JP6069374B2 - 樹脂成形品 - Google Patents

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この発明は、車両にクリップ等の係止部材を介して取り付けられる樹脂成形品に関するものである。
車両に用いられる樹脂成形品として、クリップやボルト等の係止部材を介して車両に取り付けられるものが知られている。この種の樹脂成形品は、成形品本体の裏面側に係止部材を保持するための保持ブロックが一体に形成されており、保持ブロックに係止部材が取り付けられ、その係止部材を介して車体に取り付けられるようになっている。
ところで、成形品本体の裏面側に容積の大きい保持ブロックが一体に形成される場合には、成形時に、溶融した樹脂が凝固する際に成形品本体の表面にヒケが生じ易くなることが知られている。このため、ヒケの発生防止を図った樹脂成形品が案出されている(特許文献1参照)。
特許文献1に記載の樹脂成形品は、成形品本体とその裏面側に一体に形成される保持ブロックとの接続部が薄肉に形成され、成形時に、保持ブロック部分の溶融した樹脂が凝固する際にヒケが成形品本体の外表面側に現れにくいように工夫されている。
特開平9−273517号公報
しかし、特許文献1に記載の樹脂成形品においては、保持ブロックと成形品本体の間の接続部が肉薄に形成されているため、成形品本体の外表面にヒケが生じにくくなるものの、樹脂成形品を車体に取り付けるために作業者が成形品本体に力を加えたときに、その力が成形品本体から係止部材に効率良く伝わり難くなる。
そこでこの発明は、成形時に成形品本体の外表面にヒケが発生するのを抑制しつつ、係止部材を保持する保持ブロックを成形品本体と一体に成形でき、かつ、成形品本体から係止部材に組み付け荷重を効率良く伝達することができる樹脂成形品を提供しようとするものである。
この発明に係る樹脂成形品は、上記課題を解決するために、成形品本体の裏面側に、係止部材を保持する保持ブロックが一体に設けられ、該保持ブロックに保持された前記係止部材を介して車両に取り付けられる樹脂成形品において、前記保持ブロックに薄肉部を介して補強ブロックが連設され、前記補強ブロックが、前記薄肉部を中心にして、前記成形品本体の裏面方向に折り曲げ可能に構成されるとともに、前記補強ブロックが、前記裏面方向に折り曲げられた状態で、前記成形品本体の裏面と前記保持ブロックの間両者に当接可能配置となるように構成されるようにした。
成形品本体と保持ブロックの接続部の断面積を小さくした場合や、成形品本体と保持ブロックの間の接続部の長さが長い場合には、保持ブロック自体の剛性が低くなる。しかし、このような場合でも、補強ブロックが、薄肉部を中心にして成形品本体の裏面方向に折り曲げられ、その折り曲げ状態で補強ブロックが成形品本体の裏面と保持ブロックに当接可能に配置されると、成形品本体に組み付け荷重が作用したときに、荷重伝達ブロックが成形品本体の裏面と保持ブロックに当接して組み付け荷重を係止部材に剛的に伝達するようになる。したがって、成形品本体と保持ブロックの接続部の断面積を小さくしたり、成形品本体と保持ブロックの間の接続部の長さを長くすることにより、成形時における成形品本体の表面でのヒケの発生を抑制した場合にも、成形品本体から係止部材に組み付け荷重を効率良く伝達することができる。
さらに、前記薄肉部を中心にして折り曲げられた状態の前記補強ブロックの形状を保持する係止手段を備えるようにしても良い。
この場合、補強ブロックが折り曲げられた状態で補強ブロックが係止手段によって形状保持されるため、保持ブロックと補強ブロックの間のガタ付きを防止することができる。
前記補強ブロックは、前記薄肉部を中心にして折り曲げられた状態で前記成形品本体に当接するように構成されるようにしても良い。
この場合、補強ブロックが折り曲げられた状態で成形品本体の裏面に当接するため、成形品本体や保持ブロックに対する補強ブロックのガタ付きを抑制することができるとともに、組み付け荷重が成形品本体に作用したときにその荷重を速やかに係止部材に伝達することができる。
前記薄肉部は、離間した複数箇所に設けられ、隣接する前記薄肉部の間には、前記係止部材を前記保持ブロックに取り付けるための開口が設けられるようにしても良い。
