JP3654506B2 - 画像形成機のウォームアップ制御装置及びこのウォームアップ制御装置を備えた画像形成機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機等に代表される画像形成機に備えられるウォームアップ制御装置及びこのウォームアップ制御装置を備えた画像形成機に係る。特に、ウォームアップ動作の起動時刻の設定の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、複写機などの電子写真式の画像形成機にあっては、原稿の画像をスキャナ部によって読み取って画像データを作成し、この画像データを画像形成部に送信する。そして、画像形成部では、この画像データに基づいて記録用紙への画像形成(印字等)が行われる。この画像形成動作としては、先ず、上記画像データに基づいて感光体ドラム上に静電潜像を形成し、この静電潜像にトナーを付着させ、画像データを顕像化させる。その後、このトナーを感光体ドラムから記録用紙に転写した後、この記録用紙を定着ローラに通過させる。この際、トナーは定着ローラによって加熱及び加圧されて記録用紙上に定着され、これによって所定の複写物が得られることになる。
【0003】
このような画像形成動作が行われるため、複写機の作動開始時には、定着ローラが既に所定温度まで加熱されている必要がある。このため、従来より、複写機にあっては、その電源をONした後、この定着ローラを所定温度まで加熱するためのウォームアップ動作が必要であり、このウォームアップ動作中は複写動作を行うことができない。従って、ユーザが急いで複写したいといった要求がある場合に、複写機の電源をONしても、このウォームアップ動作が終了するまでは複写作業を行うことができないことになる。
【0004】
この不具合を解消するために、これまで特開平4−331961号公報に開示されている複写機の制御装置が提案されている。この公報には、カレンダ付き時計と、設定された曜日及び時間データを記憶するRAMとを備えさせ、時計とRAMとのデータを照合して、この両者が一致したときに定着ローラの熱源(ヒータ)を作動させる構成が開示されている。これにより、例えばオフィスの始業時刻に先立ってウォームアップ動作を開始させておき、始業時刻にあっては、定着ローラの加熱(ウォームアップ動作)が終了しているようにして、上記ユーザの要求に応えられるようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記公報に開示されているものは、毎日同じ時刻にウォームアップ動作が開始されるものである。これでは、出勤時刻が日によって異なるようなオフィスやフレックスタイム制などの勤務時間を採用しているオフィスにあっては、最適な時刻にウォームアップ動作を完了させることができない。詳しくは、例えば、設定されているウォームアップ完了時刻よりも早い時刻が始業時刻である日には、出勤直後に複写作業を行おうとしても未だウォームアップ動作が終了しておらず、複写作業を行うことができないといった不具合を生じる。逆に、設定されているウォームアップ完了時刻よりも遅い時刻が始業時刻である日には、必要以上に早い時刻から定着ローラが加熱されることになりエネルギの無駄を生じてしまう。
【0006】
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、日毎に画像形成機の使用開始時刻が異なる状況において、その日毎に応じて適切な時刻に画像形成機の使用開始が可能となるように、ウォームアップ起動時刻を、ユーザの要求に応じて、より詳細な設定状態として得ることができるようにすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
−発明の概要−
上記の目的を達成するために、本発明は、画像形成機の起動時に所定時間のウォームアップ動作を行うウォームアップ制御装置に対し、各日毎にウォームアップ動作の起動時刻を個別設定できるようにしている。
【0015】
−解決手段−
具体的に、本発明は、画像形成機のウォームアップ動作を行うウォームアップ手段を備えた画像形成機のウォームアップ制御装置を前提とする。このウォームアップ制御装置に対し、現在の時刻情報を提供するタイマ手段と、現在の日情報を提供するカレンダ手段と、日情報に対して時刻情報を関連付けることにより、各日毎にウォームアップ起動時刻を設定可能な起動日時設定手段と、過去に設定された各日毎に関連付けられたウォームアップ起動時刻の履歴を記憶する起動履歴記憶手段とを備えさせる。また、現在の日情報に相当する過去の日情報に関連付けられたウォームアップ起動時刻を、現在の日情報に関連付けられたウォームアップ起動時刻として設定するように、上記起動履歴記憶手段から、現在の日情報に相当する過去の日情報に関連付けられたウォームアップ起動時刻のデータを選出する選出部と、この選出部からの出力を受け、画像形成機のメインスイッチがOFFであり、且つ現在の時刻が、上記選出されたウォームアップ起動時刻データのウォームアップ起動時刻に一致したときにウォームアップ手段を起動させるウォームアップ起動手段とを備えさせる。尚、現在の日情報に相当する過去の日情報に関連付けられたウォームアップ起動時刻とは、例えば、現在の日情報(今日)が3月の第1水曜日である場合、それに相当する日を2月(前月)の第1水曜日として、この2月の第1水曜日に設定されていたウォームアップ起動時刻のことを言う。この場合、本解決手段では、この2月の第1水曜日に設定されていたウォームアップ起動時刻を3月の第1水曜日のウォームアップ起動時刻として自動設定する。また、3月の第1水曜日に相当する日を前年の3月の第1水曜日として、この前年の3月の第1水曜日に設定されていたウォームアップ起動時刻を今年の3月の第1水曜日のウォームアップ起動時刻として自動設定するようにしてもよい。
【0016】
この特定事項により、各日毎に画像形成機の起動時刻が異なる状況であっても、それぞれに対応して個別にウォームアップ手段の起動時刻を設定することが可能になる。従って、このウォームアップ制御装置を備えた画像形成機をオフィスに設置した場合、出勤時刻が日毎に異なるフレックスタイム制を採用している場合であっても、各日毎の出勤時刻に適合した時刻にウォームアップ動作を完了させることが可能になる。つまり、ユーザが出勤直後に画像形成機による作業を行おうとしても未だウォームアップ動作が終了しておらず画像形成機を使用できないといった状況を回避できると共に、必要以上に早い時刻からウォームアップ動作が開始されてしまってエネルギの無駄が生じてしまうといったことも回避できる。
また、過去の履歴に基づいて各日毎のウォームアップ起動時刻が自動的に設定されることになるため、各日毎のウォームアップ起動時刻をユーザが手動操作によって設定するといった作業は必要なくなり、ユーザの負担が軽減される。尚、この場合、ユーザによるウォームアップ起動時刻の手動設定も可能になっていることが好ましい。この手動設定が行われた場合、自動設定されているその日のウォームアップ起動時刻データはキャンセルされることになる。
【0017】
上述の如く各日毎のウォームアップ起動時刻を自動設定するものにおいて、ウォームアップ動作の具体例としては以下の構成が挙げられる。つまり、画像形成機に、記録媒体の表面に顕像化された画像形成物質を加熱することにより記録媒体表面に定着させる熱定着ローラを備えさせた場合、ウォームアップ手段は上記熱定着ローラを加熱するためのヒータへの通電を行うものとなる。
この特定事項により、各日毎に画像形成機の起動時刻が異なる状況であっても、それぞれに対応して、画像形成物質を加熱定着させるために必要な温度まで熱定着ローラを予熱しておくことが可能である。このため、オフィスにおいてユーザは出勤直後に画像形成機を使用することが可能になると共に、この際の記録媒体上へ画像形成物質の定着も良好に行われる。
【0018】
ウォームアップ起動手段の具体的な動作としては以下のものが挙げられる。つまり、日情報に曜日情報を含ませ、現在の日時が前週の同曜日のウォームアップ起動時刻に一致したときにウォームアップ起動手段がウォームアップ手段を起動させるようにする。
【0019】
また、選出手段を、過去の月の同時期の同曜日を選出するものとし、ウォームアップ起動手段が、選出手段の出力を受け、現在の日時が過去の月の同時期の同曜日のウォームアップ起動時刻に一致したときにウォームアップ手段を起動させるようにしてもよい。
【0020】
更に、選出手段を、過去の年の同時期の同曜日を選出するものとし、ウォームアップ起動手段が、選出手段の出力を受け、現在の日時が過去の年の同時期の同曜日のウォームアップ起動時刻に一致したときにウォームアップ手段を起動させるようにしてもよい。
【0021】
これら特定事項により、オフィスにおいて、週単位、月単位、年単位で出勤パターンがある場合、それに応じて最適なウォームアップ手段の起動動作を行わせることができる。つまり、毎週の同曜日が同出勤時刻である場合には前週の同曜日の情報に基づいてウォームアップ起動時刻が自動設定されることが好ましい。また、毎月の同時期の同曜日が同出勤時刻である場合には過去の月の同時期の同曜日の情報に基づいてウォームアップ起動時刻が自動設定されることが好ましい。更に、毎年の同時期の同曜日が同出勤時刻である場合には過去の年の同時期の同曜日の情報に基づいてウォームアップ起動時刻が自動設定されることが好ましい。
【0022】
ウォームアップ起動時刻の設定の更なる最適化を図る構成として以下のものが挙げられる。つまり、現在の日情報に相当する複数の過去の日情報のうち最も現在に近い日情報に関連付けられたウォームアップ起動時刻に基づいてウォームアップ手段を起動させる。この最も現在に近い日情報としては前週の同曜日の情報や前日の情報などが挙げられる。
【0023】
また、現在の日情報に相当する複数の過去の日情報のうち最も現在に近い2つ以上の日情報にそれぞれ関連付けられたウォームアップ起動時刻の平均時刻に基づいてウォームアップ手段を起動させてもよい。
【0024】
更に、現在の日情報に相当する複数の過去の日情報のうち最も現在に近い3つ以上の日情報にそれぞれ関連付けられたウォームアップ起動時刻の中央値の時刻に基づいてウォームアップ手段を起動させてもよい。
【0025】
最も現在に近い日情報に関連付けられたウォームアップ起動時刻に基づいてウォームアップ手段を起動させた場合には、最近の画像形成機の使用状況を反映したウォームアップ手段の起動時刻の設定が行える。最も現在に近い2つ以上の日情報にそれぞれ関連付けられたウォームアップ起動時刻の平均時刻に基づいてウォームアップ手段を起動させた場合には、日によって起動時刻が大幅に変動する場合であっても、その変動を吸収して適切な時刻にウォームアップ手段の起動時刻を設定することができる。現在に近い3つ以上の日情報にそれぞれ関連付けられたウォームアップ起動時刻の中央値の時刻に基づいてウォームアップ手段を起動させた場合には、過去に特異な起動状況(極端に早い時刻に起動された場合など)が発生した場合であってもその影響を大きく受けることなしに、適切な時刻にウォームアップ手段の起動時刻を設定することができる。
【0026】
また、上述したウォームアップ制御装置を画像形成機に備えさせた場合には、最適な起動時刻で起動動作が行われるため、ユーザにとって使い勝手が良く、且つ消費電力の削減に伴うランニングコストの安価な画像形成機を提供することができる。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。本実施形態では、画像形成機としてデジタル複写機に本発明を適用した場合について説明する。
【0028】
(第1実施形態)
先ず、本発明に係る第1実施形態について説明する。
【0029】
−複写機1の全体構成の説明−
図1は本形態に係るデジタル複写機1の内部構成の概略を示している。この図1のように、本デジタル複写機1は、スキャナ部2、記録媒体としての記録用紙Pへの画像形成を行う画像形成部3及びこの画像形成部3へ記録用紙Pを搬送する用紙搬送機構4を備えている。以下、各部について説明する。
【0030】
<スキャナ部2の説明>
スキャナ部2は、透明なガラス等で成る原稿載置台21と、この原稿載置台21上に原稿を給紙する両面対応自動原稿送り装置(RADF)22とを備えており、この原稿載置台21上の原稿の画像を読み取って画像データを作成する部分である。
【0031】
上記RADF22は、セットされた複数枚の原稿を1枚ずつ原稿載置台21上に自動給紙するための自動給紙トレイ22aを備えている。また、このRADF22は、ユーザの選択に応じて原稿の片面または両面を後述するスキャナユニット23に読み取らせることができるようになっている。具体的には、自動給紙トレイ22a上の原稿を原稿載置台21上に搬送するための搬送経路、原稿の両面をスキャナユニット23に読み取らせるべく原稿を反転させる反転経路を備えている。そして、原稿の片面のみを読み取らせる場合には搬送経路のみを使用する一方、原稿の両面を読み取らせる場合には搬送経路を経て原稿載置台21上に搬送された原稿を反転経路において反転させて原稿載置台21上に再度搬送するようになっている。このため、各経路には搬送経路切り換え手段及び原稿の搬送位置を認識するためのセンサ群(共に図示省略)が設けられている。RADF22の構成については従来より周知であるため詳細な説明は省略する。
【0032】
また、このスキャナ部2は、原稿載置台21上に搬送された原稿の画像を読み取るためのスキャナユニット23を備えている。このスキャナユニット23は、ランプリフレクタアセンブリ24、複数の反射ミラー25a,25b,25c、光学レンズ体26、光電変換素子(CCD)27を備えている。
【0033】
上記ランプリフレクタアセンブリ24は、原稿載置台21上に載置された原稿に対して光を照射するものである。各反射ミラー25a,25b,25cは、図1に二点鎖線で光路を示すように、原稿からの反射光を一旦図中左方向に反射させた後、下方に反射させ、その後、光学レンズ体26に向かうように図中右方向に反射させるようになっている。
【0034】
原稿の画像読み取り動作として、上記原稿載置台21上に原稿が載置されると、ランプリフレクタアセンブリ24及び反射ミラー25aで成る第1走査ユニット23aが原稿載置台21に沿って水平方向に走査して、原稿全体に光を照射する。この際、反射ミラー25b,25cで成る第2走査ユニット23bは上記第1走査ユニット23aに対して所定比率の速度(第1走査ユニット23aに対して半分の速度)で同方向に移動する。そして、上記各反射ミラー25a,25b,25cで反射されて光学レンズ体26を通過した光は光電変換素子27上に結像され、この光電変換素子27において反射光が電気信号(原稿画像データ)に変換されるようになっている。そして、このようにして得られた画像データは、図示しない画像処理部へ送信され、ここで各種処理が行われた後、この画像処理部のメモリに一旦記憶され、出力指示に応じてメモリ内の画像データが読み出されて画像形成部3による画像形成動作に利用される。
【0035】
<画像形成部3の説明>
画像形成部3は、レーザ書き込みユニット31及び電子写真プロセス部32を備えている。レーザ書き込みユニット31は、上記光電変換素子27において変換された原稿画像データに基づいたレーザ光を電子写真プロセス部32の感光体ドラム33の表面に照射するものである。具体的には、このレーザ書き込みユニット31は、上記画像データに応じたレーザ光を照射する半導体レーザ光源、このレーザ光を等角速度偏向するポリゴンミラー、この等角速度偏向されたレーザ光が感光体ドラム33上で等角速度偏向されるように補正するf−θレンズ等を有している。
【0036】
感光体ドラム33は、図1中に矢印で示す方向に回転し、レーザ書き込みユニット31からのレーザ光が反射ミラー31aで反射されて照射されることによってその表面に静電潜像が形成されるようになっている。
【0037】
また、電子写真プロセス部32は、上記感光体ドラム33の周囲に、帯電器34、現像器35、転写器36、剥離器、クリーニング器37、除電器及び定着器38が配置されて成っている。帯電器34は、静電潜像が形成される前の感光体ドラム33の表面を所定の電位に帯電させるようになっている。現像器35は、感光体ドラム33の表面に形成された静電潜像を画像形成物質としてのトナーにより可視像に現像するものである。転写器36は、感光体ドラム33の表面に形成されたトナー像を記録用紙Pに転写するものである。定着器38は、記録用紙Pに転写されたトナー像を加熱により記録用紙P上に定着させるものである。剥離器及びクリーニング器37は、トナー転写後において感光体ドラム33の表面に残留したトナーを除去するようになっている。除電器は、感光体ドラム33の表面の残留電荷を除去するものである。
【0038】
これにより、記録用紙Pに画像を形成する際には、帯電器34によって感光体ドラム33の表面が所定の電位に帯電され、レーザ書き込みユニット31が画像データに基づいたレーザ光を感光体ドラム33の表面に照射して静電潜像を形成する。その後、現像器35が感光体ドラム33の表面にトナーによる可視像を現像し、用紙搬送機構4から給紙された記録用紙Pに対して、転写器36によってトナー像が転写される。その後、この記録用紙Pは定着器38によって加熱され、トナー像が定着される。一方、感光体ドラム33の表面に残留したトナーは剥離器及びクリーニング器37によって除去されると共に、感光体ドラム33の表面の残留電荷が除電器によって除去される。これにより、記録用紙Pへの画像形成動作(印字動作)の1サイクルが終了する。このサイクルが繰り返されることにより、複数枚の記録用紙P,P,…に対して連続的に画像形成を行うことができるようになっている。
【0039】
<用紙搬送機構4の説明>
用紙搬送機構4は、第1、第2び第3の用紙カセット41,42,43、マルチ手差しトレイ44に収容された記録用紙P,P,…を1枚ずつ搬送して上記画像形成部3による画像形成を行わせると共に、画像形成された記録用紙Pを第1、第2または第3の排紙トレイ51,52,53へ排出するものである。また、この用紙搬送機構4は、片面に画像形成された記録用紙Pを一旦回収した後に他面に対して画像形成部3による画像形成を行わせるための両面複写ユニット45を備えている。
【0040】
各用紙カセット41,42,43それぞれには異なるサイズの記録用紙P,P,…が収容されており、ユーザが所望するサイズの記録用紙Pが収容されている用紙カセットから記録用紙Pが順次1枚ずつ取り出されて搬送経路40を経て画像形成部3に順次搬送されるようになっている。
【0041】
この用紙搬送機構4の搬送経路40としては、主搬送路46と反転搬送路47とがある。
【0042】
主搬送路46は、一端(記録用紙搬送方向の上流端側)が分岐されて各用紙カセット41,42,43及び手差しトレイ44の排出側にそれぞれ対向していると共に、他端(記録用紙搬送方向の下流端側)が転写器36及び定着器38を経て排紙トレイ51,52,53を備えた後処理装置50に対向している。
【0043】
反転搬送路47は、一端(図中の上端)が定着器38の配設位置よりも下流側(図中左側)で主搬送路46に繋がっていると共に、途中部分(図中上下方向の中央部分)が第1及び第2の分岐路47A,47Bに分岐されている。第1分岐路47Aは鉛直下方に延びている。一方、第2分岐路47Bは一端が両面複写ユニット45の搬入側に対向している。
【0044】
主搬送路46と反転搬送路47との接続部分及び反転搬送路47の分岐部分には第1及び第2の分岐爪47a,47bがそれぞれ設けられている。
【0045】
第1分岐爪47aは、反転搬送路47を閉鎖する第1位置と、主搬送路46の排出側を閉塞して、この主搬送路46と反転搬送路47とを連通させる第2位置との間で水平軸回りに回動自在となっている。この第1分岐爪47aが第1位置にあるときには画像形成部3を経た記録用紙Pがそのまま排紙トレイ51,52,53へ排紙される。一方、第1分岐爪47aが第2位置にあるときには画像形成部3を経た記録用紙Pが反転搬送路47へ供給されるようになっている。
【0046】
第2分岐爪47bは、反転搬送路47の第1分岐路47Aを開放し且つ第2分岐路47Bを閉鎖する第1位置と、第2分岐路47Bを開放し且つ第1分岐路47Aを閉鎖する第2位置との間で水平軸回りに回動自在となっている。この第2分岐爪47bが第1位置にあるときには反転搬送路47に搬送された記録用紙Pが第1分岐路47Aに導かれてその下端位置まで搬送される。その後、第2分岐爪57bが第2位置となって記録用紙Pの搬送方向が逆転されると、この記録用紙Pが分岐部を経て第2分岐路47Bに搬送されて両面複写ユニット45へ供給されるようになっている。つまり、記録用紙Pが、第1分岐路47A及び第2分岐路47Bを経て両面複写ユニット45へ供給されることにより、この記録用紙Pが画像形成部3に供給された際に上下が反転され、記録用紙Pの裏面に対して画像形成が行えるようになっている。
【0047】
これにより、本複写機1により片面コピーが行われる場合には、第1分岐爪47aが第1位置となり、各用紙カセット41,42,43または手差しトレイ44から取り出された記録用紙Pが、画像形成部3により画像形成された後、そのまま排紙トレイ51,52,53へ排紙される。
【0048】
一方、両面コピーが行われる場合には、先ず、第1分岐爪47aが第2位置となり、第2爪47bが第1位置となる。これにより、各用紙カセット41,42,43または手差しトレイ44から取り出されて画像形成部3により片面に画像形成された記録用紙Pは、反転搬送路47の第1分岐路47Aに導かれる。その後、第2分岐爪47bが第2位置となって記録用紙Pの搬送方向が逆転され、この記録用紙Pが分岐部を経て第2分岐路47Bから両面複写ユニット45へ供給される。記録用紙Pの他面に画像形成を行う際には、第1分岐爪47aが第1位置となり、両面複写ユニット45から取り出された記録用紙Pが、画像形成部3により画像形成され、排紙トレイ51,52,53へ排紙されるようになっている。
【0049】
主搬送路46の上流端(用紙カセット41,42,43、手差しトレイ44及び両面複写ユニット45の排出側に対向する部分)にはピックアップローラ48が配設されている。また、各ピックアップローラ48の下流側には、取り出された記録用紙Pを主搬送路46に給紙するための複数の給紙ローラ49が配設されている。このピックアップローラ48及び給紙ローラ49の回転により、用紙カセット41,42,43、手差しトレイ44及び両面複写ユニット45に収容されている記録用紙Pが選択的に1枚ずつ主搬送路46に給紙できるようになっている。
【0050】
また、上述したように本複写機1の排紙部としては、上下2段の第1及び第2の排紙トレイ51,52と、後処理装置50に内装された図示しないステープルフィニッシャを装備した1個の第3排紙トレイ53とを備えている。つまり、後処理装置50の内部には、主搬送路46の下流端と各排紙トレイ51,52,53とを繋ぐ搬送路が備えられており、記録用紙Pが排紙される排紙トレイ51,52,53に応じて搬送経路が切り換えられるようになっている。
【0051】
−ウォームアップ制御装置の説明−
次に、本形態の特徴とするウォームアップ制御装置について説明する。このウォームアップ制御装置は、本複写機1に内蔵され、上記定着器38を構成する一対のローラのうちの一方である熱定着ローラ38A(図2参照)を加熱するためのものである。具体的には、図2に示すように、熱定着ローラ38Aの内部にはヒータ38Bが内蔵されており、このヒータ38Bに通電することによって熱定着ローラ38Aの全体を所定温度(トナーの定着に必要な温度)まで加熱するようになっている。以下、このウォームアップ制御装置60の構成について説明する。
【0052】
図2に示すように、このウォームアップ制御装置60は、ヒータ38Bへの通電を行うためのウォームアップ手段としてのウォームアップ回路61を備えている。このウォームアップ回路61は、商用電源VにスイッチSを介して接続された直流電源62と、この直流電源62からの電流をヒータ38Bへ給電するヒータ制御回路63とを備えている。このヒータ制御回路63は、本複写機1全体の制御を行うCPU7に接続されており、このCPU7に備えられた後述するウォームアップ起動手段68からの制御信号を受信することによりヒータ38Bへの給電、つまり熱定着ローラ38Aの加熱動作を行うようになっている。
【0053】
また、このウォームアップ制御装置60は、タイマ手段としての時計64、カレンダ65、起動日時設定手段66、起動日時記憶手段67、ウォームアップ起動手段68を備えている。時計64は現在の時刻情報を提供するものであり、カレンダ65は現在の日情報を提供するものである。これら時計64及びカレンダ65は、バッテリBから給電が行われ、複写機1への給電が停止されても常時駆動するようになっている。起動日時設定手段66は、本複写機1の上部に配置された操作パネル上のテンキーによって構成されている。つまり、ユーザがこのテンキー66を操作することによって、日情報に対して時刻情報を関連付けて、各日毎にウォームアップ回路61の起動時刻を設定できるようになっている。図3は、このテンキー66の詳細を示している。また、操作パネル上には例えば液晶等の表示手段により構成される表示部8を備えており、テンキー66の操作によって設定された各日毎のウォームアップ起動時刻の設定状態がこの表示部8に表示可能となっている。図4には、西暦2000年2月15日火曜日のウォームアップ起動時刻を午前7時15分に設定した場合の表示部8の表示状態を示している。
【0054】
このウォームアップ起動時刻の設定は、ユーザが操作パネルを操作して起動時刻設定モードに切り換えて図4に示す設定画面を呼び出し、この状態でテンキー66を操作することにより行われる。
【0055】
このようにしてテンキー66の操作によって設定された各日毎のウォームアップ起動時刻は起動日時記憶手段67によって記憶される。この起動日時記憶手段67はRAMによって構成され、各日毎のウォームアップ起動時刻の設定画面を表示部8上に呼び出して任意に変更することが可能となっている。尚、この起動日時記憶手段67には、各日毎のウォームアップ起動時刻を記憶させる場合に限らず、曜日毎にウォームアップ起動時刻を記憶させるようにしてもよい。例えば、毎週月曜日と水曜日は、ウォームアップ起動時刻を午前7時15分に設定し、毎週火曜日と木曜日と金曜日は、ウォームアップ起動時刻を午前7時45分に設定し、それ以外の毎週土曜日と日曜日はウォームアップ起動時刻を設定しないといったような設定が行えるようにしてもよい。また、起動日時記憶手段67に対し、週毎にウォームアップ起動時刻を記憶させるようにしてもよい。例えば、毎月の第1週と第3週は、ウォームアップ起動時刻を午前7時15分に設定し、それ以外の週は、ウォームアップ起動時刻を午前7時45分に設定するといったようにする。更に、起動日時記憶手段67に対し、月毎にウォームアップ起動時刻を記憶させるようにしてもよい。例えば、毎年の奇数月は、ウォームアップ起動時刻を午前7時15分に設定し、偶数月は、ウォームアップ起動時刻を午前7時45分に設定するといったようにする。加えて、上述した各設定状態(各日毎、各曜日毎、各週毎及び各月毎の設定)を任意に組み合わせることも可能である。尚、この設定では、休日設定、つまり複写機1を使用しない日を設定して起動日時記憶手段67に記憶させることも可能である。この休日設定された日にはウォームアップ回路61は起動しないことになり、ウォームアップ回路61の無駄な起動動作(その日は画像形成機1を使用しないにも拘わらずウォームアップ動作を行ってしまうといった状況)を回避することができ、電力の浪費削減を図ることができるようになっている。
【0056】
そして、ウォームアップ起動手段68は、時計64、カレンダ65及び起動日時記憶手段67の出力を受け、各日毎に設定されたウォームアップ起動時刻が現在の日時に一致したときに、ウォームアップ動作が開始するようにウォームアップ回路61を作動させるようになっている。例えば、図4に示すようにウォームアップ起動時刻が設定されている状況において、熱定着ローラ38Aを所定温度まで加熱するのに5分を要する場合、西暦2000年2月15日火曜日にあっては、午前7時15分にウォームアップ動作が開始され、午前7時20分には複写機1の複写動作が可能な状態となる。このように、本複写機1は、各日毎に熱定着ローラ38Aの加熱動作開始時刻をユーザの操作により任意に設定できるようになっている。
【0057】
尚、本ウォームアップ起動手段68は、この熱定着ローラ38Aの加熱動作を所定時間(例えば5分間)継続して行って、熱定着ローラ38Aが所定温度まで加熱された状態が、その後、複写動作が行われることなしに所定時間(例えば30分間、以下この時間をオートOFF時間と呼ぶ)継続した場合には、熱定着ローラ38Aの加熱動作を停止するオートOFF機能を兼ね備えている。
【0058】
−ウォームアップ動作の説明−
次に、上述の如く構成されたウォームアップ制御装置60による複写機1のウォームアップ動作について図5にフローチャートに沿って説明する。
【0059】
先ず、ステップST1において、複写機1の光学系や変倍系などのイニシャライズを行った状態で、ステップST2において、本複写機1のメインスイッチ(手動スイッチ)がONされたか否かを判定する。ここで、メインスイッチがONされたYESの場合には、ステップST9に移って、通常モードの動作に移行する。この通常モードでは、メインスイッチのONと同時にウォームアップ回路61による熱定着ローラ38Aの加熱動作を開始させ、所定時間経過後(熱定着ローラ38Aが所定温度まで加熱された後)、複写動作が可能な状態となる。
【0060】
これに対し、メインスイッチがONされることなしに、日付及び時刻が、起動日時記憶手段67に記憶されている日時(設定日時)になった際には、ステップST3でYESに判定され、ステップST4に移ってウォームアップ起動手段68によりヒータ制御回路63をONし、ウォームアップ回路61による熱定着ローラ38Aの加熱動作を開始させる。この加熱動作の開始から所定時間経過後(例えば5分後)には熱定着ローラ38Aが所定温度に達することになり、その後にメインスイッチがONされた際には直ちに複写動作を実行させることができる。この熱定着ローラ38Aの加熱動作が開始された後に、メインスイッチがONされた場合、ステップST5においてYES判定され、ステップST9に移って上述した通常モードの動作に移行する。このとき、上記所定時間(熱定着ローラ38Aの加熱に要する時間)経過後であれば、直ちに複写動作を実行可能である。一方、所定時間経過前であれば、加熱動作の開始からメインスイッチがONされるまでの間の時間を熱定着ローラ38Aの加熱に要する時間から差し引いた時間だけ待てば複写動作が実行可能となる。
【0061】
一方、熱定着ローラ38Aの加熱動作が開始された後に、メインスイッチがONされない場合には、熱定着ローラ38Aの加熱動作が継続して行われ、この継続時間が上記オートOFF時間に達した際に、ステップST6においてYES判定されて、ステップST7に移る。このステップST7では、ヒータ制御回路63をOFFして熱定着ローラ38Aの加熱動作が停止される。
【0062】
この熱定着ローラ38Aの加熱動作の停止中にメインスイッチがONされた場合には、ステップST8においてYES判定され、ステップST9に移って、上記通常モードの動作に移行する。尚、ステップST3及びステップST8でNOに判定されている場合にはステップST2に戻ってメインスイッチがONされるかまたは時刻が設定日時になるのを待つ。
【0063】
メインスイッチがONされることなしに、翌日の設定時刻になった場合には再びステップST3でYESに判定され、ステップST4に移ってヒータ制御回路63をONして熱定着ローラ38Aの加熱動作が再開される。以上の動作が繰り返されることにより、起動日時記憶手段67に記憶されているウォームアップ動作の起動時刻設定情報に基づき、各日毎に設定された時刻で熱定着ローラ38Aの加熱動作が行われることになる。
【0064】
−実施形態の効果−
以上説明したように、本形態では、各日毎に熱定着ローラ38Aの加熱動作開始時刻をユーザの操作により任意に設定することができる。このため、各日毎に複写機1の起動時刻が異なる状況であっても、それぞれに対応して個別にウォームアップ回路61の起動時刻を設定することが可能になる。従って、出勤時刻が日によって異なるフレックスタイム制を採用しているオフィスに設置された場合であっても、それぞれの出勤時刻に適合した時刻にウォームアップ動作を完了させることが可能になる。つまり、出勤直後に複写作業を行おうとしても未だウォームアップ動作が終了しておらず複写機1を使用できないといった不具合を回避できると共に、必要以上に早い時刻からウォームアップ動作が開始されてしまってエネルギの無駄が生じてしまうといったことを回避できる複写機1を提供することができる。
【0065】
(第2実施形態)
次に、本発明に係る第2実施形態について説明する。
【0066】
本形態は、ウォームアップ回路61の起動時の動作の改良に関する。その他の構成及び起動動作は、上述した第1実施形態のものと同様である。従って、ここでは、第1実施形態との相違点についてのみ説明する。
【0067】
本形態に係るウォームアップ制御装置60は、ウォームアップ回路61の起動時にモードチェック動作を実行するものである。このモードチェック動作とは、ウォームアップ回路61を起動させるための条件に優先順位を予め設けておき、その優先順位に従って、ウォームアップ回路61を起動させるか否かを判定していくものである。
【0068】
以下、具体的な制御動作を図6のフローチャートに沿って説明する。図6(a)は、本形態におけるウォームアップ動作のメインルーチンである。本図において、上述した実施形態1に係る制御動作を示す図5のフローチャートと同一の動作部分においては同一のステップ番号を付している。本形態のウォームアップ動作では、ステップST2でNO判定された際にモードチェック動作(図中ステップST3A)を行うようになっている。
【0069】
図6(b)は、本形態におけるウォームアップ動作のサブルーチン、つまり、モードチェック動作を示している。この図6(b)に示すように、モードチェック動作では、先ず、ステップST11において現在の暦月が設定された(起動日時記憶手段67に記憶されている)暦月に一致しているか否かを判定する。暦月が一致している場合には、ステップST12において現在の暦日が設定された暦日に一致しているか否かを判定する。暦日が一致している場合には、ステップST13において現在の曜日が設定された曜日に一致しているか否かを判定する。曜日が一致している場合には、ステップST14において現在の日は休日設定になっているか、つまり複写機1を使用しない日に設定されているか否かを判定する。休日設定になっていない場合には、ステップST15において現在の時刻が設定された時刻に一致しているか否かを判定する。ここでYESに判定された場合に限り、ステップST4に移ってウォームアップ制御装置60による熱定着ローラ38Aの加熱動作を開始させるようになっている。つまり、上記ステップST11〜13及びステップST15の何れか一つでNO判定されたり、ステップST14でYES判定された場合には、熱定着ローラ38Aの加熱動作は行われないようになっている。
【0070】
このようにして、ウォームアップ回路61を起動させるための条件を順に判定していくことにより、ウォームアップ回路61の起動条件を判断するのに有効な情報から順に判定していくことが可能になり、判定動作を効率良く行うことができる。
【0071】
(第3実施形態)
次に、本発明に係る第3実施形態について説明する。
【0072】
本形態は、ウォームアップ回路61の起動をユーザによって設定する場合と、履歴に基づいて自動設定する場合とを併存させたものである。
【0073】
−ウォームアップ制御装置60の説明−
図7は本形態に係るウォームアップ制御装置60の構成図である。尚、この図7において、上述した第1実施形態に係るウォームアップ制御装置60と同一の部材については同一の符号を付し、その説明を省略する。
【0074】
本形態のウォームアップ制御装置60の特徴の一つは、起動履歴記憶手段90を備えていることにある。この起動履歴記憶手段90は、日情報に対して関連付けられた過去のウォームアップ起動時刻の履歴を記憶するものである。詳しくは、この起動履歴記憶手段90は、前年の日情報に対して関連付けられたウォームアップ起動時刻の履歴を記憶する前年起動日時記憶部91と、前月の日情報に対して関連付けられたウォームアップ起動時刻の履歴を記憶する前月起動日時記憶部92と、前週の日情報に対して関連付けられたウォームアップ起動時刻の履歴を記憶する前週起前週刻記憶部93とから成っている。
【0075】
また、上記前年起動日時記憶部91及び前月起動日時記憶部92のそれぞれには、各記憶部91,92に記憶されているウォームアップ起動時刻のうち、特定のデータを選出してCPU7のウォームアップ起動手段68に送信する選出部94,95が接続されている。具体的に、これら選出部94,95は、現在の日(曜日)に対して、前年または前月の同時期の同曜日のデータを選出するものである。この選出動作(前月の同時期の同曜日のデータを選出する場合の動作)を図8を用いて以下に説明する。図8(a)はカレンダ65に格納されている2000年2月の情報を示している。図8(b)はカレンダ65に格納されている2000年3月の情報を示している。今、2000年2月の各日毎に設定された起動時刻でウォームアップ回路61がそれぞれ起動した場合を考える。これにより、2000年2月の各日毎の起動時刻データが前月起動日時記憶部92に記憶された状態となる。そして、2000年3月の各日毎の起動時刻データを自動設定する場合には、選出部95が、現在の日(曜日)に対して、前月の同時期の同曜日のデータを選出することになる。具体的には、3月1日は第1水曜日であるので、それに相当する前月のデータとして第1水曜日である2月2日のデータ(起動時刻データ)を選出する。同様に、3月2日は第1木曜日であるので、それに相当する前月のデータとして第1木曜日である2月3日のデータを選出する。このようにして3月の各日毎の起動時刻データが自動的に設定される。ところが、3月の第5水曜日〜第5金曜日(29日〜31日)までの各日に相当するデータは前月のデータの中には無い(2月には第5水曜日〜第5金曜日が無い)。この場合、3月の第5水曜日〜第5金曜日までの各日に相当するデータとして、2月の第4水曜日〜第4金曜日、つまり2月23日〜25日のデータを選出することになる。
【0076】
尚、前年の同時期の同曜日のデータを選出する場合(前年の何月の第何週の何曜日かによって呼び出す起動時刻データを選択する場合)や、前週の同曜日のデータを選出する場合(曜日によって呼び出す起動時刻データを選択する場合)においても同様の動作が行われる。
【0077】
本形態のウォームアップ起動手段68は、このようにして選出された起動時刻データに基づき、現在の日情報が、それに相当する過去の日情報に一致する場合、その過去の日情報に関連付けられたウォームアップ起動時刻に現在の時刻が一致したときにウォームアップ回路61を起動させるようになっている。
【0078】
尚、上述した起動時刻データについては、前年の同時期の同曜日のデータ選出、前月の同時期の同曜日のデータ選出、前週の同曜日のデータ選出のうち何れを採用してもよい。また、これらに優先順位を付けて起動時刻データを選出するようにしてもよい。例えば、図8を用いて説明したものは、前月の同時期の同曜日のデータ選出を他のデータ選出に対して優先させたものである。これに対し、前年の同時期の同曜日のデータ選出を行う場合には、前年(1999年)の3月における各日毎の起動時刻データを前年起動日時記憶部91から呼び出すことになる。同様に、前週の同曜日のデータ選出を行う場合には、例えば3月29日水曜日の起動時刻を自動設定する場合には、前週の3月22日水曜日の起動時刻データを前週起動日時記憶部93から呼び出すことになる。これらの優先順位付けは、例えばオフィスの勤務時間形態に応じて決定される。具体的には、毎週の同曜日が同出勤時刻である場合には前週の同曜日の情報に基づいてウォームアップ起動時刻が自動設定されることが好ましい。また、毎月の同時期の同曜日が同出勤時刻である場合には過去の月の同時期の同曜日の情報に基づいてウォームアップ起動時刻が自動設定されることが好ましい。更に、毎年の同時期の同曜日が同出勤時刻である場合には過去の年の同時期の同曜日の情報に基づいてウォームアップ起動時刻が自動設定されることが好ましい。
【0079】
また、ウォームアップ起動時刻を自動設定する際に、過去の一つのデータのみを選出する場合に限らず、過去の複数のデータを演算処理することにより自動設定されるウォームアップ起動時刻の最適化を図ることもできる。具体的には、現在の日情報に相当する複数の過去の日情報のうち最も現在に近い2つ以上の日情報にそれぞれ関連付けられたウォームアップ起動時刻の平均時刻に基づいてウォームアップ起動時刻を自動設定するものである。これによれば、日によって起動時刻が大幅に変動する場合であっても、その変動を吸収して適切な時刻にウォームアップ起動時刻を設定することができる。
【0080】
また、現在の日情報に相当する複数の過去の日情報のうち最も現在に近い3つ以上の日情報にそれぞれ関連付けられたウォームアップ起動時刻の中央値の時刻に基づいてウォームアップ起動時刻を自動設定するようにしてもよい。これによれば、過去に特異な起動状況(極端に早い時刻に起動された場合など)が発生した場合であってもその影響を大きく受けることなしに、適切な時刻にウォームアップ起動時刻を設定することができる。
【0081】
尚、本形態の場合、ユーザの手動操作によってウォームアップ起動時刻が設定された場合には、上記自動設定されているその日のウォームアップ起動時刻データはキャンセルされることになる。つまり、ユーザの手動設定を優先して採用するようになっている。
【0082】
−ウォームアップ動作の説明−
次に、本形態におけるウォームアップ制御装置60による複写機1のウォームアップ動作について図9にフローチャートに沿って説明する。図9(a)は、本形態におけるウォームアップ動作のメインルーチンである。本図において、上述した実施形態2に係る制御動作を示す図6のフローチャートと同一の動作部分においては同一のステップ番号を付している。本形態のウォームアップ動作においても、ステップST2でNO判定された際にモードチェック動作(図中ステップST3B)を行うようになっている。
【0083】
図9(b)は、本形態におけるウォームアップ動作のサブルーチン、つまり、モードチェック動作を示している。この図9(b)に示すように、モードチェック動作では、先ず、ステップST21において本日の起動時刻データがユーザの設定動作によって設定されたものであるか否かを判定する。この設定がユーザの設定動作によるものであるYESの場合にはステップST23に移り、現在時刻が、この設定されている時刻になるのを待ち、その時刻になると(このステップST23でYESに判定された際に)、ステップST4に移ってウォームアップ回路61の起動を行う。
【0084】
これに対し、ユーザによる起動時刻設定動作が行われておらず、ステップST21でNOに判定された場合には、ステップST22に移って起動履歴記憶手段90からのデータの選出を行って、自動設定された起動時刻情報に基づき、ステップST4でのウォームアップ回路61の起動動作を行う。尚、この図9(b)では前月の同時期の同曜日のデータを選出してウォームアップ回路61の起動動作を行うか否かの判定を行う場合について示している。
【0085】
このように、本形態では、ウォームアップ回路61を起動させるための時刻の設定が過去の履歴に基づいて自動的に行えるようにしている。このため、各日毎のウォームアップ起動時刻をユーザが手動操作によって設定するといった動作は必要なくなり、ユーザの負担軽減を図ることができる。
【0086】
−その他の実施形態−
上述した各実施形態では、本発明をデジタル複写機に適用した場合について説明した。本発明は、これに限らず、電子写真方式の画像形成機であれば如何なる装置に対しても適用可能である。また、複写機やファクシミリ装置やプリンタ等の複合機に対しても適用可能である。
【0087】
また、上述した各実施形態では、ウォームアップ動作として、熱定着ローラ38Aの加熱動作を例に挙げて説明した。本発明は、これに限らず、その他のウォームアップ動作を行う画像形成機のウォームアップ制御装置に対して適用することが可能である。
【0092】
【発明の効果】
以上のように、本発明では、各日毎に画像形成機の起動時刻が異なる状況であっても、それぞれに対応して個別にウォームアップ手段の起動時刻を設定することが可能になる。従って、このウォームアップ制御装置を備えた画像形成機をオフィスに設置した場合、出勤時刻が日によって異なるフレックスタイム制を採用している場合であっても、それぞれの出勤時刻に適合した時刻にウォームアップ動作を完了させることが可能になる。つまり、出勤直後に画像形成機を使用しようとしても未だウォームアップ動作が終了しておらず画像形成機が使用できないといった不具合を回避できると共に、必要以上に早い時刻からウォームアップ動作が開始されてしまってエネルギの無駄が生じてしまうといったことを回避できる。その結果、画像形成機の使い勝手の向上とランニングコストの削減とを、各日毎の画像形成機の使用状態(起動開始時刻)が異なる場合であっても実現することができる。また、ウォームアップ手段を起動させるための時刻の設定を、過去の各日毎に関連付けられたウォームアップ起動時刻の履歴に基づいて自動的に行えるようにしているので、各日毎のウォームアップ起動時刻をユーザが手動操作によって設定するといった動作は必要なくなり、ユーザの負担が軽減され、画像形成機の使い勝手の向上に伴い、この画像形成機の実用性の向上を図ることができる。
【0093】
日情報に曜日情報を含ませたり、過去の月の同時期の同曜日を選出して現在の日時が過去の月の同時期の同曜日のウォームアップ起動時刻に一致したときにウォームアップ手段を起動させたり、過去の年の同時期の同曜日を選出して現在の日時が過去の年の同時期の同曜日のウォームアップ起動時刻に一致したときにウォームアップ手段を起動させるようにした場合には、週単位、月単位、年単位で画像形成機の使用パターンがある場合に有効なウォームアップ手段の起動時刻設定を行うことができる。
【0094】
更に、現在の日情報に相当する複数の過去の日情報のうち最も現在に近い日情報に関連付けられたウォームアップ起動時刻に基づいてウォームアップ手段を起動させた場合には、最近の画像形成機の使用状況を反映したウォームアップ手段の起動時刻の設定が行える。
【0095】
現在の日情報に相当する複数の過去の日情報のうち最も現在に近い2つ以上の日情報にそれぞれ関連付けられたウォームアップ起動時刻の平均時刻に基づいてウォームアップ手段を起動させた場合には、日によって起動時刻が大幅に変動する場合であっても、その変動を吸収して適切な時刻にウォームアップ手段の起動時刻を設定することができる。
【0096】
現在の日情報に相当する複数の過去の日情報のうち最も現在に近い3つ以上の日情報にそれぞれ関連付けられたウォームアップ起動時刻の中央値の時刻に基づいてウォームアップ手段を起動させた場合には、特異な起動状況が発生した場合であってもその影響を大きく受けることなしに、適切な時刻にウォームアップ手段の起動時刻を設定することができる。
【0097】
また、上述したウォームアップ制御装置を画像形成機に備えさせた場合には、最適な起動時刻で起動動作が行われるため、ユーザにとって使い勝手が良く、且つランニングコストの安価な画像形成機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係るデジタル複写機の内部構成の概略を示す図である。
【図2】第1実施形態に係るウォームアップ制御装置の構成を示す図である。
【図3】操作パネル上のテンキーを示す図である。
【図4】ウォームアップ起動時刻設定状態の一例を示す図である。
【図5】ウォームアップ動作を説明するためのフローチャート図である。
【図6】第2実施形態に係るウォームアップ動作を説明するためのフローチャート図である。
【図7】第3実施形態に係るウォームアップ制御装置の構成を示す図である。
【図8】第3実施形態において選出手段による前月データの選出動作を説明するための図である。
【図9】第3実施形態に係るウォームアップ動作を説明するためのフローチャート図である。
【符号の説明】
1 複写機(画像形成機)
38A 熱定着ローラ
38B ヒータ
60 ウォームアップ制御装置
61 ウォームアップ回路(ウォームアップ手段)
64 時計(タイマ手段)
65 カレンダ
66 起動日時設定手段
67 起動日時記憶手段
68 ウォームアップ起動手段
90 起動履歴記憶手段
94,95 選出手段
P 記録用紙(記録媒体)
Claims (9)
- 画像形成機のウォームアップ動作を行うウォームアップ手段を備えた画像形成機のウォームアップ制御装置において、
現在の時刻情報を提供するタイマ手段と、
現在の日情報を提供するカレンダ手段と、
日情報に対して時刻情報を関連付けることにより、各日毎にウォームアップ起動時刻を設定可能な起動日時設定手段と、
過去に設定された各日毎に関連付けられたウォームアップ起動時刻の履歴を記憶する起動履歴記憶手段と、
現在の日情報に相当する過去の日情報に関連付けられたウォームアップ起動時刻を、現在の日情報に関連付けられたウォームアップ起動時刻として設定するように、上記起動履歴記憶手段から、現在の日情報に相当する過去の日情報に関連付けられたウォームアップ起動時刻のデータを選出する選出部と、
上記選出部からの出力を受け、画像形成機のメインスイッチがOFFであり、且つ現在の時刻が、上記選出されたウォームアップ起動時刻データのウォームアップ起動時刻に一致したときにウォームアップ手段を起動させるウォームアップ起動手段とを備えていることを特徴とする画像形成機のウォームアップ制御装置。 - 請求項1記載の画像形成機のウォームアップ制御装置において、
画像形成機には、記録媒体の表面に顕像化された画像形成物質を加熱することにより記録媒体表面に定着させる熱定着ローラが備えられている一方、
ウォームアップ手段は上記熱定着ローラを加熱するためのヒータへの通電を行うものであることを特徴とする画像形成機のウォームアップ制御装置。 - 請求項1または2記載の画像形成機のウォームアップ制御装置において、
日情報には曜日情報が含まれている一方、
ウォームアップ起動手段は、現在の日時が前週の同曜日のウォームアップ起動時刻に一致したときにウォームアップ手段を起動させる構成となっていることを特徴とする画像形成機のウォームアップ制御装置。 - 請求項1または2記載の画像形成機のウォームアップ制御装置において、
日情報には曜日情報が含まれている一方、
選出手段は、過去の月の同時期の同曜日を選出するものであって、
ウォームアップ起動手段は、選出手段の出力を受け、現在の日時が過去の月の同時期の同曜日のウォームアップ起動時刻に一致したときにウォームアップ手段を起動させる構成となっていることを特徴とする画像形成機のウォームアップ制御装置。 - 請求項1または2記載の画像形成機のウォームアップ制御装置において、
日情報には曜日情報が含まれている一方、
選出手段は、過去の年の同時期の同曜日を選出するものであって、
ウォームアップ起動手段は、選出手段の出力を受け、現在の日時が過去の年の同時期の同曜日のウォームアップ起動時刻に一致したときにウォームアップ手段を起動させる構成となっていることを特徴とする画像形成機のウォームアップ制御装置。 - 請求項1〜5のうち何れか一つに記載の画像形成機のウォームアップ制御装置において、
ウォームアップ起動手段は、現在の日情報に相当する複数の過去の日情報のうち最も現在に近い日情報に関連付けられたウォームアップ起動時刻に基づいてウォームアップ手段を起動させる構成となっていることを特徴とする画像形成機のウォームアップ制御装置。 - 請求項1〜5のうち何れか一つに記載の画像形成機のウォームアップ制御装置において、
ウォームアップ起動手段は、現在の日情報に相当する複数の過去の日情報のうち最も現在に近い2つ以上の日情報にそれぞれ関連付けられたウォームアップ起動時刻の平均時刻に基づいてウォームアップ手段を起動させる構成となっていることを特徴とする画像形成機のウォームアップ制御装置。 - 請求項1〜5のうち何れか一つに記載の画像形成機のウォームアップ制御装置において、
ウォームアップ起動手段は、現在の日情報に相当する複数の過去の日情報のうち最も現在に近い3つ以上の日情報にそれぞれ関連付けられたウォームアップ起動時刻の中央値の時刻に基づいてウォームアップ手段を起動させる構成となっていることを特徴とする画像形成機のウォームアップ制御装置。 - 上記請求項1〜8のうち何れか一つに記載のウォームアップ制御装置を備えていることを特徴とする画像形成機。
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