JPH09151780A - 車両用電子制御装置 - Google Patents
車両用電子制御装置Info
- Publication number
- JPH09151780A JPH09151780A JP7315376A JP31537695A JPH09151780A JP H09151780 A JPH09151780 A JP H09151780A JP 7315376 A JP7315376 A JP 7315376A JP 31537695 A JP31537695 A JP 31537695A JP H09151780 A JPH09151780 A JP H09151780A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- monitoring
- computer
- signal
- abnormality
- ecu
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02D—CONTROLLING COMBUSTION ENGINES
- F02D41/00—Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents
- F02D41/24—Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents characterised by the use of digital means
- F02D41/26—Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents characterised by the use of digital means using computer, e.g. microprocessor
- F02D41/266—Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents characterised by the use of digital means using computer, e.g. microprocessor the computer being backed-up or assisted by another circuit, e.g. analogue
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60R—VEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60R16/00—Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for
- B60R16/02—Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for electric constitutive elements
- B60R16/03—Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for electric constitutive elements for supply of electrical power to vehicle subsystems or for
- B60R16/0315—Electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for; Arrangement of elements of electric or fluid circuits specially adapted for vehicles and not otherwise provided for electric constitutive elements for supply of electrical power to vehicle subsystems or for using multiplexing techniques
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H61/00—Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
- F16H61/12—Detecting malfunction or potential malfunction, e.g. fail safe; Circumventing or fixing failures
- F16H2061/122—Avoiding failures by using redundant parts
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H61/00—Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
- F16H61/12—Detecting malfunction or potential malfunction, e.g. fail safe; Circumventing or fixing failures
- F16H2061/1256—Detecting malfunction or potential malfunction, e.g. fail safe; Circumventing or fixing failures characterised by the parts or units where malfunctioning was assumed or detected
- F16H2061/126—Detecting malfunction or potential malfunction, e.g. fail safe; Circumventing or fixing failures characterised by the parts or units where malfunctioning was assumed or detected the failing part is the controller
- F16H2061/1268—Electric parts of the controller, e.g. a defect solenoid, wiring or microprocessor
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Computer Hardware Design (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
- Debugging And Monitoring (AREA)
- Multi Processors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】車両の各種制御対象を機能的に分担して司る互
いに独立した一対の電子制御ユニット(ECU)を有す
る電子制御装置において、各ECUの異常を適正に検出
し、その異常箇所を具体的に特定すること。 【解決手段】ECU10,11毎にメインCPU21,
26とサブCPU22,27を設ける。両CPU21,
26,22,27は互いに動作状態を監視し合う。メイ
ンCPU21,26は自己のECU10,11が正常な
ときランパル信号を通信線を介して相手側のECU1
1,10に送る。ECU10,11は両CPU21,2
6,22,27が正常なとき、別のランパルス信号を通
信線を介して相手側のECU11,10に送る。ECU
10,11は、相手側のECU11,10から送られる
二つのランパルス信号を監視することにより、相手側の
ECU11,10の異常を検出する。
いに独立した一対の電子制御ユニット(ECU)を有す
る電子制御装置において、各ECUの異常を適正に検出
し、その異常箇所を具体的に特定すること。 【解決手段】ECU10,11毎にメインCPU21,
26とサブCPU22,27を設ける。両CPU21,
26,22,27は互いに動作状態を監視し合う。メイ
ンCPU21,26は自己のECU10,11が正常な
ときランパル信号を通信線を介して相手側のECU1
1,10に送る。ECU10,11は両CPU21,2
6,22,27が正常なとき、別のランパルス信号を通
信線を介して相手側のECU11,10に送る。ECU
10,11は、相手側のECU11,10から送られる
二つのランパルス信号を監視することにより、相手側の
ECU11,10の異常を検出する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は車両の運転に関す
る各種制御に適用される電子制御装置に係る。詳しく
は、車両のエンジン制御を含む各種制御対象を機能的に
分担して司る複数のコンピュータを備えてなる電子制御
装置に関する。
る各種制御に適用される電子制御装置に係る。詳しく
は、車両のエンジン制御を含む各種制御対象を機能的に
分担して司る複数のコンピュータを備えてなる電子制御
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、車両に搭載されるエンジン、
変速機及びサスペンション等の機器を電子的に制御する
ようにした周知の電子制御装置がある。この種の電子制
御装置は入力信号処理回路、演算回路、出力信号処理回
路(駆動回路)及び電源回路等を含む演算制御回路から
なる。ここで、エンジン制御を含む各種制御対象を機能
的に複数のコンピュータに分担して各コンピュータに個
々の制御対象を独立して制御するようにした電子制御装
置がある。複数のコンピュータを有する電子制御装置で
は、各コンピュータの動作状態を互いに監視し合うこと
により、装置全体の動作状態を監視することが可能であ
る。
変速機及びサスペンション等の機器を電子的に制御する
ようにした周知の電子制御装置がある。この種の電子制
御装置は入力信号処理回路、演算回路、出力信号処理回
路(駆動回路)及び電源回路等を含む演算制御回路から
なる。ここで、エンジン制御を含む各種制御対象を機能
的に複数のコンピュータに分担して各コンピュータに個
々の制御対象を独立して制御するようにした電子制御装
置がある。複数のコンピュータを有する電子制御装置で
は、各コンピュータの動作状態を互いに監視し合うこと
により、装置全体の動作状態を監視することが可能であ
る。
【0003】特開昭63−183254号公報は二つの
コンピュータ(プロセッサ)を有するコンピュータシス
テムの監視装置を開示する。図6に示すように、この監
視装置を構成する二つの第1及び第2のプロセッサ6
0,70はそれぞれデータバス、ハンドシェイクバスの
ポート61,71を備え、両ポート61,71がデータ
線及び制御線67を介して互いに接続される。各プロセ
ッサ60,70は互いに相手のプロセッサ70,60へ
動的な監視信号、即ち一定周期毎に反転する矩形波信号
を出力するための専用のウォチ・ドッグ出力端子62,
74をそれぞれ有する。各プロセッサ60,70は互い
に相手側のプロセッサ70,60に静的なリセット信
号、即ちハイレベル又はロウレベルの信号を出力するた
めの専用のソフトウェアリセット出力端子63,75を
それぞれ有する。各プロセッサ60,70は各ウォッチ
ドック出力端子62,74から出力される監視信号を対
応するポンピング回路77,78を介してアンドゲート
79,80へ出力する。同じく、各プロセッサ60,7
0はリセット出力端子63,75からの静的なリセット
信号を対応するアンドゲート79,80へ出力する。各
プロセッサ60,70は各ポンピング回路78,77か
ら出力される監視信号をリード線85,89を介して入
力するウォッチドック検知端子64,72を有する。各
プロセッサ60,70は対応する各アンドゲート80,
79等から出力される信号をオアゲート82,81及び
リード線86,90を介して入力するリセット端子6
5,73をそれぞれ有する。各プロセッサ60,70は
各々の端子64,72,65,73で得られる監視信号
及びリセット信号に基づきお互いの動作状態を監視し合
い、エンジン等で異常が発生した場合にその異常を特定
する。
コンピュータ(プロセッサ)を有するコンピュータシス
テムの監視装置を開示する。図6に示すように、この監
視装置を構成する二つの第1及び第2のプロセッサ6
0,70はそれぞれデータバス、ハンドシェイクバスの
ポート61,71を備え、両ポート61,71がデータ
線及び制御線67を介して互いに接続される。各プロセ
ッサ60,70は互いに相手のプロセッサ70,60へ
動的な監視信号、即ち一定周期毎に反転する矩形波信号
を出力するための専用のウォチ・ドッグ出力端子62,
74をそれぞれ有する。各プロセッサ60,70は互い
に相手側のプロセッサ70,60に静的なリセット信
号、即ちハイレベル又はロウレベルの信号を出力するた
めの専用のソフトウェアリセット出力端子63,75を
それぞれ有する。各プロセッサ60,70は各ウォッチ
ドック出力端子62,74から出力される監視信号を対
応するポンピング回路77,78を介してアンドゲート
79,80へ出力する。同じく、各プロセッサ60,7
0はリセット出力端子63,75からの静的なリセット
信号を対応するアンドゲート79,80へ出力する。各
プロセッサ60,70は各ポンピング回路78,77か
ら出力される監視信号をリード線85,89を介して入
力するウォッチドック検知端子64,72を有する。各
プロセッサ60,70は対応する各アンドゲート80,
79等から出力される信号をオアゲート82,81及び
リード線86,90を介して入力するリセット端子6
5,73をそれぞれ有する。各プロセッサ60,70は
各々の端子64,72,65,73で得られる監視信号
及びリセット信号に基づきお互いの動作状態を監視し合
い、エンジン等で異常が発生した場合にその異常を特定
する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記公報の
監視装置では、各ポンピング回路77,78と各ウォッ
チドック検知端子72,64との間、各アンドゲート7
9,80と各リセット端子73,65との間の各リード
線89,85,90,86がそれぞれハイレベル又はロ
ウレベルの静的な信号を通じさせる。このため、各リー
ド線89,85,90,86が断線或いは短絡した場合
に、各リード線89,85,90,86から各端子7
2,64,73,65に入力されるべき見掛け上の信号
がロウレベル又はハイレベルの状態で固定される。この
ため、各プロセッサ60,70は、各リード線89,8
5,90,86が断線又は短絡しているにも拘らず、そ
の異常を異常として検知することができず、更にはその
異常の種類を特定することができない。
監視装置では、各ポンピング回路77,78と各ウォッ
チドック検知端子72,64との間、各アンドゲート7
9,80と各リセット端子73,65との間の各リード
線89,85,90,86がそれぞれハイレベル又はロ
ウレベルの静的な信号を通じさせる。このため、各リー
ド線89,85,90,86が断線或いは短絡した場合
に、各リード線89,85,90,86から各端子7
2,64,73,65に入力されるべき見掛け上の信号
がロウレベル又はハイレベルの状態で固定される。この
ため、各プロセッサ60,70は、各リード線89,8
5,90,86が断線又は短絡しているにも拘らず、そ
の異常を異常として検知することができず、更にはその
異常の種類を特定することができない。
【0005】例えば、プロセッサ70のリセット端子7
3には、正常時にリード線90を通じてロウレベルの信
号が入力される。このリード線90が短絡した状態で、
