JP2000158992A - 車両用シート - Google Patents
車両用シートInfo
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- JP2000158992A JP2000158992A JP10332822A JP33282298A JP2000158992A JP 2000158992 A JP2000158992 A JP 2000158992A JP 10332822 A JP10332822 A JP 10332822A JP 33282298 A JP33282298 A JP 33282298A JP 2000158992 A JP2000158992 A JP 2000158992A
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- JP
- Japan
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- grip
- backboard
- seat back
- seat
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- Prior art date
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- Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
- Passenger Equipment (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 外観性能を低下させることなく、キャップを
廃止してコストダウンを図る。バックボードとの一体感
を強調して外観性能を高める。 【解決手段】 グリップ30の両側のベース33に下方
に突出する取付用ブラケット40を設け、シートバック
フレーム20のブラケット24にビス60止め固定した
後、シートバック12に装着するバックボード50によ
り前記取付部を被覆し、グリップ30取付部の体裁を高
める。また、グリップ30の取付用ブラケット40とバ
ックボード50の内面上部側との間に係合手段を設ける
ことにより、グリップ30とバックボード50との位置
合わせを簡単に行ない、且つグリップ30とバックボー
ド50との間の隙間をなくす。
廃止してコストダウンを図る。バックボードとの一体感
を強調して外観性能を高める。 【解決手段】 グリップ30の両側のベース33に下方
に突出する取付用ブラケット40を設け、シートバック
フレーム20のブラケット24にビス60止め固定した
後、シートバック12に装着するバックボード50によ
り前記取付部を被覆し、グリップ30取付部の体裁を高
める。また、グリップ30の取付用ブラケット40とバ
ックボード50の内面上部側との間に係合手段を設ける
ことにより、グリップ30とバックボード50との位置
合わせを簡単に行ない、且つグリップ30とバックボー
ド50との間の隙間をなくす。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用シートに係
り、特に、シートバックの背面上部にグリップを装着し
てなる車両用シートに関する。
り、特に、シートバックの背面上部にグリップを装着し
てなる車両用シートに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車室内には、走行時の急カ
ーブ、急停車等により、乗員が適正姿勢を維持できるよ
うに、特に、後席乗員の斜め上方の天井側部にアシスト
グリップが設置されているが、最近では、後席乗員の身
近な箇所にグリップを設置することが使い勝手上好まし
いため、図8に示すように、フロント側のシート1のシ
ートバック2の背面上部にグリップ3を設けたシートが
多用される傾向にある。
ーブ、急停車等により、乗員が適正姿勢を維持できるよ
うに、特に、後席乗員の斜め上方の天井側部にアシスト
グリップが設置されているが、最近では、後席乗員の身
近な箇所にグリップを設置することが使い勝手上好まし
いため、図8に示すように、フロント側のシート1のシ
ートバック2の背面上部にグリップ3を設けたシートが
多用される傾向にある。
【0003】また、シートバック2の背面上部にグリッ
プ3を設置しておけば、走行時の急カーブや急発進時等
の際、後席乗員がグリップ3をつかんで適正姿勢を維持
できるばかりでなく、2ドアハードトップ車において
は、後席乗員が乗降する際に、フロント側シート1を倒
し込む場合や、また、回転シート等における回転操作時
にシート1の操作部として使用できる機能も備えてい
る。
プ3を設置しておけば、走行時の急カーブや急発進時等
の際、後席乗員がグリップ3をつかんで適正姿勢を維持
できるばかりでなく、2ドアハードトップ車において
は、後席乗員が乗降する際に、フロント側シート1を倒
し込む場合や、また、回転シート等における回転操作時
にシート1の操作部として使用できる機能も備えてい
る。
【0004】ところで、前記グリップ3は、図9に示す
ように、金属製のコア芯金3aを軟質塩ビ樹脂等の樹脂
成形体3bにより被包して構成されており、長手方向両
端の取付ベース部3cには、取付孔4が開設されてお
り、この取付ベース部3cを被覆するために、ABS樹
脂の射出成形体からなるキャップ5が被着される。
ように、金属製のコア芯金3aを軟質塩ビ樹脂等の樹脂
成形体3bにより被包して構成されており、長手方向両
端の取付ベース部3cには、取付孔4が開設されてお
り、この取付ベース部3cを被覆するために、ABS樹
脂の射出成形体からなるキャップ5が被着される。
【0005】また、グリップ3の取付構造は、図10に
示すように、フロント側の車両用シート1のシートバッ
ク2の構造材であるシートバックフレーム2aの上部に
は、取付面を後方側に向けて夫々左右一対のブラケット
6,6が溶接等により固定されており、左右のブラケッ
ト6,6に対してグリップ3の取付ベース部3cを位置
決めして、取付孔4内にビス4aを挿入してブラケット
6の取付孔6a内に捩じ込んで、クリップ3をブラケッ
ト6に確実且つ堅固に固定している。そして、ビス4a
の頭部を隠すように、別物のキャップ5を嵌め込んで意
匠性を確保するようにしている。
示すように、フロント側の車両用シート1のシートバッ
ク2の構造材であるシートバックフレーム2aの上部に
は、取付面を後方側に向けて夫々左右一対のブラケット
6,6が溶接等により固定されており、左右のブラケッ
ト6,6に対してグリップ3の取付ベース部3cを位置
決めして、取付孔4内にビス4aを挿入してブラケット
6の取付孔6a内に捩じ込んで、クリップ3をブラケッ
ト6に確実且つ堅固に固定している。そして、ビス4a
の頭部を隠すように、別物のキャップ5を嵌め込んで意
匠性を確保するようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】然し乍ら、従来の車両
用シート1のシートバック2の背面上部に取付けられる
グリップ3は、グリップ3の取付部の体裁を高めるため
に別物のキャップ5を夫々後付けしているため、部品点
数が多くなり、コストアップを招来すると共に、グリッ
プ3に対してキャップ5が違和感を与え、車両用シート
1のシートバック2背面側の外観性能を低下させるとい
う欠点が指摘されている。
用シート1のシートバック2の背面上部に取付けられる
グリップ3は、グリップ3の取付部の体裁を高めるため
に別物のキャップ5を夫々後付けしているため、部品点
数が多くなり、コストアップを招来すると共に、グリッ
プ3に対してキャップ5が違和感を与え、車両用シート
1のシートバック2背面側の外観性能を低下させるとい
う欠点が指摘されている。
【0007】また、シートバック2の背面に取付けるバ
ックボードとの間の位置合わせができず、グリップ3と
バックボードとの間に隙間等が生じ易く、このこともシ
ートバック2の外観性能を低下させる要因となってい
る。
ックボードとの間の位置合わせができず、グリップ3と
バックボードとの間に隙間等が生じ易く、このこともシ
ートバック2の外観性能を低下させる要因となってい
る。
【0008】本発明の目的は、シートバック背面上部に
グリップを備えた車両用シートにおいて、グリップの取
付けを体裁よく行なえ、バックボードとの相対的な外観
性能を高めるようにした車両用シートを提供するもので
ある。
グリップを備えた車両用シートにおいて、グリップの取
付けを体裁よく行なえ、バックボードとの相対的な外観
性能を高めるようにした車両用シートを提供するもので
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上述せる課題に
鑑みてなされたもので、本発明の請求項1に記載の車両
用シートは、シートバックの背面上部にグリップを装着
してなる車両用シートにおいて、グリップは長尺状のコ
ア芯金を樹脂成形体で被包して構成され、前記コア芯金
の両側部に下方向に延びる取付用ブラケットが設けら
れ、シートバックフレームの取付部に前記取付用ブラケ
ットを介してグリップを装着固定すると共に、シートバ
ックフレームの背面を覆うバックボードにより、グリッ
プの取付用ブラケットを被覆処理したことを特徴とす
る。
鑑みてなされたもので、本発明の請求項1に記載の車両
用シートは、シートバックの背面上部にグリップを装着
してなる車両用シートにおいて、グリップは長尺状のコ
ア芯金を樹脂成形体で被包して構成され、前記コア芯金
の両側部に下方向に延びる取付用ブラケットが設けら
れ、シートバックフレームの取付部に前記取付用ブラケ
ットを介してグリップを装着固定すると共に、シートバ
ックフレームの背面を覆うバックボードにより、グリッ
プの取付用ブラケットを被覆処理したことを特徴とす
る。
【0010】ここで、グリップは、コア芯金により強度
を保持し、つかんだ時の感触を良好にするためにコア芯
金の周囲を軟質塩ビ樹脂等の樹脂成形体で被包して構成
されており、コア芯金の両側に下側に向けて突設される
取付用ブラケットは、グリップのコア芯金に溶接や機械
的固着により取付けてもよく、また、コア芯金と取付用
ブラケットを一体に形成してもよい。
を保持し、つかんだ時の感触を良好にするためにコア芯
金の周囲を軟質塩ビ樹脂等の樹脂成形体で被包して構成
されており、コア芯金の両側に下側に向けて突設される
取付用ブラケットは、グリップのコア芯金に溶接や機械
的固着により取付けてもよく、また、コア芯金と取付用
ブラケットを一体に形成してもよい。
【0011】従って、請求項1に記載の発明によれば、
グリップに設けた取付用ブラケットをシートバックフレ
ームのブラケットにビス締め等により固着した後、この
取付部分をバックボードにより被覆処理するという構成
であるため、従来のキャップを廃止することができる。
グリップに設けた取付用ブラケットをシートバックフレ
ームのブラケットにビス締め等により固着した後、この
取付部分をバックボードにより被覆処理するという構成
であるため、従来のキャップを廃止することができる。
【0012】また、本発明の請求項2に記載の車両用シ
ートは、グリップの取付用ブラケットとバックボードの
内面上部との間に係合手段が設けられていることを特徴
とする。
ートは、グリップの取付用ブラケットとバックボードの
内面上部との間に係合手段が設けられていることを特徴
とする。
【0013】ここで、係合手段としては、グリップ側の
取付用ブラケットにフックを設け、それに対応してバッ
クボードの内面側に爪片等の係合部を設けてもよく、ま
た、グリップ側の取付用ブラケットに係合孔を開設し、
それに対応するバックボードに係合ピンを設ける等、慣
用の係合手段を適宜選択できる。
取付用ブラケットにフックを設け、それに対応してバッ
クボードの内面側に爪片等の係合部を設けてもよく、ま
た、グリップ側の取付用ブラケットに係合孔を開設し、
それに対応するバックボードに係合ピンを設ける等、慣
用の係合手段を適宜選択できる。
【0014】従って、請求項2に記載の発明によれば、
シートバックフレームに固着されたグリップの取付用ブ
ラケットとバックボードの内面上部との間で設けられた
係合手段を利用すれば、シートバック及びグリップに対
してバックボードを適正位置に簡単に位置合わせするこ
とができ、また、グリップとバックボードとの間に隙間
が生じることがない。
シートバックフレームに固着されたグリップの取付用ブ
ラケットとバックボードの内面上部との間で設けられた
係合手段を利用すれば、シートバック及びグリップに対
してバックボードを適正位置に簡単に位置合わせするこ
とができ、また、グリップとバックボードとの間に隙間
が生じることがない。
【0015】
【発明の実施の形態】以下本発明に係るシートバックの
ポケット構造を図面を参照して詳述する。図1乃至図4
は本発明の第1の実施形態を示すもので、図1はシー
ト,グリップ,バックボードを分解して示す斜視図、図
2はグリップを取付けた状態を示すリヤ側からみたシー
トの外観図、図3はグリップの斜視図、図4はグリップ
を取付けた状態を示す断面図である。また、図5,図6
はグリップの別の実施形態を示す各斜視図、図7は図6
に示すグリップをシートバック側に取付ける態様を示す
分解斜視図である。
ポケット構造を図面を参照して詳述する。図1乃至図4
は本発明の第1の実施形態を示すもので、図1はシー
ト,グリップ,バックボードを分解して示す斜視図、図
2はグリップを取付けた状態を示すリヤ側からみたシー
トの外観図、図3はグリップの斜視図、図4はグリップ
を取付けた状態を示す断面図である。また、図5,図6
はグリップの別の実施形態を示す各斜視図、図7は図6
に示すグリップをシートバック側に取付ける態様を示す
分解斜視図である。
【0016】まず、図1乃至図4に基づいて、本発明の
第1の実施の形態について説明する。車両用シート10
は、乗員が着座するシートクッション11と、シートク
ッション11に対して乗員の背もたれ機能を持つシート
バック12とから構成されており、シートバック12の
構造部材であるシートバックフレーム20は、左右一対
のサイドプレート21,21間にS字状の連続するS字
バネ22が介挿されており、且つサイドプレート21の
上下部分には、補強フレーム23が架設されている。
第1の実施の形態について説明する。車両用シート10
は、乗員が着座するシートクッション11と、シートク
ッション11に対して乗員の背もたれ機能を持つシート
バック12とから構成されており、シートバック12の
構造部材であるシートバックフレーム20は、左右一対
のサイドプレート21,21間にS字状の連続するS字
バネ22が介挿されており、且つサイドプレート21の
上下部分には、補強フレーム23が架設されている。
【0017】シートバック12の背面上部に取付けられ
るグリップ30を簡単且つ体裁よく取付けるために、シ
ートバック12のシートバックフレーム20には左右の
サイドフレーム21,21の後縁側上部にブラケット2
4,24の取付面が車幅方向を向くように形成されてい
る。
るグリップ30を簡単且つ体裁よく取付けるために、シ
ートバック12のシートバックフレーム20には左右の
サイドフレーム21,21の後縁側上部にブラケット2
4,24の取付面が車幅方向を向くように形成されてい
る。
【0018】また、グリップ30は、図3を基に説明す
ると、長尺状で厚み1.4mmの金属製のコア芯金31の
外周を軟質塩化ビニル樹脂等からなる樹脂成形体32に
より被包して構成されており、図示する把手形状に成形
され、成形方法としては、インサートインジェクション
工法が適している。
ると、長尺状で厚み1.4mmの金属製のコア芯金31の
外周を軟質塩化ビニル樹脂等からなる樹脂成形体32に
より被包して構成されており、図示する把手形状に成形
され、成形方法としては、インサートインジェクション
工法が適している。
【0019】更に、グリップ30の両側のベース部33
には、コア芯金31よりも板厚な金属材からなる取付用
ブラケット40がコア芯金31に一体化されており、こ
の取付用ブラケット40は、ベース部33において、樹
脂成形体32から下方向に突出している。
には、コア芯金31よりも板厚な金属材からなる取付用
ブラケット40がコア芯金31に一体化されており、こ
の取付用ブラケット40は、ベース部33において、樹
脂成形体32から下方向に突出している。
【0020】そして、この取付用ブラケット40は、前
述したシートバックフレーム20に設けたブラケット2
4の離間距離よりも若干広めに設定され、シートバック
フレーム20のブラケット24の外側面に重合するよう
に形成されており、取付用ブラケット40の上下2箇所
に取付孔41が形成されていると共に、爪が上方向に向
くフック42が設けられている。
述したシートバックフレーム20に設けたブラケット2
4の離間距離よりも若干広めに設定され、シートバック
フレーム20のブラケット24の外側面に重合するよう
に形成されており、取付用ブラケット40の上下2箇所
に取付孔41が形成されていると共に、爪が上方向に向
くフック42が設けられている。
【0021】また、図1に戻って、シートバック12の
背面側に取付けられるバックボード50の構成について
説明する。このバックボード50は、PP樹脂等を素材
とした樹脂芯材51の表面にクロス,樹脂シート等の表
皮材52を貼着して構成されており、シートバック12
のシートバックフレーム20に固定できるように、樹脂
芯材51の内面には、クリップ片53が設けられてお
り、このクリップ片53をシートバックフレーム20の
縁部に係着することにより、シートバック12の背面側
に取付けられる。
背面側に取付けられるバックボード50の構成について
説明する。このバックボード50は、PP樹脂等を素材
とした樹脂芯材51の表面にクロス,樹脂シート等の表
皮材52を貼着して構成されており、シートバック12
のシートバックフレーム20に固定できるように、樹脂
芯材51の内面には、クリップ片53が設けられてお
り、このクリップ片53をシートバックフレーム20の
縁部に係着することにより、シートバック12の背面側
に取付けられる。
【0022】更に、本実施形態では、グリップ30との
関係で、グリップ30の取付用ブラケット40に設けた
フック42と係合する爪片54が樹脂芯材51の内面の
上部左右両側に突設形成されている。
関係で、グリップ30の取付用ブラケット40に設けた
フック42と係合する爪片54が樹脂芯材51の内面の
上部左右両側に突設形成されている。
【0023】次に、図1及び図4を基に、シートバック
12の背面側にグリップ30及びバックボード50を取
付ける作業手順について説明する。まず、シートバック
フレーム20のサイドプレート21に設けた一対のブラ
ケット24,24の夫々の外側面に対して、グリップ3
0の取付用ブラケット40を重合させ、取付用ブラケッ
ト40の取付孔41とシートバック側のブラケット24
の取付孔25とを一致させて、ビス60を締付け固定す
ることにより、シートバックフレーム20に対してグリ
ップ30を固定する。そして、この時、グリップ30の
取付用ブラケット40に設けられているフック42は後
方側に向いている。
12の背面側にグリップ30及びバックボード50を取
付ける作業手順について説明する。まず、シートバック
フレーム20のサイドプレート21に設けた一対のブラ
ケット24,24の夫々の外側面に対して、グリップ3
0の取付用ブラケット40を重合させ、取付用ブラケッ
ト40の取付孔41とシートバック側のブラケット24
の取付孔25とを一致させて、ビス60を締付け固定す
ることにより、シートバックフレーム20に対してグリ
ップ30を固定する。そして、この時、グリップ30の
取付用ブラケット40に設けられているフック42は後
方側に向いている。
【0024】次に、シートバック12の背面側を覆うよ
うに、バックボード50を取付けるが、その際、バック
ボード50の上縁側のフランジ50aをグリップ30内
を潜らせるようにしてバックボード50の上部側に設け
られた爪片54をグリップ30の取付用ブラケット40
に設けたフック42に係着させて、バックボード50の
上部側の取付けを行なうと共に、左右側及び下縁側に設
けたクリップ片53をシートバックフレーム20のサイ
ドフレーム21や連結フレーム23の縁部に係止するこ
とにより、シートバック12側にバックボード50を簡
単に取付けることができる。
うに、バックボード50を取付けるが、その際、バック
ボード50の上縁側のフランジ50aをグリップ30内
を潜らせるようにしてバックボード50の上部側に設け
られた爪片54をグリップ30の取付用ブラケット40
に設けたフック42に係着させて、バックボード50の
上部側の取付けを行なうと共に、左右側及び下縁側に設
けたクリップ片53をシートバックフレーム20のサイ
ドフレーム21や連結フレーム23の縁部に係止するこ
とにより、シートバック12側にバックボード50を簡
単に取付けることができる。
【0025】従って、バックボード50を取付けた状態
では、図2に示すように、グリップ30の取付部である
取付用ブラケット40は、バックボード50により被覆
されており、従来のように別物のキャップを使用するこ
となく、バックボード50で被覆処理できるため、キャ
ップが不要になることから、部品点数の削減、及びキャ
ップの取付工数の低減等、コストダウンを招来できる利
点がある。
では、図2に示すように、グリップ30の取付部である
取付用ブラケット40は、バックボード50により被覆
されており、従来のように別物のキャップを使用するこ
となく、バックボード50で被覆処理できるため、キャ
ップが不要になることから、部品点数の削減、及びキャ
ップの取付工数の低減等、コストダウンを招来できる利
点がある。
【0026】更に、バックボード50を取付ける際、グ
リップ30の取付用ブラケット40のフック42にバッ
クボード50の爪片54を係着すれば、シートバック1
2及びグリップ30に対してバックボード50を簡単に
位置決めすることができ、バックボード50の取付作業
性を高めることができると共に、図2に示すように、バ
ックボード50とグリップ30との間に隙間が発生する
ことがなく、美麗な外観意匠性を確保することもでき
る。
リップ30の取付用ブラケット40のフック42にバッ
クボード50の爪片54を係着すれば、シートバック1
2及びグリップ30に対してバックボード50を簡単に
位置決めすることができ、バックボード50の取付作業
性を高めることができると共に、図2に示すように、バ
ックボード50とグリップ30との間に隙間が発生する
ことがなく、美麗な外観意匠性を確保することもでき
る。
【0027】加えて、この実施形態によれば、シートバ
ック12側のブラケット24に対してグリップ30の取
付用ブラケット40の取付方向、即ち、ビス60を捩じ
込む方向は、グリップ30に負荷が加わる方向と直交す
る方向であり、グリップ30の取付用ブラケット40や
シートバック12側のブラケット24は、負荷がかかり
にくい構造であり、取付用ブラケット40,ブラケット
24の変形を抑え、耐久性を高めることができるという
付随的な有利さもある。
ック12側のブラケット24に対してグリップ30の取
付用ブラケット40の取付方向、即ち、ビス60を捩じ
込む方向は、グリップ30に負荷が加わる方向と直交す
る方向であり、グリップ30の取付用ブラケット40や
シートバック12側のブラケット24は、負荷がかかり
にくい構造であり、取付用ブラケット40,ブラケット
24の変形を抑え、耐久性を高めることができるという
付随的な有利さもある。
【0028】次いで、図5乃至図7は、グリップ30の
異なる実施形態を示すもので、図5に示すように、グリ
ップ30の取付用ブラケット40を略90゜内方に折曲
し、この折曲片43に取付孔41を開設し、ビス60の
取付方向をバックボード50の取付方向と一致するよう
にしてもよい。
異なる実施形態を示すもので、図5に示すように、グリ
ップ30の取付用ブラケット40を略90゜内方に折曲
し、この折曲片43に取付孔41を開設し、ビス60の
取付方向をバックボード50の取付方向と一致するよう
にしてもよい。
【0029】また、図6及び図7に示すように、グリッ
プ30の取付用ブラケット40にビス止め用の取付孔4
1に加えて、係合孔44を開設し、この係合孔44に対
応するように、バックボード50の内面上部側に係合ピ
ン55を突設形成し、シートバック12の背面側にバッ
クボード50を位置合わせする際、グリップ30の取付
用ブラケット40に設けた係合孔44内にバックボード
50の係合ピン55を挿入することにより、位置決めを
行なうようにしてもよい。
プ30の取付用ブラケット40にビス止め用の取付孔4
1に加えて、係合孔44を開設し、この係合孔44に対
応するように、バックボード50の内面上部側に係合ピ
ン55を突設形成し、シートバック12の背面側にバッ
クボード50を位置合わせする際、グリップ30の取付
用ブラケット40に設けた係合孔44内にバックボード
50の係合ピン55を挿入することにより、位置決めを
行なうようにしてもよい。
【0030】
【発明の効果】以上が本発明に係わるシートバックのポ
ケット構造の実施の形態であるが、本発明の請求項1に
記載の車両用シートによれば、グリップに設けた取付用
ブラケットをシートバックフレームのブラケットにビス
締め等により固着した後、この取付部分をバックボード
により被覆処理するという構成であるため、従来のキャ
ップが不要となり、部品点数を削減することができると
共に、キャップの取付工数も不要となり、大幅なコスト
ダウンを招来できるというものである。
ケット構造の実施の形態であるが、本発明の請求項1に
記載の車両用シートによれば、グリップに設けた取付用
ブラケットをシートバックフレームのブラケットにビス
締め等により固着した後、この取付部分をバックボード
により被覆処理するという構成であるため、従来のキャ
ップが不要となり、部品点数を削減することができると
共に、キャップの取付工数も不要となり、大幅なコスト
ダウンを招来できるというものである。
【0031】本発明の請求項2に記載の車両用シートに
よれば、シートバック及びグリップに対してバックボー
ドを簡単に位置決めでき、バックボードの取付作業性を
高めることができると共に、バックボードとグリップと
の間の隙間が発生することがなく、グリップとバックボ
ードとの一体感を強調でき、シートバック背面側の外観
性能を高めることができるものである。
よれば、シートバック及びグリップに対してバックボー
ドを簡単に位置決めでき、バックボードの取付作業性を
高めることができると共に、バックボードとグリップと
の間の隙間が発生することがなく、グリップとバックボ
ードとの一体感を強調でき、シートバック背面側の外観
性能を高めることができるものである。
【図1】本発明に係る車両用シートの一実施形態を示す
もので、シート,グリップ,バックボードを夫々示す分
解斜視図。
もので、シート,グリップ,バックボードを夫々示す分
解斜視図。
【図2】本発明に係る車両用シートのシートバック背面
側を示す外観図。
側を示す外観図。
【図3】本発明に係る車両用シートに使用するグリップ
を示す斜視図。
を示す斜視図。
【図4】図3に示すグリップをシートバックに取付けた
状態を示す断面図。
状態を示す断面図。
【図5】本発明に係る車両用シートに使用するグリップ
の異なる実施形態を示す斜視図。
の異なる実施形態を示す斜視図。
【図6】本発明に係る車両用シートに使用するグリップ
の異なる実施形態を示す斜視図。
の異なる実施形態を示す斜視図。
【図7】図6に示すグリップをシートバックに取付ける
構造を示す分解斜視図。
構造を示す分解斜視図。
【図8】従来のグリップを備えた車両用シートの外観
図。
図。
【図9】従来のグリップを示す斜視図。
【図10】従来のグリップをシートバックフレームに取
付ける状態を示す説明図。
付ける状態を示す説明図。
10 車両用シート 11 シートクッション 12 シートバック 20 シートバックフレーム 21 サイドフレーム 24 ブラケット 25 取付孔 30 グリップ 31 コア芯金 32 樹脂成形体 33 ベース部 40 取付用ブラケット 41 取付孔 42 フック 43 折曲片 44 係合孔 50 バックボード 51 樹脂芯材 52 表皮材 53 クリップ片 54 爪片 55 係合ピン 50a 上縁フランジ 60 ビス
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年3月2日(2000.3.2)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】
【発明の実施の形態】以下本発明に係る車両用シートを
図面を参照して詳述する。図1乃至図4は本発明の第1
の実施形態を示すもので、図1はシート,グリップ,バ
ックボードを分解して示す斜視図、図2はグリップを取
付けた状態を示すリヤ側からみたシートの外観図、図3
はグリップの斜視図、図4はグリップを取付けた状態を
示す断面図である。また、図5,図6はグリップの別の
実施形態を示す各斜視図、図7は図6に示すグリップを
シートバック側に取付ける態様を示す分解斜視図であ
る。
図面を参照して詳述する。図1乃至図4は本発明の第1
の実施形態を示すもので、図1はシート,グリップ,バ
ックボードを分解して示す斜視図、図2はグリップを取
付けた状態を示すリヤ側からみたシートの外観図、図3
はグリップの斜視図、図4はグリップを取付けた状態を
示す断面図である。また、図5,図6はグリップの別の
実施形態を示す各斜視図、図7は図6に示すグリップを
シートバック側に取付ける態様を示す分解斜視図であ
る。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0030
【補正方法】変更
【補正内容】
【0030】
【発明の効果】以上が本発明に係わる車両用シートの実
施の形態であるが、本発明の請求項1に記載の車両用シ
ートによれば、グリップに設けた取付用ブラケットをシ
ートバックフレームのブラケットにビス締め等により固
着した後、この取付部分をバックボードにより被覆処理
するという構成であるため、従来のキャップが不要とな
り、部品点数を削減することができると共に、キャップ
の取付工数も不要となり、大幅なコストダウンを招来で
きるというものである。
施の形態であるが、本発明の請求項1に記載の車両用シ
ートによれば、グリップに設けた取付用ブラケットをシ
ートバックフレームのブラケットにビス締め等により固
着した後、この取付部分をバックボードにより被覆処理
するという構成であるため、従来のキャップが不要とな
り、部品点数を削減することができると共に、キャップ
の取付工数も不要となり、大幅なコストダウンを招来で
きるというものである。
Claims (2)
- 【請求項1】 シートバックの背面上部にグリップを装
着してなる車両用シートにおいて、 グリップは長尺状のコア芯金を樹脂成形体で被包して構
成され、前記コア芯金の両側部に下方向に延びる取付用
ブラケットが設けられ、シートバックフレームの取付部
に前記取付用ブラケットを介してグリップを装着固定す
ると共に、シートバックフレームの背面を覆うバックボ
ードにより、グリップの取付用ブラケットを被覆処理し
たことを特徴とする車両用シート。 - 【請求項2】 グリップの取付用ブラケットとバックボ
ードの内面上部との間に係合手段が設けられていること
を特徴とする請求項1に記載の車両用シート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10332822A JP2000158992A (ja) | 1998-11-24 | 1998-11-24 | 車両用シート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10332822A JP2000158992A (ja) | 1998-11-24 | 1998-11-24 | 車両用シート |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000158992A true JP2000158992A (ja) | 2000-06-13 |
Family
ID=18259198
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10332822A Pending JP2000158992A (ja) | 1998-11-24 | 1998-11-24 | 車両用シート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000158992A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015084857A (ja) * | 2013-10-29 | 2015-05-07 | コクヨファニチャー株式会社 | 椅子 |
JP2016132279A (ja) * | 2015-01-16 | 2016-07-25 | トヨタ紡織株式会社 | 乗物用シート |
CN111055743A (zh) * | 2018-10-17 | 2020-04-24 | 大众汽车有限公司 | 用于机动车的内部空间中的保持把手的适配器 |
-
1998
- 1998-11-24 JP JP10332822A patent/JP2000158992A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015084857A (ja) * | 2013-10-29 | 2015-05-07 | コクヨファニチャー株式会社 | 椅子 |
JP2016132279A (ja) * | 2015-01-16 | 2016-07-25 | トヨタ紡織株式会社 | 乗物用シート |
CN111055743A (zh) * | 2018-10-17 | 2020-04-24 | 大众汽车有限公司 | 用于机动车的内部空间中的保持把手的适配器 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040419 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040423 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040817 |