ユ−ザに格別な問題を生
じない。ただし、予約,割込機能がありそれが多用され
る場合は、ユ−ザ不在で待機が継続してしまうことが考
えられるので、上述の通紙を設定しておくのが好まし
い。指定保持手段(223)があるので、ジョブ毎に上述の
通紙を指定する必要がない。
【0009】(3)印刷ステ−ジ(1)において記録媒体
に画像を印刷する印刷手段(15,57,27,16),印刷ステ−
ジに記録媒体を給送し印刷ステ−ジから記録媒体を定着
器(17)に送る搬送手段(11,14,16)、および、印刷ステ−
ジに給送する記録媒体の紙質を検出する手段(209)、を
有する画像形成装置において、前記紙質検出手段が検出
した紙質が印刷紙質と不一致のとき前記印刷手段の画像
形成を禁止し前記定着器(17)の定着温度を下げ前記搬送
手段を介して記録媒体を定着器(17)に送る制御手段(2
0)、を備えることを特徴とする画像形成装置。
【0010】(4)装置は更に、紙質検出手段が検出し
た紙質が印刷紙質と不一致のとき前記定着器の定着温度
を下げ前記搬送手段にて印刷ステ−ジに記録媒体を給送
して印刷ステ−ジから定着器に記録媒体を送る通紙をす
るか否を指定するための入力手段(38,31)、および、該
入力手段による指定を保持する手段(223)、を備え;前
記制御手段(20)は、通紙の指定が保持されているとき
に、前記紙質検出手段が検出した紙質が印刷紙質と不一
致のとき前記印刷手段の画像形成を禁止し前記定着器の
定着温度を下げ前記搬送手段を介して通紙し、通紙の指
定が保持されていないときには該定着温度の下げおよび
該通紙を保留する;請求項3記載の画像形成装置。
【0011】(5)前記制御手段(20)は、前記印刷手段
の画像形成を禁止し前記搬送手段を介して印刷ステ−ジ
に通紙したことを報知する。
【0012】(6)前記制御手段(20)は、前記印刷手段
の画像形成を禁止し前記搬送手段を介して印刷ステ−ジ
に通紙した頁数,枚数を報知する。
【0013】(7)印刷ステ−ジ(16)において記録媒体
に画像を印刷する印刷手段(15,57,27,16),印刷ステ−
ジに記録媒体を給送し印刷ステ−ジから記録媒体を排出
する搬送手段(11,14,16〜18)、および、印刷ステ−ジに
給送する記録媒体の紙質を検出する手段(209)とを有す
る画像形成装置において、記録媒体に画像形成を行なう
続行,記録媒体に画像形成を行なわず排出する強制排
出,受けた印刷指示を消去しこれを報知するキャンセル
&報知、および、画像形成の開始を保留しこれを報知す
る報知&待機、を選択的に指定するための入力手段(38,
31);該入力手段による指定を保持する手段(223);およ
び、前記紙質検出手段(209)が検出した紙質が印刷紙質
と不一致の場合、前記続行の指定が保持されているとき
には前記印刷手段を介して記録媒体に画像を形成して前
記搬送手段を介して記録媒体を排出し、前記強制排出の
指定が保持されているときには前記印刷手段の画像形成
を禁止して前記搬送手段を介して記録媒体を排出し、前
記キャンセル&報知の指定が保持されているときには印
刷指示を消去しこれを報知し、前記報知&待機の指定が
保持されているときには給紙トレイ又は印刷指示の記録
媒体種の変更をうながす報知をして変更を待つ、制御手
段(20);を備えることを特徴とする画像形成装置。これ
によれば、ユ−ザの選択自由度が高い。
【0014】本発明の他の目的および特徴は、図面を参
照した以下の実施例の説明より明らかになろう。
【0015】
【実施例】図1に、本発明の一実施例の画像形成装置2
00の外観を示す。画像形成装置200は、パ−ソナル
コンピュ−タ(以下PCと表現)等のホスト300a〜
300cから、LAN又はパラレルI/Fを通じてプリ
ントデ−タが与えられるとそれをプリントアウト(画像
出力)できるシステム構成である。図1に示す画像形成
装置200はデジタル複写機であり、それ自身で、原稿
のコピ−を生成することもできる。
【0016】図2に、画像形成装置200の内部機構の
概要を示す。自動原稿送り装置(以下ADFと表現)1
にある原稿台2に、原稿の画像面を上にして置かれた原
稿束は、操作部30上のスタートキー34が押下される
と、一番下の原稿から給送ローラ3および給送ベルト4
によってコンタクトガラス6上の所定の位置に給送され
る。読み取りユニット50によってコンタクトガラス6
上の原稿の画像データを読み取り後、読み取りが終了し
た原稿は、給送ベルト4及び排送ローラ5によって排出
される。さらに、原稿セット検知7にて原稿台2に次の
