JPH07287643A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JPH07287643A
JPH07287643A JP6079028A JP7902894A JPH07287643A JP H07287643 A JPH07287643 A JP H07287643A JP 6079028 A JP6079028 A JP 6079028A JP 7902894 A JP7902894 A JP 7902894A JP H07287643 A JPH07287643 A JP H07287643A
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function
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lan
image
unit
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JP6079028A
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Yoshihiro Funamizu
善浩 船水
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 多くのユーザによって共用可能なより運用性
に優れた多機能画像処理装置を提供する。 【構成】 LANに接続された端末Aから本デジタル複
写機に対して、リモートプリンタ機能を用いて画像デー
タを送信しプリント出力中に、LANに接続された別の
端末Bからリモートファクシミリ機能の使用要求がくる
と、その端末Bがリモートファクシミリ機能の使用権が
与えられた端末であるかどうかを調べる。さらに、使用
要求された機能が現在その端末に対して開放できるかど
うかを調べる。ここで、端末Bが使用権が与えられ、か
つ、要求した機能が開放可能であるならば、端末Bと開
放した機能とを論理的に結合させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画像処理装置に関し、特
に、例えば、スキャナ、プリンタ、ファクシミリ、複写
機などの機能を備えもつとともに、LANに接続可能な
多機能画像処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ワークステーション、パーソナルコンピ
ュータ、プリンタ、複写機、ファクシミリ装置等の機器
をLANのネットワークによって相互に接続したシステ
ムにおいて、例えば、プリンタと複写機とファクシミリ
装置の機能を1台の機器内に統合した画像処理装置がL
ANを構成する機器として接続されることがあった。こ
のような画像処理装置は、その装置に対して、LANに
接続されたワークステーションのような他の情報処理装
置から遠隔的に複写指示やプリント指示やファクシミリ
送信指示を行なえば、所望の複写動作やプリント動作を
実行することができた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
例では、たとえ1台の装置がファクシミリ機能、複写機
能、プリント機能など複数の機能を有していたとして
も、その装置とLANによって結合された1台の装置
(例えば、ワークステーション)からその装置の1つの
機能(例えば、プリンタ機能)が占有され使用されてい
ると他の機能(例えば、ファクシミリ機能)が利用され
ていなくともその装置全体が排他的に専有されたように
なり、他の装置から利用されていない別の機能を利用す
ることができず、複数の機能を有したその装置を最大限
に利用することができないと言う問題点があった。
【0004】本発明は上記従来例に鑑みてなされたもの
で、例えばLANなどのネットワークによって接続され
た機器から独立した機能単位に利用することができる複
数の機能を備えた画像処理装置を提供することを目的と
している。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明の画像処理装置は、以下のような構成からなる。
即ち、少なくとも複写機能、ファクシミリ機能、プリン
ト機能、スキャナ入力機能を備え、LANを介して複数
の外部機器と通信可能な画像処理装置であって、前記複
写機能、ファクシミリ機能、プリント機能、スキャナ入
力機能各々に関して、前記複数の外部機器1台ごとに、
該機器から前記LANを介して利用可能か否かを登録す
る登録手段と、前記複写機能、ファクシミリ機能、プリ
ント機能、スキャナ入力機能の実行状態を監視する監視
手段と、前記外部機器からの前記複写機能、ファクシミ
リ機能、プリント機能、スキャナ入力機能の利用要求を
受け付ける受付手段と、前記利用要求を行なった外部機
器が前記利用要求の対象となる機能に対して使用可能な
機器であるかどうかを判別する判別手段と、前記判別手
段による判別結果と、前記監視手段によって得られる前
記複写機能、ファクシミリ機能、プリント機能、スキャ
ナ入力機能の実行状態とに従って、前記利用要求を行な
った外部機器に対して、利用許可を与える許可手段とを
有することを特徴とする画像処理装置を備える。
【0006】
【作用】以上の構成により本発明は、複写機能、ファク
シミリ機能、プリント機能、スキャナ入力機能の利用要
求を行なった外部機器が、それら機能を利用可能となっ
ている機器であるかを調べ、さらに利用要求された機能
の実行状態を調べ、これらの結果に従って、その利用要
求を行なった外部機器に対して利用許可を与えるよう動
作する。
【0007】
【実施例】以下添付図面を参照して本発明の好適な実施
例を詳細に説明する。
【0008】[装置全体構成の概要説明(図1)]図1
は本発明の代表的な実施例である多機能デジタル複写機
の構成を示すブロック図である。この多機能デジタル複
