JP2004154388A - シートのフレーム構造体 - Google Patents

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Abstract

【課題】衝突時の後方荷重に対処できる軽量のシートフレームを提供する。
【解決手段】クッションフレーム1の左右一対のサイドフレーム10、10と車床側のベース部材2、2とを左右一対の前部ーム3と後部アーム4とで連結し、左右の後部アーム4、4をクロスシャフト5で一体に連結し、サイドフレーム10、10に挿通するクロスシャフト5の両端をサイドフレーム10、10に対して回動可能に取付ける。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車用シートにおけるシートクッションのフレーム構造体に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の自動車用シートのシートクッションを構成するサイドフレームには、車床側に取付けられているスライドレールのアッパーレールにおける垂直壁部に直接締結されているものがある(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2000ー116459号公報(第1図)。
【0004】
従って、アッパーレールの垂直壁部は、垂直状サイドフレームの内側又は外側に重ね合わさり、ボルト、リベットを横方向に挿通して一体に締結している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
斯様に垂直状サイドフレームをアッパーレールの垂直壁部に締結するものは、リフターを設けるクッションフレームを利用できるため、リフター付のクッションフレームとリフターを有しないクッションフレームとを共用化できる利点がある。
【0006】
一方、フレームの軽量化を図るために、高張力鋼板でフレームを形成するのが望ましい。
ところが、前記共用化のために、高張力鋼板製の垂直状サイドフレームをスライドレールのアッパーレールの垂直壁部に水平方向に締結部材で締結すると、シートに加わる大荷重によりサイドフレームに亀裂が入る不具合があった。
【0007】
そこで、本発明は斯様に高張力鋼板からなるフレームをリフターを備えるフレームと、リフターを有しないフレームとに共用化できるように、サイドフレームを垂直状に形成し、このサイドフレームにアッパーレールなどのベース部材の垂直壁部を左右に重ねて横方向に一体に締結するものにおいて、前記不具合を解消することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
以上の目的を達成するための本発明は、クッションフレームの左右一対のサイドフレームと車床側に取付ける左右一対のベース部材とを各々左右一対の前部アームと後部アームとで連結し、該前、後部アームとサイドフレームとは連結ピンで結合し、前記左右の後部アームはクロスシャフトで一体に連結し、該クロスシャフトの両端部を前記サイドフレームに対して回動可能に挿通する構成である。
【0009】
以上の構成により、クロスシャフトにより左右の後部アームは一体に固着されるため、ベース部材側の横剛性が向上する。
また、前、後部アームにサイドフレームが連結ピンで連結され固定されていないため、強制組付による歪みが生じない。
加えて、前記クロスシャフトと、前、後部アームによってシートバック側からの大荷重によるサイドフレームの亀裂の発生を防止できる。
【0010】
また、前記左右の後部アームとサイドフレームとを連結する一方の連結ピンは、後部アーム又はサイドフレームに対して回動自在に軸着し、他方の連結ピンは後部アームとサイドフレームとを一体に締結することにより、一方の連結ピンは溶接等して固着する必要がないため、サイドフレームの組付性が向上する。
【0011】
更に、前記左右の前部アームは、後方に大荷重が加わった際に変形する脆弱構造とし、前記後部アームとサイドフレームを連結する連結部に、前記後方に大荷重が加わった際にサイドフレームの後方移動を許容するエネルギー吸収部を設けることにより、衝突時などの際、後方に大荷重が加わった時にシートが後方に移動してそのエネルギーを吸収する。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の一形態を図面に基づいて説明する。
図1、図2は、本発明に係るシートのフレーム構造体を示し、シートクッションを構成するクッションフレーム1とベース部材2と左右一対の前部アーム3及び後部アーム4とから構成されている。
【0013】
クッションフレーム1は左右一対のサイドフレーム10、10とこの左右のサイドフレーム10、10の前部間を一体に連結する前フレーム11と、サイドフレーム10、10の後部間に一体に連結する後フレームとから構成されている。
【0014】
このクッションフレームはリフターを設けるシートに使用しているもので、軽量化を図るために、高張力鋼板で形成され、サイドフレーム10、10は、板材を垂直状に配設している。そして、図3、図4に示すように、周囲にフランジを設けて補強している。
【0015】
図示するベース部材は、車床側に設けた左右一対のスライドレール2でロアレール21が車床側に締結され、このロアレール21にアッパーレール20がスライド自在に嵌合されている従来周知の構造のものである。
【0016】
以上の左右一対のアッパーレール20の垂直状上部と、前記サイドフレーム10、10との間に、前記前部アーム3と後部アーム4とが連結されている。
【0017】
前部アーム3、後部アーム4は各々アッパーレール20の垂直状上部に二ケ所で固定されている。図中32、33、43、44は、固定用のボルト、リベットなどの締結部材を各々示す。
【0018】
前部アーム3は、サイドフレーム10にボルト、リベット31などで一体に固着又は回動可能に軸着されている。
そして、この前部アーム3には、ビード30を設けて上下方向の強度を補強している。
【0019】
しかし、前部アーム3は後方に大荷重が加わった際に変形する脆弱構造にしている。即ち、後端縁に、図1、図2に示すように形状を急変した急変部A、又は図7に示すように切欠部Aを設けて、前部アーム3に後方の大荷重が作用した際に、前部アーム3が図2に示すX部、図7に示すA部より内側方向にく字状に折曲して、前記荷重を吸収し得るように形成されている。
【0020】
なお、図7において、図中31A、32A、33Aは、締結部材の挿通孔を示す。
【0021】
前記左右一対の後部アーム4、4の上部はクロスシャフト5に一体に溶接されている。しかし、図4に示すように、後部アーム4、4より外方に突出するクロスシャフト5の両端部41は、サイドフレーム10、10に対して回動可能に挿通している。
【0022】
また、図5に示すように、後部アーム4、4の上部における一方は、連結ピン42でかしめているが、他方の連結ピン42′はかしめずに回動可能にサイドフレーム10と後部アーム4とを連結している。
【0023】
そして、前記後部アーム4、4のサイドフレーム10に対する連結部には、図6に示すように、後方に大荷重が加わった際にサイドフレーム10、10の後方移動を許容するエネルギー吸収部Yを設けている。
【0024】
図示するエネルギー吸収部Yは、クロスシャフト5の両端部41と連結ピン42、42′が前記荷重によって移動できるように、サイドフレーム10に通孔101と通孔102とを前後方向に開孔してその両通孔101、102間に通孔101、102の直径に対して幅狭状の連通部103を設けている。
従って、前記荷重によって後方の通孔101に挿通している両端部41、連結ピン42、42′が連通部103を通して図7の矢印方向に移動し、この連通部103の通過時に前記荷重を吸収する。
【0025】
なお、このエネルギー吸収部Yは、サイドフレーム10に挿通する部分のクロスシャフト5の両端部41、連結ピン42、42′にゴム材などの緩衝部材を設けたものでもよい。
【0026】
図中10Aは、サイドフレーム10、10に設けたリクライニングデバイス取付部で、このリクライニング取付部10Aにリクライニング(不図示)を取付けてシートバックを構成するバックフレームを傾動自在に取付ける。
【0027】
以上の連結ピン42、42′及びクロスシャフト5の両端部41、41は、サイドフレーム10、10に対していずれもシートバック側から過大荷重が入力された場合に、回転でき前記荷重を分散できるように取付けられている。
【0028】
【発明の効果】
本請求項1の発明によれば、クロスシャフトは左右の後部アームに固定されているので、ベース部材側の横剛性が向上する。また、クロスシャフトは左右のサイドフレームに挿通しているため、サイドフレームに前後、上下方向の支持強度を付与することができる。
加えて、クロスシャフトは左右のサイドフレームの内側において、後部アームに固定されているため、車体側からの側突負荷の伝達要素になり、車両の側突時に有効に対応できる。
【0029】
本請求項2の発明によれば、連結ピンの一方を回動自在に軸着しているため、サイドフレームの組付性が向上する。また、溶接などの強制組付による歪みも生じないため、ベース部材が左右一対のスライドレールの場合など、その同期性を損なうことがない。
【0030】
本請求項3の発明によれば、車両の衝突時に生じる後方負荷に対して、サイドフレームの後方移動を許容して、その後方負荷のエネルギーを有効に吸収し得るため、乗員に対する負荷を軽減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るシートのフレーム構造体の斜視図である。
【図2】図1のIIーII線断面図である。
【図3】図2のIIIーIII線部分断面図である。
【図4】図2のIVーIV線部分断面図である。
【図5】図2のVーV線断面図である。
【図6】エネルギー吸収部を示す正面図である。
【図7】前部アームの斜視図である。
【符号の説明】
1 クッションフレーム
2 ベース部材
3 前部アーム
4 後部アーム
5 クロスシャフト
10 サイドフレーム
41 クロスシャフトの両端
42 連結ピン
42′ 連結ピン

Claims (3)

  1. クッションフレームの左右一対のサイドフレームと車床側に取付ける左右一対のベース部材とを各々左右一対の前部アームと後部アームとで連結し、該前、後部アームとサイドフレームとは連結ピンで結合し、前記左右の後部アームはクロスシャフトで一体に連結し、該クロスシャフトの両端部を前記サイドフレームに対して回動可能に挿通してなるシートのフレーム構造体。
  2. 前記左右の後部アームとサイドフレームとを連結する一方の連結ピンは、後部アーム又はサイドフレームに対して回動自在に軸着し、他方の連結ピンは後部アームとサイドフレームとを一体に締結してなる前記請求項1記載のシートのフレーム構造体。
  3. 前記左右の前部アームは、後方に大荷重が加わった際に変形する脆弱構造とし、前記後部アームとサイドフレームを連結する連結部に、前記後方に大荷重が加わった際にサイドフレームの後方移動を許容するエネルギー吸収部を設けてなる前記請求項1又は2記載のシートのフレーム構造体。
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