原稿が有ることを検知した場合、前原稿と同様にコンタ
クトガラス6上に給送される。給送ローラ3,給送ベル
ト4および排送ローラ5はモータによって駆動される。
【0017】第1トレイ8あるいは第2トレイ9に積載
された、記録媒体である転写紙は、各々第1給紙装置1
1あるいは第2給紙装置12によって給紙され、縦搬送
ユニット14によって感光体15に当接する位置まで搬
送される。読み取りユニット50にて読み込まれた画像
データは、書き込みユニット57からのレーザーによっ
て感光体15に書き込まれ、現像ユニット27を通過す
ることによってトナー像が形成される。そして、転写紙
は感光体15の回転と等速で搬送ベルト16によって搬
送されながら、感光体15上のトナー像が転写される。
その後、定着ユニット17にて画像を定着させ、排紙ユ
ニット18によって後処理装置のフィニシャ100に排
出される。
【0018】後処理装置のフィニシャ100は、本体の
排紙ローラ19によって搬送された転写紙を、通常排紙
ローラ102方向と、ステープル処理部方向に導く事が
できる。切り替え板101を上に切り替える事により、
搬送ローラ103を経由して通常排紙トレイ104側に
排紙する事ができる。また、切り替え板101を下方向
に切り替える事で、搬送ローラ105,107を経由し
て、ステープル台108に搬送する事ができる。
【0019】ステープル台108に積載された転写紙
は、一枚排紙されるごとに紙揃え用のジョガー109に
よって、紙端面が揃えられ、一部のコピー完了と共にス
テープラ106によって綴じられる。ステープラ106
で綴じられた転写紙群は自重によって、ステープル完了
排紙トレイ110に収納される。
【0020】一方、通常の排紙トレイ108は前後に移
動可能な排紙トレイである。前後に移動可能な排紙トレ
イ部108は、原稿毎、あるいは、画像メモリによって
ソーティングされたコピー部毎に、前後に移動し、簡易
的に排出されてくるコピー紙を仕分けるものである。
【0021】転写紙の両面に画像を作像する場合は、各
給紙トレイ8,9から給紙され作像された転写紙を排紙
トレイ側に導かないで、経路切り替えの為の分岐爪11
2を上側にセットする事で、一旦両面給紙ユニット11
1にストックする。
【0022】その後、両面給紙ユニット111にストッ
クされた転写紙は再び感光体15に作像されたトナー画
像を転写するために、両面給紙ユニット111から再給
紙され、経路切り替えの為の分岐爪112を下側にセッ
トし、排紙トレイ104に導く。この様に転写紙の両面
に画像を作成する場合に両面給紙ユニット111は使用
される。
【0023】感光体15,搬送ベルト16,定着ユニッ
ト17,排紙ユニット18および現像ユニット27は、
メインモータによって駆動され、各給紙装置11,12
はメインモータの駆動を各々給紙クラッチによって伝達
駆動される。縦搬送ユニット14はメインモータの駆動
を中間クラッチによって伝達駆動される。
【0024】読み取りユニット(スキャナ)50は、原
稿を載置するコンタクトガラス6と光学走査系で構成さ
れており、光学走査系は、露光ランプ51,第1ミラー
52,レンズ53,CCDイメージセンサ54等々で構
成されている。露光ランプ51及び第1ミラー52は、
図示しない第1キャリッジ上に固定され、第2ミラー5
5及び第3ミラー56は、図示しない第2キャリッジ上
に固定されている。原稿像を読み取るときには、光路長
が変わらないように、第1キャリッジと第2キャリッジ
とが2対1の相対速度で機械的に走査される。この光学
走査系は、図示しないスキャナ駆動モータにて駆動され
る。原稿画像は、CCDイメージセンサ54によって読
み取られ、電気信号(アナログ画像信号)に変換され、
そしてデジタルデ−タ(画像デ−タ)に変換される。画
像デ−タには更に数種の画像処理が施される。レンズ5
3及びCCDイメージセンサ54を図1において左右方
向に移動させることにより、画像倍率が変わる。すなわ
ち、指定された倍率に対応してレンズ53及びCCDイ
メージセンサ54の左右方向に位置が設定される。書き
込みユニット57は、レーザ出力ユニット58,結像レ
ンズ59およびミラー60で構成され、レーザ出力ユニ
ット58の内部には、レーザ光源であるレーザダイオー
ド及びモータによって高速で定速回転する回転多面鏡
(ポリゴンミラー)が備わっている。レーザ出力ユニッ
ト58より照射されるレーザ光は、定速回転するポリゴ
ンミラーで偏光され、結像レンズ59を通り、ミラー6
0で折り返され、感光体面上に集光結像する。
【0025】偏光されたレーザ光は、感光体が回転する
方向と直行する方向(主走査方向)に露光走査され、後
述する画像処理部のセレクタ64より出力された画像信
号のライン単位の記録を行う。感光体の回転速度と記録
密度に対応した所定の周期で主走査を繰り返すことによ
って、感光体面上に画像(静電潜像)が形成される。上
述のように、書き込みユニット57から出力されるレー
ザ光が、画像作像系の感光体15に照射される。図示し
ないが感光体15の一端近傍の、レーザビームを照射さ
れる位置に、主走査同期信号を発生するビームセンサが
配置されている。この主走査同期信号をもとに主走査方
向の画像記録開始タイミングの制御、および、後述する
画像信号の入出力を行うための制御信号の生成を行う。
【0026】図3に、画像形成装置200の電気システ
ムの概要を、図4,図5および図6に電気システムの一
部のやや詳細を示す。図3はメインコントローラ20を
中心に、画像形成装置200の制御装置を図示したもの
である。まず図3を参照すると、メインコントローラ2
0は、画像形成装置200全体を制御する。メインコン
トローラ20には、オペレータに対する表示と、オペレ
ータからの機能設定入力制御を行う操作部30、スキャ
ナの制御,原稿画像を画像メモリに書き込む制御、およ
び、画像メモリからの作像を行う制御等を行う画像処理
ユニット(IPU)49、ならびに、原稿自動送り装置
(ADF)1および荷電,現像,給紙,転写,定着エン
ジン22、等の分散制御装置が接続されている。各分散
制御装置とメインコントローラ20は、必要に応じて機
械の状態,動作指令のやりとりを行っている。また、紙
搬送等に必要なメインモータ,各種クラッチも、メイン
コントロ−ラ20内の図示しないドライバに接続されて
いる。
【0027】図4に、荷電,現像,給紙,転写,定着エ
ンジン22の概要を示す。そこには、給紙トレイからの
給紙をはじめとして、感光体15の荷電,書込みユニッ
ト57による画像露光,現像,転写,定着および排紙を
行なう機構要素を駆動する電気回路および制御回路、な
らびに各種センサ209等がある。図4上のセンサブロ
ック209に示す「第1,第2サイズ検知」を行なう各
センサが第1トレイ8および第2トレイ9に装備されて
おり、給紙制御板208上のサイズ判定回路が、各セン
サの検出信号に基づいて、第1トレイ8および第2トレ
イ9に装備した転写紙のサイズを判定し、サイズデ−タ
を保持する。また、トレイに装備した転写紙が普通紙
か,OHP用紙かあるいはトレ−シングペ−パかを検出
する紙質センサが第1トレイ8および第2トレイ9に装
備されており、給紙制御板208上の紙質判定回路が、
各センサの検出信号に基づいて、第1トレイ8および第
2トレイ9に装備した転写紙の紙質を判定し、紙質デ−
タを保持する。トレイおよび給紙機構廻りにはその他の
センサも装備されており、給紙制御板208上に検出回
路がある。メインコントロ−ラ20は、所定のタイミン
グで給紙制御板208上の判定回路および検出回路が保
持する検出デ−タを読込んで、給紙部の状態を認識す
る。
【0028】再度図3を参照すると、プリンタコントロ
ーラは、外部からの画像及びプリント指示するコマンド
を解析し、画像データとして、印刷できる状態にビット
マップ展開し、印刷モードをコマンドから解析し動作を
決定している。その画像及びコマンドをLAN及びパラ
レルI/Fを通じて受信し動作するために、LANコン
トロール部とパラレルI/F部がある。
【0029】図5に、メインコントロ−ラ20の概要と
共に、スキャナおよびプリンタ(画像読み取り部と画像
書き込み部)の概要を示す。露光ランプ51から照射さ
れた光は原稿面で反射し、結像レンズ(図示せず)を通
してCCD(イメージセンサ)54に結像する。CCD
5が発生するアナログ画像信号は、A/Dコンバータ6
1にてデジタル信号すなわち画像デ−タに変換される。
画像デ−タには、シェーディング補正62がなされた
後、画像処理部63にてMTF補正,γ補正等がなされ
る。セレクタ64が、画像デ−タの送り先を、変倍部7
1または、画像メモリコントローラ65とする。変倍部
71を経由した画像デ−タは変倍率に合せて拡大/縮小
され、書き込みユニット57のLD制御板207に送ら
れる。画像メモリコントローラ65とセレクタ64間
は、双方向に画像デ−タを入出力可能な構成となってい
る。図5には特に明示していないが、画像処理部(IP
U)49には、読み取り部50から入力される画像デー
タ以外にも外部から供給される画像データ(例えばパー
