JPH067198Y2 - ドアグリツプ取付構造 - Google Patents

ドアグリツプ取付構造

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JPH067198Y2
JPH067198Y2 JP1985118978U JP11897885U JPH067198Y2 JP H067198 Y2 JPH067198 Y2 JP H067198Y2 JP 1985118978 U JP1985118978 U JP 1985118978U JP 11897885 U JP11897885 U JP 11897885U JP H067198 Y2 JPH067198 Y2 JP H067198Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
door
grip member
end portion
inner panel
door grip
Prior art date
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JP1985118978U
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JPS6227959U (ja
Inventor
和廣 藤原
秀司 岸本
覚 藤畑
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Motors Corp
Mitsubishi Automotive Engineering Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
Mitsubishi Automotive Engineering Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 この考案はドアを開閉操作するためのドアグリップ部材
を固定するドアグリップ取付構造の改善に関する。
〔考案の技術的背景とその問題点〕
自動車にあっては、ドアの内面に、略L字状に成形した
ドアグリップ部材を、曲り部を上部側に置いて斜めに設
けて、ドアの開閉操作を行なうようにしたものがある。
従来、こうしたドアグリップ部材の取付けとしては、第
3図に示すように、ドアグリップ部材aの曲り部bの端
部および下端部cに、それぞれドアトリムd、ドアイン
ナーパネル側eと、案内側とを連通する挿通孔fを穿設
して、室内側から挿通孔f,fを通じてドアインナーパ
ネルe側へ直接、ないしドアインナーパネルeで支持さ
れたブラケットjへ取付ねじgをそれぞれ螺挿する他、
取付ねじg,gの頭部が室内側から見えないように挿通
孔f,fの各開口にキャップhを設けて、ドアグリップ
部材aをドアインナーパネルeに対し固定していた。
ところで、こうしたドアグリップ取付構造は、できるだ
け見栄えが良く、またできるだけ組立てが容易であるこ
とが要求されるが、先に述べたドアグリップ部材aの上
下部を共にねじで固定する構造では見栄えおよび組立性
の点であまりよくない。これは、ねじの頭部が見えない
にしても体裁が悪いキャップhが多く外部に露出する
他、組立て作業が面倒なねじ締めを多く使用しているこ
とに基因しており、この点をいくらでも解消できるもの
が要望されている。
〔考案の目的〕
この考案は上記事情に着目してなされたもので、その目
的とするところは、外観性ならびに組立性の向上を図る
ことができるドアグリップ取付構造を提供することにあ
る。
〔考案の概要〕
すなわち、この考案はドアグリップ部材の曲り部端部
を、同グリップ部材にインサートされたインサート部材
の上方端部を介してドアインナーパネルに締着し、ドア
グリップ部材の下端部に、ドアインナーパネルと略平行
に指向し、かつ、インサート部材の下方端部から隔離し
て下方へ延びるボス部を突設し、ドアクリップ部材の下
端部直下と対応するドアインナーパネルとドアトリムと
の間にブラケットを設置し、ドアインナーパネルの面に
対して垂直をなすブラケットの平面部に、ボス部の略平
行な方向への挿入を可能とする嵌挿孔を設けて、見栄え
よく、組立性良く、かつ高い取付強度が得られるように
ドアグリップ部材を取り付けることにある。
〔考案の実施例〕
以下、この考案を第1図および第2図に示す一実施例に
もとづいて説明する。第2図はこの考案を適用した、た
とえば乗用車のフロントドアを示し、1はドア本体であ
る。ドア本体1は、ドアーインナーパネル2とドアーア
ウターパネル(図示しない)とを互いに離間対向した状
態に接合するとともに、ドアインナーパネル2の室内側
の側面にドアトリム3を設けて構成される。なお、3a
はドアトリム3の中央に幅方向に沿って形成された、肘
掛けとしての凸部である。そして、このドア本体1内
に、昇降機構(図示しない)により上部側から昇降する
ウィンドウ4が設けられる。一方、5はドアグリップ部
材である。ドアグリップ部材5は、全体を略L字状に成
形して構成される。そして、このドアグリップ部材5
は、曲り部5aを上部側に、また下端部5bをドアトリ
ム3の凸部3a上にそれぞれ配して、上下方向沿い斜め
に配置されている。そして、このドアグリップ部材5の
下部端の固定にこの考案を適用しており、その詳しい構
造が第1図に示されている。
ここで、その構造について説明すれば、7はドアグリッ
プ部材5の下端部に一体に突設された、先端側外周面に
くさび状の爪部7aをもつボス部、8はブラケットであ
る。ボス部7は、ドアインナーパネル2と略平行に指向
している。ブラケット8は、たとえばL字状に成形され
た金属板から構成される。このブラケット8は、ドアイ
ンナーパネル2とドアトリム3との間上、ドアグリップ
部材5の下端部と対応する部位、すなわちドアグリップ
部材5の下端面の直下に沿って配置される。そして、こ
のブラケット8の一端部がドアインナーパネル2の面に
固定され、ブラケット8の全体をドアインナーパネル2
の面から略垂直に突き出るようにしている。つまり、ブ
ラケット8はドアインナーパネル2を設置部に使い設置
される。またこうしたドアグリップ部材5の下端面と対
面するブラケット8の面部、すなわちインナーパネル2
の面に対して垂直をなすブラケット8の平面部のうち、
ボス部7と対向する面部には嵌挿孔9が形成されてい
る。これにより、嵌挿孔9は、ドアインナーパネル2と
略平行な方向からボス部7を挿入できるようにしてい
る。この嵌挿孔9に対するボス部7の挿入にて、ドアグ
リップ部材5の下端部を固定している。
ドアグリップ部材5の曲り部5aは、たとえば取付ねじ
10および挿通孔(図示しない)を使って、ドアインナ
ーパネル2に取り付けられる。すなわち、11はドアグ
リップ部材5の長手方向に沿ってインサートされたイン
サート部材である。このインサート部材11の上方端部
は、ドアグリップ部材5の曲り部5aの端部から外部に
突き出ている。そして、この突出した端部分が取付ねじ
10にて、ドアインナパネル2にねじ止め固定されてい
る。またインサート部材11の下方端部は、ボス部5の
近くまでしか延びておらず、ボス部5とは隔離した状態
となっている。
しかして、こうしたドアグリップ取付構造は、ドアグリ
ップ部材5のボス部7をブラケット8の嵌挿孔9に、ド
アグリップ部材5の下端面がブラケット8の上面に突き
当たるまで挿入することにより、ドアグリップ部材5の
下端部がブラケット8に固定されると同時に、ドアグリ
ップ部材5の上部側の挿通孔が、あらかじめドアインナ
ーパネル2の設けた固定孔2aに位置決められ、その
後、挿通孔から取付孔2aに向け、取付ねじ10を螺挿
すれば、ドアグリップ5の全体の取付けを終えることに
なる。
かくして、取付ねじを用いない、差込みといった簡単な
作業でグリップ部材5の下端部を固定することができ、
組立性を従来に比べ向上させることができる。しかも、
このようにして固定されるドアグリップ部材5による
と、ドアを閉じるときの力は、ドアグリップ部材5の下
端側においてはボス部5に同ボス部5とは略直角な方向
から加わり、上端側においては強度的に優れるインサー
ト部材11を介してドアインナーパネル2に加わるの
で、高い取付強度が得られる。そのうえ、ドアグリップ
部材5の下端側を固定するに必要とされる取付ねじの一
部品を削減できるからその分、コストを安価にすること
ができる。また、こうした差込みによる構造は、固定部
全体がドアトリム3内に隠れてしまうから見栄えの点で
も良く、外観性の向上を図ることができる。加えて、ボ
ス部7に爪部7aを設ける構造は、確実にボス部8を固
定することができる利点がある。
なお、上述した一実施例ではドアインナーパネルに支持
したブラケットを用いたが、ドアトリムにブラケットを
支持させるようにしてもよい。
もちろん、フロントドアに限らず、リアドアにも適用で
きることはいうまでもない。
〔考案の効果〕
以上説明したようにこの考案によれば、見栄えを悪くす
るキャップ、組立性を悪くする取付ねじを要することな
く、ドアグリップ部材の下端側を固定することができる
ようになる。
したがって、従来に比べ、外観性ならびに組立性の向上
を図ることができる。しかも、ドアグリップ部材の下端
側を固定するに必要とされる取付ねじの一部品を削減で
きるからその分、コストを安価にすることができる。
そのうえ、ドアを閉じるときドアグリップ部材に加わる
力は、ドアグリップ部材の下端側においてはボス部に同
ボス部とは略直角な方向から加わり、上端側においては
強度的に優れるインサート部材を介してドアインナーパ
ネルに加わるので、高い取付強度を確保できる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図はこの考案の一実施例を示し、第1
図はドアグリップ取付構造を示す断面図、第2図はドア
グリップ部材が取付いたドアを示す正面図、第3図は従
来のドアグリップ取付構造を示す断面図である。 2…ドアインナーパネル、3…ドアトリム、5…ドアグ
リップ部材、7…ボス部、8…ブラケット、9…嵌挿
孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ドアインナーパネルの内側に設けたドアト
    リム上に、曲り部を上部側に置いて略L字状に成形した
    ドアグリップ部材を上下方向沿いに配し、このドアグリ
    ップ部材の各曲り部の端部および下端部をそれぞれ固定
    するようにしたドアグリップ取付構造において、前記ド
    アクリップ部材の前記曲り部端部を、同グリップ部材に
    インサートされたインサート部材の上方端部を介して前
    記ドアインナーパネルに締着し、前記ドアグリップ部材
    の前記下端部に、前記ドアインナーパネルと略平行に指
    向し、かつ、前記インサート部材の下方端部から隔離し
    て下方へ延びるボス部を突設し、前記ドアグリップ部材
    の前記下端部直下と対応する前記ドアインナーパネルと
    前記ドアトリムとの間にブラケットを設置し、前記ドア
    インナーパネルの面に対して垂直をなす前記ブラケット
    の平面部に、前記ボス部の前記略平行な方向への挿入を
    可能とする嵌挿孔を設けてなることを特徴とするドアグ
    リップ取付構造。
JP1985118978U 1985-08-02 1985-08-02 ドアグリツプ取付構造 Expired - Lifetime JPH067198Y2 (ja)

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JP1985118978U JPH067198Y2 (ja) 1985-08-02 1985-08-02 ドアグリツプ取付構造

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Publication Number Publication Date
JPS6227959U JPS6227959U (ja) 1987-02-20
JPH067198Y2 true JPH067198Y2 (ja) 1994-02-23

Family

ID=31005933

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0620852Y2 (ja) * 1989-01-11 1994-06-01 河西工業株式会社 自動車用ドアトリムにおけるグリップハンドルの固定構造
DE112016006939T5 (de) 2016-06-06 2019-03-07 Kasai Kogyo Co., Ltd. Befestigungsstruktur für eine Innenverkleidung

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS477193U (ja) * 1971-02-16 1972-09-26
JPS5914279U (ja) * 1982-07-19 1984-01-28 住友電装株式会社 差し込みモ−ルドプラグ

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