JP2013057845A - 画像処理装置及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】画像処理機能を独占的に使用させる際の使い勝手を改善する技術を提供する。
【解決手段】画像処理装置は、第1の受信手段と、宛先記憶手段と、第1の通知手段と、を備える。第1の受信手段は、第1の端末装置から、少なくとも画像処理装置の画像処理機能を独占的に使用するための独占要求を受信する。通知先記憶手段は、第1の端末装置への通知に要する宛先情報を記憶する。第1の通知手段は、第1の端末装置から独占要求を受信した後に、少なくとも画像処理機能の独占的な使用に影響を与え得る特定の指示がなされた場合に、宛先情報を用いて、第1の端末装置に、特定の指示があった旨を通知する。
【選択図】図8

Description

本発明は、画像処理機能の技術に関し、特に、当該画像処理装置の画像処理機能を特定の装置に独占的に使用させる技術に関する。
特許文献1では、共有プリンタには、一のユーザに独占的に使用させることができる機能が設けられている。プリンタが一のユーザに独占的に使用されている場合、独占的に使用しているユーザ名がプリンタモニタに表示される。
特開平10−91373号公報 特開2000−330738号公報 特開2007−259096号公報
しかしながら、従来では、画像処理機能が独占的に使用させる際に使い勝手が悪い場合があった。
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、画像処理機能を独占的に使用させる際の使い勝手を改善するための技術を提供する。
この目的を達成するために、本発明の第1の装置は、画像処理装置であって、第1の端末装置から、少なくとも画像処理装置の画像処理機能を独占的に使用するための独占要求を受信する第1の受信手段と、前記第1の端末装置への通知に要する宛先情報を記憶する宛先記憶手段と、前記第1の端末装置の前記独占要求を受信した後に、少なくとも前記画像処理機能の独占的な使用に影響を与え得る特定の指示がなされた場合に、前記宛先情報を用いて、前記第1の端末装置に、前記特定の指示があった旨を通知する第1の通知手段と、を備えることを特徴とする。
この構成では、第1の端末装置から独占要求を受信した後に、画像処理機能の独占的な使用に影響を与え得る特定の指示があった旨を第1の端末装置に通知することができるため、第1の端末装置のユーザは、独占要求が画像処理装置に対して送信された後に、画像処理機能の独占的な使用に影響を与え得る特定の指示がなされたことを適切に認識することができる。このため、例えば、第1の端末装置のユーザは、画像処理装置が特定の指示に基づく画像処理機能を実行させるか否かを決定することができ、画像処理機能を独占的に使用する際の使い勝手を改善することができる。
また、上記の装置において、前記通知手段は、前記特定の指示の内容を通知することが好ましい。
この構成では、特定の指示の内容を第1の端末装置に通知することができる。こうすることで、第1の端末装置のユーザは、特定の指示の内容を認識することができる。
また、上記の装置において、画像処理機能の実行に関する第1の実行指示がなされた場合に、前記第1の実行指示に基づく画像処理機能の実行を制御する第1の実行制御手段を備え、前記通知手段は、前記第1の実行指示に基づく画像処理機能の実行が開始される前に、前記画像処理機能の実行に関係する前記特定の指示がなされた場合に、前記第1の端末装置に、前記特定の指示があった旨を通知し、前記画像処理機能の実行に関係しない前記特定の指示がなされた場合に、前記第1の端末装置に、前記特定の指示があった旨を通知しないことが好ましい。
この構成では、第1の実行指示に基づく画像処理機能の実行が開始される前に特定の指示があった旨が通知されるのは、画像処理機能に関係する特定の指示があった場合であるため、適切な場合で第1の端末装置に通知することができる。
また、上記の装置において、さらに、画像処理機能の実行に関する第1の実行指示がなされた場合に、前記第1の実行指示に基づく画像処理機能の実行を制御する第1の実行制御手段と、前記特定の指示が、画像処理機能の実行のための第2の実行指示である場合に、前記第2の実行指示に基づく画像処理機能が実行されることによって、前記第1の実行指示に基づく画像処理機能の実行が妨げられるか否かを判断する判断手段と、を備え、前記実行制御手段は、前記第1の実行指示に基づく画像処理機能が妨げられないと判断された場合に、前記第2の実行指示に基づく画像処理機能を実行することが好ましい。
この構成では、第1の実行指示に基づく画像処理機能と、第2の実行指示に基づく画像処理機能と、を適切に実行することができる。例えば、第2の実行指示に基づく画像処理機能が、第1の実行指示に基づく画像処理機能を妨げないと判断された場合は、第2の実行指示に基づく画像処理機能を実行することができるため、第2の実行指示に基づく画像処理機能の実行を待機させずに済む。
また、上記の装置において、さらに、画像処理機能の実行に関する第1の実行指示がなされた場合に、前記第1の実行指示に基づく画像処理機能の実行を制御する第1の実行制御手段と、前記特定の指示が、画像処理機能の実行のための第2の実行指示である場合に、前記第2の実行指示に基づく画像処理機能が実行されることによって、前記第1の実行指示に基づく画像処理機能の実行が妨げられるか否かを判断する判断手段と、を備え、前記通知手段は、前記第1の実行指示に基づく画像処理機能の実行を開始した後に、前記第1の実行指示に基づく画像処理機能の実行を妨げる前記特定の指示がなされた場合に、前記第1の端末装置に、前記特定の指示があった旨を通知し、前記第1の実行指示に基づく画像処理機能の実行を妨げない前記特定の指示がなされた場合に、前記第1の端末装置に、前記特定の指示があった旨を通知しないことが好ましい。
この構成では、第1の実行指示に基づく画像処理機能の実行が開始された後に特定の指示があった旨が通知されるのは、画像処理機能の実行を妨げない特定の指示があった場合であるため、適切な場合で第1の端末装置に通知することができる。
また、上記の装置において、前記特定の指示を行ったユーザに関する第1の識別情報を、前記宛先情報を用いて、前記第1の端末装置に通知する第2の通知手段を備えることが好ましい。
この構成では、例えば、第1の端末装置のユーザは、第1の識別情報を参照することによって、特定の指示を行ったユーザを認識することができる。
また、上記の装置において、前記特定の指示に基づく処理を許可するか否かについての応答情報を受信する第2の受信手段と、前記応答情報が、前記特定の指示に基づく処理を許可することを示す場合に、前記特定の指示に基づく処理を実行する第2の実行制御手段と、を備えることが好ましい。
この構成では、第1の実行指示に基づく画像処理機能と、特定の指示に基づく処理と、を適切に実行することができる。例えば、特定の指示に基づく処理が、第1の実行指示に基づく画像処理機能を妨げる場合であっても、特定の指示に基づく処理の実行を許可する旨を示す応答情報を第1の端末装置から受信した場合は、特定の指示に基づく処理を実行することができる。
また、上記の装置において、さらに、前記特定の指示がなされた場合に、前記第1の端末装置を識別するための第2の識別情報を、表示部に表示する表示手段を、備えることが好ましい。
この構成では、例えば、第2の実行指示を実行したユーザが、第2の識別情報を参照することによって、第1の端末装置を認識することができる。
また、上記の装置において、さらに、前記第1の端末装置のための複数種類の宛先情報の中から、特定の種類の宛先情報を決定する決定手段を備え、前記通知手段は、前記特定の種類の宛先情報を用いて、前記特定の指示があった旨を前記第1の端末装置に通知することが好ましい。
この構成では、複数の宛先情報の中から宛先情報を決定することができるため、適切な通知態様である宛先情報に従って、特定の指示があったことを第1の端末装置に通知することができる。
また、上記の装置において、前記宛先情報は、近接無線通信によって前記第1の端末装置から送信され、前記通知手段は、前記近接無線通信によって送信された宛先情報に従って、前記第1の端末装置に前記特定の指示があった旨を通知してもよい。
なお、この発明は、画像処理装置及び画像処理装置で実行される方法、これらの方法または装置の機能を実現するためのコンピュータプログラム、そのコンピュータプログラムを記録した記録媒体等の種々の態様で実現することができる。
通信システムの構成を示すブロック図。 画像処理を示すフローチャート。 独占状態設定処理を示すシーケンス図。 端末装置100の表示部に表示される画面を示す図。 MFP100の表示部に表示される画面を示す図。 独占状態解除処理を示すシーケンス図。 端末装置100の表示部に表示される画面を示す図。 指示受付処理を示すシーケンス図。 端末装置100の表示部に表示される画面を示す図。 第2実施例における画像処理を示すフローチャート。 第2実施例における指示受付処理を示すシーケンス図。
以下、本発明の実施の形態について以下の順序で説明する。
A.第1実施例:
A−1.通信システムの構成:
A−1−1.MFPの構成:
A−1−2.端末装置の構成:
A−2.画像処理:
A−2−1.独占状態設定処理:
A−2−2.独占状態解除処理:
A−2−3.指示受付処理:
B.第2実施例:
B−1.画像処理:
B−1−1.指示受付処理:
C.まとめ:
A.第1実施例:
A−1.通信システムの構成:
図1は、第1実施例における通信システムの構成を示すブロック図である。図1に示すように、本通信システムは、MFP(Multifunction Peripheral)10と、端末装置(例えば、携帯電話、PDA等)100と、を含む。
MFP10と端末装置100とは、3GとWi−Fi(Wireless Fidelity)とを含む複数個の無線通信方式のうちの1個の無線通信方式を選択的に利用することができる。なお、Wi−Fiは、Wi−Fi Allianceによって策定された規格に準拠した無線通信方式である。また、3Gは、国際電気通信連合(International Telecommunication Union)によって策定された規格に準拠した無線通信方式である。端末装置100は、3GとWi−Fiとのいずれかの無線通信方式を用いて、MFP10に対して画像処理機能を実行するよう指示することができる。
さらに、MFP10と端末装置100とは、近距離無線通信規格の一種であるNFC(Near Field Communication)によってデータを送受信することができる。なお、NFCによる無線通信は、一方の装置をもう一方の装置にかざすことによって通信が確立されるため、データの転送・交換が容易に行える。端末装置100は、NFC通信を用いて、MFP10が有する画像処理機能を独占的に使用するための独占要求を送信することができる。
A−1−1.MFPの構成:
図1のMFP10は、制御部20と、表示部21と、操作部22と、読取部23と、印刷実行部24と、NFC通信インターフェース25と、無線ネットワークインターフェース26と、を備えており、それぞれがバス線で接続されている。
制御部20は、CPU30とメモリ40とを備える。CPU30は、メモリ40に格納されている画像処理プログラム41に従って画像処理を実行する。CPU30が当該画像処理プログラム41に従って処理を実行することによって、各手段51〜61の機能が実現される。なお、MFP200は、複数の機能(FAX機能、コピー機能、スキャン機能、印刷機能)を実行することができる。制御部20は、複数の機能の中から、ユーザによって選択された機能に対応する画像処理プログラムを実行する。
メモリ40は、前記画像処理プログラム41と、状態フラグ42と、独占解除コード43と、を格納する。また、メモリ40は、メモリ40内のデータ記憶領域44に、印刷データ44aを格納する。なお、メモリ40は、ROM、RAM等の複数種類の記憶媒体のうちの1種類以上の記憶媒体を含む。
