JP2548585Y2 - 車両用シート - Google Patents

車両用シート

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JP2548585Y2
JP2548585Y2 JP1990101781U JP10178190U JP2548585Y2 JP 2548585 Y2 JP2548585 Y2 JP 2548585Y2 JP 1990101781 U JP1990101781 U JP 1990101781U JP 10178190 U JP10178190 U JP 10178190U JP 2548585 Y2 JP2548585 Y2 JP 2548585Y2
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JP
Japan
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cushion
clip
seat back
frame
back body
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JPH0458154U (ja
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雄幸 竹内
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Suzuki Motor Co Ltd
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Suzuki Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 a.産業上の利用分野 本考案は、シートバック本体の凹部内に別体のクッシ
ョンを嵌着して成るシートバック部を具備する車両用シ
ートに関するものである。
b.従来の技術 第10図は従来の車両用シートのシートバック部1を示
すものであって、このシートバック部1は、凹部2を有
するシートバック本体3と、このシートバック本体3の
凹部2内に嵌着される別体のクッション(パッド)4と
から構成されている。そして、図示を省略したが、シー
トバック本体3の下部にシートクッション部が取付けら
れると共に、その上部にはヘッドレストが取付けられる
ようになっている。
ところで、シートバック本体3へのクッション4の取
付けは、通常、次のようにして行っているのが実状であ
る。すなわち、第10図において実線で示すようにクッシ
ョン4の上下両端にベルト5a,5bを取付けると共に、こ
れらのベルト5a,5bの自由端の両側にCリング6をそれ
ぞれ取付け、クッション4をシートバック本体3の凹部
2内に嵌着した状態の下で上述のCリング6をシートバ
ック本体3の所定箇所に引っ掛けることによって、クッ
ション4をシートバック本体3に取付けるようにしてい
た。また、場合によっては、上述のCリング6に加え、
第10図において仮想線で示すようにクッション4の両側
をゴム紐7a,7bにてシートバック本体3に取付けるよう
にしていた。
c.考案が解決しようとする課題 しかしながら、Cリング6だけでクッション4を取付
けるようにした場合には、シートバック本体3に対する
クッション4の取付けが不安定でクッション4を所定位
置に配置できず、取付状態にバラツキを生じる不都合が
ある。
また、Cリング6及びゴム紐7a,7bにてクッション4
を取付けるようにした場合には、取付けの安定性は得ら
れるものの、部品点数の増加により単価が高くなると共
に作業工数が多くなるといった不都合がある。
本考案は、このような不都合を解消すべくなされたも
のであって、その目的は、簡単な作業で、しかも少ない
作業工数にてクッションをシートバック本体に対して所
定位置に安定性良く取付けることができるような車両用
シートを提供することにある。
d.課題を解決するための手段 上述の目的を達成するために、本考案では、クッショ
ン用スプリングを備えたシートバック本体の凹部内に別
体のクッションを嵌着してなるシートバック部を具備す
る車両用シートにおいて、前記クッションの内部に配設
されるクッションフレームをほぼ矩形の鋼線製外側フレ
ーム部とこの外側フレーム部の内部に配置される鋼線製
内側フレーム部とで構成すると共に、前記クッションフ
レームの上部箇所及び下部箇所において前記外側フレー
ム部と内側フレーム部との間に掛け渡されたロックプレ
ートをこれら両フレーム部に固着して前記ロックプレー
トにクリップ部材をそれぞれ取付けることにより、前記
クリップ部材を前記クッションの裏面側に配置する一
方、前記シートバック本体のシートバックフレームにク
リップ係着部材を掛け渡した状態で前記クリップ係着部
材を前記シートバック本体の凹部内であってかつ前記ク
ッション用スプリングよりも上方及び下方の箇所にぞれ
ぞれ固定配置し、前記クリップ部材を前記クリップ係着
部材に係着させることによって前記クッションを前記シ
ートバック本体の凹部内に嵌着状態で固定するようにし
ている。
以下、本考案の実施例に付き第1図〜第9図を参照し
て説明する。
第1図〜第4図は本考案の第1実施例を示すものであ
って、本例の車両用シートのシートバック部10はシート
バック本体11と、このシートバック本体11の凹部12内に
嵌着される別体のクッション(パッド)13とから構成さ
れている。
上述のシートバック本体11の凹部12内には、第3図に
示すように上下一対のクッション用スプリング14が架設
されると共に、これらのクッション用スプリング14の上
方及び下方の上下両箇所に、係合孔20をそれぞれ有する
各一対のロックプレート21a〜21dがそれぞれ前記スプリ
ング14とは別個独立にシートバック本体11の四隅に掛け
渡されて固定配置されている。さらに具体的に述べる
と、シートバック本体11のフレーム11a(以下において
シートバックフレーム11aと記載する)のうち前記スプ
リング14よりも上方の箇所に水平方向に沿って互いに平
行状に延びる一対のワイヤ30,31が架設されると共に、
前記スプリング14よりも下方の箇所に水平方向に延びる
ワイヤ32a,32bと垂直方向に延びるワイヤ33a,33bとが架
設されている。そして、前記一対のワイヤ30,31の左右
両端部に一対のロックプレート21a,21bがそれぞれ掛け
渡された状態で固着され、前記ワイヤ32aと33a及び32b
と33bとの間に一対のロックプレート21c,21dがそれぞれ
掛け渡された状態で固着されている。かくして、シート
バック本体11の凹部12内すなわちシートバックフレーム
11aによって囲まれた領域内の四隅であって、かつ、ク
ッション用スプリング14よりも上方及び下方の箇所に
は、ロックプレート21a〜21dがそれぞれ固定配置されて
いる。
一方、クッション13の背面側の内部に配設されるクッ
ションフレーム16は、図4に示すように、ほぼ矩形の鋼
線製外側フレーム部40とこの外側フレーム部40の内部に
配置されるほぼ矩形の鋼線製内側フレーム部41とを一対
の連結用鋼線42a,42bを介して互いに連結して成るフレ
ーム部材にて構成されている。そして、この内外二重構
造のクッションフレーム16の上部の左右両箇所及びその
下部の左右両箇所には、第4図に明示するように、係合
孔50をそれぞれ有する一対のクリップ係着部材51a,51b
及び51c,51dが前記フレーム40,41間に掛け渡された状態
で一体的に固着されている。さらに、これらのクリップ
係着部材51a〜51dの係合孔50には、樹脂性のクリップ部
材22の係合部22aがクリック係合され、これによりクリ
ップ部材22が各クリップ係着部材51a〜51dに予め取付け
られるようになっている。かくして、4つのクリップ部
材22はクッション13の裏面側の四隅に係着状態で固定配
置されている。
このようなクッション13をシートバック本体11に組付
けるに際しては、クッション13側に予め取付けられた4
つのクリップ部材22の係合部22aを、シートバック本体1
1側の4つのックプレート21a〜21dの各係合孔20内に第
1図及び第2図に示すようにクリップ係合させることに
よって、クッション13をシートバック本体11の凹部12内
に嵌め込んだ状態で固定する。
また、第5図〜第8図は本考案の第2実施例を示すも
のであって、本例は、第7図に示すようにシートバック
本体11の上下両部に水平状に延びる一対のワイヤ24,25
を配設する一方、第8図に示すようにJ字状の係合部26
aを有するクリップ部材26をクッションフレーム16の四
隅にそれぞれ一体的に取付けるようにしたものである。
この場合には、第6図に示す如く、クッション13側の上
方の2つのクリップ部材26をシートバック本体11側の上
方のワイヤ24に引っ掛けると共に、下方の2つのクリッ
プ部材26を下方のワイヤ25に引っ掛けることにより、ク
ッション13がシートバック本体11に取付けられる。
以上の実施例によれば、何れの場合も、シートバック
本体11へのクッション13の取付けを少ない作業工数によ
って極めて簡単に行なうことができ、しかもクッション
13を常に所定位置にかつずれ落ちを生じることなく確実
に安定性良く固定することができる。
以上、本考案の実施例に付き述べたが、本考案はこれ
らの実施例に限定されるものではなく、本考案の技術的
思想に基づいて各種の変形及び変更が可能である。例え
ば、第1実施例及び第2実施例で示したクリップ部材2
2,26に代えて、第9に示す如きクリップ部材60、すなわ
ちクリップ本体61の中央孔61aにねじ62或いは押込棒62
を押込むことによってクリップ本体61の複数の弾性片61
bを押し拡げる型式のクリップ部材60を用いるようにし
てもよい。
e.考案の効果 以上の如く、本考案は、いわゆる内外二重構造に構成
したクッションフレームの上部箇所及び下部箇所にロッ
クプレートを固着してこのロックプレートにクリップ部
材をそれぞれ取付ける一方、シートバックフレームにク
リップ係着部材を掛け渡した状態でクッション用スプリ
ングよりも上方及び下方の箇所にぞれぞれ固定配置し、
前記クリップ部材を前記クリップ係着部材に係着させる
ことによって前記クッションをシートバック本体の凹部
内に嵌着状態で固定するようにしたものであるから、ク
リップ部材をクリップ着部材に係着するだけの極めて簡
単な作業にてクッションをシートバック本体の凹部内に
ずれ落ちを生じることなく確実に、しかも、シートバッ
ク本体の凹部内においてクッションがシートバック本体
に対して変動を生じない状態で安定性良く取付けること
ができる。また、部品点数及び作業工数の削減を図るこ
とができてコスト面で有利となる上に、シートバック部
の外観性の向上を図ることも可能となる。
また、ほぼ矩形の鋼線製外側フレーム部及び鋼線製内
側フレーム部から成るいわゆる内外二重構造のクッショ
ンフレームを採用するようにしたので、乗員が車両用シ
ートに着座した時にその乗員(着座者)の背中がシート
バックに当たる部分の領域をクッションフレームのない
開いた領域にすることができ、これにより、シートバッ
クにもたれかかる際にクッションフレームに背中が当た
ることがなく、従って背中に局部的な違和感を与えるの
を回避することができる。その一方、クッションフレー
ムの存在により、クッションの強度・剛性の向上を図る
ことができる。
また、ロックプレートを内外二重構造となっている外
側フレーム部と内側フレーム部との間に掛け渡して固定
するようにしたので、ロックプレートの取付部に充分な
剛性を得ることかでき、クッションをシートバック本体
に確実にガタツキのない安定性をもって固定支持するこ
ときができる。
また、クリップ部材が係着されるクリップ係着部材を
シートバック本体のクッション用スプリングよりも上方
及び下方の上下両箇所にそれぞれ固定配置するようにし
たので、クッションの取付部はクッション用スプリング
とは別個の箇所(クッション用スプリングから外れた箇
所)となる。従って、クッション用スプリングの配設箇
所とクリップ部材の係着箇所とは互いに独立した位置関
係となるため、クッション用スプリングの機能に何らの
影響を及ぼすことなくクッションをシートバック本体の
凹部内に嵌着配置することができる。さらに、上下両箇
所にクッションの係着部(取付部)があるので、容易か
つ確実に、しかも、安定性良くクッションをシートバッ
ク本体に取付けることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は本考案の第1実施例を示すものであっ
て、第1図は車両用シートのシートバック部の断面図、
第2図はシートバック部の要部の拡大断面図、第3図は
シートバック本体の正面図、第4図はクッションのフレ
ームの斜視図、第5図〜第8図は本考案の第2実施例を
示すものであって、第5図は車両用シートのシートバッ
ク部の断面図、第6図はシートバック部の要部の拡大断
面図、第7図はシートバック本体の正面図、第8図はク
ッションのフレームの斜視図、第9図はクリップ部材の
変形例を示す分解斜視図、第10図は従来の車両用シート
のシートバック部の構成を示す分解斜視図である。 10……シートバック、11……シートバック本体、11a…
…シートバックフレーム 12……凹部、13……クッション、13b……裏面、14……
クッション用スプリング 16……クッションフレーム 21a〜21d,51a〜51d……ロックプレート、22,26,60……
クリップ部材 40……鋼線製外側フレーム部 41……鋼線製外側フレーム部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】クッション用スプリングを備えたシートバ
    ック本体の凹部内に別体のクッションを嵌着してなるシ
    ートバック部を具備する車両用シートにおいて、前記ク
    ッションの内部に配設されるクッションフレームをほぼ
    矩形の鋼線製外側フレーム部とこの外側フレーム部の内
    部に配置される鋼線製内側フレーム部とで構成すると共
    に、前記クッションフレームの上部箇所及び下部箇所に
    おいて前記外側フレーム部と内側フレーム部との間に掛
    け渡されたロックプレートをこれら両フレーム部に固着
    して前記ロックプレートにクリップ部材をそれぞれ取付
    けることにより、前記クリップ部材を前記クッションの
    裏面側に配置する一方、前記シートバック本体のシート
    バックフレームにクリップ係着部材を掛け渡した状態で
    前記クリップ係着部材を前記シートバック本体の凹部内
    であってかつ前記クッション用スプリングよりも上方及
    び下方の箇所にぞれぞれ固定配置し、前記クリップ部材
    を前記クリップ係着部材に係着させることによって前記
    クッションを前記シートバック本体の凹部内に嵌着状態
    で固定するようにしたことを特徴とする車両用シート。
JP1990101781U 1990-09-28 1990-09-28 車両用シート Expired - Lifetime JP2548585Y2 (ja)

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KR101254033B1 (ko) * 2011-08-01 2013-04-12 한화엘앤씨 주식회사 시트백 프레임의 커버 조립구조

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JP6683036B2 (ja) * 2016-06-28 2020-04-15 トヨタ紡織株式会社 乗物用シート
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