JP3612802B2 - 画像処理装置 - Google Patents
画像処理装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3612802B2 JP3612802B2 JP17100895A JP17100895A JP3612802B2 JP 3612802 B2 JP3612802 B2 JP 3612802B2 JP 17100895 A JP17100895 A JP 17100895A JP 17100895 A JP17100895 A JP 17100895A JP 3612802 B2 JP3612802 B2 JP 3612802B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- job
- stop
- stop level
- level
- image
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Facsimiles In General (AREA)
- Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、複数のジョブを並列動作させることが可能な画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、例えばプリンタや、複写機、FAXなどの複数の機能を有する画像処理装置では、ネットワークを介して、複数のホストコンピュータから供給されるページ単位の印字データ(文字コード、図形、イメージ、および印字位置や大きさ指定等)をビットマップ情報に展開し、それぞれの出力形式に応じて、該ビットマップ情報を出力するものが知られている。
【0003】
このような画像処理装置においては、例えば、コピージョブ、プリントジョブ、ファクシミリ送受信ジョブ、ファイリングジョブのような複数のジョブモードが動作可能であり、入出力部を始めとして、システム内部の処理部、例えば、画像処理部、記憶処理部等の共有化が計られている。また、最近では、処理の効率化および高速化を目的として、複数の処理を独立かつ並列に処理可能にしたり、同等の機能を有する処理部を複数搭載させることが提案されている。
【0004】
ところで、上述した画像処理装置では、稼働中のジョブを停止させる場合、操作者の指示によるものと、画像処理装置自体の判断によるものとに大きく分けられる。前者は、例えばジョブを継続する必要がなくなった場合、あるいは出力結果を調べることにより、所望した画質もしくは処理内容と異なっていることが判明した場合に、操作者が停止ボタンを直ちに押下することによって停止処理を要求する。また、稼働中のジョブに対し割り込みをかける場合に、操作者が割り込みボタンを押下することによって割り込み処理の一環として稼働中ジョブの停止処理を要求する。後者は、画像処理装置内で稼働中ジョブに不都合な影響を与える異常が検知された場合、あるいは稼働中ジョブと他の待ち状態ジョブとが優先度もしくは動作比率等の条件に基づいてジョブ切り換えを行う場合などに、画像処理装置自体が稼働中ジョブの停止処理を要求する。
【0005】
このように、画像処理装置における稼働中ジョブの停止処理は、単独機能として、あるいは他の機能の一部分として、操作者の指示により、もしくは画像処理装置自体の指示により、実施されるものである。特に、操作者の指示により停止処理が実施される場合、ジョブの特定および停止処理の実施タイミングの決定は、操作性の面からも重要な事柄である。
【0006】
特に、記憶手段を内蔵するとともに、入出力部を独立して稼働させることにより、複数のジョブの並列処理を可能にしたデジタル複写機においては、従来の1ジョブ完結型の複写機にならっていたため、ジョブを特定する手段が存在せず、操作者が所望するジョブの停止を指定し難いという問題があった。そのため、プリンタもしくはファクシミリ装置のように、コピージョブにおいてもジョブを特定するための番号を割り付けるようにした方式、特開平3−183259号公報で開示されている画像処理装置のように、入力部と出力部とに停止指定手段を設けることによって、少なくとも入力部の停止か、出力部の停止かを区別できるようにした方式、あるいは一旦、全ての稼働中のジョブを停止させておき、その後、所望のジョブを指定するような方式等が提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したように、ジョブを特定するための番号を割り付けるようにした、従来の画像処理装置では、操作者が所望のジョブに対して、停止操作もしくは割り込み操作を行う場合には、割り付けた番号を覚えておくか、もしくは所望のジョブを検索した後に、そのジョブに割り付けられた番号を入力して指定しなければならず、緊急を要する場合の操作としては、操作性が悪く、その結果、実際に停止処理が実現されるのは、操作者が所望するタイミングよりも遅れてしまうといった問題があった。
【0008】
なお、画像処理装置によっては、ジョブの停止および割り込みタイミングは、例えば、部数の区切り目のように設定することが可能なものもあるが、これは画像処理装置にとって都合のよいタイミングであり、操作者の所望するタイミングとは必ずしも一致していなかった。
【0009】
また、入力部と出力部の部分的な停止に着目している特開平3−183259号公報では、複数の稼働中ジョブに対する停止処理を可能としているが、複数のジョブが出力動作を行っている場合について考慮されていないため、結局、ジョブの特定は不可能であり、前述した従来の画像処理装置と同じ問題が生じていた。
【0010】
さらに、一旦、全ての稼働中ジョブを停止させておき、その後、所望するジョブを指定する方式においては、ジョブの特定および停止タイミングについては要求を満足するが、他の稼働中ジョブについての考慮がなされていないため、停止する必要がない緊急のジョブ等の処理終了時間が遅れてしまうという問題があった。
【0011】
この発明は上述した事情に鑑みてなされたもので、停止時における操作を軽減できるとともに、操作者の所望する停止タイミングでジョブを停止でき、かつ、他の稼働中ジョブの動作に与える影響を可能な限り軽減できる画像処理装置を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上述した問題点を解決するために、請求項1記載の発明では、複数の機能を備え、複数のジョブを動作させることが可能な画像処理システムにおいて、ジョブ毎に動作停止レベルを設定する停止レベル設定手段と、ジョブ動作の停止指示を受けると、前記停止レベル設定手段によって設定された動作停止レベルに基づいて、ジョブの停止を制御するジョブ停止制御手段とを具備することを特徴とする。
【0013】
また、請求項2記載の発明では、請求項1記載の画像処理装置において、停止レベルを変動させる際のジョブの動作条件を設定する停止レベル変動条件設定手段と、前記停止レベル変動条件設定手段によって設定された動作条件に基づいて、ジョブの停止レベルを動的に変動させる停止レベル変動手段とを具備することを特徴とする。
【0014】
この発明によれば、停止レベル設定手段は、操作者の指示に従って、ジョブ毎に動作停止レベルを設定する。ジョブ停止制御手段は、ジョブ稼働中に、操作者からジョブ動作の停止指示を受けると、上記停止レベル設定手段によって設定された動作停止レベルに基づいてジョブの停止を制御する。この結果、停止させても差し支えのない全てのジョブが停止する。その中から所望するジョブが指定されると、他の停止していたジョブは再起動する。また、停止レベル変動条件設定手段により、動的変動条件を予め設定しておけば、停止レベル変動手段は、各ジョブの稼働状況を監視し、該稼働状況に応じて停止レベルを変動させる。ジョブ停止制御手段は、ジョブの稼働状況に応じて変動する停止レベルに基づいて、ジョブの停止を制御する。したがって、停止時における操作を軽減することが可能となり、操作者の所望する停止タイミングでジョブを停止し、かつ、他の稼働中ジョブの動作に与える影響を可能な限り軽減することが可能となる。