写機は、ローカルエリアネットワーク(以下、LANと
いう)と通信回線とに接続可能で、(1)LANを介し
て他の情報処理装置と通信を行なってそれらの装置から
デジタル画像データを受信し、画像処理を行なってプリ
ント出力を行なったり(リモートプリンタ機能)、
(2)画像原稿を読み取り画像処理を行なってその画像
データをLANを介して他の情報処理装置に出力したり
(リモートスキャナ機能)、(3)通信回線とLANと
を用いてLANに接続された情報処理装置で生成される
画像データをファクシミリ送信したり、通信回線を経由
して受信したファクシミリデータをLANに接続された
情報処理装置に送信したり(リモートファクシミリ機
能)、(4)その装置自体で画像原稿の複写を行なった
り(スタンドアローン複写機能)、(5)その装置自体
で画像原稿を読み取ってファクシミリ送信を行なったり
通信回線から画像データを受信してプリント出力(スタ
ンドアローンファクシミリ機能)ができる機能を有して
いる。
【0009】図1に示されているように本実施例のデジ
タル複写機は、本装置の操作指示を行なう操作部100
0、画像原稿を読み取るスキャナ2000、LANを介
して他の情報処理装置との通信を行なうLANインタフ
ェース3000、本装置全体の制御を行なう制御部40
00、画像処理された結果を記録用紙などに出力するプ
リンタ部6000、通信回線を経てファクシミリ送受信
を行なうファクシミリ部7000と各部と共用される記
憶装置(MEM)8000から構成されている。これら
の構成要素の内、操作部1000、スキャナ2000、
制御部4000、及び、ファクシミリ部7000には各
々、専用のCPU1200、2200、4100、73
00と、ROM1400、2400、4400、740
0と、RAM1500、2300、4300、7500
と、I/O部4200が備えられて、それぞれのROM
に記憶された制御プログラムに基づいて、各部を構成す
る要素の動作制御を行う。
【0010】また、記憶装置(MEM)8000は半導
体メモリ、光磁気ディスク、或いは、その両方で構成さ
れる。この構成は、装置に要求される記憶容量や入出力
速度に依存して決められる。
【0011】操作部1000は、デジタル複写機のユー
ザインタフェースを制御するためのものであり、LCD
1100の表示画面へのメッセージ表示とユーザのキー
操作の認識を行っている。操作部1000のCPU12
00は制御部4000のCPU4100とシリアル伝送
線を介してデータ通信を行っており、ユーザの操作に応
じた複写動作の実行と、複写動作に応じたメッセージの
表示を可能にしている。例えばプリンタ部6000の紙
搬送部6200で紙詰まりが発生した場合、即ちコピー
終了予定時刻に紙搬送部内に紙が残っている場合、CP
U4100はI/O部4200からのセンサ入力によっ
て紙あり状態を検知し、紙詰まりメッセージ番号をCP
U1200に通知する。CPU1200は、ROM14
00に格納された紙詰まりメッセージ番号に対応した文
字コード列を読み込み、各文字コードに対応するビット
マップ形式の文字パターンをROM1400から捜し出
し、そのパターンをVRAM1300に展開する。CP
U1200はVRAM1300の内容をLCD1100
に転送しメッセージの表示が完了する。
【0012】スキャナ2000は上述のCPU、RA
M、ROMの他に、画像原稿を光学的に読み取るイメー
ジスキャナ2100、読み取った画像原稿から得られる
画像データを処理する画像処理部2500を備えてい
る。イメージスキャナ2100を除く各部は画像処理ユ
ニット2600として一体的に実装されているが、その
内画像処理部2500の詳細については、後で説明す
る。また、スキャナ2000のRAM2300は、後述
のように複数頁の画像原稿のデータを格納するための画
像メモリとしても用いられる。
【0013】LANインターフェイス3000は、シリ
アルインタフェース(I/F)3100、LANコント
ローラ3200、バス(Bus)コントローラ330
0、LANコネクタ3400とから構成される。
【0014】LANコントローラ3200は、LANイ
ンタフェース3000の各構成要素の統括制御を行い、
CPU、PROM、RAM、FIFOを内蔵している。
また、LANコントローラ3200は、IEEE80
2.3の媒体アクセス制御(MAC)を受持つ制御部4
000のローカルバス4500と、バスコントローラ3
300を介して結合されている。即ち、制御部4000
のCPU4100はLANインタフェース部3000に
対して特定のI/O空間を通してアクセスする。この際
のデータ受渡しにローカルバス4500が用いられる。
さて、LANコントローラ3200に内蔵するFIFO
は、LANとの送受信時のデータを一時蓄積しておくた
めのものであり、FIFOの容量が大きいと、より転送
速度の速い通信に対応できる。
【0015】シリアルインターフェイス3100は、シ
リアルデータの送受信と、CSMA/CDのプロトコル
に従って、LANに接続された機器からLAN伝送路へ
の同時アクセスに伴う衝突検出等を行う。ここでは、L
ANコントローラ3200内部で処理されたデータをマ
ンチェスタエンコードによって、イーサネットLAN用
のデータに変換し、またマンチェスタデコードによっ
て、イーサネットLAN上のデータをLANコントロー
ラ3200内部でのデータフォーマットに変換する。変
換されたデータはLANコネクタ3400を介してLA
Nネットワーク上に送出される。
【0016】制御部4000は複写機の各構成要素の制
御を統括する。制御部4000の動作の詳細については
後述する。また、プリンタ部6000は、画像形成部6
100と紙搬送部6200とから構成されるが、各部の
詳細な構成と動作については後述する。
【0017】ファクシミリ部7000は、前述のCPU
7100、ROM7400、RAM7500の他に、通
信回線とのインタフェースとなってファクシミリデータ
