JPH09111804A - 軸受装置 - Google Patents

軸受装置

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JPH09111804A
JPH09111804A JP29920595A JP29920595A JPH09111804A JP H09111804 A JPH09111804 A JP H09111804A JP 29920595 A JP29920595 A JP 29920595A JP 29920595 A JP29920595 A JP 29920595A JP H09111804 A JPH09111804 A JP H09111804A
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JP
Japan
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bush
pin
connecting pin
boss
key
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Application number
JP29920595A
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English (en)
Inventor
Fujio Sato
藤男 佐藤
Manabu Ogasawara
学 小笠原
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ボス部材と相手方部材との間の摺動部にダス
ト等が浸入するのを確実に防止し、内側ブッシュと連結
ピンとの相対回動を規制すると共に、ボス部材に対する
相手方部材の円滑な回動を長期に亘って補償できるよう
する。 【解決手段】 軸方向両端側に外側ブッシュ15、内側
ブッシュ16およびシール部材17等が配設されたアー
ムボス11を、一対のブラケット14,14の間に配設
した状態で、キー28に連結ピン21側のキー溝27が
係合するように一方のブラケット14のピン挿通穴14
A、各内側ブッシュ16のピン挿通穴16A、他方のブ
ラケット14のピン挿通穴14Aに順次連結ピン21を
挿嵌した後に、他方のブラケット14から突出した連結
ピン21の他端側に抜止ピン22を固定リング23を介
して装着することにより、アームボス11と各ブラケッ
ト14とを相対回動可能に結合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば油圧ショベ
ル等の建設機械に装備される作業装置のピン結合部等に
好適に用いられる軸受装置に関する。
【0002】
【従来の技術】油圧ショベル等の建設機械に装備される
作業装置には、ブーム、アームおよびバケット等を連結
ピンを介して回動可能に支持するために複数の軸受装置
が設けられている。
【0003】そして、この種の従来技術による軸受装置
として、例えば実開昭59−135951号公報には、
油圧ショベルのアーム先端とバケットとの間に設けら
れ、バケットをアームに対して回動可能に連結するピン
結合部に適用されたものが開示されている。
【0004】この軸受装置は、アームの先端側に設けら
れたボス部材としてのアーム側ボス部と、バケットに設
けられた相手方部材としての左,右一対のバケット側の
ブラケット部と、アーム側ボス部とバケット側のブラケ
ット部とを相対回動可能に連結する連結ピンと、アーム
側ボス部の軸方向両端側に位置して連結ピンと該ボス部
との間に設けられた左,右一対のブッシュ等とから大略
構成されている。そして、アームの先端側に配設された
バケットは、リンク機構を介してバケットに連結された
バケットシリンダを作動させることにより、連結ピンを
中心としてアームに対して回動し掘削作業等を行なうよ
うになっている。
【0005】ここで、軸受装置の一部を構成する一対の
ブッシュは、連結ピンの軸方向両端側に挿通された内側
ブッシュと、外周側がアーム側ボス部の軸方向両端側に
圧入され、内周側が内側ブッシュの外周側に摺動可能に
嵌合した外側ブッシュとからなり、内側ブッシュには、
ノックピンを介してバケット側のブラケット部に固定さ
れる拡径した鍔部が設けられている。
【0006】そして、外側ブッシュの軸方向外側の端面
と内側ブッシュの鍔部との間には、両者の隙間を介して
内側ブッシュと外側ブッシュとの摺動面に土砂等が侵入
するのを防止するシール部材が設けられている。また、
内側ブッシュと外側ブッシュとの間には、該シール部材
よりも径方向内側に位置してスペーサが設けられてい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来技術による軸受装置では、バケットによる掘削作業時
において内側ブッシュと外側ブッシュとの間に土砂等が
侵入するのを防止するため、互いに対向する内側ブッシ
ュの鍔部と外側ブッシュの軸方向外側端面との間に形成
される軸方向の隙間を小さくすると共に、この隙間内に