ソナルコンピュータ等のデータ処理装置から出力される
データ)も処理できるよう、複数のデータの入出力の選
択を行う機能(75)を有している。
【0030】メインコントロ−ラ20は、プログラムや
データを格納するROM224,RAM226,フォン
トデ−タやプログラムを外部から供給するICカ−ド2
02,操作部(パネル装置30〜40)からのモ−ド指
示の内容などを記憶しておく不揮発性記憶装置であるN
VRAM223、および、ROM224およびICカ−
ド202のプログラム,操作部30からのモ−ド指示お
よびホスト装置300a〜300cからのコマンドに応
じてコントロ−ラ20全体を制御し、画像メモリコント
ローラ65の設定や、読み取り部50,書き込み部57
の制御を行い、また、メモリコントローラ65を介し
て、画像メモリ66のデータの書き込み,読み出しも行
なうCPU221、を備えている。
【0031】図6に、図5に示すメモリーコントローラ
65と、画像メモリ66の構成を示す。メモリーコント
ローラ65は、入力データセレクタ651,画像合成6
52,1次圧縮/伸長653,出力データセレクタ65
4、および、2次圧縮/伸長655のブロックを有して
いる。各ブロックへの制御データの設定は、CPU22
1が行なう。図6におけるデータとは画像データ(バ
ス)を示しており、CPU221に接続されるアドレス
デ−タ(バス)は図示していない。
【0032】画像メモリー66は、1次および2次記憶
装置666および667からなる。1次記憶装置666
は、入力画像データの転送速度に略同期してメモリーへ
のデータ書き込み、または画像出力時のメモリーからの
データ読み出しが高速に行えるように、例えばDRAM
等の高速アクセスが可能なメモリーを使用する。また、
1次記憶装置666は、処理を行う画像データの大きさ
により複数のエリアに分割して画像データの入出力を同
時に実行可能な構成(メモリーコントローラーとのイン
ターフェース部)をとっている。各分割したエリアに画
像データの入力,出力をそれぞれ並列に実行可能にする
ために、メモリコントローラ65とのインターフェース
で、リード用とライト用の二組のアドレス・データ線で
接続されている。これによりエリア1に画像を入力(ラ
イト)する間にエリア2より画像を出力(リード)する
という動作が可能になる。
【0033】2次記憶装置667は、入力された画像の
合成,ソーティングを行うためにデータを保存しておく
大容量のメモリーである。1次,2次記憶装置とも、高
速アクセス可能な素子を使用すれば、1次,2次の区別
なくデータの処理が行え、制御も比較的簡単になるが、
DRAM等の素子は高価なため、2次記憶装置107に
はアクセス速度はそれほど速くないが、安価で、大容量
の記録媒体を使用し、入出力データの処理を一次記憶装
置106を介して行う構成になっている。
【0034】上述のような画像メモリー66により、大
量の画像データの入出力,保存,加工等の処理が可能で
ある。また、画像メモリ−66は、安価、かつ比較的簡
単な構成で実現することが可能である。
【0035】次にメモリーコントローラ65の動作の概
略を説明する: <1>画像入力(画像メモリー66への書込み) 入力データセレクタ651は複数のデータの内から、画
像メモリー66(1次記憶装置666)への書き込みを
行う画像データの選択を行う。入力データセレクタ65
1によって選択された画像データは、画像合成652に
供給され、画像合成652が既に画像メモリに保存され
ているデータとの合成を行う。画像合成652によって
処理された画像データは、1次圧縮/伸長653により
データ圧縮されて1次記憶装置666に書き込まれる。
【0036】1次記憶装置666に書き込まれたデータ
は、必要に応じて2次圧縮/伸長655で更に圧縮を行
った後に、2次記憶装置667に保存される。
【0037】<2>画像出力(画像メモリー66からの
読み出し) 画像出力時は、1次記憶装置666に記憶されている画
像データの読み出しを行う。出力対象となる画像が1次
記憶装置666に格納されている場合には、1次圧縮/
伸長653で1次記憶装置666の画像データの伸長を
行い、伸長後のデータ、もしくは伸長後のデータと入力
データとの画像合成を行った後のデータを出力データセ
レクタ654で選択し、出力する。画像合成652は、
1次記憶装置666のデータと、入力データとの合成
(画像データの位相調整機能を有する),合成後のデー
タの出力先の選択(画像出力,1次記憶装置666への
ライトバック,両方の出力先への同時出力も可)等の処
理を行う。
【0038】出力対象となる画像が1次記憶装置666
に格納されていない場合には、2次記憶装置667に格
納されている出力対象画像データを2次圧縮/伸長65
5で伸長を行い、伸長後のデータを1次記憶装置666
に書き込んでから、以下、上述の画像出力動作を行う。
【0039】図7に、画像形成装置200の操作部30
の上面を示す。操作部30には、液晶タッチパネル3
1,テンキー32,クリア/ストップキー33,スター
トキー34,モードクリアキー35,初期設定キ−38
およびテスト印刷キー40があり、液晶タッチパネル3
1には、機能キー37ならびに部数及び画像形成装置の
状態を示すメッセージが表示される。テスト印刷キー4
0は、設定されている印刷部数に関わらずに1部だけを
印刷し、印刷結果を確認するためのキーである。また、
「コピー」機能,「プリンタ」機能および「蓄積」機能
の実行中を表わす表示39がある。
【0040】「コピー」機能は、原稿読み取りユニット
(スキャナ)50で読みとった画像を、書き込みユニッ
ト57および感光体作像系(両者を含めてプリンタ)で
転写紙に指定された動作で複写する機能である。
【0041】「プリンタ」機能は、LAN及びパラレル
I/F等で接続されたホスト300a〜300cが与え
るデ−タを、ホストの指示に対応して、書き込みユニッ
ト57および感光体作像系で画像出力(プリント出力)
する機能である。
【0042】「蓄積」機能は、現行ジョブ実行中(装置
が画像形成動作中)に、他ジョブのスキャナで読みとっ
た画像やホスト300a〜300cからの画像データを
画像形成装置200に蓄積し、先行ジョブの遂行完了後
にプリント出力する機能である。
【0043】図8の(a)および(b)に、操作部30
の液晶タッチパネル31の表示例を示す。オペレータが
液晶タッチパネル31に表示されたキーにタッチする事
で、キ−ブロックの表示が網掛け表示に変わる。また、
機能の詳細を指定しなければならない場合(例えば変倍
であれば変倍値等)は、キーにタッチする事で、詳細機
能の設定画面(サブメニュ−)が表示される。
【0044】図8の(a)は、「コピー」機能を選択設
定する画面で、印刷指示待ちであって、現在の設定モ−
ドを示すものである。該画面上の左上位置は、「コピー
できます」,「お待ください」等のメッセージを表示す
るメッセージエリア、その右は、セットした枚数を表示
するコピー枚数表示部、その下は、画像濃度を自動的に
調整することを指定するための自動濃度キー,転写紙
(サイズ)を自動的に選択することを指定するための自
動用紙選択キー,自動用紙選択が指定(網掛け表示)中
のときには現われないが、該指定表示中の自動用紙選択
キーにタッチがあったときに表示される転写紙サイズを
指定するためのサイズ指定キー,転写紙の紙種(普通
紙,OHP用紙,トレ−シングペ−パ)選択キー,等倍
が指定(網掛け表示)中のときには現われないが、該指
定表示中の等倍キーにタッチがあったときに表示される
複写倍率を指定するための操作キー,コピーを一部ずつ
ページ順にそろえる処理を指定するためのソートキー,
コピーをページ毎に仕分けする処理を指定するためのス
タックキー,ソート処理されたものを一部づつ綴じる処
理を指定するためのステープルキー,等倍の倍率を指定
するための等倍キー、拡大/縮小倍率を指定するための
変倍キー,両面モードを指定するための両面キー,とじ
代モード等を指定するための消去/移動キー、および、
スタンプや日付やページ等の印字を指定するための印字
キーである。選択されているモードはキーブロックの網
掛け表示で示される。
【0045】図8の(b)は、「プリンタ」機能にて、
コンピュ−タ300a〜300cのいずれかの印刷指示
に応じて印刷動作中の表示である。印刷要求元が、LA
Nのコンピュ−タ300a,300bか個有接続のコン
ピュ−タ300cかを示すオンライン/オフライン表
示,画像形成をしないで転写紙を排出することを示す強
制排出表示、蓄積画像デ−タに基づく印刷であることを
表示するデータイン表示、および、印刷に指定されてい
る転写紙のサイズ表示がある。
【0046】図9に、コントロ−ラ20(のCPU22
1)の制御動作の概要を示す。電源キ−のオンにより電
源オンになるとCPU221は、出力ポ−トのクリア,
RAM226の初期化等を行ない、液晶タッチパネル3
1に「お待ち下さい!」を表示してプリントキ−34の
赤ランプを点灯する(ステップ1&2)。以下、カッコ
内には、ステップという語を省略して、ステップNo.
