JPH035345Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH035345Y2 JPH035345Y2 JP11812785U JP11812785U JPH035345Y2 JP H035345 Y2 JPH035345 Y2 JP H035345Y2 JP 11812785 U JP11812785 U JP 11812785U JP 11812785 U JP11812785 U JP 11812785U JP H035345 Y2 JPH035345 Y2 JP H035345Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- side support
- seat back
- pad
- seat
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- Prior art date
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- Expired
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- 230000037303 wrinkles Effects 0.000 description 8
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 2
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 description 2
- 230000002542 deteriorative effect Effects 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000001771 impaired effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
《産業上の利用分野》
本考案は、調整式サイドサポートを設けた車両
用シートに関する。
用シートに関する。
《従来の技術》
サイドサポートアジヤスタ機構を備え、サイド
サポート部を内・外側に回動変位するようにした
車両用シートでは、一般に、サイドサポート部を
内・外側に変位させる場合、サイドパツドおよび
サイドパツドを被覆する表装材が大きな抵抗とな
り、作動が重くなりがちである。この不具合を緩
和するためこの種のシートには、第3図に示すよ
うに、シートバツク1を構成するシートバツクメ
イン部2のサイドフレーム2aにブラケツトなど
を介してサイドサポートパネル3aを取付けると
ともに、サイドサポートパネル3aをシートバツ
クメイン部1とは別体のサイドパツドおよび表装
材3bにより覆つてサイドサポート部3を形成し
ているものが多い。
サポート部を内・外側に回動変位するようにした
車両用シートでは、一般に、サイドサポート部を
内・外側に変位させる場合、サイドパツドおよび
サイドパツドを被覆する表装材が大きな抵抗とな
り、作動が重くなりがちである。この不具合を緩
和するためこの種のシートには、第3図に示すよ
うに、シートバツク1を構成するシートバツクメ
イン部2のサイドフレーム2aにブラケツトなど
を介してサイドサポートパネル3aを取付けると
ともに、サイドサポートパネル3aをシートバツ
クメイン部1とは別体のサイドパツドおよび表装
材3bにより覆つてサイドサポート部3を形成し
ているものが多い。
《考案が解決しようとする問題点》
ところで、このようにシートバツクメイン部1
と別体のサイドパツドおよび表装材3bを用いた
サイドサポート部3では、サイドサポート部3を
内側に回動変位させると、サイドサポート部3が
当接するシートバツクメイン部2の側部2bが圧
接されて、側部2bの表装材などがたるんで細か
いしわが生じ外観を損ねることがある。このしわ
の発生は、第4図に示すように、サイドサポート
パネル3aに支持されず表装材3bの張力が弱く
なるサイドサポート部3の先端部3dおよびサイ
ドサポート部3を内側に変位させた際に最も衝接
しやすい前記先端部3dと対面するシートバツク
メイン部1の側部部位2dにおいて特に生じやす
くなつている。
と別体のサイドパツドおよび表装材3bを用いた
サイドサポート部3では、サイドサポート部3を
内側に回動変位させると、サイドサポート部3が
当接するシートバツクメイン部2の側部2bが圧
接されて、側部2bの表装材などがたるんで細か