シール部材を配設し、該シール部材よりも径方向内側の
位置には内側ブッシュの鍔部と外側ブッシュとの間にス
ペーサを設ける構成としている。
【0008】このため、従来技術による軸受装置では、
内側ブッシュの鍔部と外側ブッシュの端面とに、それぞ
れ前記シール部材を保持するためのシール受部を形成す
る必要があり、シール部材の取付構造が複雑化して製造
コストの上昇を招くという問題がある。
【0009】また、内側ブッシュの鍔部と外側ブッシュ
の端面との間に配設したスペーサは、その軸方向寸法を
前記隙間に対応して小さく設定しているために、掘削作
業時に軸方向荷重を受けてスペーサが比較的早期に摩耗
してしまい、内側ブッシュの鍔部と外側ブッシュとの摺
動面にガタ等が発生し易くなり、アームに対するバケッ
トの円滑な回動を長期に亘って補償できなくなるという
不具合がある。
【0010】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、ボス部材と相手方部材との間の摺動部に
ダスト等が侵入するのを確実に防止でき、構造を簡略化
できる上に、内側ブッシュと連結ピンとの相対回動を確
実に規制でき、ボス部材に対する相手方部材の円滑な回
動を長期に亘って補償できるようにした軸受装置を提供
することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために本発明は、軸方向にブッシュ嵌合穴が形成された
ボス部材と、該ボス部材を相手方部材に回転可能に連結
する連結ピンとからなる軸受装置に適用される。
【0012】そして、請求項1の発明が採用する構成の
特徴は、前記ボス部材のブッシュ嵌合穴内に嵌着された
外側ブッシュと、外周側が該外側ブッシュ内に摺動可能
に嵌合し、内周側に前記連結ピン用のピン挿通穴が形成
された内側ブッシュと、前記外側ブッシュの端面に摺接
するように該内側ブッシュの外周側に形成され、前記ボ
ス部材の内周面との間に環状のシール収容空間を形成す
る鍔部と、該鍔部と前記ボス部材との間のシール収容空
間内に配設され、前記外側ブッシュと内側ブッシュとの
間をシールするシール部材と、前記内側ブッシュと連結
ピンとの間に設けられ、該連結ピンと内側ブッシュとの
相対回転を規制するキー手段とを備えたことにある。
【0013】このように構成することにより、ボス部材
と相手方部材とが相対変位(回動)するときに、内側ブ
ッシュの鍔部を外側ブッシュの端面に摺接させることが
でき、例えばボス部材(外側ブッシュ)からの軸方向荷
重を鍔部によって受承できると共に、シール収容空間内
に配設したシール部材で、外側ブッシュと内側ブッシュ
との間をシールでき、両者の摺動面に外部からダストが
侵入するのを阻止できる。また、ボス部材と相手方部材
とが相対回動するときに、内側ブッシュがシール部材か
ら大きな摩擦抵抗を受けた場合でも、キー手段によって
連結ピンと内側ブッシュとの相対回転を確実に規制で
き、連結ピンを相手方部材に固定するようにすれば、内
側ブッシュと連結ピンおよび相手方部材とを一体に回動
させることができるから、内側ブッシュと外側ブッシュ
との間を摺動面として、ボス部材と相手方部材とを円滑
に相対回動させることができる。
【0014】また、請求項2に記載の発明では、前記キ
ー手段を、前記連結ピンの外周面に形成したピン側のキ
ー溝と、前記内側ブッシュの内周面に形成したブッシュ
側のキー溝と、該各キー溝内に装着されるキーとから構
成し、前記ピン側のキー溝には該キー溝内に前記キーを
案内するための開先部を形成している。
【0015】この結果、各キー溝およびキーからなるキ
ー手段によって連結ピンと内側ブッシュとの相対回転を
確実に規制でき、ボス部材に対して相手方部材を内側ブ
ッシュと連結ピンと共に一体に回動させることができる
と共に、ピン側のキー溝内に形成した開先部により各キ
ー溝内にキーを容易に挿入でき、当該軸受装置の組立性
を向上できる。
【0016】さらに、請求項3に記載の発明では、前記
相手方部材を、前記ボス部材を軸方向両端側から挟むよ
うに配設され前記連結ピンによってボス部材に連結され
る一対のブラケットにより構成し、前記連結ピンを、該
各ブラケットのうち一方のブラケットに挿嵌される大径
ピン部と、他方のブラケットに挿嵌される小径ピン部と
から段付ピンとして形成している。
【0017】このように構成することにより、相手方部
材となる一対のブラケットのうち、一方のブラケットに
連結ピンの大径ピン部をキー手段を介して挿嵌でき、小
径ピン部も同様に他方のブラケットに挿嵌できるから、
各ブラケットに対する連結ピンの挿入作業を容易にする
ことができる。
【0018】さらにまた、請求項4に記載の発明では、
前記ボス部材内には、前記外側ブッシュと内側ブッシュ
とをそれぞれ一対設け、該各内側ブッシュのうち一方の
内側ブッシュには、前記連結ピンの大径ピン部に対応す
る大径のピン挿通穴を形成し、他方の内側ブッシュには
前記連結ピンの小径ピン部に対応する小径のピン挿通穴
を形成している。
【0019】この結果、一方の内側ブッシュには大径ピ
ン部を、他方の内側ブッシュには小径ピン部をそれぞれ
挿嵌できるから、各内側ブッシュに対する連結ピンの挿
入作業を容易にすることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に従って詳細に説明する。
【0021】ここで、図1ないし図5は本発明の第1の
実施例を示している。
【0022】図1において、1は本実施例による軸受装
置が適用された油圧ショベルを示し、該油圧ショベル1
の上部旋回体2には、掘削作業等を行なう作業装置3が
俯仰動可能に配設されている。
【0023】そして、作業装置3は、上部旋回体2にピ
ン結合されたブーム4と、該ブーム4の先端側にピン結
合されたアーム5と、該アーム5の先端側にピン結合さ
れたバケット6等とから大略構成され、これらブーム
4、アーム5およびバケット6は、それぞれピン結合部
を介して連結されたブームシリンダ7、アームシリンダ
8、バケットシリンダ9およびリンク10等により作動
されるようになっている。そして、これらの各ピン結合
部には、本実施例の軸受装置が装備されており、例え
ば、アーム5とバケット6とは、図2および図3に示す
軸受装置を介して相対回動可能に結合されている。
【0024】図2において、11はアーム5の先端側に
設けられたボス部材としてのアームボスを示し、該アー
ムボス11は後述の各ボス部12とボスパイプ13とか
ら段付円筒形状をなして一体に形成されている。
【0025】12,12はボスパイプ13の左,右両側
に設けられた一対のボス部を示し、該各ボス部12の内
周側には、後述の外側ブッシュ15が嵌着される大径の
ブッシュ嵌合穴12Aが穿設されると共に、ボスパイプ
13側に位置する軸方向内側部位には径方向内向きに突
出する環状突起部12Bが一体形成されている。
【0026】13は各ボス部12を互いに連結するボス
パイプを示し、該ボスパイプ13は内周側が潤滑油収容
穴13Aとなり、該潤滑油収容穴13Aと後述のシール
用パイプ18との間に潤滑油収容部20を形成してい
る。
【0027】14,14はバケット6に一体に設けられ
た相手方部材としての一対のブラケット14で、該各ブ
ラケット14は平板状の鋼板等からなり、アーム5のア
ームボス11を左,右両側から挟むように配置されてい
る。そして、該各ブラケット14には後述の連結ピン2
1が挿通されるピン挿通穴14A,14Aが穿設されて
いる。
【0028】15,15はアームボス11の軸方向両端
側に位置して各ブッシュ嵌合穴12A内に嵌着された一
対の外側ブッシュを示し、該各外側ブッシュ15は、例
えば高強度の軸受鋼、焼結含油合金、または高力黄銅系
合金(金属母材)に固体潤滑剤が埋め込まれたリング状
の無給脂軸受(ドライ軸受)等から形成されている。そ
して、各外側ブッシュ15は、その軸方向内側の端面が
各ボス部12の各環状突起部12Bに当接するまで各ブ
ッシュ嵌合穴12A内に圧入嵌合され、アームボス11
に一体的に固定されている。
【0029】ここで、各外側ブッシュ15は内部に後述
の内側ブッシュ16が嵌合され、その内周面が該内側ブ
ッシュ16の摺動面16Fに対する摺動面15Aとなっ
ている。また、外側ブッシュ15の軸方向寸法Lは、図
3に示すようにボス部12に穿設されたブッシュ嵌合穴
12Aの軸方向寸法(深さ)LA よりも短くなるように
設定され、これによって外側ブッシュ15をブッシュ嵌
合穴12A内に圧入した状態では、ボス部12の端面と
外側ブッシュ15の軸方向外側の端面15B(以下、外
側端面15Bという)との間に、間隔Cの環状空間が形
成されるようになっている。
【0030】16,16は各外側ブッシュ15の内周側
に摺動可能に挿嵌された一対の内側ブッシュを示し、該
各内側ブッシュ16は、例えば機械構造用炭素鋼管(S
TKM材)等により段付筒状に形成され、軸方向にピン
挿通穴16Aが穿設された円筒部16Bと、該円筒部1
6Bの軸方向外側でその外周から径方向外向きに突出し
た厚肉の鍔部16Cと、円筒部16Bの軸方向内側に位
置し、その外周面がテーパ状の傾斜面となったテーパ部
16Dとから構成され、円筒部16Bの外周側には、ボ
ス部12の環状突起部12Bと対向する位置に後述する
各ストッパ24用の取付溝16Eが形成されている。そ
して、内側ブッシュ16の円筒部16B外周面は、外側
ブッシュ15の摺動面15Aに対して相対回転(摺動)
する摺動面16Fになっている。
【0031】ここで、各鍔部16Cの外径は各外側ブッ
シュ15の内径よりも大きく、外径よりも小さい一定の
寸法に設定され、各鍔部16Cと各ボス部12のブッシ
ュ嵌合穴12Aとの間は、前記間隔Cに相当する部分が
環状のシール収容空間となっている。また、各鍔部16
Cの軸方向寸法は、ボス部12のブッシュ嵌合穴12A
側端面と外側ブッシュ15の外側端面15Bとの間隔C
よりも若干大きく設定されている。そして、各鍔部16
Cは、軸方向内側の端面が各外側ブッシュ15の外側端
面15Bに摺動可能に当接すると共に、その軸方向外側
の端面は各ブラケット14に当接している。
【0032】17,17は前記間隔Cのシール収容空間
内に配設されたシール部材を示し、該各シール部材17
は、外周側の芯金部分(図示せず)が各ボス部12のブ
ッシュ嵌合穴12A内に嵌着され、内周側のリップ部
(図示せず)等が各内側ブッシュ16の鍔部16C外周
面に摺接している。そして、各シール部材17は各外側
ブッシュ15の摺動面15Aと各内側ブッシュ16の摺
動面16Fとの間に外部からダスト(土砂)等が侵入す
るのを防止すると共に、後述の潤滑油Gが各摺動面15
A,16Fの間およびボス部12(アームボス11)内
から外部に漏洩するのを防止している。
【0033】18は連結ピン21の外周側に配設された
シール用パイプを示し、該シール用パイプ18の軸方向
両端側は、各内側ブッシュ16のテーパ部16D側に嵌
合され、各内側ブッシュ16を一体的に連結している。
そして、シール用パイプ18の両端側と各内側ブッシュ
16との間は、各円筒部16Bのテーパ部16D側に設
けられたOリング19,19により液密状態に封止され
ている。
【0034】20はボスパイプ13と外側ブッシュ15
およびシール用パイプ18との間に形成された円筒状の
潤滑油収容部を示し、該潤滑油収容部20は内部にグリ
ス等の潤滑油Gが充填され、外側ブッシュ15の摺動面
15Aと内側ブッシュ16の摺動面16Fとの間に潤滑
油Gが供給されるのを許すようになっている。
【0035】21はアームボス11を各ブラケット14
間に連結した連結ピンを示し、該連結ピン21は両端側
が各ブラケット14のピン挿通穴14Aと各内側ブッシ
ュ16のピン挿通穴16Aに挿嵌され、該ピン挿通穴1
6A内で後述のキー手段25により連結ピン21と内側
ブッシュ16とが相対回転するのを規制している。そし
て、連結ピン21は、一端側の大径頭部21A側が一方
のブラケット14に取付られると共に、他端側は抜止ピ
ン22および固定リング23を介して他方のブラケット
14に取付られ、一対のブラケット14に対して抜止
め、廻り止め状態に保持されている。
【0036】24,24は止め輪等からなるストッパ
で、該各ストッパ24は内周側が各内側ブッシュ16の
各取付溝16Eに装着され、外周側は内側ブッシュ16
の円筒部16Bから径方向に突出している。そして、各
ストッパ24は当該軸受装置の組付時等において、各内
側ブッシュ16が各外側ブッシュ15に対して軸方向に
位置ずれするのを規制するものである。
【0037】25,25は内側ブッシュ16のピン挿通
穴16Aと連結ピン21との間に設けられたキー手段を
示し、該キー手段25は図2および図3に示す如く、各
内側ブッシュ16のピン挿通穴16A内に形成したブッ
シュ側のキー溝26と、連結ピン21の外周面に形成し
たキー溝27と、該各キー溝26,27内に装着される
後述のキー28とから構成され、内側ブッシュ16と連
結ピン21との相対回転を規制している。
【0038】ここで、キー溝26は内側ブッシュ16の
ピン挿通穴16A内に凹設され、内側ブッシュ16の円
筒部16Bにほぼ対応する長さをもって軸方向に延びて
いる。また、キー溝27は、図4および図5に示すよう
に、連結ピン21の外周側に凹設され、連結ピン21の
先端から大径頭部21Aに向けて軸方向に細長く延びて
いる。
【0039】28,28は前記各キー溝26,27内に
配設されるキーを示し、該各キー28はブッシュ側のキ
ー溝26よりも短い長さをもって角柱形状に形成されて
いる。そして、各キー28は各キー溝26,27に対し
て係脱可能に係合するように装着され、内側ブッシュ1
6内で連結ピン21が相対回転するのを規制している。
【0040】29は連結ピン21の先端側に設けたキー
溝27の開先部を示し、該開先部29は図4および図5
に示す如く、キー溝27と同一の深さをもった凹溝とし
て形成され、連結ピン21の先端に向うに従い略V字状
に拡開している。
【0041】本実施例による油圧ショベルの軸受装置は
上述の如き構成を有するもので、次に、その組立工程に
ついて説明する。
【0042】まず、第1工程では、各ボス部12をボス
パイプ13の両端側に溶接等で接合し、アームボス11
を形成する。また、第2工程では、各外側ブッシュ15
内に各内側ブッシュ16を相対回転可能に挿嵌し、各内
側ブッシュ16の取付溝16Eにそれぞれストッパ24
を取付けることにより2組のブッシュ組立体を用意し、
一方のブッシュ組立体をアームボス11のボス部12内
に装入する。
【0043】そして、第3工程では、アームボス11の
ボスパイプ13内へとシール用パイプ18を挿入するよ
うにして、該シール用パイプ18の先端側を一方のブッ
シュ組立体の内側ブッシュ16にテーパ部16Dを介し
て嵌合させる。次に、第4工程では、他方のブッシュ組
立体をアームボス11のボス部12内に前記第2工程と
は反対側から装入し、内側ブッシュ16のテーパ部16
Dをシール用パイプ18の基端側に嵌合させる。そし
て、このときには各内側ブッシュ16のキー溝26を連
結ピン21の軸方向で整列させるように、各内側ブッシ
ュ16を回転方向で位置合せした状態でシール用パイプ
18により各内側ブッシュ16を一体的に連結する。
【0044】次に、第5工程では、アームボス11の