状態フラグ42は、MFP10の画像処理機能が独占的に使用されている状態となっているか否かを示すフラグである。状態フラグ42は、MFP10が外部から独占要求を受信すると、オンに設定される。状態フラグ42がオンとなっている場合は、独占状態であることを示す(すなわち、特定のユーザによって、MFP10の画像処理機能が独占的に使用されていることを示す)。一方、状態フラグ42がオフである場合は、非独占状態であることを示す(すなわち、特定のユーザによって、MFP10の画像処理機能が独占的に使用されていないことを示す)。状態フラグ42がオンとなっている間は、制御部20は、MFP10に対して外部から実行される指示を拒否する。
また、独占解除コード43は、MFP10が独占状態である場合に、当該独占状態を解除するために用いられるコードである。独占解除コード43は、複合機によって発行される任意の文字列によって構成される。制御部20は、任意の文字列を生成し、独占解除コード43を送信すべき装置に対して送信する。
表示部21は、パネルを備えており、各種の画面を表示する。操作部22は、複数のボタンを備えている。ユーザは、操作部62を操作することによって、表示部61に表示される項目を選択する。なお、表示部61は、タッチパネルであってもよい。この場合、表示部61は、操作部62としても機能し、ユーザは、表示部61に表示された画面内の一部の領域に触れることによって項目を選択することができる。
NFC通信インターフェース25は、NFC通信によってデータを送受信するためのインターフェースである。NFC通信インターフェース25を介して独占要求を受信すると、制御部20は、独占要求を送信した装置以外の他の装置による指示と、MFP10の操作部22による指示と、のいずれの指示も拒否する。すなわち、端末装置100は、MFP10の画像処理機能を排他的に使用することができる。
読取部23は、原稿台の上に置かれた原稿のデータを読み取るために、CCD等から成る複数個のセンサを有する読み取りバーと、当該読み取りバーを移動させるための移動部と、を備える。なお、これに代えて、スキャン実行部24は、読み取りバーと、原稿を搬送する搬送部とを備えてもよい。
印刷実行部24は、レーザ方式等の印刷機構を備えている。制御部20は、メモリ40内のデータ記憶領域44に記憶される印刷データ44aを印刷実行部24に印刷出力させることができる。なお、印刷データ44aは、MFP10の図示しないメモリ装着部を通じて、USBメモリ等の可搬型メモリから読み込まれる。また、印刷データ44aは、読取部23によってスキャンされたスキャンデータであってもよい。
A−1−2.端末装置の構成:
図1の端末装置100は、制御部120、表示部121、操作部122、NFC通信インターフェース125、無線ネットワークインターフェース126を備えており、それぞれがバス線で接続されている。
制御部120は、CPU130とメモリ140とを備える。メモリ140は、端末装置100に情報を通知するための宛先情報141を記憶する。宛先情報141は、端末装置141のIPアドレスと、Emailアドレスと、電話番号と、のうちの少なくとも1つに関する情報を含む。なお、メモリは、ROM、RAM等の複数種類の記憶媒体のうちの1種類以上の記憶媒体を含む。
表示部121は、制御部120によって指定された各種の情報を画面に表示する。ユーザは、操作部122を操作することによって、表示部121に表示される項目を選択することができる。なお、表示部121は、タッチパネルであってもよい。この場合、表示部121は、操作部122としても機能し、ユーザは、表示部121に表示された画面内の一部の領域に触れることによって項目を選択することができる。
制御部120は、NFC通信インターフェース125を介して、MFP10に対して独占要求を送信する。また、制御部120は、無線ネットワークインターフェース126を介して、MFP10に印刷データ44aを送信することができる。
A−2.画像処理:
図2は、第1実施例で実行される画像処理を示すフローチャートである。
図2の画像処理は、ユーザによって、MFP10の操作部22が操作され、複数の画像処理機能の中の一の画像処理機能の実行が指示されたことによって開始される。はじめに、制御部20は、メモリ40に記憶される状態フラグ42をオフとする(S120)。続いて制御部20は、MFP10が実行可能な複数の機能の中で、ユーザによって指定された機能の実行を開始する(S140)。例えば、印刷機能の実行がユーザによって所望された場合は、制御部20は、予めUSBメモリ等の可搬型メモリから読み込まれた印刷データ44aに基づいて、印刷実行部24に印刷出力を開始させる。なお、ユーザは、端末装置100の操作部122を操作することによって、MFP10に対して画像処理機能の実行開始を指示してもよい。
画像処理機能の実行が開始されると、制御部20は、メモリ40を参照し、状態フラグ42がオンとなっているか否かを判断する(S160)。なお、制御部20は、後述する独占状態設定処理(S200)が実行されることによって、独占状態となっている場合に、状態フラグ42がオンとなっていると判断する。一方、制御部20は、以下の2つの場合において、状態フラグ42がオフとなっていると判断する。すなわち、制御部20は、(A)S140において機能の実行を開始し、初めてS160の処理が実行される場合と、(B)機能の実行が開始された後、後述する独占状態設定処理(S200)が実行されないまま、機能の実行が継続されている場合と、の2つの場合について、状態フラグ42がオフとなっていると判断する。
状態フラグ42がオフであると判断された場合は(S160 NO)、制御部20は、MFP10と端末装置100との間でNFC通信が確立されたか否かを判断する(S180)。NFC通信が確立された場合は(S180 YES)、制御部20は、後述する独占状態設定処理を実行する(S200)。独占状態設定処理が終了すると、制御部20は、MFP10と端末装置100との間で確立されていたNFC通信を切断する(S220)。なお、NFC通信を切断するとは、NFC通信インターフェース25からのデータの送受信処理を終了した後、MFP10がNFC通信を実行可能な範囲外に端末装置100を移動させられたことを検出することである。一方、S180において、NFC通信が確立されたと判断されない場合は(S180 NO)、制御部20は、S300に処理を移行する。
