JP4525762B2 - 車両用電子制御装置 - Google Patents

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    • B60W50/00Details of control systems for road vehicle drive control not related to the control of a particular sub-unit, e.g. process diagnostic or vehicle driver interfaces
    • B60W50/02Ensuring safety in case of control system failures, e.g. by diagnosing, circumventing or fixing failures
    • B60W50/0205Diagnosing or detecting failures; Failure detection models

Description

本発明は、車両に搭載される電子制御装置に関する。
自動車(車両)においては、機能の複雑化に伴い、搭載される電子制御装置の数が増加の一途を辿っている。そこで、従来では複数の機能毎の電子制御装置として別々に設けていたものを、1つの装置として統合化することで、電子制御装置の数を減らすことが考えられている。
また、そのように統合化した電子制御装置では、複数の機能毎にマイコンを搭載することが考えられる。1つマイコンだけでは、複数の機能を実現するための各処理を十分に行うことが困難なためである。
そして、複数のマイコンを備えた電子制御装置では、1つのマイコンが、車両の基本機能である走行機能(具体的には、走る、曲がる、止まるという機能)に関する制御を行い、他のマイコンが、走行機能以外の機能(例えば、他の装置への電源供給機能や、セキュリティー機能など)に関する制御を行う、というように構成されることが考えられる。
一方、従来より、マイコンを備えた電子制御装置では、マイコンが正常に動作しているか否かを監視して、異常と判断すると初期化などのフェイルセーフ処置を行う監視回路を設けるようにしている。そして、複数のマイコンを備えた電子制御装置では、その各マイコンについて、1つずつ監視回路を設けるようにしている(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−41824号公報(図1)
ところで、複数のマイコンのうちの1つが車両の走行機能に関する制御を行い、他のマイコンが走行機能以外の機能に関する制御を行う電子制御装置において、上記特許文献1の技術を適用したならば、各マイコンについて1つずつ監視回路を設けることとなる。
しかし、その構成では、走行機能に関する制御を行うマイコンの監視回路に異常が生じた場合、もはや、車両において特に重要な走行機能に関する制御が正常に行われているか否か監視することができない。
そこで、本発明は、回路の増加を抑えつつも車両の信頼性を向上させることのできる車両用電子制御装置の提供を目的としている。
請求項1の車両用電子制御装置は、まず、下記の第1の特徴を有している。
[第1の特徴]
少なくとも2つのマイコンが備えられており、その2つのマイコンのうちの一方である第1マイコンが、車両の走行機能に関する制御を行うようになっている。尚、車両の走行機能に関する制御とは、例えば、エンジンや電気モータなどの走行用動力源の制御、動力源から車輪への動力伝達機構(変速機やトルク配分装置など)の制御、車輪操舵の制御、ブレーキの制御などであり、第1マイコンは、それらの制御の少なくとも1つを行う。
そして、上記2つのマイコンとは別に設けられている監視手段が、第1マイコンが正常に動作しているか否かを監視するようになっており、更に、上記2つのマイコンのうちの他方である第2マイコンも、第1マイコンが正常に動作しているか否かを監視するようになっている。つまり、第1マイコンは、その第1マイコンに対して設けられた監視手段だけでなく、第2マイコンによっても監視されるようになっている。以上が第1の特徴である。
このため、第1マイコンは、監視手段に異常が生じても、第2マイコンによって監視され、逆に、第2マイコンに異常が生じても、監視手段によって監視される。
このような請求項1の車両用電子制御装置によれば、車両において重要な走行機能に関する制御を行う第1マイコンに対して、マイコンとは別の回路からなる監視手段を2つ設けることなく、監視系を2重にすることができる。よって、回路の増加を抑えつつも車両の信頼性を向上させることができる。
そして、請求項1の車両用電子制御装置は、下記の第2〜第4の特徴も有している。
[第2の特徴]
第1マイコンを監視するための構成として、第1マイコンは、第2マイコン及び監視手段によって監視されるために、その第2マイコン及び監視手段へ、一定時間以内毎に監視対象信号を出力し、第2マイコン及び監視手段の各々は、第1マイコンからの監視対象信号が所定の監視時間以上入力されないと、第1マイコンへリセット信号を出力する、という構成を有している。
そして、この特徴によれば、第1マイコンにプログラム暴走が生じて監視対象信号が出力されなくなった場合に、その第1マイコンにリセット信号を与えて正常復帰を試みることができる。
[第3の特徴]
第2マイコンにおける前記監視時間と、監視手段における前記監視時間は、それぞれ異なる値である。
このため、第1マイコンにプログラム暴走が生じて監視対象信号が出力されなくなった場合に、まず、第2マイコン及び監視手段のうち、監視時間が短い方からリセット信号が出力され、それでも第1マイコンが正常復帰しなければ、第2マイコン及び監視手段のうち、監視時間が長い方からリセット信号が出力されるようになる。つまり、第2マイコンと監視手段とが、同時ではなく、時間を空けてリセット信号を出力することができ、第1マイコンを正常復帰させる機会を増やせる。
[第4の特徴]
更に、監視手段における監視時間の方が、第2マイコンにおける監視時間よりも長い時間に設定されている。
マイコンとは別の監視手段は、ハードウェア回路によって構成できるため、プログラムに従い動作する第2マイコンよりも異常の発生確率が低く信頼性が高いと考えられるからであり、もし信頼性の低い方が異常になっても信頼性の高い方がバックアップする、という思想を実現するのに好ましい。
次に、請求項2の車両用電子制御装置、請求項1の車両用電子制御装置において、下記の第5の特徴を有している。
[第5の特徴]
第1マイコンに対して該第1マイコンを作動させるための電源電圧を供給する給電手段は、電源制御信号を受けると、第1マイコンに電源電圧を供給するようになっている。そして、第2マイコンが、第1マイコンを作動させるか否かを判断して、その判断結果に基づき前記給電手段への電源制御信号の出力と非出力とを切り替えることにより、第1マイコンへの電源供給を制御するようになっている。
このような請求項2の車両用電子制御装置では、第1マイコンを監視する第2マイコンが、その第1マイコンへの電源供給を制御することとなる。このため、第1マイコンに電源電圧が供給されている場合にだけ第2マイコンが第1マイコンの動作監視を実施する、という構成を簡単に実現することができる。具体的には、第2マイコンは、給電手段へ電源制御信号を出力している場合にだけ第1マイコンの動作監視を実施するように構成すれば良い。よって、第2マイコンが、第1マイコンに電源電圧が供給されていない時に、その第1マイコンの動作監視をして異常と誤判断してしまう、という不都合を簡単に防止することができる。
次に、請求項3の車両用電子制御装置、請求項1,2の車両用電子制御装置において、下記の第6の特徴を有している。
[第6の特徴]
第1マイコンは、自己が動作中であることを示す起動信号を監視手段へ出力するようになっている。そして、監視手段は、第1マイコンからの起動信号を受けている場合に、その第1マイコンの動作監視を実施する。
