JPH088720Y2 - ヘッドレスト - Google Patents

ヘッドレスト

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JPH088720Y2
JPH088720Y2 JP1990019523U JP1952390U JPH088720Y2 JP H088720 Y2 JPH088720 Y2 JP H088720Y2 JP 1990019523 U JP1990019523 U JP 1990019523U JP 1952390 U JP1952390 U JP 1952390U JP H088720 Y2 JPH088720 Y2 JP H088720Y2
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JP
Japan
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cushion body
ring
headrest
skin
opening
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JP1990019523U
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JPH03109599U (ja
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哲夫 斉藤
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Tachi S Co Ltd
Original Assignee
Tachi S Co Ltd
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はヘッドレスト、詳しくは、シートバックの背
もたれ面の上部に固定するヘッドレストに関するもので
ある。
(従来の技術) 従来、ヘッドレストはシートバックの上部に装着され
ているものが大部分であるが、本願人はシートバックの
背もたれ面の上部にヘッドレストを固定する自動車用シ
ートを開発した。
斯る自動車用シートにおけるヘッドレスト(H)は、
第13図に示す様に、シートバック(SB)の背もたれ面
(1)に対向する中央に凹部(2)を形成した発泡体製
(ウレタンフォームなど)クッション体(3)と、この
発泡体製クッション体(3)の凹部(2)内に設け且つ
背もたれ面(1)側の端部(4)が凹部(2)内側へ湾
曲形成したフレーム(5)と、発泡体製クッション体
(3)を被覆すると共に開口(6)を発泡体製クッショ
ン体(3)の凹部(2)側に有する袋状の表皮(7)と
からなり、この表皮(7)の開口端末(8)をフレーム
(5)に固定して構成されている。
表皮(7)の開口端末(8)はフレーム(5)を切り
起こして爪(9)を形成し、この爪(9)にカシメてフ
レーム(5)に固定していたので、表皮(7)の開口端
末(8)のフレーム(5)への固定作業が煩雑化すると
いう不具合が生じている。
そこで、上記不具合を解消すべく、表皮の開口端末の
固定作業が容易なヘッドレストを提供することを目的と
している。
(課題を解決するための手段) 本考案に係るヘッドレストは、シートバックの背もた
れ面の上部にヘッドレストを固定する自動車用シートに
おいて、 前記ヘッドレストは、背もたれ面に対向する中央に凹
部を形成したクッション体と、クッション体の凹部内に
設けたフレームと、このフレームに固定してシートバッ
クの背もたれ面の上部より突出する止杆に掛止する掛着
部と、前記クッション体を被覆すると共に開口を前記ク
ッション体の凹部側に有する袋状の表皮とからなり、こ
の表皮の開口端末には、前記クッション体の凹部の外形
形状に対して小径の剛性を有するリングを取付け、前記
表皮の開口端末の一部には前記リングに脱着可能に係止
する係止片を設けてなる。
(作用) 上記構成に係るヘッドレストは、表皮の開口端末には
クッション体の凹部の外形形状に対して小径の剛性を有
するリングが取付けられているが、表皮の開口端末の一
部の係止片をリングから外すと、表皮の開口が大きくな
る。この表皮の開口からクッション体に表皮を被せ、そ
の後、表皮の開口端末の一部に設けた係止片を表皮の開
口端末に取付けたリングに係止すると、表皮の開口はク
ッション体の凹部内にリングと共に入り込み、またシー
