JPH0816059A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH0816059A
JPH0816059A JP6144364A JP14436494A JPH0816059A JP H0816059 A JPH0816059 A JP H0816059A JP 6144364 A JP6144364 A JP 6144364A JP 14436494 A JP14436494 A JP 14436494A JP H0816059 A JPH0816059 A JP H0816059A
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holes
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Hirotaka Shiraishi
裕孝 白石
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 この発明の目的は、孔の開いた用紙を用い
て、原稿の全ての画像を自動的に孔のない領域に形成で
きる画像形成装置を提供することにある。 【構成】 画像形成装置は、原稿の画像データを転写部
に搬送する感光体ドラム12と、用紙Pを収容する給紙
カセット36、37と、給紙カセット36、37からの
用紙Pを転写部の上流側で一端整位するとともに所定の
タイミングで用紙Pを転写部に再び搬送するレジストロ
ーラー46と、を備えている。用紙Pが通過する給紙カ
セット36、37の上面には、用紙Pの孔を検出するた
めの検出器60が設けられている。検出器60が用紙P
の孔を検出すると、レジストローラー46により整位さ
れた用紙Pが画像データよりも僅かに早いタイミングで
転写部に供給される。これにより、孔の領域以外の用紙
Pの領域に自動的に画像を転写することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、バインダーノート
等、孔の開いた用紙に対する画像形成に適した画像形成
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、画像形成装置、例えば複写機
は、原稿の画像を読み取り、読み取った画像を用紙に複
写する。複写機に供給可能な用紙の大きさおよび厚さ
は、所定の範囲内に規定されている。しかしながら、こ
の範囲内の用紙であれば、バインダーノートのような予
めパンチ孔の開けられた用紙を複写機に供給することも
できる。
【0003】複写機によって孔の開いた用紙に画像を形
成する場合、通常のコピー動作を実行すると、孔の上に
も画像が形成される可能性があり、この場合、形成され
た画像の読み取りが困難になる。このため、孔の開いた
用紙に画像を形成する場合、複写機のとじしろ機能を用
いて孔の領域だけ画像をずらしてコピー動作を実行して
いる。つまり、用紙の孔は、通常、用紙の一つの辺の近
傍に設けられていることから、用紙の端から所定の幅だ
け画像の複写領域をずらすことにより、孔の上に画像を
形成しないようにすることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、とじし
ろの幅を設定する場合、使用する用紙の孔の位置や大き
さを確認し、画像領域が孔の領域上に重ならないように
とじしろの幅を設定しなければならない。このため、と
じしろ幅の設定に多くの時間を必要とし、操作が面倒と
なる。
【0005】また、とじしろ幅は、任意に決定すること
ができるが、複写機の機種によりその設定範囲が定めら
れている。そのため、この範囲を超える位置に孔のある
用紙を用いる場合には、とじしろ機能により画像を最大
限ずらしても孔の上に画像が形成されてしまう問題があ
る。
【0006】更に、とじしろ機能により画像をずらす場
合、とじしろの幅を多く取りすぎると画像が用紙に収ま
らなくなる場合がある。この場合、原稿を適当な大きさ
に予め縮小してからとじしろ幅を改めて設定しなおす必
要があり、操作が面倒となる。
【0007】また、このように孔の開いた用紙を使用し
ているにも拘らずとじしろ機能の設定を忘れた場合、通
常のコピー動作が実行されて孔の上に画像が形成される
問題を生じる。
【0008】この発明は、以上の点に鑑みなされたもの
で、その目的は、孔の開いた用紙を用いて、原稿の全て
の画像を自動的に孔のない領域に形成できる画像形成装
置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明に係る画像形成装置は、被転写材に画像を
形成する画像形成手段と、上記画像形成手段に上記被転
写材を供給する供給手段と、上記被転写材の孔を検出す
る検出手段と、上記検出手段が上記孔を検出した際、上
記被転写材の孔のない領域に上記画像が形成されるよう
に、上記被転写材と上記画像とを上記被転写材の供給方
向に相対的にずらす手段と、を備えている。
【0010】また、この発明に係る他の画像形成装置
は、被転写材に画像を形成する画像形成手段と、上記画
像形成手段に上記被転写材を供給する供給手段と、上記
被転写材の供給方向前端近傍に設けられた孔を検出する
検出手段と、上記検出手段が上記孔を検出した際、上記
被転写材の孔のない領域に上記画像が形成されるよう
に、上記被転写材の供給タイミングを所定時間だけ早め
て上記供給手段を作動させる作動手段と、を備えてい
る。
【0011】更に、この発明によれば、上記画像形成手
段は、上記検出手段が上記孔を検出した際、上記被転写
材の範囲に収まる大きさに画像を縮小する画像縮小手段
を備えている。
【0012】
【作用】この発明に係る画像形成装置によれば、孔の開
いた被転写材を画像形成装置に供給してコピー動作を開
始すると、検出手段によって被転写材の孔が検出され
る。検出手段により孔が検出されると、ずらす手段は、
被転写材に形成される画像が孔の領域から外れるよう
に、画像と被転写材とを被転写材の供給方向に相対的に
ずらす。そして、画像形成手段により、被転写材上の孔
のない領域に画像を形成する。
【0013】また、この発明に係る他の画像形成装置に
よれば、被転写材の孔の位置が被転写材の供給方向前方
に位置するように、被転写材を画像形成装置に供給す
る。そして、コピー動作を開始すると、検出手段によっ
て被転写材の供給方向前端近傍の孔が検出される。検出
手段により孔が検出されると、作動手段は、被転写材の
孔のない領域に画像を形成するように、被転写材の供給
タイミングを所定時間だけ早めて供給手段を作動する。
つまり、画像が転写部に到達する前に被転写材の孔の領
域が転写部を通過するように被転写材の供給タイミング
を調整して供給手段を作動する。これにより、被転写材
の孔の領域に画像が形成されることがなく、被転写材の
孔の領域以外の領域に画像形成手段により画像が形成さ
れる。
【0014】更に、この発明によれば、転写部に供給さ
れる画像は、画像縮小手段により被転写材の孔の無い領
域(範囲)に収まる大きさに縮小される。これにより、
被転写材の孔以外の範囲に収まるように画像を形成する
ことができる。
【0015】
【実施例】以下図面を参照しながらこの発明を複写機に
適用した実施例について詳細に説明する。図1に示すよ
うに、複写機は筐体10を備え、この筐体10内のほぼ
中央部には感光体ドラム12が回転自在に設けられてい
る。感光体ドラム12の周囲には、帯電器11、現像器
13、転写器14、清掃装置16、および除電器17が
順に配置され、画像形成手段としての画像形成部20を
構成している。
【0016】画像形成部20の上方には露光光学系22
が配設されている。この露光光学系22は、第1のキャ
リッジ24に載置されリフレクタ25によって背部が囲
繞された露光ランプ26および第1の反射ミラー27
と、第2のキャリッジ28に載置されて一体的に移動可
能な第2、第3の反射ミラー30、31と、レンズユニ
ット32と、固定の第4ないし第6の反射ミラー33、
34、35と、を有している。
【0017】筐体10の上面部には透明ガラスからなる
原稿載置台34および原稿載置台を覆うカバー35が設
けられている。そして、原稿載置台34上に載置された
原稿Dを露光光学系22の露光ランプ24により走査
し、原稿からの反射光を第1ないし第6の反射ミラーお
よびレンズユニット32により感光体ドラム12に導い
て感光体ドラム表面を露光する。それにより、帯電器1
1によって一様に帯電された感光体ドラム12の表面に
原稿Dの画像に対応した静電潜像が形成される。そし
て、静電潜像は、現像器13により現像材を用いて現像
され、現像材像を形成する。
【0018】一方、筐体10の側面下部には、被転写材
としての用紙Pをそれぞれ多数枚収容した第1および第
2の給紙カセット36、37が脱着自在に装着されてい
る。また、筐体10内には、第1および第2の給紙カセ
ット36、37から取り出された用紙Pを、感光体ドラ
ム12と転写器14との間に位置した転写部を通して搬
送する搬送路38が形成され、搬送路38の終端には定
着装置40が設けられている。定着装置40は、加熱ロ
ーラを加熱するヒータランプ40aを備えている。定着
装置40に対向した筐体10の側壁には排出口42が形
成され、この排出口に排紙トレイ43が装着されてい
る。
【0019】第1および第2の給紙カセット36、37
の近傍には、それぞれ給紙カセットから用紙Pを取り出
すピックアップローラ44が設けられている。搬送路3
8において感光体ドラム12の上流側には、ピックアッ
プローラ44により取り出された用紙Pを一端整位して
から所定のタイミングで転写部に供給する供給手段とし
ての一対のレジストローラ46が設けられている。ま
た、このレジストローラ46と各給紙カセット36、3
7との間には、それぞれ一対の給紙ローラ47が設けら
れている。
【0020】図2に示すように、給紙カセット(ここで
は第1の給紙カセット36を代表して示す)は、収容さ
れる用紙Pのサイズに応じて設置位置が移動される隔壁
62、64、66を備えている。隔壁62、64、66
は、用紙Pの給紙方向前端の中央部がマーク61と一致
するように用紙Pの他の3つの端縁を保持している。ま
た、用紙Pを給紙カセット36から取り出す際に用紙P
が通過する給紙カセットの上面36aには、用紙Pの孔
の有無を検出する検出手段としての検出器60が給紙方
向と直交する方向に複数個並べて設けられている。検出
器60は、例えばフォトセンサーであり、センサー上に
用紙Pが有る場合と無い場合(センサー上に孔が位置す
る場合を含む)とで2値化された検出器信号を発生す
る。
【0021】バインダーノートやパンチ穴の開いた用紙
等を給紙カセット36にセットする場合、図3(A)に
示すように、これらの用紙は、孔の形成された端縁部が
用紙Pの給紙方向前方側に位置するようにセットされ
る。パンチ穴やバインダーノートの穴は、一般に、用紙
Pの1つの辺に沿って設けられ、その辺の中心に対して
対称に複数個設けられている。このことから、上面36
aの少なくとも半分の領域をカバーするように検出器6
0を並べて設けることにより、種々のサイズの用紙Pに
形成された孔の有無を検出することができる。
【0022】給紙カセット36に対して用紙Pが図3
(B)や図3(C)に示すようにセットされた場合、孔
を正確に検出することが困難となり望ましくない。つま
り、図3(B)や図3(C)に示すように用紙Pがセッ
トされた場合、用紙Pの大半部分が給紙カセット36か
ら取り出された後に検出器60が孔を検出するため、孔
の検出タイミングが不正確になる。このような場合、孔
の検出がないものと見なし通常のコピー動作を実行する
ようになっている。
【0023】図4に示すように、複写機の制御系は、複
写機全体の動作を制御するCPU70を備えている。C
PU70には、用紙Pの孔を検出する検出器60、露光
光学系22の露光ランプ26および光学系を駆動する図
示しない駆動モータ、画像形成部20のレジストローラ
ー46を駆動する図示しない駆動モータ、および種々の
情報を入力するとともに種々の動作を表示する操作パネ
ル76が接続されている。
【0024】その他、CPU70には、画像形成部20
の図示しない高圧トランス、種々の駆動モータ等が接続
されている。また、CPU70は、検出器60から供給
される検出器信号に基づいて孔の有無を判定する判定部
72と、判定部72が“孔有り”と判断した場合に画像
縮小“有り”“無し”信号を発生する画像縮小部74
と、を備えている。尚、CPU70、およびレジストロ
ーラー46は、この発明のずらす手段および作動手段を
構成しており、画像縮小部74および露光光学系22
は、画像縮小手段を構成している。
【0025】以下、上述した構成の複写機の動作につい
て説明する。図5に示すように、複写機の電源をONす
ると、イニシャライズ動作として、給紙カセットの有無
が確認される(ステップ81)。複写機に給紙カセット
がセットされていない場合には、操作パネル76上に
“カセット無し”が表示される。給紙カセットがある場
合には、続いてカセット内の用紙Pの有無が確認される
(ステップ83)。給紙カセット内に用紙Pがセットさ
れていない場合には、操作パネル76に“用紙無し”が
表示される。給紙カセット内に用紙Pがある場合には、
イニシャライズ動作が終了されて、コピー待機状態にな
る。
【0026】この状態で原稿載置台34に原稿Dを載置
してコピースタートスイッチをONすると(ステップ8
5)、原稿Dのサイズに対応するサイズの用紙を収容し
た給紙カセットが選択され、対応するピックアップロー
ラ44が駆動されて、給紙カセットから用紙Pが一枚取
り出される(ステップ86)。給紙カセットから取り出
された用紙Pは、給紙カセットの上面に設けられた検出
器60上を通過する。その際、検出器60により用紙P
の孔の有無を検出する(ステップ87)。
【0027】検出器60により孔が検出されない場合
(用紙Pに孔が無い場合)、判定部72から露光光学系
22およびレジストローラー46に”孔無し“信号が送
られる。そして、露光光学系22およびレジストローラ
ー46は、この信号に基づいて通常のコピー動作を実行
する(ステップ91)。つまり、レジストローラ46
は、検出器60上を通過した用紙Pを一端整位し、露光
光学系22は、感光体ドラム12に静電潜像を形成す
る。そして、静電潜像が現像器13により現像され、現
像材像が形成される。この画像形成のタイミングに同期
してレジストローラー46が再び駆動されて用紙Pが転
写部に送られる。
【0028】転写部において、感光体ドラム12上の現
像材像が、転写器14により用紙P上に転写される。現
像材像の転写された用紙Pは、剥離チャージャ、剥離爪
等の図示しない剥離装置により感光体ドラム12から剥
離され、搬送路38の一部を構成する搬送ベルト53を
介して定着装置40に搬送される。そして、定着装置4
0によって現像材像が用紙Pに溶融定着される。このよ
うにして原稿の画像がコピーされた用紙Pは、排紙ロー
ラ54により排紙トレイ43上に排出され、コピー動作
が終了される(ステップ100)。
【0029】一方、検出器60により孔が検出された場
合(用紙Pに孔がある場合)、判定部72から画像縮小
部74およびレジストローラー46に”孔有り“信号が
送られる。そして、レジストローラー46は、検出器6
0上を通過した用紙Pを一端整位し、画像縮小部74
は、露光光学系22に送る画像縮小“有り”“無し”信
号を出力する。画像の縮小は、作業者の必要に応じ操作
パネル76を通して選択される。つまり、操作パネル7
6において、画像縮小“有り”を選択すると、画像縮小
部74が露光光学系22に画像縮小指令を発生し、露光
光学系22は、予め決定された所定の縮小率で画像を自
動的に縮小する(ステップ93)。
【0030】このように、画像の自動縮小切り替えが実
行されると、CPU70は、上述した通常コピーと比較
して所定時間だけ早いタイミングでレジストローラー4
6を駆動し、用紙Pを転写部に給紙する(ステップ9
5)。従って、所定の縮小率で感光体ドラム12上に形
成された現像材像が転写部に送られるタイミングに対し
て、用紙Pが転写部に送られるタイミングが所定時間だ
け早くなり、用紙Pの搬送方向前方に位置する孔の領域
が転写部を通過した後に用紙Pへの画像の転写が開始さ
れる(ステップ97)。これにより、用紙Pの孔の無い
領域に画像が形成され、コピー動作が終了する(ステッ
プ100)。
【0031】次に、図6に示すタイミングチャートを用
いてレジストローラーの給紙タイミングについて詳細に
説明する。孔の無い用紙Pを用いて通常コピーを実行す
る場合、検出器60が孔の通過を検出しないことから、
検出器60から判定部72に送られる検出器信号は一定
している(変化しない)。判定部72は、このような変
化のない検出器信号を受けると用紙Pに孔が無いものと
判断して“孔無し”信号を発生する。孔無し信号を受け
たレジストローラー46は、転写部に送られる画像デー
タの供給タイミングに同期して用紙Pを転写部に供給す
る。
【0032】一方、孔の有る用紙Pを用いてコピーを実
行する場合、孔が検出器60上を通過する際に検出器信
号が一時的に変化する。判定部72は、このように変化
した検出器信号を受けると、用紙Pに孔が有るものと判
断して“孔有り”信号を発生する。孔有り信号を受けた
レジストローラー46は、画像データが転写部に到達す
るより僅かに早いタイミングで用紙Pを転写部に供給す
る。この供給タイミングは、画像データが転写部に到達
する前に用紙Pの孔の領域が転写部を確実に通過できる
ように、予め決定されている。
【0033】このように、画像データに対する用紙Pの
供給タイミングを早めることにより、孔の上に画像が形
成されることを防止できる。しかしながら、用紙Pに対
して画像をずらして形成することから、画像データが用
紙Pの範囲に収まらない場合がある。つまり、用紙Pの
供給のタイミングを早めた分だけ用紙Pの転写領域が不
足して全ての画像データが用紙Pに転写できない場合が
ある。このような不都合を防止するために、画像縮小部
74は、孔有り信号を受けると同時に画像縮小“有り”
信号を露光光学系22に自動的に供給し、この信号に応
じて露光光学系22が用紙Pの搬送タイミングに応じて
予め決定された縮小率で画像データを自動的に縮小す
る。
【0034】図7に示すように、所定の画像データが記
録された原稿Dは、孔の領域の幅だけ早いタイミングで
転写部に供給される。このため、通常の倍率で原稿Dを
複写する場合、原稿Dの画像データは、D´の領域に転
写される。この場合、領域D´の後端部分(用紙Pの存
在しない転写領域)の画像データは、用紙Pの範囲から
外れてしまうことになる。そのため、原稿Dを所定の縮
小率(縮小された画像データが用紙Pの孔のない領域に
収まることができる大きさ)で縮小して、原稿Dの全て
の画像データを用紙Pに転写している。
【0035】尚、用紙Pの転写部への給紙タイミング
は、用紙Pの孔の位置に応じて調節することもできる。
つまり、ピックアップローラー44が用紙Pの搬送を開
始してから検出器60が孔を検出するまでの時間と、検
出器60上を孔が通過するまでの時間と、用紙Pの搬送
速度と、から孔の領域の幅(用紙Pの端部から孔の終り
までの長さ)を演算し、この幅と一致する距離だけ用紙
Pが先に転写部を通過するように給紙タイミングを決定
する。また、このように演算された孔の領域の幅から画
像データの適切な縮小率を決定し、画像データを自動的
に縮小することもできる。
【0036】このように、孔の検出と同時に孔の領域の
幅と画像の縮小率とを演算することにより、孔の領域以
外の用紙Pの領域に自動的に画像を形成することができ
る。これにより、用紙Pの孔の有無に応じてとじしろ幅
を設定する必要がなく、とじしろ幅に応じて原稿を予め
縮小する必要がなくなる。
【0037】尚、この発明は、上述した実施例に限定さ
れるものではなく、発明の範囲を超えることなく種々変
形可能である。例えば、感光体ドラムにより転写部に搬
送される画像データと、レジストローラーにより転写部
に搬送される用紙と、の相対的な位置をずらす方法とし
て、画像データを用紙に対して遅らせることもできる。
この場合、例えば、用紙Pの搬送のタイミングに対して
画像データの露光のタイミングを僅かに遅くすることに
より両者の相対的な位置をずらすことができる。
【0038】また、用紙Pの孔を検出するための検出器
の配置場所は、複写機の内部であっても良く、用紙の搬
送路の途中で孔を検出できる位置であればどこでも良
い。更に、用紙は、手差しにより複写機内に供給されて
も良く、この場合、検出器の配置場所は適宜選択される
ことはいうまでもない。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の画像形
成装置は、上記のような構成および作用を有しているの
で、バインダーノートやパンチ孔の開いた用紙等、孔の
開いた用紙に原稿の画像を形成する際、孔の上に画像が
形成されないように、自動的に孔の領域以外の領域に原
稿の全ての画像データを形成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、この発明の一実施例に係る画像形成装
置を示す概略図。
【図2】図2は、図1の画像形成装置に組み込まれる給
紙カセットを示す概略図。
【図3】図3は、図2の給紙カセットに孔の開いた用紙
を収容した状態を示す概略図。
【図4】図4は、孔の開いた用紙に対する画像形成動作
を制御する制御系を示すブロック図。
【図5】図5は、図1の画像形成装置の動作を示すフロ
ーチャート。
【図6】図6は、図1の画像形成装置に組み込まれるレ
ジストローラーの作動タイミングを示すタイミングチャ
ート。
【図7】図7は、画像の縮小状態を示す概略図。
【符号の説明】
12…感光体ローラー、36、37…給紙カセット、4
4…ピックアップローラー、46…レジストローラー、
60…検出器、D…原稿、P…用紙。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被転写材に画像を形成する画像形成手段
    と、 上記画像形成手段に上記被転写材を供給する供給手段
    と、 上記被転写材の孔を検出する検出手段と、 上記検出手段が上記孔を検出した際、上記被転写材の孔
    のない領域に上記画像が形成されるように、上記被転写
    材と上記画像とを上記被転写材の供給方向に相対的にず
    らす手段と、 を備えていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 被転写材に画像を形成する画像形成手段
    と、 上記画像形成手段に上記被転写材を供給する供給手段
    と、 上記被転写材の供給方向前端近傍に設けられた孔を検出
    する検出手段と、 上記検出手段が上記孔を検出した際、上記被転写材の孔
    のない領域に上記画像が形成されるように、上記被転写
    材の供給タイミングを所定時間だけ早めて上記供給手段
    を作動させる作動手段と、 を備えていることを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 上記画像形成手段は、上記検出手段が上
    記孔を検出した際、上記被転写材の範囲に収まる大きさ
    に画像を縮小する画像縮小手段を備えていることを特徴
    とする請求項2に記載の画像形成装置。
JP6144364A 1994-06-27 1994-06-27 画像形成装置 Pending JPH0816059A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100307334B1 (ko) * 1999-12-21 2001-10-17 김영호 시트형상체의 흠집 검출장치
JP2012040881A (ja) * 2011-11-14 2012-03-01 Canon Inc 画像形成装置、画像形成装置の制御方法及びプログラム

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