この特徴によれば、第1マイコンが元々動作していないときに、監視手段が第1マイコンの動作監視を実施して異常と誤判断してしまう、という不都合を防止することができる。また、第1マイコンが動作を停止しているときには、監視手段の動作も停止させることができるため、その監視手段での余分な消費電流を低減することができる。
次に、請求項の車両用電子制御装置、請求項の車両用電子制御装置において、下記の第7の特徴を有している。
[第7の特徴]
第2マイコン及び監視手段の少なくとも一方は、第1マイコンがリセット信号を与えても正常復帰しない正常復帰不能状態になったと判断した場合には、第1マイコンに対して該第1マイコンを作動させるための電源電圧を供給する給電手段に、その電源電圧の供給を停止させる。
この特徴によれば、異常状態の第1マイコンが車両の走行機能に関する制御を行ってしまうことを、確実に防止することができ、延いては、車両の信頼性を一層向上させることができる。
次に、請求項の車両用電子制御装置、請求項1〜の車両用電子制御装置において、下記の第8の特徴を有している。
[第8の特徴]
第1マイコンは、第2マイコンが正常に動作しているか否かを監視するようになっている。
この特徴によれば、第1マイコンは、自分が第2マイコンによって正常に監視されているか否かを確認することができる。つまり、第2マイコンが正常に動作していれば、その第2マイコンによって自分が正常に監視されているということになる。そして、第1マイコンは、第2マイコンが正常に動作していなければ、第2マイコンをリセットするなどの何らかのフェイルセーフ処置を行うことができるため、当該電子制御装置の信頼性を向上させることができる。
請求項6の車両用電子制御装置は、請求項5の車両用電子制御装置において、下記の第9の特徴を有している。
[第9の特徴]
第1マイコンが第2マイコンを監視するための構成として第2マイコンは、第1マイコンによって監視されるために、その第1マイコンへ、一定時間以内毎に監視対象信号を出力し、第1マイコンは、第2マイコンからの監視対象信号が所定の監視時間以上入力されないと、第2マイコンへリセット信号を出力する、という構成を有している。
そして、この特徴によれば、第2マイコンにプログラム暴走が生じて第1マイコンへの監視対象信号が出力されなくなった場合に、その第2マイコンにリセット信号を与えて正常復帰を試みることができる。
次に、請求項の車両用電子制御装置、請求項1〜の車両用電子制御装置において、下記の第10の特徴を有している。
[第10の特徴]
監視機能監視手段が備えられている。そして、その監視機能監視手段は、第2マイコン及び監視手段の各々が正常に動作しているか否かを監視し、第2マイコン及び監視手段の両方が異常状態になったと判断すると、第1マイコンに対して該第1マイコンを作動させるための電源電圧を供給する給電手段に、その電源電圧の供給を停止させる。
つまり、請求項の車両用電子制御装置では、第2マイコン及び監視手段の両方が異常状態になって、第1マイコンが監視されない状態になると、第1マイコンへの電源供給を停止するようになっている。このため、異常な第1マイコンが走行機能に関する制御を行ってしまうことを、未然に防止することができ、延いては、車両の信頼性を一層向上させることができる。
一方、請求項8の車両用電子制御装置は、前述した各特徴のうち、第1の特徴と、第2の特徴と、第7の特徴とを有したものである。そして、請求項9の車両用電子制御装置は、請求項8の車両用電子制御装置において、前述した第5の特徴を有したものであり、請求項10の車両用電子制御装置は、請求項8,9の車両用電子制御装置において、前述した第6の特徴を有したものであり、請求項11の車両用電子制御装置は、請求項8〜10の車両用電子制御装置において、前述した第3の特徴を有したものであり、請求項12の車両用電子制御装置は、請求項11の車両用電子制御装置において、前述した第4の特徴を有したものであり、請求項13の車両用電子制御装置は、請求項8〜12の車両用電子制御装置において、前述した第8の特徴を有したものであり、請求項14の車両用電子制御装置は、請求項13の車両用電子制御装置において、前述した第9の特徴を有したものであり、請求項15の車両用電子制御装置は、請求項8〜14の車両用電子制御装置において、前述した第10の特徴を有したものである。
それらの各車両用電子制御装置によれば、前述した各特徴による効果が得られる。
また、請求項16の車両用電子制御装置は、前述した各特徴のうち、第1の特徴と、第10の特徴とを有したものである。そして、請求項17の車両用電子制御装置は、請求項16の車両用電子制御装置において、前述した第5の特徴を有したものであり、請求項18の車両用電子制御装置は、請求項16,17の車両用電子制御装置において、前述した第6の特徴を有したものであり、請求項19の車両用電子制御装置は、請求項16〜18の車両用電子制御装置において、前述した第2の特徴を有したものであり、請求項20の車両用電子制御装置は、請求項19の車両用電子制御装置において、前述した第3の特徴を有したものであり、請求項21の車両用電子制御装置は、請求項20の車両用電子制御装置において、前述した第4の特徴を有したものであり、請求項22の車両用電子制御装置は、請求項19〜21の車両用電子制御装置において、前述した第7の特徴を有したものであり、請求項23の車両用電子制御装置は、請求項16〜22の車両用電子制御装置において、前述した第8の特徴を有したものであり、請求項24の車両用電子制御装置は、請求項23の車両用電子制御装置において、前述した第9の特徴を有したものである。
それらの各車両用電子制御装置によれば、前述した各特徴による効果が得られる。
本発明が適用された実施形態の車両用電子制御装置(以下、ECUという)について説明する。
[第1実施形態]
まず図1は、第1実施形態のECU1の構成を表す構成図である。
第1実施形態のECU1は、車載バッテリの電圧(バッテリ電圧)V1を受けて動作するものであり、メータECU2、エアコンECU3、ナビECU4といった表示系(詳しくは表示機能系)ECUへイグニッション系の電源電圧VIGを供給する機能と、エンジンECU5、モータECU6、電池ECU7といった走行系(詳しくは走行機能系)ECUへ電源電圧V2を供給する機能と、それら走行系ECU5〜7を通信により制御することで車両の動力源を制御する機能とを少なくとも有している。
尚、メータECU2は車両のメータを制御するECUであり、エアコンECU3は車両のエアコンを制御するECUであり、ナビECU4は車両のナビゲーションシステムを制御するECUである。そして、それら表示系ECU2〜4へは、ECU1によりオン駆動されるIGリレー11を介してバッテリ電圧V1が電源電圧VIGとして供給されるようになっている。また、エンジンECU5は車両の内燃機関型エンジンを制御するECUであり、モータECU6はエンジンと共に車両の動力を発生する電気モータを制御するECUであり、電池ECU7は上記電気モータのエネルギー源であり車両全体の電源でもあるバッテリの充電を制御するECUである。そして、それら走行系ECU5〜7へは、ECU1によりオン駆動されるメインリレー12を介してバッテリ電圧V1が電源電圧V2として供給されるようになっている。そして、それら走行系ECU5〜7は、ECU1からの指令や制御目標値に基づいて各自の制御対象を制御する。
また、ECU1は、セキュリティーECU8、リモートECU9、ドアECU10といった操作入力系ECUと通信することにより、車両に対する人の操作情報を取得するようになっている。更に、ECU1には、ドライバがイグニッション系電源のオンオフやエンジンの始動を指示するために操作するプッシュ式スタートスイッチのオンオフ状態を示すスタートスイッチ信号や、ドライバによるアクセルやブレーキの操作状態を示す信号(ドライバ運転操作信号)が入力されるようになっている。
