JP2009139752A - 画像形成装置 - Google Patents

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Michio Uchida
内田  理夫
Tomonori Shida
仕田  知経
Keisuke Mihashi
慶輔 三橋
Kiyoharu Yoshioka
清春 吉岡
Naoyuki Tonomura
尚之 外村
Hidetoshi Yamashita
秀敏 山下
Yohei Suzuki
洋平 鈴木
Takuma Abe
琢磨 阿部
Takuo Nada
卓生 名田
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Abstract

【課題】第2のトナー担持部材のクリーニングに関して、より多くのトナーが当該第2のトナー担持部材に付着する状況に対応すると共に、メンテナンス性の向上や構造の簡易化を図る。
【解決手段】画像形成装置100は、第1のトナー担持部材8と、第2のトナー担持部材31と、第2のトナー担持部材31の上のトナーを回収する回収部材42と、回収部材42に電圧を印加する第1の電源46と、回収部材42から転移されたトナーを保持する保持部材43と、保持部材43に電圧を印加する第2の電源44と、を有し、回収部材42によって第2のトナー担持部材31上からトナーを回収してそのトナーを回収部材42から保持部材43に転移させて保持する回収モードと、保持部材43から回収部材42にトナーを転移させてそのトナーを第2のトナー担持部材31に戻した後に第2のトナー担持部材31から除去する清掃モードと、を実行する。
【選択図】図1

Description

本発明は、電子写真方式や静電記録方式などによって画像形成を行う複写機、プリンタ、ファクシミリなどの画像形成装置に関する。
従来、電子写真方式を用いたプリンタ、ファクシミリなどの画像形成装置が広く用いられている。例えば、電子写真方式を用いてフルカラー画像を形成することのできる画像形成装置には、次のような中間転写方式を採用した製品が、数多く実用化されている。即ち、中間転写方式の画像形成装置では、トナー像(顕像)を、第1の像担持体としての電子写真感光体(感光体)から、一次転写部において一旦第2の像担持体としての中間転写体に転写(一次転写)させる。その後、中間転写体上のトナー像を二次転写部において中間転写体から紙などの転写材に転写(二次転写)させる。一般に、二次転写工程は、中間転写体のトナーを担持する面に接触可能なように二次転写部材を配置し、その接触部を転写材が通過するときに、二次転写部材にトナーの正規の帯電極性とは逆極性の電圧を印加することによって静電的に行われる。
特に、中間転写方式の画像形成装置としては、中間転写体の移動方向に沿って複数の感光体を配置したタンデム型(或いはインライン型)のものが広く用いられている。タンデム型の画像形成装置では、複数の感光体上にそれぞれ形成した異なる色のトナー像を、中間転写体上に重畳して一次転写した後、一括して転写材に二次転写する。タンデム型の中間転写方式の画像形成装置は、高速化を達成でき、更に、中間転写体を用いることから、現像剤を重ね合わせる工程での転写対象が常に同じ物体、即ち、中間転写体なので、安定した重ね合わせ画像を得ることができる。
例えば、上述のような中間転写方式のタンデム型の画像形成装置においては、一般に、二次転写部材は、常に中間転写体と接触しており、二次転写工程後に中間転写体上に残留した二次転写残トナーによって汚染されることがある。二次転写部材がトナーで汚染されると、転写材の裏汚れを引き起こすことがある。
そこで、特許文献1に記載されるように、二次転写部材からトナーを除去する部材を設けると共に、二次転写部材から除去したトナーを回収する廃トナーボックスを二次転写部材の下方に設置したものがある。
特開2001−356619号公報
ところで、近年は、電子写真方式のプリンタの画質や生産性や信頼性が飛躍的に向上したことから、今までオフセット印刷を行っていたポスター、チラシ、ブローシュア、カタログ、フライアなども、電子写真方式のプリンタで印刷する機会が多くなっている。このような背景から、電子写真式のプリンタの用途が、メモ、手紙、社内文書などのオフィス用文書から、従来はオフセット印刷などで行っていたようなグラフィック画像をプリントする機会が増え、電子写真式のプリンタに求められる要求仕様も変化しつつある。
この要求仕様変化の1つの例として、縁無しプリントがある。オフセット印刷においては、画像域の4隅に“トンボ”と呼ばれるマーキングを印刷し、印刷後に“トンボ”のマーキングに沿って必要画像領域を切り抜くことにより、余白の無い縁無し画像を得ることができる。一方、電子写真方式のプリンタにおいても、同様の方法で縁無し画像を得ることが可能となるものの、必要画像領域の切り抜き作業が煩雑であることなどから、切り抜き作業無しで縁無し画像を得るという需要が高まりつつある。
縁無し画像をプリントする場合は、中間転写体上の画像位置と転写材の位置とが多少ずれてもプリント画像に余白が生じることが無いように、中間転写体上には、塗り足し領域を含めた転写材サイズよりやや大きめの画像をプリントする方法が考えられる。この場合、中間転写体上の塗り足し領域のトナーが二次転写部材上に転写されて、このトナーがその後転写材の裏面に付着することで転写材の裏汚れなどを発生させてしまう場合がある。
ここで、例えば上記特許文献1に記載されるような方式で、縁無しプリントに対応しようとすると、塗り足し領域のトナー量が非常に多いため、二次転写部材用の廃トナーボックスの容量を大きくする必要があり、装置の小型化が困難である。
又、上記特許文献1に記載されるような方式では、二次転写部材から掻き取ったトナーを溜め込む廃トナーボックスが、中間転写体のクリーナ部だけではなく、二次転写部材用にも必要となる。そのため、複数箇所の廃トナーボックスの交換が必要になるといった、ユーザビリティの悪化につながる。
一方、樹脂ブレードによって二次転写部材上のトナーを掻き取る方式がある。しかしながら、この方式では、樹脂ブレードと二次転写部材との摺擦によって、二次転写部材の摩耗、傷の発生、紙粉やトナーの融着が生じ易くなり、二次転写部材の寿命が短くなってしまうことがある。即ち、二次転写部材の交換などによりプリントコストの増大を招くことになる。
尚、以上では、二次転写部材のクリーニングに関して、従来の課題について説明した。しかし、同様の問題は、第1のトナー担持部材(感光体、中間転写体等)からのトナーが意図して又は意図せずに転移し付着することのある第2のトナー担持部材(転写部材、転写材担持体、中間転写体等)のクリーニングに関して起こり得る。
従って、本発明の目的は、第1のトナー担持部材からのトナーが転移し付着する第2のトナー担持部材のクリーニングに関して、より多くのトナーが当該第2のトナー担持部材に付着する状況に対応すると共に、メンテナンス性の向上や構造の簡易化を図ることのできる画像形成装置を提供することである。