一方、S160において、状態フラグがオンであると判断された場合は(S160 YES)、制御部20は、MFP10と端末装置100との間でNFC通信が確立されたか否かを判断する(S240)。NFC通信が確立された場合は(S240 YES)、制御部20は、後述する独占状態解除処理を実行する(S260)。独占状態解除処理が終了すると、制御部20は、端末装置100との間で確立されていたNFC通信を切断する(S280)。一方、S240において、NFC通信が確立されない場合は(S240 NO)、制御部20は、S300に処理を移行する。
続いて制御部20は、メモリ40に記憶される状態フラグ42がオンに設定されているか否かを判断する。具体的には、以下の2つの場合において、状態フラグ42がオンに設定されていると判断される。すなわち、(A)S200で独占状態設定処理が実行され、端末装置100による独占状態となっている場合と、(B)S260で独占状態解除処理が実行されたものの、非独占状態に移行されなかった場合と、においては、状態フラグがオンに設定されていると判断される。一方、以下の2つの場合において、状態フラグ42がオフに設定されていると判断される。すなわち、(C)S260において独占状態解除処理が実行され、非独占状態に移行した場合と、(D)S140で画像処理機能の実行が開始された後、S200の独占状態設定処理が実行されずに画像処理機能の実行が継続されている場合と、の2つの場合では、状態フラグがオフに設定されていると判断される。
状態フラグがオンに設定されていると判断される場合は(S300 YES)、制御部20は、MFP10が指示を受けたか否かを判断する(S320)。具体的には、制御部20は、端末装置100を除く他の装置から、無線ネットワークインターフェース26を介して機能の実行が指示された場合と、端末装置100のユーザ以外の他のユーザによってMFPの操作部122が操作された場合と、のいずれかの場合に該当するか否かを判断する。
MFP10が指示を受けたと判断された場合は(S320 YES)、制御部20は、後述する指示受付処理を実行する(S340)。一方、MFP10が指示を受けたと判断されない場合は(S320 NO)、制御部20は、S420に処理を移行する。
一方、S300において、状態フラグ42がオフに設定されていると判断された場合は(S300 NO)、制御部20は、MFP10が指示を受けたか否かを判断する(S360)。MFP10が指示を受けたと判断された場合は、制御部20は、指示された項目を確認する(S380)。例えば、操作部22に含まれる、機能の実行を中止させるためのストップキーが押下されたことが確認される。
続いて、制御部20は、S380で確認された指示に応じた処理を実行する(S400)。例えば、ユーザによって、ストップキーが押下された場合は、実行している画像処理機能を中止する。
このように、MFP10が非独占状態である場合は、端末装置100のユーザ以外の他のユーザに対しても通常のMFP10の使用が許可される。例えば、S140で開始された画像処理機能が印刷機能である場合に、S380で確認された指示が印刷機能の実行を開始する指示である場合は、制御部20は、S140で開始された画像処理機能が終了した後に、S380で確認された指示に基づく印刷機能の実行を開始する。また、S380で確認された指示がスキャン機能の実行を開始する指示である場合は、制御部20は、S140で開始された画像処理機能の実行中に、S380で確認された指示に基づくスキャン機能を実行する。また、S380で確認された指示が、MFP10の設定情報(無線設定情報など)を確認する指示である場合は、制御部20は、S140で開始された画像処理機能の実行中に、無線設定情報を確認させることができる。
続いて、制御部20は、S140で開始された画像処理機能の実行が終了しているか否かを判断する(S420)。画像処理機能の実行が終了していると判断されない場合は(S420 NO)、制御部20は、S160に処理を移行する。このように、画像処理機能の実行が継続されている期間は、S160からS420までの処理が繰り返し実行される。
一方、画像処理機能の実行が終了していると判断された場合は(S420 YES)、制御部20は、メモリ40に記憶される状態フラグ42をオフに設定し、図2の画像処理を終了する。
A−2−1.独占状態設定処理:
続いて、S200(図2)の独占状態設定処理について説明する。図3は、独占状態設定処理を示すシーケンス図である。独占状態設定処理では、MFP10のNFC通信インターフェース25と、端末装置100のNFC通信インターフェース125と、の間で情報を送受信することによって、処理が実行される。以下の処理では、MFP10の制御部20と、端末装置100の制御部120と、が処理を実行する。
はじめに、MFP10は、端末装置100に対して、宛先情報141を要求するための宛先情報要求を送信する(S201b)。当該宛先情報141は、端末装置100が画像処理機能を独占している期間内に、MFP10が指示を受けた場合に、端末装置100に対して当該指示があった旨を通知するために必要な情報である。具体的には、宛先情報141は、上述したように、端末装置141のIPアドレスと、Emailアドレスと、電話番号と、のうちの少なくとも1つに関する情報を含む。
宛先情報要求を受信すると(S201a)、端末装置100は、メモリ140を参照し、MFP10に対して宛先情報141を送信する(S202a)。本実施例では、複数の通知態様の中から、端末装置100のユーザに選択された通知態様に対応する宛先情報141が送信される。
図4は、通知態様を決定する際に、端末装置100の表示部121に表示される画面を示す図である。図4(A)に示すように、通知態様設定画面SC1は、「IPアドレス」と、「Email」と、「電話」と、の3つの通知態様から、所望する通知態様をユーザに選択させるための画面である。ボタンB1〜B3は、画面SC1に含まれる3つの通知態様の中から、所望する通知態様をユーザに選択させるためのボタンである。ボタンB4は、選択された通知態様を確定させるためのボタンである。端末装置100のユーザは、画面SC1内の中から、所望する通知態様に対応するボタンB1〜B3のいずれかを選択し、確定ボタンB4を選択することによって、所望する通知態様を決定することができる。