いしわが生じ外観を損ねることがある。このしわ
の発生は、第4図に示すように、サイドサポート
パネル3aに支持されず表装材3bの張力が弱く
なるサイドサポート部3の先端部3dおよびサイ
ドサポート部3を内側に変位させた際に最も衝接
しやすい前記先端部3dと対面するシートバツク
メイン部1の側部部位2dにおいて特に生じやす
くなつている。
本考案は、このような事情に鑑みなされたもの
で、サイドサポート調整時の作動性を損ねること
なく、しわの発生を最小限に防ぐことを目的とす
る。
で、サイドサポート調整時の作動性を損ねること
なく、しわの発生を最小限に防ぐことを目的とす
る。
《問題点を解決するための手段》
すなわち、本考案は、シートバツクのメイン部
の側部にサイドサポートパネルを設け、該サイド
サポートパネルの外周をサイドパツドで覆うとと
もに、サイドサポートパネルを内・外側に回動変
位させるアジヤスタ機構によりサイドサポート位
置を調整するようにした車両用シートにおいて、
前記サイドパツドをシートバツクメイン部と別体
の表装材で被覆するとともに、サイドパツド先端
部位の表装材を延長して前記シートバツクメイン
部のフレームに張着・固定したことを特徴とす
る。
の側部にサイドサポートパネルを設け、該サイド
サポートパネルの外周をサイドパツドで覆うとと
もに、サイドサポートパネルを内・外側に回動変
位させるアジヤスタ機構によりサイドサポート位
置を調整するようにした車両用シートにおいて、
前記サイドパツドをシートバツクメイン部と別体
の表装材で被覆するとともに、サイドパツド先端
部位の表装材を延長して前記シートバツクメイン
部のフレームに張着・固定したことを特徴とす
る。
《作用》
サイドサポート部の先端部は固定されて回動さ
れないので、この先端部および先端部と密接する
シートバツクメイン部におけるしわの発生が防止
される。
れないので、この先端部および先端部と密接する
シートバツクメイン部におけるしわの発生が防止
される。
《実施例》
以下、本考案の一実施例を図面により説明す
る。第1図は本考案を適用する車両用シートのシ
ートバツクを示すもので、表装材を外した状態で
図示されている。
る。第1図は本考案を適用する車両用シートのシ
ートバツクを示すもので、表装材を外した状態で
図示されている。
第1図において、車両用シートのシートバツク
10は、シートバツクメイン部20と、シートバ
ツクメイン部20の両側部に一体的に設けられた
1対のサイドサポート部30を有し、サイドサポ
ート部30に設けられた周知のアジヤスタ機構に
より、乗員の体格に合わせてサイドサポート部3
0を矢印で示す内側または外側に回動変位できる
ようになつている。
10は、シートバツクメイン部20と、シートバ
ツクメイン部20の両側部に一体的に設けられた
1対のサイドサポート部30を有し、サイドサポ
ート部30に設けられた周知のアジヤスタ機構に
より、乗員の体格に合わせてサイドサポート部3
0を矢印で示す内側または外側に回動変位できる
ようになつている。
前記シートバツクメイン部20は、内側に複数
のSバネ21を張設したパイプ材からなるフレー
ム22と、フレーム22の上部外側に張設された
補強フレーム23と、フレーム22の外周部を覆
うメインパツド24と、メインパツド24を被覆
する表装材25(第2図参照)とから概略構成さ
れている。またサイドサポート部30は、シート
バツクメイン部20のサイドフレーム22aにブ
ラケツト31を介して取付けられた弁当箱状のサ
イドサポートパネル32と、サイドサポートパネ
ル32の外周部を覆うとともに、裏面側およびメ
インパツド24側が切欠されたサイドパツド33
と、サイドパツド33を被覆するシートバツクメ
イン部20とは別体の表装材34(第2図参照)
とからなる。
のSバネ21を張設したパイプ材からなるフレー
ム22と、フレーム22の上部外側に張設された
補強フレーム23と、フレーム22の外周部を覆
うメインパツド24と、メインパツド24を被覆
する表装材25(第2図参照)とから概略構成さ
れている。またサイドサポート部30は、シート
バツクメイン部20のサイドフレーム22aにブ
ラケツト31を介して取付けられた弁当箱状のサ
イドサポートパネル32と、サイドサポートパネ
ル32の外周部を覆うとともに、裏面側およびメ
インパツド24側が切欠されたサイドパツド33
と、サイドパツド33を被覆するシートバツクメ
イン部20とは別体の表装材34(第2図参照)
とからなる。
前記サイドパツド33は、メインパツド24よ
り前方に突出形成され、かつ先端部33aが比較
的細く形成されており、サイドサポートパネル3
2に配置した状態でメインパツド24の側部24
aに密接して、シートバツク10の輪郭が形成さ
れるようになつている。したがつて、サイドサポ
ートパネル32を図示しないアジヤスタ機構によ
り内・外側に回動変位した場合には、その変位量
に対応してサイドパツド33も回動変位するとと
もに、サイドパツド33のメインパツド24側の
周縁部がメインパツド24の側部24aに衝接さ
れる結果、この衝接部が弾性変形して従来のよう
に表装材25,34上にしわが発生しやすくなる
のである。
り前方に突出形成され、かつ先端部33aが比較
的細く形成されており、サイドサポートパネル3
2に配置した状態でメインパツド24の側部24
aに密接して、シートバツク10の輪郭が形成さ
れるようになつている。したがつて、サイドサポ
ートパネル32を図示しないアジヤスタ機構によ
り内・外側に回動変位した場合には、その変位量
に対応してサイドパツド33も回動変位するとと
もに、サイドパツド33のメインパツド24側の
周縁部がメインパツド24の側部24aに衝接さ
れる結果、この衝接部が弾性変形して従来のよう
に表装材25,34上にしわが発生しやすくなる
のである。
次に、このように形成されるサイドサポート部
30における表装材34の取付構造について、第
2図を用いて説明する。
30における表装材34の取付構造について、第
2図を用いて説明する。
まず、前記シートバツクメイン部20の場合に
は、袋状に形成された表装材25をメインパツド
24の外周部に被せて、表装材25の周縁部をク
リツプ40などによりフレーム22および補助フ
レーム23に係止することにより処理される。
は、袋状に形成された表装材25をメインパツド
24の外周部に被せて、表装材25の周縁部をク
リツプ40などによりフレーム22および補助フ
レーム23に係止することにより処理される。
また、サイドサポート部30の表装材34は、
前記表装材25と同一の材質を用いてサイドパツ
ド33の大きさからなる袋状に形成されるととも
に、サイドパツド33の先端部33a側に位置す
る表装材34を延長した係止部34aが一体に設
けられている。この係止部34aは、サイドパツ
ド33に表装材34を被せた状態で係止部34a
の先端が前記補助フレーム23にとどく長さにな
つている。
前記表装材25と同一の材質を用いてサイドパツ
ド33の大きさからなる袋状に形成されるととも
に、サイドパツド33の先端部33a側に位置す
る表装材34を延長した係止部34aが一体に設
けられている。この係止部34aは、サイドパツ
ド33に表装材34を被せた状態で係止部34a
の先端が前記補助フレーム23にとどく長さにな
つている。
したがつて、表装材34の取付けは、サイドパ
ツド33の裏面側で表装材34の周縁部をクリツ
プ40aなどによりサイドサポートパネル32に
係止するとともに、前記係止部34aの先端を強
く後方へ引つぱつてクリツプ40bなどにより補
助フレーム23に係止する。なお、この状態でフ
イニツシヤ50などを矢印方向に配設することに
より一体のシートバツク10が完成される。
ツド33の裏面側で表装材34の周縁部をクリツ
プ40aなどによりサイドサポートパネル32に
係止するとともに、前記係止部34aの先端を強
く後方へ引つぱつてクリツプ40bなどにより補
助フレーム23に係止する。なお、この状態でフ
イニツシヤ50などを矢印方向に配設することに
より一体のシートバツク10が完成される。
これにより、前記サイドパツド33の先端部3
3aは、表装材34の係止部34aによつてシー
トバツクメイン部20の補強フレーム23に固定
されるため、前記アジヤスタ機構によりサイドサ
ポート部30を矢印方向に揺動変位させても揺動
されない。またこの種のサイドサポート部30
は、サイドパツド33を被せた状態で所望の曲面
形状を得るためサイドサポートパネル32の先端
部32aがカツトされており、このカツト部分は
サイドパツドの先端部33aで形成されている。
したがつて、サイドサポート部30の先端部を固
定したとしても、サイドサポート調整時の作動性
を損ねることがなく、しかも従来、しわが最も発
生しやすかつた部位には何らしわが生じなくなる
のである。
3aは、表装材34の係止部34aによつてシー
トバツクメイン部20の補強フレーム23に固定
されるため、前記アジヤスタ機構によりサイドサ
ポート部30を矢印方向に揺動変位させても揺動
されない。またこの種のサイドサポート部30
は、サイドパツド33を被せた状態で所望の曲面
形状を得るためサイドサポートパネル32の先端
部32aがカツトされており、このカツト部分は
サイドパツドの先端部33aで形成されている。
したがつて、サイドサポート部30の先端部を固
定したとしても、サイドサポート調整時の作動性
を損ねることがなく、しかも従来、しわが最も発
生しやすかつた部位には何らしわが生じなくなる
のである。
《考案の効果》
以上説明したように、本考案によれば、サイド
サポート部のサイドパツドおよび表装材がシート
バツクメイン部と別体であつても、サイドサポー
ト部の先端部が動かないようにシートバツクメイ
ン部に固定されるので、サイドサポート部の先端
部および該先端部と密接するシートバツクメイン
の側部部位にはサイドサポート調整によるしわの
発生がなくなる。したがつて、本考案では、サイ
ドサポート調整時の作動を損ねることなく、サイ
ドサポート部のしわの発生を最小限にくいとめる
ことができ、この種シートの外観低下を防止でき
る。
サポート部のサイドパツドおよび表装材がシート
バツクメイン部と別体であつても、サイドサポー
ト部の先端部が動かないようにシートバツクメイ
ン部に固定されるので、サイドサポート部の先端
部および該先端部と密接するシートバツクメイン
の側部部位にはサイドサポート調整によるしわの
発生がなくなる。したがつて、本考案では、サイ
ドサポート調整時の作動を損ねることなく、サイ
ドサポート部のしわの発生を最小限にくいとめる
ことができ、この種シートの外観低下を防止でき
る。
第1図は本考案を適用する車両用シートを示す
概略構成図、第2図は前記シートを表装材で覆つ
た状態を示す全体斜視図、第3図は従来のシート
を示す説明用斜視図、第4図は前記サイドサポー
ト部の先端部を示す正面図である。 10……シートバツク、20……シートバツク
メイン部、23……補助フレーム、30……サイ
ドサポート部、32……サイドサポートパネル、
33……サイドパツド、24,34……表装材。
概略構成図、第2図は前記シートを表装材で覆つ
た状態を示す全体斜視図、第3図は従来のシート
を示す説明用斜視図、第4図は前記サイドサポー
ト部の先端部を示す正面図である。 10……シートバツク、20……シートバツク
メイン部、23……補助フレーム、30……サイ
ドサポート部、32……サイドサポートパネル、
33……サイドパツド、24,34……表装材。
Claims (1)
- シートバツクのメイン部の側部にサイドサポー
トパネルを設け、該サイドサポートパネルの外周
をサイドパツドで覆うとともに、サイドサポート
パネルを内・外側に回動変位させるアジヤスタ機
構によりサイドサポート位置を調整するようにし
た車両用シートにおいて、前記サイドパツドをシ
ートバツクメイン部と別体の表装材で被覆すると
ともに、サイドパツド先端部位の表装材を延長し
て前記シートバツクメイン部のフレームに張着・
固定したことを特徴とする車両用シート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11812785U JPH035345Y2 (ja) | 1985-08-02 | 1985-08-02 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11812785U JPH035345Y2 (ja) | 1985-08-02 | 1985-08-02 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6227099U JPS6227099U (ja) | 1987-02-19 |
JPH035345Y2 true JPH035345Y2 (ja) | 1991-02-12 |
Family
ID=31004285
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11812785U Expired JPH035345Y2 (ja) | 1985-08-02 | 1985-08-02 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH035345Y2 (ja) |
-
1985
- 1985-08-02 JP JP11812785U patent/JPH035345Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6227099U (ja) | 1987-02-19 |
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