尚、セキュリティーECU8は車両盗難防止のための制御を行うECUであり、リモートECU9はドライバに携帯されるリモートキーが車両に接近した際に該リモートキーと通信するECUであり、ドアECU10は車両のドアの開閉を検出したりドアロックアクチュエータやパワーウィンドウモータ等を制御するECUである。そして、それら操作入力系ECU8〜10からECU1へ、ドアが開かれたことを示す情報や、リモートキーと通信したことを示す情報や、そのリモートキーから送られてきた照合用データ等が送信される。
そして、ECU1は、主マイコン21と、副マイコン22と、その各マイコン21,22に一定の作動用電源電圧V3,V4を供給する電源回路23とを備えている。尚、電源回路23はIC化されている。また、各マイコン21,22には、例えばEEPROMからなる不揮発性の外部記憶装置24,25がそれぞれ接続されている。
主マイコン21は、イグニッションオフの状態でも動作する必要があるマイコンであり、主に表示系ECU2〜4及び走行系ECU5〜7への電源供給と、副マイコン22への電源供給とを制御する。
そして、主マイコン21は、プログラムを実行するCPU31、そのプログラムが格納されたROM32、CPU31による演算結果が記憶されるRAM33、I/Oポート34、内部タイマ35、A/Dコンバータ(ADC)36といった周知の構成に加えて、自マイコンが正常に動作しているか否かを監視する主マイコン動作監視部37も備えている。尚、I/Oポート34は、スタートスイッチ信号等の外部からの各種スイッチ信号を入力する機能の他に、操作入力系ECU8〜10から通信線を介して信号が送られてきたことを検知する機能も有している。また、図示は省略しているが、主マイコン21には、操作入力系ECU8〜10と通信するための通信制御回路も備えられている。
また、主マイコン21のCPU31は、ROM32内のプログラムを実行することにより、上記他のECU2〜7及び副マイコン22への電源供給を制御する電源制御部31aと、副マイコン22が正常に動作しているか否かを監視する副マイコン動作監視部31bとのそれぞれとして機能する。尚、図1では、その副マイコン動作監視部31bのことを、第1の副マイコン動作監視部31bと記載している。
一方、副マイコン22は、主マイコン21と内部通信線を介して情報の授受を行うと共に、走行系ECU5〜7と通信して、それら各ECU5〜7を制御することにより、エンジン及び電気モータの制御とバッテリの充電制御とを行う。そして、副マイコン22は、プログラムを実行するCPU41、そのプログラムが格納されたROM42、CPU41による演算結果が記憶されるRAM43、I/Oポート44といった周知の構成に加えて、主マイコン21からのリセット信号C3aと電源回路23からのリセット信号C3bとの少なくとも一方がアクティブレベルとしてのローになると出力がローになるアンド回路46と、そのアンド回路46の出力がハイからローになると当該副マイコン22をリセットするリセット回路45とを備えている。つまり、副マイコン22は、主マイコン21からのローアクティブのリセット信号C3aと、電源回路23からのローアクティブのリセット信号C3bとの、論理和によってリセットされるようになっている。尚、図示は省略しているが、副マイコン22には、走行系ECU5〜7と通信するための通信制御回路も備えられている。
また、副マイコン22は、主マイコン21と電源回路23へ一定時間以内毎に監視対象信号としてのウォッチドッグクリア信号WDCを出力するようになっている。そのウォッチドッグクリア信号WDCは、副マイコン22のCPU41がプログラム中の特定の命令を定期的に実行することで出力され、本実施形態では、図3の3段目に示すように、一定のパルス幅時間Twdc(本実施形態では1ms)毎に出力レベルが反転される信号である。
一方また、電源回路23は、バッテリから常時供給されるバッテリ電圧V1を降圧して、主マイコン21を作動させるための一定の作動用電源電圧(本実施形態では5Vであり、以下、主マイコン電源電圧、或いは単に電源電圧という)V3と、副マイコン22を作動させるための一定の作動用電源電圧(本実施形態では5Vであり、以下、副マイコン電源電圧、或いは単に電源電圧という)V4とを生成して出力するレギュレータ51を備えている。
そのレギュレータ51は、主マイコン21が電源回路23へ主マイコン用電源制御信号C1を出力していない場合には、上記2系統の電源電圧V3,V4のうち、主マイコン電源電圧V3のみ出力するが、その電源電圧V3を出力するための動作モードが、出力電力量(換言すれば、出力可能な電流)が小さい小電力出力モードとなり、その電源電圧V3の出力電力量は、主マイコン21内のI/Oポート34と内部タイマ35が作動可能な最小限の電力量に制限される。そして、レギュレータ51は、主マイコン21が主マイコン用電源制御信号C1を出力している場合には、上記2系統の電源電圧V3,V4を出力すると共に、主マイコン電源電圧V3を出力するための動作モードが、出力電力量の大きい大電力出力モードとなる。つまり、大電力出力モードでは、主マイコン電源電圧V3の出力電力量が、主マイコン21内の全ての部分を作動させることが可能な電力量となる。
また、電源回路23は、スイッチ52を備えており、そのスイッチ52は、主マイコン21から電源回路23へ副マイコン用電源制御信号C2が出力されている場合にオンして、レギュレータ51が出力する副マイコン電源電圧V4を副マイコン22に供給する。
尚、スイッチ52が、レギュレータ51から出力される電源電圧V3を、副マイコン電源電圧V4として副マイコン22に供給する、という構成でも良い。この場合、レギュレータ51の大電力出力モードでの電源電圧V3の出力電力量を、主マイコン21と副マイコン22内の全ての部分を作動させることが可能な電力量に設定しておけば良い。
また、電源回路23は、主マイコン21から電源リレー駆動指令C5が出力されるとIGリレー11をオンするIG駆動回路53と、上記電源リレー駆動指令C5と副マイコン22から出力されるメインリレー駆動指令C6との論理和信号を出力するオア回路54と、そのオア回路54の出力がアクティブレベルになっている場合(即ち、主マイコン21から電源リレー駆動指令C5が出力されるか副マイコン22からメインリレー駆動指令C6が出力されている場合)に、メインリレー12をオンするメインリレー駆動回路55とを備えている。
そして更に、電源回路23には、副マイコン22が正常に動作しているか否かを監視するための回路であって、副マイコン22からのウォッチドッグクリア信号WDCが入力される副マイコン動作監視部57が備えられている。
その副マイコン動作監視部57は、予め設定された監視時間Tw2以内毎に副マイコン22からのウォッチドッグクリア信号WDCによってタイマ値がリセットされないと(換言すれば、副マイコン22からのウォッチドッグクリア信号WDCが監視時間Tw2以上入力されないと)、副マイコン22へ所定時間幅のリセット信号C3bを出力する所謂ウォッチドッグタイマ回路である。そして、その副マイコン動作監視部57は、副マイコン22から出力される後述の起動信号INITを受けている場合にだけ動作するようになっている。
尚、図1では、この副マイコン動作監視部57のことを、第2の副マイコン動作監視部57と記載している。また、本実施形態において、副マイコン動作監視部57のタイマは、ウォッチドッグクリア信号WDCの立ち下がりエッジでリセットされるようになっている。また、上記監視時間Tw2は、例えば20msに設定されている。
一方更に、ECU1において、副マイコン22は、電源回路23からの電源電圧V4を受けて起動すると、その時点から自己が動作を停止しても良い状態になったと判断するまでの間、或いは電源電圧V4の供給が遮断されるまでの間、電源回路23(詳しくは、副マイコン動作監視部57)へ起動信号INITを出力するようになっている。つまり、起動信号INITは、副マイコン22が動作中であることを示す信号であり、本実施形態ではハイアクティブの信号である。
