JP3780662B2 - アームレスト付シートバック - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、アームレスト付シートバックに関する。
【0002】
【従来の技術】
アームレストを備えたリヤシートには、図7に示すように、アームレスト100の不使用時に該アームレスト100を折り畳んで収納するための収納部101をシートバックの側端に設けるようにしたものがある。この場合、上記アームレスト100は下端部に設けられたヒンジ102を中心として、シートバックに対して回動自在に支持されており、該アームレスト100を使用するときは前側に倒し、不使用時は上方に起こして上記収納部101に収納する。
【0003】
ここで、該収納部101においては、収納面103と側面104との角部105を一直線状になるように形成して外観の向上を図っている。この一直線状のラインを形成するために、従来は、リヤシートバックの内部を図8に示すように構成している。図8は、図7のB−B線による断面図であり、リヤシートバックの形状に加工されたリヤシートバックパッド106は、アームレスト100の収納部101となる段部が片側側部に形成されている。このリヤシートバックパッド106には、表面を覆うように表皮107が配設されており、該表皮107の裏面側には、角部105に沿ってつり袋108が縫いつけてある。また、上記リヤシートバックパッド106の内部には、フレーム109が配設されており、該フレーム109に上記つり袋108を複数のリング110で係止することによって、リヤシートバックの表面角部105に一直線状のラインを形成している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来技術によると、つり袋108を表皮107に縫いつけ、複数のリング110で該つり袋108をフレーム109に係止しなければならず、上記ラインを形成する作業が複雑で面倒であった。また、リング110を多数用いるので、部品点数が多くなり、コストアップの要因となっていた。さらに、つり袋108を一直線状に縫いつけることが困難であり、ラインの仕上り品質にバラツキが発生するおそれがあった。
【0005】
本発明は、上記課題を解決し、アームレスト収納部の角部におけるラインの形成が簡単で、かつ、コストが安価となり、安定した仕上り品質を確保できるアームレスト付シートバックを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決するため、その表面が表皮で覆われたシートバックに凹部を設け、該凹部は、前記シートバックの表面に略平行な収納面とその側方に立ち上がる側面とを有し、該凹部にアームレストを収納できるように構成したアームレスト付シートバックにおいて、前記収納面と前記側面との境界角部に、略直線状に形成した押え部材側端を当接し、前記境界角部を押えた状態で、上記押え部材を上記凹部に取付けたことにある。
また、本発明は、上記押え部材に係合部と係止具を設け、該係合部に係合する係合穴と上記係止具に係合する係止穴とを有するブラケットを上記凹部に設け、上記押え部材の係合部を上記ブラケットの係合穴に係合させ、上記係止具を上記係止穴に係止させることにより、上記押え部材を上記凹部に取付けたことにある。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下に図面を参照しながら、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
図1は、本発明に係るアームレスト付シートバックを採用した後部座席を示す斜視図である。この後部座席1においては、乗員が肘を掛けるためのアームレスト2が配設されている。該アームレスト2は、その下端部がヒンジ3でリヤシートバック4に回動自在に支持されており、アームレスト2を使用するときは前側に倒し、不使用時はアームレスト2を上方に起こし、リヤシートバック4の側端に設けられた収納凹部5に収納されてリヤシートバック4と同一面位置となってリヤシートバック4の一部を構成している。この収納凹部5を拡大した斜視図を図2に示し、図2のA−A線による断面図を図3に示す。
【0008】
リヤシートバック4は、該リヤシートバック4の形状に加工されたリヤシートバックパッド6と、該リヤシートバックパッド6の背面に固定されたリヤシートバックパネル7と、上記リヤシートバックパッド6の内部に配設された補強材であるフレーム8とを備えており、上記リヤシートバックパッド6とリヤシートバックパネル7の表面は表皮9によって覆われている。
また、上記アームレスト2の収納凹部5はリヤシートバック4の側端に、収納面10aと側面10bによって形成された段部で構成されており、これらの収納面10aと側面10bの角部11に沿ってラインが形成されている。また、リヤシートバックパッド6の内部にはフレーム8が配設されており、該フレーム8にブラケット12が固定されている。このブラケット12は、図4に示すように上段に円形の係止穴13が、中段及び下段に角形の係合穴14が穿設されており、該係止穴13及び係合穴14に対向する表皮9には、これらと略同一形状の穴が穿設されている。
【0009】
さらに、上記収納凹部5の収納面10aに、略長方形に形成された押え部材、例えば押え板15が配設されている。該押え板15の上段には、図5に示すように係止具、例えばクリップ16を挿入するための挿入穴17が穿設され、中段及び下段には、係合部、例えばツメ18が押え板15の裏面に一体成形されている。この挿入穴17は上記ブラケット12の係止穴13の位置に対応しており、ツメ18,18は上記ブラケット12の係合穴14,14の位置に対応して形成されている。そして、押え板15は、上段がクリップ16によって、中段及び下段がツメ18によって各々ブラケット12に固定されている。なお、押え板15の側端19は略直線状に形成されているので、この側端19を上記収納面10aと側面10bとの角部11に当接させることにより、上記ラインが直線状に形成される。
【0010】
次いで、上記押え板15を取り付ける作業手順について図6を用いて説明する。
まず、押え板15の中段及び下段に設けられたツメ18,18をブラケット12の中段及び下段の係合穴14,14に掛止させる。次に、押え板15の上段に設けられた挿入穴17とブラケット12の上段の係止穴13との位置を合わせ、これらの穴13,17にクリップ16を嵌合させることによって、押え板15を収納部5の収納面10aに取り付ける。これにより、押え板15の側端19が収納面10aと側面10bとの角部11に当接し、ラインが直線状に形成される。
【0011】
なお、本発明は、上記の実施の形態に限定されるものではなく、例えば、上記押え板15の裏面側に設けたツメ18の数は2個に限らず1個でもよく、クリップ16で押え板15の下段を固定し、ツメ18で上段を固定してもよい。また、押え板15の形状は、略長方形に限定されず、単なる線状部材でもよい。さらに、押え板15を収納部5の収納面10aでなく側面10bに設けてもよい。
【0012】
【発明の効果】
上述したように、本発明に係るアームレスト付シートバックによれば、以下のような効果を奏する。
請求項1において、その表面が表皮で覆われたシートバックに凹部を設け、該凹部は、前記シートバックの表面に略平行な収納面とその側方に立ち上がる側面とを有し、該凹部にアームレストを収納できるように構成したアームレスト付シートバックにおいて、前記収納面と前記側面との境界角部に、略直線状に形成した押え部材側端を当接し、前記境界角部を押えた状態で、上記押え部材を上記凹部に取付けたので、ラインの形成について、部品点数及び加工工数の削減によるコスト低減が図れ、ラインの仕上り品質と外観も向上する。
請求項2において、上記押え部材に係合部と係止具を設け、該係合部に係合する係合穴と上記係止具に係合する係止穴とを有するブラケットを上記凹部に設け、上記押え部材の係合部を上記ブラケットの係合穴に係合させ、上記係止具を上記係止穴に係止させることにより、上記押え部材を上記凹部に取付けたので、押え部材の組付性が向上し、ラインを形成する作業が容易に簡単に、かつ、確実に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るアームレスト付シートバックを備えた後部座席を示す斜視図である。
【図2】図1の要部拡大図である。
【図3】図2のA−A線による断面図である。
【図4】本発明に係るブラケットを示す斜視図である。
【図5】本発明に係る押え部材を裏面側から見た斜視図である。
【図6】本発明に係る押え部材を取り付ける状態を示す斜視図である。
【図7】従来のアームレスト収納部を示す斜視図である。
【図8】図7のB−B線による断面図である。
【符号の説明】
1 後部座席
2 アームレスト
3 ヒンジ
4 リヤシートバック
5 収納凹部
6 リヤシートバックパッド
7 リヤシートバックパネル
8 フレーム
9 表皮
10a 収納面
10b 側面
11 角部
12 ブラケット
13 係止穴
14 係合穴
15 押え板
16 クリップ
17 挿入穴
18 ツメ
19 側端

Claims (2)

  1. その表面が表皮で覆われたシートバックに凹部を設け、該凹部は、前記シートバックの表面に略平行な収納面とその側方に立ち上がる側面とを有し、該凹部にアームレストを収納できるように構成したアームレスト付シートバックにおいて、前記収納面と前記側面との境界角部に、略直線状に形成した押え部材側端を当接し、前記境界角部を押えた状態で、上記押え部材を上記凹部に取付けたことを特徴とするアームレスト付シートバック。
  2. 上記押え部材に係合部と係止具を設け、該係合部に係合する係合穴と上記係止具に係合する係止穴とを有するブラケットを上記凹部に設け、上記押え部材の係合部を上記ブラケットの係合穴に係合させ、上記係止具を上記係止穴に係止させることにより、上記押え部材を上記凹部に取付けたことを特徴とする請求項1に記載のアームレスト付シートバック。
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