トバック側より突出する止杆もクッション体の凹部内に
入り込んでフレームと一体の掛止部に掛止される (実施例) 本考案に係る一実施例を第1図乃至第12図に基づいて
説明する。
第1図は本案に係るヘッドレスト(H)がシートバッ
ク(S・B)の背もたれ面(1)の上部に取付けられて
いる状態を示す。ヘッドレスト(H)は、第1、2図に
示す様に、シートバック(S・B)の背もたれ面(1)
に対向する中央に凹部(3a)を形成した発泡体製クッシ
ョン体(3)と、このクッション体(3)の凹部(3a)
内に設けたフレーム(18)と、このフレーム(18)に固
定しシートバック(S・B)の背もたれ面(1)の上部
より前方に突出する止杆(20)(21)に掛止する掛着部
(19)と、クッション体(3)を被覆すると共に開口
(11a)をクッション体(3)の凹部(3a)側に有する
袋状の表皮(11)とからなり、表皮(11)の開口端末
(11b)には前記凹部(3a)の開口に対して小形の剛性
を有するリング(12)が取付けられ、表皮(11)の開口
端末(11b)の一部にはリング(12)に脱着可能に係止
する係止片(16)、(17)が設けられて構成されてい
る。
表皮(11)は第4図に示す様に、開口(11a)を有す
る袋状から形成され、上部開口端末(11c)と左部開口
端末(11d)は内側に折り返し、この上部、左部開口端
末(11c)、(11d)を表皮(11)に縫着して挿通孔(1
4)、(15)が形成され、この挿通孔(14)、(15)に
枠状からなるリング(12)の上部(12a)と左部(12b)
とが挿通し、リング(12)が表皮(11)に取付けられて
いる。更に、表皮(11)の下部開口端末(11e)と右部
開口端末(11f)にはリング(12)の下部(12c)と右部
(12d)とに脱着可能に係止する係止片(16)、(17)
が固設されている。係止片(16)、(17)は第5図に示
す様に、先端(16b)、(17b)がフック状からなり、基
端(16a)、(17a)が下部、右部開口端末(11e)、(1
1f)に結着し、表皮(11)に固設されている。係止片
(16)、(17)は下部、右部開口端末(11e)、(11f)
に沿って配設され、先端(16b)、(17b)がリング(1
2)の下部(12c)と右部(12d)とに係止し、表皮(1
1)をクッション体(3)に固定状態とするものであ
る。
クッション体(3)は、第6図に示す様に、シートバ
ック(S・B)の背もたれ面(1)に対向する中央に凹
部(3a)が形成され、この凹部(3a)内に凹部(3a)と
同形状からなるフレーム(18)が設けられている。フレ
ーム(18)はボックス状からなり、上面には開口を有
し、底面(18a)にはシートバック(S・B)の背もた
れ面(1)の上部に固定する掛着部(19)が設けられて
いる。掛着部(19)は第2図、第3図に示すように、シ
ートバック(SB)の上部より前方に突出する止杆で、こ
の止杆は、上部のフック部(19a)と左、右部の突片部
(19b)、(19b)からなり、フック部(19a)がシート
バック(S・B)の背もたれ面(1)から突出する受部
(20)に係止し、突片部(19b)、(19b)がシートバッ
ク(S・B)の背もたれ面(1)から突出する突出部
(21)、(21)に嵌合し、シートバック(S・B)の背
もたれ面(1)の上部に固定して取付けられている。
尚、受部(20)、突出部(21)、(21)はシートバック
(S・B)内のフレーム(22)に固設されている。(2
3)はシートバック(S・B)に形成された穴である。
上記構成に係るヘッドレスト(H)は、第4図に示す
表皮(11)を第6図に示すクッション体(3)に被せ
る。表皮(11)は係止片(16)、(17)がリング(12)
から外れているので、開口(11a)からクッション体
(3)に被せることができる。そして、第7図に示す様
に、リング(12)をクッション体(3)の凹部(3a)の
外形形状に位置合わせし、リング(12)の下部(12c)
と右部(12d)とに表皮(11)の係止片(16)、(17)
を第8図に示す様に係止すると、表皮(112)の開口(1
1a)はリング(12)と同形まで小さくなり、表皮(11)
をクッション体(3)に固定することができる。このヘ
ッドレスト(H)を掛着部(19)によってシートバック
(S・B)の背もたれ面(1)の上部に固定する。
第9、10図は第2実施例を示し、第1実施例とは係止
片(116)、(117)とリング(112)の構成を異にして
