JPH09303384A - 軸受装置 - Google Patents

軸受装置

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JPH09303384A
JPH09303384A JP14818896A JP14818896A JPH09303384A JP H09303384 A JPH09303384 A JP H09303384A JP 14818896 A JP14818896 A JP 14818896A JP 14818896 A JP14818896 A JP 14818896A JP H09303384 A JPH09303384 A JP H09303384A
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JP
Japan
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bush
bushes
split
fitted
boss
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Application number
JP14818896A
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English (en)
Inventor
Fujio Sato
藤男 佐藤
Manabu Ogasawara
学 小笠原
Fumimasa Saeki
文將 佐伯
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ボス部材と中間部材、中間部材とブラケット
部材との間で摩耗等が発生するのを防止し、各部材の円
滑な回動を補償できるようにする。 【解決手段】 各バケット側リンク22のブッシュ嵌合
穴22A内には外側ブッシュ23を嵌着し、この各外側
ブッシュ23の内周側に一対の分割ブッシュ25,25
からなる内側ブッシュ24を摺動可能に挿嵌する。ま
た、ボス部28のブッシュ嵌合穴28A内には外側ブッ
シュ29を嵌着し、この外側ブッシュ29の内周側に一
対の分割ブッシュ31,31からなる内側ブッシュ30
を摺動可能に挿嵌する。そして、ボス部28の左,右両
側に各バケット側リンク22および各アーム側リンク2
1を配設し、連結ピン34によってピン結合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば油圧ショベ
ル等の建設機械に装備される作業装置のピン結合部等に
好適に用いられる軸受装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図7および図8に第1の従来技術による
軸受装置を油圧ショベルを例に挙げて説明する。
【0003】図7において、1は油圧ショベルを示し、
該油圧ショベル1の上部旋回体2には、掘削作業等を行
う作業装置3が俯仰動可能に配設されている。
【0004】そして、作業装置3は、上部旋回体2にピ
ン結合されたブーム4と、該ブーム4の先端側にピン結
合されたアーム5と、該アーム5の先端側にピン結合さ
れたバケット6等とから大略構成され、これらブーム
4、アーム5およびバケット6は、それぞれピン結合部
を介して連結されたブームシリンダ7、アームシリンダ
8、バケットシリンダ9、バケット側リンク10および
アーム側リンク11等により作動されるようになってい
る。
【0005】次に、上記各ピン結合部のうち、図7に示
すバケットシリンダ9および各リンク10,11のピン
結合部を例に挙げて詳述する。
【0006】ここで、各バケット側リンク10の一端は
バケット6のブラケット6Aにピン結合され、他端には
後述のブッシュ15が嵌着されるブッシュ嵌合穴10A
が穿設されている。そして、各バケット側リンク10
は、軸方向の外側端面が各アーム側リンク11と当接可
能となり、内側端面が後述のボス部12と当接可能とな
っている。また、各アーム側リンク11の一端はアーム
5にピン結合され、他端には後述の連結ピン17を挿通
するピン挿通穴11Aが穿設されると共に、軸方向内側
は前記各バケット側リンク10の外側端面と対向してい
る。
【0007】図8において、12はバケットシリンダ9
のロッド側先端側に設けたボス部を示し、該ボス部12
には後述のブッシュ13が嵌着されるブッシュ嵌合穴1
2Aが穿設されると共に、軸方向両端側は前記各バケッ
ト側リンク10の内側端面とそれぞれ対向している。
【0008】13はバケットシリンダ9のボス部12に
設けたブッシュ嵌合穴12Aに嵌着された円筒形状のブ
ッシュを示し、該ブッシュ13の内周側には後述の連結
ピン17が挿通されるピン挿通穴13Aが穿設されると
共に、該ブッシュ13の軸方向寸法はブッシュ嵌合穴1
2Aの軸方向寸法より短く形成されている。そして、ブ
ッシュ13の軸方向両端側には一対のシール部材14,
14が装着され、外部から摺動面となるピン挿通穴13
A内にダスト等が侵入するのを防いでいる。
【0009】15,15はバケット側リンク10,10
のブッシュ嵌合穴10A,10Aに嵌着された一対の円
筒形状のブッシュを示し、該各ブッシュ15は前記ボス
側のブッシュ13と同様にピン挿通穴15Aが穿設され
ると共に、各ブッシュ15の軸方向両端側には一対のシ
ール部材16,16が装着され、摺動面となるピン挿通
穴15A内へのダスト等の侵入を防いでいる。
【0010】17はバケットシリンダ9のボス部12お
よび各リンク10,11の他端を相対回転可能に連結し
た連結ピンを示し、該連結ピン17はアーム側リンク1
1,11間において前記ボス部12を挟むように一対の
バケット側リンク10,10を配置した状態で、各ピン
挿通穴11A,13A,15Aに挿通される。そして、
連結ピン17の外周面は各ブッシュ13,15のピン挿
通穴13A,15Aの内周面とそれぞれ摺動可能に当接
すると共に、連結ピン17の一端側に設けた大径頭部1
7A側が一方のアーム側リンク11に取付けられ、他端
側は抜止めピン18および固定リング19を介して他方
のアーム側リンク11に対して抜止め、廻り止め状態に
保持される。
【0011】20は潤滑油を各摺動面に供給するために
連結ピン17内に形成された給脂通路を示し、該給脂通
路20の一端は各ブッシュ13,15のピン挿通穴13
A,15A内で開口され、他端は大径頭部17A側で開
口し、この開口端にはグリスニップル(図示せず)が取
付けられている。そして、該グリスニップルにグリスガ
ン(図示せず)を接続することによりグリス等の潤滑剤
を給脂し、各ピン挿通穴13A,15Aの内周面と連結
ピン17の外周面の間で円滑な摺動が可能となってい
る。
【0012】第1の従来技術による油圧ショベルの軸受
装置は上述の如き構成を有するもので、バケットシリン