且つ第2のプロセッサ70が何らかの原因で正常な動作
をしなくなった場合、第1のプロセッサ60は第2のプ
ロセッサ70の出力端子74からウォッチドック信号が
出力されないことを検知端子64により検知し、そのプ
ロセッサ70の異常を検知する。このとき、第1のプロ
セッサ60は第2のプロセッサ70の動作をリセットす
べくそのリセット出力端子63からリセット信号を出力
する。しかし、リード線90が短絡していることから、
第1のプロセッサ60は相手が異常であることを指示す
るためのハイレベルのリセット信号を第2のプロセッサ
70のリセット端子73に入力させることができない。
この結果、第2のプロセッサ70における異常動作を直
ちに止めることができない。
3には、正常時にリード線90を通じてロウレベルの信
号が入力される。このリード線90が短絡した状態で、
且つ第2のプロセッサ70が何らかの原因で正常な動作
をしなくなった場合、第1のプロセッサ60は第2のプ
ロセッサ70の出力端子74からウォッチドック信号が
出力されないことを検知端子64により検知し、そのプ
ロセッサ70の異常を検知する。このとき、第1のプロ
セッサ60は第2のプロセッサ70の動作をリセットす
べくそのリセット出力端子63からリセット信号を出力
する。しかし、リード線90が短絡していることから、
第1のプロセッサ60は相手が異常であることを指示す
るためのハイレベルのリセット信号を第2のプロセッサ
70のリセット端子73に入力させることができない。
この結果、第2のプロセッサ70における異常動作を直
ちに止めることができない。
【0006】この発明は前述した事情に鑑みてなされた
ものであって、その目的は、車両のエンジン制御を含む
各種制御対象を機能的に分担して司る一対のコンピュー
タを備えてなる電子制御装置において、各コンピュータ
が互いに動作状態を監視し合うことにより、各コンピュ
ータにおける異常の発生を適正に検出すると共に、その
異常箇所を具体的に特定することを可能にした車両用電
子制御装置を提供することにある。
ものであって、その目的は、車両のエンジン制御を含む
各種制御対象を機能的に分担して司る一対のコンピュー
タを備えてなる電子制御装置において、各コンピュータ
が互いに動作状態を監視し合うことにより、各コンピュ
ータにおける異常の発生を適正に検出すると共に、その
異常箇所を具体的に特定することを可能にした車両用電
子制御装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の第1の発明では、図1に示すよ
うに、車両M1の運転に係る各種制御対象を機能的に分
担して司る互いに独立した第1及び第2のコンピュータ
M2,M3を備え、各コンピュータM2,M3が各々の
動作状態を互いに監視し合うようにした車両用電子制御
装置において、各コンピュータM2,M3の間で制御に
必要な所定のデータを遣り取りするための通信線M4
と、各コンピュータM2,M3の間で動作状態の監視に
必要な所定の信号を遣り取りするための監視線M5と、
各コンピュータM2,M3毎に設けられ、所定の制御対
象を機能的に分担して司るためのメインプロセッサM6
と、各コンピュータM2,M3毎に設けられ、同一コン
ピュータM2,M3におけるメインプロセッサM6の動
作状態を監視するためのサブプロセッサM7と、各コン
ピュータM2,M3においてメイン及びサブのプロセッ
サM6,M7のそれぞれに設けられ、互いに監視に必要
な所定の信号を遣り取りすることにより相手側のプロセ
ッサM7,M6の動作状態を監視するための監視手段M
8と、各コンピュータM2,M3毎に設けられ、自己の
コンピュータM2,M3が正常であるときに、一定周期
毎に反転する第1の動的な信号を所定のデータと共に通
信線M4を介して遣り取りするための通信手段M9と、
各コンピュータM2,M3毎に設けられ、メイン及びサ
ブのプロセッサM6,M7における各監視手段M8が相
手側のプロセッサM7,M6の動作状態を正常と示すと
きには、一定周期毎に反転する第2の動的な信号を監視
線M5を介して相手側のコンピュータM3,M2へ出力
し、各監視手段M8が相手側のプロセッサM7,M6の
動作状態を正常と示さないときには、第2の動的な信号
以外の信号を監視線M5を介して相手側のコンピュータ
M3,M2へ出力するための監視結果出力手段M10
と、各コンピュータM2,M3毎に設けられ、通信線M
4及び監視線M5を介して送られる第1及び第2の動的
な信号を監視することにより、相手側のコンピュータM
3,M2の異常を検出するための異常検出手段M11と
を備えたことを趣旨とする。
めに、請求項1に記載の第1の発明では、図1に示すよ
うに、車両M1の運転に係る各種制御対象を機能的に分
担して司る互いに独立した第1及び第2のコンピュータ
M2,M3を備え、各コンピュータM2,M3が各々の
動作状態を互いに監視し合うようにした車両用電子制御
装置において、各コンピュータM2,M3の間で制御に
必要な所定のデータを遣り取りするための通信線M4
と、各コンピュータM2,M3の間で動作状態の監視に
必要な所定の信号を遣り取りするための監視線M5と、
各コンピュータM2,M3毎に設けられ、所定の制御対
象を機能的に分担して司るためのメインプロセッサM6
と、各コンピュータM2,M3毎に設けられ、同一コン
ピュータM2,M3におけるメインプロセッサM6の動
作状態を監視するためのサブプロセッサM7と、各コン
ピュータM2,M3においてメイン及びサブのプロセッ
サM6,M7のそれぞれに設けられ、互いに監視に必要
な所定の信号を遣り取りすることにより相手側のプロセ
ッサM7,M6の動作状態を監視するための監視手段M
8と、各コンピュータM2,M3毎に設けられ、自己の
コンピュータM2,M3が正常であるときに、一定周期
毎に反転する第1の動的な信号を所定のデータと共に通
信線M4を介して遣り取りするための通信手段M9と、
各コンピュータM2,M3毎に設けられ、メイン及びサ
ブのプロセッサM6,M7における各監視手段M8が相
手側のプロセッサM7,M6の動作状態を正常と示すと
きには、一定周期毎に反転する第2の動的な信号を監視
線M5を介して相手側のコンピュータM3,M2へ出力
し、各監視手段M8が相手側のプロセッサM7,M6の
動作状態を正常と示さないときには、第2の動的な信号
以外の信号を監視線M5を介して相手側のコンピュータ
M3,M2へ出力するための監視結果出力手段M10
と、各コンピュータM2,M3毎に設けられ、通信線M
4及び監視線M5を介して送られる第1及び第2の動的
な信号を監視することにより、相手側のコンピュータM
3,M2の異常を検出するための異常検出手段M11と
を備えたことを趣旨とする。
【0008】上記の構成によれば、各コンピュータM
2,M3において、メインプロセッサM6は車両M1の
運転に係る各種制御対象を独立して司り、サブプロセッ
サM7はメインプロセッサM6の動作状態を監視する。
各プロセッサM6,M7に設けられた監視手段M8は相
手側の監視手段M8からの信号に基づき相手側のプロセ
ッサM7,M6の動作状態を監視する。ここで、各監視
手段M8が相手側のプロセッサM7,M6の動作状態を
正常と示すときには、監視結果出力手段M10は第2の
動的な信号、即ち両プロセッサM6,M7が正常である
ことを示す信号を監視線M5を介して相手側のコンピュ
ータM3,M2へ出力する。これに対し、各監視手段M
8が相手側のプロセッサM7,M6の動作状態を正常と
示さないときには、監視結果出力手段M10は第2の動
的な信号以外の信号、即ち両プロセッサM6,M7の少
なくとも一方が異常であることを示す信号を監視線M5
を介して相手側のコンピュータM3,M2へ出力する。
一方、通信手段M9は、自己のコンピュータM2,M3
が正常であるときには、第1の動的な信号を通信線M4
を介して相手側のコンピュータM3,M2へ送る。自己
のコンピュータM2,M3が正常でないときには、第1
の動的な信号が相手側のコンピュータM3,M2へ送ら
れない。異常検出手段M11は、通信線M4及び監視線
M5を介して送られる第1及び第2の動的な信号の有無
を監視することにより、相手側のコンピュータM3,M
2の異常を検出する。
2,M3において、メインプロセッサM6は車両M1の
運転に係る各種制御対象を独立して司り、サブプロセッ
サM7はメインプロセッサM6の動作状態を監視する。
各プロセッサM6,M7に設けられた監視手段M8は相
手側の監視手段M8からの信号に基づき相手側のプロセ
ッサM7,M6の動作状態を監視する。ここで、各監視
手段M8が相手側のプロセッサM7,M6の動作状態を
正常と示すときには、監視結果出力手段M10は第2の
動的な信号、即ち両プロセッサM6,M7が正常である
ことを示す信号を監視線M5を介して相手側のコンピュ
ータM3,M2へ出力する。これに対し、各監視手段M
8が相手側のプロセッサM7,M6の動作状態を正常と
示さないときには、監視結果出力手段M10は第2の動
的な信号以外の信号、即ち両プロセッサM6,M7の少
なくとも一方が異常であることを示す信号を監視線M5
を介して相手側のコンピュータM3,M2へ出力する。
一方、通信手段M9は、自己のコンピュータM2,M3
が正常であるときには、第1の動的な信号を通信線M4
を介して相手側のコンピュータM3,M2へ送る。自己
のコンピュータM2,M3が正常でないときには、第1
の動的な信号が相手側のコンピュータM3,M2へ送ら
れない。異常検出手段M11は、通信線M4及び監視線
M5を介して送られる第1及び第2の動的な信号の有無
を監視することにより、相手側のコンピュータM3,M
2の異常を検出する。
【0009】従って、異常検出手段M11で監視される
第1の動的な信号の有無と、第2の動的な信号の有無を
組み合わせることにより、相手側のコンピュータM3,
M2における異常が検出され、相手側のコンピュータM
3,M2におけるメインプロセッサM6又はサブプロセ
ッサM7に関する異常、通信線M4又は監視線M5に関
する異常がそれぞれ特定される。
第1の動的な信号の有無と、第2の動的な信号の有無を
組み合わせることにより、相手側のコンピュータM3,
M2における異常が検出され、相手側のコンピュータM
3,M2におけるメインプロセッサM6又はサブプロセ
ッサM7に関する異常、通信線M4又は監視線M5に関
する異常がそれぞれ特定される。
【0010】上記の目的を達成するために、請求項2に
記載の第2の発明では、図1に示すように、第1の発明
の構成おいて、各コンピュータM2,M3毎に設けら
れ、監視結果出力手段M10が第2の動的な信号以外の
信号を相手側のコンピュータM3,M2へ出力するとき
に、自己のコンピュータM2,M3が異常であるものと
して自己の制御対象の動作を制限するための制限手段M
12を備えたことを趣旨とする。
記載の第2の発明では、図1に示すように、第1の発明
の構成おいて、各コンピュータM2,M3毎に設けら
れ、監視結果出力手段M10が第2の動的な信号以外の
信号を相手側のコンピュータM3,M2へ出力するとき
に、自己のコンピュータM2,M3が異常であるものと
して自己の制御対象の動作を制限するための制限手段M
12を備えたことを趣旨とする。
【0011】上記の構成によれば、監視結果出力手段M
10が第2の動的な信号以外の信号を出力するとき、制
限手段M12は自己のコンピュータM2,M3が異常で
あるものとして自己の制御対象の動作を制限する。従っ
て、自己のコンピュータM2,M3の異常に起因して制
御対象が誤って動作することが抑えられる。
10が第2の動的な信号以外の信号を出力するとき、制
限手段M12は自己のコンピュータM2,M3が異常で
あるものとして自己の制御対象の動作を制限する。従っ
て、自己のコンピュータM2,M3の異常に起因して制
御対象が誤って動作することが抑えられる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、この発明の車両用電子制御
装置を自動車に具体化した一つの実施の形態を図面を参
照して詳細に説明する。
装置を自動車に具体化した一つの実施の形態を図面を参
照して詳細に説明する。
【0013】図5はこの実施形態における自動車1を示
す概略図である。この自動車1は操舵輪2及び駆動輪3
を備え、その前部にはV型で12気筒を有するエンジン
4が搭載される。エンジン4の出力軸(図示しない)に
連結された電子制御式自動変速機5はプロペラシャフト
6、ディファレンシャルギア7及びドライブシャフト8
を介して駆動輪3に連結される。自動車1に搭載された
電子制御装置9は第1及び第2のコンピュータとしての
第1及び第2の電子制御ユニット(ECU)10,11
を備える。各ECU10,11は自動車1の運転に係る
各種制御対象、即ちエンジン4の制御及び自動変速機5
の制御等を機能的に分担して互いに独立して司る。併せ
て、各ECU10,11は各々の動作が正常な状態であ
るか否かを互いに監視し合う。
す概略図である。この自動車1は操舵輪2及び駆動輪3
を備え、その前部にはV型で12気筒を有するエンジン
4が搭載される。エンジン4の出力軸(図示しない)に
連結された電子制御式自動変速機5はプロペラシャフト
6、ディファレンシャルギア7及びドライブシャフト8
を介して駆動輪3に連結される。自動車1に搭載された
電子制御装置9は第1及び第2のコンピュータとしての
第1及び第2の電子制御ユニット(ECU)10,11
を備える。各ECU10,11は自動車1の運転に係る
各種制御対象、即ちエンジン4の制御及び自動変速機5
の制御等を機能的に分担して互いに独立して司る。併せ
て、各ECU10,11は各々の動作が正常な状態であ
るか否かを互いに監視し合う。
【0014】図4は電子制御装置9の構成と、その装置
9の制御対象であるエンジン4及び自動変速機5等のシ
ステムを概略的に示す。エンジン4の左右各バンク4
a,4bはそれぞれ6つの気筒を有する。各バンク4
a,4bに対応して設けられた二つの吸気通路12a,
12bは、各バンク4a,4bの各気筒へ外気を導入す
る。各吸気通路12a,12bに設けられたリンクレス
型のスロットルバルブ13a,13bはモータ14a,
14bによりそれぞれ駆動される。各バルブ13a,1
3bは各バンク4a,4bの各気筒に導かれる外気をそ
れぞれ調節する。各バンク4a,4b毎に設けられた燃
料供給装置(図示しない)は、各バンク4a,4bの各
気筒に供給される燃料量をそれぞれ調整する。各バンク
4a,4b毎に設けられた点火装置(図示しない)は、
各バンク4a,4bの各気筒における空気と燃料との混
合気の点火時期をそれぞれ調整する。自動変速機5は4
段に変速可能な構成を有する。
9の制御対象であるエンジン4及び自動変速機5等のシ
ステムを概略的に示す。エンジン4の左右各バンク4
a,4bはそれぞれ6つの気筒を有する。各バンク4
a,4bに対応して設けられた二つの吸気通路12a,
12bは、各バンク4a,4bの各気筒へ外気を導入す
る。各吸気通路12a,12bに設けられたリンクレス
型のスロットルバルブ13a,13bはモータ14a,
14bによりそれぞれ駆動される。各バルブ13a,1
3bは各バンク4a,4bの各気筒に導かれる外気をそ
れぞれ調節する。各バンク4a,4b毎に設けられた燃
料供給装置(図示しない)は、各バンク4a,4bの各
気筒に供給される燃料量をそれぞれ調整する。各バンク
4a,4b毎に設けられた点火装置(図示しない)は、
各バンク4a,4bの各気筒における空気と燃料との混
合気の点火時期をそれぞれ調整する。自動変速機5は4
段に変速可能な構成を有する。
【0015】第1のECU10はメインプロセッサとし
ての第1の中央処理装置(CPU)21、サブプロセッ