の送受信を行なう通信制御部(CCU)7200と、受
信したファクシミリデータを一時的に格納するハードデ
ィスク(DISK)7300と、画像データをファクシ
ミリ送信のために符号化したり受信したファクシミリデ
ータを復号化するためのエンコーダ/デコーダ(E/
D)7600とを備えている。
【0018】本実施例で採用するLANインタフェース
3000は、イーサネットLANを用いた通信方式を採
用し、また複写動作を制御するCPU4100とLAN
インターフェイス3000とのデータ通信にはローカル
バスを用いているが、本発明はこのような通信方式に限
定されるものではなく、他のLAN接続方式、例えば、
トークンリング方式や、共用メモリを用いたデータ通信
を採用してもよいことは言うまでもない。
【0019】[操作部の説明(図2)]図2は操作部1
000の操作パネル1600の外観図である。図2にお
いて、5001は本装置の各構成要素への通電をON/
OFF制御する電源スイッチである。5002はリセッ
トキーでスタンバイ中は、標準モード(装置の標準的な
動作モード)に復帰させるキーとして動作する。500
3はコピースタートキー、5004は入力数値をクリア
するときに用いるクリアキー、5005はIDキーであ
る。IDキー5005により特定の操作者に対して複写
動作を可能にし、これ操作者に対しては、IDキーによ
りIDを入力しない限り複写動作を禁止する。
【0020】5006はコピーを中断したり中止したり
するときに用いるストップキー、5007は各機能を知
りたいときに使用するガイドキー、5008〜5011
は各々、本装置の各機能の動作指示設定のためにLCD
1100の画面(以下、これを機能設定画面という)に
表示されるポインタを上、下、右、左に移動させる上、
下、右、左カーソルキー、5012は各機能設定画面に
おいて設定された指示がこれで良いことを確認するため
のOKキー、5013は各機能設定画面においてその画
面の右下に出力されたメッセージの内容を実行させると
きに用いる実行指示キーである。
【0021】5014は複写動作において定型サイズ
(例えば、B4)の複写原稿を他の定型サイズ(例え
ば、A4)に縮小するときに使用する定型縮小キー、5
015は複写動作において等倍コピーを選択するときに
使用する等倍キー、5016は複写動作において定型サ
イズ(例えば、B5)の複写原稿を他の定型サイズ(例
えば、A4)に拡大するときに使用する定型拡大キーで
ある。5017は本装置に収容する種々のサイズの記録
用紙を搭載したカセットの選択を行なう選択キー、50
18は濃度を薄くするよう指示をするコピー濃度調整キ
ー、5019は原稿の濃度に対しコピー濃度を自動的に
調整するよう指示するAEキー、5020は濃度を濃く
するよう指示するコピー濃度調整キーである。
【0022】5021はソータの動作を指定するキー、
5022は予熱モードのON/OFF制御に使用する予
熱キー、5023はコピー中に割り込みしてコピーを行
いたいときに使用する割り込みキー、5024は数値の
入力を行うときに使用するテンキー、5025はトリミ
ング、マスキング、部分処理(輪郭処理、網処理、影付
け処理、ネガポジ処理)などの処理設定をするマーカ処
理キー、5026は色をパターン化して表現したり、色
を濃度差で表現したりするときに使用するパターン化処
理キー、5027は特定色を消去したいときに使用する
色消去キー、5028は画質の設定を行いたいときに使
用する画質キー、5029はネガポジ反転処理を行うと
きに使用するネガポジキー、5030は輪郭処理、影付
け処理、網処理、斜体、ミラー処理、リピート処理を行
うときに使用するイメージクリエイトキー、5031は
トリミング処理対象エリアを指定するトリミングキー、
5032はマスキング処理対象エリアを指定するマスキ
ングキー、5033は部分処理(輪郭処理、網処理、影
付け処理、ネガポジ処理)の対象となるエリアを指定す
る部分処理キー、5034はモード(1:シートサイズ
に対して枠を作成するシート枠消しモード、2:原稿サ
イズ(原稿サイズ指定有り)に合わせて枠を作成した場
合の原稿枠消しモード、3:ブックの見開きサイズ(ブ
ック見開きサイズ指定有り)に合わせて枠と中央に空白
を作成するブック枠消しモード)に合わせて枠消しを行
うときに使用する枠消しキーである。
【0023】5035は記録用紙の一端に綴じ代を作成
したいときに使用する綴じ代キー、5036は平行移動
(上下左右)、センタ移動、コーナ移動、指定移動(ポ
イント指定)などの移動を行なうときに使用する移動キ
ー、5037は複写倍率を25%〜400%まで1%刻
みで、主走査方向、副走査方向独立に設定できるズーム
キー、5038は記録用紙のサイズに合わせて自動的
に、また、主走査方向、副走査方向それぞれ独立に拡大
縮小するよう指示するオート変倍キー、5039は1枚
の画像原稿を拡大して複数枚の記録用紙に複写を行うと
きに使用する拡大連写キーであり、5040は複数の画
像原稿を縮小して1枚の記録用紙に複写するときに使用
する縮小レイアウトキー、5043は原稿台ガラス面
(後述)の複写領域を左右に2分割し、自動的に連続し
て2枚の記録用紙に複写を行いたいときに使用する連写
キー(ページ連写,両面連写)である。
【0024】5044は画像原稿を記録用紙の両面に対
して複写を行ないたいときに使用する両面キー(片面両
面、ページ連写両面、両面両面)、5045は複数の画
像原稿を1枚の記録用紙に複写するときに使用する多重
キー(多重,ページ連写多重)、5046はメモリを使
用した処理(メモリ合成、エリア合成、すかし合成)を
行いたいときに使用するメモリキー、5047はプロジ
ェクタを使用するときに使用するプロジェクタキー、5
048はプリンタ時の設定を行うときに使用するプリン
タキー、5050はフィーダ(後述)を使用してコピー
を取る場合、画像原稿のサイズが同一ではなくフィーダ