ダ9は、アーム5の先端側に配設されたバケット6を各
リンク10,11を介して作動させる。そして、連結ピ
ン17を中心としてバケット側リンク10,10および
ボス部12がアーム側リンク11,11に対してそれぞ
れ回動しバケット6を俯仰動させ、掘削作業等を行うよ
うになっている。
【0013】また、第2の従来技術による軸受装置とし
て、例えば実開昭59−135951号公報には、油圧
ショベルのアーム先端とバケットとの間に設けられバケ
ットをアームに対して相対回転可能に連結するピン結合
部に適用されたものが開示されている。
【0014】この軸受装置は、アームの先端側に設けら
れたボス部材としてのアーム側ボス部と、バケットに設
けられた左,右一対のバケット側のブラケット部と、ア
ーム側ボス部の軸方向両端側に位置して連結ピンと該ボ
ス部との間に設けられた左,右一対のブッシュ等とから
大略構成されている。
【0015】ここで、軸受装置の一部を構成する一対の
ブッシュは、連結ピンの軸方向両端側に挿通された内側
ブッシュと、外周側がアーム側ボス部の軸方向両端側に
圧入され、内周側が内側ブッシュの外周側に摺動可能に
嵌合した外側ブッシュとからなり、内側ブッシュには、
ノックピンを介してバケット側のブラケット部に固定さ
れる拡径した鍔部が設けられている。
【0016】そして、外側ブッシュの軸方向外側の端面
と内側ブッシュの鍔部との間には、両者の隙間を介して
内側ブッシュと外側ブッシュとの摺動面に土砂等が侵入
するのを防止するシール部材が設けられている。また、
内側ブッシュと外側ブッシュとの間には、該シール部材
よりも径方向内側に位置してスペーサが設けられてい
る。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した第
1の従来技術による軸受装置では、各バケット側リンク
10はアーム側リンク11に対して相対回転する上に、
各バケット側リンク10が隣接する各アーム側リンク1
1に押付けられるようなスラスト力が加わることがあ
る。
【0018】そして、この場合には、各バケット側リン
ク10の外側端面がアーム側リンク11の内側端面に当
接しつつ、摺動することになり、互いに摺動する各端面
間に潤滑剤が存在しない状態では、該各端面間の摺動に
より異音が発生し、各端面が早期に摩耗する。
【0019】また、ボス部12と各バケット側リンク1
0との間でも同様にスラスト力が加わりボス部12の両
端面と各バケット側リンク10の内側端面が当接、摺動
することによって異音が発生すると共に、各端面がそれ
ぞれ摩耗する。
【0020】このため、従来技術にあっては、各ブッシ
ュ13,15のピン挿通穴13A,15Aと連結ピン1
7の外周面の間から一部の潤滑剤を漏洩させることによ
り、各バケット側リンク10、各アーム側リンク11お
よびボス部12間での異音発生や摩耗を防止する等の対
策がとられている。
【0021】しかし、これらの方法では十分な異音や摩
耗対策をとることができないばかりか、各ブッシュ1
3,15に無給脂ブッシュを適用した場合には、各バケ
ット側リンク10、各アーム側リンク11およびボス部
12間に潤滑剤が供給されず、摩擦抵抗を低減できない
という問題がある。さらに、バケットによる掘削作業時
においては各バケット側リンク10、各アーム側リンク
11およびボス部12間にダスト(土砂)等が侵入し、
このダスト等によりさらに異音や摩耗量の増大を招くと
いう問題もある。
【0022】また、第2の従来技術による軸受装置で
は、アームとバケットとの間のような2軸方向をピン結
合する場合には有効であるが、第1の従来技術のように
3軸方向をピン結合する場合には、そのまま適用するこ
とはできない。
【0023】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、ボス部材と中間部材、中間部材とブラケ
ット部材との間で摩耗等が発生するのを防止できると共
に、各摺動部にダスト等が侵入するのを防ぐことがで
き、スラスト力が加わったときでもボス部材や中間部材
に対するブラケット部材の円滑な回動を長期に亘って補
償できるようにした軸受装置を提供することを目的とす
る。
【0024】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために本発明は、軸方向にブッシュ嵌合穴が形成された
ボス部材と、該ボス部材の軸方向両端側に配設され連結
ピンを介して相対回転可能に連結される一対のブラケッ
ト部材と、該各ブラケット部材とボス部材との間に前記
連結ピンを介して相対回転可能に配設され軸方向にブッ
シュ嵌合穴が形成された一対の中間部材とからなる軸受
装置に適用される。
【0025】そして、請求項1が採用する構成の特徴
は、外周側が前記ボス部材のブッシュ嵌合穴と各中間部
材のブッシュ嵌合穴とにそれぞれ嵌着され、内周側が摺
動面となった複数の外側ブッシュと、内周側が前記連結
ピンの外周側に嵌着され、外周側が該各外側ブッシュの
摺動面に摺接する複数の内側ブッシュと、前記ボス部材
と各中間部材との間および該各中間部材と各ブラケット
部材との間にそれぞれ位置して前記外側ブッシュの軸方
向端面に摺接し、前記各内側ブッシュと共に軸方向のス
ラスト力を受承する複数のスラスト受けとを備えたこと
にある。
【0026】このように構成することにより、ボス部材
に対して各中間部材や各ブラケット部材が相対回転する
ときには、各部材に嵌着された外側ブッシュが連結ピン
に嵌着された各内側ブッシュに対して摺動し、ボス部材
に対して各中間部材や各ブラケット部材の円滑な回動を
補償できる。また、複数の外側ブッシュの端面と複数の
スラスト受けとにより、軸方向のスラスト力を受承でき
ると共に、ボス部材、各中間部材および各ブラケット部
材間に隙間を確保することができる。
【0027】また、請求項2に記載の発明が採用する構
成の特徴は、前記ボス部材のブッシュ嵌合穴内と前記各
中間部材のブッシュ嵌合穴内とにそれぞれ嵌合固着され
る複数の外側ブッシュと、外周側が該各外側ブッシュ内
にそれぞれ摺動可能に挿嵌され内周側が前記連結ピンの
外周側に嵌合固着される複数の内側ブッシュとを備え、
該各内側ブッシュのうち少なくともいずれか一の内側ブ
ッシュは、相手方となる外側ブッシュに対して軸方向で
2分割され該外側ブッシュの軸方向端面に摺接する環状
の鍔部を有した一対の分割ブッシュにより構成したこと
にある。
【0028】このように構成することによって、ボス部
材に対して各中間部材や各ブラケット部材が相対回転す
るときには、各部材に嵌着された外側ブッシュが連結ピ
ンに嵌着された各内側ブッシュに対して摺動し、ボス部
材に対して各中間部材や各ブラケット部材を円滑に回動
できる。また、一対の分割ブッシュを相手方となる外側
ブッシュに軸方向両端側から挿嵌でき、各分割ブッシュ