この場合、隣接する薄肉部間に設けられた開口を通して係止部材を保持ブロックに容易に取り付けることが可能になる。
この発明によれば、成形時に成形品本体の外表面にヒケが発生するのを抑制し得るように、係止部材を保持する保持ブロックを成形品本体と一体に成形しても、成形品本体に組み付け荷重が作用した場合には、荷重伝達ブロックが成形品本体の裏面と保持ブロックに当接してその組み付け荷重を係止部材に効率良く伝達することができる。
この発明の第1の実施形態に係る樹脂成形品の斜視図である。 この発明の第1の実施形態に係る樹脂成形品の斜視図である。 この発明の第1の実施形態に係る樹脂成形品の図1のIII−III断面に対応する断面図である。 この発明の第1の実施形態に係る樹脂成形品の図2のIV−IV断面に対応する断面図である。 この発明の第1の実施形態に係る樹脂成形品の図2のV−V断面に対応する断面図である。 この発明の第1の実施形態に係る樹脂成形品の図2のVI−VI断面に対応する断面図である。 この発明の第2の実施形態に係る樹脂成形品の図5の断面に対向する断面図である。 この発明の第3の実施形態に係る樹脂成形品の図4の断面に対向する断面図である。 この発明の第3の実施形態に係る樹脂成形品の図6の断面に対向する断面図である。
以下、この発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
最初に、図1〜図6に示す第1の実施形態について説明する。
この実施形態に係る樹脂成形品1は、車両のテールゲートの開口縁に取り付けられる樹脂製の外装パネルである。
樹脂成形品1は、外面が車両外側の化粧面となる成形品本体10と、成形品本体10の一端側の辺から裏面10A方向に起立した起立壁11と、起立壁11の立ち上がり部の途中から成形品本体10の裏面10Aと略平行に延出する保持ブロック12と、保持ブロック12の延出端に薄肉部13,13を介して連結された補強ブロック14と、を有している。これら成形品本体10、起立壁11、保持ブロック12、薄肉部13,13、補強ブロック14はポリプロピレン樹脂等の熱可塑性の樹脂によって一体に形成されている。
なお、以下では、説明の便宜上、特別に断らない限り成形品本体10から起立壁11の突出する方向を上と呼び、それと逆方向を下と呼ぶものとする。
図1と図3は、補強ブロック14が保持ブロック12の前端部から下方に折り曲げられていない状態を示し、図2と図4〜図6は、補強ブロック14が保持ブロック12の前端部から下方に折り曲げられた状態を示している。
保持ブロック12は、複数の板状のリブ15によって補強されて付根部側が起立壁11に連結された連結壁12Aと、連結壁12Aの延出端側に連続して形成された保持壁12Bとを有し、保持壁12Bに、係止部材である樹脂製のクリップ16(図2参照)を保持するためのクリップ係止溝17が形成されている。クリップ係止溝17は、保持ブロック12の延出端側に向かって開口している。クリップ16は、クリップ係止溝17にその開口端側からスライドさせて係止される。保持ブロック12の保持壁12Bに保持されたクリップ16は、車体のテールゲートの開口縁に設けられた図示しない取付孔に嵌合される。樹脂成形品1は、取付孔にクリップ16を嵌合することによって車体側に固定される。
保持壁12Bは、連結壁12Aに対して上方側に段差状に屈曲して形成されるとともに、両側の側縁部に上方に起立する補強フランジ12B−aが延設されている。また、保持壁12Bの連結壁12Aと隣接する領域の下面側には、両側の側端部から幅方向内側に向かって突出する一対の係止片12B−b,12B−bが設けられている。
補強ブロック14は、図1,図3に示すように、保持ブロック12の前端部から下方に折り曲げられる前の状態において、保持壁12Bの両側縁から前方に延出する一対の延出片14a,14aを有している。各延出片14aの幅方向内側の端部には、それぞれ側壁14bが上方に向かって延出している。左右の側壁14b,14bは、保持壁12B寄りの端部同士が幅板片14cによって連結されるとともに、上縁部同士が断面略L字状の補助板片14dによって連結されている。幅板片14cと補助板片14dは、図3に示すように縦断面において、上方に開口するコ字形状を成すように形成されている。また、左右の側壁14b,14bの下縁部同士は、底板片14eによって相互に連結されている。
なお、延出片14aの延出方向前方側の外側縁部は、前述した保持ブロック12側の係止片12B−bと係合可能な係止爪18を構成している。係止爪18は、係止片12B−bとともに保持ブロック12の折り曲げ形状を保持するための係止手段を構成している。
ここで、保持ブロック12の延出端と補強ブロック14を連結する薄肉部13,13は、保持ブロック12の幅方向両側に離間した位置に配置され、左右の薄肉部13,13の間には、保持ブロック12にクリップ16を取り付けるための開口19が設けられている。
この実施形態に係る樹脂成形品1は、成形型内に溶融した樹脂が充填されて造形されるが、このとき、補強ブロック14は保持ブロック12の前端部から下方に折り曲げられていない状態で造形される。保持ブロック12と補強ブロック14の下面側の主な部分は、保持ブロック12と補強ブロック14の延出方向に沿って前後スライド可能なスライド型によって形成される。スライド型は、樹脂成形品1の造形後に、保持ブロック12と補強ブロック14の延出方向に向かって引き抜かれる。
ところで、この実施形態に係る樹脂成形品1は、外表面側が化粧面となる成形品本体10の一端側の辺に起立壁11が連設され、その起立壁11から成形品本体10の裏面の中央側方向に向かって保持ブロック12と補強ブロック14とが連続して延設されている。このため、保持ブロック12や補強ブロック14は比較的容積の大きいブロックではあるものの、この樹脂成形品1の場合、成形時の熱収縮によって成形品本体10の外表面の目につき易い部位にヒケが生じる不具合は生じない。
特に、この実施形態の場合、成形品本体10に直接接続される起立壁11が成形品本体10の端部に配置され、かつ、成形品本体10との接続部が肉薄であることから、成形品本体10の外表面でのヒケの発生を有効に防止することができる。
樹脂成形品1は、上述のようにして成形型によって造形された後、図2,図4〜図6に示すように、補強ブロック14が保持ブロック12の前端部から下方側に反転するように折り曲げられる。こうして補強ブロック14が深く折り曲げられると、補強ブロック14の左右の延出片14aが保持ブロック12の保持壁12Bの下面に近接し、補強ブロック14側の左右の係止爪18が保持ブロック12の係止片12B−bに係合するようになる。この結果、補強ブロック14は、折り曲げ形状を保持したまま保持ブロック12に係止される。このとき、補強ブロック14は、上端側の少なくとも一部が保持ブロック12の下面に当接するとともに、下端部が成形品本体10の裏面10Aに当接する。特に、この実施形態の場合、補強ブロック14のうちの、上下方向の剛性の高い左右の側壁14bと幅板片14cと補助板片14dの下端部が成形品本体10の裏面10Aに当接する。
ただし、補強ブロック14には、成形品本体10の裏面10Aに広い面積で当接する当接面を設けるようにしても良い。この場合、樹脂成形品1を車両に組み付ける際に、成形品本体10の意匠面に歪み等が生じるのを抑制することができる。
上述のようにして補強ブロック14が保持ブロック12の下方に折り曲げられた状態で成形品本体10と保持ブロック12の間に配置されると、保持ブロック12の前端部側に開口19が位置し、保持ブロック12のクリップ係止溝17の前方側が開放される。この状態において、クリップ係止溝17には、図2に示すようにクリップ16の頭部の溝部がスライド挿入される。これにより、クリップ16の頭部は、補強ブロック14の底板片14eの直上部に位置するように配置される。
以上のように、この実施形態に係る樹脂成形品1は、成形品本体10に直接接続される起立壁11が成形品本体10の端部に配置され、かつ、成形品本体10との接続部が肉薄であることから、成形品本体10の外表面の目につき易い部位にヒケが発生するのを有効に防止することができる。したがって、この樹脂成形品1においては、外観品質を高めることができる。
この実施形態に係る樹脂成形品1の場合、上述のように成形品本体10の外表面の目につき易い部位にヒケが発生するのを防止できる反面、クリップ16を保持する保持ブロック12の起立壁11を通した直接的な支持剛性は低下する。しかし、この実施形態に係る樹脂成形品1においては、補強ブロック14が保持ブロック12の前端部から下方に折り曲げられ、その状態で補強ブロック14が、保持ブロック12と成形品本体10の裏面10Aとに当接するように、保持ブロック12と成形品本体10の間に配置されているため、補強ブロック14によって保持ブロック12の支持剛性を充分に高めることができる。
したがって、樹脂成形品1を車体に組み付ける場合には、クリップ16を車体側の取付孔に嵌入するための組み付け力を成形品本体10から補強ブロック14と保持ブロック12を通してクリップ16に効率良く伝えることができる。特に、この実施形態の場合、補強ブロック14の底板片14eがクリップ16の頭部の直下位置に配置されるため、成形品本体10に大きな力が加わったときに、底板片14eによってクリップ16の頭部を確実に支えることができる。よって、この実施形態に係る樹脂成形品1を採用することにより、外観品質の向上と併せて車体に対する組み付け作業性を高めることができる。
また、この実施形態に係る樹脂成形品1は、補強ブロック14が保持ブロック12の前端部から下方に折り曲げられて保持ブロック12と成形品本体10の間に配置されるため、組み付け荷重をクリップ16に効率良く伝達し得る構造を、樹脂による一体成形によって容易に形成することができる。具体的には、この実施形態の場合、保持ブロック12補強ブロック14の主に下面側を比較的簡単なスライド型によって形成することができる。したがって、この実施形態に係る樹脂成形品1を採用することにより、成形を容易にし、製造コストの低減を図ることができる。
また、この実施形態に係る樹脂成形品1では、補強ブロック14が薄肉部13を中心として折り曲げられた状態において、係止手段である係止爪18と係止片12B−bが相互に係止され、それによって補強ブロック14の折り畳み姿勢(形状)が一定に保持されるため、保持ブロック12と補強ブロック14の間のガタ付きを有効に防止することができる。
また、この実施形態に係る樹脂成形品1は、補強ブロック14を薄肉部13を中心として折り曲げた状態で、補強ブロック14の端部が成形品本体10の裏面10Aに当接するようになっている。このため、成形品本体10に対する補強ブロック14のガタ付きを抑制することができるとともに、組み付け荷重が成形品本体10に作用したときにその荷重を速やかにクリップ16の頭部に伝達することができる。
さらに、この実施形態に係る樹脂成形品1においては、保持ブロック12と補強ブロック14を接続する薄肉部13が幅方向に離反した2カ所に設けられ、その薄肉部13,13間にクリップ挿入用の開口19が設けられている。このため、この構造を採用した場合には、薄肉部間の開口19を通してクリップ16を保持ブロック12のクリップ係止溝17に容易に取り付けることができる。
図7は、第2の実施形態に係る樹脂成形品101の第1の実施形態の図5の断面に対向する断面を示す図である。
この第2の実施形態に係る樹脂成形品101は、保持ブロック12と補強ブロック14の間が幅方向に連続した薄肉部13によって接続され、クリップ係止溝17にクリップの頭部をスライド挿入するための開口が、保持ブロック12の連結壁12Aと保持壁12Bの間の段差部分に設けられている。
この第2の実施形態に係る樹脂成形品101は、第1の実施形態と同様の基本的な効果を得ることができるうえ、薄肉部13が分断されずに保持ブロック12と補強ブロック14の幅方向に連続して設けられることから、成形時に薄肉部13付近にウェルドが生じにくくなるとともに、薄肉部13の剛性を高め、かつ成形時における溶融樹脂の流れも良好なものとすることもできる。
なお、クリップ係止溝17にクリップの頭部をスライド挿入するための開口は、保持ブロック12の幅方向外側端に設けることも可能である。
図8,図9は、第3の実施形態に係る樹脂成形品201を示す図である。図8は、第1の実施形態の図4の断面に対向する断面を示す図であり、図9は、第1の実施形態の図6の断面に対向する断面を示す図である。
この第3の実施形態に係る樹脂成形品201は、補強ブロック214が保持ブロック12の前端部から下方に折り曲げられたときに、成形品本体10の裏面10Aに当接する補強ブロック214の端部に、略円弧状の当接壁14fが設けられ、その当接壁14fの内側に当接壁14fの弾性変形を許容するための肉抜き孔14f−aが設けられている。
この第3の実施形態に係る樹脂成形品201は、第1の実施形態と同様の基本的な効果を得ることができるうえ、補強ブロック214の端部が弾性を有する略円弧状の当接壁14fを介して成形品本体10の裏面10Aに当接することから、補強ブロック214と成形品本体10の間の隙間の発生を無くし、車両走行時等に補強ブロック214と成形品本体10が近接離反してガタつき音を発生するのを未然に防止することができる。
なお、この発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更が可能である。例えば、上記の実施形態においては、薄肉部13で折り曲げた補強ブロック14を保持ブロック12に係止する係止手段が、幅方向外側に突出する補強ブロック14側の係止爪18と、幅方向内側に突出する保持ブロック12側の係止片12B−bとによって構成されているが、逆に、補強ブロック14側に設けられる係止爪18を幅方向内側に向けて突出させ、保持ブロック12側に設けられる係止片12B−bを幅方向外側に突出させるようにしても良い。
また、上記の実施形態においては、補強ブロック14を保持ブロック12に係止する係止手段(係止爪18及び係止片12B−b)が、これらの幅方向の一端側と他端側にそれぞれ設けられているが、係止手段は補強ブロック14と保持ブロック12の間に一箇所のみ設けるようにしても良い。また、補強ブロック14は最終的に保持ブロック12と成形品本体10の間に挟み込まれるため、係止手段は省略することも可能である。
さらに、上記の実施形態においては、成形品本体10の端部に起立壁11が延設され、保持ブロック12と補強ブロック14が起立壁11に連続して形成されているが、成形品本体10に対する保持ブロック12の接合部の断面積や幅を小さくできる場合には、成形品本体10の中央領域の裏面10Aに保持ブロック12を連続して形成するようにしても良い。この場合、保持ブロック12は、成形品本体10の中央領域の裏面10Aに薄肉のリブを介して連結するようにしても良い。
また、上記の実施形態においては、薄肉部13はV溝にて形成されているが、これに限らず、薄肉部を介して折り曲げることが可能であれば良い。
1,101,201 樹脂成形品
10 成形品本体
10A 裏面
12 保持ブロック
12B−b 係止片(係止手段)
13 薄肉部
14 補強ブロック
16 クリップ(係止部材)
18 係止爪
19 開口

Claims (4)

  1. 成形品本体の裏面側に、係止部材を保持する保持ブロックが一体に設けられ、該保持ブロックに保持された前記係止部材を介して車両に取り付けられる樹脂成形品において、
    前記保持ブロックに薄肉部を介して補強ブロックが連設され、
    前記補強ブロックが、前記薄肉部を中心にして、前記成形品本体の裏面方向に折り曲げ可能に構成されているとともに、前記補強ブロックが、前記裏面方向に折り曲げられた状態で、前記成形品本体の裏面と前記保持ブロックの間両者に当接可能配置となるように構成されていることを特徴とする樹脂成形品。
  2. 前記薄肉部を中心にして折り曲げられた状態の前記補強ブロックの形状を保持する係止手段を備えていることを特徴とする請求項1に記載の樹脂成形品。
  3. 前記補強ブロックは、前記薄肉部を中心にして折り曲げられた状態で前記成形品本体に当接するように構成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の樹脂成形品。
  4. 前記薄肉部は、離間した複数箇所に設けられ、
    隣接する前記薄肉部の間には、前記係止部材を前記保持ブロックに取り付けるための開口が設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の樹脂成形品。
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