数字のみを記す。次にCPU221は、装置各部の状態
を読み取り異常検出を行ない、装置に異常があると異常
表示をセットして保護リレ−等を付勢する(3〜6)。
異常が除去されて準備ル−プを抜けると異常表示をリセ
ットする(7)。
【0047】次に標準モ−ドにおけるコピ−処理の初期
条件として、コピ−枚数:1,自動濃度,自動用紙選
択,等倍を設定する(8)。そして液晶タッチパネル3
1に「コピ−できます」を表示し、スタ−トキ−34の
赤ランプ表示に換えて緑ランプを点灯して、複写,プリ
ントレディをセットする(9)。そして、画像メモリー
66に出力すべき画像デ−タがあるかをチェックし(1
0)、無いと、ホスト300a〜300cからの印刷コ
マンドおよび操作部30の入力を待つ(11,12を経
る10〜13−PRP−10のル−プ)。
【0048】ここで、複写入力があると、それを読込
み、入力対応の処理(複写条件の設定)を行なう(PR
P)。
【0049】図10に、「操作ボ−ド読取」(10)
で、スタ−トキ−以外のキ−が操作されたときに実行す
る「他のキ−の読取処理」(PRP)の内容の一部を示
す。入力を待っているとき、操作部30の初期設定キ−
38が押されると、液晶タッチパネル31に設定メニュ
−を表示する(21,22)。該設定メニュ−の中に、
用紙が不一致のときの処理指定があり、それにオペレ−
タがタッチすると、液晶タッチパネル31に、図11に
示す入力画面を表示する。
【0050】図11に示す入力画面は、コピ−出力モ−
ド(スキャナ50で読込んだ画像を転写紙に記録)と、
プリンタ出力モ−ド(ホスト300a〜300cが転送
するドキュメントデ−タをプリントアウト)のそれぞれ
において、指定サイズおよび指定紙質の転写紙がトレイ
8,9に存在しない場合に、印刷指定をキャンセルする
か,待機するか,給紙するかを予め指定し、給紙する場
合には画像形成を行なうか否かも予め指定するためのも
のであり、図11に示す「コピ−出力」の欄および「プ
リンタ出力」の欄内の項目を指定することができる。
【0051】網掛け表示の項目が標準に設定されている
指定項目(デフォルト)である。指定項目の中の「続
行」は、複写機200の設定状態で転写紙に画像形成を
行い転写紙を排出する、通常の画像形成を指定するもの
であり、「強制排出」は、トレイ8又は9から転写ベル
ト16に給紙し定着ユニット17を通して排紙するすな
わち通紙するが、通紙した転写紙(特に、高価なOHP
用紙)の再利用を可とするために、画像デ−タは全白に
書替え、現像ユニット27は待避かつ非現像(現像バイ
アス印加なし)、また非転写(転写ベルト16に転写電
圧を印加しない)とするものである。定着処理の「あ
り」は、通常の加熱定着温度を維持することを指定し、
「なし」は、加熱による用紙の劣化を避けるために定着
ヒ−タへの通電を遮断(定着温度下げ)することを指定
するものである。
【0052】「キャンセル&報知」は、印刷(コピ−又
はプリント)指示が不適として、受付けた印刷指示を消
去して(なかったものとして)、印刷不可を、コピ−モ
−ドのときにはパネル31に、プリントモ−ドのときに
は印刷指示を与えたホスト(300a〜300c)に報
知することを指定するものである。「報知&待機」は、
転写紙のサイズ又は紙種が不一致で印刷不可であること
を報知して、複写機又は指定印刷条件が、印刷可となる
条件に変更されるのを待つことを指定するものである。
【0053】いずれか、現指定(網掛け表示)とは異な
る項目の指定すなわち入力があると、網掛け表示を指定
項目に移し、NVRAM223の設定デ−タを、入力が
あったものに更新する(23)。×印のブロックにタッ
チがあると、設定メニュ−画面に戻り、該設定メニュ−
画面上の×印のブロックにタッチがあると、待機表示画
面(図8の(a))に戻る。
【0054】再度図9を参照する。「操作ボ−ド読取」
12でスタ−トキ−34の押下を検知するとCPU22
1は、「コピ−出力処理」(14)に進む(12〜1
4)。「コピ−出力処理」(14)の概要は、一般のコ
ピ−処理と同様であるが、細かくは、複写機200のト
レイに装備している転写紙と、指定された転写紙サイズ
又は紙種とが不一致のとき、NVRAM223の設定デ
−タ(図11の表示画面で指定した条件)に従った処理
を行なう点が、従来のコピ−出力処理とは異っている。
原稿コピ−を終了すると、CPU221は、ステップ1
0〜12のチェックを行なう。
【0055】ホスト300a〜300cのいずれかから
印刷コマンドを受けるとCPU221は、「P出力処
理」(プリンタ出力処理)(15)に進む(11−1
5)。「P出力処理」(15)の概要は、一般のプリン
タ出力処理と同様であるが、細かくは、複写機200の
トレイに装備している転写紙と、印刷指定された転写紙
サイズ又は紙種とが不一致のとき、NVRAM223の