に異なるサイズの画像原稿が混載しているときに使用す
る原稿混載キー、5051は設定された複写モードを登
録するためにすでに登録された複写モードを呼び出すと
きに使用するモードメモリキー、5052は通常は装置
の状態、複写枚数、複写倍率、複写用紙サイズを表示
し、複写モード設定中には設定する内容を表示するLC
D1100の表示画面である。
【0025】また、9000はスタンドアローン複写機
能以外の機能を用いる場合に、LCD1100の表示画
面5052にその機能を使用するための種々の操作や設
定を行なうための操作画面を表示させるよう指示するシ
ステムキーである。
【0026】[複写動作の説明(図3)]以下、図3を
用いて制御部4000によって統括制御されている複写
動作(スタンドアローン複写機能)の概要を説明する。
【0027】図3はデジタル複写機の構成を示す側断面
図である。図3において、1は載置された画像原稿を1
枚ずつあるいは2枚連続に自動的に所定位置に給送する
オートフィーダ、2は原稿台ガラス(プラテン)、3は
スキャナ、4はスキャナ3に設けられる原稿照明ラン
プ、5〜7は走査ミラー、8はレンズ、9はCCDを内
蔵したイメージセンサ部、1000は各種の動作指示を
行なう操作部である。
【0028】ここで、原稿台ガラス(プラテン)2、ス
キャナ3、原稿照明ランプ4、走査ミラー5〜7、8レ
ンズ、CCDを内蔵したイメージセンサ部9が前述のイ
メージスキャナ2100を構成する。
【0029】操作部1000からの指示により、オート
フィーダ1から画像原稿が自動的に原稿台ガラス面2に
載置されるように給送されると、スキャナ3が所定方向
に往復走査されて画像原稿に光を照射する。その反射光
は走査ミラー5〜7を介してレンズ8を通過してイメー
ジセンサ部9に伝えられ、CCD上に像を結ぶ。
【0030】2600は内蔵したCPU2200により
イメージセンサ部9で得られた画像信号(多値画像信
号)を信号処理する画像処理ユニット、10は信号処理
部100から出力されるパルス幅変調された画像信号に
基づいてレーザビーム光を発生するレーザスキャナで構
成される露光制御部、11はレーザビーム光によって静
電潜像が形成される感光ドラム、12〜13は感光ドラ
ム11に形成された静電潜像を所定色の現像材(トナ
ー)で可視化する現像器、14〜15は定型サイズの記
録媒体(記録用紙など)が積載収納され被転写紙積載部
である。また、16は転写分離帯電器、17は現像され
た画像を定着する定着部、18は排紙ローラ、19は排
紙センサ、20は排紙トレー、21は画像形成の終了し
た被転写紙の搬送方向を排紙口と内部搬送路方向に切り
替え、多重/両面画像形成プロセスに備える方向フラッ
パ、22〜23は搬送路、24は中間トレイ、25はレ
ジスタローラ、26は給送ローラ、27は搬送ベルトで
ある。
【0031】ここで、露光制御部10、感光ドラム1
1、現像器12〜13、転写分離帯電器16、定着部1
7が前述の画像形成部6100を構成し、被転写紙積載
部14〜15、排紙ローラ18、排紙センサ19、排紙
トレー20、方向フラッパ21、搬送路22〜23、中
間トレイ24、レジスタローラ25、給送ローラ26、
搬送ベルト27が紙搬送部6200を構成する。
【0032】多重/両面画像形成プロセスの場合、感光
ドラム11に現像されたトナー像が被転写紙(記録用
紙)の片面に転写され搬送ベルト27を介して定着部1
7で定着された後、方向フラッパ21によって記録用紙
の搬送方向が切り替えられ、搬送路22〜23と中間ト
レイ24を経て給送ローラ26の駆動によりレジスタロ
ーラ26の配置位置まで給送され感光ドラム11に形成
される画像との画像先端合わせタイミングを取られた状
態で再給紙される。この後、感光ドラム11に現像され
たトナー像を再給紙された被転写紙に転写した後、これ
を定着し、排紙ローラ18で、画像形成の終了した被転
写紙をトレー20に積載排紙する。
【0033】画像処理ユニット2600では主に入力多
値画像信号に画像処理を施したり、PWM変調を行なっ
たりする画像制御と、露光制御部10を制御してレーザ
駆動回路に対してレーザ光を発光するように制御するプ
リンタ制御を実行する。画像処理ユニット、特に、画像
処理部2500の処理の詳細は後で述べる。
【0034】次に、記録媒体への画像形成について説明
する。
【0035】イメージセンサ部9から入力された画像信
号は、画像処理ユニット2600で画像処理が施された
後、さらに露光制御部10にてレーザビーム光信号に変
換されて、感光ドラム11を照射する。その照射光によ
って感光ドラム11上に形成された静電潜像は現像器1
2にもしくは現像器13によって現像される。次にその
潜像形成のタイミングに合わせて被転写紙積載部14も
しくは被転写紙積載部15より転写紙が搬送され、転写
分離帯電器16を用いて現像された像が転写される。被
転写紙に転写された像は定着部17にて定着された後、
排紙部18より装置外部に排出される。
【0036】また、両面記録時は、被転写紙が排紙セン
サ19を通過後、排紙部ローラ18を排紙方向と反対の
方向に回転させる。また、これと同時にフラッパ20を
上方に上げて複写済みの転写紙を搬送路22、23を介
して中間トレイ24に格納する。次に行う裏面記録時に
中間トレイ24に格納されている転写紙が給紙され、裏
面の転写が行われる。また、多重記録時は、フラッパ2
1を上方に上げて複写済みの転写紙を搬送路22、23
を介して中間トレイ24に格納する。次に行う多重記録
に中間トレイ24に格納されている転写紙が給紙され、
多重転写が行われる。
【0037】[画像処理部の動作説明(図4)]図4は
スキャナ部2000に含まれる画像処理部2500の構
成を示すブロック図である。画像原稿は前述のようにイ
メージスキャナ2100によって走査され、イメージセ
ンサ部9に内蔵されたCCDに入力される。CCDから
順次出力される画素の濃度に応じたアナログ電気信号