【0015】
【発明の実施の形態】
次に図面を参照してこの発明の一実施形態について説明する。なお、本実施形態では、画像処理システムとして複合機を例に挙げて説明する。
A.実施形態の構成
A−1.画像処理システムの略構成
図1は、本発明の実施形態による画像処理システムの構成を示す概略図である。図において、複合機1は、画像処理制御を行う画像処理装置2を介して画像入出力サーバ3に接続されている。また、画像入出力サーバ3は、他の複合機10、複写機(図示せず)、ファクシミリ装置9、プリンタ(図示せず)、ファイリング装置6,7等の入出力装置、もしくはワークステーション、パーソナルコンピュータ4,5等の端末装置と同様に、所定の区域に敷設されたネット上、例えば、ローカルネットワーク8(以下、LANと呼ぶ)および公衆回線11等に接続されている。複合機1は、これらのネットを介して、他の入出力装置および端末装置とデータの授受を行うことが可能である。
【0016】
上述したシステム構成において、複合機1が有する入出力機能としては、例えば、コピージョブ、プリントジョブ、スキャン&ファイリングジョブ、ファクシミリ送受信ジョブ等がある。コピージョブは、複合機1に備えられたスキャナから原稿を読み取り、複合機1の画像形成部によって記録紙に印字する処理であり、プリントジョブは、端末装置4,5から送出されたコードデータを複合機1の画像形成部によって記録紙に印字する処理である。また、スキャナ&ファイリングジョブは、複合機1のスキャナから原稿を読み取り、ネットを介してファイリング装置6,7等へ送出する処理であり、ファクシミリ送受信ジョブは、公衆回線を介して画像データを他のファクシミリ装置9,10へ送出したり、あるいは他のファクシミリ装置9、複合機10等から受信し、複合機1の画像形成部によって記録紙に印字する処理である。
【0017】
なお、操作者は、複合機1のユーザーインターフェースもしくはクライアント4,5から、一斉に複合機1に対して上述した要求を発行する場合が考えられるため、システム制御部は、複数のジョブを受け付けられるように制御されており、さらに生産性を向上させるために、異なるジョブ間で同一の処理が衝突しない限り、並列かつ独立に処理が可能なように制御されている。
【0018】
A−2.複合機の概略構成
次に、図2は、本発明が適用される複合機の概略構成を示す断面図である。複合機1は、大きく分けて、原稿画像に対応したトナー像を記録紙上に形成してコピーを形成する画像形成部M1と、画像形成部M1の原稿載置面に対して原稿を自動的に送り込む自動原稿送り部M2と、画像形成部M1から排出された記録紙に対してソーティング、ステイプル止め等の後処理を行う後処理部M3とからなる。複合機1には、取り込んだ画像データに対して、圧縮/伸長、編集等の処理を施す画像処理装置2が接続され、さらに、この画像処理装置2には、複合機1および画像処理装置2を制御するためのサーバ3が接続されている。また、サーバ3は、LAN8や公衆回線11等のネットを介して画像データの送受信を行う機能、および操作者が装置に対して操作内容を指示する機能を備えている。
【0019】
画像形成部M1の内部には、上側から、原稿載置面であるプラテンガラスM4上に載置された原稿を走査して原稿画像を読み込む画像読み取り部M5と、この画像読み取り部M5により得られた画像情報、もしくはLAN上の端末装置または公衆回線から送信された画像情報に基づいて、記録紙上に原稿画像に対応したトナー像を形成する印字部M6と、この印字部M6に対して記録紙を供給する給紙部M7とが配設されている。
【0020】
上記自動原稿送り部M2は、複合機1の上部に設けられたプラテンガラスM4を開閉自在に覆うように設けられており、原稿載置トレイM8に積載された原稿を、送りローラ(図示せず)および搬送ベルトM9により1枚ずつ順次プラテンガラスM4上に搬送する。プラテンガラスM4上の原稿は、原稿画像の読み取りが行われた後、搬送ベルトM9および排出ローラ(図示せず)により原稿排紙トレイM10に排出される。
【0021】
画像読み取り部M5は、光学系として、露光ランプM11、複数の反射ミラーM12、レンズM13、イメージセンサM14等を備えており、露光ランプM11、反射ミラーM12をプラテンガラスM4に沿って移動させ、原稿からの反射光をイメージセンサM14に収束させ、原稿の画像の濃淡を電気的な画像信号に変換する。この画像信号は、画像読み取り部M5の内部に電気系として設けられているA/D変換回路等により、デジタル形態の画像データに変換される。この画像データは、後述する処理部に供給され、所定の信号処理が施された後、印字部M6、もしくはネットワーク上の端末装置、または電話回線により通信装置等に供給される。
【0022】
次に、印字部M6は、処理部からのデジタル画像データに従って、周知の電子写真法により記録用紙上にトナー像を形成するものであり、帯電装置M15により均一に帯電された感光体ドラムM16の表面を、レーザ露光装置M17からのレーザ光により露光して静電潜像を形成する。
【0023】
レーザ露光装置M17は、画像読み取り部M5からの画像データに基づいて駆動電流が変調される半導体レーザ等のレーザ素子(図示せず)、レーザ素子からのレーザ光を、感光体ドラムM16の表面の移動方向と直交する方向に周期的に偏向する回転多面鏡M18、反射ミラーM19等から構成されている。
【0024】
感光体ドラムM16上の静電潜像は、現像器M20あるいはM21により現像されて感光体ドラムM16上に所望色のトナー像として形成され、このトナー像は、転写部M22により給紙部M7の複数のトレイM7a〜M7eのいずれかから経路Aに沿って送られてきた記録紙に転写される。なお、トレイM7a〜M7cは、それぞれサイズの異なった用紙が収納される給紙トレイ、トレイM7dは、数百枚の記録紙を収納する大容量トレイである。転写後に感光体ドラムM16の表面に残った残留トナーは、クリーニング部M28により除去される。
【0025】
転写後の記録紙は、剥離部M24により感光体ドラムM16から剥離され、コンベアM25で定着部M26に搬送され、定着処理が施される。定着後の用紙の経路は、切り換えゲートM27により、後処理部M3に進む経路Bと、両面複写のために反転部M28を介して中間トレイM7dに進む経路Cとのいずれかに切り換えられる。両面複写の場合には、反転部M28で記録紙の表裏が反転され、中間トレイM7dを経由し、経路Aに沿って、再度、印字部M6に供給され、今度は、記録紙の裏面にトナー像が形成された後、後処理部M3に送られる。
【0026】
印字部M6から後処理部M3に排出された記録紙は、切り換えゲートM29により、経路Dと経路Eのいずれかに切り換えられる。経路Dに進んだ記録紙は、そのまま画像面を上にして経路Fに送られ、経路Eに進んだ記録紙は、反転部M30で表裏が反転されて経路Fに送られる。
【0027】
経路Fを進む記録紙は、切り換えゲートM31により、頂部トレイM32に向かう経路Gと、各種の後処理が施される経路Hとに振り分けれる。経路Hに進んだ記録紙は、垂直搬送ベルトM33により経路Iに沿って下方に向かって搬送され、切り換えゲートM34により、ステイプル止めの処理が施される経路Jと、そのままソータビンM35に向かう経路Kとに振り分けられる。経路Jに進んだ記録紙は、保持トレイM36の中に排出され、必要枚数の記録紙が溜まったら、ステイプラM37によりステイプル止めされる。ステイプル止めされた記録紙は、再度、垂直搬送ベルトM33により下方に向かって搬送され、ソータビンM35の中の所定の位置に排出される。