左,右両側から各ブッシュ嵌合穴12Aと内側ブッシュ
16の鍔部16C外周面との間に各シール部材17を圧
入するように装着し、各内側ブッシュ16のキー溝26
内には各キー28を装着しておくようにする。なお、キ
ー28の装着は、前記第2工程等において内側ブッシュ
16の内周面を見やすい状態として行なうようにしても
よい。
【0045】次に第6工程では、軸方向両端側に各外側
ブッシュ15、各内側ブッシュ16および各シール部材
17等が配設されたアームボス11を、一対のブラケッ
ト14,14の間に配設した状態で、各ブラケット14
のピン挿通穴14Aおよび各内側ブッシュ16のピン挿
通穴16A内に連結ピン21を先端側から挿嵌し、該連
結ピン21によって各ブラケット14間にアームボス1
1を連結する。
【0046】この場合、連結ピン21の挿嵌作業に先立
って、各内側ブッシュ16のピン挿通穴16A(キー溝
26)から径方向内側に突出している各キー28を、連
結ピン21のキー溝27と位置合せするように各内側ブ
ッシュ16を各外側ブッシュ15に対して相対回転さ
せ、各キー28を連結ピン21側のキー溝27内へと開
先部29側から容易に導入(摺接)できるようにしてお
く。そして、この状態で連結ピン21を一方のブラケッ
ト14のピン挿通穴14A、各内側ブッシュ16のピン
挿通穴16A、他方のブラケット14のピン挿通穴14
A内へと順次挿通すると共に、連結ピン21のキー溝2
7に各キー28を係合させる。その後、他方のブラケッ
ト14から突出した連結ピン21の先端側に抜止ピン2
2を固定リング23を介して装着することにより、連結
ピン21を各ブラケット14に対して抜止め、廻止め状
態に固定する。
【0047】而して、上述の如く軸受装置を組立てるこ
とにより、アーム5の先端側にバケット6をピン結合す
ることができ、アームボス11に取付けた各外側ブッシ
ュ15に対し、各内側ブッシュ16が連結ピン21およ
び各ブラケット14を伴って相対的に回動することによ
り、アーム5の先端側でバケット6を回動させつつ、土
砂等の掘削作業を行なうことができる。
【0048】また、掘削作業の途中等でアーム5とバケ
ット6との間に捩り力等が作用し、アームボス11が各
ブラケット14に対して軸方向に相対変位するようなと
きには、外側ブッシュ15の軸方向外側の端面15B
が、各内側ブッシュ16に一体形成した鍔部16Cの一
方に当接することにより、このときの軸方向荷重を内側
ブッシュ16は鍔部16Cによって確実に受承でき、ア
ームボス11の両端側端面が各ブラケット14に衝突
(当接)して両者の当接面が早期に摩耗したり、ガタ付
きが発生したりするのを効果的に防止できる。
【0049】さらに、各外側ブッシュ15と内側ブッシ
ュ16との摺動面15A,16F間には、潤滑油収容部
20から潤滑油Gが該各摺動面15A,16F間のクリ
アランスを介して供給されるから、各摺動面15A,1
6Fを常時潤滑状態に保持することができ、各摺動面1
5A,16Fが早期に摩耗するのを確実に防止できる。
そして、バケット6による土砂の掘削時のように、多量
のダスト(土砂)が周囲に飛散するような場合でも、シ
ール部材17によって摺動面15A,16F間へのダス
ト(土砂)等の侵入を阻止することができ、各摺動面1
5A,16Fを円滑な摺動状態に長期に亘って保持する
ことができる。
【0050】さらにまた、各内側ブッシュ16の内周側
には各キー溝26を形成し、連結ピン21の外周側には
長尺のキー溝27を形成すると共に、各キー溝26,2
7にそれぞれキー28,28を係合させることにより、
内側ブッシュ16と連結ピン21との相対回転を規制す
るキー手段25を構成し、連結ピン21の先端側にはキ
ー溝27の開先部29を形成しているから、予めに各内
側ブッシュ16のキー溝26内にそれぞれキー28,2
8を装着した状態で、連結ピン21を各内側ブッシュ1
6のピン挿通穴16A内に挿通するときに、連結ピン2
1のキー溝27に対し、開先部29を介して各キー28
を容易に導きつつ、各キー28を装着することができ、
各キー28の位置を連結ピン21のキー溝27に対して
必ずしも正確に位置合せしなくても、連結ピン21の装
着作業を簡単に行うことができる。
【0051】従って、本実施例によれば、各内側ブッシ
ュ16と連結ピン21とが相対回転するのを確実に阻止
でき、各内側ブッシュ16を各ブラケット14および連
結ピン21と共に一体に回転させることができるので、
アームボス11が各ブラケット14に対して回動すると
きには、両者の回動を各外側ブッシュ15と各内側ブッ
シュ16との摺動面15A,16F間で円滑に行なわせ
ることができ、各内側ブッシュ16のピン挿通穴16A
および連結ピン21外周面等に摩擦、損傷が生じるのを
効果的に防止できる。
【0052】また、各内側ブッシュ16と連結ピン21
との相対変位が防止されることにより、各ブラケット1
4と各鍔部16Cとの相対変位も防止できるから、これ
によって、各ブラケット14と各内側ブッシュ16との
当接面側で摩耗、損傷等が発生するのも効果的に防止で
き、当該軸受装置の円滑な作動を長期に亘って補償する
ことができる。そして、連結ピン21の挿入時に各キー
溝27に対するキー28の装着作業を容易に行なうこと
ができ、組立て時の作業性を大幅に向上できる。
【0053】さらに、潤滑油収容部20内にグリス等の
潤滑油Gを充填した場合には、各外側ブッシュ15と各
内側ブッシュ16との間等から潤滑油が漏洩してしまう
のを各シール部材17によって確実に防止でき、外側ブ
ッシュ15と内側ブッシュ16との潤滑性をさらに高め
ることができる。
【0054】次に、図6ないし図8は本発明の第2の実
施例を示し、本実施例の特徴は、連結ピンを大径ピン部
と小径ピン部とから段付ピンとして形成したことにあ
る。なお、本実施例では前記第1の実施例と同一の構成
要素に同一の符号を付し、その説明を省略するものとす
る。
【0055】図中、31,32は本実施例で用いる相手
方部材としてのブラケットで、該ブラケット31,32
は前記第1の実施例で述べたブラケット14と同様に構
成されているものの、該ブラケット31,32はピン挿
通穴31A,32Aの穴径が異なっている。そして、ブ
ラケット31のピン挿通穴31Aは後述の大径ピン部3
5Bに対応して大径に形成され、ブラケット32のピン
挿通穴32Aは後述の小径ピン部35Cに対応して小径
に形成されている。
【0056】33,34は各外側ブッシュ15の内周側
に摺動可能に挿嵌された一対の内側ブッシュを示し、該
各内側ブッシュ33,34は、前記第1の実施例で述べ
た内側ブッシュ16とほぼ同様に構成され、ピン挿通穴
33A,34A、円筒部33B,34B、鍔部33C,
34C、テーパ部33D,34D、取付溝33E,34
Eおよび摺動面33F,34Fを有している。しかし、
内側ブッシュ33,34はピン挿通穴33A,34Aの
穴径が異なり、一方の内側ブッシュ33内には大径ピン
部35Bに対応した大径のピン挿通穴33Aが形成さ
れ、他方の内側ブッシュ34内には小径ピン部35Cに
対応した小径のピン挿通穴34Aが形成されている。
【0057】35はアームボス11を各ブラケット3
1,32間に連結した連結ピンを示し、該連結ピン35
は一端側に設けた大径頭部35Aと、該大径頭部35A
から他端側に向って延び、大径頭部35Aより小さな外
径D1 となった円柱形状の大径ピン部35Bと、該大径
ピン部35B先端からさらに他端側に向って延び、大径
ピン部35Bよりも小さい外径D2 (D2 <D1 )を有
した小径ピン部35Cとから段付ピンとして形成されて
いる。そして、連結ピン35は、一端側の大径頭部35
A側が一方のブラケット31に取付けられると共に、他
端側は抜止ピン22および固定リング23を介して他方
のブラケット32に取付けられ、一対のブラケット3
1,32に対して抜止め、廻り止め状態に保持されてい
る。
【0058】36,37は内側ブッシュ33,34のピ
ン挿通穴33A,34Aと連結ピン35の大径ピン部3
5B,小径ピン部35Cとの間に設けたキー手段を示
し、該キー手段36,37は図6に示す如く、内側ブッ
シュ33,34のピン挿通穴33A,34A内に形成し
たブッシュ側のキー溝38,39と、大径ピン部35
B,小径ピン部35Cの外周面に形成したキー溝40,
41と、該各キー溝38,39,40,41内に装着さ
れるキー42,42とから構成され、内側ブッシュ3
3,34と連結ピン35との相対回転を規制している。
【0059】ここで、キー溝38,39は内側ブッシュ
33,34のピン挿通穴33A,34A内に凹設され、
内側ブッシュ33,34の円筒部33B,34Bにほぼ
対応する長さをもって軸方向に延びている。また、キー
溝40,41は、図7および図8に示すように、連結ピ
ン35の大径ピン部35B,小径ピン部35Cの外周側
に凹設され、大径ピン部35B,小径ピン部35Cの先
端から大径頭部35A側に向けて軸方向に細長く延びる
と共に、各キー溝38,39,40,41内にはブッシ
ュ側のキー溝38,39よりも短い長さをもって角柱形
状に形成されたキー42,42が各キー溝38,39に
対して着脱可能に係合するように装着される。
【0060】43,44は連結ピン35の大径ピン部3
5B,小径ピン部35Cの先端側に設けたキー溝40,
41の開先部を示し、該開先部43,44は前記第1の
実施例で述べた開先部29と同様にキー溝40,41と
同一の深さをもった凹溝として形成され、大径ピン部3
5B,小径ピン部35Cの先端に向うに従い略V字状に
拡開している。
【0061】かくして、このように構成される本実施例
でも、前記第1の実施例と同様の効果を得ることができ
るが、特に本実施例では、アームボス11を各ブラケッ
ト31,32間に連結する連結ピン35を大径ピン部3
5Bと小径ピン部35Cとからなる段付ピンとして形成
したから、連結ピン35の挿通作業を容易に行なうこと
ができ、組立て時の作業性を大幅に向上させることがで
きる。
【0062】即ち、内側ブッシュ33,34のキー溝3
8,39内にそれぞれキー42,42を嵌合(装着)し
た状態で、ブラケット31,32のピン挿通穴31A,
32Aおよび内側ブッシュ33,34のピン挿通穴33
