JP2001262935A - 自動車用ドアトリムのスイッチパネル取付け構造 - Google Patents

自動車用ドアトリムのスイッチパネル取付け構造

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JP2001262935A
JP2001262935A JP2000078403A JP2000078403A JP2001262935A JP 2001262935 A JP2001262935 A JP 2001262935A JP 2000078403 A JP2000078403 A JP 2000078403A JP 2000078403 A JP2000078403 A JP 2000078403A JP 2001262935 A JP2001262935 A JP 2001262935A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 鉄クリップを使用せず、しかも取付け孔に製
作誤差があったとしても確実にスイッチパネルをアーム
レストに取付けるようになした。 【解決手段】 スイッチパネル10の前端側に位置決め
嵌合部12を形成し、位置決め嵌合部12が嵌合する位
置決めボス部2をドアトリム本体1に形成し、位置決め
嵌合部12に位置決めボス部2を嵌合した状態でねじ6
6により位置決め嵌合部12及び位置決めボス部2を共
締めし、且つ、スイッチパネル10の後端側に係合片1
3を形成し、係合片13をアームレスト20の棚部24
に形成した取付け孔21に係合することにより、スイッ
チパネル10の後端側を係着した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のドアトリ
ムの内側に突設されたアームレストの棚部にスイッチパ
ネルを取付けるための自動車用ドアトリムのスイッチパ
ネル取付け構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の取付け構造として、図8
に示すものが知られている。
【0003】図8によれば、ドアトリム本体aにアーム
レストbを突設し、アームレストbの棚部後半部にプル
ハンドル部cを設け、棚部前半部にスイッチパネルdを
設けている。
【0004】スイッチパネルdは、アームレストbの棚
部に設けた取付け孔eに、スイッチパネルの前端部に設
けたL字状の係合片fと後端部に設けた鉄クリップgを
係合することにより、アームレストbに取付けられてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように構成する従
来構造においては、取付け孔eに係合片fおよび鉄クリ
ップgを係合することによって、スイッチパネルbを取
付けるように構成しているために、係合片fの他に鉄ク
リップgを必要として部品点数が多く、また鉄クリップ
gのスイッチパネルbへの取付け工数も必要となる。
【0006】また、取付け孔eはその大きさに製作誤差
が生じる場合があり、係合片fや鉄クリップgの係合代
が少なくなってしまうことがあり、確実にスイッチパネ
ルをアームレストに取付けるための玉成作業を長時間必
要とする場合がある。
【0007】本発明は、かかる点に鑑み、鉄クリップを
使用せず、しかも取付け孔に製作誤差があったとしても
確実にスイッチパネルをアームレストに取付けるように
なした自動車用ドアトリムのスイッチパネル取付け構造
を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、ドアトリム本体より突設されたアームレ
ストの棚部にスイッチパネルを設置する自動車用ドアト
リムのスイッチパネル取付け構造において、スイッチパ
ネルの前端側及び後端側のいずれか一方に位置決め嵌合
部を形成するとともに、位置決め嵌合部が嵌合する位置
決めボス部をドアトリム本体に形成し、位置決め嵌合部
に位置決めボス部を嵌合した状態でねじにより位置決め
嵌合部及び位置決めボス部を共締めして構成している。
【0009】本発明によれば、スイッチパネルのアーム
レストへの取付けは、位置決め嵌合部に位置決めボス部
を嵌合した状態でねじにより位置決め嵌合部及び位置決
めボス部を共締めして行うことから、鉄クリップを使用
せずにスイッチパネルの取付けが可能となって、部品点
数の軽減及び鉄クリップのアームレストへの取位置決め
嵌合部に嵌合する或いは付け作業をなくすことができ
る。
【0010】また、本発明によれば、位置決め嵌合部に
嵌合する位置決めボス部をドアトリム本体側に形成した
ことにより、アームレストの取付け孔に製作誤差があっ
たとしても、関係なくアームレストの正規の位置に確実
に取付けることができる。
【0011】本発明は、アームレストの側壁にアームレ
ストカバーを設け、アームレストカバーにドアトリム本
体側の位置決めボス部とともに前記位置決め嵌合部に嵌
合する取付け用ボス部を形成し、位置決め嵌合部に位置
決めボス部及び取付け用ボス部を嵌合した状態でねじに
より位置決め嵌合部と位置決めボス部及び取付け用ボス
部を共締めして構成している。
【0012】本発明によれば、スイッチパネルとアーム
レストカバーとを同時にアームレストに取付けることが
でき、取付け工数の軽減を図ることができる、更に本発
明は、前記取付け用ボス部の外周に嵌合突起を形成する
とともに、該嵌合突起が嵌合する凹溝を前記位置決め嵌
合部に形成して、前記凹溝に前記嵌合突起を嵌合するこ
とにより位置決め嵌合部に対し前記取付け用ボス部の回
り止めを施して構成している。
【0013】本発明によれば、嵌合突起と凹溝との嵌合
により、スイッチパネルに対するアームレストカバーの
回り止めを行うことができ、位置決め嵌合部と取付け用
ボス部とのねじによる共締め作業を片手で簡単に行うこ
とができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図を用いて説明する。
【0015】図1は、本発明における一の実施の形態を
採用した自動車用のドアトリムの斜視図、図2は図1の
アームレスト付近を拡大して描画した斜視図、図3は同
じく分解斜視図、図4は図2のA−A断面図、図5は同
じくB−B断面図である。
【0016】図において、ドアトリム本体1には、スピ
ーカグリル30やポケット部40が設けられているほ
か、アームレスト20が突設されている。
【0017】アームレスト20の棚部24における後半
部はプルハンドル部50が設置され、プルハンドル部5
0はその裏面に設けたクリップ(不図示)等をアームレ
スト20の棚部24に形成した取付けボス部51,51
に取着することによりアームレスト20に装着されてい
る。
【0018】アームレスト20の棚部24における前半
部はスイッチパネル10が設置されている。
【0019】即ち、スイッチパネル10の前端部(また
は後端部)には、突片11が垂設され、突片11には位
置決め嵌合部12が設けられている。
【0020】スイッチパネル10の後端部(または前端
部)には、略L字状の係合片13が、その係合爪13a
が外向きになるように、形成されている。
【0021】アームレスト20の棚部24における前端
部には、スイッチパネル10を取り付けるための取付け
孔21が形成されており、取付け孔21より後端側(ま
たは前端側)外端側に、突片22を突設し、突片22に
は、取付け用ボス部23が立設されている。
【0022】ドアトリム本体1における取付け孔21に
対し前端側(または後端側)には、位置決め嵌合部12
が嵌合する位置決めボス部2が突設されており、位置決
めボス部2と位置決め嵌合部12との嵌合により、アー
ムレスト20に対してスイッチパネル10の位置決めを
行っている。
【0023】スイッチパネル10に対向するアームレス
ト20の側壁には、アームレストカバー60が設けられ
ている。
【0024】アームレストカバー60は、その裏面に3
つの取付け用ボス61,62,63を立設されている。
【0025】取付け用ボス61は管状に形成されて、位
置決めボス部2とともに位置決め嵌合部12に嵌合する
ように形成されている。
【0026】アームレストカバー60の略中央に存在す
る取付け用ボス62はドアトリム本体1に設けた取付け
孔3とともに、ねじ64が螺合するようになっている。
【0027】取付け用ボス63はアームレスト20の棚
部24に設けた取付け用ボス部23に当接して、取付け
用ボス部23とともにねじ65が螺合するようになって
いる。
【0028】以上のように構成する場合、アームレスト
20にスイッチパネル10、アームレストカバー60及
びプルハンドル部50を取付けるには、先ず、プルハン
ドル50の裏面に設けたクリップ等を取付けボス51,
51に挿着して、プルハンドル部50をアームレスト2
0の棚部24の後半部に取付けるとともに、スイッチパ
ネル10の係合片13を取付け孔3をくぐらせることに
よって係合爪13aを棚部24の裏面に係合した状態
で、位置決め嵌合部12にドアトリム本体1側の位置決
めボス部2を嵌合させる。
【0029】次に、アームレストカバー60の取付け用
ボス61をスイッチパネル10の位置決め嵌合部12に
嵌合して、ドアトリム本体1の位置決めボス部2に当接
させるとともに、取付け用ボス62,63を取付け孔3
及び取付け用ボス部23にそれぞれ対向させる。
【0030】次に、ねじ64,65,66をそれぞれ取
付け孔3、取付け用ボス部23、位置決めボス部2に螺
合して、アームレストカバー60と共にスイッチパネル
10をアームレスト20に取付ける。
【0031】以上説明した本発明における実施の形態に
よれば、スイッチパネル10のアームレスト20への取
付けは、位置決め嵌合部12に位置決めボス部2を嵌合
した状態でねじ66により位置決め嵌合部12及び位置
決めボス部2を共締めし、且つ、スイッチパネル10の
前端側(または後端側)に係合片13を形成し、係合片
13をアームレスト20の棚部24に形成した取付け孔
21に係合することにより、スイッチパネル10の前端
側(または後端側)を係着して行うことから、鉄クリッ
プを使用せずにスイッチパネル10の取付けが可能にな
って、部品点数の軽減及び鉄クリップのアームレスト2
0への取位置決め嵌合部に嵌合する或いは付け作業をな
くすことができる。
【0032】また、位置決め嵌合部12に嵌合する位置
決めボス部2をドアトリム本体1側に形成したことによ
り、アームレスト20の取付け孔21に製作誤差があっ
たとしても、関係なくアームレスト20の正規の位置に
スイッチパネル10を確実に取付けることができる。
【0033】また、スイッチパネル10とアームレスト
カバー60とを同時にアームレスト20に取付けること
ができ、取付け工数の軽減を図ることができる。
【0034】図6及び図7は本発明における他の実施の
形態を示すもので、取付け用ボス部61の外周に複数個
の嵌合突起67を形成するとともに、嵌合突起67が嵌
合する凹溝14を位置決め嵌合部12に形成して、凹溝
14に嵌合突起67を嵌合することにより位置決め嵌合
部12に対し取付け用ボス61の回り止めを施してい
る。
【0035】この実施の形態によれば、嵌合突起67と
凹溝14との嵌合により、ドアトリム本体1と共にアー
ムレスト20に対するスイッチパネル10の回り止めを
行うことができ、位置決め嵌合部12と取付け用ボス6
1とのねじ66による共締め作業を片手で簡単に行うこ
とができる。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように本発明において、ス
イッチパネルのアームレストへの取付けは、位置決め嵌
合部に位置決めボス部を嵌合した状態でねじにより位置
決め嵌合部及び位置決めボス部を共締めすることによ
り、鉄クリップを使用せずにスイッチパネルの取付けが
可能となって、部品点数の軽減及び鉄クリップのアーム
レストへの取位置決め嵌合部に嵌合する或いは付け作業
をなくすことができる。
【0037】また、本発明によれば、位置決め嵌合部に
嵌合する位置決めボス部をドアトリム本体側に形成した
ことにより、スイッチパネルの取付け孔に製作誤差があ
ったとしても、関係なくアームレストの正規の位置に確
実に取付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における一の実施の形態を採用した自動
車用のドアトリムの斜視図である。
【図2】図1のアームレスト周辺を拡大して描画した斜
視図である。
【図3】図1におけるアームレスト付近を拡大して描画
した分解図である。
【図4】図2のA−A断面図である。
【図5】図2のB−B断面図である。
【図6】本発明における他の実施の形態を示す要部分解
斜視図である。
【図7】図6におけるドアトリム側位置決めボス部とス
イッチパネル側位置決め嵌合部との嵌合状態を示す縦断
面図である。
【図8】従来のドアトリムのアームレスト周辺を描画し
た分解斜視図である。
【符号の説明】
1 ドアトリム本体 2 位置決めボス部 10 スイッチパネル 12 位置決め嵌合部 13 係合片 14 凹溝 20 アームレスト 21 取付け孔 24 棚部 60 アームレストカバー 61 取付け用ボス 66 ねじ 67 嵌合突起

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドアトリム本体より突設されたアームレ
    ストの棚部にスイッチパネルを設置する自動車用ドアト
    リムのスイッチパネル取付け構造において、 前記スイッチパネルの前端側及び後端側のいずれか一方
    に位置決め嵌合部を形成するとともに、該位置決め嵌合
    部が嵌合する位置決めボス部を前記ドアトリム本体に形
    成し、 前記位置決め嵌合部に前記位置決めボス部を嵌合した状
    態でねじにより前記位置決め嵌合部及び位置決めボス部
    を共締めしたことを特徴とする自動車用ドアトリムのス
    イッチパネル取付け構造。
  2. 【請求項2】 前記アームレストの側壁にアームレスト
    カバーを設け、該アームレストカバーに前記ドアトリム
    本体側の位置決めボス部とともに前記位置決め嵌合部に
    嵌合する取付け用ボス部を形成し、 前記位置決め嵌合部に前記位置決めボス部及び前記取付
    け用ボス部を嵌合した状態でねじにより前記位置決め嵌
    合部と前記位置決めボス部及び取付け用ボス部を共締め
    したことを特徴とする請求項1記載の自動車用ドアトリ
    ムのスイッチパネル取付け構造。
  3. 【請求項3】 前記取付け用ボス部の外周に嵌合突起を
    形成するとともに、該嵌合突起が嵌合する凹溝を前記位
    置決め嵌合部に形成して、前記凹溝に前記嵌合突起を嵌
    合することにより位置決め嵌合部に対し前記取付用ボス
    部の回り止めを施したことを特徴とする請求項1または
    2記載の自動車用ドアトリムのスイッチパネル取付け構
    造。
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