【0028】
A−3.画像処理装置のブロック構成
次に、図3は、本発明に係わる画像処理装置の一例の構成を示すブロック図である。図において、画像処理装置(Electronic Sub−System:ESS)2は、バスインターフェースB3を介してサーバ3と連結され、IITインターフェースB1を介して画像読み取り部(IIT/IPS)M5と連結され、IOTインターフェースB8を介して画像形成部(IOT)M1と連結されている。さらに、画像読み取り部M5は自動原稿送り部(ADF)M2と連結され、画像形成部M1は後処理部(FINISHER)M3と連結されている。画像処理装置2は、上記IITインターフェースB1、IOTインターフェースB8、およびバスインターフェースB3の他に、画像データを変換するための画像処理部B2、画像データを格納するためのページバッファB6、画像データおよび制御データが伝送される内部バスB4、画像処理装置2に内蔵され、画像データを一時的に格納しておくためのハードディスクB7、およびハードディスクB7を制御するためのディスクコントローラB5から構成されている。各処理部B1〜B8は、全てサーバ3が以下に示す手順によって制御することによって画像データを処理している。
【0029】
(1)コピージョブ
まず、画像読み取り部M5から入力し、画像形成部M1へ出力する場合、すなわち、コピージョブの場合の画像データの処理手順について説明する。自動原稿送り部M2、もしくは画像読み取り部M5のプラテン上に原稿をセットし、サーバ3上のウィンドウパネルU1(後述)によってジョブ動作を設定した後、スタートボタンを押下すると、画像読み取り部M5は、光電変換により原稿の画像情報を読み取り、デジタル画像データへの変換および画像処理を施しながら、IITインターフェースB1を介して入力された画像データを、ページバッファB6に順次格納する。
【0030】
出力を同時に行う場合は、IOTインターフェースB8を介してページバッファB6から画像形成部M1へ画像データを転送し、後処理部M3で後処理を実行すると同時に、ディスクB7に書き込みを開始する。一方、出力を同時に行わない場合には、ハードディスクB7への書き込み開始のみを行う。出力は、ページバッファB6からのみ行われる。これに対して、ページバッファB6への画像データ格納は、画像読み取り部M5からの入力、およびハードディスクB7からの読み出しの2通りある。基本的には、1部目は画像読み取り部M5からの入力画像データを直接出力し、2部目以降はハードディスクB7から読み出した画像データを出力する。また、画像処理を施す場合には、基本的には、ページバッファB6から画像処理部B2へ画像データを転送し、処理を施した後、再び、ページバッファB6へ戻す。
【0031】
また、IOTインターフェースB8へ出力された画像データは、画像形成部M1において、画像データから生成された2値データに基づいて、レーザ光のオン/オフを各画素毎に制御して、網点により中間調画像を再現することにより像形成される。
【0032】
(2)プリントジョブあるいはファクシミリ受信ジョブ
次に、画像読み取り部M5からの画像データ入力に代わり、ネットワークあるいはファクシミリ装置に接続された外部機器からの画像データ入力についても同様に動作する。ネットワークあるいはファクシミリ装置に接続されたサーバ3からの画像データ入力の場合、すなわち、プリントジョブあるいはファクシミリ受信ジョブの場合には、バスインターフェースB3を介してページバッファB6に格納された後、前述したコピーモードにおける出力動作と同様にして画像形成部M1に出力される。
【0033】
(3)スキャン&ファイリングジョブあるいはファクシミリ送信ジョブ
また、画像形成部M1への画像データ出力に代わり、ネットワークあるいはファクシミリ装置に接続された外部機器への画像データ出力についても同様に動作する。画像読み取り部M5から入力された画像データをネットワークあるいはファクシミリ装置に接続されたサーバ3へ出力する場合、すなわち、スキャン&ファイリングジョブあるいはファクシミリ送信ジョブの場合には、ページバッファB6に画像データが格納されると、バスインターフェースB3を介してサーバ3へ出力される。なお、ページバッファB6と各処理部とのアクセスは、内部バスB4のバスアービドレーションによって同時に行われる。また、ページバッファB6と各処理部は時分割で処理を行い、入力処理と出力処理は並列に処理される。
【0034】
A−4.操作例および表示例
次に、図4は、本発明に係わる操作例および表示例を示す模式図である。本画像処理システムにおける操作および表示は、サーバ3もしくは各クライアント4,5上のウィンドウパネルU1によって行われ、操作/表示制御部(図示せず)によって制御される。サーバ3上のウィンドウパネルU1における設定は、コピージョブおよびファクシミリ送信ジョブ実行時に行われ、クライアント4,5上のウィンドウパネルU1における設定は、プリントジョブおよびスキャン&ファイリングジョブ実行時に行われる。但し、スキャン&ファイリングジョブは、一旦、必ずサーバ3の所まで行って原稿を画像データ入出力装置1にセットする必要があるため、サーバ3上のウィンドウパネルU1での設定も可能になっている。
【0035】
操作者がジョブの停止レベルの設定を行う場合は、ジョブの設定時に行われる。図4に示すウィンドウパネルU1上のパラメータ設定部D1には、図5に示す表示画面のように、ジョブを設定するための表示がなされる。図5に示す表示画面の例では、同一画面上に、緊急ボタン(ボタン名:緊急)、出力チェック不必要ボタン(ボタン名:NO−CHK)、任意の停止レベルを設定するためのボタン(ボタン名:レベル設定)、および停止レベルを表示する部分(図例では、「3」が表示されている)が存在する。また、図示の例では、ジョブとして、通常コピー、N−UPコピー、シグニチャ、FAX送信がある。通常コピーは、取り込んだ原稿画像を所定部数だけ出力するジョブである。また、N−UPコピーは、複数の取り込んだ原稿画像を1ページに配置して出力するジョブであり、シグニチャは、製本における折り丁(1ページに複数ページが印刷されたもの)を出力するもので、折り込まれた際に、ページが正しい順序になるように並べ変えて出力するジョブである。また、FAX送信は、取り込んだ原稿画像を、通信回線を用いて、ファクシミリ送信するジョブである。
【0036】
操作者は、倍率や用紙トレイを選択するなど、ジョブのパラメータを設定するとともに、上述したボタンの中から必要とするボタンを押下することができる。例えば、緊急ボタンを押下すると、停止レベルは、最高レベルに設定され、他の操作者が停止指示を出力したとしても、停止できないようにすることができる。また、NO−CHKボタンを押下した場合も、停止レベルは高く設定され、他の操作者により停止させ難くすることができる。さらに、任意の停止レベルを設定することができ、これによって停止レベルの値を上記規定値と異なるようにした場合には、ジョブ特有の停止レベルを設定することができ、ジョブID的な役割を担わせることも可能である。
【0037】
基本的に、ジョブIDは、画像処理装置によって自動的に割り付けられるが、停止レベルは、任意に設定できるため、例えば、同一の操作者が要求した複数のジョブを一括停止させることができ、従来のジョブID割り付けよりも使い勝手が向上する。また、上述した以外の場合、すなわち、他の操作者によって停止させられたとしても、さほど影響を及ぼさない場合には、上述したような停止レベルの設定を行う必要はない。操作者により停止レベルが設定されない場合には、自動的にデフォルト値を設定する。また、後述する停止レベル変動部によって変動要因に応じた停止レベルが動的に設定されるようになっている。