画面SC1において、例えば、ユーザがボタンB1を選択することによって、「IPアドレス」が選択された場合は、端末装置100は、NFC通信インターフェース125を介して、MFP10に宛先情報141を送信する(S202a)。なお、「IPアドレス」が選択された場合は、後述する指示受付処理で情報を送受信する際に、Wi−Fiが利用される。
画面SC1において、例えば、ユーザがボタンB2を選択することによって、「Email」が選択された場合は、端末装置100は、NFC通信インターフェース125を介して、MFP10に宛先情報141を送信する。なお、「Email」が選択された場合は、後述する指示受付処理で情報を送受信する際に、Wi−Fiが利用されてもよいし、3Gが利用されてもよい。
画面SC1において、例えば、ユーザがボタンB3を選択することによって、「電話」が選択された場合は、制御部20は、NFC通信インターフェース125を介して、MFP10に宛先情報141を送信する。なお、「電話」が選択された場合は、後述する指示受付処理で情報を送受信する際に、3Gが利用される。
なお、端末装置100のユーザは、ボタンB1〜B3のいずれか2つ以上を選択することによって、複数の通知態様を選択してもよい。この場合、MFP10は、複数の通知態様の中から、使用されるべき通知態様の優先順位を予め決定する。例えば、制御部20は、まずIPアドレスを用いてWi―Fiの無線回線で通知を試み、仮にWi−Fiの無線回線が接続できない場合に、3Gの無線回線でEmailを用いて通知を試みる等の態様が考えられる。このように、制御部20は、当該優先順位に従って通知態様を決定することができる。なお、使用されるべき通知態様の優先順位は、端末装置100で決定されてもよい。
また、MFP10は、予め通知態様を決定しておき、当該決定されていた通知態様に対応する宛先情報141を端末装置100に要求してもよい。端末装置100は、要求された宛先情報141を端末装置100に送信することができる
宛先情報141を受信すると(S202b)、MFP10は、宛先情報141を参照し、ユーザが所望する通知態様を確認する(S203b)。通知態様が確認されると、MFP10は、独占状態に移行するために用いられる独占解除コード43を端末装置100に送信する(S204b)。
図5は、MFP10の表示部21に表示される画面を示す図である。MFP10は、独占解除コード43を端末装置100に送信すると、図5(A)に示すような画面SC11を表示部21に表示する。これにより、MFP10のユーザは、表示部21を見ることによって、MFP10が独占状態であることを認識することができる。
その後、MFP10は、メモリ40に記憶される状態フラグ42をオンに設定する(S205b)。なお、独占解除コード43は、端末装置100に送信されるとともに、MFP10のメモリ40にも記憶される。
独占解除コード43を受信すると(S203a)、端末装置100は、図4(B)に示す画面SC2を表示部121に表示する。これにより、端末装置100のユーザは、MFP10が独占状態に移行したことを認識することができる。
なお、本実施例では、独占解除コード43は、MFP10によって決定され、S204bで端末装置100に独占解除コード43を送信しているが、別の構成であってもよい。すなわち、S202aで端末装置100からMFP10に対して宛先情報141を送信する際に、端末装置100がMFP10に送信してもよい。こうすることで、端末装置100とMFP10との通信回数を減少させることができる。
また、端末装置100から宛先情報141が受信できない場合は、MFP10は、宛先情報141が確認できない旨の通知をMFP10の表示部21に表示してもよい。
A−2−2.独占状態解除処理:
図6は、S260(図2)の独占状態解除処理を示すシーケンス図である。独占状態解除処理では、MFP10のNFC通信インターフェース25と、端末装置100のNFC通信インターフェース125と、の間で情報を送受信することによって、処理が実行される。以下の処理では、MFP10の制御部20と、端末装置100の制御部120と、が処理を実行する。
はじめに、MFP10は、端末装置100に対して、S200の独占状態設定処理においてMFP10が端末装置100に送信した独占解除コード43をMFP10に送信するよう要求する(S261b)。当該要求を受信すると(S261a)、端末装置100は、NFC通信インターフェース125を介して、独占解除コード43をMFP10に送信する(S262a)。独占解除コード43を受信すると(S262b)、MFP10は、メモリ40に記憶される独占解除コード43と、端末装置100から送信された独占解除コード43と、が一致するか否かを判断する(S263b)。具体的には、互いの独占解除コード43に含まれる文字列が全て一致するか否かを判断する。
上記2つの独占解除コード43が互いに一致すると判断された場合は(S263b YES)、MFP10は、端末装置100に対して、独占状態が解除されたことを示す情報を端末装置100に送信する(S264b)。その後、MFP10は、図5(B)に示すような画面SC12を表示部21に表示することによって、独占状態の解除が成功した旨を報知し(S265b)、メモリ40に記憶される状態フラグ42をオフに設定する(S266b)。一方、独占解除コード43が一致しないと判断された場合は(S263b NO)、MFP10は、独占状態の解除に失敗したことを示す情報を端末装置100に送信する(S267b)。その後、MFP10は、図5(C)に示すような画面SC13を表示部21に表示する。
端末装置100は、MFP10から、独占状態を解除することに成功したか否かの情報を受信し(S263a)、受信した情報の内容を報知する(S264a)。図7は、端末装置100の表示部121に表示される画面を示す図である。独占状態を解除することに成功した旨の情報を受信した場合に、端末装置100は、図7(A)に示す画面SC3を表示部121に表示する。一方、独占状態を解除することに失敗した旨の情報を受信した場合に、端末装置100は、図7(B)に示す画面SC4を表示部121に表示する。
A−2−3.指示受付処理:
図8は、S340(図2)で実行される指示受付処理を示すシーケンス図である。図8においては、MFP10が独占状態である期間内に、ユーザが、MFP10の操作部22を操作することによって、MFP10に対して何らかの指示を行った場合を想定して説明する。以下の処理では、MFP10の制御部20と、端末装置100の制御部120と、が処理を実行する。なお、これに代えて、独占状態である期間内に、端末装置100を除く他の装置から、MFP10に対して何らかの指示が行われた場合にも本発明は適用可能である。
MFP10に対して何らかの指示があったことが確認されると、MFP10は、確認された指示が、端末装置100によって独占される画像処理機能の実行を妨げるか否かを判断する(S341b)。
なお、独占される画像処理機能を妨げる場合は、例えば、独占される画像処理機能がスキャン機能である場合に、確認された指示がスキャン機能を実行するための指示である場合である。また、独占される画像処理機能を妨げない場合は、例えば、独占される画像処理機能がスキャン機能である場合に、確認された指示が端末装置100以外の他の装置からの印刷指示である場合である。
機能の実行を妨げないと判断された場合は(S341b NO)、MFP10は、確認された指示に伴う機能を実行する(S350b)。一方、確認された指示が、端末装置100によって指示された機能の実行を妨げると判断された場合は(S341b YES)、MFP10は、S200(図2)の独占状態設定処理で端末装置100から受信した宛先情報141に従って、端末装置100に対して、確認された指示の内容についての情報を通知する(S342b)。例えば、ユーザがMFP10に対して指示を行った内容(機能:カラー印刷、印刷枚数:5枚)が、端末装置100に通知される。また、指示を行ったユーザが、ユーザIDとパスワードとを用いてMFP10にログインした後にMFP10に対して指示した場合は、MFP10は、当該ログイン時に用いたユーザIDを合わせて端末装置100に通知する構成とすることもできる。
図9は、端末装置100の表示部121に表示される画面を示した図である。確認された指示の内容についての情報を受信すると(S341a)、端末装置100は、図9(A)の画面SC5を表示部121に表示することによって、指示があった旨と、指示の内容と、を端末装置100のユーザに報知する(S342a)。画面SC5は、確認された指示に基づく処理を許可することを選択するためのボタンB5と、確認された指示に基づく処理を拒否することを選択するためのボタンB6と、を含む。端末装置100は、端末装置100のユーザによって、指示に基づく処理の実行が許可されたか否かを判断する(S343a)。具体的には、画面SC5内のボタンB5と、ボタンB6とのいずれのボタンが選択されたかを判断する。
端末装置100のユーザによって、画面SC5内のボタンB5が選択されたと判断された場合は(S343a YES)、端末装置100は、MFP10に対して、指示許可情報を送信する(S344a)。
一方、端末装置100のユーザによって、画面SC5内のボタンB6が選択されたと判断された場合は(S343a NO)、端末装置100は、MFP10に対して、指示拒否情報を送信し(S345a)、図8の指示受付処理を終了する。
MFP10は、S342bで指示の内容を通知した後、タイムアウトとなる所定の期間を経過したか否かを判断する(S343b)。所定の期間を経過した場合は(S343b YES)、MFP10は、端末装置100に関する情報を含む図5(D)の画面SC14を表示部21に表示する(S350b)。具体的には、画面SC14に示されるように、端末装置100のユーザのユーザ名と、S200(図2)の独占状態設定処理において端末装置100から受信した宛先情報141(電話番号等)と、を表示する。
所定の期間を経過しない場合は(S343b NO)、MFP10は、端末装置100から、指示許可情報と、指示拒否情報と、のいずれかが送信されたか否かを判断する(S344b)。いずれの情報も送信されない場合は(S344b NO)、MFP10は、S343bに処理を移行し、再度所定の期間を経過しているか否かを判断する。
なお、MFP10は、S342bで確認された指示の内容についての情報を端末装置10に送信した後、後述するS345bとS350bとのいずれかの処理が実行されるまでの期間においても、画面SC14を表示部21に表示してもよい。また、端末装置100から、指示許可情報と、指示拒否情報と、のいずれかの情報が送信されるのを待機中であることを示す画面を表示部21に表示してもよい。
指示拒否情報が送信された場合は(S344b 指示拒否情報)、MFP10は、タイムアウトとなる所定の期間を経過した場合と同様に、図5(D)の画面SC14を表示部21に表示する(S350b)。
指示許可情報が送信された場合は(S344b 指示許可情報)、MFP10は、端末装置100によって指示された画像処理機能の実行を中断する(S345b)。この場合、MFP10は、画像処理機能の処理がどこまで実行されたかに関する経過情報をメモリ40に記憶する。その後、MFP10は、確認された指示の内容に基づく処理を実行する(S346b)。当該指示に基づく処理の実行が完了すると、MFP10は、メモリ40に記憶される上述した経過情報を確認し、当該機能の実行を再開する(S347b)。当該機能の実行が再開されると、MFP10は、端末装置100に対して、機能の実行を再開した旨の情報である再開情報を送信する(S348b)。
再開情報を受信すると(S346a)、端末装置100は、図9(B)に示すように、画像処理機能の実行が再開されたことを示す画面SC6を表示部121に表示する(S346a)。
B.第2実施例:
B−1.画像処理:
続いて、本発明の第2実施例について、図10を参酌して説明する。図10は、第2実施例での画像処理の流れを示すフローチャートである。なお、システム構成は第1実施例と同様であるため、説明を省略する。
第1実施例では、画像処理機能の実行が開始された後に、独占状態へ移行するための処理である独占状態設定処理が実行される構成を説明した。これに対し、第2実施例では、画像処理機能の実行が開始される前に、独占状態設定処理が実行される構成について説明する。