設定デ−タ(図11の表示画面で指定した条件)に従っ
た処理を行なう点が、従来のプリンタ出力処理とは異っ
ている。プリント出力を終了すると、CPU221は、
ステップ10〜12のチェックを行なう。
【0056】上述の「コピ−出力処理」(14)又は
「P出力処理」(15)を行なっているときに、他のホ
スト300a〜300cから印刷コマンドを受けたとき
には、CPU221は、印刷コマンドおよびプリントド
キュメントデ−タを画像メモリ66に蓄積する。また、
「P出力処理」(15)を行なっているときにコピ−ス
タ−トキー34の押下があると、ADF1およびスキャ
ナ50を駆動して原稿画像デ−タを画像メモリ66に蓄
積する。そして、現行の「コピ−出力処理」(14)又
は「P出力処理」(15)を終えると、画像メモリ66
の蓄積デ−タを書込みが早いものから順次に読出して、
「コピ−出力処理」(14)又は「P出力処理」(1
5)にて順次に印刷出力する(10−16−14/1
5)。
【0057】図12に、「P出力処理」(15)の概要
を示す。この「P出力処理」(15)に進むとCPU2
21は、ホスト(300a〜300c)から印刷デ−タ
を受信して画像メモリ66に書込むデ−タ転送を設定す
る(31)。デ−タ転送が終了すると、複写機200が
印刷出力可であるかをチェックする(32)。先に受け
た印刷指示に従った印刷作業中であると、あるいは機構
トラブル等で停止中であると、複写機200の現処理状
態に戻る。印刷出力可であったときには、トレイ8およ
び9上の転写紙のサイズおよび紙質を読込んで(3
3)、印刷指定サイズおよび紙質に合致する転写紙がト
レイ8又は9にあるかをチェックする(34,35)。
用紙条件に合う転写紙があるときには、それがあるトレ
イを給紙に定めて、印刷デ−タのプリントアウトを行な
い(36)、これを終了すると、印刷デ−タを画像メモ
リ66から消去し、プリントアウト完を印刷コマンドを
与えたホストに報知して(37)、画像メモリ66に未
消化の印刷デ−タがあるかのチェックに戻る(10)。
【0058】用紙条件に合う転写紙がトレイ8および9
に存在しないときには、NVRAM223の設定デ−タ
の指定に従った処理に進む。すなわち、「続行」が指定
されているときには、サイズが合致する転写紙を装備し
たトレイ、それが無いときには紙質が合致する転写紙を
装備したトレイ、それも無いときには標準のトレイ8
を、給紙に定めて、該トレイの転写紙に合った画像形成
条件で印刷を行なう(38−36)。
【0059】「強制排出」すなわち通紙が指定されてい
るときには、印刷デ−タを印刷結果が全白(転写トナ−
乗りなし)となるものに書替え(39,40)、現像処
理および転写処理をいずれもオフ(不実行)に定める
(41)。そして、定着処理の設定が、転写紙の劣化を
避けるために「なし」に指定されていると、定着オフ
(定着ヒ−タの通電断)とする(43)。そして、頁
数,枚数カウントの実行を設定し(44)、プリント
(45)を行なう。すなわち印刷コマンドで指定された
頁数,枚数分の、通紙を行なうが、印刷デ−タが全白で
あり、現像,転写もオフであるので、転写紙は画像を形
成されないで定着ユニット17を通して機外に排出され
る。この通紙を、原印刷デ−タの頁数,枚数対応でカウ
ントする。これが終わるとCPU221は、カウントし
た頁数,枚数の「強制排出」(通紙のみ)をしたことを
印刷コマンドを与えたホストに報知し(46)、現像,
転写および定着のオフを解除して(47)、画像メモリ
66に未消化の印刷デ−タがあるかのチェックに戻る
(10)。定着オフの解除により、定着ユニット17の
ヒ−タへの通電が再開される。
【0060】「キャンセル&報知」が指定されていると
きには、印刷コマンドを与えたホスト宛ての、コマンド
受信キャンセル情報を生成し、該印刷コマンドおよび印
刷デ−タを画像メモリ66から消去して(48,5
1)、該ホストにコマンド受信キャンセル情報を送信す
る(52)。
【0061】「報知&待機」が指定されているときに
は、印刷コマンドを与えたホストに、印刷用紙サイズ又
は紙質の不一致を報知し、かつパネル31にこれを表示
して、該ホストから対応のコマンドが到来するか、ある
いは複写機の前ドアが開かれるのを待つ(50)。対応
コマンドを受けると、ステップ32に進み、前ドアが開
かれると、それが閉じられてスタ−トキ−34が押され
るのを待って、スタ−トキ−34が押されるとステップ
32に進む。すなわち「報知&待機」が指定されている
ときには、複写機の転写紙のサイズおよび紙質と印刷コ
マンドが指定するサイズおよび紙質が合致するまで、待
機し、合致すると印刷を開始する。この待機中には、複
写機はコピ−スタ−トを受付けず、また、印刷コマンド
と印刷デ−タは受入れて画像メモリ66に蓄積するが、
印刷は実行しない。したがってコピ−,プリントアウト
のジョブが滞ることになる。