【0038】
停止指示を行う場合には、図4に示すウィンドウパネルU1上の「STOP」ボタンを押下する。この場合、予め定められた要求停止レベル以下の停止レベルを持つジョブを全て停止する。また、ウィンドウパネルU1上のテンキーにより要求停止レベルを選択した後に、「STOP」ボタンを押下した場合には、選択された要求停止レベル以下の停止レベルを持つジョブを全て停止する。このとき、停止したジョブは、全てパラメータ設定画面D1上に表示され、操作者は、その中から所望のジョブを選択する(図示せず)。ジョブの表示方法は、停止すべきジョブを特定できる情報が表示されるものであれば何でもよく、例えば、ジョブ名およびジョブ属性、ジョブ受け付け時間、初期ページの縮小画像等が挙げられる。所望のジョブが選択されると、選択されなかった他の停止したジョブは直ちに再起動されるようになっている。
【0039】
また、割り込み指示を行う場合も、停止指示の場合と同様にして、図4に示すウィンドウパネルU1上の「INTR」ボタンを押下する。この場合、予め定められた要求停止レベル以下の停止レベルを持つジョブを全て停止する。また、ウィンドウパネルU1上のテンキーにより要求停止レベルを選択した後に、「INTR」ボタンを押下した場合には、選択された要求停止レベル以下の停止レベルを持つジョブを全て停止する。その後、操作者は割り込み処理を施し、割り込み処理が終了すると、停止した全てのジョブが直ちに再起動されるようになっている。
【0040】
なお、要求停止レベルは、停止指示用と割り込み指示用のように、複数用意することも可能である。これにより、停止処理を含む各処理に対応した停止レベルを設定することができる。
【0041】
A−5.機能構成
次に、図6は、上述した画像処理装置の制御部の(機能)構成を示すブロック図である。図において、制御部は、処理受付部201とジョブスケジューリング部203とに分けられ、両者は、管理テーブル202を介して処理要求の授受を行うようになっている。停止レベル設定部204は、操作者が図4に示すウィンドウパネルU1からの指示により、あるいは停止レベル変動部205で参照される内部テーブルによって選択/設定するためのモジュールである。また、変動条件設定部206は、システム管理者がシステム設置時に予め設定しておくシステムコンフィグレーション設定の中で設定するためのモジュールである。また、ジョブ設定部207は、ジョブ書類およびジョブパラメータ等、その他のジョブ設定を行うモジュールであり、上記停止レベル設定部204と同時に作動する。設定が終了すると、処理受付部201は、報告された処理設定内容に基づいて、ジョブチケットと呼ばれるテーブルに設定結果を格納し、ジョブキューにキューイングする。
【0042】
要求取出制御部208は、ジョブキューの中から優先順位の高い順にジョブチケットを取り出し、処理が実行可能かどうかを判断するモジュールである。実行可能であれば、画像データの入出力処理を開始する。処理切換え部209は、現在、後述する入力処理制御部212、出力処理制御部213において稼働中のジョブと、待ち状態のジョブとを切り替えるためのモジュールであり、ここで実際に稼働中のジョブを停止させたり、停止しているジョブに起動をかけたりする。停止制御部210は、停止指示が発行された時、どのジョブを停止させるかを選択するためのモジュールであり、その結果を処理切換え部209に通知する。また、変動要因監視部211は、停止レベルを変動させるための処理中の情報を収集するモジュールであり、この結果は随時、停止レベル変動部205に通知される。入力処理制御部212、および出力処理制御部213は、それぞれ入力処理および出力処理を実施するための入出力制御を行うモジュールであり、他のモジュールとは独立して動作する。
【0043】
B.実施形態の動作
次に、上述した実施形態の動作について説明する。まず、上述した画像処理システムの動作について図7ないし図12に示すフローチャートを参照して説明する。
【0044】
B−1.メイン処理
図7は、ジョブの要求から入出力処理までの基本的なメイン処理を説明するためのフローチャートである。操作者からコピージョブ、ファクシミリ送信ジョブ、スキャン&ファイリングジョブ、ファクシミリ受信ジョブ、プリントジョブ等のジョブ要求を受信すると、図7に示すステップS1に進み、ジョブ要求に対して要求停止レベルを設定したり、ジョブチケットを生成し、ジョブキューイングを行う処理受付処理を実行した後(詳細は後述する)、ステップS2へ進む。ステップS2では、ジョブ要求情報が格納されているジョブチケットが、ジョブキューにキューイングされているか否かを判断する。そして、ジョブチケットが、ジョブキューにキューイングされている場合には、ステップS2における判断結果は「YES」となり、ステップS3へ進む。
【0045】
ステップS3では、停止レベルに基づいて、ジョブ起動、ジョブ停止を行うジョブスケジューリング処理を実行した後(詳細は後述する)、ステップS2へ戻る。以下、ジョブキューにキューイングされているジョブチケットがなくなるまで、ステップS2,S3を繰り返し実行して、受け付けたジョブ要求に対して、ジョブスケジューリング処理を行う。一方、ジョブキューにキューイングされているジョブチケットがなくなると、ステップS1へ戻り、再び、ジョブ要求を待つ。
【0046】
B−2.処理受付処理
次に、図8は、上述した処理受付処理を説明するためのフローチャートである。まず、ステップS4において、図4に示すジョブ選択画面(U1)を表示する。次に、ステップS5において、ジョブ選択画面上のボタンとして、ジョブ要求のためのボタン、すなわちジョブ選択画面上のボタンか、もしくは用紙サイズ/倍率設定等のボタン、稼働中のジョブに対する処理要求ボタン、すなわち停止/割込ボタン、もしくは停止したジョブから所望のジョブを選択するためのボタンが押下されたか否かを判断する。
【0047】
そして、ジョブ要求のためのボタンが押下された場合には、ステップS5からステップS6へ進む。ステップS6では、押下されたボタンに応じて、倍率や部数等をジョブパラメータとしてデータをセットする。なお、停止レベル設定によるもの、すなわち緊急ボタン、NO−CHKボタン、停止レベル設定ボタンのいずれかが押下された場合にも、同様に、ステップS6において、停止レベルデータがセットされる。次に、ステップS7へ進み、ジョブ要求に対する全ての設定が終了したか否かを判断する。そして、全てのパラメータが設定されていなければ、ステップS7における判断結果は「NO」となり、ステップS5へ戻る。以下、全てのパラメータが設定されるまで、ステップS5〜S7を繰り返し実行する。一方、全てのパラメータが設定されると、ステップS7における判断結果は「YES」となり、後述するステップS12へ進む。
【0048】
ステップS12では、ジョブチケットを生成する。次に、ステップS13において、上述したステップS6,S10で設定されたデータをジョブチケットに格納する。そして、ステップS14へ進み、ジョブチケットをジョブキューにキューイングし、当該処理受付処理を終了し、前述したメイン処理へ戻る。
【0049】
一方、停止および割り込みに関するボタンが押下された場合には、ステップS5からステップS8へ進む。ステップS8では、押下されたボタンが停止/割込の要求ボタンであるか、既に停止した複数のジョブから所望するジョブを選択するボタンであるかを判断する。そして、停止/割込の要求ボタンであれば、ステップS8からステップS9へ進む。ステップS9では、ジョブ選択画面から停止した複数のジョブを表示させるための停止画面に切り換える。次に、ステップS10へ進み、停止/割込の要求ボタンが押下される前に、テンキーが押下されていれば、その値を要求停止レベルとしてセットし、テンキーが押下されていなければ、デフォルト値を要求停止レベルとしてセットする。
【0050】
次に、上述したステップS12み、ジョブチケットを生成する。次に、ステップS13において、上述したステップS6,S10で設定されたデータをジョブチケットに格納した後、ステップS14において、ジョブチケットをジョブキューにキューイングし、当該処理受付処理を終了し、前述したメイン処理へ戻る。ジョブチケットは、このようにジョブ要求の場合のみならず、稼働中のジョブに対する処理の要求時にも利用される。
【0051】
一方、上述した停止/割込要求により、後述するジョブスケジューリング処理において、要求停止レベル以下の複数のジョブを停止するとともに、停止したジョブチケット内の停止フラグをONにし、その後、停止した複数のジョブが表示されるといった処理がなされると、操作者はその中から実際に停止させたいジョブを選択することになる。操作者が停止ジョブを選択すると、ステップS8からステップS11へ進む。ステップS11では、選択したジョブ以外の他の停止したジョブにおける停止フラグをOFFにすることにより再起動を許可する。そして、当該処理を終了する。なお、停止フラグのON/OFF情報は後述するジョブスケジューリング処理において参照される。
【0052】
B−3.ジョブスケジューリング処理
次に、図9および図10は、上述したジョブスケジューリング処理を説明するためのフローチャートである。このジョブスケジューリング処理は、ジョブスケジューリング部203で実行される。まず、ジョブスケジューリング部203は、ジョブキューにジョブチケットが存在するとことを検知すると、ステップS15において、ジョブキューの先頭からジョブチケットを取り出す。次に、ステップS16において、ジョブチケットの要求内容がジョブの起動または再起動であるか、ジョブの停止/割込要求であるかを判断する。
【0053】
そして、停止/割込要求である場合には、ステップS16からステップS17へ進む。ステップS17では、要求停止レベル以下の稼働中のジョブに対し停止要求を発行する。次に、ステップS18へ進み、入力/出力処理の停止完了を待ち、ステップS19において、処理の停止が完了したか否かを判断する。そして、停止が完了していなければ、ステップS19における判断結果は「NO」となり、ステップS18へ戻る。以下、停止が完了するまで、ステップS18,S19を繰り返し実行する。そして、要求停止レベル以下の稼働中のジョブが全て停止すると、ステップS20へ進む。
【0054】
ステップS20では、停止したジョブにおけるジョブチケット内の停止フラグをONにし、停止状態を保持する。その後、ステップS21へ進み、ジョブチケットの要求が停止要求であるか、割り込み要求であるかを判断する。そして、停止要求である場合には、ステップS21における判断結果は「YES」となり、ステップS22へ進む。ステップS22では、停止したジョブを全て表示させ、図10に示すステップS33へ進む。ステップS33では、ジョブチケットを削除し、当該処理を終了する。一方、割り込み要求である場合には、ステップS21における判断結果は「NO」となり、ステップS23へ進む。ステップS23では、割り込みジョブの設定/実行を促すための表示を行う。そして、上記ステップS33へ進み、ジョブチケットを削除し、当該処理を終了する。
【0055】
なお、停止ジョブの表示は、操作者が実際に停止させたいジョブを選択するためであり、ジョブスケジューリング部203では表示によって停止要求の処理を終了しているが、その後、操作者により、選択のための操作が行われることを期待しており、選択操作における処理、すなわち実際に停止させたいジョブ以外の停止したジョブに再起動をかける処理を終了して、初めて一連の停止処理が完了することになる。
【0056】
一方、ステップS16において、ジョブチケットの要求内容がジョブの起動または再起動である場合には、ステップS24へ進む。ステップS24では、ジョブチケット内の停止フラグを参照し、ONであるか、OFFであるかを判断する。そして、停止フラグがONであれば、すなわち、停止中のジョブである場合には、ステップS24からステップS15へ戻り、次のジョブチケットを再度取り出す。一方、停止フラグがOFFであれば、すなわち、新たに要求された新規のジョブか、もしくは一旦停止したが再起動をかけられたジョブである場合には、ステップS25へ進む。ステップS25では、実行可否を判断し、ステップS26において、実行可であるか否かを判断する。そして、実行不可能であれば、ステップS26における判断結果は「NO」となり、そのまま当該処理を終了する。
【0057】
一方、実行可能であれば、ステップS26における判断結果が「YES」となり、図10に示すステップS27へ進む。ステップS27では、入力が終了しているか否かを判断する。そして、入力が終了していなければ、ステップS27における判断結果は「NO」となり、ステップS28へ進む。ステップS28では、入力処理を起動する。一方、入力処理が終了していれば、ステップS27における判断結果は「YES」となり、ステップS29へ進み、出力処理を起動する。なお、入力処理の終了時に出力処理が起動されていなければ、ステップS28における入力処理終了後、直ちに、ステップS28において出力処理を起動する。
【0058】
入出力処理を起動した後は、ステップS30において、入出力処理の終了を待ち、ステップS31において、入出力処理が終了したか否かを判断する。そして、入出力処理が終了していなければ、ステップS31における判断結果は「NO」となり、ステップS30へ戻り、処理が終了するまで、ステップS30,S31を繰り返し実行する。一方、入出力処理が終了すると、ステップS31における判断結果は「YES」となり、ステップS32へ進む。ステップS32では、ジョブの全ての処理が完了したか否かを判断する。そして、ジョブが完了していれば、ステップS32における判断結果は「YES」となり、ステップS33へ進み、ジョブチケットを削除した後、当該処理を終了する。一方、ジョブが完了していなければ、ステップS32における判断結果は「NO」となり、そのまま当該処理を終了する。
【0059】
なお、処理が完了していない場合とは、入出力処理内で処理を継続不可能な事象が発生し、自動的に停止させた状態を指している。例えば、エラー発生、メモリオーバー、出力部での用紙切れ等が継続不可能な事象に相当する。通常、このような場合、動作不良としてシステム管理下で復旧がなされるのを待つため、全ジョブが停止してしまうが、装置内部での自動的な停止の場合にも停止フラグを活用することにより、動作不可能なジョブのみを停止させ、他のジョブは続行させるといった制御が容易に実現できる。
【0060】
B−4.入力処理
次に、図11は、上述したジョブスケジューリング処理において起動される入力処理を説明するためのフローチャートである。入力処理部は、まず、ステップS34において、要求内容(コマンド)を調べる。そして、コマンドが停止要求を示す「STOP」であれば、ステップS35へ進み、処理を停止し、当該処理を終了する。一方、コマンドが起動要求を示す「JOB−START」であれば、ステップS36へ進む。ステップS36では、画像データを格納するためのページバッファ領域を確保する。次に、ステップS37において、画像の入力を開始する。ステップS38では、画像の入力と同時に出力が可能であるか否かを判断する。そして、同時出力可能であれば、ステップS38における判断結果は「YES」となり、ステップS39へ進む。ステップS39では、後述する出力処理を起動すべく、起動要求を発行する。