A,34A内に連結ピン35を挿通するときに、まず小
径ピン部35Cをブラケット31のピン挿通穴31Aお
よび内側ブッシュ33のピン挿通穴33Aに接触させる
ことなく、内側ブッシュ34のピン挿通穴34Aの位置
まで簡単に挿入でき、この状態で、連結ピン35の連通
作業を続けることにより、内側ブッシュ33,34のピ
ン挿通穴33A,34A(キー溝38,39)から径方
向内向きに突出している各キー42を、連結ピン35の
キー溝40,41内に開先部43,44を介して円滑に
導きつつ、各キー42をキー溝40,41に確実に係合
させることができると共に、大径ピン部35B(小径ピ
ン部35C)をブラケット31(32)のピン挿通穴3
1A(32A)および内側ブッシュ33(34)のピン
挿通穴33A(34A)内に簡単に挿入でき、組立て時
の作業性を大幅に向上できる。
【0063】なお、前記各実施例では、アームボス11
を、各ボス部12とボスパイプ13とを溶接等の手段に
よって連結するものとして述べたが、本発明はこれに限
らず、各ボス部12とボスパイプ13とを予め一体成形
等の手段で形成するようにしてもよい。
【0064】また、前記各実施例では、各内側ブッシュ
16(33,34)をシール用パイプ18に圧入して両
者を一体化するものとして述べたが、本発明はこれに限
らず、例えば、各内側ブッシュ16(33,34)とシ
ール用パイプ18とを一体成形するようにしてもよい。
【0065】さらに、前記各実施例では、鍔部16C
(33C,34C)を内側ブッシュ16(33,34)
に一体形成した場合を例に挙げて説明したが、本発明は
これに限らず、例えば、環状の鍔部材と円筒状の内側ブ
ッシュとをそれぞれ別個に形成し、内側ブッシュの外周
側に鍔部材を圧入嵌合させて一体化するように構成して
もよく、さらに、それぞれ別個に形成した鍔部材と内側
ブッシュとをボルトやピン等を介して一体的に固着する
ように構成してもよい。
【0066】さらにまた、上述した各実施例では、油圧
ショベル1のアーム5とバケット6とのピン結合部に軸
受装置を適用した場合を例に挙げて説明したが、本発明
はこれに限らず、例えばリンク10とバケット6とのピ
ン結合部、アーム5とアームシリンダ8とのピン結合部
等、他のピン結合部に広く適用することができる。
【0067】
【発明の効果】以上詳述した如く、請求項1の発明によ
れば、外側ブッシュの端面に摺接する鍔部を内側ブッシ
ュの外周側に設け、鍔部の外周面とボス部材の内周面と
の間にはシール部材を配設する環状のシール収容空間を
形成すると共に、前記内側ブッシュと連結ピンとの間に
は、該連結ピンと内側ブッシュとの相対回転を規制する
キー手段を設ける構成としたから、ボス部材と相手方部
材とが相対回動するときに、内側ブッシュがシール部材
から大きな摩擦抵抗を受けるような場合でも、連結ピン
と内側ブッシュとの相対回転をキー手段によって確実に
規制でき、連結ピンと内側ブッシュとの間、内側ブッシ
ュの鍔部と相手方部材との間で摩耗や損傷等が生じるの
を効果的に防止できると共に、当該軸受装置の寿命を確
実に延ばすことができる。
【0068】また、ボス部材と相手方部材とを相対回動
させるときに、外部から連結ピンの軸方向に荷重が作用
するような場合でも、外側ブッシュの端面に摺接する内
側ブッシュの鍔部によって軸方向荷重を受承でき、外側
ブッシュと内側ブッシュとの摺動面が早期に摩耗する等
の問題を解消できる。さらに、シール収容空間内にシー
ル部材を配設することにより、外側ブッシュと内側ブッ
シュとの摺動面にダスト等が侵入するのを防止でき、ボ
ス部材と相手方部材の円滑な相対回動を長期に亘って補
償できる上に、シール部材の取付構造を簡素化でき、製
造コストを大幅に低減できる。
【0069】また、請求項2に記載の発明によれば、前
記連結ピンの外周面にピン側のキー溝を形成し、内側ブ
ッシュの内周面にはブッシュ側のキー溝を形成すると共
に、前記ピン側のキー溝には該キー溝内にキーを案内す
るための開先部を形成しているから、連結ピンを内側ブ
ッシュ内に挿入するときに開先部によってキー溝内にキ
ーを容易に挿入することができ、組立時の作業性を向上
できる。
【0070】さらに、請求項3に記載の発明によれば、
前記相手方部材は、前記ボス部材を軸方向両端側から挟
むように配設され前記連結ピンによってボス部材に連結
される一対のブラケットにより構成し、前記連結ピン
は、該各ブラケットのうち一方のブラケットに挿嵌され
る大径ピン部と、他方のブラケットに挿嵌される小径ピ
ン部とから段付ピンとして形成したから、例えば大径ピ
ン部と小径ピン部とにそれぞれ短尺のキー溝を形成する
ことにより、連結ピンのほぼ全長に延びるようなキー溝
を設ける必要がなくなり、連結ピン全体の強度を高める
ことができると共に、連結ピンの挿入時に各キー溝に対
してキーを簡単に係合させることができ、組立時の作業
性を大幅に向上させることができる。
【0071】さらにまた、請求項4に記載の発明によれ
ば、前記ボス部材内に、前記外側ブッシュと内側ブッシ
ュとをそれぞれ一対設け、該各内側ブッシュのうち一方
の内側ブッシュには、前記連結ピンの大径ピン部に対応