上記目的は本発明に係る画像形成装置にて達成される。要約すれば、本発明は、トナーを担持する第1のトナー担持部材と、前記第1のトナー担持部材から転写されたトナーを担持する第2のトナー担持部材と、前記第2のトナー担持部材の上のトナーを回収する回収部材と、前記回収部材に電圧を印加する第1の電源と、前記回収部材から転移されたトナーを保持する保持部材と、前記保持部材に電圧を印加する第2の電源と、を有し、前記第1及び第2の電源により前記回収部材及び前記保持部材にそれぞれ電圧を印加することで前記回収部材によって前記第2のトナー担持部材からトナーを回収してそのトナーを前記回収部材から前記保持部材に転移させて保持する回収モードと、前記第1及び第2の電源により前記回収部材及び前記保持部材にそれぞれ電圧を印加することで前記保持部材から前記回収部材にトナーを転移させてそのトナーを前記第2のトナー担持部材に戻した後に前記第2のトナー担持部材から除去する清掃モードと、を実行することを特徴とする画像形成装置である。
本発明によれば、第1のトナー担持部材からのトナーが転移し付着する第2のトナー担持部材のクリーニングに関して、より多くのトナーが当該第2のトナー担持部材に付着する状況に対応すると共に、メンテナンス性の向上や構造の簡易化を図ることができる。
以下、本発明に係る画像形成装置を図面に則して更に詳しく説明する。
実施例1
1.画像形成装置の全体構成
図1は、本発明の一実施例に係る画像形成装置の概略構成を示す。本実施例の画像形成装置100は、中間転写方式を用いたタンデム型のフルカラーレーザビームプリンタである。
本実施例の画像形成装置100は、複数の画像形成部として、それぞれイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色の画像を形成する第1、第2、第3、第4の画像形成部(ステーション)Sa、Sb、Sc、Sdを有する。本実施例では、各画像形成部Sa〜Sdの構成及び動作は、使用するトナーの色は異なるが、共通する部分が多い。従って、以下、特に区別を要しない場合は、いずれかの色用に設けられた要素であることを表すために図中符号に与えた添え字a、b、c、dは省略して総括的に説明する。
画像形成部Sには、円筒状の感光体、即ち、感光ドラム1が配置されている。感光ドラム1の周囲には、一次帯電手段としての帯電ローラ2、露光手段としての露光装置3、現像手段としての現像装置4、一次転写部材としての一次転写ローラ5、感光体クリーニング手段としてのドラムクリーナ6が配置されている。感光ドラム1は、駆動装置(図示せず)により、図中矢印R1方向(時計回り)に所定の周速度(表面移動速度)で回転駆動される。本実施例では、感光ドラム1の周速度は、画像形成装置100のプロセス速度に相当する。
又、各感光ドラム1a〜1dの全てに対向するように、中間転写体としての無端状の中間転写ベルト8が配置されている。中間転写ベルト8は、複数の支持部材としての二次転写対向ローラ15、テンションローラ9及び二次転写前張架ローラ11によって張架されている。中間転写ベルト8は、駆動ローラとしての役割を合わせ持つ二次転写対向ローラ15に回転駆動力が伝達されることで、図中矢印R2方向(反時計回り)に回転(周回移動)する。一次転写ローラ5a〜5dは、中間転写ベルト8の内周面側において、各感光ドラム1a〜1dの下部にそれぞれ配置されている。そして、各一次転写ローラ5a〜5dは、中間転写ベルト8を各感光ドラム1a〜1dに向けて押圧し、感光ドラム1a〜1dと中間転写ベルト8とが圧接する一次転写部(一次転写ニップ部)N1a〜N1dをそれぞれ形成する。即ち、各一次転写ローラ5a〜5dは、中間転写ベルト8を介して各感光ドラム1a〜1dに当接している。更に、中間転写ベルト8の外周面側において、二次転写対向ローラ15に対向する位置には、詳しくは後述する二次転写手段としての二次転写装置30が配置されている。
例えば、フルカラー画像形成時には、中間転写ベルト8の移動方向に沿って設けられた複数の画像形成部Sa〜Sdのそれぞれにて、画像入力データに基づき感光ドラム1上に静電潜像を形成し、この静電潜像を単色のトナーで現像し、単色のトナー像を形成する。そして、各画像形成部Sa〜Sdにおいて感光ドラム1上に形成された単色のトナー像を、一次転写ローラ5の作用により中間転写ベルト8上に重ね合わせて転写(一次転写)して、中間転写ベルト8上に多重(多色)トナー像を形成する。次いで、中間転写ベルト8上の多重トナー像を、二次転写装置30の作用によって転写材P上に一括して転写(二次転写)する。転写材Pは、詳しくは後述するようにして、転写材収納部としての転写材供給カセット20から送り出されて、二次転写部N2まで搬送されてくる。その後、転写材P上の多重トナー像を、定着手段としての定着器21で定着させる。定着器21は、転写材Pを加圧及び加熱することにより、トナー像を溶融させて転写材P上に加圧定着させる。
一次転写部N1において中間転写ベルト8に転写されずに感光ドラム1上に残留したトナー(一次転写残トナー)は、ドラムクリーナ6によって清掃される。ドラムクリーナ6は、クリーニング部材としての板状の弾性体で形成されたクリーニングブレードと、クリーニングブレードによって感光ドラム1の表面から掻き取られたトナーを収容する回収トナー容器と、を有する。そして、クリーニングブレードで感光ドラム1の表面から一次転写残トナーを除去して、回収トナー容器に回収する。
一方、二次転写部N2において転写材Pに転写されずに中間転写ベルト8上に残留したトナー(二次転写残トナー)は、中間転写体クリーニング手段としての中間転写ベルトクリーナ(第1のベルトクリーナ)12によって清掃される。本実施例では、中間転写ベルトクリーナ12は、中間転写ベルト8の外周面側の、中間転写ベルト8の移動方向において二次転写部N2より下流側、且つ、第1の画像形成部Saの一次転写部N1aよりも上流側に配置されている。中間転写ベルトクリーナ12は、クリーニング部材としての板状の弾性体で形成されたクリーニングブレードと、クリーニングブレードによって中間転写ベルト8の表面から掻き取られたトナーを収容する回収トナー容器と、を有する。そして、クリーニングブレードで中間転写ベルト8の表面から二次転写残トナーを除去して、回収トナー容器内に回収する。又、中間転写ベルトクリーナ12は、詳しくは後述するようにして、二次転写装置30から中間転写ベルト8に戻されたトナーを除去・回収する。
尚、例えばブラック単色などの単色の記録画像を出力する場合には、対応する画像形成部においてのみ画像形成を行い、中間転写ベルト8に形成された単色のトナー像を転写材に転写し、定着させればよい。又、画像形成装置100が有する複数の画像形成部のうち全てではない複数の画像形成部にて画像形成を行うことで、マルチカラー画像を形成することもできる。
本実施例では、感光ドラム1は、直径30mmの負帯電性のものである。帯電ローラ2に、DC(直流)成分にAC(交流)成分を重畳した帯電バイアスが印加されることで、感光ドラム1は約−650Vに一様に帯電させられる。
又、本実施例では、露光装置3は、光源としての波長760nmの近赤外レーザダイオードと、感光ドラム1上にレーザ光を走査するポリゴンスキャナと、を有する。そして、露光装置3は、帯電ローラ2によって帯電処理された感光ドラム1上の画像部の電位を−250Vに低下させることで、画像データに従った静電潜像を感光ドラム1上に形成する。
又、本実施例では、現像装置4は、現像剤として非磁性一成分現像剤、即ち、トナーを用いた接触現像方式のものである。即ち、現像装置4は、感光ドラム1に接触する現像剤担持体としての現像ローラを有し、この現像ローラによってトナーを感光ドラム1上の静電潜像に供給して、感光ドラム1上の静電潜像をトナーにより現像する。本実施例では、トナーの正規の帯電極性は負極性であり、反転現像により静電潜像の現像が行われる。即ち、本実施例では、帯電処理後の感光ドラム1の表面において、露光により電荷が減衰した部分に、感光ドラム1の帯電極性と同極性に帯電したトナーを付着させることでトナー像を形成する。
又、本実施例では、一次転写ローラ5は、中間転写ベルト8の裏面との摩擦により駆動を受けて回転する。一次転写ローラ5の芯金には、一次転写電圧供給手段としての一次転写バイアス電源(図示せず)から+300Vの一次転写電圧が印加される。これにより、感光ドラム1上のトナー像が中間転写ベルト8に一次転写される。
又、本実施例では、二次転写対向ローラ15は、直径30mmの芯金に、カーボンブラックにより電気抵抗が調整されたEPDM(エチレン・プロピレン・ジエン)ゴムを500μmの厚さで被覆したものである。二次転写対向ローラ15は、電気的に接地されており、詳しくは後述する二次転写装置30が備える二次転写ローラ32の対向極として機能する。
又、本実施例では、テンションローラ9は、直径30mmのアルミニウム製の中空管であり、両端軸受け部に付勢手段としての弾性部材であるバネが設けられており、総圧40Nで中間転写ベルト8にテンションを与えている。
又、本実施例では、二次転写前張架ローラ11は、直径20mmのアルミニウム製のローラであり、中間転写ベルト8の裏面からの摩擦により駆動を受けて回転する。
又、本実施例では、中間転写ベルト8は、厚さが75μm、周長が1000mm、幅方向(画像形成幅方向、即ち、感光ドラム1の回転軸線方向に沿う方向)の長さが320mmの単層の無端状の樹脂ベルトである。又、この中間転写ベルト8を構成する樹脂ベルトは、カーボン分散により電気抵抗の調整を行ったポリイミドで形成されている。
2.二次転写装置
次に、本実施例の画像形成装置100が備える二次転写装置30の構成について説明する。
二次転写装置30は、転写材担持体としての無端状の二次転写ベルト31と、二次転写部材としての二次転写ローラ32と、を有する。又、二次転写装置30は、二次転写ベルト31の支持部材としての二次転写ベルト駆動ローラ33と、吸着対向ローラ34と、を有する。又、二次転写装置30は、二次転写ベルト31に転写材Pを吸着させるための吸着手段としての吸着部材である吸着ローラ35を有する。更に、二次転写装置30は、二次転写ベルト31をクリーニングする二次転写ベルトクリーニング手段としての二次転写ベルトクリーナ(第2のベルトクリーナ)40を有する。二次転写ベルトクリーナ40は、回収部材としての導電性ブラシローラ(以下、単に「ブラシローラ」という。)42と、ブラシローラ42を覆う筐体41と、を有する。本実施例では、トナーを担持する第1のトナー担持部材としての中間転写ベルト8から転写されたトナーを、第2のトナー担持部材としての二次転写ベルト31が担持することになる。
吸着対向ローラ34は、電気的に接地されており、吸着ローラ35の対向極として機能する。又、吸着対向ローラ34は、ブラシローラ42の対向ローラとしても機能する。更に、吸着対向ローラ34は、二次転写ベルト31のテンションを調整するためのテンションローラとしても機能する。但し、二次転写ベルト31のテンションローラは、別途設けることも可能である。
本実施例では、吸着ローラ35とブラシローラ42は、吸着対向ローラ34の回転軸を基準に位置決めされる。これにより、吸着ローラ35及びブラシローラ42と、吸着対向ローラ34との距離を保つことができる。
吸着ローラ35は、転写材供給カセット20から搬送されてきた転写材Pを二次転写ベルト31の表面に静電的に吸着させるためのものである。吸着ローラ35は、例えば、次のような構成とすることができる。即ち、金属の芯金を、体積抵抗率105〜108Ω・cm程度に調整したEPDM、ウレタンゴム、NBR(ニトリル・ブタジエンゴム)等の導電弾性体で覆い、その上に中層として厚さ200〜600μm程度のウレタン等の層を設ける。更にその上に250μm程度の表層を設ける。この表層には、スチレン等を用いることができる。
又、吸着ローラ35は、吸着対向ローラ34に対向する位置で、二次転写ベルト31の外周面に圧接する。本実施例では、吸着ローラ35の回転軸線方向の両端の芯金部を、0.04〜0.5N程度の線圧にて、付勢手段としてのバネで加圧することにより、吸着ローラ35を二次転写ベルト31を介して吸着対向ローラ34に当接させる。そして、吸着ローラ35を、二次転写ベルト31の移動に対して従動回転させる。これにより、吸着ローラ35と吸着対向ローラ34との間には吸着部(吸着ニップ部)Qが形成される。又、吸着ローラ35には、吸着電圧供給手段としての定電圧電源である吸着バイアス電源(図示せず)が接続されている。
二次転写ローラ32は、二次転写ベルト31の内周面側に配設されており、二次転写ベルト31を二次転写対向ローラ15に向けて押圧し、二次転写ベルト31と中間転写ベルト8とが圧接する二次転写部(二次転写ニップ部)N2を形成する。本実施例では、二次転写ローラ32の回転軸線方向の両端部において、片側で4.9N、両側で9.8Nの加重を、付勢手段としてのバネにより付与する。これにより、二次転写ローラ32を、二次転写ベルト31及び中間転写ベルト8を介して二次転写対向ローラ15に当接させる。
ここで、二次転写ローラ32は、EPDM、ウレタン、NBR、エピクロルヒドリン、シリコーン等のゴム材を用いて作製することができる。又、二次転写ローラ32の硬度は、4.9N荷重状態のAskerC硬度で30°程度であることが望ましい。又、二次転写ローラ32の電気抵抗値は、次のようにして測定することができる。即ち、その芯金に50Vの電圧を印加した二次転写ローラ32を、表面速度が100mm/secで回転する電気的に接地されたアルミニウムシリンダに加重9.8Nで圧接させ、流れる電流量から電気抵抗を算出する。本実施例では、上記測定方法において106〜108Ωの二次転写ローラ32を使用した。
本実施例では、二次転写ローラ32は、二次転写ベルト31の回転に従動して回転する。しかし、二次転写ローラ32を駆動して駆動ローラとしての機能を持たせても良く、その場合には、二次転写ベルト31を支持するローラを減らすことも可能である。特に、本実施例では、二次転写ローラ32は、直径が6mmの芯金に、約4mmの厚さの発泡ヒドリンゴムからなる弾性層が被覆されており、外径が14mmになるように構成されている。
本実施例では、二次転写ベルト31として、厚さ80μmのPVdF(ポリフッ化ビニリデン)で作製された無端ベルトを用いた。又、本実施例では、二次転写ベルト31は、周長が200mm、幅方向(画像形成幅方向、即ち、感光ドラム1の回転軸線方向に沿う方向)の長さが320mmである。但し、本実施例では、二次転写ベルト31上のトナーの回収を、ブラシローラ42による静電的に回収するため、二次転写ベルトの材料の選択肢の幅は広い。当該回収方法によれば、二次転写ベルト31の摩耗、傷の発生、紙粉やトナーの融着が生じ難いからである。従って、PVdFの他に、例えば、PPS(ポリフェニレンサルファイド)、PET(ポリエチレンテレフタレート)、ポリイミド、PEEK(ポリエーテルエーテルケトン)などが選択可能である。又、二次転写ベルト31にゴムベルトを使用することも可能である。
二次転写ベルト31は、二次転写ベルト駆動ローラ33に駆動力が伝達されることによって、図中矢印R3方向(時計回り)に回転(周回移動)する。即ち、二次転写部N2において中間転写ベルト8と二次転写ベルト31とは順方向に移動する。
尚、通常、二次転写方式の画像形成装置においては、転写材Pを中間転写ベルト8の側に沿わせて二次転写部N2に転写材Pを突入させる。これに対し、本実施例では、詳しくは後述する縁無しプリントモードにおいては、転写材Pの搬送をより正確に行うために、転写材Pを二次転写ベルト31に吸着させて二次転写部N2に突入させる。即ち、本実施例では、縁無しプリントモードでは、転写材Pよりも若干大きな画像を中間転写ベルト8上に描くが、画像に対して転写材Pを正確に位置を合わせたい場合にも、二次転写ベルト31によって転写材Pの搬送を安定化できる。そのため、本実施例では、例えば、転写材Pを二次転写ローラと中間転写ベルトとで転写材Pを挟持して搬送するような搬送形態と比べ、より正確に転写材Pの搬送を行うことが可能である。尚、本実施例では、縁無しプリント時の画像形成プロセス速度は、60mm/secである。
本実施例では、二次転写ベルトクリーナ40は、回収部材(クリーニング部材)として回転可能なブラシローラ42を有する。ブラシローラ42は、多数の導電糸を芯金に植え付けて、全体として円柱状の外形を持つように構成されている。そして、ブラシローラ42の導電糸部分を、クリーニング部CLにおいて二次転写ベルト31に接触させて回転させる。導電糸の基材はナイロンやポリエステルなどとすることができ、この基材にカーボンブラックなどの導電剤を添加して導電性を付与することができる。ブラシローラ42の導電糸としては、体積抵抗率が108〜1012Ω・cmのものを好適に用いることができる。特に、本実施例では、ブラシローラ42の芯金の直径は6mm、ブラシローラ42の毛の長さは4mmである。又、本実施例では、ブラシローラ42の繊維密度は100〜430kF/cm2、単繊維の太さは1〜4デニールである。又、ブラシローラ42の、吸着対向ローラ34にバックアップされた二次転写ベルト31への侵入量は、当接の安定性とブラシの塑性変形を考慮し、0.5〜1.5mm程度にするのが望ましい。
本実施例では、ブラシローラ42は、吸着対向ローラ34から駆動伝達手段としてのギア(図示せず)を介して駆動が伝達されており、二次転写ベルト31の回転方向と同方向に回転する。そのため、ブラシローラ42は、二次転写ベルト31との当接部(クリーニング部)CLにおいて、二次転写ベルト31の移動方向に対してカウンタ(逆)方向に回転する。ブラシローラ42の回転方向は、クリーニング部CLにおいて二次転写ベルト31の移動方向に対して順方向でもかまわないが、ブラシローラ42によるトナー回収は物理的な掻き取り力の寄与があるため、カウンタ方向とすることが望ましい。
3.二次転写工程
次に、本実施例の画像形成装置100における二次転写工程について説明する。
本実施例の画像形成装置100は、画像形成モードとして通常プリントモード(縁有り画像形成モード)と縁無しプリントモード(縁無し画像形成モード)とを有しており、単一の本体構成において通常プリントと縁無しプリントが可能である。
更に説明すると、本実施例では、画像形成装置100は、画像形成モードとして、少なくとも次の2種類の画像形成モードを有する。一つは、転写部を通過する転写材の移動方向及びそれに直交する方向における各端部よりも転写材の内側に収まるように像担持体上に形成されたトナー像が転写部を通過中に、像担持体から転写部材側へのトナー像の移動が行われるモードである。ここで、本実施例では、上記像担持体は第2の像担持体としての中間転写ベルト8であり、上記転写部は二次転写部N2である。このモードは、転写材Pの画像転写面上において、転写材Pの移動方向の先端部、後端部、左端部及び右端部のそれぞれから内側に、画像を形成することのできない所定の領域(余白)が設定された、所謂、「縁有り画像」を形成する縁有り画像形成モードである。もう一つは、転写部を通過する転写材の上記各端部のうち少なくとも1つよりも転写材の外側にはみ出すように像担持体上に形成されたトナー像が転写部を通過中に、像担持体から転写部材側へのトナー像の移動が行われるモードである。このモードは、典型的には、転写材Pの画像転写面上において、転写材Pの移動方向の先端部から後端部、及び左端部から右端部の全域に、所謂、「縁無し画像」を形成することのできる縁無し画像形成モードである。尚、縁無し画像は、一般に、転写材Pの画像転写面上において、転写材Pの移動方向の先端部、後端部、左端部、及び右端部に関して余白が無い画像であるが、縁無し画像として、このうち少なくとも1つの余白がない無い画像も形成することができる。
図11(a)は縁有り画像を、図11(b)は縁無し画像を模式的に示している。縁有り画像形成時には、像担持体上には、転写材P内に収まる大きさのトナー像が形成される。従って、転写材P上では、転写材Pの画像転写面を移動方向前方を上にして見たとき、上余白(mh)、下余白(mb)、左余白(ml)、右余白(mr)の各周辺マージンが存在する。一方、縁無し画像形成時には、像担持体上に転写材Pからはみ出す大きさのトナー像が形成される。この転写材Pからはみ出す部分を塗り足し領域とする。従って、転写材P上では、トナー像が縁にまで達しており、周辺マージンが無くなる。尚、図11(b)には、上記上余白、下余白、左余白、右余白の全てが無い状態を図示するが、これらの余白のうち少なくとも1つがゼロとされた縁無し画像を形成することもできる。より具体的には、使用者が縁無し画像形成を選択した場合、例えばホストコンピュータ上の画像ファイルに対して、コントローラは、選択されている転写材Pのサイズに対して縁無し画像となるように画像をリサイズすることができる。そして、典型的には、リサイズ後のトナー像のサイズを縦Iv、横Ihとし、転写材Pのサイズを縦Pv、横Phとしたとき、トナー像と転写材Pのサイズの関係はPv<Iv、Ph<Ihとなるように設定される。従って、本実施例では、縁無し画像形成においては、額縁状のトナー像が、二次転写ベルト31に付着し易くなる。
転写材供給カセット20から送り出された転写材Pは、次段の搬送手段である一対のローラから成るレジストローラ13より搬送され、転写前ガイド16によって導かれて、吸着部Qへと導入される。吸着部Qにおいて、転写材Pは、吸着ローラ35から電荷を付与されて二次転写ベルト31上に吸着される。そして、二次転写ベルト31に担持された転写材Pは、二次転写ベルト31の回転に伴って、二次転写部N2に搬送される。
二次転写ローラ32の芯金には、給電部材としての給電バネを介して、二次転写電圧供給手段としての二次転写バイアス電源36(図6参照)が接続されている。二次転写バイアス電源36は、両極性の電圧を二次転写ローラ32に印加することができる。つまり、二次転写バイアス電源36は、トナーの正規の帯電極性とは逆極性(本実施例では正極性)の電圧を出力する第1の電圧出力部36Aと、トナーの正規の帯電極性と同極性(本実施例では負極性)の電圧を出力する第2の電圧出力部36Bと、を有する。二次転写バイアス電源36の出力電圧の極性や値は、制御手段としてのコントローラ150によって制御される。コントローラ150は、内蔵の又はそれに接続された記憶手段に記憶されたプログラムやデータに従って、二次転写バイアス電源36を制御する。
二次転写時には、二次転写バイアス電源36より、二次転写ローラ32に可変の二次転写バイアスとして、トナーの正規の帯電極性とは逆極性のDC(直流)電圧が印加される。この時、二次転写部N2には、正規の極性に帯電したトナーを中間転写ベルト8から転写材P側(即ち、二次転写ベルト31及び二次転写ローラ32側)に向かわせる方向の電界が形成される。これにより、中間転写ベルト8上のトナー像は、二次転写部N2にて転写材Pに転写(二次転写)される。
特に、縁無しプリントモードでは、転写材Pよりも若干大きな画像を中間転写ベルト8上に描く。従って、縁無しプリントモードでは、二次転写時に転写材Pのサイズからはみ出したトナーは、二次転写ベルト31上に転写される。そして、このトナーは、クリーニング部CLにおいて、吸着対向ローラ34に対向して配設されたブラシローラ42に一時的に回収される。その後、このブラシローラ42に回収されたトナーは、例えば紙間(連続画像形成時の画像と画像との間)などの所定のタイミングで、再度、二次転写ベルト31上に吐き出される。更に、この二次転写ベルト31上に吐き出されたトナーは、二次転写部N2において中間転写ベルト8上に転写(逆転写)されて、中間転写ベルト8上に配設された中間転写ベルトクリーナ12が備えるクリーニングブレードによって回収トナー容器に回収される。
即ち、本実施例では、ブラシローラ42には、回収電圧供給手段としての回収バイアス電源(第1の電源)46が接続されている。回収バイアス電源46は、両極性の電圧をブラシローラ42に印加することができる。つまり、回収バイアス電源46は、トナーの正規の帯電極性とは逆極性(本実施例では正極性)の電圧を出力する第1の電圧出力部46Aと、トナーの正規の帯電極性と同極性(本実施例では負極性)の電圧を出力する第2の電圧出力部46Bと、を有する。回収バイアス電源46の出力電圧の極性や値は、制御手段としてのコントローラ150によって制御される。コントローラ150は、内蔵の又はそれに接続された記憶手段に記憶されたプログラムやデータに従って、回収バイアス電源46を制御する。
ここで、搬送方向の長さが二次転写ベルト31の周長(本実施例では200mm)より長い転写材Pに縁無しプリントをするときの動作について、図2〜6を参照して説明する。
図2に示すように、中間転写ベルト8上に転写されたトナー像T1と同期がとられて、転写材供給カセット20から供給された転写材Pはレジストローラ13によって搬送され、二次転写部N2に突入する。そして、中間転写ベルト8上のトナー像T1は、二次転写部N2にて転写材Pに転写される。
図3に示すように、二次転写の際に、転写材Pのサイズからはみ出した塗り足し領域のトナーT2は、二次転写ベルト31上に転写される。そして、この二次転写ベルト31上の塗り足し領域のトナーT2は、吸着対向ローラ34に対向して配設されたブラシローラ42に一時的に回収される。
本実施例では、トナーをブラシローラ42に一時的に回収する時にブラシローラ42に印加する電圧は、トナーの正規の帯電極性とは逆極性(本実施例では正極性)のDCバイアスとする。この時、クリーニング部CLには、正規の極性に帯電したトナーを二次転写ベルト31からブラシローラ42側に向かわせる方向の電界が形成される。塗り足し領域のトナーT2は、縁無しプリント時に、正規の二次転写バイアスにより二次転写ベルト31上に転写されたトナーであり、そのほとんどは転写前の極性(本実施例では負極性)を保っている。そのため、ブラシローラ42による回収の前にトナーを再帯電させる等の処理を必要とせず、ブラシローラ42にDCバイアスを印加することで、塗り足し領域のトナーT2をブラシローラ42に一時的に回収することが可能である。
本実施例の画像形成装置100においては、プリントに用いることが可能な最大の転写材Pの搬送方向の長さは297mm(A4サイズ)である。そこで、本実施例の画像形成装置100では、転写材Pの先端の位置ずれや、搬送速度の誤差による画像伸縮を考慮して、縁無しプリントの際は、画像形成プロセス方向に305mmの画像を形成する。従って、理想的には、転写材Pの先端、後端に対応する二次転写ベルト31上に、それぞれ4mmの範囲で塗り足し領域のトナーT2が直接転写される。ここで、画像形成プロセス方向とは、感光ドラム1の表面の移動方向、中間転写ベルト8の移動方向、並びに、転写材Pの搬送方向に対応する方向である。
一方、二次転写ベルト31の周長は200mmであるため、二次転写ベルト31上のクリーニングを実施せずにA4サイズの縁無しプリントを行うと、転写材Pの後端の約100mmの範囲で、転写材Pの裏汚れが発生することになる。又、連続プリントを行う場合には、2枚目以降は常に裏汚れが発生することになる。従って、二次転写ベルト31上のトナーをブラシローラ42によってクリーニングし、二次転写ベルト31の汚れによる転写材Pの裏汚れを防止する。
ところで、何枚もの縁無し画像の形成を行い、ブラシローラ42による二次転写ベルト31のクリーニング、即ち、塗り足し領域のトナーT2の一時的な回収を連続して行うと、一時的に保持するトナー量が多くなり、その一時的な回収ができなくなる。
そこで、図4に示すように、ブラシローラ42で一時回収したトナーT2を、再び二次転写ベルト31に戻し、そのトナーT3を中間転写ベルト8に転移させる清掃モードを設けることができる。この清掃モードは、例えば、1枚のプリント毎に、転写材Pと転写材Pとの間に相当するタイミング(紙間)で行うことが考えられる。
清掃モードにおいては、ブラシローラ42には、トナーの正規の帯電極性と同極性のDCバイアスを印加する。この時、クリーニング部CLには、正規の極性に帯電したトナーをブラシローラ42から二次転写ベルト31側に向かわせる方向の電界が形成される。この電界は、トナーをブラシローラ42に回収する時にクリーニング部CLに形成される電界とは逆向きの電界である。これにより、ブラシローラ42から二次転写ベルト31へとトナーが吐き出される。
又、清掃モードにおいて、二次転写ローラ32には、ブラシローラ42と同じく、トナーの正規の帯電極性と同極性のDCバイアスを印加する。この時、二次転写部N2には、正規の極性に帯電したトナーを二次転写ベルト31から中間転写ベルト8側に向かわせる方向の電界が形成される。この電界は、二次転写時に二次転写部N2に形成される電界とは逆向きの電界である。これにより、ブラシローラ42から二次転写ベルト31に吐き出されたトナーを、中間転写ベルト8に転移させる。
しかしながら、上述のような清掃モードを、例えば、1枚のプリント毎など頻繁に行うと、単位時間当たりのプリント枚数、即ち、スループットが低下してしまう。従って、清掃モードを実行する間隔は、可及的に長いことが望まれる。
そこで、本実施例では、二次転写ベルトクリーナ40を構成するブラシローラ42と、このブラシローラ42を覆う筐体41とにより、より多くのトナーを保持する構成とする。これにより、転写材Pの裏汚れがないばかりでなく、ブラシローラ42からの吐き出し動作を少なくすることで、スループットを向上させることができる。
即ち、本実施例では、図5に示すように、二次転写ベルトクリーナ40を構成するブラシローラ42と、ブラシローラ42を覆う筐体41との間に、より多くのトナーを保持できるようにする。これにより、二次転写ベルトクリーナ40が保持可能なトナー量が増大し、縁無しプリントモードで数枚〜十数枚の連続画像形成が可能になり、スループットの低下を抑制することが可能となる。
より具体的には、図5に示すように、本実施例では、回収部材としてのブラシローラ42を覆う筐体41の内面に、ブラシローラ42から転移されたトナーを一時的に保持する保持部材として導電性を持った内壁部材43を装着する。内壁部材43には、DCバイアスが印加されて、一定の電位を保つことができるようになっている。
即ち、本実施例では、内壁部材43には、保持電圧供給手段としての保持バイアス電源(第2の電源)44が接続されている。保持バイアス電源44は、両極性の電圧を内壁部材43に印加することができる。つまり、保持バイアス電源44は、トナーの正規の帯電極性とは逆極性(本実施例では正極性)の電圧を出力する第1の電圧出力部44Aと、トナーの正規の帯電極性と同極性(本実施例では負極性)の電圧を出力する第2の電圧出力部44Bと、を有する。保持バイアス電源44の出力電圧の極性や値は、制御手段としてのコントローラ150によって制御される。コントローラ150は、内蔵の又はそれに接続された記憶手段に記憶されたプログラムやデータに従って、保持バイアス電源44を制御する。
内壁部材43の電気抵抗は、例えば、表面抵抗109〜1012Ω□に調整することが好適である。内壁部材43の材料としては、電気抵抗調整を行った樹脂や、コーティングを施されて同等の電気抵抗値に調整された金属製の板金を使用することができる。又、本実施例では、樹脂材料にて作製された筐体41の内面に別途上述のように電気抵抗が調整された内壁部材43を設けるが、筐体41自体を保持部材として電気抵抗が調整された樹脂材料などで作製することもできる。
又、本実施例では、図5に示すように、内壁部材43のブラシローラ42側の表面は、ブラシローラ42の進行方向に対して波板状の形状を有している。これにより、波板状の形状の凹部43A内にトナーが溜まりやすくなっている。
上記本実施例における二次転写ベルトクリーナ40の動作を更に詳しく説明すれば、以下の通りである。
先ず、回収モードとして、二次転写ベルト31からブラシローラ42にトナーが回収される過程は前述した通りである。即ち、クリーニング部CLの二次転写ベルト31とブラシローラ42とで形成されたニップにおいて、トナーは、ブラシローラ42の掻き取り力と、ブラシローラ42に印加される回収バイアスによる静電気力とによって、ブラシローラ42に吸引される。ブラシローラ42には、回収バイアス電源46から、トナーの正規の帯電極性とは逆極性の回収バイアスが印加される。これにより、二次転写ベルト上からブラシローラ42上にトナーが転移する。次に、ブラシローラ42上に転移したトナーは、内壁部材43に印加される保持バイアスと、内壁部材43の表面の波板状の形状による叩き落とし効果とによって、ブラシローラ42から内壁部材43に引き付けられ、内壁部材43に転移して保持される。内壁部材43には、保持バイアス電源44から、トナーの正規の帯電極性とは逆極性の保持バイアスが印加される。これにより、トナーは、内壁部材43に付着して、一時的に保持される。
本実施例では、この時に、ブラシローラ42には+700v、内壁部材43には+1100vのバイアスが印加される。即ち、二次転写ベルト31上に付着したトナーをブラシローラ42を介して筐体41の内壁面、つまり、内壁部材43に静電的に転移させる際には、ブラシローラ43及び内壁部材43に、トナーの正規の帯電極性とは逆極性のバイアスを印加する。そして、好ましくは、この際にブラシローラ42と内壁部材43の各々に印加されるバイアスの絶対値は、内壁部材43に印加されるバイアスの絶対値の方が、ブラシローラ42に印加されるバイアスの絶対値よりも大きい。これにより、クリーニング部CLには、正規の極性に帯電したトナーを二次転写ベルト31からブラシローラ42側に向かわせる方向の電界が形成される。更に、ブラシローラ42と内壁部材43との間には、正規の極性に帯電したトナーをブラシローラ42から内壁部材43側に向かわせる電界が形成される。
内壁部材43に保持されるトナーは、ブラシローラ42の進行方向において二次転写ベルト31とブラシローラ42とのニップの直後の内壁部材43から徐々に下流に溜まっていく。そして、予め決められたタイミングで、図6に示すように、清掃モード、即ち、内壁部材43からブラシローラ42を介して二次転写ベルト31へトナーを吐き出す動作に移行する。清掃モードでは、内壁部材43、ブラシローラ42には、それぞれ保持バイアス電源44、回収バイアス電源46から、トナーの正規の帯電極性と同極性の吐き出しバイアスが印加される。ここで、清掃モードを実行する所定のタイミングは、例えば、実際のプリント枚数や、画像データから得られた回収トナーの予測量などに基づいて換算されたプリント枚数が所定の枚数に達した時点として、設定することができる。
本実施例では、縁無しプリントモードでの実際のプリント枚数が所定のプリント枚数に達した後に、清掃モードを実行する。そして、本実施例では、清掃モードでは、内壁部材43には−1100v、ブラシローラ42には−700vの吐き出しバイアスを印加する。これにより、二次転写ベルトクリーナ40から二次転写ベルト31上にトナーを転移させる。即ち、筐体41の内壁面、つまり、内壁部材43上に付着したトナーを、ブラシローラ42を介して二次転写ベルト31上に静電的に転移させる際には、ブラシローラ43及び内壁部材43に、トナーの正規の帯電極性と同極性のバイアスを印加する。つまり、清掃モード時には、回収モード時とは逆極性のバイアスをブラシローラ43及び内壁部材43に印加する。そして、好ましくは、この際にブラシローラ42と内壁部材43の各々に印加されるバイアスの絶対値は、内壁部材43に印加されるバイアスの絶対値の方が、ブラシローラ42に印加されるバイアスの絶対値よりも大きい。これにより、ブラシローラ42と内壁部材43との間には、正規の極性に帯電したトナーを内壁部材43からブラシローラ42側に向かわせる電界が形成される。更に、クリーニング部CLには、正規の極性に帯電したトナーをブラシローラ42から二次転写ベルト31側に向かわせる方向の電界が形成される。