また、副マイコン22は、自己が動作を停止しても良い状態になったと判断すると、主マイコン21へ電源遮断許可信号C4を出力するようになっている。そして、本実施形態において、その電源遮断許可信号C4は、副マイコン22の出力ポートから出力されるポート信号であり、その電源遮断許可信号C4を出力するための出力ポートから主マイコン21へ至る信号ラインは、電源遮断を許可しないことを意味する非アクティブ側の電圧(本実施形態ではハイレベルの電圧であって、電源回路23から副マイコン22に出力される電源電圧V4)に抵抗60を介して接続されている。つまり、電源遮断許可信号C4の信号ラインは、抵抗60によりハイレベルに相当する副マイコン電源電圧V4にプルアップされている。
次に、ECU1の動作について、図2を参照しつつ説明する。
まず、時刻t1よりも前(左側)に示すように、ECU1にバッテリ電圧V1が投入されただけの状態において、主マイコン21は、内部のI/Oポート34と内部タイマ35のみが作動する待機モードとなる。そして、この待機モードにおいて、主マイコン21は、主マイコン用電源制御信号C1と副マイコン用電源制御信号C2を出力しない。尚、本実施形態において、その各電源制御信号C1,C2はハイアクティブの信号であるため、待機モードにおいて、各電源制御信号C1,C2はローとなる。
このため、電源回路23から副マイコン22へは電源電圧V4が供給されず(即ち、V4=0Vとなり)、また、電源回路23から主マイコン21へは電源電圧V3が供給されるものの、その電源電圧V3を出力する電源回路23のレギュレータ51の動作モードは、前述した小電力出力モード(図2では「低電流モード」と記載)となる。よって、副マイコン22は電力を全く消費せずに作動を停止し、また、主マイコン21においても、起動条件の成立を検知するためのI/Oポート34と内部タイマ35のみが作動するだけで消費電力が最小限に抑えられ、更に、レギュレータ51での消費電力も最小限に低減される。そして、この状態がECU1の待機状態であり、図2の最下段に例示するように、この状態でのECU1全体での消費電流(いわゆる暗電流)は、約2mAである。
次に、時刻t1に示すように、ECU1へ操作入力系ECU8〜10から信号が送信されてきたり、ECU1に入力されるスタートスイッチ信号等の何らかのスイッチ信号がアクティブレベルに変化したりして、起動条件が成立し、そのことがI/Oポート34により検知されると、主マイコン21は電源回路23へ主マイコン用電源制御信号C1を出力する。
すると、電源回路23のレギュレータ51の動作モードが、小電力出力モードから大電力出力モード(図2では「通常電流モード」と記載)となり、また、主マイコン21は待機モードから、内部の全てが作動する通常動作モードに遷移する。そして、主マイコン21が通常動作モードになると、CPU31がプログラムを実行して当該主マイコン21の動作を司ることとなる。このため、以下に説明する主マイコン21の通常動作モードでの動作は、CPU31がプログラムを実行することで実現されるものである。
尚、この状態では、両マイコン21,22のうち、主マイコン21だけが通常動作することとなり、図2の最下段に例示するように、ECU1全体での消費電流は約100mAとなる。また、主マイコン21が待機モードから起動する起動条件としては、操作入力系ECU8〜10からの通信信号やスイッチ信号が入力されたという条件の他に、例えば、内部タイマ35によって休止時間の計時が完了した、という条件もある。
待機モードから起動して通常動作モードになった主マイコン21は、CPU31が電源制御部31aとして機能することで以下のような処理を行う。
まず、主マイコン21は、操作入力系ECU8〜10からの通信信号や外部からの各種スイッチ信号といった入力信号に基づいて、車両におけるイグニッション系電源をオンすべきイグニッションオン条件が成立したか否かを判断する。
例えば、スタートスイッチに対して特定の操作が行われたことをスタートスイッチ信号に基づき判定し、且つ、リモートECU9から受信したリモートキーからの照合用データが正規ユーザのリモートキーを示すものであると認証できたならば、イグニッションオン条件が成立したと判断する。
そして、主マイコン21は、イグニッションオン条件が成立していないと判断した場合には、その時々の入力信号に応じた処理を行った後、主マイコン用電源制御信号C1の出力を停止して、通常動作モードから待機モードに戻る。
一方、主マイコン21は、イグニッションオン条件が成立したと判断した場合には、時刻t2に示すように、電源回路23へハイアクティブの電源リレー駆動指令C5を出力する。
すると、IG駆動回路53によってIGリレー11がオンされ、表示系ECU2〜4に、イグニッション系電源である電源電圧VIGが供給される。また、主マイコン21からの電源リレー駆動指令C5は、IG駆動回路53及びオア回路54を介してメインリレー駆動回路55にも伝達され、メインリレー駆動回路55がメインリレー12をオンすることとなる。よって、副マイコン22が制御する走行系ECU5〜7にも電源電圧V2が供給される。
更に、主マイコン21は、メインリレー12から走行系ECU5〜7に供給される電源電圧V2をA/Dコンバータ36によりモニタし始める。そして、主マイコン21は、走行系ECU5〜7への電源電圧V2が閾値Vth1以上である状態が一定時間以上継続したなら(即ち、イグニッションオン条件が成立し且つ走行系ECU5〜7に電源電圧V2が確実に供給されたならば)、副マイコン22を作動させると判断して、時刻t3に示すように、電源回路23へ副マイコン用電源制御信号C2を出力する。
すると、電源回路23から副マイコン22へ電源電圧V4が供給されて、副マイコン22が起動する。尚、上記閾値Vth1は、走行系ECU5〜7が確実に作動可能になる電圧値に設定されている。
このように、走行系ECU5〜7に電源電圧V2が投入されてから、副マイコン22に電源電圧V4が投入されることとなる。この段階で、両方のマイコン21,22が作動した状態になり、図2の最下段に例示するように、ECU1全体での消費電流は約300mAとなる。尚、副マイコン22に電源電圧V4が供給されると、CPU41がプログラムを実行して当該副マイコン22の動作を司ることとなるため、以下に説明する副マイコン22の動作は、CPU41がプログラムを実行することで実現されるものである。
そして、副マイコン22が動作を開始すると、時刻t4に示すように、主マイコン21への電源遮断許可信号C4を非アクティブ側(非許可側)のハイにすると共に、電源回路23内の副マイコン動作監視部57への起動信号INITの出力を開始する。更に、副マイコン22は、時刻t5に示すように、電源回路23へハイアクティブのメインリレー駆動指令C6を出力する。これは、もし主マイコン21からの電源リレー駆動指令C5がローになっても、メインリレー12のオン状態を維持するためである。
その後、副マイコン22は、ECU1外から入力されるドライバ運転操作信号に基づいて、アクセル操作やブレーキ操作の状態を検出し、その検出結果に基づいて、エンジンと電気モータの各々が出力すべきトルクの目標値やバッテリ充電量の目標値を算出し、それら目標値を各ECU5〜7に送信する。そして、各ECU5〜7は、副マイコン22から送信される目標値に基づいて各自の制御対象(即ち、エンジン、電気モータ、バッテリの充電装置)を制御することとなる。このように、副マイコン22は、走行系ECU5〜7を介してエンジン及び電気モータの制御とバッテリの充電制御とを行う。
また、副マイコン22は、走行系ECU5〜7を制御しなくても良い状態(即ち、車両の動力を停止しても良い状態)になったと判断すると、時刻t7に示すように、メインリレー駆動指令C6の出力を停止する。
例えば、副マイコン22は、主マイコン21からの情報により、ドライバがスタートスイッチに対してイグニッション系電源のオフを指示する操作(例えば、所定時間内に2回押す操作)を行ったことを検知すると、各ECU5〜7に制御動作の停止指令を送信し、各ECU5〜7が全ての処理を完了したことを確認したなら、それらECU5〜7を制御しなくても良い状態になったと判断する。
尚、主マイコン21は、ドライバがスタートスイッチに対してイグニッション系電源のオフを指示する操作を行ったことを検知すると、その時点で電源リレー駆動指令C5の出力を止める。このため、時刻t6に示すように、電源リレー駆動指令C5は、副マイコン22がメインリレー駆動指令C6の出力を止める前にローとなる。よって、副マイコン22がメインリレー駆動指令C6の出力を止めると、メインリレー12がオフして、走行系ECU5〜7への電源供給が遮断される。
その後、副マイコン22は、動作停止中も継続して保存すべき学習値や故障診断結果等のデータを外部記憶装置25に書き込み、そのデータ書き込みが完了したなら、自己が動作を行わなくても良い状態になったと判断して、時刻t8に示すように、主マイコン21へ電源遮断許可信号C4を出力する(つまり、電源遮断許可信号C4の出力レベルをアクティブ側のローにする)と共に、起動信号INITの出力を停止する。
また、主マイコン21は、A/Dコンバータ36によりモニタしている走行系ECU5〜7への電源電圧V2が閾値Vth2以下になり、しかもその状態が一定時間以上継続したと判断し、且つ、副マイコン22からの電源遮断許可信号C4がローになったことを検知したならば、時刻t9に示すように、電源回路23への副マイコン用電源制御信号C2の出力を停止する。尚、上記閾値Vth2は、走行系ECU5〜7が作動不能になると考えられる電圧値に設定されている。
すると、電源回路23から副マイコン22への電源電圧V4が出力されなくなって、副マイコン22が作動を停止し、その結果、両マイコン21,22のうち、主マイコン21だけが動作する状態に戻ることとなる。
その後、主マイコン21は、各種スイッチ信号が入力されず、他のECU8〜10からの通信信号もなく、且つ、学習値や故障診断結果等のデータを外部記憶装置24に書き込む処理を完了したなら、自己が動作を行わなくても良い状態になったと判断する。すると、主マイコン21は、時刻t10に示すように、電源回路23への主マイコン用電源制御信号C1の出力を停止して、電源回路23のレギュレータ51の動作モードを大電力出力モードから小電力出力モードにさせ、自らの動作モードも通常動作モードから実質的に動作を停止する待機モードに移行させる。このため、ECU1は、バッテリ電圧V1が投入された直後と同じ待機状態に戻ることとなる。
一方、ECU1において、主マイコン21内の主マイコン動作監視部37は、予め設定された監視時間以内毎にCPU31によってリセットされないと当該主マイコン21をリセットする所謂ウォッチドッグタイマ回路であるが、その主マイコン動作監視部37は、主マイコン21から電源回路23へ主マイコン用電源制御信号C1が出力されている場合にだけ動作する。このため、主マイコン21が作動を停止している待機モードの時に、その主マイコン21の動作監視をして異常と誤判断してしまうことがない。
また、主マイコン21のCPU31がプログラムを実行することで実現される副マイコン動作監視部31bも、予め設定された監視時間Tw1以内毎に副マイコン22からのウォッチドッグクリア信号WDCによってタイマ値がリセットされないと(換言すれば、副マイコン22からのウォッチドッグクリア信号WDCが監視時間Tw1以上入力されないと)、副マイコン22へ所定時間幅のリセット信号C3aを出力する所謂ウォッチドッグタイマであるが、その副マイコン動作監視部31bは、当該主マイコン21から電源回路23へ副マイコン用電源制御信号C2を出力している場合にだけ機能するようになっている。このため、副マイコン22に電源電圧V4が供給されていない時(即ち、副マイコン22が作動していない時)に、その副マイコン22の動作監視をして異常と誤判断してしまうことがない。
尚、本実施形態においては、主マイコン21における副マイコン動作監視部31bのタイマも、電源回路23内の副マイコン動作監視部57と同様に、ウォッチドッグクリア信号WDCの立ち下がりエッジでリセットされるようになっている。また、主マイコン21における上記監視時間Tw1は、副マイコン動作監視部57における監視時間Tw2(=20ms)よりも短く、例えば12msに設定されている。
以上のようなECU1では、電源回路23内に設けられた副マイコン動作監視部57が副マイコン22の動作状態を監視し、更に、主マイコン21も副マイコン22の動作状態を監視するようになっている。
このため、図3に例示するように、時刻taで副マイコン22が起動して、その後、時刻tbで、副マイコン22にプログラム暴走が起こり、その副マイコン22からウォッチドッグクリア信号WDCが出力されなくなった(その信号WDCに立ち下がりエッジが生じなくなった)とすると、その時点から主マイコン21における監視時間Tw1(=12ms)が経過した時刻tcにて、主マイコン21から副マイコン22へローのリセット信号C3aが出力され、副マイコン22の正常復帰が試みられることとなる。
すると、副マイコン22内では、そのローのリセット信号C3aがアンド回路46を介してリセット回路45に入力される。そして、通常ならば、副マイコン22がリセット(初期化)されて正常復帰し、再びウォッチドッグクリア信号WDCの出力を開始することとなる。尚、図3における時刻tcから時刻tdまでの時間は、リセット信号C3aがローになっている時間である。
一方、もし主マイコン21に何らかの異常が生じており、その主マイコン21がリセット信号C3aを出力しなかったとしても、ウォッチドッグクリア信号WDCの停止した時刻tbから電源回路23の副マイコン動作監視部57における監視時間Tw2(=20ms)が経過した時に、その副マイコン動作監視部57から副マイコン22へローのリセット信号C3bが出力され、副マイコン22の正常復帰が試みられることとなる。
また逆に、電源回路23の副マイコン動作監視部57に異常が生じた場合でも、副マイコン22は主マイコン21によって監視されることとなる。
このようなECU1によれば、車両において重要な走行機能に関する制御を行う副マイコン22に対して、副マイコン動作監視部57のような回路を2つ設けることなく、監視系を2重にすることができる。よって、回路の増加を抑えつつも、異常状態の副マイコン22が走行機能に関する制御を行ってしまうことを防止して車両の信頼性を向上させることができる。
更に、本実施形態では、主マイコン21における監視時間Tw1と、電源回路23の副マイコン動作監視部57における監視時間Tw2とが、同じ時間ではなく、「Tw1<Tw2」の関係となるように異なる値に設定されている。
このため、副マイコン22にプログラム暴走が生じてウォッチドッグクリア信号WDCが出力されなくなった場合に、まず、監視時間が短い主マイコン21からリセット信号C3aが出力され、それでも副マイコン22が正常復帰しなければ、監視時間が長い副マイコン動作監視部57からリセット信号C3bが出力されるようになる。よって、主マイコン21と副マイコン動作監視部57との各々から、副マイコン22へ時間を空けてリセット信号を与えることができ、副マイコン22を正常復帰させる機会を増やすことができる。
また、「Tw1<Tw2」となるように設定しているため、主マイコン21に異常が生じた場合でも、それより異常の発生確率が低いと考えられるハードウェア回路の副マイコン動作監視部57が、副マイコン22を監視してリセットする役割を確実に果たす、という思想を実現することができる。
また更に、本実施形態のECU1では、副マイコン22を監視する主マイコン21が、その副マイコン22への電源供給を制御しているため、副マイコン22に電源電圧V4が供給されていない時に、主マイコン21が副マイコン22の動作監視を行って異常と誤判断してしまう、という不都合を簡単に防止することができる。前述したように、主マイコン21は、電源回路23へ副マイコン用電源制御信号C2を出力している場合にだけ、副マイコン22の動作監視を行うようにすれば良いからである。