は、まず、A/D変換部2502で、濃度に応じたレベ
ルのデジタル信号に変換される。
【0038】その後、そのデジタル信号のレベルは、C
CDアナログ増幅部(不図示)の黒濃度におけるオフセ
ットのばらつきを補正するための黒オフセット補正部2
503、次に原稿照明ランプの光量分布のばらつき等を
補正するためのシェーディング補正部2504で補正さ
れる。その補正された信号は一時的にラインメモリ25
05に蓄えられる。一方、原稿位置認識部2507で
は、シェーディング補正後の信号を用いて、画像原稿が
プラテン2のどの位置に置かれているかを認識する。
【0039】また、変倍/移動処理制御部2508から
の制御によって、画像デジタル信号をラインメモリ25
05に書き込んだり、ラインメモリ2505から読みだ
すタイミングを変化させることにより、画像の変倍、移
動処理が行われる。さらに、ラインメモリ2505から
信号を読み出す時、読み出し順序や読みだし回数などを
変化させることにより、鏡像、折り出し、リピート処理
が行われる。ラインメモリ2505から読み出された信
号は、シャープネス/フィルタ/輪郭処理部2506へ
送られる。
【0040】シャープネス/フィルタ/輪郭処理部25
06では、画素毎の濃度レベルを演算するいくつかの処
理が行って、その出力を濃度処理部2509に送る。濃
度処理部2509では送られてきたデジタル信号のレベ
ルをデジタル複写機の操作部1000で設定されたコピ
ー濃度設定情報に応じて変換し出力する。
【0041】トリム/マスク、ネガ/ポジ処理部250
1のネガ/ポジ処理部では、デジタル信号のレベルを反
転させて出力する。トリム/マスク処理では指定されて
いる領域の信号或は領域外の信号を指定された濃度レベ
ルに変換することによりトリム或はマスクの処理を行
う。アドオン処理部2511では、予め文字情報が記憶
されているメモリから、指定された文字の情報を読み出
し指定した箇所に画像信号の代わりに出力する。この最
終の1画素8ビットのデジタル信号はプリンタ部600
0へ送られる。その画像形成部6100では、入力デジ
タル信号に従って生成されるレーザ制御信号によって、
レーザの発光のON/OFFが行なわれ、その結果、感
光ドラム11上に潜像が形成される。
【0042】[各機能の説明]次に、リモートプリンタ
機能について説明する。
【0043】スキャナ部2000の内部には複数ページ
分の原稿画像情報を記憶するための画像メモリ(RA
M)2300があり、CCDによって走査された原稿画
像や、ホストコンピュータ(不図示)から転送されてき
た画像データを記憶するために用いられる。
【0044】例えば、本実施例のデジタル複写機にLA
Nに接続されたワークステーションなどの外部装置から
画像データがLAN経由で転送されてきてプリンタ部6
000から出力される場合(即ち、リモートプリンタ機
能が動作中の場合)、その外部装置からLANインタフ
ェース部3000を経由して入力される画像データは、
CPU4100とCPU2200の制御によってRAM
2300に転送される。尚、CPU4100とCPU2
200は両方のCPUによって共用されるデュアルポー
トRAM(不図示)を介して通信を行う。また、画像処
理部2500のセレクタ2501は、CPU4100か
らのコマンドに従って、CPU2200によって切り換
えられて図4に示すようなチャネル1(Ch1)側を選
択し、RAM2300に格納されたビットマップデータ
が、プリンタ部6000に直接転送される。
【0045】さらに次はリモートスキャナ機能について
説明する。
【0046】また、本実施例のデジタル複写機は、CC
Dによって読みとられた画像データを逐次画像処理部2
500で処理した後に、画像メモリであるRAM230
0に転送、記憶させ、その画像データをCPU4100
の制御によってLANインタフェース部3000を経由
してLANに接続された外部装置に送出することも可能
である。
【0047】この場合にはセレクタ2501は図4に示
すようにチャネル2(Ch2)に切り換えられており、
CCDからのアナログ信号はA/D変換器2502、黒
オフセット補正部2503、シェーディング補正部25
04、セレクタ2501を経てCPU2200に転送さ
れる。CPU2200はイメージスキャナ2100が内
部的に保持している走査位置情報に基づいて、セレクタ
2501から送出されるデータを順次RAM2300の
適切な領域に格納する。画像原稿に対するイメージスキ
ャナ2100による走査が終了すると、CPU2200
はCPU4100に対して走査終了を通知する。
【0048】この通知に応じてCPU4100はCPU
2200に対してRAM2300に格納された画像デー
タ引き取り要求コマンドを送信し、その後CPU220
0から送られてくる画像データをLANインタフェース
3000を経て外部装置に送出する。
【0049】さらに次にリモートファクシミリ機能につ
いて説明する。
【0050】まず、通信回線に接続されたファクシミリ
装置から本実施例のデジタル複写機を経てLANに接続
された機器を宛先とするファクシミリ画像を受信した場
合を考える。この場合、受信データには宛先としてLA
Nに接続された機器を特定する情報が含まれているもの
とする。
【0051】通信回線を経てCCU7200によって受
信されたファクシミリ画像データは、一時的にDISK
7300に格納される。このデータは、エンコーダ/デ
コーダ(E/D)7600によって復号化され、その復
号化されたデータは共用の記憶装置(MEM)8000
に転送される。その後、制御部4000のCPU410
0は、宛先の情報を解析し、復号化されたデータをLA
Nインタフェース3000を経てその宛先となっている
機器にデータを転送する。
【0052】次に、LANに接続された機器から本実施
例のデジタル複写機を経て通信回線からファクシミリ画
像を送信する場合を考える。この場合、LANに接続さ
れた機器から送られてくるデータには宛先となるファク
シミリ装置の電話番号などの情報が含まれているものと
する。
【0053】LANから受信した画像データは、CPU
4100の制御によって、LANインタフェース300
0を経て共用の記憶装置(MEM)8000に転送され
る。次に、CPU7100は記憶装置(MEM)800
0に格納されたデータから宛先となる電話番号を取り出
し、CCU7200から相手先を呼び出すよう制御す
る。その後、記憶装置(MEM)8000に格納された
データはエンコーダ/デコーダ(E/D)7600によ
って読みだされ、符号化されて、CCU7200を経て
その符号化データが通信回線に送出される。
【0054】さらに次にスタンドアローンファクシミリ
機能について説明する。
【0055】ファクシミリ送信の場合には、画像原稿の
読み込みはスタンドアローン複写機能の場合と同じよう
にして読み込まれ画像メモリとして動作するRAM23
00に格納された画像データがファクシミリ部7000
に転送されエンコーダ/デコーダ(E/D)7600に
よって符号化される。そして、CCU7200を経てそ
の符号化データが通信回線に送出される ファクシミリ受信の場合、リモートファクシミリ機能の
場合と同じようにして受信され復号化され共用の記憶装
置(MEM)8000に格納されたデータは、制御部4
000のCPU4100の制御によって、画像形成部6
100に転送されプリント出力される。
【0056】このようにして、本実施例のデジタル複写
機は、外部装置の周辺機器としてのデジタルプリンタ、
デジタル原稿スキャナ、リモートファクシミリ、更に、
スタンドアロンのデジタル複写機、ファクシミリ装置と
して機能する。各機能への切り換え制御は、外部装置か
らLANを経由して転送される制御コマンドや、操作部
1000から入力される動作モード選択操作に基づいて
行われる。
【0057】[通信制御の説明(図5)]次に本実施例
のデジタル複写機が実行するLANとの通信制御につい
て説明する。
【0058】図5は制御部4000のCPU4100が
実行する通信制御の概念について示す図である。本実施
例のデジタル複写機は他装置との接続容易性を高めるた
めにOSI(開放型システム間相互接続)に準拠した構
成を持つ通信制御プロトコルを採用している。
【0059】即ち、本実施例のデジタル複写機が実行す
る通信制御プログラムは、図5に示すように、アプリケ
ーション層制御7001、プレゼンテーション層制御7
002、セション層制御7003、トランスポート層制
御7004、ネットワーク層制御7005、データリン
ク層制御(媒体アクセス制御−MACと、論理リング制
御−LLCを含む)7006のための各プログラムモジ
ュールから構成され、データ送信要求が発生した場合に
は、各層におけるプログラムモジュールは、1階層下に
位置するプログラムモジュールにデータを引き渡す。こ
の際、送信データにはプロトコル制御情報が付け加えら
れる、受信側では対応する階層に応じて余分なプロトコ
ル制御情報をデータから取外し、1回層上のプログラム
モジュールにデータを引き渡す。
【0060】LANにはこれと同一の通信制御プロトコ
ルをサポートするパーソナルコンピュータ、ワークステ
ーションや、大容量記憶装置、プリンタなどを接続する
ため、本実施例のデジタル複写機とそれら機器とのデー
タ通信が可能となる。
【0061】[装置の全体制御(図6〜図7)]ここで
は本実施例のデジタル複写機の操作手順とその手順に従
ったシステム制御について説明する。以下の説明では本
実施例のデジタル複写機と、ワークステーション、パー
ソナルコンピュータ、ファクシミリ装置、プリンタ、各
種記憶装置などがLANに接続されてLANシステムを
構成しており、本実施例のデジタル複写機を操作部10
00から操作する場合、LANを介してLANに接続さ
れた各機器から本実施例のデジタル複写機の各機能を互
いに独立にかつリモート操作する場合について説明す
る。
【0062】まずデジタル複写機の操作部1000を使
用した場合について説明する。操作部1000のLCD
1100の表示画面5052には通常、標準画面として
スタンドアローン複写機能を用いる場合の操作画面が表
示されている。従って、この機能を用いる限り、操作画
面の変更は必要ない。
【0063】さて、スタンドアローン複写機能以外の機
能を用いる場合には、システムキー9000を押下して
所望の機能を選択する。本実施例では、システムキー9
000を1回押下すると、表示画面5052はスタンド
アローン複写機能の画面から他の画面、例えば、スタン
ドアローンファクシミリ機能の画面に変わる。さらに、
もう1度システムキー9000を押下すると、画面表示
は、スタンドアローンファクシミリ機能の画面からリモ
ートプリンタ機能の画面へと変わる。このように、次々
にシステムキー9000を押下すると別の機能の画面が
表示されるので、装置利用者は所望の機能を表示画面5
052に表示させ、その画面から必要なパラメータなど
の設定をすることができる。
【0064】この設定には、例えば、リモートプリンタ
機能やリモートファクシミリ機能を使用するワークステ
ーションの端末識別子の登録などがある。この登録を行
なわないと、あるワークステーションがたとえLANに
接続されていて本実施例のデジタル複写機にある機能を
利用するためにLANを介してアクセスしても利用許可
が与えられない。
【0065】次に以上のような操作によって、(1)リ
モートファクシミリ機能、(2)リモートプリンタ機
能、(3)リモートスキャナ機能、(4)スタンドアロ
ーンファクシミリ機能、(5)スタンドアローン複写機
能が使用可能になったデジタル複写機において、それぞ
れの機能を互いに独立させ、LANに接続した外部装置
からのリモートでそれぞれの機能を運用する場合の例に
ついて説明する。
【0066】図6は、本実施例のデジタル複写機のそれ