清掃モードでは、二次転写ベルト31上に転移したトナーは、次に、二次転写部N2で、二次転写ベルト31上から中間転写ベルト8上に転移させる。この時、二次転写ローラ32には、二次転写バイアス電源36から、トナーの正規の帯電極性と同極性である、本実施例では−500vのバイアスが印加される。中間転写ベルト8上に転移したトナーは、中間転写ベルトクリーナ12によって回収される。この清掃モードは、予め設定された時間、例えば、2分間行い、十分な清掃性能を確保する。
以上、本実施例によれば、縁無しプリント時のブラシローラ42により一時的に回収するトナーを、ブラシローラ42を覆う内壁部材43に転移させる。これにより、二次転写ベルトクリーナ40によるトナーの一時的な保持量の増大を実現できるため、転写材Pの裏汚れを防止して、スループットを向上させることが可能になる。
実施例2
次に、本発明に係る他の実施例について説明する。本実施例の画像形成装置の基本的な構成及び動作は実施例1のものと実質的に同じであるので、実施例1のものと同一又はそれに相当する機能、構成を有する要素には同一符号を付して詳しい説明は省略する。
図7は、本実施例における二次転写ベルトクリーナ40の構成を示す。本実施例では、二次転写ベルトクリーナ40には、実施例1にて説明した構成に加えて、更に保持バイアス電源44に接続された電流検知手段としての電流検知回路45が設けられている。これにより、回収モードにより二次転写ベルトクリーナ40にトナーを一時的に回収する時には、回収量が所定の閾値(典型的には回収可能なトナー量の最大値)に達するまで、連続プリントを行うことを可能とする。そして、清掃モード時には、二次転写ベルトクリーナ40からのトナーの吐き出しの完了状態を検知する。これにより、トナーの吐き出しの完了を判断し、可及的に短い時間で清掃モードを終了して、スループットを向上させることを可能とする。
以下、本実施例における二次転写ベルトクリーナ40によるトナーの回収と吐き出しの検知タイミングについて説明を行う。尚、二次転写ベルトクリーナ40によるトナーの回収と吐き出しの動作自体は実施例1と同様である。
内壁部材43に接続された保持バイアス電源44には電流検知回路45が接続されている。電流検知回路45は、保持バイアス電源44が定電圧出力している時の電流出力値を検知する。そして、その検知結果に係る信号を、コントローラ150に入力する。
本実施例では、電流検知回路45の検知結果は、図9に示すような出力電流の変化を示す。即ち、連続プリント中に回収モードの動作を行っている場合に、内壁部材43に流れる電流量は、トナーの蓄積のない状態では、図9中の(1)で示すように約30μAである(時間t0〜t1)。次に、プリント動作が開始され、内壁部材43へトナーが蓄積するに従って、ブラシローラ42と内壁部材43との間の電気抵抗が上昇するため、内壁部材43に流れる電流量は、図9中の(2)〜(3)に示すように、徐々に低下する(時間t1〜t2)。次に、内壁部材43に流れる電流量が図9中の(4)で示す3μAになった時(時間t2)が、トナーによって内壁部材43がほぼ覆われた状態になっていると判断される。そのため、本実施例では、電流検知回路45の検知結果と比較する所定の閾値(最大回収量閾値)として、電流検知値が3μAになった時点(時間t2)で、プリント動作を停止して、清掃モードによるトナーの吐き出し動作に移行する(図8)。即ち、保持バイアス電源44の出力電流を検知する電流検知回路45により検知される電流量が所定の第1の閾値以下になった場合に、回収モードを停止する。
清掃モードによるトナーの吐き出し動作時では、実施例1にて説明したように、トナーの回収時とは逆極性の電圧を内壁部材43に印加するため、図9中の(5)に示すように、内壁部材43に流れる電流の方向が逆になる(時間t2〜t3)。そして、内壁部材43に流れる電流量が図9中の(5)で示す−30μAになった時点(時間t3)で、トナーの吐き出しが完了したと判断される。そのため、本実施例では、電流検知回路45の検知結果と比較する所定の閾値(吐き出し終了閾値)として、電流検知値が−30μAになった時点で、再び次のプリント動作を開始する。即ち、保持バイアス電源44の出力電流を検知する電流検知回路45により検知される電流量が所定の第2の閾値以上になった場合に、清掃モードを停止する。
本実施例では、制御手段としてのコントローラ150が、内蔵の又はそれに接続された記憶手段に記憶されたプログラムやデータに従って、上記電流検知結果と閾値との比較、比較結果に基づく装置動作の制御を行う。
このように、本実施例によれば、縁無しプリントモードにおいて塗り足し領域のトナーが多い場合や少ない場合にも、そのトナー量に拘わらず、ブラシローラ42及び内壁部材43への一時的なトナーの保持量が最大になる時点を適切に測定することができる。又、トナーの吐き出し動作も最少の時間で判断できるため、塗り足し領域のトナーの量に応じて、可及的に高いスループットで、転写材Pの裏汚れのない画像を出力することが可能になる。即ち、本実施例によれば、内壁部材43に転移可能なトナー量の限界状態と、内壁部材43からブラシローラ42へのトナーの転移完了を検知する。これにより、縁無しプリントモードにおける塗り足し領域のトナーの量が多くても、少なくても、転写材Pの裏汚れが発生を防止し、又スループットの向上を実現することが可能となる。
以上、本発明を具体的な実施例に則して説明したが、本発明は上述の実施例に限定されるものではない。
例えば、上記実施例では、縁無しプリントモードにおける二次転写ベルト31のクリーニング動作に関して説明したが、同様のクリーニング動作は、縁無しプリントモードに限らず、通常プリントモードにおいても行うことができる。この場合、通常プリントモードにおいては、二次転写ベルトへのトナー付着は縁無しプリントモードと比較して少ないため、通常プリントモードでは、清掃モードの実行頻度を縁無しプリントモードにおけるよりも少なくするなどしてよい。
又、上記実施例では、第1のトナー担持部材が中間転写ベルトで、第2のトナー担持部材が二次転写ベルトである場合について説明した。しかし、本発明は、第1のトナー担持部材(感光体、中間転写体等)からのトナーが意図して又は意図せずに転移し付着することのある第2のトナー担持部材(転写部材、転写材担持体、中間転写体等)のクリーニングに関して一般に適用することができる。
例えば、図10(a)は、中間転写体としての中間転写ベルト8のクリーニングに関して、本発明を適用する場合の例を示す。この場合、第1のトナー担持部材としての感光ドラム1a〜1dから第2のトナー担持部材としての中間転写ベルト8に一次転写され、二次転写後にも中間転写ベルト8上に残留した二次転写残トナーを、中間転写ベルトクリーナ40で一時的に回収する。そして、所定のタイミングで清掃モードを行い、中間転写ベルトクリーナ40から中間転写ベルト8にトナーを吐き出す。この吐き出したトナーは、例えば、中間転写ベルト8の移動方向において最上流の感光ドラム1aに逆転写させ、この感光ドラム1aのために設けられたドラムクリーナによって除去し、回収することができる。この場合、中間転写ベルトクリーナ40によるトナーの回収、吐き出し動作は、上記実施例における二次転写ベルトクリーナ40と実質的に同じであり、又、吐き出しトナーの感光ドラム1aへの逆転写の動作は、上記実施例における逆転写と実質的に同じである。
又、図10(b)は、図10(a)に示す画像形成装置における中間転写ベルト8の代わりに転写材担持体としての搬送ベルト10を有する直接転写方式の画像形成装置において、搬送ベルト10のクリーニングに関して本発明を適用する場合の例を示す。直接転写方式の画像形成装置では、各感光ドラム1a〜1dに形成されたトナー像は、転写部Na〜Ndにて、搬送ベルト10上に担持されて搬送される転写材Pに直接転写され、その後定着される。この場合、例えば、第1のトナー担持部材としての感光ドラム1a〜1dから縁無し画像を転写材Pに転写する際に第2のトナー担持部材としての搬送ベルト10に付着した塗り足し領域のトナーを、搬送ベルトクリーナ40で一時的に回収する。そして、所定のタイミングで清掃モードを行い、搬送ベルトクリーナ40から搬送ベルト10にトナーを吐き出す。この吐き出したトナーは、例えば、搬送ベルト10の移動方向において最上流の感光ドラム1aに逆転写させ、この感光ドラム1aのために設けられたドラムクリーナによって除去し、回収することができる。この場合、搬送ベルトクリーナ40によるトナーの回収、吐き出し動作は、上記実施例における二次転写ベルトクリーナ40と実質的に同じであり、又、吐き出しトナーの感光ドラム1aへの逆転写の動作は、上記実施例における逆転写と実質的に同じである。
尚、図10(a)、(b)は、各画像形成装置の要部の概略を示しており、又、上記実施例の画像形成装置のものと同一又はそれに相当する要素には同一符号を付している。
本発明に係る画像形成装置の一実施例の全体構成を示す断面図である。 図1の画像形成装置における二次転写装置の動作を説明するための二次転写装置近傍の断面図である。 図1の画像形成装置における二次転写装置の動作を説明するための二次転写装置近傍の断面図である。 図1の画像形成装置における二次転写装置の動作を説明するための二次転写装置近傍の断面図である。 二次転写ベルトクリーナによるトナー回収の状態を説明するための二次転写ベルトクリーナ近傍の模式図である。 清掃モード時の状態を説明するための二次転写装置近傍の模式図である。 二次転写ベルトクリーナの他の実施例の模式図である。 二次転写装置の他の実施例の模式図である。 二次転写ベルトクリーナの筐体の内壁部材に流れる電流の変化の一例を示すグラフ図である。 本発明を適用し得る他の態様の画像形成装置の要部概略図である。 縁有り画像と縁無し画像とを説明するための模式図である。
符号の説明
1 感光ドラム
5 一次転写ローラ
8 中間転写ベルト(中間転写体)
12 中間転写ベルトクリーナ
31 二次転写ベルト
32 二次転写ローラ
41 筐体
42 ブラシローラ(回収部材)
43 内壁部材(保持部材)
44 保持バイアス電源(第2の電源)
45 電流検知回路
46 回収バイアス電源(第1の電源)

Claims (8)

  1. トナーを担持する第1のトナー担持部材と、前記第1のトナー担持部材から転写されたトナーを担持する第2のトナー担持部材と、前記第2のトナー担持部材の上のトナーを回収する回収部材と、前記回収部材に電圧を印加する第1の電源と、前記回収部材から転移されたトナーを保持する保持部材と、前記保持部材に電圧を印加する第2の電源と、を有し、
    前記第1及び第2の電源により前記回収部材及び前記保持部材にそれぞれ電圧を印加することで前記回収部材によって前記第2のトナー担持部材からトナーを回収してそのトナーを前記回収部材から前記保持部材に転移させて保持する回収モードと、前記第1及び第2の電源により前記回収部材及び前記保持部材にそれぞれ電圧を印加することで前記保持部材から前記回収部材にトナーを転移させてそのトナーを前記第2のトナー担持部材に戻した後に前記第2のトナー担持部材から除去する清掃モードと、を実行することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記第1の電源、前記第2の電源は、前記回収モードと前記清掃モードとで逆極性の電圧を、前記回収部材、前記保持部材にそれぞれ印加することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記回収モードにおいて、前記第1の電源、前記第2の電源は、トナーの正規の帯電極性とは逆極性の電圧を前記回収部材、前記保持部材にそれぞれ印加し、且つ、その電圧の絶対値は、前記第2の電源が前記保持部材に印加する電圧の方が、前記第1の電源が前記回収部材に印加する電圧よりも大きいことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記清掃モードにおいて、前記第1の電源、前記第2の電源は、トナーの正規の帯電極性と同極性の電圧を前記回収部材、前記保持部材にそれぞれ印加し、且つ、その電圧の絶対値は、前記第2の電源が前記保持部材に印加する電圧の方が、前記第1の電源が前記回収部材に印加する電圧よりも大きいことを特徴とする請求項1〜3のいずれかの項に記載の画像形成装置。
  5. 前記第2の電源の出力電流を検知する電流検知手段を有し、前記電流検知手段により検知される電流量が所定の第1の閾値以下になった場合に、前記回収モードを停止することを特徴とする請求項1〜4のいずれかの項に記載の画像形成装置。
  6. 前記第2の電源の出力電流を検知する電流検知手段を有し、前記電流検知手段により検知される電流量が所定の第2の閾値以上になった場合に、前記清掃モードを停止することを特徴とする請求項1〜5のいずれかの項に記載の画像形成装置。
  7. 前記回収部材は回転可能な導電性のブラシローラであり、前記保持部材は前記ブラシローラを覆う導電性を有する筐体の内壁であることを特徴とする請求項1〜6のいずれかの項に記載の画像形成装置。
  8. 前記清掃モードにおいて、前記回収部材から前記第2のトナー担持部材に戻されたトナーは、前記第2のトナー担持部材から前記第1のトナー担持部材に転写されることで前記第2のトナー担持部材から除去されることを特徴とする請求項1〜7のいずれかの項に記載の画像形成装置。
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