サとしての第1のサブCPU22、第1の電源集積回路
(IC)23及び二つの通信IC24,25を備える。
メインCPU21はエンジン4の左バンク4aに関する
制御と、自動変速機5の制御とを独立して司る。サブC
PU22はメインCPU21の動作状態を監視する。電
源IC23は各CPU21,22に電力を供給すると共
に、メインCPU21の動作状態を監視する。各通信I
C24,25は第1のECU10に含まれない他の回路
とメインCPU21との間で制御に必要な所定のデータ
及びその他の信号の遣り取りを独自に行う。
ての第1の中央処理装置(CPU)21、サブプロセッ
サとしての第1のサブCPU22、第1の電源集積回路
(IC)23及び二つの通信IC24,25を備える。
メインCPU21はエンジン4の左バンク4aに関する
制御と、自動変速機5の制御とを独立して司る。サブC
PU22はメインCPU21の動作状態を監視する。電
源IC23は各CPU21,22に電力を供給すると共
に、メインCPU21の動作状態を監視する。各通信I
C24,25は第1のECU10に含まれない他の回路
とメインCPU21との間で制御に必要な所定のデータ
及びその他の信号の遣り取りを独自に行う。
【0016】第2のECU11はメインプロセッサとし
ての第2のメインCPU26、サブプロセッサとしての
第2のサブCPU27、第2の電源IC28及び一つの
通信IC29を備える。メインCPU26はエンジン4
の右バンク4bに関する制御を独立して司る。サブCP
U27はメインCPU26の動作状態を監視する。ここ
で、第1及び第2のサブCPU22,27は、扱い得る
最大情報量を1ビットとする簡易な構成を有する。電源
IC28は各CPU26,27に電力を供給すると共
に、メインCPU26の動作状態を監視する。通信IC
29は第1のECU10における通信IC24との間で
制御に必要な所定のデータ及びその他の信号の遣り取り
を独自に行う。
ての第2のメインCPU26、サブプロセッサとしての
第2のサブCPU27、第2の電源IC28及び一つの
通信IC29を備える。メインCPU26はエンジン4
の右バンク4bに関する制御を独立して司る。サブCP
U27はメインCPU26の動作状態を監視する。ここ
で、第1及び第2のサブCPU22,27は、扱い得る
最大情報量を1ビットとする簡易な構成を有する。電源
IC28は各CPU26,27に電力を供給すると共
に、メインCPU26の動作状態を監視する。通信IC
29は第1のECU10における通信IC24との間で
制御に必要な所定のデータ及びその他の信号の遣り取り
を独自に行う。
【0017】第1のECU10における第1のメインC
PU21は、通信IC25を介して自動車1のインパネ
(図示しない)に設けられたメータ31の表示と、自動
車1に搭載されたエアコン32と、ボデーECU33と
の間で互いの制御に必要な情報等を遣り取りする。メー
タ31は警告ランプ34の制御を司る。電子制御装置9
に異常が発生した場合、第1又は第2のECU10,1
1はそのことを検出し、その検出結果をメータ31へ出
力する。メータ31はその検出結果を受けて警告ランプ
34を駆動する。
PU21は、通信IC25を介して自動車1のインパネ
(図示しない)に設けられたメータ31の表示と、自動
車1に搭載されたエアコン32と、ボデーECU33と
の間で互いの制御に必要な情報等を遣り取りする。メー
タ31は警告ランプ34の制御を司る。電子制御装置9
に異常が発生した場合、第1又は第2のECU10,1
1はそのことを検出し、その検出結果をメータ31へ出
力する。メータ31はその検出結果を受けて警告ランプ
34を駆動する。
【0018】図2,3は第1及び第2のECU10,1
1の詳しい構成を示す。但し、両図においては、図4に
示される各通信IC24,25,29が省略される。各
ECU10,11は第1及び第2の外部出力端子41
a,41b,42a,42b、並びに第1及び第2の外
部入力端子43a,43b,44a,44bをそれぞれ
備える。
1の詳しい構成を示す。但し、両図においては、図4に
示される各通信IC24,25,29が省略される。各
ECU10,11は第1及び第2の外部出力端子41
a,41b,42a,42b、並びに第1及び第2の外
部入力端子43a,43b,44a,44bをそれぞれ
備える。
【0019】第1のECU10の第1の外部出力端子4
1aと第2のECU11の第1の外部入力端子44aと
の間には、第1の通信線45が接続され、同じく第1の
ECU10の第1の外部入力端子43aと第2のECU
11の第1の外部出力端子42aとの間には、第2の通
信線46が接続される。これら二つの通信線45,46
は、各ECU10,11の間で制御に必要な所定のデー
タを遣り取りするための本発明の通信線に相当する。こ
れら通信線45,46には、両ECU10,11の間で
制御に必要な通信データが流れるが、各メインCPU2
1,26が故障した場合には、データ内容が不定となる
か、若しくはデータが出力されない。
1aと第2のECU11の第1の外部入力端子44aと
の間には、第1の通信線45が接続され、同じく第1の
ECU10の第1の外部入力端子43aと第2のECU
11の第1の外部出力端子42aとの間には、第2の通
信線46が接続される。これら二つの通信線45,46
は、各ECU10,11の間で制御に必要な所定のデー
タを遣り取りするための本発明の通信線に相当する。こ
れら通信線45,46には、両ECU10,11の間で
制御に必要な通信データが流れるが、各メインCPU2
1,26が故障した場合には、データ内容が不定となる
か、若しくはデータが出力されない。
【0020】第1のECU10の第2の外部入力端子4
3bと第2のECU11の第2の外部出力端子42bと
の間には、第1の監視線47が接続される。同じく第1
のECU10の第2の外部出力端子41bと第2のEC
U11の第2の外部入力端子44bとの間には、第2の
監視線48が接続される。これら二つの監視線47,4
8は、各ECU10,11の間で動作状態の監視に必要
な所定の信号を遣り取りするための本発明の監視線に相
当する。
3bと第2のECU11の第2の外部出力端子42bと
の間には、第1の監視線47が接続される。同じく第1
のECU10の第2の外部出力端子41bと第2のEC
U11の第2の外部入力端子44bとの間には、第2の
監視線48が接続される。これら二つの監視線47,4
8は、各ECU10,11の間で動作状態の監視に必要
な所定の信号を遣り取りするための本発明の監視線に相
当する。
【0021】図2に示すように、第1のECU10はメ
インCPU21、サブCPU22及び電源IC23の他
に、オアゲート35及び異常判定回路36を備える。こ
の異常判定回路36は、左バンク4aの燃料供給装置の
ための駆動回路及びスロットルバルブ13aのモータ1
4aのための駆動回路(図示しない)にそれぞれ接続さ
れる。
インCPU21、サブCPU22及び電源IC23の他
に、オアゲート35及び異常判定回路36を備える。こ
の異常判定回路36は、左バンク4aの燃料供給装置の
ための駆動回路及びスロットルバルブ13aのモータ1
4aのための駆動回路(図示しない)にそれぞれ接続さ
れる。
【0022】第1のメインCPU21は通信データ出力
端子51、通信データ入力端子52、ECU異常判定入
力端子53、サブCPU判定出力端子54、リセット入
力端子55、ウォッチドッグ出力端子56、ウォッチド
ッグ検出端子57及び警告ランプ出力端子58を備え
る。
端子51、通信データ入力端子52、ECU異常判定入
力端子53、サブCPU判定出力端子54、リセット入
力端子55、ウォッチドッグ出力端子56、ウォッチド
ッグ検出端子57及び警告ランプ出力端子58を備え
る。
【0023】第1のサブCPU22はメインCPU判定
出力端子61、ウォッチドッグ出力端子62及びウォッ
チドッグ検出端子63を備える。第1の電源IC23は
リセット出力端子71及びウォッチドッグ検出端子72
を備える。
出力端子61、ウォッチドッグ出力端子62及びウォッ
チドッグ検出端子63を備える。第1の電源IC23は
リセット出力端子71及びウォッチドッグ検出端子72
を備える。
【0024】図3に示すように、第2のECU11はメ
インCPU26、サブCPU27及び電源IC28の他
に、オアゲート37及び異常判定回路38を備える。こ
の異常判定回路38は、右バンク4bに対応する燃料供
給装置のための駆動回路及びスロットルバルブ13bの
モータ14bのための駆動回路(図示しない)にそれぞ
れ接続される。
インCPU26、サブCPU27及び電源IC28の他
に、オアゲート37及び異常判定回路38を備える。こ
の異常判定回路38は、右バンク4bに対応する燃料供
給装置のための駆動回路及びスロットルバルブ13bの
モータ14bのための駆動回路(図示しない)にそれぞ
れ接続される。
【0025】このECU11において、第2のメインC
PU26は通信データ出力端子81、通信データ入力端
子82、ECU異常判定入力端子83、サブCPU判定
出力端子84、リセット入力端子85、ウォッチドッグ
出力端子86、ウォッチドッグ検出端子87及び警告ラ
ンプ出力端子88を備える。
PU26は通信データ出力端子81、通信データ入力端
子82、ECU異常判定入力端子83、サブCPU判定
出力端子84、リセット入力端子85、ウォッチドッグ
出力端子86、ウォッチドッグ検出端子87及び警告ラ
ンプ出力端子88を備える。
【0026】第2のサブCPU27はメインCPU判定
出力端子91、ウォッチドッグ出力端子92及びウォッ
チドッグ検出端子93を備える。第2の電源IC28は
リセット出力端子101及びウォッチドッグ検出端子1
02を備える。
出力端子91、ウォッチドッグ出力端子92及びウォッ
チドッグ検出端子93を備える。第2の電源IC28は
リセット出力端子101及びウォッチドッグ検出端子1
02を備える。
【0027】上記のように両ECU10,11は互いに
同じ基本構成を有する。従って、以下の説明では、第1
のECU10の構成だけを説明し、第2のECU11の
構成については、第1のECU10の説明に準ずるもの
として、その説明を省略する。第2のECU11の構成
については、第1のECU10の説明を第2のECU1
1の構成に置き換えることにより容易に理解することが
できる。
同じ基本構成を有する。従って、以下の説明では、第1
のECU10の構成だけを説明し、第2のECU11の
構成については、第1のECU10の説明に準ずるもの
として、その説明を省略する。第2のECU11の構成
については、第1のECU10の説明を第2のECU1
1の構成に置き換えることにより容易に理解することが
できる。
【0028】第1のECU10において、メインCPU
21の出力端子56はサブCPU22及び電源IC23
の検出端子63,72にそれぞれ接続される。メインC
PU21は一定周期毎に反転するウォッチドッグパルス
信号をその出力端子56からサブCPU22及び電源I
C23の検出端子63,72へそれぞれ出力する。メイ
ンCPU21の動作が正常である場合、出力端子56か
ら出力されるパルス信号は正常であり、その動作が異常
である場合には、そのパルス信号が異常となる。サブC
PU22は検出端子63により検出されるパルス信号を
監視し、そのパルス信号に基づいてメインCPU21が
正常であるか否かを判定する。
21の出力端子56はサブCPU22及び電源IC23
の検出端子63,72にそれぞれ接続される。メインC
PU21は一定周期毎に反転するウォッチドッグパルス
信号をその出力端子56からサブCPU22及び電源I
C23の検出端子63,72へそれぞれ出力する。メイ
ンCPU21の動作が正常である場合、出力端子56か
ら出力されるパルス信号は正常であり、その動作が異常
である場合には、そのパルス信号が異常となる。サブC
PU22は検出端子63により検出されるパルス信号を
監視し、そのパルス信号に基づいてメインCPU21が
正常であるか否かを判定する。
【0029】サブCPU22の出力端子62はメインC
PU21の検出端子57に接続される。サブCPU22
は一定周期毎に反転するウォッチドッグパルス信号を出
力端子62からメインCPU21の検出端子57へ出力
する。サブCPU22の動作が正常である場合、出力端
子62から出力されるパルス信号は正常であり、その動
作が異常である場合には、そのパルス信号が異常とな
る。メインCPU21は検出端子57により検出される
パルス信号を監視し、そのパルス信号に基づいてサブC
PU22が正常であるか否かを判定する。
PU21の検出端子57に接続される。サブCPU22
は一定周期毎に反転するウォッチドッグパルス信号を出
力端子62からメインCPU21の検出端子57へ出力
する。サブCPU22の動作が正常である場合、出力端
子62から出力されるパルス信号は正常であり、その動
作が異常である場合には、そのパルス信号が異常とな
る。メインCPU21は検出端子57により検出される
パルス信号を監視し、そのパルス信号に基づいてサブC
PU22が正常であるか否かを判定する。
【0030】この実施形態で、ウォッチドッグ出力端子
56及びウォッチドッグ検出端子57を含むメインCP
U21、並びにウォッチドッグ出力端子62及びウォッ
チドッグ検出端子63を含むサブCPU22は、本発明
の監視手段を構成する。即ち、両CPU21,22は互
いに監視に必要なウォッチドッグパルス信号を出力端子
56,62及び検出端子57,63を介して遣り取りす
ることにより、相手側のCPU22,21の動作状態を
監視し合う。
56及びウォッチドッグ検出端子57を含むメインCP
U21、並びにウォッチドッグ出力端子62及びウォッ
チドッグ検出端子63を含むサブCPU22は、本発明
の監視手段を構成する。即ち、両CPU21,22は互
いに監視に必要なウォッチドッグパルス信号を出力端子
56,62及び検出端子57,63を介して遣り取りす
ることにより、相手側のCPU22,21の動作状態を
監視し合う。
【0031】電源IC23の出力端子71はメインCP
U21の入力端子55に接続される。電源IC23はそ
の検出端子72により検出されるパルス信号を監視し、
そのパルス信号に基づいてメインCPU21が正常であ
るか否かを判定する。電源IC23はメインCPU21
が異常であると判定した場合、その出力端子71からメ
インCPU21の入力端子55へメインCPU21の動
作を強制的に停止させるためのリセット信号を出力す
る。この場合、メインCPU21に対する給電を強制的
に停止させることになる。
U21の入力端子55に接続される。電源IC23はそ
の検出端子72により検出されるパルス信号を監視し、
そのパルス信号に基づいてメインCPU21が正常であ
るか否かを判定する。電源IC23はメインCPU21
が異常であると判定した場合、その出力端子71からメ
インCPU21の入力端子55へメインCPU21の動
作を強制的に停止させるためのリセット信号を出力す
る。この場合、メインCPU21に対する給電を強制的
に停止させることになる。
【0032】メインCPU21の出力端子51は外部出
力端子41aに接続される。メインCPU21は、第2
のECU11において各種制御の実行に必要な所定の通
信データを出力端子51から出力する。この通信データ
はメインCPU21が正常である場合にそのことを示す
本発明における第1の動的な信号としてのランパルス信
号を含む。このランパルス信号は一定周期毎に反転する
動的な信号よりなる。この通信データは外部出力端子4
1aから通信線45を介して第2のECU11の外部入
力端子44aへ送られ、第2のメインCPU26の通信
データ入力端子82に入力される。
