JP3936017B2 - シートのフレーム構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、シートバックのトリムの形状出しとバックボードの固定を正確かつ確実に行えるようにしたシートのフレーム構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、自動車用シートは、図5(A)に示すように、シートクッション1とシートバック2とで構成されていて、図5(B)に示すように、シートクッション1に対してシートバック2が第1ヒンジ軸3でリクライニングできるように支持されている。
【0003】
また、図6(A)(B)に示すように、シートバック2が第2ヒンジ軸4で略水平にテーブル化できるように支持されているシート(いわゆる、フォールドダウンシート)が有り、このシートバック2の背面にはバックボード5が取り付けられ、このバックボード5の上面をテーブルとして使用することができる。
【0004】
上記シートバック2を第2ヒンジ軸4で支持する場合には、図4に示すように、シートバック2のバックフレーム6のナックルセットプレート7の側面下部にテーブル回転機構8を固定し、このテーブル回転機構8の側面に沿ってシートバック用トリムを被せると共に、シートバック2の背面に取り付けるバックボード5のサイド部5aの下部を上記トリムを介してテーブル回転機構8に固定するようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記ナックルセットプレート7の側面下部のテーブル回転機構8は厚みTが比較的厚くなることから、ナックルセットプレート7の側面上部との間に厚みTに相当する段差(T)が生じるので、テーブル回転機構8の側面に沿ってシートバック用トリムを被せたとき、ナックルセットプレート7の側面上部のトリムの形状出しが正確にできなかった。
【0006】
また、シートバック2の背面に取り付けるバックボード5のサイド部5aの上部も、ナックルセットプレート7の側面上部との間に段差(T)が有るために確実に固定できないので、バックボード5をテーブルとして使用するとき、サイド部5aの上部の剛性強度が低くてたわみやすかった。
【0007】
本発明は、上記問題を解消するためになされたもので、シートバックのトリムの形状出しとバックボードの固定を正確かつ確実に行えるシートのフレーム構造を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は、シートクッション(1)に対してシートバック(2)がロアナックル(10)とアッパーナックル(11)の第1ヒンジ軸(3)でリクライニングできるように支持されると共に、アッパーナックル(11)の第2ヒンジ軸(4)でテーブル化できるように支持されたシートにおいて、上記シートバック(2)のバックフレーム(6)のナックルセットプレート(7)の下部にテーブル回転機構(8)を介してアッパーナックル(11)が固定され、このナックルセットプレート(7)の上部に、上記テーブル回転機構(8)とほぼ同じ高さの側面(12a)と、この側面(12a)から背面に至るコーナー面(12b)とを有するサイドプレート(12)が固定されて、このサイドプレート(12)とテーブル回転機構(8)の側面と背面に沿ってトリム(15)を被せると共に、上記サイドプレート(12)の外面に取り付けたスナップ(14)にフック段部(14a)を形成し、上記シートバック(2)の背面に取り付けるックボード(5)のサイド部(5a)の内面に、取り付け方向からフック段部(14a)に係合可能なフォーク部(5b)を設けたことを特徴とするシートのフレーム構造を提供するものである。
【0009】
本発明によれば、シートバックフレームのナックルセットプレートの上部にサイドプレートを固定して、このサイドプレートの側面をテーブル回転機構とほぼ同じ高さに設定すると共に、このサイドプレートに、側面から背面に至るコーナー面を形成して、このサイドプレートとテーブル回転機構の側面と背面に沿ってトリムを被せることにより、ナックルセットプレートの側面上部の形状出しが正確にできるようになる。
【0010】
また、サイドプレートの外面に取り付けたスナップにフック段部を形成し、バックボードの内面に、取り付け方向からフック段部に係合可能なフォーク部を設けることで、バックボードのサイド部の上部をナックルセットプレートの側面上部のサイドプレートに確実に固定できるとともに、バックボードの上部をワンタッチでサイドプレートに固定できる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。なお、図4以下の従来技術と同一構成・作用の箇所は同一番号を付して詳細な説明は省略する。
【0012】
図1に示すように、シートクッション1のロアナックル10にアッパーナックル11の下部が第1ヒンジ軸3で前後回動自在に支持されると共に、このアッパーナックル11の上部に、シートバック2のバックフレーム6のナックルセットプレート7の側面下部がテーブル回転機構8を介して第2ヒンジ軸4で前後回動自在に支持されている。
【0013】
上記ナックルセットプレート7の側面上部には、図2にも示すように、上記アッパーナックル11のテーブル回転機構8とほぼ同じ高さの側面12aと、この側面12aから背面に至るコーナー面12bとを有するサイドプレート12が固定されている。
【0014】
このサイドプレート12は、ナックルセットプレート7の側面7aから外方へ突出させた複数の突出部7bと、サイドプレート12の側面12aから内方へ突出させた複数の突出部12cとをそれぞれ突き当てて、上記テーブル回転機構8の厚みTに相当する高さとなるように設定している。また、突き当てたサイドプレート12の各突出部12cからねじ13をナックルセットプレート7の各突出部7bにそれぞれねじ込んで、サイドプレート12をナックルセットプレート7に固定している。
【0015】
上記サイドプレート12の適所には、外方からスナップ穴12dにそれぞれ差し込んで係止した合成樹脂製のスナップ14を取り付け、このスナップ14には、リング状のフック段部14aを形成している。
【0016】
上記シートバック2のトリム15は、バックフレーム6のバックプレート16にパッド(不図示)等をセットした後に、縫合したトリム15を前方から被せて、このトリム15の側部は、サイドプレート12の側面12aとテーブル回転機構8の側面からコーナー面12bに沿わせて、背面において端末15aをバックプレート16にリング17で止着している。なお、サイドプレート12のスナップ14は、トリム15の穴から外方へ突出させる。
【0017】
一方、上記バックボード5は、トリム15を被せた後に、予めバックボード5の内面に取り付けたスナップ18を、バックフレーム6のバックプレート16のスナップ穴16aに背面から差し込んで係止する。
【0018】
上記バックボード5のサイド部5aは、上記サイドプレート12の側面12aとテーブル回転機構8の側面に、背面方向から嵌め合わせて沿わせ、このサイド部5aの下部は、従来と同様に、上記トリム15を介してテーブル回転機構8にねじ等で固定する。
【0019】
上記サイド部5aの上部の内面には、図3に詳細に示すように、上記サイドプレート12に取り付けた各スナップ14のフック段部14aに、背面(取り付け)方向から係合可能なフォーク部5bをそれぞれ設けて、サイド部5aをサイドプレート12に固定できるようにしている。
【0020】
上記の構成であれば、シートバック2は、従来と同様に、ロアナックル10とアッパーナックル11の第1ヒンジ軸3で前後傾させてリクライニングできると共に、アッパーナックル11とシートバック2の第2ヒンジ軸4で前後傾させてテーブル化できる。
【0021】
また、上記ナックルセットプレート7の上部に固定したサイドプレート12の側面12aをテーブル回転機構8とほぼ同じ高さに設定し、このサイドプレート12にコーナー面12bを形成することにより、サイドプレート12とテーブル回転機構8の側面と背面に沿ってトリムを被せることにより、ナックルセットプレート7の側面下部の形状出しはテーブル回転機構8で、ナックルセットプレート7の側面上部の形状出しはサイドプレート12で、それぞれ正確にできるので外観性が向上する。
【0022】
また、バックボード5のサイド部5aの上部は、ナックルセットプレート7の側面上部のサイドプレート12に、スナップ14のフック段部14aとフォーク部5bとで確実に固定できるから、サイド部5aの上部の剛性強度が高くなるから、バックボード5がたわまなくなって見栄えが向上する。さらに、サイドプレート12のスナップ14のフック段部14aに、バックボード5のフォーク部5bを係合させるだけで、バックボード5の上部をワンタッチでサイドプレート12に固定できるから、組み付け性も良好である。
【0023】
【発明の効果】
以の説明からも明らかなように、本発明のフレーム構造は、シートバックフレームのナックルセットプレートの上部にサイドプレートを固定して、このサイドプレートとテーブル回転機構の側面と背面に沿ってトリムを被せることにより、ナックルセットプレートの側面上部の形状出しが正確にできるようになるから、外観性が向上するようになる。
【0024】
また、サイドプレートのスナップのフック段部に、バックボードのフォーク部を取り付け方向から係合させることで、バックボードのサイド部の上部をナックルセットプレートの側面上部のサイドプレートに確実に固定できるから、サイド部の上部の剛性強度が高くなるので、バックボードがたわまなくなって見栄えが向上するとともに、バックボードの上部をワンタッチでサイドプレートに固定できるから、組み付け性が良好になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のシートバックのフレーム構造の斜視図である。
【図2】 フレーム構造の平面断面図である。
【図3】 スナップとフォーク部の斜視図である。
【図4】 従来のシートバックのフレーム構造の斜視図である。
【図5】 シートであり、(A)は起立位置の側面図、(B)はリクライニング位置の側面図である。
【図6】 シートであり、(A)はテーブル位置の側面図、(B)はテーブル位置の斜視図である。
【符号の説明】
1 シートクッション
2 シートバック
3 第1ヒンジ軸
4 第2ヒンジ軸
5 バックボード
5a サイド部
5b フォーク部
6 バックフレーム
7 ナックルセットプレート
7a 側面
8 テーブル回転機構
10 ロアナックル
11 アッパーナックル
12 サイドプレート
12a 側面
12b コーナー面
14 スナップ
14a フック段部
15 トリム
T 厚み
Claims (1)
- シートクッション(1)に対してシートバック(2)がロアナックル(10)とアッパーナックル(11)の第1ヒンジ軸(3)でリクライニングできるように支持されると共に、アッパーナックル(11)の第2ヒンジ軸(4)でテーブル化できるように支持されたシートにおいて、
上記シートバック(2)のバックフレーム(6)のナックルセットプレート(7)の下部にテーブル回転機構(8)を介してアッパーナックル(11)が固定され、このナックルセットプレート(7)の上部に、上記テーブル回転機構(8)とほぼ同じ高さの側面(12a)と、この側面(12a)から背面に至るコーナー面(12b)とを有するサイドプレート(12)が固定されて、このサイドプレート(12)とテーブル回転機構(8)の側面と背面に沿ってトリム(15)を被せると共に、上記サイドプレート(12)の外面に取り付けたスナップ(14)にフック段部(14a)を形成し、上記シートバック(2)の背面に取り付けるックボード(5)のサイド部(5a)の内面に、取り付け方向からフック段部(14a)に係合可能なフォーク部(5b)を設けたことを特徴とするシートのフレーム構造。
Priority Applications (1)
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JP07731997A JP3936017B2 (ja) | 1997-03-28 | 1997-03-28 | シートのフレーム構造 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP07731997A JP3936017B2 (ja) | 1997-03-28 | 1997-03-28 | シートのフレーム構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH10264697A JPH10264697A (ja) | 1998-10-06 |
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Family Applications (1)
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JP07731997A Expired - Fee Related JP3936017B2 (ja) | 1997-03-28 | 1997-03-28 | シートのフレーム構造 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP3936017B2 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2832363B1 (fr) * | 2001-11-21 | 2004-02-20 | Faurecia Sieges Automobile | Siege de vehicule automobile et procede de montage d'un tel siege |
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1997
- 1997-03-28 JP JP07731997A patent/JP3936017B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH10264697A (ja) | 1998-10-06 |
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