JP2515413Y2 - 車両用シートのバックパネル構造 - Google Patents
車両用シートのバックパネル構造Info
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- JP2515413Y2 JP2515413Y2 JP11033190U JP11033190U JP2515413Y2 JP 2515413 Y2 JP2515413 Y2 JP 2515413Y2 JP 11033190 U JP11033190 U JP 11033190U JP 11033190 U JP11033190 U JP 11033190U JP 2515413 Y2 JP2515413 Y2 JP 2515413Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- back panel
- slit
- seat
- vehicle seat
- bracket
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- Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は自動車用シート(座席)などの車両用シート
のバックパネル、詳しくは、シートバック(背凭部)の
背面側に固定して下端部にリクライニングデバイスのロ
アアーム挿通用のスリットを設けてなる車両用シートの
バックパネルに関する。
のバックパネル、詳しくは、シートバック(背凭部)の
背面側に固定して下端部にリクライニングデバイスのロ
アアーム挿通用のスリットを設けてなる車両用シートの
バックパネルに関する。
(従来の技術) 従来のこの種のバックパネルは、下端部にリクライニ
ングデバイスのロアアーム挿通用のスリットを設けて、
シートバックを傾動した際にシートクッション(座部)
側に固定したリクライニングデバイスのロアアームにバ
ックパネルが接触しないようにしている。
ングデバイスのロアアーム挿通用のスリットを設けて、
シートバックを傾動した際にシートクッション(座部)
側に固定したリクライニングデバイスのロアアームにバ
ックパネルが接触しないようにしている。
そして、このスリットはフロントシートにおけるシー
トバック下部の背面から側面を被覆するように形成した
バックパネルの左右両角部に、バックパネルの下端から
上向きに設けられている。
トバック下部の背面から側面を被覆するように形成した
バックパネルの左右両角部に、バックパネルの下端から
上向きに設けられている。
(考案が解決しようとする課題) 以上のスリットは前述の如く形成されているため、バ
ックパネルは下部の左右両スリットによって剛性が不足
する。そのため、バックパネルの下部側部が変形し、セ
ンターコンソールに接触したり、或いは、スリット内の
リクライニングデバイスの部品がリヤシート側から視覚
され、シートの外観品質が損なわれていた。
ックパネルは下部の左右両スリットによって剛性が不足
する。そのため、バックパネルの下部側部が変形し、セ
ンターコンソールに接触したり、或いは、スリット内の
リクライニングデバイスの部品がリヤシート側から視覚
され、シートの外観品質が損なわれていた。
そこで、本考案は斯様な従来品の不具合を除去するこ
とを目的とする。
とを目的とする。
(課題を解決するための手段) 以上の目的を達成するための本考案に係る車両用シー
トのバックパネルの構造は、下端部に設けたスリットの
周囲に、係止爪付の剛性ブラケットを鋲着し、該ブラケ
ットの係止爪に弾性カバーを掛止してなるものである。
トのバックパネルの構造は、下端部に設けたスリットの
周囲に、係止爪付の剛性ブラケットを鋲着し、該ブラケ
ットの係止爪に弾性カバーを掛止してなるものである。
(作用) スリットの周囲は剛性ブラケットによって補強され、
変形を防止することができる。また、剛性ブラケットに
掛止した弾性カバーによってスリットは閉口される。
変形を防止することができる。また、剛性ブラケットに
掛止した弾性カバーによってスリットは閉口される。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を第1図乃至第5図に基づい
て説明する。
て説明する。
図中、(1)は合成樹脂バックパネルで、このバック
パネル(1)はシートバック(SB)の背面を被覆する本
体(1a)と、この本体(1a)の左右に連接し、シートバ
ック(SB)の側面部分を被覆する側部(1b)(1b)とか
ら構成されており、この側部(1b)(1b)と本体(1a)
の下端部との境界部分に、スリット(11)(11)が設け
てある(第3図)。このスリット(11)(11)にシート
クッション(SC)に固定したロアアーム(5)(5)が
挿通され、シートバック(SB)はバックパネル(1)の
ロアアーム(5)(5)に干渉することなく傾動可能に
取付けられる。
パネル(1)はシートバック(SB)の背面を被覆する本
体(1a)と、この本体(1a)の左右に連接し、シートバ
ック(SB)の側面部分を被覆する側部(1b)(1b)とか
ら構成されており、この側部(1b)(1b)と本体(1a)
の下端部との境界部分に、スリット(11)(11)が設け
てある(第3図)。このスリット(11)(11)にシート
クッション(SC)に固定したロアアーム(5)(5)が
挿通され、シートバック(SB)はバックパネル(1)の
ロアアーム(5)(5)に干渉することなく傾動可能に
取付けられる。
なお、以上のロアアーム(5)(5)はリクライニン
グデバイスを構成し、このロアアーム(5)(5)には
シートバック(SB)側のアッパーアーム(6)が回動可
能に軸着されている。
グデバイスを構成し、このロアアーム(5)(5)には
シートバック(SB)側のアッパーアーム(6)が回動可
能に軸着されている。
図中、(2)は鈑金などの剛性を有するブラケット
で、このブラケット(2)は前記バックパネル(1)の
スリット(11)周囲にビス(4)・・・で鋲着され、そ
の縦方向の上下には第4図に示すように多数の係止爪
(21)・・・が切起こし形成されている。そして、この
ブラケット(2)における前記スリット(11)に対応す
る位置には、スリット(11)と同一形状の切欠(22)が
形成されている。図中(22)・・・は、ビス(4)の挿
通孔、(11a)・・・はブラケット(2)の挿通孔と同
位置に設けたバックパネル(1)の通孔で、挿通孔(2
2)、通孔(11a)にビス(4)が挿通されて鋲着され
る。
で、このブラケット(2)は前記バックパネル(1)の
スリット(11)周囲にビス(4)・・・で鋲着され、そ
の縦方向の上下には第4図に示すように多数の係止爪
(21)・・・が切起こし形成されている。そして、この
ブラケット(2)における前記スリット(11)に対応す
る位置には、スリット(11)と同一形状の切欠(22)が
形成されている。図中(22)・・・は、ビス(4)の挿
通孔、(11a)・・・はブラケット(2)の挿通孔と同
位置に設けたバックパネル(1)の通孔で、挿通孔(2
2)、通孔(11a)にビス(4)が挿通されて鋲着され
る。
このビス(4)の鋲着によってブラケット(2)はバ
ックパネル(1)のスリット(11)周囲に固定される。
ックパネル(1)のスリット(11)周囲に固定される。
図中(3)はゴム、軟質合成樹脂などの弾性材からな
る弾性カバーとであり、この弾性カバー(3)は略ブラ
ケット(2)と同一形状に形成され、ブラケット(2)
の係止爪(21)・・・に対応する位置には、通孔(31)
・・・を開孔して、係止爪(21)に弾性カバー(3)を
掛止し得るように形成している。
る弾性カバーとであり、この弾性カバー(3)は略ブラ
ケット(2)と同一形状に形成され、ブラケット(2)
の係止爪(21)・・・に対応する位置には、通孔(31)
・・・を開孔して、係止爪(21)に弾性カバー(3)を
掛止し得るように形成している。
そして、この弾性カバー(3)における前記スリット
(11)切欠(22)に対応する位置には切溝(33)を設け
て、スリット(11)、切欠(22)の開口個所を閉口し、
且つ切溝(33)内にロアアーム(5)を挿通し得るよう
に形成されている。
(11)切欠(22)に対応する位置には切溝(33)を設け
て、スリット(11)、切欠(22)の開口個所を閉口し、
且つ切溝(33)内にロアアーム(5)を挿通し得るよう
に形成されている。
斯して、第2図鎖線、第5図に示すように、バックパ
ネル(1)に固定した弾性カバー(3)の切溝(33)に
ロアアーム(11)の一部が挿通される。
ネル(1)に固定した弾性カバー(3)の切溝(33)に
ロアアーム(11)の一部が挿通される。
(効果) 本考案によれば、バックパネルのスリット周囲が剛性
ブラケットに補強されるため、バックパネルの下端部の
変形を防止することができる。そのため、シートバック
の傾動時にバックパネルの下端部がセンターコンソール
等に接触することがない。
ブラケットに補強されるため、バックパネルの下端部の
変形を防止することができる。そのため、シートバック
の傾動時にバックパネルの下端部がセンターコンソール
等に接触することがない。
また、バックパネルのスリットは弾性カバーによって
閉口されるため、リヤシート側からの外観品質が向上す
る。
閉口されるため、リヤシート側からの外観品質が向上す
る。
第1図は斜視図、第2図は第1図におけるII-II線断面
図、第3図は分解斜視図、第4図は第3図のIV-IV線断
面図、第5図はバックパネルの取付状態を示す斜視図で
ある。 図中、(1)はバックパネル、(2)は剛性ブラケッ
ト、(3)は弾性カバーを夫々示す。
図、第3図は分解斜視図、第4図は第3図のIV-IV線断
面図、第5図はバックパネルの取付状態を示す斜視図で
ある。 図中、(1)はバックパネル、(2)は剛性ブラケッ
ト、(3)は弾性カバーを夫々示す。
Claims (1)
- 【請求項1】シートバックの背面側に固定して下端部に
リクライニングデバイスのロアアームを挿通するスリッ
トを設けてなる車両用シートのバックパネルにおいて、 前記スリットの周囲に、係止爪付の剛性ブラケットを鋲
着し、該ブラケットの係止爪に弾性カバーを掛止してな
ることを特徴とする車両用シートのバックパネル構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11033190U JP2515413Y2 (ja) | 1990-10-22 | 1990-10-22 | 車両用シートのバックパネル構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11033190U JP2515413Y2 (ja) | 1990-10-22 | 1990-10-22 | 車両用シートのバックパネル構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0466948U JPH0466948U (ja) | 1992-06-15 |
JP2515413Y2 true JP2515413Y2 (ja) | 1996-10-30 |
Family
ID=31857651
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11033190U Expired - Fee Related JP2515413Y2 (ja) | 1990-10-22 | 1990-10-22 | 車両用シートのバックパネル構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2515413Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6954862B2 (ja) * | 2018-03-29 | 2021-10-27 | トヨタ自動車株式会社 | 車両用シート |
-
1990
- 1990-10-22 JP JP11033190U patent/JP2515413Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0466948U (ja) | 1992-06-15 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |