JPH08332289A - シート表皮の端末止着構造 - Google Patents

シート表皮の端末止着構造

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JPH08332289A
JPH08332289A JP14556695A JP14556695A JPH08332289A JP H08332289 A JPH08332289 A JP H08332289A JP 14556695 A JP14556695 A JP 14556695A JP 14556695 A JP14556695 A JP 14556695A JP H08332289 A JPH08332289 A JP H08332289A
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JP
Japan
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seat
trim
skin
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seat skin
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Pending
Application number
JP14556695A
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English (en)
Inventor
Etsuji Mizuno
悦司 水野
Hideki Nakane
秀樹 中根
Yasuhiro Nishii
康裕 西井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Auto Body Co Ltd
Original Assignee
Toyota Auto Body Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シート表皮の端末止着構造を、簡素化して、
コストの軽減をはかり、見栄え良好で、かつ止着が外れ
ることないものとする。 【構成】 車両用シートのシートバックSBのパット材
を被覆するシート表皮1の前面側表皮11の下部端末に
芯部材2Aを固着する。一方、シート表皮1の背面側表
皮12の下部端末に、平板状で、中央部に沿ってインテ
グラルヒンジ31を形成して折り曲げ可能としたトリム
3の下半部32を包むように固着し、上記インテグラル
ヒンジ31で折り返したトリム3の上半部33と芯部材
2Aとを止着手段4により止着し、止着部をトリム3の
下半部32を包むシート表皮12の端末部121で覆い
隠す構造とする。止着手段としては、Cリングやクリッ
プ等の係止具を用いる。芯部材2としては、平板状のト
リムやワイヤーを用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両用シート、特にシ
ートバックのシート表皮の端末止着構造に関する。
【0002】
【従来の技術】車両用シートのシートバックは、シート
フレームを内蔵した発泡体よりなるパッドをシート表皮
で被覆した基本構造で、図4に示すようにシートSのシ
ートバックSBの背面側の下端付近で、シートバックの
前面側を覆うシート表皮と、背面側を覆うシート表皮と
を止着した構造としてある。
【0003】図5は図4のA−A線に沿う位置での止着
部の従来構造の断面を示すもので、Pはパッド、Fはシ
ートバックフレームであり、それらを被覆したシート表
皮1の前面側表皮11の端末は、折り返して袋状に縫い
合わせてあり、第1のワイヤ20Aが包み込んである。
一方、背面側表皮12の端末は、上記表皮11の端末を
覆う折り返し部13を形成するとともに、袋状で第2の
ワイヤ20Bを包み込だ吊り綿布7が上記折り返し部1
3の裏面に縫着してある。そして表皮11の端末と上記
吊り綿布7の端末とを互いに対向せしめて、第1および
第2のワイヤ20A,20Bを複数個所でCリング4で
連結して前面側および背面側表皮11,12の端末どう
しを止着し、止着部を上記折り返し部13で覆い隠す構
造としてある。
【0004】しかしながら、この従来構造では、低コス
トではあるが、止着部を覆い隠す折り返し部13が波う
ち状態に垂れ下がり見栄えがよくない。
【0005】図6は、他の従来構造を示すもので、パッ
ドPを被覆したシート表皮1の前面側表皮11の端末に
硬質樹脂部材のトリム2Cが縫着してある。トリム2C
は、先端に内側および外側へそれぞれ反転するように伸
びる係止部22,23が形成してあり、内側の係止部2
2がシートバックフレームFに沿うように設けたワイヤ
8に係止せしめてある。一方、背面側表皮12の端末に
は、その上端内面に上記外側の係止部23に対応する係
止部35を有するトリム3Aが縫着してある。そしてト
リム3Aの係止部35をトリム2Cの係止部23に係止
せしめて前面側および背面側表皮11,12の端末どう
しを止着するとともに、トリム3Aと重ね合わせて縫着
した表皮12の端末部121で上記止着部を覆い隠す構
造としてある。