に設けた環状の鍔部が該外側ブッシュの軸方向端面に摺
接するから、各分割ブッシュにより軸方向のスラスト力
を受承できる。
【0029】そして、請求項3に記載の発明が採用する
構成の特徴は、前記ボス部材のブッシュ嵌合穴内と前記
各中間部材のブッシュ嵌合穴内とにそれぞれ嵌合固着さ
れる複数の外側ブッシュと、外周側が該各外側ブッシュ
内にそれぞれ摺動可能に挿嵌され内周側が前記連結ピン
の外周側に嵌合固着される複数の内側ブッシュとを備
え、該各内側ブッシュは、相手方となる外側ブッシュに
対して軸方向で2分割され該外側ブッシュの軸方向端面
に摺接する環状の鍔部を有した一対の分割ブッシュによ
り構成したことにある。
【0030】このように構成することにより、ボス部材
に対して各中間部材や各ブラケット部材が相対回転する
ときには、各部材に嵌着された外側ブッシュが連結ピン
に嵌着された各内側ブッシュに対して摺動し、ボス部材
に対して各中間部材や各ブラケット部材を円滑に回動で
きる。また、各内側ブッシュを一対の分割ブッシュで構
成したから、各分割ブッシュを相手方となる各外側ブッ
シュに軸方向両端側から挿嵌できると共に、各分割ブッ
シュに設けた環状の鍔部が該外側ブッシュの軸方向端面
に摺接し、各分割ブッシュにより軸方向のスラスト力を
受承できる。
【0031】さらに、請求項4に記載の発明では、前記
各分割ブッシュには前記鍔部と反対側の端部に位置して
互いに衝合する衝合部を設け、該各衝合部間にはシール
部材を装着している。
【0032】この結果、各分割ブッシュ間のシール性を
向上でき、各分割ブッシュ間を介して外側ブッシュの摺
動面から連結ピン側に向けて潤滑剤等が漏洩するのを防
止できる。
【0033】さらにまた、請求項5に記載の発明では、
前記各分割ブッシュの衝合部は互いに径方向で嵌合する
段差部として形成し、該各段差部間には前記シール部材
を配設している。
【0034】この結果、各段差部により各分割ブッシュ
を互いに確実に嵌合でき、各段差部間に配設したシール
部材により、各分割ブッシュ間のシール性を向上でき、
各分割ブッシュ間を介して外側ブッシュの摺動面から連
結ピン側へ向けて潤滑剤が漏洩するのを防止できる。
【0035】一方、請求項6に記載の発明では、前記ボ
ス部材のブッシュ嵌合穴内と各中間部材のブッシュ嵌合
穴内とには、前記各外側ブッシュと各内側ブッシュとの
摺動面をシールするシール部材を設けている。
【0036】このように構成することによって、ボス部
材、各ブラケット部材および各中間部材間から各外側ブ
ッシュと各内側ブッシュとの摺動面にダスト等が侵入す
るのを防止できる。
【0037】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に従って詳細に説明する。
【0038】ここで、図1および図2は本発明の第1の
実施例を示している。なお、本実施例では前述した従来
技術と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を
省略するものとする。
【0039】図1において、21,21はブラケット部
材としてのアーム側リンクを示し、該各アーム側リンク
21は従来技術で述べたアーム側リンク11とほぼ同様
に構成され、後述の連結ピン34を挿通するピン挿通穴
21Aが穿設されている。また、各アーム側リンク21
の軸方向内側の端面はピン挿通穴21Aの周囲に位置す
る部位が、後述する各内側ブッシュ24の鍔部25Cに
対する当接面となっている。
【0040】22,22は一対の中間部材としてのバケ
ット側リンクを示し、該各バケット側リンク22は従来
技術で述べたバケット側リンク10とほぼ同様に構成さ
れているものの、該バケット側リンク22には比較的大
径のブッシュ嵌合穴22Aが穿設されている。
【0041】23,23は各バケット側リンク22のブ
ッシュ嵌合穴22A内に嵌着された一対の外側ブッシュ
を示し、該各外側ブッシュ23は、例えば高強度の軸受
鋼、焼結含油合金、または高力黄銅系合金(金属母材)
に固体潤滑剤が埋め込まれたリング状の無給脂軸受(ド
ライ軸受)等から形成されている。そして、各外側ブッ
シュ23は内部に後述の内側ブッシュ24が嵌合され、
その内周面が内側ブッシュ24の外周側と摺接する摺動
面23Aとなっている。
【0042】また、各外側ブッシュ23は各バケット側
リンク22の厚さ(軸方向)寸法よりも短い軸方向寸法
をもって形成され、その軸方向外側の端面は内側ブッシ
ュ24の鍔部25Cと当接する。
【0043】24,24は各外側ブッシュ23の内周側
に摺動可能に挿嵌された内側ブッシュを示し、該各内側
ブッシュ24は左,右一対の分割ブッシュ25,25に
より構成されている。ここで、該各分割ブッシュ25は
例えば高力黄銅系合金や機械構造用炭素鋼鋼管(STK
M材)および機械構造用合金鋼(SCM415,SCM
420)等により段付筒状に形成され、軸方向にピン挿
嵌穴25Aが穿設された円筒部25Bと、該円筒部25
Bの端面側でその外周から径方向外向きに突出したスラ
スト受けとしての厚肉の鍔部25Cとから形成されてい
る。そして、各円筒部25Bの外周面は、外側ブッシュ
23の摺動面23Aに対して相対回転(摺動)する。
【0044】また、各鍔部25Cの内周側には開口端側
に環状溝25Dが形成され、該環状溝25Dには後述の
ダストシール26が装着されている。そして、円筒部2
5Bの外周側は、外側ブッシュ23の摺動面23Aに対
して相対回転(摺動)する。
【0045】そして、各鍔部25Cの外径は各外側ブッ
シュ23の内径よりも大で、かつその外径よりも小なる
寸法に形成され、各鍔部25Cとバケット側リンク22
のブッシュ嵌合穴22Aとの間は環状のシール収容空間
となり、後述のシール部材27,27が配設されてい
る。
【0046】また、各分割ブッシュ25は外側ブッシュ
23の両端面を左,右両側から挟むように配設され、各
鍔部25Cが外側ブッシュ23の各端面に当接してい
る。一方、各鍔部25Cはバケット側リンク22から軸
方向に突出すると共に、各アーム側リンク21やボス部
28側の各分割ブッシュ31に当接することにより、バ
ケット側リンク22とボス部28との間に隙間を形成し
ている。
【0047】26,26,…は前記各分割ブッシュ25
の環状溝25Dに配設されたダストシールを示し、該各
ダストシール26は、外周側の芯金部分(図示せず)が
各分割ブッシュ25の環状溝25D内に嵌着され、内周
側のリップ部26Aが連結ピン34の外周面に摺接して
いる。そして、各ダストシール26は各分割ブッシュ2
5と連結ピン34との間をシールすると共に、両者の間
に外部からダスト(土砂)等が侵入するのを防止してい
る。
【0048】27,27,…はバケット側リンク22の
ブッシュ嵌合穴22Aと各分割ブッシュ25の鍔部25
C外周面との間のシール収容空間に配設されたシール部
材を示し、該各シール部材27は、外周側の芯金部分
(図示せず)が各バケット側リンク22のブッシュ嵌合
穴22A内に嵌着され、内周側のリップ部27Aが各分
割ブッシュ25の鍔部25C外周面に摺接している。そ
して、各シール部材27は各外側ブッシュ23と各分割
ブッシュ25との間に外部からダスト(土砂)等が侵入
するのを防止すると共に、潤滑油が各外側ブッシュ23
と各分割ブッシュ25との間から漏洩するのを防止して
いる。
【0049】28はバケットシリンダ9のロッド側先端
に設けたボス部材としてのボス部を示し、該ボス部28
は従来技術で述べたボス部12とほぼ同様に構成されて
いるものの、該ボス部28はその内周側にはバケット側
リンク22のブッシュ嵌合穴22Aとほぼ同一の内径寸
法をもったブッシュ嵌合穴28Aが穿設されている。そ
して、該ボス部28はバケット側リンク22,22間に
配設され、ブッシュ嵌合穴28Aに嵌着された後述の外
側ブッシュ29等を介して連結ピン34にピン結合され
ている。
【0050】29はボス部28のブッシュ嵌合穴28A
内に嵌着された外側ブッシュを示し、該外側ブッシュ2
9は、前記バケット側リンク22の外側ブッシュ23と
同様にリング状の無給脂軸受(ドライ軸受)等から形成
され、外側ブッシュ29の内部には後述する内側ブッシ
ュ30が挿嵌されている。そして、外側ブッシュ29の
内周面は内側ブッシュ30の外周面に対する摺動面29
Aとなり、軸方向両端側の各端面は内側ブッシュ30の
鍔部31Cにそれぞれ摺接している。また、外側ブッシ
ュ29がバケット側リンク22等と接触しないように、
外側ブッシュ29の軸方向寸法はボス部28の厚さ(軸
方向)寸法よりも短くなっている。
【0051】30は外側ブッシュ29の内周側に摺動可
能に挿嵌された内側ブッシュを示し、該内側ブッシュ3
0は左,右一対の分割ブッシュ31,31により構成さ
れている。ここで、該各分割ブッシュ31は前記各分割
ブッシュ25と同様に機械構造用炭素鋼鋼管(STKM
材)等により段付筒状に形成され、軸方向にピン挿嵌穴
31Aが穿設された円筒部31Bと、該円筒部31Bの
端面側でその外周から径方向外向きに突出したスラスト
受けとしての厚肉の鍔部31Cとから形成されている。
そして、各円筒部31Bの外周面は、外側ブッシュ29
の摺動面29Aに対して相対回転(摺動)する。
【0052】また、各鍔部31Cの内周側には開口端側
に環状溝31Dが形成され、該環状溝31Dには後述の
ダストシール32が装着されている。そして、円筒部3
1Bの外周側は、外側ブッシュ29の摺動面29Aに対
して相対回転(摺動)する。
【0053】そして、各鍔部31Cの外径は各外側ブッ
シュ29の内径よりも大で、かつその外径よりも小なる
寸法に形成され、各鍔部31Cとボス部28のブッシュ
嵌合穴28Aとの間は環状のシール収容空間が形成さ
れ、後述のシール部材33,33が配設されている。
【0054】また、各分割ブッシュ31は外側ブッシュ
29の両端面を左,右両側から挟むように配設され、各
鍔部31Cが外側ブッシュ29の各端面に当接してい
る。一方、各鍔部31Cはボス部28から軸方向に突出
し各分割ブッシュ25の鍔部25Cと当接することによ
り、バケット側リンク22とボス部28との間に隙間を
形成している。
【0055】32,32は前記各分割ブッシュ31の環
状溝31Dに配設されたダストシールを示し、該各ダス
トシール32は、前記各ダストシール26と同様に外周
側の芯金部分(図示せず)が各分割ブッシュ31の環状
溝31D内に嵌着され、内周側のリップ部32Aが連結
ピン34の外周面に摺接している。そして、各ダストシ
ール32は各分割ブッシュ31と連結ピン34との間を
シールすると共に、両者の間に外部からダスト(土砂)
等が侵入するのを防止している。
【0056】33,33はボス部28のブッシュ嵌合穴
28Aと各分割ブッシュ31の鍔部31C外周面との間
のシール収容空間に配設されたシール部材を示し、該各
シール部材33は前記シール部材27と同様に外周側の
芯金部分(図示せず)がボス部28のブッシュ嵌合穴2
8A内に嵌着され、内周側のリップ部33Aが各分割ブ
ッシュ31の鍔部31C外周面に摺接している。そし
て、各シール部材33は外側ブッシュ29と各分割ブッ
シュ31との間に外部からダスト(土砂)等が侵入する
のを防止すると共に、潤滑油が外側ブッシュ29と各分
割ブッシュ31との間から漏洩するのを防止している。
【0057】34は各アーム側リンク21,各バケット
側リンク22およびボス部28を相対回転可能に連結し
た連結ピンを示し、該連結ピン34は両端側が各アーム
側リンク21のピン挿通穴21Aに挿通され、該アーム
側リンク21,21間に前記ボス部28を挟むように一
対のバケット側リンク22,22を配置した状態で、各
分割ブッシュ25,31のピン挿通穴25A,31Aに
圧入嵌合される。そして、該連結ピン34は、一端側の
大径頭部34A側が一方のアーム側リンク21に取付け
られると共に、他端側は抜止めピン18および固定リン
グ35を介して他方のアーム側リンク21に対して抜止
め、廻り止め状態に保持される。
【0058】本実施例による油圧ショベルの軸受装置は
上述の如き構成を有するもので、その組付時において
は、まず、ボス部28のブッシュ嵌合穴28A内に外側
ブッシュ29を圧入嵌合した後、環状溝31Dにダスト
シール32を嵌着した一対の分割ブッシュ31,31
を、外側ブッシュ29の両端面に各鍔部31Cがそれぞ
れ当接するまで左,右両側から外側ブッシュ29内に摺
動可能に挿嵌する。そして、各分割ブッシュ31の鍔部
31Cの外周面とボス部28のブッシュ嵌合穴28Aと
の間にシール部材33を圧入する。
【0059】また、各バケット側リンク22のブッシュ
嵌合穴22A内に外側ブッシュ23を圧入嵌合した後、
環状溝25Dにダストシール26を嵌着した一対の分割
ブッシュ25,25を、外側ブッシュ23の外側端面に
鍔部25Cが当接するまで外側ブッシュ23内に摺動可
能となるように挿嵌する。そして、ブッシュ嵌合穴22
Aの軸方向外側には各分割ブッシュ25の鍔部25Cの
外周面との間にシール部材27を圧入する。
【0060】このようにして構成されたボス部28の
左,右両側に外側ブッシュ23等が組付けられたバケッ
ト側リンク22,22を配置する。さらに、これらのボ
ス部28とバケット側リンク22,22等をアーム側リ
ンク21,21間に配置する。そして、一方のアーム側
リンク21のピン挿通穴21Aから、各分割ブッシュ2
5,31のピン挿通穴25A,31A、他方のアーム側
リンク21のピン挿通穴21Aに順次連結ピン34を圧
入した後、他方のアーム側リンク21から突出した連結
ピン34の他端側に抜止めピン18を固定リング35を
介して装着することにより、アーム側リンク21,バケ
ット側リンク22およびボス部28がそれぞれ相対回転
可能に結合される。
【0061】本実施例による軸受装置は上述の如く構成
されたものであり、当該軸受装置を用いたときの油圧シ
ョベルとしての基本的作動については従来技術によるも
のと格別差異はない。
【0062】しかし、本実施例では、ボス部28に外側
ブッシュ29を嵌着し、各バケット側リンク22に各外
側ブッシュ23を嵌着すると共に、外側ブッシュ29の
内周側に摺動可能に挿嵌された各分割ブッシュ31と、
各外側ブッシュ23の内周側に摺動可能に挿嵌された各
分割ブッシュ25とを設けたから、ボス部28が各バケ
ット側リンク22や各アーム側リンク21に対して相対
回転するときは外側ブッシュ29が各分割ブッシュ31
に対して摺動し、各バケット側リンク22がボス部28
や各アーム側リンク21に対して相対回転するときは各
外側ブッシュ23が各分割ブッシュ25に対して摺動
し、ボス部28や各バケット側リンク22を各アーム側
リンク21に対して円滑に相対回転させることができ
る。
【0063】また、各分割ブッシュ31の鍔部31Cが
外側ブッシュ29の各端面に当接すると共に、各内側ブ
ッシュ24の端面に当接することにより、ボス部28と
各バケット側リンク22との間に隙間を形成でき、ボス
部28と各バケット側リンク22とが衝突するのを防止
できる。同様に、各分割ブッシュ25の鍔部25Cによ
っても各バケット側リンク22と各アーム側リンク21
との間に隙間を形成できるから、各バケット側リンク2
2と各アーム側リンク21とが衝突するのを防止でき
る。
【0064】かくして、ボス部28には、ブッシュ嵌合
穴28A内に外側ブッシュ29を嵌着し、外側ブッシュ
29の内周側には連結ピン34に固着された一対の分割
ブッシュ31,31を摺動可能に挿嵌したから、ボス部
28に対してバケット側リンク22やアーム側リンク2
1が相対回転したときには、外側ブッシュ29が各分割
ブッシュ31に対して摺動させることができ、ボス部2
8の円滑な回動が補償できる。
【0065】この場合、各バケット側リンク22には、
ブッシュ嵌合穴22A内に嵌着された各外側ブッシュ2
3と、各外側ブッシュ23の内周側に一対の分割ブッシ
ュ25,25を左,右両側から摺動可能に挿入し、各外
側ブッシュ23の両端面が各分割ブッシュ25の鍔部2
5Cに当接する構成としたから、外側ブッシュ23が各
分割ブッシュ25に対して摺動し、バケット側リンク2
2が連結ピン34を中心に円滑に回動するのを補償で
き、各分割ブッシュ25を外側ブッシュ23内に容易に
装着できる。
【0066】また、外側ブッシュ29の内周側に一対の
分割ブッシュ31,31を左,右両側から摺動可能に挿
入し、外側ブッシュ29の両端面が各分割ブッシュ31
の鍔部31Cに当接する構成としたから、各鍔部31C
間に外側ブッシュ29を確実に保持でき、外側ブッシュ
29が各分割ブッシュ31の外周側で円滑に摺動できる
上に、各分割ブッシュ31を外側ブッシュ29内に容易
に装着できる。
【0067】さらに、各分割ブッシュ25,31の鍔部
25C,31Cにより、ボス部28と各バケット側リン
ク22との間や各バケット側リンク22と各アーム側リ
ンク21との間に隙間が確保され、相対回転する各アー
ム側リンク21、バケット側リンク22およびボス部2
8は相互に衝突(当接)することがないから、ボス部2
8等の端面が摩耗するのを確実に防ぐことができ、各部
材の摩擦による異音の発生を防止できる。
【0068】そして、掘削作業の途中等でアーム5とバ
ケット6との間に捩り力等が作用し、各アーム側リンク
21がバケット側リンク22に対して軸方向に相対変位
するようなときには、アーム側リンク21またはバケッ
ト側リンク22からボス部28に向けて作用するスラス
ト力を、各分割ブッシュ25,31の鍔部25C,31
Cと各外側ブッシュ23,29の端面とによって受承で
き、各アーム側リンク21、バケット側リンク22およ
びボス部28との間に隙間を確保できる。このため、各
アーム側リンク21、各バケット側リンク22およびボ
ス部28は互いに衝突(当接)せず、各端面が摺動しな
いから、各端面の摩耗によるガタや異音の発生を確実に
防止できる。
【0069】また、鍔部25Cの外周面とバケット側リ
ンク22のブッシュ嵌合穴22Aとの間にシール部材2
7を装着し、鍔部31Cの外周面とボス部28のブッシ
ュ嵌合穴28Aとの間にはシール部材33を装着したか
ら、バケット6による土砂の掘削時のように、多量のダ
スト(土砂)が周囲に飛散するような場合でも、外側ブ
ッシュ23と各分割ブッシュ25との間や外側ブッシュ
29と各分割ブッシュ31との間に外部からダスト等が
侵入するのを阻止できる。さらに、各外側ブッシュ2
3,29が含有する潤滑油が外部に漏洩するのを防止で
き、各外側ブッシュ23と各分割ブッシュ25との間や
外側ブッシュ29と各分割ブッシュ31との間を長期間
に亘って常時潤滑状態に保持できると共に、当該軸受装
置を無給脂軸受とすることができメンテナンス性を大幅
に向上できる。
【0070】次に、図3および図4は本発明の第2の実
施例を示し、本実施例の特徴は、各分割ブッシュには鍔
部と反対側の端部に互いに径方向で嵌合する衝合部とし
ての段差部を設け、該各段差部間にはシール部材を設け
たことにある。なお、本実施例では前記第1の実施例と
同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略す
るものとする。
【0071】図中、41,41は各外側ブッシュ23の
内周側に摺動可能に挿嵌された内側ブッシュを示し、該
各内側ブッシュ41は左,右一対の分割ブッシュ42,
43により構成されている。ここで、該各分割ブッシュ
42,43は軸方向にピン挿嵌穴42A,43Aが穿設
された円筒部42B,43Bと、該各円筒部42B,4
3Bの端面側でその外周から径方向外向きに突出したス
ラスト受けとしての厚肉の鍔部42C,43Cとからな
り、機械構造用炭素鋼鋼管(STKM材)等により段付
筒状に形成されている。そして、各円筒部42B,43
Bの外周面は、外側ブッシュ23の摺動面23Aに対し
て相対回転(摺動)する。
【0072】また、各鍔部42C,43Cの内周側には
開口端側に環状溝42D,43Dが形成され、該各環状
溝42D,43Dにはダストシール44,44が装着さ
れている。そして、各円筒部42B,43Bの外周側
は、外側ブッシュ23の摺動面23Aに対して相対回転
(摺動)する。
【0073】ここで、円筒部42Bには鍔部42Cと反
対側の端部に段差部としての環状凹部42Eが設けら
れ、円筒部43Bには鍔部43Cと反対側の端部に他の
段差部としての環状凸部43Eが設けられている。そし
て、環状凹部42E内には環状凸部43Eが嵌合され、
両者の間にはシール部材としてのOリング45が装着さ
れている。
【0074】そして、各鍔部42C,43Cの外径は各
外側ブッシュ23の内径よりも大で、その外径よりも小
なる寸法に形成され、各鍔部42C,43Cとバケット
側リンク22のブッシュ嵌合穴22Aとの間は環状のシ
ール収容空間となり、前記第1の実施例で述べたシール
部材27と同様のシール部材46,46が配設されてい
る。
【0075】また、各分割ブッシュ42,43は外側ブ
ッシュ23の両端面を左,右両側から挟むように配設さ
れ、各鍔部42C,43Cの内側端面が外側ブッシュ2
3の各端面に当接している。一方、各鍔部42Cはバケ
ット側リンク22から軸方向に突出すると共に、各アー
ム側リンク21やボス部28側の各分割ブッシュ48,
49に当接することにより、バケット側リンク22とボ
ス部28との間に隙間を形成している。
【0076】47は外側ブッシュ29の内周側に摺動可
能に挿嵌された内側ブッシュを示し、該各内側ブッシュ
47は左,右一対の分割ブッシュ48,49により構成
されている。ここで、各分割ブッシュ48,49は外側
ブッシュ29の内周側に摺動可能に挿嵌された左,右一
対の分割ブッシュを示し、該各分割ブッシュ48,49
は軸方向にピン挿嵌穴48A,49Aが穿設された円筒
部48B,49Bと、該各円筒部48B,49Bの端面
側でその外周から径方向外向きに突出したスラスト受け
としての厚肉の鍔部48C,49Cとからなり、機械構
造用炭素鋼鋼管(STKM材)等により段付筒状に形成
されている。そして、各円筒部48B,49Bの外周面
は、外側ブッシュ29の摺動面29Aに対して相対回転
(摺動)する。
【0077】また、各鍔部48C,49Cの内周側には
開口端側に環状溝48D,49Dが形成され、該各環状
溝48D,49Dにはダストシール50,50が装着さ
れている。そして、各円筒部48B,49Bの外周側
は、外側ブッシュ29の摺動面29Aに対して相対回転
(摺動)する。
【0078】ここで、円筒部48Bには鍔部48Cと反
対側の端部に段差部としての環状凹部48Eが設けら
れ、円筒部49Bには鍔部49Cと反対側の端部に他の
段差部としての環状凸部49Eが設けられている。そし
て、環状凹部48E内には環状凸部49Eが嵌合され、
両者の間にはシール部材としてのOリング51が装着さ
れている。
【0079】そして、各鍔部48C,49Cの外径は各
外側ブッシュ29の内径よりも大で、その外径よりも小
なる寸法に形成され、各鍔部48C,49Cとボス部2
8のブッシュ嵌合穴28Aとの間は環状のシール収容空
間が形成され、前記各シール部材46と同様のシール部
材52,52が配設されている。また、各分割ブッシュ
48,49は外側ブッシュ29の両端面を左,右両側か
ら挟むように配設され、各鍔部48C,49Cが外側ブ
ッシュ29の各端面に当接している。一方、各鍔部48
C,49Cはボス部28から軸方向に突出し各分割ブッ
シュ42,43の鍔部42C,43Cと当接することに
より、バケット側リンク22とボス部28との間に隙間
を形成している。
【0080】かくして、このように構成される本実施例
でも、前記第2の実施例と同様の作用効果を得ることが
できるが、特に本実施例では、分割ブッシュ42の環状
凹部42Eと分割ブッシュ43の環状凸部43Eとを互
いに径方向で嵌合させると共に、環状凹部42Eと環状
凸部43Eとの間にOリング45を配設したから、各外
側ブッシュ23に含有された潤滑油が各分割ブッシュ4
2,43間を介して連結ピン34へと漏洩するのを防止
でき、各バケット側リンク22が長期に亘って円滑に相
対回転するのを補償できる。
【0081】また、各分割ブッシュ48,49にも互い
に嵌合する環状凹部48Eと環状凸部49Eとを設け、
環状凹部48Eと環状凸部49Eとの間にOリング51
を配設したから、外側ブッシュ29から潤滑剤が連結ピ
ン34へと漏洩するのを防止でき、ボス部28の潤滑性
を長期間に亘り補償できる。
【0082】次に、図5および図6は本発明の第3の実
施例を示し、本実施例の特徴は、ボス部の内周側に位置
する内側ブッシュのみを軸方向で2分割された一対の分
割ブッシュにより構成したことにある。なお、本実施例
では前記第1の実施例と同一の構成要素に同一の符号を
付し、その説明を省略するものとする。
【0083】図中、61,61は各外側ブッシュ23の
内周側に摺動可能に挿嵌された内側ブッシュを示し、該
各内側ブッシュ61は前記第1の実施例で述べた各分割
ブッシュ25等と同様に機械構造用炭素鋼鋼管(STK
M材)等により段付筒状に形成され、軸方向にピン挿通
穴61Aが穿設された円筒部61Bと、該円筒部61B
の軸方向外側でその外周から径方向外向きに突出したス
ラスト受けとしての厚肉の鍔部61Cとから形成されて
いる。
【0084】また、各内側ブッシュ61の内周側には各
アーム側リンク21に近接してダストシール62が装着
される環状溝61Dが形成されている。そして、円筒部
61Bの外周側は、外側ブッシュ23の摺動面23Aに
対して相対回転(摺動)する。
【0085】ここで、各円筒部61Bのうち各鍔部61
Cを除いた部位の軸方向寸法は各外側ブッシュ23の軸
方向寸法とほぼ同様に設定され、各鍔部61Cの軸方向
寸法はその軸方向外側の端面が各バケット側リンク22
から突出するように設定されている。そして、各鍔部6
1Cの端面が各アーム側リンク21に当接することによ
り、各アーム側リンク21と各バケット側リンク22と
が接触するのを阻止している。
【0086】また、各鍔部61Cの外径は各外側ブッシ
ュ23の内径よりも大で、かつその外径よりも小なる寸
法に形成され、各鍔部61Cと各バケット側リンク22
のブッシュ嵌合穴22Aとの間は、前記第1の実施例で
述べたシール部材27と同様のシール部材63が配設さ
れる環状のシール収容空間となっている。
【0087】64は外側ブッシュ29の内周側に摺動可
能に挿嵌された内側ブッシュを示し、該内側ブッシュ2
4は左,右一対の分割ブッシュ65,65により構成さ
れている。ここで、該各分割ブッシュ65は機械構造用
炭素鋼鋼管(STKM材)等により段付筒状に形成さ
れ、軸方向にピン挿嵌穴65Aが穿設された円筒部65
Bと、該円筒部65Bの端面側でその外周から径方向外
向きに突出したスラスト受けとしての厚肉の鍔部65C
とから形成されている。そして、各円筒部65Bの外周
面は、外側ブッシュ23の摺動面23Aに対して相対回
転(摺動)する。
【0088】ここで、各鍔部65Cの外径は各外側ブッ
シュ29の内径よりも大きく、外径よりも小さい一定の
寸法に設定され、各鍔部65Cとボス部28のブッシュ
嵌合穴28Aとの間は、前記第1の実施例で述べたシー
ル部材33と同様のシール部材66が配設される環状の
シール収容空間となっている。また、各分割ブッシュ6
5は外側ブッシュ29の両端面を左,右両側から挟むよ
うに配設され、各鍔部65Cの内側端面が外側ブッシュ
29の各端面に当接している。
【0089】一方、各鍔部65Cはボス部28から軸方
向に突出すると共に、各バケット側リンク22の内周側
に挿入し、各鍔部65Cの外側端面が各バケット側リン
ク22内の外側ブッシュ23に当接することにより、バ
ケット側リンク22とボス部28との間に隙間を形成し
ている。そして、各鍔部65Cと各バケット側リンク2
2のブッシュ嵌合穴22Aとの間は、前記シール部材6
3と同様のシール部材67が配設される環状のシール収
容空間となっている。
【0090】かくして、このように構成される本実施例
でも、前記第1の実施例と同様の作用効果を得ることが
できるが、本実施例では、各外側ブッシュ23の摺動面
23Aと摺接する各内側ブッシュ61を連結ピン34に
嵌合固着し、外側ブッシュ29の摺動面29Aと摺接す
る各分割ブッシュ65を連結ピン34に嵌合固着したか
ら、各外側ブッシュ23を各内側ブッシュ61に対して
相対回転(摺動)させることができ、外側ブッシュ29
を各分割ブッシュ65に対して相対回転(摺動)させる
ことができ、各バケット側リンク22やボス部28をア
ーム側リンク21に対して円滑に相対回転させることが
できる。
【0091】また、各内側ブッシュ61の鍔部61Cが
アーム側リンク21に当接することにより、各バケット
側リンク22と各アーム側リンク21との間に隙間を形
成でき、各バケット側リンク22と各アーム側リンク2
1とが衝突(当接)するのを防止し、摩耗によるガタや
異音の発生を確実に防止できる。
【0092】さらに、各分割ブッシュ65の鍔部65C
を外側ブッシュ23,29に当接させることにより各バ
ケット側リンク22とボス部28と間に隙間を形成で
き、各バケット側リンク22とボス部28とが衝突(当
接)するのを防止し、摩耗によるガタや異音の発生を確
実に防止できる。
【0093】そして、各外側ブッシュ23,29と各鍔
部61C,65Cとが軸方向で当接することにより、ア
ーム側リンク21やバケット側リンク22からボス部2
8に向けて作用するスラスト力を確実に受承できる。
【0094】なお、前記各実施例では、各鍔部25C
(31C,42C,43C,48C,49C,61C,
65C)を内側ブッシュ24(30,41,47,6
1,64)に一体形成した場合を例に挙げて説明した
が、本発明はこれに限らず、例えば円筒体として形成さ
れた内側ブッシュに対し、これとは別体にスラスト受け
となる環状の鍔部材を形成し、内側ブッシュの外周側に
鍔部材を圧入嵌合させて一体化するように構成してもよ
く、さらに、それぞれ別個に形成した鍔部材と内側ブッ
シュとをボルトやピン等を介して一体的に固着する構成
としてもよい。
【0095】また、前記第2の実施例では、各分割ブッ
シュ42,43(48,49)の衝合部側に互いに嵌合
する環状凹部42E(48E)と環状凸部43E(49
E)を形成するものとして述べたが、本発明はこれに限
らず、例えば前記第1の実施例で用いた各分割ブッシュ
25(31)の鍔部25C(31C)とは反対側の端部
を互いに衝合(当接)可能な位置まで軸方向に延在さ
せ、両者の衝合面間にOリング等のシール部材を装着し
てもよい。
【0096】さらに、前記各実施例では、油圧ショベル
1のアーム側リンク21,バケット側リンク22および
バケットシリンダ9のボス部28のピン結合部に軸受装
置を適用した場合を例に挙げて説明したが、本発明はこ
れに限らず、油圧ショベルの他のピン結合部や種々の建
設機械等にも広く適用することができる。
【0097】
【発明の効果】以上詳述した如く、請求項1の発明によ
れば、ボス部材のブッシュ嵌合穴と各中間部材のブッシ
ュ嵌合穴とに外側ブッシュをそれぞれ嵌着し、該各外側
ブッシュの相手方となる複数の内側ブッシュを連結ピン
に嵌着すると共に、前記ボス部材と各中間部材との間お
よび該各中間部材と各ブラケット部材との間にそれぞれ
位置して前記外側ブッシュの軸方向端面に摺接し、前記
各内側ブッシュと共に軸方向のスラスト力を受承する複
数のスラスト受けを備える構成としたから、各外側ブッ
シュを各内側ブッシュに対して円滑に回動(摺動)させ
ることができ、ボス部材や各中間部材が各ブラケット部
材に対して相対回転するときにこれらが連結ピンを中心
にして互いに円滑に回動するのを補償できる。
【0098】また、ボス部材、各中間部材および各ブラ
ケット部材間に位置する複数のスラスト受けが外側ブッ
シュの軸方向端面に摺接するから、各ブラケット部材が
各中間部材に対して軸方向に相対変位したときに、各ブ
ラケット部材または各中間部材からボス部材に向けて作
用するスラスト力を各スラスト受けと各外側ブッシュと
により確実に受承でき、ボス部材、各中間部材および各
ブラケット部材との間に隙間を確保でき、各端面が互い
に摺動するのを防止できると共に、各端面の摩耗による
ガタや異音の発生を確実に防止できる。
【0099】そして、請求項2に記載の発明によれば、
各内側ブッシュのうち少なくともいずれか一の内側ブッ
シュは、相手方となる外側ブッシュに対して軸方向で2
分割された一対の分割ブッシュからなり、各分割ブッシ
ュには外側ブッシュの軸方向端面に摺接する環状の鍔部
を設けたから、各鍔部間で外側ブッシュを確実に保持
し、外側ブッシュが内側ブッシュに対し軸方向に相対変
位するのを防止でき、外側ブッシュを各分割ブッシュの
外周側で円滑に摺動させることができると共に、各分割
ブッシュを外側ブッシュ内に容易に装着できる。また、
外側ブッシュの軸方向端面に各鍔部が当接することによ
り軸方向のスラスト力を受承でき、ボス部、各中間部材
および各ブラケット部材の各端面が互いに摺動するのを
防止できると共に、各端面の摩耗によるガタや異音の発
生を確実に防止できる。
【0100】また、請求項3に記載の発明によれば、各
内側ブッシュは、相手方となる外側ブッシュに対して軸
方向で2分割された一対の分割ブッシュからなり、各分
割ブッシュには外側ブッシュの軸方向端面に摺接する環
状の鍔部を設けたから、各鍔部間で各外側ブッシュを確
実に保持でき、ボス部や各中間部材が軸方向に相対変位
するのを防止し、外側ブッシュを各分割ブッシュの外周
側で円滑に摺動させることができると共に、各分割ブッ
シュを外側ブッシュ内に容易に装着できる。また、外側
ブッシュの軸方向端面に各鍔部が当接することにより軸
方向のスラスト力を受承でき、ボス部、各中間部材およ
び各ブラケット部材の各端面が互いに摺動するのを防止
できると共に、各端面の摩耗によるガタや異音の発生を
確実に防止できる。
【0101】一方、請求項4に記載の発明によれば、前
記各分割ブッシュには前記鍔部と反対側の端部に位置し
て互いに衝合する衝合部を設け、該各衝合部間にはシー
ル部材を装着したから、潤滑剤が各外側ブッシュと各分
割ブッシュとの間から各衝合部間を介して連結ピン側へ
