JPH05317135A - 車両用リクライニングシート - Google Patents

車両用リクライニングシート

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Publication number
JPH05317135A
JPH05317135A JP14793992A JP14793992A JPH05317135A JP H05317135 A JPH05317135 A JP H05317135A JP 14793992 A JP14793992 A JP 14793992A JP 14793992 A JP14793992 A JP 14793992A JP H05317135 A JPH05317135 A JP H05317135A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
outer side
frame
vehicle
seat
recliner
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP14793992A
Other languages
English (en)
Inventor
Takayoshi Kashiwamura
村 孝 義 柏
Hironori Yamaguchi
口 博 儀 山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NHK Spring Co Ltd
Original Assignee
NHK Spring Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by NHK Spring Co Ltd filed Critical NHK Spring Co Ltd
Priority to JP14793992A priority Critical patent/JPH05317135A/ja
Publication of JPH05317135A publication Critical patent/JPH05317135A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Chairs For Special Purposes, Such As Reclining Chairs (AREA)
  • Automotive Seat Belt Assembly (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 リクライナ部分を構成するアウター側及びイ
ンナー側固定部材を共通化すると共に、左右リクライナ
部分の強度バランスを保持して乗員の安全性を向上させ
ること。 【構成】 クッションフレーム11に固着されリクライ
ニング機構を備えると共にバックフレームを枢支する固
定部材13,14が、クッションフレームのインナー側
で1個設けられ、そのアウター側で2個以上設けるこ
と。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車,鉄道車両等に搭
載される車両用リクライニングシートに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、安全性の向上のため衝突時等の衝
撃をシートで受けるようにショルダベルトアンカーをシ
ート内に固設された車両用リクライニングシートが開発
されている。このシート20は図7に示すようにクッシ
ョンフレーム21と、バックフレーム22と、クッショ
ンフレーム21の両側に固定されリクライニング機構が
設けられると共にバックフレーム22を枢支するアウタ
ー側固定部材23及びインナー側固定部材24とで主要
な骨格部が形成されており、この骨格部がクッションパ
ッド25で覆われて形成されている。そして安全の確保
から乗員の大腿部と上半身部をそれぞれ保持するラップ
ベルト26とショルダベルト27とが設けられている。
すなわち、ラップベルト26はクッションフレーム21
のアウター側からインナー側へ懸け渡し可能に設けら
れ、ショルダベルト27はそのアンカ部27aがバック
フレームのアウター側サイドフレーム22aの上部に固
設されると共にその先端部がクッションフレーム21の
インナー側に着脱自在に連結されるように設けられてい
る。
【0003】このときバックフレームのアウター側サイ
ドフレーム22aは衝突時等にシートフレームに入力す
る大荷重に耐えるようにインナー側サイドフレーム22
bよりも高剛性を有する太い角断面部材で形成されてい
る。しかも、アウター側サイドフレーム22aを枢支す
るアウター側固定部材23もそれなりの強度が必要とな
りインナー側固定部材24よりも板厚が厚くかつ大型の
部材が用いられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記したように従来型
車両用リクライニングシートにおいては、バックフレー
ムの両側サイドフレームを枢支するアウター側固定部材
23とインナー側固定部材24の必要強度に大差がある
ため両固定部材23,24を共通化することができず全
く異なった仕様のリクライナを使用することになりコス
ト高の原因の一つとなっていた。また、アウター側固定
部材23はその厚さ、及び大きさにも限界があると共に
特に横方向の負荷に対して充分な剛性を得ることができ
ず、左右リクライナ部分の強度バランスを保持すること
ができないので乗員に対する安全性確保の点で充分なも
のとは言えなかった。
【0005】本発明は前記した事情に鑑みてなされたも
のであり、その目的はリクライナ部分を構成するアウタ
ー側及びインナー側固定部材を共通化すると共に、左右
リクライナ部分の強度バランスを保持して乗員の安全性
を向上させた車両用リクライニングシートを提供するに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は前記した目的を
達成するため、ショルダベルトアンカがバックフレーム
のアウター側サイドフレームに固設されてシートに内蔵
された車両用リクライニングシートにおいて、クッショ
ンフレームに固着されリクライニング機構を備えると共
に前記バックフレームを枢支する固定部材が、クッショ
ンフレームのインナー側で1個設けられ、そのアウター
側で2個以上設けたことを特徴としている。
【0007】
【作用】本発明は前記した構成になっているので、少な
くとも2個のアウター側固定部材がアウター側サイドフ
レームを挟むように設けることができるので、2個のア
ウター側固定部材間に必要強度が得られるオフセット量
が確保できる。このためアウター側固定部材とインナー
側固定部材間に部材の共通化が達成できると共に、左右
リクライナ部分の強度バランスを保持することができ
る。
【0008】
【実施例】図1及び図2に本発明の一実施例である車両
用リクライニングシート1を示す。このシート1はクッ
ションフレーム11と、バックフレーム12と、クッシ
ョンフレーム11の両側に固定されリクライニング機構
が設けられると共にバックフレーム12を枢支するイン
ナー側固定部材13及びアウター側固定部材14とで主
要な骨格部が形成されており、この骨格部がクッション
パッド15で覆われて形成されている。そして安全の確
保から乗員の大腿部と上半身部をそれぞれ保持するラッ
プベルト16とショルダベルト17とが前述した従来型
車両用リクライニングシート20と同様に取付けられて
いる。
【0009】また、ショルダベルト17のアンカ部17
aが固着されたアウター側サイドフレーム12aは衝突
時等にシートフレームに入力する大荷重に耐えるように
高剛性を有する太い角断面部材で形成されている。この
アウター側サイドフレーム12aは枢支部側(下部側)
へ向かってフレーム断面が大きくなっており、枢支部位
においては、図2に示すように幅dを有する中空角断面
になっている。
【0010】そしてアウター側固定部材14はクッショ
ンフレーム11のアウター側に固着された2個の固定部
材14a,14bとから構成されており、これら2個の
固定部材14a,14bのバックフレーム12aの下部
を挟むように配設されると共にピン2,3で回転自在に
連結されている。この時に用いられるアウター側固定部
材14はインナー側固定部材13と同一のものが用いら
れるが、固定部材14a,14b間にサイドフレーム1
2aの幅dで得られるオフセット量が確保できるので大
きな強度を有する枢支構造が得られる。
【0011】また、インナー側リクライナ機構4とアウ
ター側リクライナ機構5とは連結ロッド6で連結されて
おり、シートバックのリクライナ時に両リクライナ機構
4,5が同調するようになっている。
【0012】図3にアウター側サイドフレーム12aの
他の実施例を示す。本実施例のサイドフレーム12aは
幅dを有するU字形断面で形成されており、この場合も
前記したと同様に幅dで得られるオフセット量が確保で
き、大きな強度を有する枢支構造が得られる。すなわ
ち、車両が斜突あるいは側突した場合、インナー側より
も特にアウター側のリクライナ部分に、より大きなねじ
りあるいは横方向の曲げ荷重が負荷されるが、2個のア
ウタ側固定部材14a,14bがオフセット量dを保持
して固設されているので、前記負荷に充分耐え得る構造
になっている。このように車両用リクライニングシート
1は左,右リクライナ部分に共通の固定部材13,14
a,14bを用いたにも拘らず、両リクライナ部分間に
必要な強度バランスを有して乗員の安全性の向上を図る
ことができる。
【0013】また、図4乃至図6にリクライニングのパ
ワーユニット7の付設例を示す。パワーユニット7はモ
ータ及びギヤユニットから構成されており、インナー側
固定部材13に付設してインナー側リクライナ機構4を
パワー付勢するように取付けてもよく(図4)、あるい
はアウター側の2個の固定部材14a,14b間に縦向
き(図5),横向き(図6)に付設してアウター側リク
ライナ機構5をパワー付勢するように取付けてもよい
(図5,図6)。このようにパワーユニット7を付設す
ることによって、リクライナ機構部分がシート1の外方
へ突出することがなく良好なシート外観が得られる。
【0014】さらに、図7に固定部材13、14が固定
されるクッションフレームの他の例を示す。本実施例の
クッションフレーム18はそのインナー側及びアウター
側サイドフレーム18a及び18bがスライドレールで
構成されている。即ち、インナー側及びアウター側サイ
ドフレーム18a及び18bは車体のフロアに固設され
たロアーレール19a、19bに沿って前後方向にスラ
イド可能なアッパーレールを構成している。そして本実
施例におけるインナー側固定部材13及びアウター側固
定部材14a、14bはそれぞれインナー側サイドフレ
ーム18a及びアウター側サイドフレーム18bに固設
されている。本実施側はその他の構成が前記した実施例
と同様になっており、インナー側固定部材13及びアウ
ター側固定部材14a、14bの部品の共通化が図れる
と共に、左右リクライナ部分間に必要な強度バランスを
確保することができる。
【0015】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、2個
以上のアウター側固定部材でバックフレームのアウター
側サイドフレームを枢支するように設けてあるので、両
固定部材間に必要強度が得られるオフセット量が確保で
き、アウター側固定部材にインナー側固定部材と同一部
材を用いたとしてもアウター側リクライナ部分に充分な
剛性を有する枢支構造が得られ左右リクライナ部分に必
要な強度バランスを有して乗員の安全性を向上させた車
両用リクライニングシートを提供することができる。そ
して、インナー側及びアウター側に設けられるリクライ
ナ部分を構成する固定部材を共通化でき、アウター側固
定部材として通常一般のリクライナを使用することがで
きコスト低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車両用リクライニングシートの斜
視図である。
【図2】図1のa−a線に沿う断面図である。
【図3】他のアウター側サイドフレームを示す図1のa
−a線に沿う断面図である。
【図4】リクライナ部分の斜視図である。
【図5】他のリクライナ部分の斜視図である。
【図6】さらに他のリクライナ部分の斜視図である。
【図7】他の車両用リクライニングシートの斜視図であ
る。
【図8】従来の車両用リクライニングシートの斜視図で
ある。
【符号の説明】
1 車両用リクライニングシート 11 クッションフレーム 12 バックフレーム 12a アウター側サイドフレーム 13 インナー側固定部材 14 アウター側固定部材 15 クッションパッド 17 ショルダベルト 17a ショルダベルトのアンカ部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ショルダベルトアンカがバックフレーム
    のアウター側サイドフレームに固設されてシートに内蔵
    された車両用リクライニングシートにおいて、 クッションフレームに固着されリクライニング機構を備
    えると共に前記バックフレームを枢支する固定部材が、
    クッションフレームのインナー側で1個設けられ、その
    アウター側で2個以上設けたことを特徴とする車両用リ
    クライニングシート。
JP14793992A 1992-05-15 1992-05-15 車両用リクライニングシート Pending JPH05317135A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14793992A JPH05317135A (ja) 1992-05-15 1992-05-15 車両用リクライニングシート

Applications Claiming Priority (1)

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JP14793992A JPH05317135A (ja) 1992-05-15 1992-05-15 車両用リクライニングシート

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JPH05317135A true JPH05317135A (ja) 1993-12-03

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ID=15441481

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14793992A Pending JPH05317135A (ja) 1992-05-15 1992-05-15 車両用リクライニングシート

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JP (1) JPH05317135A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009137348A (ja) * 2007-12-04 2009-06-25 Toyota Boshoku Corp 車両のシート構造
JP2009201663A (ja) * 2008-02-27 2009-09-10 Aisin Seiki Co Ltd 車両用シートリクライニング装置
JP2010280236A (ja) * 2009-06-02 2010-12-16 Toyota Boshoku Corp 車両のシート構造
JP2012144135A (ja) * 2011-01-12 2012-08-02 Nissan Motor Co Ltd 車両用シートのフレーム構造

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