また、電源回路23の副マイコン動作監視部57は、副マイコン22からの起動信号INITを受けている場合にだけ動作するようになっている。このため、副マイコン22が元々動作していないときに、副マイコン動作監視部57が副マイコン22の動作監視を実施して異常と誤判断してしまう、という不都合も防止することができる。また、副マイコン22が動作を停止しているときには、副マイコン動作監視部57の動作も停止させることができるため、その副マイコン動作監視部57での余分な消費電流を低減することができる。
ところで、未説明であったが、本実施形態のECU1において、主マイコン21は、上記副マイコン動作監視部31bとしての機能によって、副マイコン22へ規定時間以内にリセット信号C3aを所定回数以上出力した場合(つまり、副マイコン22からのウォッチドッグクリア信号WDCが監視時間Tw1の所定整数倍の時間以上入力されない場合)には、副マイコン22がリセット信号を与えても正常復帰不能な異常状態になったと判断する。そして、その場合には、電源電圧V2と電源遮断許可信号C4とに拘わらず、副マイコン用電源制御信号C2の出力を停止する。
このため、副マイコン22がリセットを繰り返しても正常復帰しない場合には、副マイコン22への電源供給が遮断されて、その副マイコン22が不定な動作をしてしまうことを完全に阻止することができる。このため、異常状態の副マイコン22が車両の走行機能に関する制御を行ってしまうことを、確実に防止することができ、信頼性を一層向上させることができる。
尚、このように副マイコン22への電源供給を強制遮断する機能は、電源回路23の副マイコン動作監視部57にも持たせたり、或いは、その副マイコン動作監視部57にだけ持たせるようにしても良い。この場合、副マイコン動作監視部57は、副マイコン22からのウォッチドッグクリア信号WDCが監視時間Tw2の所定整数倍の時間以上入力されなければ、副マイコン22が正常復帰不能な異常状態になったと判断して、電源回路23内のスイッチ52を強制的にオフさせるように構成すれば良い。
また、副マイコン動作監視部57は、電源回路23とは別に設けても良い。
一方、本実施形態では、副マイコン22が第1マイコンに相当し、主マイコン21が第2マイコンに相当し、副マイコン動作監視部57が監視手段に相当している。そして、電源回路23のレギュレータ51及びスイッチ52が、第1マイコンに対する給電手段に相当している。
[第2実施形態]
次に図4は、第2実施形態のECU63の構成を表す構成図である。尚、図4において、第1実施形態と同じものについては同一の符号を付しているため説明を省略する。
第2実施形態のECU63は、第1実施形態のECU1と比較すると、下記の点が異なっている。
まず、副マイコン動作監視部57が、電源回路23とは別に設けられている。
そして、その副マイコン動作監視部57は、副マイコン22からの起動信号INITを受けて動作している場合に、その副マイコン22へ、一定時間以内毎に監視対象信号としてのウォッチドッグクリア信号WDCaを出力するようになっている。そのウォッチドッグクリア信号WDCaは、副マイコン動作監視部57において、前述の監視時間Tw2を計測するためのタイマが一定時間(例えば1ms)をカウントする毎に出力レベルが反転する信号である。よって、そのタイマに異常が生じて監視時間Tw2の計測(延いては、副マイコン22の動作監視)が不能になると、副マイコン22へのウォッチドッグクリア信号WDCaの出力が停止することとなる。更に、副マイコン動作監視部57は、副マイコン22からのリセット信号C10によってリセットされるようになっている。
また、主マイコン21も、CPU31がプログラム中の特定の命令を定期的に実行することにより、副マイコン22へ一定時間以内毎に監視対象信号としてのウォッチドッグクリア信号WDCbを出力するようになっている。尚、そのウォッチドッグクリア信号WDCbも、例えば1ms毎にレベル反転する信号である。更に、主マイコン21では、副マイコン22からのリセット信号C8を受けると、主マイコン動作監視部37が当該主マイコン21をリセットする。
そして、副マイコン22は、主マイコン21と副マイコン動作監視部57との各々が正常に動作しているか否かを監視する監視機能監視部41aを備えている。尚、その監視機能監視部41aは、CPU41がプログラムを実行することで実現される機能手段である。
副マイコン22の監視機能監視部41aは、主マイコン21と副マイコン動作監視部57との各々について、ウォッチドッグタイマの機能を有している。
即ち、監視機能監視部41aは、主マイコン21については、その主マイコン21からのウォッチドッグクリア信号WDCbが所定の監視時間Twb(例えば12ms)以上入力されないと(具体的には、例えば、ウォッチドッグクリア信号WDCbに立ち下がりエッジが生じない時間が監視時間Twb以上になると)、主マイコン21へ所定時間幅のリセット信号C8を出力する。同様に、監視機能監視部41aは、副マイコン動作監視部57についても、その副マイコン動作監視部57からのウォッチドッグクリア信号WDCaが所定の監視時間Twa(例えば12ms)以上入力されないと、副マイコン動作監視部57へ所定時間幅のリセット信号C10を出力する。
また、監視機能監視部41aは、主マイコン21と副マイコン動作監視部57との何れかの異常を検知した場合に、その異常を当該ECU63の外部(例えば他のECU5〜7)に通知すると共に、異常が発生したことを外部記憶装置25に履歴として記憶する。
更に、監視機能監視部41aは、主マイコン21へ規定時間以内にリセット信号C8を所定回数以上出力した場合(即ち、主マイコン21からのウォッチドッグクリア信号WDCbが監視時間Twbの所定整数倍の時間以上入力されない場合)には、主マイコン21がリセットによっても正常復帰不能な異常状態になったと判断する。同様に、監視機能監視部41aは、副マイコン動作監視部57へ規定時間以内にリセット信号C10を所定回数以上出力した場合(即ち、副マイコン動作監視部57からのウォッチドッグクリア信号WDCaが監視時間Twaの所定整数倍の時間以上入力されない場合)には、副マイコン動作監視部57がリセットによっても正常復帰不能な異常状態になったと判断する。
そして、監視機能監視部41aは、主マイコン21と副マイコン動作監視部57との両方が正常復帰不能な異常状態になったと判断すると、電源停止信号C9を出力する。本実施形態において、その電源停止信号C9はハイアクティブの信号である。
また更に、ECU63には、主マイコン21から電源回路23への電源制御信号C1,C2の信号経路上に、2つの論理回路64,65が追加されている。
一方の論理回路64は、主マイコン21からの主マイコン用電源制御信号C1がローからハイになると、そのハイになった主マイコン用電源制御信号C1を電源回路23に出力し、その後、主マイコン21からの主マイコン用電源制御信号C1がローになるか、副マイコン22からの上記電源停止信号C9がハイになると、電源回路23への主マイコン用電源制御信号C1をハイからローにする。
同様に、他方の論理回路65は、主マイコン21からの副マイコン用電源制御信号C2がローからハイになると、そのハイになった副マイコン用電源制御信号C2を電源回路23に出力し、その後、主マイコン21からの副マイコン用電源制御信号C2がローになるか、副マイコン22からの上記電源停止信号C9がハイになると、電源回路23への副マイコン用電源制御信号C2をハイからローにする。
このため、主マイコン21と副マイコン動作監視部57との両方が異常になって副マイコン22から電源停止信号C9が出力されると、両マイコン21,22への電源電圧V3,V4の供給が強制的に停止されることとなる。尚、電源電圧V3の方については、詳しくは、それの出力電力量が、主マイコン21が通常動作不能な値にまで小さくなる。
以上のようなECU63によれば、副マイコン22が、正常な主マイコン21によって電源管理と動作監視が行われていることを確認することができ、同様に、正常な副マイコン動作監視部57によって動作監視が行われていることを確認することができる。
そして、主マイコン21と副マイコン動作監視部57との何れかが異常になった場合には、その異常になった方に副マイコン22からリセット信号C8,C10を与えて正常復帰を試みることができるため、当該ECU63の信頼性を向上させることができる。
更に、主マイコン21と副マイコン動作監視部57との両方がリセットによっても正常復帰不能になってしまい、副マイコン22が監視されない状態になると、両マイコン21,22への電源供給が強制的に停止されるため、異常な副マイコン22が走行機能に関する制御を行ってしまうことを、未然に且つ確実に防止することができ、車両の信頼性を一層向上させることができる。
尚、本実施形態では、電源停止信号C9によって、両マイコン21,22への電源供給を遮断するようにしたが、論理回路64を削除して、電源停止信号C9により、副マイコン22への電源供給だけが遮断されるように構成しても良い。
また、本実施形態では、監視機能監視部41aが監視機能監視手段に相当しており、換言すれば、副マイコン22が監視機能監視手段として機能するようにしたが、監視機能監視部41aと同じ役割を果たす回路を、副マイコン22とは別に設けても良い。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明はこうした実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得ることは勿論である。
例えば、主マイコン21(第2マイコン)と副マイコン動作監視部57(監視手段)とが副マイコン22を監視する方法は、異なっていても良い。具体例を挙げると、副マイコン動作監視部57は、前述のように副マイコン22からのウォッチドッグクリア信号WDCに基づく監視を行い、一方、主マイコン21は、副マイコン22が行うのと同じ特定の処理を実行すると共に、副マイコン22から上記特定の処理の結果を受け取り、その受け取った副マイコン22による処理結果と自己の処理結果とを比較して、両結果が不一致ならば副マイコン22が異常と判断する、といった別の方法の監視を行うようにしても良い。更に、主マイコン21は、副マイコン22からのウォッチドッグクリア信号WDCに基づく監視と、上記別の方法の監視との両方を実施するようにしても良い。
また、副マイコン22が行う走行機能に関する制御は、車輪操舵やブレーキの制御など、他の制御でも良い。
また、マイコンは2つ以上あっても良い。
また、上記各実施形態では、主マイコン21が待機モードにおいて起動条件の成立を検知するようになっており、換言すれば、主マイコン21内に、起動条件の成立を検知して電源回路23へ主マイコン用電源制御信号C1を出力すると共に主マイコン21を起動させる起動手段を設けていたが、そのような起動手段としての回路を、主マイコン21とは別に設けるようにしても良い。但し、上記各実施形態のように構成した方が装置を小型化することができ有利である。
第1実施形態のECU(車両用電子制御装置)の構成を表す構成図である。 第1実施形態のECUの動作を説明するための、第1のタイムチャートである。 第1実施形態のECUの動作を説明するための、第2のタイムチャートである。 第2実施形態のECUの構成を表す構成図である。
符号の説明
1〜10,63…ECU、11…IGリレー、12…メインリレー、21…主マイコン、22…副マイコン、23…電源回路、24,25…外部記憶装置、31,41…CPU、32,42…ROM、33,43…RAM、34,44…I/Oポート、35…内部タイマ、36…A/Dコンバータ、37…主マイコン動作監視部、45…リセット回路、46…アンド回路、51…レギュレータ、52…スイッチ、53…IG駆動回路、54…オア回路、55…メインリレー駆動回路、57…副マイコン動作監視部、60…抵抗、64,65…論理回路、41a…監視機能監視部

Claims (24)

  1. 少なくとも2つのマイコンを備えると共に、その2つのマイコンのうちの一方である第1マイコンが、車両の走行機能に関する制御を行うようになっている車両用電子制御装置であって、
    前記2つのマイコンとは別に、前記第1マイコンが正常に動作しているか否かを監視する監視手段を備えており、
    更に、前記2つのマイコンのうちの他方である第2マイコンが、前記第1マイコンが正常に動作しているか否かを監視するようになっており、
    前記第1マイコンは、前記第2マイコン及び前記監視手段によって監視されるために、前記第2マイコン及び前記監視手段へ、一定時間以内毎に監視対象信号を出力するようになっており、
    前記第2マイコン及び前記監視手段の各々は、前記第1マイコンからの監視対象信号が所定の監視時間以上入力されないと、前記第1マイコンへリセット信号を出力し、
    前記第2マイコンにおける前記監視時間と、前記監視手段における前記監視時間は、それぞれ異なる値であり、前記監視手段における前記監視時間は、前記第2マイコンにおける前記監視時間よりも長い時間に設定されていること、
    を特徴とする車両用電子制御装置。
  2. 請求項1に記載の車両用電子制御装置において、
    前記第1マイコンに対して該第1マイコンを作動させるための電源電圧を供給する給電手段は、電源制御信号を受けると、前記第1マイコンに前記電源電圧を供給するようになっており、
    前記第2マイコンが、前記第1マイコンを作動させるか否かを判断して、その判断結果に基づき前記給電手段への前記電源制御信号の出力と非出力とを切り替えることにより、前記第1マイコンへの電源供給を制御するようになっていること、
    を特徴とする車両用電子制御装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の車両用電子制御装置において、
    前記第1マイコンは、自己が動作中であることを示す起動信号を前記監視手段へ出力するようになっており、
    前記監視手段は、前記起動信号を受けている場合に、前記第1マイコンの動作監視を実施すること、
    を特徴とする車両用電子制御装置。
  4. 請求項1ないし請求項3の何れか1項に記載の車両用電子制御装置において、
    前記第2マイコン及び前記監視手段の少なくとも一方は、前記第1マイコンが前記リセット信号を与えても正常復帰しない正常復帰不能状態になったと判断した場合には、前記第1マイコンに対して該第1マイコンを作動させるための電源電圧を供給する給電手段に、その電源電圧の供給を停止させること、
    を特徴とする車両用電子制御装置。
  5. 請求項1ないし請求項4の何れか1項に記載の車両用電子制御装置において、
    前記第1マイコンは、前記第2マイコンが正常に動作しているか否かを監視するようになっていること、
    を特徴とする車両用電子制御装置。
  6. 請求項5に記載の車両用電子制御装置において、
    前記第2マイコンは、前記第1マイコンによって監視されるために、前記第1マイコンへ、一定時間以内毎に監視対象信号を出力するようになっており、
    前記第1マイコンは、前記第2マイコンからの監視対象信号が所定の監視時間以上入力されないと、前記第2マイコンへリセット信号を出力すること、
    を特徴とする車両用電子制御装置。
  7. 請求項ないし請求項6の何れか1項に記載の車両用電子制御装置において、
    前記第2マイコン及び前記監視手段の各々が正常に動作しているか否かを監視し、前記第2マイコン及び前記監視手段の両方が異常状態になったと判断すると、前記第1マイコンに対して該第1マイコンを作動させるための電源電圧を供給する給電手段に、その電源電圧の供給を停止させる監視機能監視手段を備えていること、
    を特徴とする車両用電子制御装置。
  8. 少なくとも2つのマイコンを備えると共に、その2つのマイコンのうちの一方である第1マイコンが、車両の走行機能に関する制御を行うようになっている車両用電子制御装置であって、
    前記2つのマイコンとは別に、前記第1マイコンが正常に動作しているか否かを監視する監視手段を備えており、
    更に、前記2つのマイコンのうちの他方である第2マイコンが、前記第1マイコンが正常に動作しているか否かを監視するようになっており、
    前記第1マイコンは、前記第2マイコン及び前記監視手段によって監視されるために、前記第2マイコン及び前記監視手段へ、一定時間以内毎に監視対象信号を出力するようになっており、
    前記第2マイコン及び前記監視手段の各々は、前記第1マイコンからの監視対象信号が所定の監視時間以上入力されないと、前記第1マイコンへリセット信号を出力し、
    前記第2マイコン及び前記監視手段の少なくとも一方は、前記第1マイコンが前記リセット信号を与えても正常復帰しない正常復帰不能状態になったと判断した場合には、前記第1マイコンに対して該第1マイコンを作動させるための電源電圧を供給する給電手段に、その電源電圧の供給を停止させること、
    を特徴とする車両用電子制御装置。
  9. 請求項8に記載の車両用電子制御装置において、
    前記第1マイコンに対して該第1マイコンを作動させるための電源電圧を供給する給電手段は、電源制御信号を受けると、前記第1マイコンに前記電源電圧を供給するようになっており、
    前記第2マイコンが、前記第1マイコンを作動させるか否かを判断して、その判断結果に基づき前記給電手段への前記電源制御信号の出力と非出力とを切り替えることにより、前記第1マイコンへの電源供給を制御するようになっていること、
    を特徴とする車両用電子制御装置。
  10. 請求項8又は請求項9に記載の車両用電子制御装置において、
    前記第1マイコンは、自己が動作中であることを示す起動信号を前記監視手段へ出力するようになっており、
    前記監視手段は、前記起動信号を受けている場合に、前記第1マイコンの動作監視を実施すること、
    を特徴とする車両用電子制御装置
  11. 請求項8ないし請求項10の何れか1項に記載の車両用電子制御装置において、
    前記第2マイコンにおける前記監視時間と、前記監視手段における前記監視時間は、それぞれ異なる値に設定されていること、
    を特徴とする車両用電子制御装置。
  12. 請求項11に記載の車両用電子制御装置において、
    前記監視手段における前記監視時間は、前記第2マイコンにおける前記監視時間よりも長い時間に設定されていること、
    を特徴とする車両用電子制御装置。
  13. 請求項8ないし請求項12の何れか1項に記載の車両用電子制御装置において、
    前記第1マイコンは、前記第2マイコンが正常に動作しているか否かを監視するようになっていること、
    を特徴とする車両用電子制御装置。
  14. 請求項13に記載の車両用電子制御装置において、
    前記第2マイコンは、前記第1マイコンによって監視されるために、前記第1マイコンへ、一定時間以内毎に監視対象信号を出力するようになっており、
    前記第1マイコンは、前記第2マイコンからの監視対象信号が所定の監視時間以上入力されないと、前記第2マイコンへリセット信号を出力すること、
    を特徴とする車両用電子制御装置。
  15. 請求項8ないし請求項14の何れか1項に記載の車両用電子制御装置において、
    前記第2マイコン及び前記監視手段の各々が正常に動作しているか否かを監視し、前記第2マイコン及び前記監視手段の両方が異常状態になったと判断すると、前記第1マイコンに対して該第1マイコンを作動させるための電源電圧を供給する給電手段に、その電源電圧の供給を停止させる監視機能監視手段を備えていること、
    を特徴とする車両用電子制御装置。
  16. 少なくとも2つのマイコンを備えると共に、その2つのマイコンのうちの一方である第1マイコンが、車両の走行機能に関する制御を行うようになっている車両用電子制御装置であって、
    前記2つのマイコンとは別に、前記第1マイコンが正常に動作しているか否かを監視する監視手段を備えており、
    前記2つのマイコンのうちの他方である第2マイコンが、前記第1マイコンが正常に動作しているか否かを監視するようになっており、
    更に、前記第2マイコン及び前記監視手段の各々が正常に動作しているか否かを監視し、前記第2マイコン及び前記監視手段の両方が異常状態になったと判断すると、前記第1マイコンに対して該第1マイコンを作動させるための電源電圧を供給する給電手段に、その電源電圧の供給を停止させる監視機能監視手段を備えていること、
    を特徴とする車両用電子制御装置。
  17. 請求項16に記載の車両用電子制御装置において、
    前記第1マイコンに対して該第1マイコンを作動させるための電源電圧を供給する給電手段は、電源制御信号を受けると、前記第1マイコンに前記電源電圧を供給するようになっており、
    前記第2マイコンが、前記第1マイコンを作動させるか否かを判断して、その判断結果に基づき前記給電手段への前記電源制御信号の出力と非出力とを切り替えることにより、前記第1マイコンへの電源供給を制御するようになっていること、
    を特徴とする車両用電子制御装置。
  18. 請求項16又は請求項17に記載の車両用電子制御装置において、
    前記第1マイコンは、自己が動作中であることを示す起動信号を前記監視手段へ出力するようになっており、
    前記監視手段は、前記起動信号を受けている場合に、前記第1マイコンの動作監視を実施すること、
    を特徴とする車両用電子制御装置。
  19. 請求項16ないし請求項18の何れか1項に記載の車両用電子制御装置において、
    前記第1マイコンは、前記第2マイコン及び前記監視手段によって監視されるために、前記第2マイコン及び前記監視手段へ、一定時間以内毎に監視対象信号を出力するようになっており、
    前記第2マイコン及び前記監視手段の各々は、前記第1マイコンからの監視対象信号が所定の監視時間以上入力されないと、前記第1マイコンへリセット信号を出力すること、
    を特徴とする車両用電子制御装置。
  20. 請求項19に記載の車両用電子制御装置において、
    前記第2マイコンにおける前記監視時間と、前記監視手段における前記監視時間は、それぞれ異なる値に設定されていること、
    を特徴とする車両用電子制御装置。
  21. 請求項20に記載の車両用電子制御装置において、
    前記監視手段における前記監視時間は、前記第2マイコンにおける前記監視時間よりも長い時間に設定されていること、
    を特徴とする車両用電子制御装置。
  22. 請求項19ないし請求項21の何れか1項に記載の車両用電子制御装置において、
    前記第2マイコン及び前記監視手段の少なくとも一方は、前記第1マイコンが前記リセット信号を与えても正常復帰しない正常復帰不能状態になったと判断した場合には、前記第1マイコンに対して該第1マイコンを作動させるための電源電圧を供給する給電手段に、その電源電圧の供給を停止させること、
    を特徴とする車両用電子制御装置。
  23. 請求項16ないし請求項22の何れか1項に記載の車両用電子制御装置において、
    前記第1マイコンは、前記第2マイコンが正常に動作しているか否かを監視するようになっていること、
    を特徴とする車両用電子制御装置。
  24. 請求項23に記載の車両用電子制御装置において、
    前記第2マイコンは、前記第1マイコンによって監視されるために、前記第1マイコンへ、一定時間以内毎に監視対象信号を出力するようになっており、
    前記第1マイコンは、前記第2マイコンからの監視対象信号が所定の監視時間以上入力されないと、前記第2マイコンへリセット信号を出力すること、
    を特徴とする車両用電子制御装置。
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