する大径のピン挿通穴を形成し、他方の内側ブッシュに
は前記連結ピンの小径ピン部に対応する小径のピン挿通
穴を形成したから、連結ピンの挿入時に一方の内側ブッ
シュに大径ピン部を、他方の内側ブッシュに小径ピン部
をそれぞれ円滑に挿嵌することができ、各内側ブッシュ
に対する連結ピンの挿入作業を容易にすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例による軸受装置が適用さ
れる油圧ショベルの作業装置等を示す外観図である。
【図2】図1中の矢示II−II方向からみた軸受装置を拡
大して示す縦断面図である。
【図3】図2中の外側ブッシュ、内側ブッシュ等を拡大
して示す要部断面図である。
【図4】図2中の連結ピンを示す平面図である。
【図5】図4に示す連結ピンの一部破断の正面図であ
る。
【図6】本発明の第2の実施例による軸受装置を示す縦
断面図である。
【図7】図6中の連結ピンを示す平面図である。
【図8】図7に示す連結ピンの一部破断の正面図であ
る。
【符号の説明】
11 アームボス(ボス部材) 12 ボス部 12A ブッシュ嵌合穴 13 ボスパイプ 13A 潤滑油収容穴 14,31,32 ブラケット(相手方部材) 14A,31A,32A ピン挿通穴 15 外側ブッシュ(多孔質材料) 15A 摺動面 15B 外側端面(端面) 16,33,34 内側ブッシュ 16A,33A,34A ピン挿通穴 16C,33C,34C 鍔部 16F,33F,34F 摺動面 17 シール部材 18 シール用パイプ 20 潤滑油収容部 21,35 連結ピン 25,36,37 キー手段 26,27,38,39,40,41 キー溝 28,42 キー 29,43,44 開先部 35B 大径ピン部 35C 小径ピン部 C 間隔(シール収容空間) G 潤滑油

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸方向にブッシュ嵌合穴が形成されたボ
    ス部材と、該ボス部材を相手方部材に回転可能に連結す
    る連結ピンとからなる軸受装置において、前記ボス部材
    のブッシュ嵌合穴内に嵌着された外側ブッシュと、外周
    側が該外側ブッシュ内に摺動可能に嵌合し、内周側に前
    記連結ピン用のピン挿通穴が形成された内側ブッシュ
    と、前記外側ブッシュの端面に摺接するように該内側ブ
    ッシュの外周側に形成され、前記ボス部材の内周面との
    間に環状のシール収容空間を形成する鍔部と、該鍔部と
    前記ボス部材との間のシール収容空間内に配設され、前
    記外側ブッシュと内側ブッシュとの間をシールするシー
    ル部材と、前記内側ブッシュと連結ピンとの間に設けら
    れ、該連結ピンと内側ブッシュとの相対回転を規制する
    キー手段とを備えたことを特徴とする軸受装置。
  2. 【請求項2】 前記キー手段は、前記連結ピンの外周面
    に形成したピン側のキー溝と、前記内側ブッシュの内周
    面に形成したブッシュ側のキー溝と、該各キー溝内に装
    着されるキーとからなり、前記ピン側のキー溝には該キ
    ー溝内に前記キーを案内するための開先部を形成してな
    る請求項1に記載の軸受装置。
  3. 【請求項3】 前記相手方部材は、前記ボス部材を軸方
    向両端側から挟むように配設され前記連結ピンによって
    ボス部材に連結される一対のブラケットにより構成し、
    前記連結ピンは、該各ブラケットのうち一方のブラケッ
    トに挿嵌される大径ピン部と、他方のブラケットに挿嵌
    される小径ピン部とから段付ピンとして形成してなる請
    求項2に記載の軸受装置。
  4. 【請求項4】 前記ボス部材内には、前記外側ブッシュ
    と内側ブッシュとをそれぞれ一対設け、該各内側ブッシ
    ュのうち一方の内側ブッシュには、前記連結ピンの大径
    ピン部に対応する大径のピン挿通穴を形成し、他方の内
    側ブッシュには前記連結ピンの小径ピン部に対応する小
    径のピン挿通穴を形成してなる請求項3に記載の軸受装
    置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6877259B2 (en) 2002-08-30 2005-04-12 Komatsu Ltd. Pin assembly and implements connecting apparatus
JP2021021189A (ja) * 2019-07-24 2021-02-18 株式会社日立建機ティエラ 建設機械

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6877259B2 (en) 2002-08-30 2005-04-12 Komatsu Ltd. Pin assembly and implements connecting apparatus
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