力端子41aに接続される。メインCPU21は、第2
のECU11において各種制御の実行に必要な所定の通
信データを出力端子51から出力する。この通信データ
はメインCPU21が正常である場合にそのことを示す
本発明における第1の動的な信号としてのランパルス信
号を含む。このランパルス信号は一定周期毎に反転する
動的な信号よりなる。この通信データは外部出力端子4
1aから通信線45を介して第2のECU11の外部入
力端子44aへ送られ、第2のメインCPU26の通信
データ入力端子82に入力される。
【0033】同じくメインCPU21の入力端子52は
外部入力端子43aに接続される。メインCPU21
は、上記に準じて第2のECU11の出力端子81から
出力され、外部出力端子42a、通信線46及び外部入
力端子43aを介して送られる所定の通信データを入力
端子52に入力する。入力された通信データは、第2の
ECU11の第2のメインCPU26が正常である場合
にそのことを示すランパルス信号を含む。つまり、この
入力端子52には、両ECU10,11がお互いに制御
の整合を図るために遣り取りされるべき相手側の制御に
関する所定のデータが入力される。これと同時に、入力
端子52には、相手側のECU11のメインCPU26
の動作状態に関する監視結果を示すランパルス信号が入
力される。この実施形態で、出力端子51及び入力端子
52を含むメインCPU21は、本発明の通信手段に相
当する。
外部入力端子43aに接続される。メインCPU21
は、上記に準じて第2のECU11の出力端子81から
出力され、外部出力端子42a、通信線46及び外部入
力端子43aを介して送られる所定の通信データを入力
端子52に入力する。入力された通信データは、第2の
ECU11の第2のメインCPU26が正常である場合
にそのことを示すランパルス信号を含む。つまり、この
入力端子52には、両ECU10,11がお互いに制御
の整合を図るために遣り取りされるべき相手側の制御に
関する所定のデータが入力される。これと同時に、入力
端子52には、相手側のECU11のメインCPU26
の動作状態に関する監視結果を示すランパルス信号が入
力される。この実施形態で、出力端子51及び入力端子
52を含むメインCPU21は、本発明の通信手段に相
当する。
【0034】ここで、第1及び第2のECU10,11
におけるメインCPU21,25の出力端子51,82
からそれぞれ出力される通信データの一覧を以下の表1
及び表2に示す。
におけるメインCPU21,25の出力端子51,82
からそれぞれ出力される通信データの一覧を以下の表1
及び表2に示す。
【0035】
【表1】
【0036】
【表2】 表1,2から分かるように、メインCPU判定信号は各
メインCPU21,26が正常である場合、一定周期毎
に反転を繰り返すランパルス信号となり、各メインCP
U21,26が異常である場合、ハイ又はロウのレベル
で不定の信号となる。
メインCPU21,26が正常である場合、一定周期毎
に反転を繰り返すランパルス信号となり、各メインCP
U21,26が異常である場合、ハイ又はロウのレベル
で不定の信号となる。
【0037】サブCPU判定信号は各ウォッチドッグ検
出端子57,87の入力内容に基づき判定される各サブ
CPU22,27に関する判定結果を示す。各サブCP
U22,27が正常である場合、その判定信号はロウレ
ベルとなり、各サブCPU22,27が異常である場
合、その判定信号はハイレベルとなる。
出端子57,87の入力内容に基づき判定される各サブ
CPU22,27に関する判定結果を示す。各サブCP
U22,27が正常である場合、その判定信号はロウレ
ベルとなり、各サブCPU22,27が異常である場
合、その判定信号はハイレベルとなる。
【0038】監視線及び周辺回路判定信号は各異常判定
入力端子53,83の入力内容に基づき判定される各監
視線47,48等に関する判定結果を示す。各監視線4
7,48等が正常である場合、その判定信号はロウレベ
ルとなり、各監視線47,48等が異常である場合、そ
の判定信号はハイレベルとなる。
入力端子53,83の入力内容に基づき判定される各監
視線47,48等に関する判定結果を示す。各監視線4
7,48等が正常である場合、その判定信号はロウレベ
ルとなり、各監視線47,48等が異常である場合、そ
の判定信号はハイレベルとなる。
【0039】第1のECU10において、メインCPU
21の判定出力端子54はオアゲート35の第1の入力
端子に接続される。メインCPU21はサブCPU22
が正常であると判定した場合に一定周期毎に反転するラ
ンパルス信号を、サブCPU22が異常であると判定し
た場合にハイレベルの信号をそれぞれ判定出力端子54
からオアゲート35へ出力する。
21の判定出力端子54はオアゲート35の第1の入力
端子に接続される。メインCPU21はサブCPU22
が正常であると判定した場合に一定周期毎に反転するラ
ンパルス信号を、サブCPU22が異常であると判定し
た場合にハイレベルの信号をそれぞれ判定出力端子54
からオアゲート35へ出力する。
【0040】サブCPU22の判定出力端子61はオア
ゲート35の第2の入力端子に接続される。サブCPU
22はメインCPU21が正常であると判定した場合に
ロウレベルの信号を、メインCPU21が異常であると
判定した場合にハイレベルの信号をそれぞれ判定出力端
子61からオアゲート35へ出力する。
ゲート35の第2の入力端子に接続される。サブCPU
22はメインCPU21が正常であると判定した場合に
ロウレベルの信号を、メインCPU21が異常であると
判定した場合にハイレベルの信号をそれぞれ判定出力端
子61からオアゲート35へ出力する。
【0041】オアゲート35の出力端子は外部出力端子
41b及び異常判定回路36にそれぞれ接続される。サ
ブCPU22が正常であることを示すランパルス信号
と、メインCPU21が正常であることを示すロウレベ
ルの信号がそれぞれオアゲート35に入力された場合、
オアゲート35は第1のECU10が正常であることを
示す正規のランパルス信号を監視信号として出力する。
このランパルス信号は本発明の第2の動的な信号に相当
する。一方、サブCPU22が異常であることを示すハ
イレベルの信号、或いはメインCPU21が異常である
ことを示すハイレベルの信号が入力された場合、オアゲ
ート35は第1のECU10が異常であることを示すハ
イレベルの信号を監視信号として出力する。これら監視
信号は外部出力端子41bから監視線48を介して第2
のECU11の外部入力端子44bへ送られ、更にメイ
ンCPU27の異常判定入力端子83に入力される。
41b及び異常判定回路36にそれぞれ接続される。サ
ブCPU22が正常であることを示すランパルス信号
と、メインCPU21が正常であることを示すロウレベ
ルの信号がそれぞれオアゲート35に入力された場合、
オアゲート35は第1のECU10が正常であることを
示す正規のランパルス信号を監視信号として出力する。
このランパルス信号は本発明の第2の動的な信号に相当
する。一方、サブCPU22が異常であることを示すハ
イレベルの信号、或いはメインCPU21が異常である
ことを示すハイレベルの信号が入力された場合、オアゲ
ート35は第1のECU10が異常であることを示すハ
イレベルの信号を監視信号として出力する。これら監視
信号は外部出力端子41bから監視線48を介して第2
のECU11の外部入力端子44bへ送られ、更にメイ
ンCPU27の異常判定入力端子83に入力される。
【0042】この実施形態で、判定出力端子54を含む
メインCPU21、判定出力端子61を含むサブCPU
22及びオアゲート回路35は、本発明の監視結果出力
手段に相当する。即ち、各CPU21,22の判定出力
端子54,61から出力される信号が相手側の各CPU
21,22の動作状態を正常と示すときには、オアゲー
ト35は一定周期毎に反転する正規のランパルス信号を
監視信号として監視線48を介して相手側の第2のEC
U11へ出力する。各CPU21,22の判定出力端子
54,61から出力される信号が相手側の各CPU2
1,22の動作状態を正常と示さないときには、オアゲ
ート35はランパルス信号以外のハイレベルの信号を監
視信号として監視線48を介して相手側の第2のECU
11へ出力する。
メインCPU21、判定出力端子61を含むサブCPU
22及びオアゲート回路35は、本発明の監視結果出力
手段に相当する。即ち、各CPU21,22の判定出力
端子54,61から出力される信号が相手側の各CPU
21,22の動作状態を正常と示すときには、オアゲー
ト35は一定周期毎に反転する正規のランパルス信号を
監視信号として監視線48を介して相手側の第2のEC
U11へ出力する。各CPU21,22の判定出力端子
54,61から出力される信号が相手側の各CPU2
1,22の動作状態を正常と示さないときには、オアゲ
ート35はランパルス信号以外のハイレベルの信号を監
視信号として監視線48を介して相手側の第2のECU
11へ出力する。
【0043】メインCPU21の異常判定入力端子53
は外部入力端子43bに接続される。メインCPU21
は、上記に準じて第2のECU11のオアゲート37か
ら出力され、出力端子42b、第1の監視線47及び外
部入力端子43bを介して送られる監視信号を異常判定
入力端子53に入力する。メインCPU21はこの監視
信号と、通信データ入力端子52に入力される通信デー
タを監視することにより、相手側のECU11に関する
異常を判定する。ここで、監視信号の内容と通信データ
の内容とを組み合わせることにより、異常箇所の特定を
図ることができる。
は外部入力端子43bに接続される。メインCPU21
は、上記に準じて第2のECU11のオアゲート37か
ら出力され、出力端子42b、第1の監視線47及び外
部入力端子43bを介して送られる監視信号を異常判定
入力端子53に入力する。メインCPU21はこの監視
信号と、通信データ入力端子52に入力される通信デー
タを監視することにより、相手側のECU11に関する
異常を判定する。ここで、監視信号の内容と通信データ
の内容とを組み合わせることにより、異常箇所の特定を
図ることができる。
【0044】以下の表3は、第1及び第2のECU1
0,11において各メインCPU21,25に入力され
る通信データ及び監視信号の内容等と、判定される異常
箇所との関係を示す。
0,11において各メインCPU21,25に入力され
る通信データ及び監視信号の内容等と、判定される異常
箇所との関係を示す。
【0045】
【表3】 表3から分かるように、通信データに含まれるメインC
PU判定信号、サブCPU判定信号及び監視線及び周辺
回路判定信号の内容と、監視信号の内容とを組み合わせ
る。この組み合わせにより、異常箇所がメインCPU2
1,26であるか、サブCPU22,27であるか、通
信線45,46であるか、或いは監視線47,48及び
周辺回路であるかを各々特定することができる。
PU判定信号、サブCPU判定信号及び監視線及び周辺
回路判定信号の内容と、監視信号の内容とを組み合わせ
る。この組み合わせにより、異常箇所がメインCPU2
1,26であるか、サブCPU22,27であるか、通
信線45,46であるか、或いは監視線47,48及び
周辺回路であるかを各々特定することができる。
【0046】第1のECU10において、メインCPU
21は相手側のECU11に異常を検出した場合、警告
ランプ34を駆動させるために、警告ランプ出力端子5
8から所定の制御信号を出力する。メータ31はこの制
御信号を受けて警告ランプ34を点灯させる。
21は相手側のECU11に異常を検出した場合、警告
ランプ34を駆動させるために、警告ランプ出力端子5
8から所定の制御信号を出力する。メータ31はこの制
御信号を受けて警告ランプ34を点灯させる。
【0047】この実施形態で、上記の警告ランプ出力端
子58を含むメインCPU21は、本発明の異常検出手
段に相当する。即ち、メインCPU21は通信線46及
び監視線47を介して送られるランパル信号を監視する
ことにより、相手側のECU11の異常を検出するので
ある。
子58を含むメインCPU21は、本発明の異常検出手
段に相当する。即ち、メインCPU21は通信線46及
び監視線47を介して送られるランパル信号を監視する
ことにより、相手側のECU11の異常を検出するので
ある。
【0048】一方、オアゲート35から出力される監視
信号は異常判定回路36に入力される。異常判定回路3
6は、その監視信号に基づき、自己のECU10が正常
であるか否かを判定する。そして、自己のECU10が
異常であると判定した場合、異常判定回路36は左バン
ク4aで燃料カットを行うために、所定の制御信号を燃
料供給装置の駆動回路へ出力する。同時に、異常判定回
路36は、自己のECU10が異常であると判定した場
合、左バンク4aでスロットルバルブ13aを全閉にす
るために、所定の制御信号をモータ14aの駆動回路へ
出力する。
信号は異常判定回路36に入力される。異常判定回路3
6は、その監視信号に基づき、自己のECU10が正常
であるか否かを判定する。そして、自己のECU10が
異常であると判定した場合、異常判定回路36は左バン
ク4aで燃料カットを行うために、所定の制御信号を燃
料供給装置の駆動回路へ出力する。同時に、異常判定回
路36は、自己のECU10が異常であると判定した場
合、左バンク4aでスロットルバルブ13aを全閉にす
るために、所定の制御信号をモータ14aの駆動回路へ
出力する。
【0049】この実施形態で、異常判定回路36は、オ
アゲート35がハイレベルの信号を出力するときに、自
己のECU10が異常であるものと判定し、自己の制御
対象である左バンク4aの燃料供給装置及びスロットル
バルブ13aの動作を制限するための本発明の制限手段
に相当する。
アゲート35がハイレベルの信号を出力するときに、自
己のECU10が異常であるものと判定し、自己の制御
対象である左バンク4aの燃料供給装置及びスロットル
バルブ13aの動作を制限するための本発明の制限手段
に相当する。
【0050】以上説明したように、この実施形態の構成
によれば、各ECU10,11において、各メインCP
U21,26は自動車1の運転に係る各種制御対象を機
能的に分担して司る。即ち、各メインCPU21,26
はエンジン4の各バンク4a,4bに係る制御、自動変
速機5に係る制御等を機能的に分担して独立して司る。
各サブCPU22,27は各メインCPU22,27の
動作状態を監視する。メインCPU21,26とサブC
PU22,27は互いに相手側から出力されるウォッチ
ドッグパルス信号に基づき相手側の動作状態を監視す
る。
によれば、各ECU10,11において、各メインCP
U21,26は自動車1の運転に係る各種制御対象を機
能的に分担して司る。即ち、各メインCPU21,26
はエンジン4の各バンク4a,4bに係る制御、自動変
速機5に係る制御等を機能的に分担して独立して司る。
各サブCPU22,27は各メインCPU22,27の
動作状態を監視する。メインCPU21,26とサブC
PU22,27は互いに相手側から出力されるウォッチ
ドッグパルス信号に基づき相手側の動作状態を監視す
る。
【0051】ここで、メインCPU21,26及びサブ
CPU22,27が、互いに相手側の動作状態を正常と
示すときには、オアゲート35,37はメインCPU2
1,26及びサブCPU22,27が共に正常であるこ
とを示す正規のランパルス信号を監視信号として監視線
47,48を介して自己のECU10,11から相手側
のECU11,10へ出力する。
CPU22,27が、互いに相手側の動作状態を正常と
示すときには、オアゲート35,37はメインCPU2
