JPH0346998Y2 - - Google Patents

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JPH0346998Y2
JPH0346998Y2 JP1985057746U JP5774685U JPH0346998Y2 JP H0346998 Y2 JPH0346998 Y2 JP H0346998Y2 JP 1985057746 U JP1985057746 U JP 1985057746U JP 5774685 U JP5774685 U JP 5774685U JP H0346998 Y2 JPH0346998 Y2 JP H0346998Y2
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molding
shaped
frame
decorative
trim
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、成形モールに関するものである。
(従来技術) 従来、インナートリムの一部をエンボスし、ポ
ケツトその他の物入れ部が設けられているトリム
は、第4図及び第5図に示すようにボデイインナ
ーパネルに固設されていた。
即ち、第4図においては、インナートリムを構
成するアツパートリム51とロアートリム52と
が取付クリツプ53によりボデイインナーパネル
54に固設され、ロアートリム52の上縁部はモ
ール55により把持されていた。なお図中56は
車室内側に貼着された化粧部材である。
又、第5図においては、アツパートリム51と
ロアートリム52とが取付ビス57によりボデイ
インナーパネル54に固設されていた。
(問題点) 上記、従来構造において、第4図のような取付
クリツプ53による固設では、取付クリツプ53
が外れることがあり、又、嵌合状態が不安定でガ
タ付きが生じ、固設手段としては剛性等の問題で
不安定なものであつた。
一方、第5図のような取付ビス57による固設
では、車室内側に取付ビス57の頭部が露出し、
外観上好ましくないという問題点があつた。
(問題点を解決するための手段) 本考案は上記従来の問題点に鑑み案出したもの
であつて、取付けビス等の頭部を車室内側より覆
蓋し、車室内の外観品質を向上し得る成形モール
を提供せんとするもので、その要旨は、取付ビス
を介しボデイ側に固設される板状部材の上縁部に
装着される成形モールであつて、該成形モール
は、前記板状部材の上縁部に上方より嵌着される
断面略コの字状の額縁状モールと、該額縁状モー
ルの上縁に形成された薄肉部を介し回動可能に一
体形成された化粧モールとにより構成され、前記
額縁状モールの外側には凹み状の係合部が形成さ
れているとともに、前記化粧モールの内側には前
記係合部と係合し得る鈎状の係止部が突設され、
該化粧モールは前記係合部に前記係止部を係着さ
せた時に前記取付ビスと前記額縁状モールを覆蓋
し得る寸法形状に形成されていることである。
(作用) 額縁状モールと化粧モールとは薄肉部を介して
回動可能に一体形成されているため、ロアートリ
ムをボデイに固設するに際し、額縁状モールを先
ずロアートリムの上縁部に把持状に嵌着させ、化
粧モールをフリーの状態にして、ロアートリムを
ボデイに取付ビスにより固設する。そうすること
により額縁状モールはロアートリムとアツパート
リム間に挾持されて固設される。その後、フリー
状態にある化粧モールを回動させて、額縁状モー
ルの外側に設けられた係合部に化粧モールの内側
に設けられた係止部を係合させることにより、化
粧モールは額縁状モールに係着される。その係着
状態にあつては化粧モールが車室内に露出してい
る取付ビスの頭部を隠蔽し、車室内の外観を良好
なものとする。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明
する。
第1図はインナートリムを車室内側より見た部
分正面図であり、第2図は第1図の−線断面
図、第3図は第1図の−線断面図を示す。
図において、車両のドア部を構成する車体外板
1にはその上方部に窓部2が形成されているとと
もに、車室内側にはボデイインナーパネル3が配
設され、さらにその車室内側にはインナートリム
4が装着されている。このインナートリム4は下
方のロアートリム5と上方のアツパートリム6と
により構成され、アツパートリム6には物入れ7
及びベルト収納ポケツト8が凹設されている。そ
して、このアツパートリム6はロアートリム5と
ともに前記ボデイインナーパネル3に取付ビス9
を介して固着されている。
この取付ビス9による固設部には車室内側より
成形モール10が固設部に沿つて横方向に覆設さ
れ、取付ビス9の頭部を車室内側より覆蓋してい
る。
この成形モール10をさらに詳細に第2図に基
づいて説明すると、成形モール10は額縁状モー
ル11と化粧モール12とにより構成され、この
額縁状モール11と化粧モール12とは薄肉部1
3を介して合成樹脂等により引き抜き工法で一体
形成されたものであり、薄肉部13を支点として
化粧モール12は額縁状モール11に対して回動
可能である。
図中11aは額縁状モール11の外側(車室内
側)に突設された凹状の係合部であり、図中12
aは化粧モール12の内側に突設された鈎状の係
止部である。この係合部11aと係止部12aは
係脱可能に係合することができる。従つて化粧モ
ール12は額縁状モール11に対して係脱可能に
係合することができる。
前記額縁状モール11は前記ロアートリム5の
上縁部に上方より嵌着され、ロアートリム5の上
縁部を覆蓋しているとともに、その内側部はロア
ートリム5とアツパートリム6間に挾まれ、かつ
外側部は取付ビス9によりロアートリム5に固着
されている。それ故、額縁状モール11は化粧モ
ール12を上方へ回動させてフリーの状態とした
後、ロアートリム5の上縁部に嵌着され、ロアー
トリム5及びアツパートリム6とともに取付ビス
9にてボデイインナーパネル3に固設される。額
縁状モール11が固設された後において、化粧モ
ール12を下方へ回動させ、係止部12aを係合
部11aに係合させれば、化粧モール12は額縁
状モール11の車室内側に固定される。この場
合、化粧モール12の下縁は取付ビス9の頭部を
隠敝し、車室内からは取付ビス9による固設部及
び額縁状モール11が見えなくなる。
(考案の効果) 本考案は、取付ビスを介しボデイ側に固設され
る板状部材の上縁部に装着される成形モールであ
つて、該成形モールは、前記板状部材の上縁部に
上方より嵌着される断面略コの字状の額縁状モー
ルと、該額縁状モールの上縁に形成された薄肉部
を介し回動可能に一体形成された化粧モールとに
より構成され、前記額縁状モールの外側には凹み
状の係合部が形成されているとともに、前記化粧
モールの内側には前記係合部と係合し得る鈎状の
係止部が突設され、該化粧モールは前記係合部に
前記係止部を係着させた時に前記取付ビスと前記
額縁状モールを覆蓋し得る寸法形状に形成されて
いることにより、額縁状モールを板状部材の上縁
部に嵌着させて取り付け、薄肉部を介して化粧モ
ールを回動させ、係合部と係止部を係合させるこ
とにより、化粧モールにより取付ビスと額縁状モ
ールを覆蓋させることができ、例えば自動車のト
リムにこの成形モールを用いると、取付ビス等が
室内側より良好に隠蔽されて車室内の外観品質が
極めて向上される。
又、額縁状モールと化粧モールは合成樹脂で引
抜工法等により安価に造形することができ、板状
部材への成形モールの取付作業は極めて簡単に行
なえ、作業性が極めて向上される効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図及至第3図は本考案の一実施例を示し、
第1図はインナートリムを車室内側より見た部分
正面図、第2図は第1図の−線断面図、第3
図は第1図の−線断面図である。第4図及び
第5図は従来構造を示す断面図である。 3……ボデイインナーパネル、4……インナー
トリム、5……ロアートリム、6……アツパート
リム、7……物入れ、9……取付ビス、10……
成形モール、11……額縁状モール、11a……
係合部、12……化粧モール、12a……係子
部、13……薄肉部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 取付ビスを介しボデイ側に固設される板状部材
    の上縁部に装着される成形モールであつて、該成
    形モールは、前記板状部材の上縁部に上方より嵌
    着される断面略コの字状の額縁状モールと、該額
    縁状モールの上縁に形成された薄肉部を介し回動
    可能に一体形成された化粧モールとにより構成さ
    れ、前記額縁状モールの外側には凹み状の係合部
    が形成されているとともに、前記化粧モールの内
    側には前記係合部と係合し得る鈎状の係止部が突
    設され、該化粧モールは前記係合部に前記係止部
    を係着させた時に前記取付ビスと前記額縁状モー
    ルを覆蓋し得る寸法形状に形成されていることを
    特徴とする成形モール。
JP1985057746U 1985-04-18 1985-04-18 Expired JPH0346998Y2 (ja)

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JP1985057746U JPH0346998Y2 (ja) 1985-04-18 1985-04-18

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JPS61172837U JPS61172837U (ja) 1986-10-27
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58157816U (ja) * 1982-04-16 1983-10-21 河西工業株式会社 自動車用ドアトリム
JPS59176221U (ja) * 1983-05-13 1984-11-26 河西工業株式会社 自動車用ドアトリム

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JPS61172837U (ja) 1986-10-27

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