【0062】「強制排出」すなわち通紙を指定している
ときには、外見上、コピ−又はプリントアウトを行なう
と同様に機械系が動作して、そのジョブを完了した形と
なるので、ジョブの滞留を生じない。通紙した転写紙は
再使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例の画像形成装置200の外
観を示す斜視図である。
【図2】 図1に示す画像形成装置200の内部機構を
示すブロック図である。
【図3】 図2に示す画像形成装置200の電気システ
ムの概要を示すブロック図である。
【図4】 図3に示す電気システムの一部のやや詳細を
示すブロック図である。
【図5】 図3に示す電気システムの他の一部のやや詳
細を示すブロック図である。
【図6】 図5に示すメモリコントロ−ラ65の構成を
示すブロック図である。
【図7】 図1に示す画像形成装置200の操作部30
の上面を示す平面図である。
【図8】 (a)は、図3に示す液晶パネル31の、
「コピ−機能」が選択されているときの表示画面を示す
平面図、(b)は「プリンタ機能」が選択されていると
きの表示画面を示す平面図である。
【図9】 図5に示すCPU221の制御動作の概要を
示すフロ−チャ−トである。
【図10】 図9に示す「他のキ−の読取処理」PRP
の内容の一部を示すフロ−チャ−トである。
【図11】 図7に示すパネル31上の、初期設定の中
の1つの指定が選択されたときの入力用の画面を示す平
面図である。
【図12】 図9に示す「P出力処理」(15)の内容
を示すフロ−チャ−トである。 30:操作部 31:液晶タッチパネル 32〜40:キ−

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】印刷ステ−ジにおいて記録媒体に画像を印
    刷する印刷手段,印刷ステ−ジに記録媒体を給送し印刷
    ステ−ジから記録媒体を排出する搬送手段、および、印
    刷ステ−ジに給送する記録媒体の紙質を検出する手段、
    を有する画像形成装置において、 前記紙質検出手段が検出した紙質が印刷紙質と不一致の
    とき前記印刷手段の画像形成を禁止し前記搬送手段を介
    して記録媒体を排出する制御手段、を備えることを特徴
    とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】装置は更に、紙質検出手段が検出した紙質
    が印刷紙質と不一致のとき前記搬送手段にて印刷ステ−
    ジに記録媒体を給送して印刷ステ−ジから記録媒体を排
    出する通紙をするか否を指定するための入力手段、およ
    び、該入力手段による指定を保持する手段、を備え;前
    記制御手段は、通紙の指定が保持されているときに、前
    記紙質検出手段が検出した紙質が印刷紙質と不一致のと
    き前記印刷手段の画像形成を禁止し前記搬送手段を介し
    て通紙し、通紙の指定が保持されていないときには該通
    紙を保留する;請求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】印刷ステ−ジにおいて記録媒体に画像を印
    刷する印刷手段,印刷ステ−ジに記録媒体を給送し印刷
    ステ−ジから記録媒体を定着器に送る搬送手段、およ
    び、印刷ステ−ジに給送する記録媒体の紙質を検出する
    手段、を有する画像形成装置において、 前記紙質検出手段が検出した紙質が印刷紙質と不一致の
    とき前記印刷手段の画像形成を禁止し前記定着器の定着
    温度を下げ前記搬送手段を介して記録媒体を定着器に送
    る制御手段、を備えることを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】装置は更に、紙質検出手段が検出した紙質
    が印刷紙質と不一致のとき前記定着器の定着温度を下げ
    前記搬送手段にて印刷ステ−ジに記録媒体を給送して印
    刷ステ−ジから定着器に記録媒体を送る通紙をするか否
    を指定するための入力手段、および、該入力手段による
    指定を保持する手段、を備え;前記制御手段は、通紙の
    指定が保持されているときに、前記紙質検出手段が検出
    した紙質が印刷紙質と不一致のとき前記印刷手段の画像
    形成を禁止し前記定着器の定着温度を下げ前記搬送手段
    を介して通紙し、通紙の指定が保持されていないときに
    は該定着温度の下げおよび該通紙を保留する;請求項3
    記載の画像形成装置。
JP10133636A 1998-05-15 1998-05-15 画像形成装置 Pending JPH11327858A (ja)

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