と漏洩するのを防止できる。
【0102】さらに、請求項5に記載の発明によれば、
前記各分割ブッシュの衝合部は互いに径方向で嵌合する
段差部として形成し、該各段差部間には前記シール部材
を配設したから、各分割ブッシュ間のシール性を向上で
き、潤滑剤が各外側ブッシュと各分割ブッシュとの間か
ら連結ピン側へと漏洩するのを防止できる。
【0103】さらにまた、請求項6に記載の発明によれ
ば、前記ボス部材のブッシュ嵌合穴と各中間部材のブッ
シュ嵌合穴内とには、前記各外側ブッシュと各内側ブッ
シュとの摺動面をシールするシール部材を設けたから、
各外側ブッシュと各内側ブッシュとの間に外部からダス
ト等が侵入するのを防止できる。また、潤滑剤が各外側
ブッシュと各内側ブッシュとの間から外部に漏洩するの
を防止でき、各外側ブッシュと各内側ブッシュとの間を
長期間に亘って常時潤滑状態に保持できると共に、当該
軸受装置を無給脂軸受とすることができ、メンテナンス
性を大幅に向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例による軸受装置を示す縦
断面図である。
【図2】図1中の一部を拡大して示す要部縦断面図であ
る。
【図3】本発明の第2の実施例による軸受装置を示す縦
断面図である。
【図4】図3中の一部を拡大して示す要部縦断面図であ
る。
【図5】本発明の第3の実施例による軸受装置を示す縦
断面図である。
【図6】図3中の一部を拡大して示す要部縦断面図であ
る。
【図7】従来技術による軸受装置が適用された油圧ショ
ベルの作業装置等を示す外観図である。
【図8】図4中の矢示VIII−VIII方向からみた軸受装置
を示す縦断面図である。
【符号の説明】
21 アーム側リンク(ブラケット部材) 22 バケット側リンク(中間部材) 22A,28A ブッシュ嵌合穴 23,29 外側ブッシュ 23A,29A 摺動面 24,30,41,47,61,64 内側ブッシュ 25,31,42,43,48,49,65 分割ブッ
シュ 25C,31C,42C,43C,48C,49C,6
1C,65C 鍔部(スラスト受け) 27,33,46,52,63,66,67 シール部
材 28 ボス部(ボス部材) 34 連結ピン 42E,48E 環状凹部(段差部) 43E,49E 環状凸部(段差部) 45,51 Oリング(シール部材)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸方向にブッシュ嵌合穴が形成されたボ
    ス部材と、該ボス部材の軸方向両端側に配設され連結ピ
    ンを介して相対回転可能に連結される一対のブラケット
    部材と、該各ブラケット部材とボス部材との間に前記連
    結ピンを介して相対回転可能に配設され軸方向にブッシ
    ュ嵌合穴が形成された一対の中間部材とからなる軸受装
    置において、 外周側が前記ボス部材のブッシュ嵌合穴と各中間部材の
    ブッシュ嵌合穴とにそれぞれ嵌着され、内周側が摺動面
    となった複数の外側ブッシュと、内周側が前記連結ピン
    の外周側に嵌着され、外周側が該各外側ブッシュの摺動
    面に摺接する複数の内側ブッシュと、前記ボス部材と各
    中間部材との間および該各中間部材と各ブラケット部材
    との間にそれぞれ位置して前記外側ブッシュの軸方向端
    面に摺接し、前記各内側ブッシュと共に軸方向のスラス
    ト力を受承する複数のスラスト受けとを備える構成とし
    たことを特徴とする軸受装置。
  2. 【請求項2】 軸方向にブッシュ嵌合穴が形成されたボ
    ス部材と、該ボス部材の軸方向両端側に配設され連結ピ
    ンを介して相対回転可能に連結される一対のブラケット
    部材と、該各ブラケット部材とボス部材との間に前記連
    結ピンを介して相対回転可能に配設され軸方向にブッシ
    ュ嵌合穴が形成された一対の中間部材とからなる軸受装
    置において、 前記ボス部材のブッシュ嵌合穴内と前記各中間部材のブ
    ッシュ嵌合穴内とにそれぞれ嵌合固着される複数の外側
    ブッシュと、外周側が該各外側ブッシュ内にそれぞれ摺
    動可能に挿嵌され内周側が前記連結ピンの外周側に嵌合
    固着される複数の内側ブッシュとを備え、該各内側ブッ
    シュのうち少なくともいずれか一の内側ブッシュは、相
    手方となる外側ブッシュに対して軸方向で2分割され該
    外側ブッシュの軸方向端面に摺接する環状の鍔部を有し
    た一対の分割ブッシュにより構成したことを特徴とする
    軸受装置。
  3. 【請求項3】 軸方向にブッシュ嵌合穴が形成されたボ
    ス部材と、該ボス部材の軸方向両端側に配設され連結ピ
    ンを介して相対回転可能に連結される一対のブラケット
    部材と、該各ブラケット部材とボス部材との間に前記連
    結ピンを介して相対回転可能に配設され軸方向にブッシ
    ュ嵌合穴が形成された一対の中間部材とからなる軸受装
    置において、 前記ボス部材のブッシュ嵌合穴内と前記各中間部材のブ
    ッシュ嵌合穴内とにそれぞれ嵌合固着される複数の外側
    ブッシュと、外周側が該各外側ブッシュ内にそれぞれ摺
    動可能に挿嵌され内周側が前記連結ピンの外周側に嵌合
    固着される複数の内側ブッシュとを備え、該各内側ブッ
    シュは、相手方となる外側ブッシュに対して軸方向で2
    分割され該外側ブッシュの軸方向端面に摺接する環状の
    鍔部を有した一対の分割ブッシュにより構成したことを
    特徴とする軸受装置。
  4. 【請求項4】 前記各分割ブッシュには前記鍔部と反対
    側の端部に位置して互いに衝合する衝合部を設け、該各
    衝合部間にはシール部材を装着してなる請求項2または
    3に記載の軸受装置。
  5. 【請求項5】 前記各分割ブッシュの衝合部は互いに径
    方向で嵌合する段差部として形成し、該各段差部間には
    前記シール部材を配設してなる請求項4に記載の軸受装
    置。
  6. 【請求項6】 前記ボス部材のブッシュ嵌合穴内と各中
    間部材のブッシュ嵌合穴内とには、前記各外側ブッシュ
    と各内側ブッシュとの摺動面をシールするシール部材を
    設けてなる請求項1,2,3,4または5に記載の軸受
    装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020030297A1 (en) * 2018-08-06 2020-02-13 Caterpillar Sarl Bearing device and construction machine

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