【0061】
一方、同時出力をしない場合には、ステップS38における判断結果は「NO」となり、ステップS40へ進む。ステップS40は、ページバッファB6に格納された画像データを保存するためにディスクへ書き込むべく、ディスク書き込み処理を起動する。次に、ステップS41において、最終ページに達したり、「STOP」ボタンが押下されて停止要求が発生するか、またはエラー発生などにより、入力処理が終了であるか否かを判断する。そして、終了でなければ、ステップS41からステップS36へ戻る。以下、入力処理が終了するまで、ステップS36〜S41を繰り返し実行し、入力画像分、例えばスキャナからの入力であれば、原稿枚数分、入力を繰り返す。一方、「STOP」ボタンが押下されて停止要求が発生するか、またはエラーなどが発生すると、ステップS41からステップS42へ進み、処理を行っていたジョブの停止フラグをONにした後、当該処理を終了し、停止解除を待つ。一方、最終ページに達した場合(LAST−PAGE)には、そのまま当該入力処理を終了する。
【0062】
B−5.出力処理
次に、図12は、上述したジョブスケジューリング処理において起動される出力処理を説明するためのフローチャートである。出力処理部は、まず、ステップS43において、要求内容(コマンド)を調べる。そして、コマンドが停止要求を示す「STOP」であれば、ステップS44へ進み、出力処理を停止し、当該処理を終了する。一方、コマンドが起動要求を示す「JOB−START」であれば、ステップS45へ進む。ステップS45では、ディスクに格納された画像データを読み出すべく、ディスク読み出し処理を起動する。次に、ステップS46において、画像データを出力部へ転送する。
【0063】
次に、ステップS47において、最終ページに達したり、「STOP」ボタンが押下されて停止要求が発生するか、またはエラー発生などにより、入力処理が終了であるか否かを判断する。そして、終了でなければ、ステップS47からステップS45へ戻る。以下、出力処理が終了するまで、ステップS45〜S47を繰り返し実行し、出力画像分、繰り返す。一方、「STOP」ボタンが押下されて停止要求が発生するか、またはエラーなどが発生すると、ステップS48へ進み、停止フラグをONにした後、当該出力処理を終了する。また、全てのページを出力し、最終ページに達した場合には、ステップS49へ進み、ディスクに書き込んでいた画像データを消去する。
【0064】
なお、実際の制御部は、上述した以外にもエラー解除処理、通信処理等が存在するが、本発明とは関係がないので省略している。
【0065】
C.停止レベルを動的に変動させる際の動作
次に、ジョブの動作状況に応じて、停止レベルを動的に変動させる際の動作について図13および図14を参照して具体的に説明する。なお、以下の説明では、3つのコピージョブが一定の出力比率で出力している場合の停止レベル変動を例にとって説明する。また、各々の出力比率は、ジョブA:ジョブB:ジョブC=3:1:2としている。図13では、以下に述べる入力および出力のタイミングを示している。入力は、まず、ジョブAの要求を受け付け、2ページ分の入力中に(In1,In2)、ジョブBの要求を受け付け、ジョブAの入力終了後、ジョブBの3ページ分の入力が開始され(In1,In2,In3)、その後、ジョブCの要求を受け付け、該ジョブCの2ページ分の入力を行う(In1,In2)。
【0066】
出力は、ジョブAの入力と並列に行われ、ジョブBの受け付けにより、出力比率は、3:1となり、ジョブAが3ページ出力後(Out1,Out2,Out3)、ジョブBが1ページ出力し(Out1)、再度、ジョブAに出力が切り替わる(Out2,Out1,Out2)。ここで、ジョブCの要求受け付けがあり、出力比率は、3:1:2になり、ジョブAの3ページ出力(Out2,Out1,Out2)、ジョブBの1ページ出力(Out2)、ジョブCの2ページ出力(Out1,Out2)が順に実施される。
【0067】
次に、上述したコピージョブ動作において、▲1▼処理ページによる変動、▲2▼時間による変動、▲3▼ジョブ受け付け順による変動、▲4▼ジョブの排紙による変動の各々の停止レベル変動について図14を参照して説明する。
【0068】
▲1▼処理ページによる変動
処理ページによる変動では、図14(a)に示すように、各ジョブにおいて、出力ページ枚数が増加する毎に停止レベルを段階的に(ステップ状に)アップさせる。これは、操作者が停止指示を出すタイミングは、出力ページの初期段階で多くなるという事実に基づいている。したがって、出力ページ枚数が最後の方になったジョブほど、他の操作者による停止指示に影響されにくくなる。なお、入力時は、ページに関係なく、いつでも停止可能なように停止レベルを抑えている。
【0069】
▲2▼時間による変動
時間による変動では、図14(b)に示すように、各ジョブにおいて、受け付け開始とともに、時間を計数しておき、時間が長引くにつれて停止レベルをアップさせる。これは、操作者が停止指示を出すタイミングは、ジョブの受け付け後の早い時間帯ほど、多くなるという事実に基づいている。したがって、処理に時間を費やしているジョブほど、他の操作者による停止指示に影響されにくくなる。
【0070】
▲3▼ジョブ受け付け順による変動
ジョブ受け付け順による変動では、図14(c)に示すように、ジョブが受け付けられる毎に、およびジョブが終了する毎に、停止レベルをアップさせる。これは、操作者が停止指示を出すタイミングは、後から受け付けたジョブほど、多くなるという事実に基づいている。したがって、先に受け付けられたジョブほど、他の操作者による停止指示に影響されにくくなる。
【0071】
▲4▼ジョブの排紙による変動
ジョブの排紙による変動では、図14(d)に示すように、ジョブが記録紙を排出する間だけ、停止レベルを低くし、他のジョブが排出している間の停止レベルは高くしておく。これは、操作者が停止指示を出すタイミングは、排紙状態を確認しながらの場合が多いという事実に基づいている。したがって、複数のジョブが出力比率に従って並列に出力しているような場合、排紙中でないジョブは、他の操作者による停止指示に影響されにくくなる。
【0072】
本実施形態においては、停止レベルの変動条件として、上述した4点を例に挙げているが、変動条件は、他の操作者の停止指示に影響を与えないような効果を生むものならば、どのようなものでもよく、必ずしも単調増加にならなくてもよいことは言うまでもない。また、上述した効果の他にも、停止レベルを変動させることによって効果が得られるものならば、変動条件として付け加えても何ら差し支えない。例えば、用紙サイズの異なるページを挿入するために、敢えて、所定の位置で停止指示を出したい場合、停止させたいページ部分の停止レベルだけ低く抑えるとともに、要求停止レベルを、抑えた停止レベルより大きく、デフォルト停止レベルより小さい値で停止指示することによって可能となる。
【0073】
また、とりあえず1部のみを出力し、チェックした後に、残りの部数を出力したい場合は、2部目以降の停止レベルを低く抑えるとともに、要求停止レベルを、抑えた停止レベルより大きく、デフォルト停止レベルより小さい値で停止指示することによって可能となる。
【0074】