【0006】しかしながら、この従来構造では、止着部
を覆う部分に波うちはないものの、係止部を形成した2
種類のトリムが必要でコスト高となり、また止着が外れ
るおそれがある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、簡素
な構造でコストを軽減し、かつ止着が外れることのな
い、仕上がり見栄えの良好な車両用シートのシートバッ
クのシート表皮の端末止着構造を実現することを課題と
してなされたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は図1に示すよう
に、車両用シートのシートバックSBのパット材Pを被
覆するシート表皮1の前面側表皮11の下部端末に芯部
材2Aを固着する。一方、シート表皮1の背面側表皮1
2の下部端末121に、平板状で、中央部に沿ってイン
テグラルヒンジ31を形成して折り曲げ可能としたトリ
ム3の下半部32を、上記下端末で包むように固着す
る。上記インテグラルヒンジ31で折り返したトリム3
の上半部33と、芯部材2Aを固着した上記前面側表皮
11の下部端末とを止着手段4により止着し、止着部を
トリム3の下半部32を包む背面側表皮12の下部端末
121で覆い隠す構造とする(請求項1)。
【0009】上記芯部材としては平板状のトリム2A
(図1)あるいはワイヤ2B(図3)を用いる(請求項
2)。
【0010】上記止着手段として、上記芯部材2A(2
B)を固着した前面側表皮11の下部端末と、これと対
向する上記トリム3の上半部32とを、これ等を貫通せ
しめた係止具により止着する。係止具としては、例えば
Cリング4またはクリップ5を用いる(請求項3)。
【0011】
【作用】本発明によれば、背面側表皮12の端末に固着
するトリム3は、平面状の板体で、製造容易かつ低コス
トである。そしてトリム3の下半部32は背面側表皮1
2の端末部121に内蔵されて端末部121の波打ちを
防いで見栄えを良好にし、上半部33はインテグラルヒ
ンジ31で折り返されて前面側の表皮11の端末を止着
する役割を果たす。
【0012】
【実施例】図4に示すように本発明を適用する車両用シ
ートSのシートバックSBは、これを被覆したシート表
皮1の前面側および背面側の端末どうしがシートバック
SBの背面側の下端付近で止着した構造としてある。図
1(A)は図3のA−A線に沿う位置での断面を示す図
であり、幅方向に伸びるシートバックフレームFの周囲
には発泡体のパッドPが設けてあり、パッドPを覆うシ
ート表皮1の前面側表皮11の端末は、シートバックS
Bの背面側の下端付近に位置せしめてある。上記前面側
表皮11の端末は、その端縁を折り返して重ね合わせる
とともに、該重ね合わせ部の内側に幅方向に伸びる芯部
材たるトリム2Aの下端を重ねてこれを縫着固定してあ
る。上記トリム2Aは、図1(B)に示すように樹脂材
の帯状平板体で、上縁沿いの複数個所に係止穴21が形
成してある。
【0013】一方、図1(A),(B)に示すように、
シートバックSBを覆うシート表皮1の背面側表皮12
の端末にはトリム3が設けてある。トリム3は、樹脂材
の帯状平板体で、中央部に沿って肉薄としたインテグラ
ルヒンジ31が形成してあり、下半部32および上半部
33に区分するとともに折り曲げ可能としてある。そし
て上半部33の上縁沿いには、前面側表皮11のトリム
2Aの係止穴21に対応する位置に係合穴34が複数形
成してある。トリム3は、その下半部32が背面側表皮
12の折り返された端末121まで包まれ、該端末に縫
着せしめてある。
【0014】そしてトリム2Aとトリム3とは、トリム
3の上半部33をインテグラルヒンジ31で折り返して
その端縁をトリム2Aの上縁と対向せしめ、係止具たる
Cリング4をそれぞれの相対向する係合穴21,34に
挿通して連結することで止着せしめてあり、該止着部を
トリム3の下半部32を包む背面側表皮12の端末部1
21で覆い隠す構造としてある。
【0015】上述の実施例の構造によれば、前面側表皮
11の端末に縫着したトリム2Aおよび背面側表皮12
の端末に縫着したトリム3は、突出した係止部等を持た
ない平板状であるため、押出し成形することができ製造
容易かつ低コストである。特にトリム3を折り曲げ可能
な構造とし、下半部32を背面側表皮12の端末に縫着
することで該端末に剛性を与えて波打ちを防いで見栄え
をよくし、上半部33で従来の吊り綿布7(図5)の役
割をなさしめるものであって、コストを低減させること
ができる。そして上半部33はCリング4を用いること
で、表面側表皮11の端末に設けたトリム2Aと外れる
おそれのない止着ができる。
【0016】本発明の止着手段として、クリップを用い
て止着せしめる構造としてもよい。例えば図2に示すよ
うに、前面側表皮11の端末に設けたトリム2の上端
に、背面側表皮12の端末に設けたトリム3の上半部3
3の端部を重ね合わせるとともに、該重ね合わせ部の複
数個所に、これを貫通する円形の係合穴21a,34a
を設ける。そして係合穴21a,34aに、クリップ5
の先端の係止爪51を挿通し、両トリム2,3を止着す
る構造としてもよい。
【0017】また、上記各実施例では、前面側表皮11
の端末に芯部材として平板状のトリム2Aを用いたが、
これに代えてワイヤを用いてもよい。即ち、図3の実施
例では、前面側表皮11の端末は折り返して縫着して袋
状とし、その中に金属ワイヤ2Bが挿通してある。イン
テグラルヒンジ31を形成し、下半部32を背面側表皮
12の端末で包んで縫着した先の実施例と同種のトリム
3の先端部には係合孔34が形成してあり、また折り返
された前面側表皮11の端末には係合孔111が形成し
てある。そして係合孔34、111にCリング4を挿通
することでワイヤ2Bとトリム3とが結合せしめてあ
る。他の構造は図1の実施例と同じである。
【0018】
【発明の効果】本発明によれば、簡素な構造でコストを
軽減し、かつ仕上がり見栄えの良好な、止着が外れるこ
とのないシート表皮の端末止着構造となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(A)は本発明のシート表皮の端末止着構
造の図4のA−A線に沿う位置での断面図、図1(B)
は本発明に用いるトリムを示す斜視図である。
【図2】本発明のシート表皮の他の端末止着構造の要部
を示す斜視図である。
【図3】本発明のシート表皮の更に他の端末止着構造の
図4のA−A線に沿う位置での断面図である。
【図4】シート表皮で被覆された車両用シートの斜視図
である。
【図5】図1(A)に対応する従来構造の断面図であ
る。
【図6】図1(A)に対応する他の従来構造の断面図で
ある。
【符号の説明】
SB シートバック 1 シート表皮 11 前面側表皮 12 背面側表皮 2A 芯部材(トリム) 2B 芯部材(ワイヤ) 3 トリム 31 インテグラルヒンジ 32 下半部 33 上半部 4 係止具(Cリング) 5 係止具(クリップ)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両用シートのシートバックのパット材
    を被覆するシート表皮の前面側の下部端末に芯部材を固
    着する一方、上記シート表皮の背面側の下部端末に、平
    板状で、中央部に沿ってインテグラルヒンジを形成して
    折り曲げ可能としたトリムの下半部を上記背面側の下端
    末で包むように固着し、上記インテグラルヒンジで折り
    返した上記トリムの上半部と、上記芯部材を固着した上
    記前面側の下部端末とを止着手段により止着し、止着部
    を上記トリムの下半部を包むシート表皮の端末で覆い隠
    す構造としたシート表皮の端末止着構造。
  2. 【請求項2】 上記シート表皮の前面側の下部端末に、
    上記芯部材として平板状のトリムを固着し、またはワイ
    ヤを包み込む請求項1記載のシート表皮の端末止着構
    造。
  3. 【請求項3】 上記止着手段として、上記芯部材を固着
    したシート表皮の前面側の下部端末と、これと対向する
    上記トリムの上半部とをこれ等を貫通せしめた係止具に
    より止着する請求項1記載のシート表皮の端末止着構
    造。
JP14556695A 1995-04-05 1995-05-19 シート表皮の端末止着構造 Pending JPH08332289A (ja)

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JP14556695A JPH08332289A (ja) 1995-04-05 1995-05-19 シート表皮の端末止着構造

Applications Claiming Priority (3)

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JP7-104796 1995-04-05
JP10479695 1995-04-05
JP14556695A JPH08332289A (ja) 1995-04-05 1995-05-19 シート表皮の端末止着構造

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JPH08332289A true JPH08332289A (ja) 1996-12-17

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ID=26445181

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JP (1) JPH08332289A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7055902B2 (en) 2003-10-31 2006-06-06 Toyota Boshoku Kabushiki Kaisha Vehicle seats
JP2009179090A (ja) * 2008-01-29 2009-08-13 Toyota Boshoku Corp 車両用シートのケーブル配索構造
JP2017013610A (ja) * 2015-06-30 2017-01-19 スズキ株式会社 シートバック

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