ぞれの機能ブロックのその機能ブロック間の制御とデー
タの流れを示すブロック図である。図6において、細い
実線が制御の流れを、白抜き太線がデータの流れを示
す。図6に示すように、本実施例のデジタル複写機は、
機能的には、スキャナ部9001、画像処理部900
2、プリンタ部9003、ファクシミリ部9004、L
ANインタフェース部9005、そして、これらを統括
制御する制御部9006とに分けられる。そして、これ
らの機能の内、複数の機能が組み合わされて上述の5つ
の機能を実行することなる。さて、制御部9006は図
1に示す制御部4000そのものであり、CPU400
1が主要な役割を果たすことになるが、直接的に上述の
5つの機能に係わることはないので、これを除外する
と、上述の5つの機能は、スキャナ部9001、画像処
理部9002、プリンタ部9003、ファクシミリ部9
004、LANインタフェース部9005の次のような
組み合わせで実行される。
【0067】 (1)リモートファクシミリ機能: LANインタフェース部9005 +画像処理部9002 +ファクシミリ部9004 (2)リモートプリンタ機能 : LANインタフェース部9005 +画像処理部9002 +プリンタ部9003 (3)リモートスキャナ機能 : LANインタフェース部9005 +スキャナ部9001 +画像処理部9002 (4)スタンドアローンファクシミリ機能 :スキャナ部9001 +画像処理部9002 +プリンタ部9003 +ファクシミリ部9004 (5)スタンドアローン複写機能: スキャナ部9001 +画像処理部9002 +プリンタ部9003 さて以上のような組み合わせで種々の機能を実行するデ
ジタル複写機において、LANに接続されたあるワーク
ステーション(端末A)より大量プリントアウト要求が
あり、必要な画像データをデジタル複写機の画像メモリ
2300に一時的に蓄え、画像形成を行なって複数部プ
リント出力中に、LANに接続された別のワークステー
ション(端末B)よりファクシミリ送信要求があった場
合の動作について、図7に示すフローチャートを参照し
て説明する。この動作は制御部4000のCPU410
0がLANインタフェース3000を介して端末Bから
の通信を受信した場合に実行されるものである。
【0068】まず、端末Bが本実施例のデジタル複写機
に対してリモートファクシミリ機能の使用要求を送信す
ると、ステップS7001で機能の使用要求受付待ちと
なっている処理はステップS7002に進み、リモート
ファクシミリ機能の使用を要求されたデジタル複写機は
その端末があらかじめ登録されたリモートファクシミリ
機能の使用権が与えられた端末であるかどうかを調べ
る。ここで、使用権が与えられた端末であるなら処理は
ステップS7003に進み、使用権が与えられていない
端末からの要求であるなら処理はステップS7005へ
進む。
【0069】次に、処理はステップS7003におい
て、装置内の各機能の動作の実行状態に基づいて、要求
されている機能を使用要求をしている端末に対して開放
できるかどうかを調べる。ここで、要求機能の開放が可
能な場合、処理はステップS7004に進み、端末Bか
らの要求どおりリモートファクシミリ送信可能となるよ
うにLANインタフェースを制御して、論理的に端末B
とリモートファクシミリ機能とを結合する。これに対し
て、要求機能の開放が不可能な場合、処理はステップS
7005に進む。
【0070】ステップS7005では、リモートファク
シミリ機能の使用要求を行なった端末Bにその使用権が
与えられていない場合や、現在のところ要求機能の開放
が不可能な場合には、端末Bへリモートファクシミリ機
能の使用不可である旨を送信し、その後処理はステップ
S7001に戻る。
【0071】従って本実施例に従えば、デジタル複写機
の有する各機能の使用権が与えられた端末がその機能の
使用要求を発行すると、装置の利用状態に基づいて、そ
の機能が用いられていなければ、その端末と該当機能と
を論理的に結合してその機能をリモート的に使用可能と
できるので、デジタル複写機の有する各機能をより有効
に利用することができる。これによって、LANシステ
ム全体からすればデータ処理資源の効率的運用が図られ
ることになる。
【0072】
【他の実施例】ここでは、前述の実施例で説明したデジ
タル複写機を用いて、図7のフローチャートの処理の説
明の前提となったと同じ条件(端末Aからのリモートプ
リンタ機能を使用中に端末Bからリモートファクシミリ
機能使用要求があった場合)で、デジタル複写機のデー
タ処理資源を時分割で切り替えて、複数の外部装置から
の要求に応じるように装置を制御する例を図8に示すフ
ローチャートを参照して説明する。なお、図8におい
て、前述の実施例と同じ処理ステップについては同じス
テップ参照番号を付し、ここでの説明を省略する。
【0073】ステップS7001からS7004の処理
後、処理はステップS8006において、使用要求を発
行した端末に対して開放された機能が時分割的に使用可
能な機能であるかどうかを調べる。例えば、ファクシミ
リ機能のように画像データの送受信中は排他的な使用が
前提となる機能もあるが、プリンタ機能のようにある機
器からの画像データを受信してプリント出力を実行中で
も他の機器からの画像データを受信してプリント出力を
行なわせることが可能である機能もある。ここで、その
機能が排他的に使用されなければならない機能であれ
ば、その機能の使用が終了するまでステップS8006
の処理はループ状態となる。これに対して、その機能が
時分割的に使用可能な機能であれば、たとえその機能を
使用中であっても処理はステップS7001に戻り、別
の機器からの使用要求の待ち状態となる。
【0074】従って本実施例に従えば、使用要求を発行
した端末に対して開放された機能が時分割的に使用可能
な機能であるかどうかを調べ、時分割的に使用可能な機
能であるなら他の端末からの使用要求の待ち状態を作り