第2実施例の画像処理は、MFP10の電源が投入されることによって開始される。はじめに、制御部20は、状態フラグをオフに設定する(S120A)。続いて、制御部20は、第1実施例と同様に、S160AからS400Aまでの処理を実行する。続いて、制御部20は、画像処理機能の実行が指示されたか否かを判断する(S520)。具体的には、S360Aにおいて実行される処理が、画像処理機能の実行を開始するための処理であるか否かを判断する。例えば、MFP10の操作部122が操作されることによって、所望する画像処理機能が選択され、スタートボタンが押下された場合が想定される。
画像処理機能の実行が指示された場合は(S520 YES)、制御部20は、指示された画像処理機能を実行する(S540)。その後、状態フラグをオフに設定し(S560)、図10の画像処理を終了する。
一方、機能の実行が指示されない場合は(S520 NO)、制御部20は、処理をS160Aに戻す。
B−1−1.指示受付処理:
図11は、第2実施例での指示受付処理の流れを示すフローチャートである。
図10のS320Aにおいて、MFP10に対して指示があったことが確認されると、MFP10は、確認された指示が、画像処理機能の実行に関係する指示であるか否かを判断する(S341d)。なお、画像処理機能の実行に関係する指示とは、例えば、印刷を実行するための指示等である。一方、画像処理機能の実行に関係しない指示とは、例えば、MFP10の設定情報(無線設定情報など)を確認する指示等である。確認された指示が、画像処理機能に関係しない指示である場合は(S341d NO)、制御部20は、指示に応じた処理を実行する。
一方、画像処理機能の実行に関係する指示である場合は(S341d YES)、制御部20は、第1実施例と同様に、指示された内容についての情報を端末装置100に通知する(S342d)。その後、端末装置10から指示許可通知情報を受信した場合に(S344d 指示許可情報)、指示に応じた処理を実行する(S346d)。一方、端末装置100に通知してからタイムアウトとなる所定の期間が経過した場合(S343d YES)と、指示拒否情報を受信した場合(S344d 指示拒否情報)とは、制御部20は、独占中の端末装置100の情報を表示部121に表示する(S350d)。
C.まとめ
以上説明したように、MFP10は、端末装置100とNFC通信を実行することによって、端末装置100に画像処理機能を独占させる独占状態に移行する。独占状態に移行する際、MFP10は、端末装置100から送信される宛先情報141をメモリ40に記憶する。MFP10は、独占状態に移行した後、MFP10に対して指示がなされた場合に、メモリ40に記憶される宛先情報141を用いて、端末装置100に指示があった旨を通知する。このように、MFP10は、独占状態に移行した後に指示がなされたことを端末装置100に適切に通知することができる。
なお、本発明における技術的範囲は、上述した実施例に限られるものではなく、以下に示すような種々の態様によって実施することが可能である。
(1)上述した実施例における指示受付処理では、独占状態に移行した後にMFP10に対して指示がなされた場合に、端末装置100に指示の内容を通知し、端末装置100で指示許可ボタンが押下されたか否かに応じて、MFP10で当該指示に対する処理を実行するか否かを切り替えているが、異なる構成であってもよい。すなわち、指示された内容(例えば、ストップキーが押下された旨を示す内容)を通知するのみの構成であって、指示に基づく処理を許可するか否かを端末装置100に選択させない構成としてもよい。
(2)上述した第1実施例では、制御部20は、端末装置100が画像処理機能の実行指示を行った後、MFP10に対して実行中の機能を妨げる指示がなされた場合に、端末装置100に対して指示の内容を通知しているが、異なる構成であってもよい。例えば、端末装置100が画像処理機能の実行指示を行った後は、MFP10に対してなされた全ての指示の内容を端末装置100に通知する構成としてもよい。また、この場合、MFP10で実行されている機能を妨げる指示のみ拒否する構成としてもよいし、全ての指示を拒否する構成としてもよい。
また、上述した第2実施例では、制御部20は、画像処理機能の実行指示を行った後、MFP10に対して画像処理機能に関係する指示がなされた場合に、端末装置100に対して指示内容を通知しているが、異なる構成であってもよい。例えば、画像処理機能の実行指示を行った後は、MFP10に対してなされた全ての指示の内容を端末装置100に通知する構成としてもよい。また、この場合、MFP10の機能に関係する指示のみ拒否する構成としてもよいし、全ての指示を拒否する構成としてもよい。
(3)上述した第1実施例では、S340の指示受付処理でのS341bの処理ステップにおいて、指示された処理が画像処理機能の実行を妨げる場合に、端末装置100に対して指示内容を通知しているが、これに代えて、画像処理機能の実行を妨げない場合であっても、端末装置100に指示内容を通知してもよい。
また、同様に、上述した第2実施例では、S500の指示受付処理でのS341dの処理ステップにおいて、指示された処理が画像処理機能の実行に関係する場合に、端末装置100に対して指示内容を通知しているが、これに代えて、画像処理機能の実行に関係しない場合であっても、端末装置100に指示内容を通知してもよい。
(4)上述した各実施例では、CPU30が画像処理プログラム41に従って処理を実行することによって、各手段51〜61の機能が実現されるが、各手段51〜61の少なくとも1個は、論理回路等のハードウェアで実現されてもよい。
10…MFP、20…制御部、21…表示部、22…操作部、23…読取部、24…印刷実行部、25…NFC通信インターフェース、26…無線ネットワークインターフェース、30…CPU、40…メモリ、41…画像処理プログラム、42…状態フラグ、43…独占解除コード、44…データ記憶領域、44a…印刷データ、51…第1の受信手段、52…宛先記憶手段、53…第1の通知手段、54…特定手段、55…第1の実行制御手段、56…判断手段、57…第2の通知手段、58…第2の受信手段、59…第2の実行制御手段、60…表示手段、61…決定手段、100…端末装置、120…制御部、121…表示部、122…操作部、125…NFC通信インターフェース、126…無線ネットワークインターフェース、130…CPU、140…メモリ、141…宛先情報