いるので、係止片(116)、(117)、リング(112)に
ついて説明する。リング(112)はその下部(112a)と
右部(112b)とに複数の孔(113)・・・が長手方向に
沿って形成されている。このリング(112)の孔(113)
に係止片(116)、(117)の突部(116a)・・・(117
a)・・・が嵌合してリング(112)、(113)に係止す
る。係止片(116)、(117)の突部(116a)・・・(11
7a)・・・はリング(112)の孔(113)・・・に対応し
て複数形成されている。
第11、12図は第3実施例を示し、第1の実施例とはリ
ング(212)の構成を異にしているので、リング(212)
について説明する。リング(212)はトリムワイヤから
なり、リング状に両端末(212a)、(212b)がクランプ
止めされている。リング(212)がトリムワイヤから形
成されているので、安価にリング(212)を構成するこ
とができる。
(考案の効果) 本考案によれば、次の効果が生じる。
表皮の開口端末に取付けたリングに、表皮の開口端
末の一部に設けた係止片を係止すると、表皮の開口が小
さくなり、表皮を簡単にクッション体に被覆して固定す
ることができる。
表皮の開口端末にはリングと係止片とが取付けられ
ているので、開口端末を結着したりする端末処理が不要
となり、作業性が向上する。
クッション体におけるシートバックの背もたれ面に
対向する面に凹部を形成し、この凹部に対して小径のリ
ングを設けているため、表皮の開口端末を取付けたリン
グが凹部内に入り込む。従って、リング等がシートバッ
クとヘッドレストとの間に挟まれることがないため、ヘ
ッドレストがシートバックの上部に密接でき、外観品質
を向上し得る。
また、同様にシートバック側より突出し、ヘッドレス
ト側の掛着部を掛止する止杆も前記凹部内に収容され、
外部に露出することがないため、外観品質に優れたヘッ
ドレスト付シートバックを提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本案のヘッドレストを用いたシートバックの斜
視図、第2図は第1図のII-II線に沿う部分断面図、第
3図は第2図のA部分の拡大図、第4図は第2図に示す
ヘッドレストの表皮の斜視図、第5図は第4図のV−V
線に沿う断面図、第6図は第2図に示すヘッドレストの
クッション体の斜視図、第7図は第2図に示すヘッドレ
ストの斜視図、第8図は第5図において係止片がリング
に係止した状態の断面図、第9図は第2の実施例を示
し、第4図相当の斜視図、第10図は第9図のX−X線に
沿う断面図、第11図は第3の実施例を示し、第4図相当
の斜視図、第12図は第11図のXII-XII線に沿う断面図、
第13図は従来開発品を示す第1図相当の斜視図である。 図中、Hはヘッドレスト、3はクッション体、19は掛着
部、11は表皮、11bは開口端末、12、112、212はリン
グ、16、17、116、117は係止片である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】シートバックの背もたれ面の上部にヘッド
    レストを固定する自動車用シートにおいて、 前記ヘッドレストは、背もたれ面に対向する中央に凹部
    を形成したクッション体と、クッション体の凹部内に設
    けたフレームと、このフレームに固定してシートバック
    の背もたれ面の上部より突出する止杆に掛止する掛着部
    と、前記クッション体を被覆すると共に開口を前記クッ
    ション体の凹部側に有する袋状の表皮とからなり、この
    表皮の開口端末には、前記クッション体の凹部の外形形
    状に対して小径の剛性を有するリングを取付け、前記表
    皮の開口端末の一部には前記リングに脱着可能に係止す
    る係止片を設けてなることを特徴とするヘッドレスト。
JP1990019523U 1990-02-28 1990-02-28 ヘッドレスト Expired - Lifetime JPH088720Y2 (ja)

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JPH0721162Y2 (ja) * 1988-06-01 1995-05-17 デルタ工業株式会社 自動車用ヘッドレスト

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