出すことができる。これによって、LANシステム全体
からすればデータ処理資源の効率的運用がさらに一層図
られることになる。
【0075】尚、本発明は、複数の機器から構成される
システムに適用しても良いし、1つの機器から成る装置
に適用しても良い。また、本発明はシステム或は装置に
プログラムを供給することによって達成される場合にも
適用できることは言うまでもない。
【0076】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、複
写機能、ファクシミリ機能、プリント機能、スキャナ入
力機能の利用要求を行なった外部機器が、それら機能を
利用可能となっている機器であるかを調べ、さらに利用
要求された機能の実行状態を調べ、これらの結果に従っ
て、その利用要求を行なった外部機器に対して利用許可
を与えるので、この装置の有する機能を最大限に用いる
ことができるという効果がある。このように利用許可は
機能ごとに与えられるので、一時点での一利用者による
一機能の利用によって装置全体が専有されることもなく
なり、LANシステム全体からみて情報処理資源の有効
な利用が一層図られることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の代表的な実施例である多機能デジタル
複写機の構成を示すブロック図である。
【図2】操作部1000の操作パネル1600の外観図
である。
【図3】デジタル複写機の構成を示す側断面図である。
【図4】スキャナ部2000に含まれる画像処理部25
00の構成を示すブロック図である。
【図5】制御部4000のCPU4100が実行する通
信制御の概念について示す図である。
【図6】図1に示したデジタル複写機のそれぞれの機能
ブロックのその機能ブロック間の制御とデータの流れを
示すブロック図である。
【図7】複数機能の同時実行動作を示すフローチャート
である。
【図8】他の実施例に従う複数機能の同時実行動作を示
すフローチャートである。
【符号の説明】
1000 操作部 1100 LCD 2000 スキャナ部 2100 イメージスキャナ 2500 画像処理部 3000 LANインタフェース 4000 制御部 6000 プリンタ部 7000 ファクシミリ部 8000 共用記憶装置

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも複写機能、ファクシミリ機
    能、プリント機能、スキャナ入力機能を備え、LANを
    介して複数の外部機器と通信可能な画像処理装置であっ
    て、 前記複写機能、ファクシミリ機能、プリント機能、スキ
    ャナ入力機能各々に関して、前記複数の外部機器1台ご
    とに、該機器から前記LANを介して利用可能か否かを
    登録する登録手段と、 前記複写機能、ファクシミリ機能、プリント機能、スキ
    ャナ入力機能の実行状態を監視する監視手段と、 前記外部機器からの前記複写機能、ファクシミリ機能、
    プリント機能、スキャナ入力機能の利用要求を受け付け
    る受付手段と、 前記利用要求を行なった外部機器が前記利用要求の対象
    となる機能に対して使用可能な機器であるかどうかを判
    別する判別手段と、 前記判別手段による判別結果と、前記監視手段によって
    得られる前記複写機能、ファクシミリ機能、プリント機
    能、スキャナ入力機能の実行状態とに従って、前記利用
    要求を行なった外部機器に対して、利用許可を与える許
    可手段とを有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記許可手段は、前記利用許可を与える
    機能が時分割的に使用可能な機能かどうかを調べる機能
    調査手段と、 前記機能調査手段による調査結果に従って、時分割的な
    利用許可を与える時分割利用許可手段とを有することを
    特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記判別手段による判別結果、或いは、
    前記監視手段によって得られる前記複写機能、ファクシ
    ミリ機能、プリント機能、スキャナ入力機能の実行状態
    とに従って、前記利用要求を行なった外部機器に対して
    利用不許可を通知する通知手段をさらに有することを特
    徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記LANはイーサネットLANである
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記複写機能と、ファクシミリ機能とは
    前記LANを介した複数の外部機器のいづれの機器を用
    いることなく、独立して利用可能であることを特徴とす
    る請求項1に記載の画像処理装置。
  6. 【請求項6】 前記プリンタ機能とファクシミリ機能と
    の実行のため、前記LANを介した複数の外部機器から
    送られてくる画像データを一時的に格納する第1記憶手
    段をさらに有することを特徴とする請求項1に記載の画
    像処理装置。
  7. 【請求項7】 前記ファクシミリ機能の実行のために通
    信回線を用いて他のファクシミリ装置と通信する通信手
    段と、 前記他のファクシミリ装置から受信したファクシミリデ
    ータを一時的に格納する第2記憶手段とをさらに有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011186718A (ja) * 2010-03-08 2011-09-22 Seiko Epson Corp 制御装置、制御装置の制御方法、及び、プログラム
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