Claims (11)

  1. 画像処理装置であって、
    第1の端末装置から、少なくとも画像処理装置の画像処理機能を独占的に使用するための独占要求を受信する第1の受信手段と、
    前記第1の端末装置への通知に要する宛先情報を記憶する宛先記憶手段と、
    前記第1の端末装置の前記独占要求を受信した後に、少なくとも前記画像処理機能の独占的な使用に影響を与え得る特定の指示がなされた場合に、前記宛先情報を用いて、前記第1の端末装置に、前記特定の指示があった旨を通知する第1の通知手段と、
    を備えることを特徴とする、画像処理装置。
  2. 請求項1に記載の画像処理装置であって、さらに、
    前記通知手段は、前記特定の指示の内容を通知する
    ことを特徴とする、画像処理装置。
  3. 請求項1または2のいずれかに記載の画像処理装置であって、さらに、
    画像処理機能の実行に関する第1の実行指示がなされた場合に、前記第1の実行指示に基づく画像処理機能の実行を制御する第1の実行制御手段を備え、
    前記通知手段は、前記第1の実行指示に基づく画像処理機能の実行が開始される前に、前記画像処理機能の実行に関係する前記特定の指示がなされた場合に、前記第1の端末装置に、前記特定の指示があった旨を通知し、前記画像処理機能の実行に関係しない前記特定の指示がなされた場合に、前記第1の端末装置に、前記特定の指示があった旨を通知しない
    ことを特徴とする、画像処理装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれかに記載の画像処理装置であって、さらに、
    画像処理機能の実行に関する第1の実行指示がなされた場合に、前記第1の実行指示に基づく画像処理機能の実行を制御する第1の実行制御手段と、
    前記特定の指示が、画像処理機能の実行のための第2の実行指示である場合に、前記第2の実行指示に基づく画像処理機能が実行されることによって、前記第1の実行指示に基づく画像処理機能の実行が妨げられるか否かを判断する判断手段と、を備え、
    前記実行制御手段は、前記第1の実行指示に基づく画像処理機能が妨げられないと判断された場合に、前記第2の実行指示に基づく画像処理機能を実行する
    ことを特徴とする、画像処理装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれかに記載の画像処理装置であって、さらに、
    画像処理機能の実行に関する第1の実行指示がなされた場合に、前記第1の実行指示に基づく画像処理機能の実行を制御する第1の実行制御手段と、
    前記特定の指示が、画像処理機能の実行のための第2の実行指示である場合に、前記第2の実行指示に基づく画像処理機能が実行されることによって、前記第1の実行指示に基づく画像処理機能の実行が妨げられるか否かを判断する判断手段と、を備え、
    前記通知手段は、前記第1の実行指示に基づく画像処理機能の実行を開始した後に、前記第1の実行指示に基づく画像処理機能の実行を妨げる前記特定の指示がなされた場合に、前記第1の端末装置に、前記特定の指示があった旨を通知し、前記第1の実行指示に基づく画像処理機能の実行を妨げない前記特定の指示がなされた場合に、前記第1の端末装置に、前記特定の指示があった旨を通知しない
    ことを特徴とする、画像処理装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれかに記載の画像処理装置であって、さらに、
    前記特定の指示を行ったユーザに関する第1の識別情報を、前記宛先情報を用いて、前記第1の端末装置に通知する第2の通知手段を備える
    ことを特徴とする、画像処理装置。
  7. 請求項1乃至6のいずれかに記載の画像処理装置であって、さらに、
    前記特定の指示に基づく処理を許可するか否かについての応答情報を受信する第2の受信手段と、
    前記応答情報が、前記特定の指示に基づく処理を許可することを示す場合に、前記特定の指示に基づく処理を実行する第2の実行制御手段と、
    を備えることを特徴とする、画像処理装置。
  8. 請求項1乃至7のいずれかに記載の画像処理装置であって、さらに、
    前記特定の指示がなされた場合に、前記第1の端末装置を識別するための第2の識別情報を、表示部に表示する表示手段を、備える
    ことを特徴とする、画像処理装置。
  9. 請求項1乃至8のいずれかに記載の画像処理装置であって、さらに、
    前記第1の端末装置のための複数種類の宛先情報の中から、特定の種類の宛先情報を決定する決定手段を備え、
    前記通知手段は、前記特定の種類の宛先情報を用いて、前記特定の指示があった旨を前記第1の端末装置に通知する
    ことを特徴とする、画像処理装置。
  10. 請求項1乃至9のいずれかに記載の画像処理装置であって、
    前記宛先情報は、近接無線通信によって前記第1の端末装置から送信され、
    前記通知手段は、前記近接無線通信によって送信された宛先情報に従って、前記第1の端末装置に前記特定の指示があった旨を通知する
    ことを特徴とする、画像処理装置。
  11. コンピュータに、
    第1の端末装置から、少なくとも画像処理装置の画像処理機能を独占的に使用するための独占要求を受信する第1の受信手段と、
    前記第1の端末装置への通知に要する宛先情報を記憶する宛先記憶手段と、
    前記第1の端末装置の前記独占要求を受信した後に、少なくとも前記画像処理機能の独占的な使用に影響を与え得る特定の指示がなされた場合に、前記宛先情報を用いて、前記第1の端末装置に、前記特定の指示があった旨を通知する第1の通知手段として機能させるプログラム。
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