1,26及びサブCPU22,27が共に正常であるこ
とを示す正規のランパルス信号を監視信号として監視線
47,48を介して自己のECU10,11から相手側
のECU11,10へ出力する。
【0052】これに対し、メインCPU21,26又は
サブCPU22,27が相手側の動作状態を正常と示さ
ないときには、オアゲート35,37はメインCPU2
1,26及びサブCPU22,27の少なくとも一方が
異常であることを示すハイレベルの信号を監視信号とし
て監視線47,48を介して自己のECU10,11か
ら相手側のECU11,10へ出力する。
サブCPU22,27が相手側の動作状態を正常と示さ
ないときには、オアゲート35,37はメインCPU2
1,26及びサブCPU22,27の少なくとも一方が
異常であることを示すハイレベルの信号を監視信号とし
て監視線47,48を介して自己のECU10,11か
ら相手側のECU11,10へ出力する。
【0053】一方、メインCPU21,26は自己EC
U10,11が正常であるときには、ランパル信号を含
む通信データを通信線45,46を介して相手側のEC
U11,10へ送る。メインCPU21,26は自己の
ECU10,11が正常でないときには、ハイレベル又
はロウレベルで一定の信号を含む通信データを相手側の
ECU11,10へ送る。
U10,11が正常であるときには、ランパル信号を含
む通信データを通信線45,46を介して相手側のEC
U11,10へ送る。メインCPU21,26は自己の
ECU10,11が正常でないときには、ハイレベル又
はロウレベルで一定の信号を含む通信データを相手側の
ECU11,10へ送る。
【0054】そして、メインCPU21,26は、通信
線45,46及び監視線47,48を介して送られる通
信データ及び監視信号を監視し、それら信号の内容によ
り相手側のECU11,10等の異常を検出し、その異
常箇所を判定する。この実施形態では、メインCPU2
1,26において監視される通信データ中のランパルス
信号の有無と、監視信号におけるランパルス信号の有無
とを組み合わせることにより、相手側のECU11,1
0におけるメインCPU21,26又はサブCPU2
2,27に関する異常及び正常、並びに通信線45,4
6又は監視線47,48に関する異常及び正常がそれぞ
れ特定される。この結果、各ECU10,11における
異常を適正に検出することができ、その異常箇所をメイ
ンCPU21,26、サブCPU22,27、通信線4
5,46及び監視線47,48等に分けて具体的に特定
することができる。この場合、各ECU10,11にお
いて、サブCPU22,27が異常を起こしている場
合、自己のECU10,11におけるメインCPU2
1,26がその異常を判定することになる。これに対
し、各ECU10,11において、メインCPU21,
26が異常を起こしている場合には、相手側のECU1
1,10におけるメインCPU26,21がその異常を
判定することになる。
線45,46及び監視線47,48を介して送られる通
信データ及び監視信号を監視し、それら信号の内容によ
り相手側のECU11,10等の異常を検出し、その異
常箇所を判定する。この実施形態では、メインCPU2
1,26において監視される通信データ中のランパルス
信号の有無と、監視信号におけるランパルス信号の有無
とを組み合わせることにより、相手側のECU11,1
0におけるメインCPU21,26又はサブCPU2
2,27に関する異常及び正常、並びに通信線45,4
6又は監視線47,48に関する異常及び正常がそれぞ
れ特定される。この結果、各ECU10,11における
異常を適正に検出することができ、その異常箇所をメイ
ンCPU21,26、サブCPU22,27、通信線4
5,46及び監視線47,48等に分けて具体的に特定
することができる。この場合、各ECU10,11にお
いて、サブCPU22,27が異常を起こしている場
合、自己のECU10,11におけるメインCPU2
1,26がその異常を判定することになる。これに対
し、各ECU10,11において、メインCPU21,
26が異常を起こしている場合には、相手側のECU1
1,10におけるメインCPU26,21がその異常を
判定することになる。
【0055】この実施形態の構成によれば、各ECU1
0,11においてオアゲート35,37がハイレベルの
監視信号を出力するときに、異常判定回路36,38が
自己のECU10,11が異常であるものと判定し、自
己のECU10,11が担当する制御対象の動作を制限
する。具体的には、エンジン4の各バンク4a,4bの
気筒に対し、燃料カットにより燃料の供給を停止させ、
スロットルバルブ13a,13bを全閉にすることによ
り外気の導入を停止させる。
0,11においてオアゲート35,37がハイレベルの
監視信号を出力するときに、異常判定回路36,38が
自己のECU10,11が異常であるものと判定し、自
己のECU10,11が担当する制御対象の動作を制限
する。具体的には、エンジン4の各バンク4a,4bの
気筒に対し、燃料カットにより燃料の供給を停止させ、
スロットルバルブ13a,13bを全閉にすることによ
り外気の導入を停止させる。
【0056】従って、自己のECU10,11の異常に
起因して制御対象が誤って動作することが抑えられる。
例えば、第1のECU10においてのみ異常が発生した
場合、同ECU10は異常判定回路36によりそのこと
を判定し、左バンク4aの気筒に対する燃料の供給と外
気の導入を中止させ、左バンク4aの各気筒における混
合気の燃焼を休止させる。このため、左バンク4aの各
気筒が、異常を起こしたECU10によって誤って制御
されて運転されることがない。この場合、右バンク4b
の各気筒は正常な第2のECU11により制御されて運
転されることから、エンジン4が停止することはない。
従って、自動車1の走行中に上記異常が発生した場合、
エンジン4について左バンク4aの運転が休止されるだ
けで、右バンク4bの運転のみが続けられる。このた
め、エンジン4が運転者の意思に沿わず必要以上の出力
をもって運転されることがなく、その一方で運転者は必
要に応じて自動車1の走行を続けさせることができる。
つまり、異常を伴うECU10の制御対象に係る機能を
無効化することができ、その一方で正常な残りのECU
11の制御対象に係る機能を有効化することができるの
である。
起因して制御対象が誤って動作することが抑えられる。
例えば、第1のECU10においてのみ異常が発生した
場合、同ECU10は異常判定回路36によりそのこと
を判定し、左バンク4aの気筒に対する燃料の供給と外
気の導入を中止させ、左バンク4aの各気筒における混
合気の燃焼を休止させる。このため、左バンク4aの各
気筒が、異常を起こしたECU10によって誤って制御
されて運転されることがない。この場合、右バンク4b
の各気筒は正常な第2のECU11により制御されて運
転されることから、エンジン4が停止することはない。
従って、自動車1の走行中に上記異常が発生した場合、
エンジン4について左バンク4aの運転が休止されるだ
けで、右バンク4bの運転のみが続けられる。このた
め、エンジン4が運転者の意思に沿わず必要以上の出力
をもって運転されることがなく、その一方で運転者は必
要に応じて自動車1の走行を続けさせることができる。
つまり、異常を伴うECU10の制御対象に係る機能を
無効化することができ、その一方で正常な残りのECU
11の制御対象に係る機能を有効化することができるの
である。
【0057】この実施形態の構成によれば、各ECU1
0,11が相手側のECU11,10の異常を検出した
ときに、警告ランプ34が点灯される。このため、自動
車1の運転者に対してECU10,11の異常を直ちに
知らせることができる。この結果、各ECU10,11
に係る異常に早期に対処することができる。
0,11が相手側のECU11,10の異常を検出した
ときに、警告ランプ34が点灯される。このため、自動
車1の運転者に対してECU10,11の異常を直ちに
知らせることができる。この結果、各ECU10,11
に係る異常に早期に対処することができる。
【0058】この実施形態の構成によれば、各ECU1
0,11において、各メインCPU21,26に異常が
発生した場合、各電源IC23,28によりメインCP
U21,26への給電が停止される。従って、異常を起
こしたメインCPU21,26が担当する制御対象につ
き、その運転が直ちに休止され、その運転が誤って制御
されることを未然に防止することができる。
0,11において、各メインCPU21,26に異常が
発生した場合、各電源IC23,28によりメインCP
U21,26への給電が停止される。従って、異常を起
こしたメインCPU21,26が担当する制御対象につ
き、その運転が直ちに休止され、その運転が誤って制御
されることを未然に防止することができる。
【0059】つまり、この実施形態の構成によれば、各
ECU10,11で異常が発生した場合、相手側のEC
U11,10がその異常を検出し、警告ランプ34を点
灯させて運転者にその異常の発生を知らせる。しかし、
各ECU10,11は相手側のECU11,10の制御
対象につき、その制御を停止させるような指令を出すこ
とはない。各ECU10,11は自己の異常については
自己の異常判定回路36,38によりその異常を判定
し、自己の制御対象のみについて制御を停止させる。こ
のため、自己のECU10,11に異常が発生している
場合に、相手側のECU11,10の制御を誤って停止
させることがない。
ECU10,11で異常が発生した場合、相手側のEC
U11,10がその異常を検出し、警告ランプ34を点
灯させて運転者にその異常の発生を知らせる。しかし、
各ECU10,11は相手側のECU11,10の制御
対象につき、その制御を停止させるような指令を出すこ
とはない。各ECU10,11は自己の異常については
自己の異常判定回路36,38によりその異常を判定
し、自己の制御対象のみについて制御を停止させる。こ
のため、自己のECU10,11に異常が発生している
場合に、相手側のECU11,10の制御を誤って停止
させることがない。
【0060】この実施形態の構成によれば、各ECU1
0,11がエンジン4の左右各バンク4a,4bに係る
制御対象を各々独立して制御すると共に、通信線45,
46に係る断線等の異常を判定することができる。従っ
て、通信線45,46に異常が発生した場合、相手側の
ECU11,10がそれを確実に判定して警告ランプ3
4を点灯させることができ、各ECU10,11が自己
の制御対象を確実に制御することができる。このため、
通信線45,46に異常が発生した場合、その異常が警
告ランプ34の点灯により運転者に報知されるよりも前
に、各ECU10,11に不具合が発生することはな
い。
0,11がエンジン4の左右各バンク4a,4bに係る
制御対象を各々独立して制御すると共に、通信線45,
46に係る断線等の異常を判定することができる。従っ
て、通信線45,46に異常が発生した場合、相手側の
ECU11,10がそれを確実に判定して警告ランプ3
4を点灯させることができ、各ECU10,11が自己
の制御対象を確実に制御することができる。このため、
通信線45,46に異常が発生した場合、その異常が警
告ランプ34の点灯により運転者に報知されるよりも前
に、各ECU10,11に不具合が発生することはな
い。
【0061】この実施形態の構成では、各ECU10,
11毎に各メインCPU21,26に加えてそれらを監
視するサブCPU22,27が設けられる。ここで、サ
ブCPU22,27に要求される能力は高くなく、単に
1ビットの情報容量を備えたもので充分である。従っ
て、サブCPU22,27が加わることによって、各E
CU10,11の構成が複雑になったり、高価になった
りすることはない。
11毎に各メインCPU21,26に加えてそれらを監
視するサブCPU22,27が設けられる。ここで、サ
ブCPU22,27に要求される能力は高くなく、単に
1ビットの情報容量を備えたもので充分である。従っ
て、サブCPU22,27が加わることによって、各E
CU10,11の構成が複雑になったり、高価になった
りすることはない。
【0062】尚、この発明は次のような別の実施の形態
に具体化することもできる。以下の別の実施形態でも、
前記実施形態と同等の作用及び効果を得ることができ
る。 (1)前記実施形態では、両ECU10,11の間に一
対の通信線45,46を設けて通信データを遣り取りす
るようにした。これに対し、これらの通信線45,46
の機能を一本のバスラインに負担させてシリアル通信を
もって行うようにしてもよい。
に具体化することもできる。以下の別の実施形態でも、
前記実施形態と同等の作用及び効果を得ることができ
る。 (1)前記実施形態では、両ECU10,11の間に一
対の通信線45,46を設けて通信データを遣り取りす
るようにした。これに対し、これらの通信線45,46
の機能を一本のバスラインに負担させてシリアル通信を
もって行うようにしてもよい。
【0063】(2)前記実施形態では、各ECU10,
11において異常判定回路36,38が制御を停止させ
る対象を燃料供給装置及びリンクレス型のスロットルバ
ルブ14a,14bとした。これに対し、各異常判定回
路36,38が制御を停止させる対象を上記二つの制御
対象中の何れか一方としてもよい。
11において異常判定回路36,38が制御を停止させ
る対象を燃料供給装置及びリンクレス型のスロットルバ
ルブ14a,14bとした。これに対し、各異常判定回
路36,38が制御を停止させる対象を上記二つの制御
対象中の何れか一方としてもよい。
【0064】(3)前記実施形態では、各ECU10,
11において異常判定回路36,38が制御を停止させ
る対象を燃料供給装置及びリンクレス型のスロットルバ
ルブ14a,14bとした。これに対し、リンクレス型
のスロットルバルブ14a,14bに係るモータ13
a,13bの電源のみを燃料供給装置とは別系統とし、
各メインCPU21,26に異常が発生した場合に、各
モータ13a,13bに対する給電を停止させるように
してもよい。 (4)前記実施形態では、各ECU10,11において
各メインCPU21,26及び各サブCPU22,27
の監視結果を受けた各オアゲート35,37の判定出力
に基づき各異常判定回路36,38が自己のECU1
0,11の異常を判定するようにした。これに対し、各
ECU10,11において各サブCPU22,27の監
視結果を直接受けて各異常判定回路36,38が自己の
ECU10,11の異常を判定するようにしてもよい。
何故なら、各サブCPU22,27は、各メインCPU
21,26の動作に異常が発生した場合に、それに応じ
た信号を出力するからであり、メインCPU21,26
に異常を来しているときにその制御対象の制御を制限す
ればよいからである。
11において異常判定回路36,38が制御を停止させ
る対象を燃料供給装置及びリンクレス型のスロットルバ
ルブ14a,14bとした。これに対し、リンクレス型
のスロットルバルブ14a,14bに係るモータ13
a,13bの電源のみを燃料供給装置とは別系統とし、
各メインCPU21,26に異常が発生した場合に、各
モータ13a,13bに対する給電を停止させるように
してもよい。 (4)前記実施形態では、各ECU10,11において
各メインCPU21,26及び各サブCPU22,27
の監視結果を受けた各オアゲート35,37の判定出力
に基づき各異常判定回路36,38が自己のECU1
0,11の異常を判定するようにした。これに対し、各
ECU10,11において各サブCPU22,27の監
視結果を直接受けて各異常判定回路36,38が自己の