なお、上述した実施形態においては、コピージョブのように、操作者がジョブを特定することが不可能な場合のジョブが複数、並列に稼働している状況について説明しているが、上述した実施形態における複合機では、プリントジョブ、ファクシミリ受信ジョブ、リモートファクシミリ送信ジョブ等、遠隔操作を行うジョブも存在する。遠隔操作を行うジョブにおいては、操作部のアドレスを利用することによってジョブの要求と停止指示とが一意に特定できるため、他のジョブに影響を与えずに停止指示を発行することができる。このようなジョブにおいて、本発明を適用するには、▲1▼遠隔操作によってのみ停止指示を許可する場合と、▲2▼本画像処理装置の操作部による停止指示も許可する場合の2通りの方法がある。
【0075】
▲1▼の場合には、そのジョブの停止レベルを最大値とし、他の操作者による停止を完全に阻止するようにし、ジョブを要求した遠隔操作部のアドレスと停止指示を発行した遠隔操作部のアドレスとを比較して一致した場合にのみ停止させるようにする。
【0076】
▲2▼の場合には、コピージョブと同様な停止レベル設定を行うが、ジョブを要求した遠隔操作部のアドレスと停止指示を発行した遠隔操作部のアドレスとを比較して一致した場合には停止させるようにする。
【0077】
このように、上述した2通りのうち、いずれか一方を適宜選択することによって、コピージョブのように操作者がジョブを特定することが不可能なジョブと、遠隔操作部のアドレスを利用して一意に特定できるジョブが混在した、いわゆる複合機に対して本発明を適用することができる。したがって、本実施形態で挙げている複合機の他にも、複数のジョブを受け付けることが可能な画像処理装置であれば、複写機、プリンタ装置、ファクシミリ装置等、どのような画像処理装置であっても何ら問題はない。
【0078】
さらに、本実施形態では、操作性を目的としているため、操作者による停止/割込指示に関しての停止レベル設定について記述しているが、画像処理装置内での停止指示に対して停止レベルを利用しても一向に差し支えない。
【0079】
【発明の効果】
以上、説明したように、この発明によれば、停止レベル設定手段によって、ジョブ毎に、動作停止レベルを設定しておき、ジョブ稼働中に、操作者からジョブ動作の停止指示を受けると、ジョブ停止制御手段によって、上記動作停止レベルに基づいてジョブの停止を制御したり、各ジョブの稼働状況を監視し、該稼働状況に応じて停止レベルを変動させ、該稼働状況に応じて変動する停止レベルに基づいて、ジョブの停止を制御するようにしたので、停止時における操作を軽減できるとともに、操作者の所望する停止タイミングで停止でき、かつ、他の稼働中ジョブの動作に与える影響を可能な限り軽減できるという利点が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態による画像処理システムの構成を示す概略図である。
【図2】本実施形態による複合機の概略構成を示す断面図である。
【図3】本実施形態による画像処理装置の一例の構成を示すブロック図である。
【図4】本実施形態による操作例および表示例を説明するための模式図である。
【図5】本実施形態による操作例および表示例における表示画面を説明するための模式図である。
【図6】本実施形態による画像処理装置の制御部の(機能)構成を示すブロック図である。
【図7】本実施形態において、ジョブの要求から入出力処理までの基本的なメイン処理を説明するためのフローチャートである。
【図8】本実施形態において、処理受付処理を説明するためのフローチャートである。
【図9】本実施形態において、ジョブスケジューリング処理を説明するためのフローチャートである。
【図10】本実施形態において、ジョブスケジューリング処理を説明するためのフローチャートである。
【図11】本実施形態において、ジョブスケジューリング処理において起動される入力処理を説明するためのフローチャートである。
【図12】本実施形態において、ジョブスケジューリング処理において起動される出力処理を説明するためのフローチャートである。
【図13】本実施形態の具体例として3つのジョブを処理する際のタイミングチャートである。
【図14】本実施形態の停止レベル変動の動作を説明するためのタイミングチャートである。
【符号の説明】
1 複合機
2 画像処理装置
3 画像入出力サーバ
4,5 端末装置
6,7 ファイリング装置
8 ローカルネットワーク
9 ファクシミリ装置
10 複合機
11 公衆回線
M1 画像形成部
M2 自動原稿送り部
M3 後処理部
M4 プラテンガラス
M5 画像読み取り部
M6 印字部
M7 給紙部
M7a〜M7e トレイ
M8 原稿載置トレイ
M9 搬送ベルト
M10 原稿排紙トレイ
M11 露光ランプ
M12 複数の反射ミラー
M13 レンズ
M14 イメージセンサ
M15 帯電装置
M16 感光体ドラム
M17 レーザ露光装置
M18 回転多面鏡
M19 反射ミラー
M20,M21 現像器
M22 転写部
M24 剥離部
M25 コンベア
M27 切り換えゲート
M28 クリーニング部
A,B,C,D,E,F,G,H,I,J,K 経路
M28 反転部
M30 反転部
M31 切り換えゲート
M32 頂部トレイ
M33 垂直搬送ベルト
M34 切り換えゲート
M35 ソータビン
M36 保持トレイ
M37 ステイプラ
B1 IITインターフェース
B2 画像処理部
B3 バスインターフェース
B4 内部バス
B5 ディスクコントローラ
B6 ページバッファ
B7 ハードディスク
B8 IOTインターフェース
U1 ウィンドウパネル
201 処理受付部
202 管理テーブル
203 ジョブスケジューリング部
204 停止レベル設定部(停止レベル設定手段)
205 停止レベル変動部(停止レベル変動手段)
206 変動条件設定部(停止レベル変動条件設定手段)
207 ジョブ設定部
208 要求取出制御部
209 処理切換え部(ジョブ停止制御手段)
210 停止制御部(ジョブ停止制御手段)
211 変動要因監視部
212 入力処理制御部
213 出力処理制御部
Claims (4)
- 複数の機能を備え、複数のジョブを動作させることが可能な画像処理装置において、
ジョブ動作を停止するレベルを示す動作停止レベルをジョブ毎に設定する停止レベル設定手段と、
ジョブ動作を停止することを示す停止指示を受けた場合に、前記停止レベル設定手段によって設定された動作停止レベルが所定の停止レベル以下である複数のジョブを一括して停止するように制御するジョブ停止制御手段と
を具備することを特徴とする画像処理装置。 - 複数の機能を備え、複数のジョブを動作させることが可能な画像処理装置において、
ジョブ動作を停止するレベルを示す動作停止レベルをジョブ毎に設定する停止レベル設定手段と、
ジョブ動作を停止することを示す停止指示を入力させる際に、停止させるジョブの動作停止レベルを示す要求停止レベルを設定させる要求停止レベル設定手段と、
ジョブ動作を停止することを示す停止指示を受けた場合に、前記停止レベル設定手段により設定された停止レベルが、前記要求停止レベル設定手段にて設定された前記要求停止レベル以下である複数のジョブを一括して停止するように制御するジョブ停止制御手段と、
を具備することを特徴とする画像処理装置。 - 前記動作停止レベルをジョブの稼動状況に応じて変動させるための変動条件を設定させる停止レベル変動条件設定手段と、
ジョブの稼動状況と前記停止レベル変動条件設定手段によって設定された前記変動条件とに基づいて、前記動作停止レベルを変動させる停止レベル変動手段と
を具備することを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理装置。 - 前記ジョブは、記録紙に画像を形成し出力するジョブであり、
前記停止レベル変動条件設定手段は、前記ジョブの実行により出力された記録紙のページ数に基づいて前記変動条件を設定すること
を特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17100895A JP3612802B2 (ja) | 1995-07-06 | 1995-07-06 | 画像処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17100895A JP3612802B2 (ja) | 1995-07-06 | 1995-07-06 | 画像処理装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0923302A JPH0923302A (ja) | 1997-01-21 |
JP3612802B2 true JP3612802B2 (ja) | 2005-01-19 |
Family
ID=15915394
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17100895A Expired - Fee Related JP3612802B2 (ja) | 1995-07-06 | 1995-07-06 | 画像処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3612802B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4535636B2 (ja) * | 2001-04-11 | 2010-09-01 | パナソニックシステムネットワークス株式会社 | 複合機 |
JP4534595B2 (ja) * | 2004-05-21 | 2010-09-01 | 富士ゼロックス株式会社 | 処理実行システム |
JP2008160432A (ja) * | 2006-12-22 | 2008-07-10 | Ricoh Co Ltd | 画像処理装置、及び画像形成装置 |
JP2009255577A (ja) * | 2009-07-21 | 2009-11-05 | Oki Data Corp | 印刷装置 |
-
1995
- 1995-07-06 JP JP17100895A patent/JP3612802B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0923302A (ja) | 1997-01-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6469795B2 (en) | Copier/printer with improved productivity | |
US8345321B2 (en) | Image input and output using scan-all-first input mode | |
US8059286B2 (en) | System and program product | |
US5847857A (en) | Image forming apparatus having real time priority determining means | |
JPH11341212A (ja) | 画像形成装置及びその制御方法 | |
JP2001228754A (ja) | 画像形成方法と画像形成装置 | |
US20050012940A1 (en) | Image forming apparatus | |
JP2005065200A (ja) | 画像形成装置、電子装置、プログラム及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体 | |
US7119913B2 (en) | Image input/output apparatus, image input/output method and image processing system | |
JP4209668B2 (ja) | 画像形成装置、及び画像形成システム、及び画像形成方法 | |
JP3938844B2 (ja) | 画像形成システム | |
JP3612802B2 (ja) | 画像処理装置 | |
US6831751B1 (en) | Forming apparatus and method for controlling the double-side printing to the different original sizes | |
JP2004230858A (ja) | 画像形成装置 | |
JP4796272B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2000047536A (ja) | 複写機ネットワークシステムの連結複写方法 | |
JP2002199152A (ja) | 複数の画像形成装置を有するネットワークシステム | |
JP2007034199A (ja) | 画像形成装置 | |
JPH11327858A (ja) | 画像形成装置 | |
JPH11289436A (ja) | 画像形成装置 | |
JPH1188570A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2007036837A (ja) | 画像生成装置、情報処理装置 | |
JPH08289075A (ja) | 画像処理システム | |
JPH08125800A (ja) | 画像処理装置 | |
JP2007293446A (ja) | 画像形成装置及びその制御方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040615 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040816 |
|
A911 | Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20040819 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20041005 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20041018 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071105 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081105 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091105 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101105 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111105 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111105 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121105 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121105 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131105 Year of fee payment: 9 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |