JPH09286265A - 車両用シートのシートバック構造 - Google Patents
車両用シートのシートバック構造Info
- Publication number
- JPH09286265A JPH09286265A JP8123993A JP12399396A JPH09286265A JP H09286265 A JPH09286265 A JP H09286265A JP 8123993 A JP8123993 A JP 8123993A JP 12399396 A JP12399396 A JP 12399396A JP H09286265 A JPH09286265 A JP H09286265A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seat
- seat back
- backboard
- grip belt
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 バックボードとグリップベルトとを、シート
バック背面形状との関係において一体的に構成すること
により見栄えを向上させる。 【解決手段】 シートバック3の背面側に、シート表皮
材の端末固定部8を覆うように設けたバックボード6
と、後部座席の乗員用としてグリップベルト7とを備え
る。バックボード6をシート1の上端側に延設し、この
延設部11における上端側部分に、グリップベルト7を
組付け固定する。また、シートバック3の背面側でのバ
ックボード6延設部11での両側部分にサイド膨出部2
1,22を、シートバック3背面側での上端側部分に上
部膨出部23を、夫々シートバック3背面側に盛り上げ
ることで設け、これらの膨出部21,22,23によっ
て形成されるくぼみ24内に前記グリップベルト7を設
けている。
バック背面形状との関係において一体的に構成すること
により見栄えを向上させる。 【解決手段】 シートバック3の背面側に、シート表皮
材の端末固定部8を覆うように設けたバックボード6
と、後部座席の乗員用としてグリップベルト7とを備え
る。バックボード6をシート1の上端側に延設し、この
延設部11における上端側部分に、グリップベルト7を
組付け固定する。また、シートバック3の背面側でのバ
ックボード6延設部11での両側部分にサイド膨出部2
1,22を、シートバック3背面側での上端側部分に上
部膨出部23を、夫々シートバック3背面側に盛り上げ
ることで設け、これらの膨出部21,22,23によっ
て形成されるくぼみ24内に前記グリップベルト7を設
けている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車両の前部座席に用
いる車両用シートにおいて、シートバック背面側にバッ
クボードやグリップベルトを設けているシートバック構
造に関する。
いる車両用シートにおいて、シートバック背面側にバッ
クボードやグリップベルトを設けているシートバック構
造に関する。
【0002】
【従来の技術】車両の前部座席に用いる車両用シートに
おいて、シートバックの背面側に露呈させてバックボー
ドを設けた構造のものが知られている。このバックボー
ドは、シートバックの表皮材の端末を掛け止めした表皮
材の端末固定部を覆うことにより、シートバックの背面
側での外観をよくする上で効果的なものである。また、
このようなバックボードは、シートバック背面側での強
度を確保すると共に、後部座席への乗員のための小物入
れを取付けたりする上でも便利なものである。
おいて、シートバックの背面側に露呈させてバックボー
ドを設けた構造のものが知られている。このバックボー
ドは、シートバックの表皮材の端末を掛け止めした表皮
材の端末固定部を覆うことにより、シートバックの背面
側での外観をよくする上で効果的なものである。また、
このようなバックボードは、シートバック背面側での強
度を確保すると共に、後部座席への乗員のための小物入
れを取付けたりする上でも便利なものである。
【0003】図3は従来の車両用シートにおいて前部座
席に用いるシート構造を示す斜視図である。同図におい
て、符号1は車両用シートで、周知の通り、車室床面に
脚部を介して直接またはシートスライド機構(図示せ
ず)を介して支持しているシートクッション2と、この
シートクッション2にリクライニング機構(図示せず)
を介してシート1の前後方向に傾動自在な状態で立設し
ているシートバック3とを備えている。尚、4はシート
バック3の上端部に設けたヘッドレスト、5は前記リク
ライニング機構の操作ノブである。
席に用いるシート構造を示す斜視図である。同図におい
て、符号1は車両用シートで、周知の通り、車室床面に
脚部を介して直接またはシートスライド機構(図示せ
ず)を介して支持しているシートクッション2と、この
シートクッション2にリクライニング機構(図示せず)
を介してシート1の前後方向に傾動自在な状態で立設し
ているシートバック3とを備えている。尚、4はシート
バック3の上端部に設けたヘッドレスト、5は前記リク
ライニング機構の操作ノブである。
【0004】前記シートバック3の背面には、シート表
皮材の端末を固定した端末処理部(図示せず)を覆うよ
うにバックボード6が設けられている。7は図示しない
後部座席への乗員の乗降時等において把持するためのグ
リップベルトであり、シートバック3の背面側で前記バ
ックボード6の上端側部分に、両端をねじ止め、その他
の固定手段により固定することで設けている。尚、前記
シートバック3の背面側で中央下部には、後部座席への
乗員のための小物入れとなるポケット部8が、前記バッ
クボード6を利用して設けられている。
皮材の端末を固定した端末処理部(図示せず)を覆うよ
うにバックボード6が設けられている。7は図示しない
後部座席への乗員の乗降時等において把持するためのグ
リップベルトであり、シートバック3の背面側で前記バ
ックボード6の上端側部分に、両端をねじ止め、その他
の固定手段により固定することで設けている。尚、前記
シートバック3の背面側で中央下部には、後部座席への
乗員のための小物入れとなるポケット部8が、前記バッ
クボード6を利用して設けられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した構造
による従来の車両用シート1におけるシートバック3の
背面側では、前記グリップベルト7を、シートバック3
の背面側形状に対しシート背面に突出した状態で設けて
いた。また、このような従来の車両用シート1でのグリ
ップベルト7を、シートバック3の背面側への組付け部
品であるバックボード6とは独立した状態で取付けてい
た。
による従来の車両用シート1におけるシートバック3の
背面側では、前記グリップベルト7を、シートバック3
の背面側形状に対しシート背面に突出した状態で設けて
いた。また、このような従来の車両用シート1でのグリ
ップベルト7を、シートバック3の背面側への組付け部
品であるバックボード6とは独立した状態で取付けてい
た。
【0006】従って、このような従来のシートバック構
造では、前記グリップベルト7を、前記バックボード6
やシートバック3の背面側形状とは無関係に突出した状
態で設けているから、これらのシートバック3の背面形
状や前記バックボード6との一体感が損なわれ、見栄え
が悪いと言う問題があった。特に、車両の前部座席とし
て用いる車両用シート1では、このようなシートバック
3の背面側での見栄えが悪いことはシートとしての機能
面で問題であり、シートバックの背面側形状に合わせて
前記バックボードやグリップベルトを取付けできるよう
な何らかの対策を講じることが望まれている。
造では、前記グリップベルト7を、前記バックボード6
やシートバック3の背面側形状とは無関係に突出した状
態で設けているから、これらのシートバック3の背面形
状や前記バックボード6との一体感が損なわれ、見栄え
が悪いと言う問題があった。特に、車両の前部座席とし
て用いる車両用シート1では、このようなシートバック
3の背面側での見栄えが悪いことはシートとしての機能
面で問題であり、シートバックの背面側形状に合わせて
前記バックボードやグリップベルトを取付けできるよう
な何らかの対策を講じることが望まれている。
【0007】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、シートバック背面側でのバックボードとグリッ
プベルトとを、シートバック背面形状との関係において
一体的に構成することにより、シートバック背面側での
外観上の見栄えをよくすることができる車両用シートの
シートバック構造を得ることを目的としている。
もので、シートバック背面側でのバックボードとグリッ
プベルトとを、シートバック背面形状との関係において
一体的に構成することにより、シートバック背面側での
外観上の見栄えをよくすることができる車両用シートの
シートバック構造を得ることを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】このような要請に応える
ために本発明に係る車両用シートのシートバック構造
は、シートバックの背面側にバックボードを露呈させて
設けると共に、シートバックの背面側での上端側部分に
グリップベルトを設けているシートバック構造であっ
て、シートバックの背面側に設けるバックボードをシー
トの上端側に延設し、この延設部における上端側部分
に、グリップベルトを組付け固定するように構成したも
のである。
ために本発明に係る車両用シートのシートバック構造
は、シートバックの背面側にバックボードを露呈させて
設けると共に、シートバックの背面側での上端側部分に
グリップベルトを設けているシートバック構造であっ
て、シートバックの背面側に設けるバックボードをシー
トの上端側に延設し、この延設部における上端側部分
に、グリップベルトを組付け固定するように構成したも
のである。
【0009】また、本発明に係る車両用シートのシート
バック構造は、シートバックの背面側における上端側部
分であってバックボードの延設部での両側部分に、シー
トバック背面側に盛り上げることによりサイド膨出部を
設け、シートバックの背面側における上端側部分をシー
トバック背面側に盛り上げることにより上部膨出部を設
けたものである。
バック構造は、シートバックの背面側における上端側部
分であってバックボードの延設部での両側部分に、シー
トバック背面側に盛り上げることによりサイド膨出部を
設け、シートバックの背面側における上端側部分をシー
トバック背面側に盛り上げることにより上部膨出部を設
けたものである。
【0010】更に、本発明に係る車両用シートのシート
バック構造は、シートバックの背面側での上端側に両サ
イド膨出部と上部膨出部によって形成したくぼみ内に、
バックボードの延設部に設けたグリップベルトを埋設状
態で設けたものである。
バック構造は、シートバックの背面側での上端側に両サ
イド膨出部と上部膨出部によって形成したくぼみ内に、
バックボードの延設部に設けたグリップベルトを埋設状
態で設けたものである。
【0011】本発明によれば、上述したシートバックの
背面側でのグリップベルトを、これらに合わせてシート
バック背面側での両サイド形状やシートバック背面側で
の上端側部分を夫々盛り上げることにより形成したくぼ
みを利用し、シートバック背面側から突出しないように
くぼみ内で位置させることにより、シートバック背面側
の外観上での見栄えをよくし、またバックボード、グリ
ップベルトをシートバック背面側形状との一体感を確保
して組付けることが可能である。
背面側でのグリップベルトを、これらに合わせてシート
バック背面側での両サイド形状やシートバック背面側で
の上端側部分を夫々盛り上げることにより形成したくぼ
みを利用し、シートバック背面側から突出しないように
くぼみ内で位置させることにより、シートバック背面側
の外観上での見栄えをよくし、またバックボード、グリ
ップベルトをシートバック背面側形状との一体感を確保
して組付けることが可能である。
【0012】
【発明の実施の形態】以下本発明の車両用シートのシー
トバック構造の実施の形態を図面を参照して詳述する。
図1及び図2において、前述した図3と同一または相当
する部分には同一符号を付して詳細説明はこれを省略す
る。
トバック構造の実施の形態を図面を参照して詳述する。
図1及び図2において、前述した図3と同一または相当
する部分には同一符号を付して詳細説明はこれを省略す
る。
【0013】本発明によれば、シートバック3の背面側
にバックボード6を露呈させて設けると共に、シートバ
ック3の背面側での上端側部分にグリップベルト7を設
けるにあたって、シートバック3の背面側に設けるバッ
クボード6をシート1の上端側に延設し、この延設部1
1における上端側部分に、グリップベルト7を組付け固
定するように構成した点を特徴としている。
にバックボード6を露呈させて設けると共に、シートバ
ック3の背面側での上端側部分にグリップベルト7を設
けるにあたって、シートバック3の背面側に設けるバッ
クボード6をシート1の上端側に延設し、この延設部1
1における上端側部分に、グリップベルト7を組付け固
定するように構成した点を特徴としている。
【0014】また、本発明によれば、シートバック3の
背面側における上端側部分であってバックボード6の延
設部11での両側部分に、シートバック3の背面側に盛
り上げることによりサイド膨出部21,22を設け、シ
ートバック3の背面側における上端側部分をシートバッ
ク3の背面側に盛り上げることにより上部膨出部23を
設けている。そして、これらの両サイド膨出部21,2
2と上部膨出部23によってシートバック3の背面側で
上端側部分に形成したくぼみ24内に、バックボード6
の延設部11に設けたグリップベルト7を埋設状態で設
けるように構成している。
背面側における上端側部分であってバックボード6の延
設部11での両側部分に、シートバック3の背面側に盛
り上げることによりサイド膨出部21,22を設け、シ
ートバック3の背面側における上端側部分をシートバッ
ク3の背面側に盛り上げることにより上部膨出部23を
設けている。そして、これらの両サイド膨出部21,2
2と上部膨出部23によってシートバック3の背面側で
上端側部分に形成したくぼみ24内に、バックボード6
の延設部11に設けたグリップベルト7を埋設状態で設
けるように構成している。
【0015】このような構成では、シートバック3の背
面側でのバックボード6とグリップベルト7とを、シー
トバック3の背面形状との関係において一体的に構成す
ることができ、シートバック3の背面側での外観上の見
栄えをよくすることができる。
面側でのバックボード6とグリップベルト7とを、シー
トバック3の背面形状との関係において一体的に構成す
ることができ、シートバック3の背面側での外観上の見
栄えをよくすることができる。
【0016】換言すれば、本発明によれば、上述したシ
ートバック3の背面側でのグリップベルト7を、これら
に合わせてシートバック3の背面側での両サイド形状や
シートバック3の背面側での上端側部分を夫々盛り上げ
ることにより形成したくぼみ24を利用し、このくぼみ
24内にシート1の背面側に突出しないように位置させ
ることができる。そして、このような構成では、シート
バック3の背面側での外観をよくし、バックボード6、
グリップベルト7をシートバック3の背面側形状との一
体感を確保して組付けることが可能である。
ートバック3の背面側でのグリップベルト7を、これら
に合わせてシートバック3の背面側での両サイド形状や
シートバック3の背面側での上端側部分を夫々盛り上げ
ることにより形成したくぼみ24を利用し、このくぼみ
24内にシート1の背面側に突出しないように位置させ
ることができる。そして、このような構成では、シート
バック3の背面側での外観をよくし、バックボード6、
グリップベルト7をシートバック3の背面側形状との一
体感を確保して組付けることが可能である。
【0017】特に、上述した膨出部21,22,23に
よれば、これによって形成されるくぼみ24内にグリッ
プベルト7を埋設した状態を維持するように設けること
により、シートバック3の背面形状の一体感を確保する
ことができる。
よれば、これによって形成されるくぼみ24内にグリッ
プベルト7を埋設した状態を維持するように設けること
により、シートバック3の背面形状の一体感を確保する
ことができる。
【0018】ここで、図2中符号12は前記グリップベ
ルト7をねじ止めするためのグリップ取付用ブラケット
で、このブラケット12は、前記バックボード6の延設
部11の一部に予めねじ止め等で固定されている。そし
て、このブラケット12に対し、前記グリップベルト7
の両端をねじ止め固定することにより、グリップベルト
7をバックボード6に一体的に組付けておくことができ
る。
ルト7をねじ止めするためのグリップ取付用ブラケット
で、このブラケット12は、前記バックボード6の延設
部11の一部に予めねじ止め等で固定されている。そし
て、このブラケット12に対し、前記グリップベルト7
の両端をねじ止め固定することにより、グリップベルト
7をバックボード6に一体的に組付けておくことができ
る。
【0019】従って、従来のようにバックボード6とグ
リップベルト7とを個々にシートバック3の背面に取付
けると言った面倒な作業は不要で、取付け作業性を簡素
化することができる。尚、図2中13は前記ブラケット
12にグリップベルト7を固定した状態で、その他のブ
ラケット12の露呈部分を覆うように設けるカバーであ
る。
リップベルト7とを個々にシートバック3の背面に取付
けると言った面倒な作業は不要で、取付け作業性を簡素
化することができる。尚、図2中13は前記ブラケット
12にグリップベルト7を固定した状態で、その他のブ
ラケット12の露呈部分を覆うように設けるカバーであ
る。
【0020】また、前記バックボード6は、図2に示す
ように、シートバック3の背面側でパッド材16やシー
トスプリング17等が露呈している部分に付設すること
で、シートバック3の表皮材の端末固定部18を覆い隠
すようにして固定される。尚、図中6a,11aはバッ
クボード6やその延設部11に設けた係止爪で、これに
よりシートバック3の背面にこのバックボード6を取付
けし、ねじ止め固定できるように構成されている。
ように、シートバック3の背面側でパッド材16やシー
トスプリング17等が露呈している部分に付設すること
で、シートバック3の表皮材の端末固定部18を覆い隠
すようにして固定される。尚、図中6a,11aはバッ
クボード6やその延設部11に設けた係止爪で、これに
よりシートバック3の背面にこのバックボード6を取付
けし、ねじ止め固定できるように構成されている。
【0021】更に、前記バックボード6には、図2に示
すように、後部座席の乗員のための小物入れとなるポケ
ット部8が組付けられている。尚、8a,8aはポケッ
ト部8の上端側に形成されている取付ベルト部で、これ
らをバックボード6のスリット6b,6bに通してバッ
クボード6の背面側に回り込んで連結し、またポケット
部8の下端をねじ止め固定することにより組付けられて
いる。
すように、後部座席の乗員のための小物入れとなるポケ
ット部8が組付けられている。尚、8a,8aはポケッ
ト部8の上端側に形成されている取付ベルト部で、これ
らをバックボード6のスリット6b,6bに通してバッ
クボード6の背面側に回り込んで連結し、またポケット
部8の下端をねじ止め固定することにより組付けられて
いる。
【0022】尚、上述したグリップベルト7やポケット
部8は、バックボード6に予め付設しておくと、シート
1の組立て作業を簡素化できるが、これに限定されな
い。要するに、組付け状態において、シートバック3の
背面側にグリップベルト7を、バックボード6の一部で
シート1上方に延設した延設部11の部分に取付け固定
するとよい。
部8は、バックボード6に予め付設しておくと、シート
1の組立て作業を簡素化できるが、これに限定されな
い。要するに、組付け状態において、シートバック3の
背面側にグリップベルト7を、バックボード6の一部で
シート1上方に延設した延設部11の部分に取付け固定
するとよい。
【0023】尚、本発明は上述した実施の形態で説明し
た構造には限定されず、車両用シート1やシートバック
3での各部の形状、構造等を適宜変形、変更できること
は言うまでもない。シートバック3やバックボード6の
構造、形状、更にはグリップベルト7の形状やねじ止め
固定構造等を適宜変形することは自由である。
た構造には限定されず、車両用シート1やシートバック
3での各部の形状、構造等を適宜変形、変更できること
は言うまでもない。シートバック3やバックボード6の
構造、形状、更にはグリップベルト7の形状やねじ止め
固定構造等を適宜変形することは自由である。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る車両用
シートのシートバック構造によれば、シートバックの背
面側にバックボードを露呈させて設けると共に、シート
バックの背面側での上端側部分にグリップベルトを設け
ているシートバック構造であって、シートバックの背面
側に設けるバックボードをシートの上端側に延設し、こ
の延設部における上端側部分に、グリップベルトを組付
け固定するように構成しているので、簡単な構成である
にもかかわらず、以下に述べる優れた効果を奏する。
シートのシートバック構造によれば、シートバックの背
面側にバックボードを露呈させて設けると共に、シート
バックの背面側での上端側部分にグリップベルトを設け
ているシートバック構造であって、シートバックの背面
側に設けるバックボードをシートの上端側に延設し、こ
の延設部における上端側部分に、グリップベルトを組付
け固定するように構成しているので、簡単な構成である
にもかかわらず、以下に述べる優れた効果を奏する。
【0025】即ち、本発明によれば、シートバック背面
側でのバックボードとグリップベルトとを、シートバッ
ク背面形状との関係において一体的に構成することによ
り、従来のようなシートバックの背面側への突出と言っ
た問題はなくなり、シートバック背面側での外観上の見
栄えをよくすることができる。特に、このような構成に
よれば、グリップベルトをバックボードの上方に延設し
た延設部に組付け固定しているので、これらを一体感を
持たせて構成でき、更にこれらとシートバック背面側形
状との一体的な構成も確保できる。
側でのバックボードとグリップベルトとを、シートバッ
ク背面形状との関係において一体的に構成することによ
り、従来のようなシートバックの背面側への突出と言っ
た問題はなくなり、シートバック背面側での外観上の見
栄えをよくすることができる。特に、このような構成に
よれば、グリップベルトをバックボードの上方に延設し
た延設部に組付け固定しているので、これらを一体感を
持たせて構成でき、更にこれらとシートバック背面側形
状との一体的な構成も確保できる。
【0026】また、本発明によれば、シートバックの背
面側における上端側部分であってバックボードの延設部
での両側部分に、シートバック背面側に盛り上げること
によりサイド膨出部を設け、シートバックの背面側にお
ける上端側部分をシートバック背面側に盛り上げること
により上部膨出部を設け、更にこれら両サイド膨出部と
上部膨出部によって形成したくぼみ内に、バックボード
の延設部に設けたグリップベルトを埋設状態で設けてい
るので、簡単な構成であるにもかかわらず、上述した作
用効果を発揮することができる。
面側における上端側部分であってバックボードの延設部
での両側部分に、シートバック背面側に盛り上げること
によりサイド膨出部を設け、シートバックの背面側にお
ける上端側部分をシートバック背面側に盛り上げること
により上部膨出部を設け、更にこれら両サイド膨出部と
上部膨出部によって形成したくぼみ内に、バックボード
の延設部に設けたグリップベルトを埋設状態で設けてい
るので、簡単な構成であるにもかかわらず、上述した作
用効果を発揮することができる。
【0027】特に、本発明によれば、上述したシートバ
ックの背面側でのグリップベルトを、これらに合わせて
シートバック背面側での両サイド形状やシートバック背
面側での上端側部分を夫々盛り上げることにより形成し
たくぼみを利用し、シートバック背面側から突出しない
ようにくぼみ内で位置させることにより、シートバック
背面側の外観上での見栄えをよくし、またバックボー
ド、グリップベルトをシートバック背面側形状との一体
感を確保して組付けることが可能である。
ックの背面側でのグリップベルトを、これらに合わせて
シートバック背面側での両サイド形状やシートバック背
面側での上端側部分を夫々盛り上げることにより形成し
たくぼみを利用し、シートバック背面側から突出しない
ようにくぼみ内で位置させることにより、シートバック
背面側の外観上での見栄えをよくし、またバックボー
ド、グリップベルトをシートバック背面側形状との一体
感を確保して組付けることが可能である。
【図1】本発明に係る車両用シートのシートバック構造
の実施の形態を示すシート背面側から見た斜視図。
の実施の形態を示すシート背面側から見た斜視図。
【図2】本発明に係る車両用シートのシートバック構造
の実施の形態を示し、要部となるバックボード取付部分
の分解斜視図。
の実施の形態を示し、要部となるバックボード取付部分
の分解斜視図。
【図3】従来の車両用シートにおいて前部座席に用いる
シート構造を示す斜視図。
シート構造を示す斜視図。
1 車両用シート 2 シートクッション 3 シートバック 4 ヘッドレスト 5 リクライニング装置の操作ノブ 6 バックボード 7 グリップベルト 8 小物入れとしてのポケット部 11 延設部 11a 係止爪 12 取付用ブラケット 13 カバー 16 パッド材 17 シートスプリング 18 表皮材の端末固定部 21 サイド膨出部 22 サイド膨出部 23 上部膨出部 24 くぼみ
Claims (3)
- 【請求項1】 シートバックの背面側にバックボードを
露呈させて設けると共に、シートバックの背面側での上
端側部分にグリップベルトを設けている車両用シートの
シートバック構造において、 前記シートバックの背面側に設けるバックボードを前記
シートの上端側に延設し、この延設部における上端側部
分に、前記グリップベルトを組付け固定するように構成
したことを特徴とする車両用シートのシートバック構
造。 - 【請求項2】 前記シートバックの背面側における上端
側部分であってバックボードの延設部での両側部分に、
シートバック背面側に盛り上げることによりサイド膨出
部を設けると共に、前記シートバックの背面側での上端
側部分をシートバック背面側に盛り上げることにより上
部膨出部を設けたことを特徴とする請求項1記載の車両
用シートのシートバック構造。 - 【請求項3】 前記シートバックの背面側での上端側に
両サイド膨出部と上部膨出部によって形成したくぼみ内
に、バックボードの延設部に設けたグリップベルトを埋
設状態で設けたことを特徴とする請求項1または請求項
2記載の車両用シートのシートバック構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8123993A JPH09286265A (ja) | 1996-04-22 | 1996-04-22 | 車両用シートのシートバック構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8123993A JPH09286265A (ja) | 1996-04-22 | 1996-04-22 | 車両用シートのシートバック構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09286265A true JPH09286265A (ja) | 1997-11-04 |
Family
ID=14874391
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8123993A Pending JPH09286265A (ja) | 1996-04-22 | 1996-04-22 | 車両用シートのシートバック構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09286265A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1247701A1 (en) * | 2001-04-03 | 2002-10-09 | Gestamp Bizkaia, S.A. | Vehicle pedal set with device for release in case of impact |
JP2012116284A (ja) * | 2010-11-30 | 2012-06-21 | Toyota Boshoku Corp | 車両用シート |
JP2015084856A (ja) * | 2013-10-29 | 2015-05-07 | コクヨファニチャー株式会社 | 椅子 |
-
1996
- 1996-04-22 JP JP8123993A patent/JPH09286265A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1247701A1 (en) * | 2001-04-03 | 2002-10-09 | Gestamp Bizkaia, S.A. | Vehicle pedal set with device for release in case of impact |
JP2012116284A (ja) * | 2010-11-30 | 2012-06-21 | Toyota Boshoku Corp | 車両用シート |
JP2015084856A (ja) * | 2013-10-29 | 2015-05-07 | コクヨファニチャー株式会社 | 椅子 |
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