ECU10,11の異常を判定するようにしてもよい。
何故なら、各サブCPU22,27は、各メインCPU
21,26の動作に異常が発生した場合に、それに応じ
た信号を出力するからであり、メインCPU21,26
に異常を来しているときにその制御対象の制御を制限す
ればよいからである。
【0065】(5)前記実施形態では、各ECU10,
11において各メインCPU21,26の動作状態を各
電源IC23,28により監視させ、必要に応じて各電
源IC23,28にり各メインCPU21,26に対す
る給電を停止させるようにしたが、これら電源IC2
3,28を省略することもできる。
11において各メインCPU21,26の動作状態を各
電源IC23,28により監視させ、必要に応じて各電
源IC23,28にり各メインCPU21,26に対す
る給電を停止させるようにしたが、これら電源IC2
3,28を省略することもできる。
【0066】更に、上記各実施の形態には、特許請求の
範囲に記載した技術的思想に係る次のような各種の実施
態様が含まれることを、以下にその効果と共に記載す
る。 (イ)請求項1又は2に記載の発明において、前記各コ
ンピュータ毎に、前記メインプロセッサに給電すると共
に前記各メインプロセッサの動作状態を監視する電源I
Cをそれぞれ設け、前記各電源ICが前記各メインプロ
セッサの異常を判定したとき、前記各メインプロセッサ
に対する給電を停止するように構成した車両用電子制御
装置。
範囲に記載した技術的思想に係る次のような各種の実施
態様が含まれることを、以下にその効果と共に記載す
る。 (イ)請求項1又は2に記載の発明において、前記各コ
ンピュータ毎に、前記メインプロセッサに給電すると共
に前記各メインプロセッサの動作状態を監視する電源I
Cをそれぞれ設け、前記各電源ICが前記各メインプロ
セッサの異常を判定したとき、前記各メインプロセッサ
に対する給電を停止するように構成した車両用電子制御
装置。
【0067】この構成によれば、前記各コンピュータに
おいて、自己のメインプロセッサに異常が発生した場合
には、メインプロセッサへの給電を停止することによ
り、そのプロセッサが司る制御を直ちに停止させること
ができる。
おいて、自己のメインプロセッサに異常が発生した場合
には、メインプロセッサへの給電を停止することによ
り、そのプロセッサが司る制御を直ちに停止させること
ができる。
【0068】(ロ)請求項2に記載の第2の発明におい
て、前記各種制御対象をV型エンジンの左右各バンクに
係る制御部材の運転とし、前記各コンピュータがそれら
各バンク毎の制御部材を独立して制御するように構成し
た車両用電子制御装置。
て、前記各種制御対象をV型エンジンの左右各バンクに
係る制御部材の運転とし、前記各コンピュータがそれら
各バンク毎の制御部材を独立して制御するように構成し
た車両用電子制御装置。
【0069】この構成によれば、一方のコンピュータに
異常が発生した場合、その異常を正常なコンピュータで
検出することができ、異常なコンピュータが司る片バン
クの運転を停止させ、正常なコンピュータによって残り
の片バンクの運転を継続させ、車両の運転を継続させる
ことができる。
異常が発生した場合、その異常を正常なコンピュータで
検出することができ、異常なコンピュータが司る片バン
クの運転を停止させ、正常なコンピュータによって残り
の片バンクの運転を継続させ、車両の運転を継続させる
ことができる。
【0070】(ハ)請求項1又は2に記載の発明におい
て、前記異常検出手段が相手側のコンピュータの異常を
検出したときにその異常を報知するための報知手段を設
けた車両用電子制御装置。
て、前記異常検出手段が相手側のコンピュータの異常を
検出したときにその異常を報知するための報知手段を設
けた車両用電子制御装置。
【0071】この構成によれば、コンピュータの異常を
車両の運転者等に直ちに知らせることができる。尚、こ
の明細書において、発明に係る手段等を以下のように定
義する。
車両の運転者等に直ちに知らせることができる。尚、こ
の明細書において、発明に係る手段等を以下のように定
義する。
【0072】(a)コンピュータとは、情報、命令等の
記憶を行うための記憶装置と、四則、論理演算等を実行
するための演算装置と、命令を解読し他の装置を制御す
るための制御装置と、外部からの情報を入出力するため
の入出力装置とを少なくとも含むハードウェアを意味
し、前記実施形態では各ECUがこれに相当する。
記憶を行うための記憶装置と、四則、論理演算等を実行
するための演算装置と、命令を解読し他の装置を制御す
るための制御装置と、外部からの情報を入出力するため
の入出力装置とを少なくとも含むハードウェアを意味
し、前記実施形態では各ECUがこれに相当する。
【0073】(b)プロセッサとは、上記(a)に記載
された4つの装置の中で演算装置、制御装置を意味し、
前記実施形態ではメインCPU、サブCPUがこれに相
当する。
された4つの装置の中で演算装置、制御装置を意味し、
前記実施形態ではメインCPU、サブCPUがこれに相
当する。
【0074】
【発明の効果】請求項1に記載の第1の発明によれば、
互いに独立した二つのコンピュータ毎に、メインプロセ
ッサとその動作を監視するサブプロセッサとを設け、両
プロセッサには、お互いの動作状態を監視し合う監視手
段をそれぞれ設ける。各コンピュータ毎に、自己のコン
ピュータが正常なときに第1の動的な信号を通信線を介
して相手側のコンピュータと遣り取りする通信手段を設
ける。各コンピュータ毎に、各プロセッサの監視手段が
相手側のプロセッサの動作を正常とするとき、第2の動
的な信号を監視線を介して相手側のコンピュータへ出力
し、各監視手段が相手側のプロセッサの動作を正常とし
ないときに、第2の動的な信号以外の信号を監視線を介
して相手側のコンピュータへ出力する監視結果出力手段
を設ける。更に、各コンピュータ毎に、通信線及び監視
線を介して送られる二つの動的な信号を監視することに
より、相手側のコンピュータの異常を検出する異常検出
手段を設けている。
互いに独立した二つのコンピュータ毎に、メインプロセ
ッサとその動作を監視するサブプロセッサとを設け、両
プロセッサには、お互いの動作状態を監視し合う監視手
段をそれぞれ設ける。各コンピュータ毎に、自己のコン
ピュータが正常なときに第1の動的な信号を通信線を介
して相手側のコンピュータと遣り取りする通信手段を設
ける。各コンピュータ毎に、各プロセッサの監視手段が
相手側のプロセッサの動作を正常とするとき、第2の動
的な信号を監視線を介して相手側のコンピュータへ出力
し、各監視手段が相手側のプロセッサの動作を正常とし
ないときに、第2の動的な信号以外の信号を監視線を介
して相手側のコンピュータへ出力する監視結果出力手段
を設ける。更に、各コンピュータ毎に、通信線及び監視
線を介して送られる二つの動的な信号を監視することに
より、相手側のコンピュータの異常を検出する異常検出
手段を設けている。
【0075】従って、異常検出手段で監視される二つの
動的な信号の有無を組み合わせることにより、相手側の
コンピュータにおけるメインプロセッサ及びサブプロセ
ッサに関する異常、通信線又は監視線に関する異常がそ
れぞれ特定される。このため、各コンピュータにおける
異常を適正に検出することができ、その異常箇所を具体
的に特定することができるという効果を発揮する。
動的な信号の有無を組み合わせることにより、相手側の
コンピュータにおけるメインプロセッサ及びサブプロセ
ッサに関する異常、通信線又は監視線に関する異常がそ
れぞれ特定される。このため、各コンピュータにおける
異常を適正に検出することができ、その異常箇所を具体
的に特定することができるという効果を発揮する。
【0076】請求項2に記載の第2の発明によれば、第
1の発明の構成に加え、監視結果出力手段が第2の動的
な信号以外の信号を出力するときに、制限手段が自己の
コンピュータが異常であるものとして自己の制御対象の
動作を制限するようにしている。
1の発明の構成に加え、監視結果出力手段が第2の動的
な信号以外の信号を出力するときに、制限手段が自己の
コンピュータが異常であるものとして自己の制御対象の
動作を制限するようにしている。
【0077】従って、第1の発明の作用に加え、自己の
コンピュータの異常に起因して制御対象が誤って動作す
ることが抑えられる。このため、第1の発明の効果に加
え、異常を伴うコンピュータの制御対象に係る機能を無
効化することができ、その一方で正常な残りのコンピュ
ータの制御対象に係る機能を有効化することができると
いう効果を発揮する。
コンピュータの異常に起因して制御対象が誤って動作す
ることが抑えられる。このため、第1の発明の効果に加
え、異常を伴うコンピュータの制御対象に係る機能を無
効化することができ、その一方で正常な残りのコンピュ
ータの制御対象に係る機能を有効化することができると
いう効果を発揮する。
【図1】 第1及び第2の発明の構成を概念的に示す概
念構成図。
念構成図。
【図2】 一実施形態に係る第1のECUの構成を示す
ブロック図。
ブロック図。
【図3】 同じく第2のECUの構成を示すブロック
図。
図。
【図4】 同じく電子制御装置とその装置の制御対象を
示す概略構成図。
示す概略構成図。
【図5】 同じく自動車を示す概略図。
【図6】 従来のコンピュータシステムの監視装置を示
すブロック図。
すブロック図。
1…車両としての自動車、4…V型12気筒を有するエ
ンジン、4a…左バンク、4b…右バンク、5…電子制
御式自動変速機、10…第1のコンピュータとしての第
1のECU、11…第2のコンピュータとしての第2の
ECU、21…メインプロセッサとしての第1のCP
U、22…サブプロセッサとしての第1のサブCPU、
26…メインプロセッサとしての第2のメインCPU、
27…サブプロセッサとしての第2のサブCPU、34
…警告ランプ、35,37…オアゲート、36,38…
異常判定回路、45…第1の通信線、46…第2の通信
線、47…第1の監視線、48…第2の監視線、51,
81…通信データ出力端子、52,82…通信データ入
力端子、54,84…サブCPU判定出力端子、57,
87…ウォッチドッグ検出端子、58,88…警告ラン
プ出力端子、61,91…メインCPU判定出力端子。
ンジン、4a…左バンク、4b…右バンク、5…電子制
御式自動変速機、10…第1のコンピュータとしての第
1のECU、11…第2のコンピュータとしての第2の
ECU、21…メインプロセッサとしての第1のCP
U、22…サブプロセッサとしての第1のサブCPU、
26…メインプロセッサとしての第2のメインCPU、
27…サブプロセッサとしての第2のサブCPU、34
…警告ランプ、35,37…オアゲート、36,38…
異常判定回路、45…第1の通信線、46…第2の通信
線、47…第1の監視線、48…第2の監視線、51,
81…通信データ出力端子、52,82…通信データ入
力端子、54,84…サブCPU判定出力端子、57,
87…ウォッチドッグ検出端子、58,88…警告ラン
プ出力端子、61,91…メインCPU判定出力端子。
Claims (2)
- 【請求項1】 車両の運転に係る各種制御対象を機能的
に分担して司る互いに独立した第1及び第2のコンピュ
ータを備え、前記各コンピュータが各々の動作状態を互
いに監視し合うようにした車両用電子制御装置におい
て、 前記各コンピュータの間で制御に必要な所定のデータを
遣り取りするための通信線と、 前記各コンピュータの間で前記動作状態の監視に必要な
所定の信号を遣り取りするための監視線と、 前記各コンピュータ毎に設けられ、所定の制御対象を機
能的に分担して司るためのメインプロセッサと、 前記各コンピュータ毎に設けられ、同一コンピュータに
おける前記メインプロセッサの動作状態を監視するため
のサブプロセッサと、 前記各コンピュータにおいて前記メイン及びサブのプロ
セッサのそれぞれに設けられ、互いに監視に必要な所定
の信号を遣り取りすることにより相手側のプロセッサの
動作状態を監視するための監視手段と、 前記各コンピュータ毎に設けられ、自己のコンピュータ
が正常であるときに、一定周期毎に反転する第1の動的
な信号を前記所定のデータと共に前記通信線を介して遣
り取りするための通信手段と、 前記各コンピュータ毎に設けられ、前記メイン及びサブ
のプロセッサにおける前記各監視手段が相手側のプロセ
ッサの動作状態を正常と示すときには、一定周期毎に反
転する第2の動的な信号を前記監視線を介して相手側の
コンピュータへ出力し、前記各監視手段が相手側のプロ
セッサの動作状態を正常と示さないときには、前記第2
の動的な信号以外の信号を前記監視線を介して相手側の
コンピュータへ出力するための監視結果出力手段と、 前記各コンピュータ毎に設けられ、前記通信線及び前記
監視線を介して送られる第1及び第2の動的な信号を監
視することにより、相手側のコンピュータの異常を検出
するための異常検出手段とを備えたことを特徴とする車
両用電子制御装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載の車両用電子制御装置に
おいて、 前記各コンピュータ毎に設けられ、前記監視結果出力手
段が前記第2の動的な信号以外の信号を相手側のコンピ
ュータへ出力するときに、自己のコンピュータが異常で
あるものとして自己の制御対象の動作を制限するための
制限手段を備えたことを特徴とする車両用電子制御装
置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31537695A JP3358412B2 (ja) | 1995-12-04 | 1995-12-04 | 車両用電子制御装置 |
US08/754,752 US5987365A (en) | 1995-12-04 | 1996-11-20 | Electronic control apparatus for vehicle |
DE19650104A DE19650104B4 (de) | 1995-12-04 | 1996-12-03 | Elektronische Steuervorrichtung für ein Kraftfahrzeug |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31537695A JP3358412B2 (ja) | 1995-12-04 | 1995-12-04 | 車両用電子制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09151780A true JPH09151780A (ja) | 1997-06-10 |
JP3358412B2 JP3358412B2 (ja) | 2002-12-16 |
Family
ID=18064669
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31537695A Expired - Fee Related JP3358412B2 (ja) | 1995-12-04 | 1995-12-04 | 車両用電子制御装置 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5987365A (ja) |
JP (1) | JP3358412B2 (ja) |
DE (1) | DE19650104B4 (ja) |
Cited By (16)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001056701A (ja) * | 1999-07-15 | 2001-02-27 | Robert Bosch Gmbh | 制御ユニットの相互監視のための方法並びに装置 |
US6674362B2 (en) | 2000-08-04 | 2004-01-06 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Emergency informing terminal and emergency informing system including the terminal |
JP2005199951A (ja) * | 2004-01-19 | 2005-07-28 | Toyota Motor Corp | 車両の制御システムの異常検知装置 |
JP2007531129A (ja) * | 2004-03-31 | 2007-11-01 | ローベルト ボッシュ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | 相互作用機器の機能のシーケンス制御 |
DE102004026594B4 (de) * | 2003-06-02 | 2008-01-17 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha, Toyota | Kraftfahrzeug mit redundantem Steuergerät |
JP2008117390A (ja) * | 2006-10-25 | 2008-05-22 | Rockwell Automation Technologies Inc | デュアルcpuの安全システムにおける安全タイマクロスチェック診断 |
JP2009184423A (ja) * | 2008-02-04 | 2009-08-20 | Denso Corp | 車両用電子制御装置 |
JP2010014125A (ja) * | 1999-10-19 | 2010-01-21 | Yamaha Motor Co Ltd | 船外機の制御装置 |
WO2010119731A1 (ja) * | 2009-04-14 | 2010-10-21 | ヤンマー株式会社 | 電子制御式エンジン |
JP2010257121A (ja) * | 2009-04-23 | 2010-11-11 | Toshiba Mach Co Ltd | ステータス表示切替 |
JP2012107522A (ja) * | 2010-11-15 | 2012-06-07 | Shindengen Electric Mfg Co Ltd | 電子制御装置、および、電子制御装置の制御方法 |
JP2014201237A (ja) * | 2013-04-05 | 2014-10-27 | 本田技研工業株式会社 | 車両の制御システム |
JP2015063158A (ja) * | 2013-09-24 | 2015-04-09 | 株式会社デンソー | ハイブリッド車制御装置 |
JP2016199239A (ja) * | 2015-04-14 | 2016-12-01 | 株式会社デンソー | 車両の制御装置 |
JP2017061166A (ja) * | 2015-09-22 | 2017-03-30 | 株式会社デンソー | 電子制御装置 |
JP2017094908A (ja) * | 2015-11-24 | 2017-06-01 | 株式会社デンソー | 電子制御装置 |
Families Citing this family (57)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE19743463A1 (de) * | 1997-10-01 | 1999-04-08 | Itt Mfg Enterprises Inc | Verfahren zur Fehlerkennung von Mikroprozessoren in Steuergeräten eines Kfz. |
DE19749068B4 (de) * | 1997-11-06 | 2005-03-10 | Bosch Gmbh Robert | Verfahren und Vorrichtung zur Überwachung eines Rechnersystems bestehend aus wenigstens zwei Prozessoren |
US6076160A (en) * | 1997-11-20 | 2000-06-13 | Advanced Micro Devices, Inc. | Hardware-based system for enabling data transfers between a CPU and chip set logic of a computer system on both edges of bus clock signal |
DE19753907A1 (de) * | 1997-12-05 | 1999-06-10 | Itt Mfg Enterprises Inc | Verbundsystem zur Regelung des Fahrverhaltens eines Kraftfahrzeugs |
JP4061694B2 (ja) * | 1998-02-19 | 2008-03-19 | 株式会社デンソー | 電子制御装置及び制御システム |
DE19811235A1 (de) * | 1998-03-14 | 1999-09-16 | Valeo Electronics Gmbh & Co Kg | Computer-System für Kraftfahrzeuge |
DE19851438A1 (de) * | 1998-11-09 | 2000-05-11 | Volkswagen Ag | Rechnersystem für ein Kraftfahrzeug |
US7184866B2 (en) | 1999-07-30 | 2007-02-27 | Oshkosh Truck Corporation | Equipment service vehicle with remote monitoring |
US6882917B2 (en) * | 1999-07-30 | 2005-04-19 | Oshkosh Truck Corporation | Steering control system and method |
US6421593B1 (en) * | 1999-07-30 | 2002-07-16 | Pierce Manufacturing Inc. | Military vehicle having cooperative control network with distributed I/O interfacing |
US6553290B1 (en) * | 2000-02-09 | 2003-04-22 | Oshkosh Truck Corporation | Equipment service vehicle having on-board diagnostic system |
US6993421B2 (en) | 1999-07-30 | 2006-01-31 | Oshkosh Truck Corporation | Equipment service vehicle with network-assisted vehicle service and repair |
US7107129B2 (en) | 2002-02-28 | 2006-09-12 | Oshkosh Truck Corporation | Turret positioning system and method for a fire fighting vehicle |
US7127331B2 (en) | 1999-07-30 | 2006-10-24 | Oshkosh Truck Corporation | Turret operator interface system and method for a fire fighting vehicle |
US6922615B2 (en) | 1999-07-30 | 2005-07-26 | Oshkosh Truck Corporation | Turret envelope control system and method for a fire fighting vehicle |
US7024296B2 (en) * | 1999-07-30 | 2006-04-04 | Oshkosh Truck Corporation | Control system and method for an equipment service vehicle |
US7006902B2 (en) | 1999-07-30 | 2006-02-28 | Oshkosh Truck Corporation | Control system and method for an equipment service vehicle |
US7162332B2 (en) | 1999-07-30 | 2007-01-09 | Oshkosh Truck Corporation | Turret deployment system and method for a fire fighting vehicle |
US7729831B2 (en) | 1999-07-30 | 2010-06-01 | Oshkosh Corporation | Concrete placement vehicle control system and method |
US7072745B2 (en) | 1999-07-30 | 2006-07-04 | Oshkosh Truck Corporation | Refuse vehicle control system and method |
US7184862B2 (en) | 1999-07-30 | 2007-02-27 | Oshkosh Truck Corporation | Turret targeting system and method for a fire fighting vehicle |
US6909944B2 (en) * | 1999-07-30 | 2005-06-21 | Oshkosh Truck Corporation | Vehicle control system and method |
DE19944939C1 (de) * | 1999-09-20 | 2001-08-30 | Mannesmann Vdo Ag | Steuergerät für ein Kraftfahrzeug |
DE10030085A1 (de) * | 2000-06-19 | 2002-03-07 | Siemens Ag | Elektronische Getriebesteuerung |
JP2002108835A (ja) * | 2000-09-29 | 2002-04-12 | Mitsubishi Electric Corp | 車載電子制御装置 |
US20050131613A1 (en) * | 2000-10-24 | 2005-06-16 | Jurgen Bohm | Method and device for controlling or regulating the brake system of a motor vehicle according to the "brake by wire" principle |
US20050173980A1 (en) * | 2000-10-24 | 2005-08-11 | Continental Teves Ag & Co. Ohg | Method and device for controlling or regulating the brake system of a motor vehicle according to the "brake by wire" principle |
JP2002158668A (ja) * | 2000-11-17 | 2002-05-31 | Denso Corp | 車両用ネットワークシステムの異常検出装置 |
US7277782B2 (en) | 2001-01-31 | 2007-10-02 | Oshkosh Truck Corporation | Control system and method for electric vehicle |
US7379797B2 (en) | 2001-01-31 | 2008-05-27 | Oshkosh Truck Corporation | System and method for braking in an electric vehicle |
JP3939961B2 (ja) * | 2001-10-31 | 2007-07-04 | 株式会社デンソー | 車両用電子制御装置 |
US7302320B2 (en) | 2001-12-21 | 2007-11-27 | Oshkosh Truck Corporation | Failure mode operation for an electric vehicle |
US7792618B2 (en) | 2001-12-21 | 2010-09-07 | Oshkosh Corporation | Control system and method for a concrete vehicle |
JP2003333675A (ja) * | 2002-05-14 | 2003-11-21 | Hitachi Ltd | 通信系制御装置およびそれの異常監視方法 |
JP2004017676A (ja) * | 2002-06-12 | 2004-01-22 | Denso Corp | 車両用通信システム、初期化装置及び車両用制御装置 |
US7412307B2 (en) | 2002-08-02 | 2008-08-12 | Oshkosh Truck Corporation | Refuse vehicle control system and method |
DE10303383A1 (de) * | 2003-01-29 | 2004-08-05 | Zf Lenksysteme Gmbh | Verfahren und Vorrichtung zur Überwachung des sicheren Betriebs einer Funktionseinheit in einem Kraftfahrzeug |
DE10343305A1 (de) * | 2003-09-19 | 2005-04-21 | Volkswagen Ag | Steuerungssystem für eine Antriebs- oder Bremseinrichtung eines Kraftfahrzeugs |
US7472337B2 (en) | 2005-03-22 | 2008-12-30 | Cummins, Inc. | Method and system for detecting faults in an electronic engine control module |
JP2007172359A (ja) * | 2005-12-22 | 2007-07-05 | Hitachi Ltd | コンピュータシステム |
US8947531B2 (en) | 2006-06-19 | 2015-02-03 | Oshkosh Corporation | Vehicle diagnostics based on information communicated between vehicles |
US8139109B2 (en) | 2006-06-19 | 2012-03-20 | Oshkosh Corporation | Vision system for an autonomous vehicle |
DE102006057743B4 (de) * | 2006-12-07 | 2015-07-30 | Continental Automotive Gmbh | Verfahren zur Überwachung der Funktionssoftware von Steuergeräten in einem Steuergeräteverbund |
DE102007010264B4 (de) * | 2007-03-02 | 2014-07-03 | Continental Automotive Gmbh | Verfahren zum Betreiben eines ersten und eines zweiten Steuergeräts und Geräteanordnung mit dem ersten und dem zweiten Steuergerät |
CN102089596A (zh) * | 2008-05-09 | 2011-06-08 | 基德-芬沃尔公司 | 具有防护功能的点火控制装置 |
US20100075264A1 (en) * | 2008-09-22 | 2010-03-25 | Robertshaw Controls Company | Redundant Ignition Control Circuit and Method |
US9058036B1 (en) * | 2010-09-24 | 2015-06-16 | The Boeing Company | Vehicle capability monitoring and adaptation system and method therefor |
DE102011088764A1 (de) * | 2011-12-15 | 2013-06-20 | Robert Bosch Gmbh | Verfahren zum Betreiben eines Steuergeräts |
KR101394815B1 (ko) * | 2012-12-24 | 2014-05-13 | 주식회사 유라코퍼레이션 | 통합형 제어기의 전원 보상용 회로 장치 |
DE102013201702C5 (de) * | 2013-02-01 | 2017-03-23 | Mtu Friedrichshafen Gmbh | Verfahren und Anordnung zur Steuerung einer Brennkraftmaschine |
US9845191B2 (en) | 2013-08-02 | 2017-12-19 | Oshkosh Corporation | Ejector track for refuse vehicle |
CN104296999B (zh) * | 2014-10-28 | 2017-09-22 | 上海自仪泰雷兹交通自动化系统有限公司 | 一种二乘二取二车载二线维护及测试平台 |
CN109562764B (zh) * | 2016-08-10 | 2021-10-22 | 日立安斯泰莫株式会社 | 车辆控制装置 |
JP6838395B2 (ja) | 2016-12-27 | 2021-03-03 | 株式会社ジェイテクト | 操舵制御装置 |
JP6812788B2 (ja) * | 2016-12-27 | 2021-01-13 | 株式会社ジェイテクト | 操舵制御装置 |
US11173922B2 (en) * | 2017-06-05 | 2021-11-16 | Hitachi Astemo, Ltd. | Vehicle control device and vehicle control system |
JP7425615B2 (ja) * | 2020-02-05 | 2024-01-31 | マツダ株式会社 | 車両用制御システム |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS575518A (en) * | 1980-06-11 | 1982-01-12 | Toyota Motor Corp | Trouble checking device for car electronics |
JPS5810246A (ja) * | 1981-07-13 | 1983-01-20 | Nissan Motor Co Ltd | 車両用ディジタル制御装置 |
JPS62299435A (ja) * | 1986-06-19 | 1987-12-26 | Isuzu Motors Ltd | 異常検出装置付き車両の制御装置 |
DE3700986C2 (de) * | 1987-01-15 | 1995-04-20 | Bosch Gmbh Robert | Einrichtung zur Überwachung eines Rechnersystems mit zwei Prozessoren in einem Kraftfahrzeug |
DE4114999C2 (de) * | 1991-05-08 | 2001-04-26 | Bosch Gmbh Robert | System zur Steuerung eines Kraftfahrzeuges |
JPH0571410A (ja) * | 1991-09-09 | 1993-03-23 | Honda Motor Co Ltd | 車両用電子制御装置 |
JPH05231233A (ja) * | 1992-02-26 | 1993-09-07 | Toyota Motor Corp | フェールセーフ機能を備えた通信装置 |
-
1995
- 1995-12-04 JP JP31537695A patent/JP3358412B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1996
- 1996-11-20 US US08/754,752 patent/US5987365A/en not_active Expired - Fee Related
- 1996-12-03 DE DE19650104A patent/DE19650104B4/de not_active Expired - Fee Related
Cited By (22)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001056701A (ja) * | 1999-07-15 | 2001-02-27 | Robert Bosch Gmbh | 制御ユニットの相互監視のための方法並びに装置 |
JP2012007621A (ja) * | 1999-10-19 | 2012-01-12 | Yamaha Motor Co Ltd | 船外機の制御装置 |
JP2010014125A (ja) * | 1999-10-19 | 2010-01-21 | Yamaha Motor Co Ltd | 船外機の制御装置 |
US6674362B2 (en) | 2000-08-04 | 2004-01-06 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Emergency informing terminal and emergency informing system including the terminal |
DE10137850B4 (de) * | 2000-08-04 | 2007-02-22 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd., Kadoma | Notfallinformationsendgerät und ein das Endgerät einschliessendes Notfallinformationssystem |
DE102004026594B4 (de) * | 2003-06-02 | 2008-01-17 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha, Toyota | Kraftfahrzeug mit redundantem Steuergerät |
US7822516B2 (en) | 2003-06-02 | 2010-10-26 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Automotive vehicle with redundant controller |
JP2005199951A (ja) * | 2004-01-19 | 2005-07-28 | Toyota Motor Corp | 車両の制御システムの異常検知装置 |
US7630800B2 (en) | 2004-01-19 | 2009-12-08 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Failure sensing device of vehicle control system |
JP2007531129A (ja) * | 2004-03-31 | 2007-11-01 | ローベルト ボッシュ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | 相互作用機器の機能のシーケンス制御 |
JP2008117390A (ja) * | 2006-10-25 | 2008-05-22 | Rockwell Automation Technologies Inc | デュアルcpuの安全システムにおける安全タイマクロスチェック診断 |
JP4711197B2 (ja) * | 2006-10-25 | 2011-06-29 | ロックウェル オートメーション テクノロジーズ, インコーポレーテッド | デュアルcpuの安全システムにおける安全タイマクロスチェック診断 |
JP4525762B2 (ja) * | 2008-02-04 | 2010-08-18 | 株式会社デンソー | 車両用電子制御装置 |
JP2009184423A (ja) * | 2008-02-04 | 2009-08-20 | Denso Corp | 車両用電子制御装置 |
WO2010119731A1 (ja) * | 2009-04-14 | 2010-10-21 | ヤンマー株式会社 | 電子制御式エンジン |
JP2010257121A (ja) * | 2009-04-23 | 2010-11-11 | Toshiba Mach Co Ltd | ステータス表示切替 |
JP2012107522A (ja) * | 2010-11-15 | 2012-06-07 | Shindengen Electric Mfg Co Ltd | 電子制御装置、および、電子制御装置の制御方法 |
JP2014201237A (ja) * | 2013-04-05 | 2014-10-27 | 本田技研工業株式会社 | 車両の制御システム |
JP2015063158A (ja) * | 2013-09-24 | 2015-04-09 | 株式会社デンソー | ハイブリッド車制御装置 |
JP2016199239A (ja) * | 2015-04-14 | 2016-12-01 | 株式会社デンソー | 車両の制御装置 |
JP2017061166A (ja) * | 2015-09-22 | 2017-03-30 | 株式会社デンソー | 電子制御装置 |
JP2017094908A (ja) * | 2015-11-24 | 2017-06-01 | 株式会社デンソー | 電子制御装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3358412B2 (ja) | 2002-12-16 |
DE19650104A1 (de) | 1997-06-05 |
DE19650104B4 (de) | 2004-01-22 |
US5987365A (en) | 1999-11-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH09151780A (ja) | 車両用電子制御装置 | |
US4881227A (en) | Arrangement for monitoring a computer system having two processors in a motor vehicle | |
JP4065790B2 (ja) | 車載電子制御装置 | |
US20050085967A1 (en) | On-vehicle electronic control device | |
JPH07105801B2 (ja) | 車両用通信制御装置 | |
JPH0588924A (ja) | 自動車のマルチコンピユータシステム | |
JP4533270B2 (ja) | 自動車用制御装置およびそれの異常監視方法 | |
US7610521B2 (en) | Communication control system and method for supervising a failure | |
JP3883842B2 (ja) | 車両用電子制御装置 | |
JP6465003B2 (ja) | 電子制御装置 | |
US6334084B1 (en) | Fail-safe apparatus and fail-safe method for electronic control system | |
JP3716948B2 (ja) | 車載用電子制御ユニット | |
US20210297430A1 (en) | Vehicle control apparatus | |
JP3883840B2 (ja) | 車両用電子制御装置 | |
JPH0750020B2 (ja) | 電子制御装置 | |
JP3518262B2 (ja) | 車輌制御用コンピュータの異常処理方法 | |
JPH06274361A (ja) | 車両制御用コンピュータシステム | |
JP3830837B2 (ja) | センサ自己診断信号適正処理機能付き車載電子制御回路 | |
JP2003343342A (ja) | 車両用電子制御装置 | |
JP2006335180A (ja) | ハイブリッド電気自動車の制御システム | |
JPS60135332A (ja) | 自動車制御システムの保護装置 | |
JP2000073841A (ja) | 内燃機関の警告灯故障診断装置、方法及び故障時制御方法 | |
JPH0544570A (ja) | エンジン制御装置の暴走監視装置 | |
JP2003106211A (ja) | 自動車用内燃機関制御装置 | |
JPH08265877A (ja) | 負荷駆動制御装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081011 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081011 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091011 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091011 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101011 Year of fee payment: 8 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |