JPH0734617Y2 - シートの間隙防止構造 - Google Patents
シートの間隙防止構造Info
- Publication number
- JPH0734617Y2 JPH0734617Y2 JP12523389U JP12523389U JPH0734617Y2 JP H0734617 Y2 JPH0734617 Y2 JP H0734617Y2 JP 12523389 U JP12523389 U JP 12523389U JP 12523389 U JP12523389 U JP 12523389U JP H0734617 Y2 JPH0734617 Y2 JP H0734617Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seat
- gap
- seat back
- plate
- seat cushion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は自動車用シートの間隙防止構造、詳しくはシー
トクッション(座部)の後部とシートバック(背凭部)
の下部との間に間隙を有し、この間隙を遮蔽幕によって
閉鎖する構造の自動車用シートに関する。
トクッション(座部)の後部とシートバック(背凭部)
の下部との間に間隙を有し、この間隙を遮蔽幕によって
閉鎖する構造の自動車用シートに関する。
(従来の技術) シートクッションにシートバックをリクライニング装置
によって傾動可能に取付けてなる自動車用シートは、シ
ートバックが傾動する際に、その下端面がシートクッシ
ョンの後部側に接触しないように、シートバックとシー
トクッションとの間に隙間を設けている。
によって傾動可能に取付けてなる自動車用シートは、シ
ートバックが傾動する際に、その下端面がシートクッシ
ョンの後部側に接触しないように、シートバックとシー
トクッションとの間に隙間を設けている。
そのため、この隙間から後部側のシートなどが視覚さ
れ、シートの外観が損なわれる不具合があった。
れ、シートの外観が損なわれる不具合があった。
そこで、第3図、第4図に示すようにシートクッション
(SC)の後部とシートバック(SB)の下部との間に、ス
クリーン状に遮蔽幕(S)を設けて間隙を閉鎖してい
る。
(SC)の後部とシートバック(SB)の下部との間に、ス
クリーン状に遮蔽幕(S)を設けて間隙を閉鎖してい
る。
(考案が解決しようとする課題) 以上の遮蔽幕(S)はその上端をホッグリング(36)で
シートバック(SB)の表皮(32)に一体に結合し、下端
をシートクッション(SC)の表皮(42)に一体に縫着し
ている。
シートバック(SB)の表皮(32)に一体に結合し、下端
をシートクッション(SC)の表皮(42)に一体に縫着し
ている。
一方、自動車シートには、リクライニング装置、リフタ
ー装置、スライド装置などにモーターを装着して、電動
によってリクライニング装置などが作動するものがあ
る。従って、このシートは全体の重量が大になり、人力
によって移動が困難であるため、機械力によって自動車
に搭載している。これに使用する機械はフォークリフト
における二本のフォーク状爪を有し、この二本の爪を前
記シートクッションとシートバックとの隙間に挿し込ん
で、シートを持ち上げて移動させ、自動車内に搭載する
ものである。
ー装置、スライド装置などにモーターを装着して、電動
によってリクライニング装置などが作動するものがあ
る。従って、このシートは全体の重量が大になり、人力
によって移動が困難であるため、機械力によって自動車
に搭載している。これに使用する機械はフォークリフト
における二本のフォーク状爪を有し、この二本の爪を前
記シートクッションとシートバックとの隙間に挿し込ん
で、シートを持ち上げて移動させ、自動車内に搭載する
ものである。
従って、前述の如く、シートクッションとシートバック
との隙間を遮蔽幕(S)で閉鎖したものにおいては、機
械力を利用してシートを自動車に搭載することができな
い不具合があった。
との隙間を遮蔽幕(S)で閉鎖したものにおいては、機
械力を利用してシートを自動車に搭載することができな
い不具合があった。
そこで、本考案は重量があり、しかも遮蔽幕によってシ
ートクッションとシートバックとの間隙が閉鎖されてい
る自動車用シートにおいて、機械力によって自動車内に
搭載できるようにすることを目的とする。
ートクッションとシートバックとの間隙が閉鎖されてい
る自動車用シートにおいて、機械力によって自動車内に
搭載できるようにすることを目的とする。
(課題を解決するための手段) 以上の目的を達成するための本考案は、シートクッショ
ンの後部とシートバックの下部との間に有する間隙を遮
蔽幕によって閉鎖してなる自動車用シートにおいて、前
記遮蔽幕の下端をシートクッション側に固着し、上端に
硬質製プレートを固定すると共に、該プレートをシート
バックのバックボード下端部内に着脱自在に挟持してな
ることを特徴とするものである。
ンの後部とシートバックの下部との間に有する間隙を遮
蔽幕によって閉鎖してなる自動車用シートにおいて、前
記遮蔽幕の下端をシートクッション側に固着し、上端に
硬質製プレートを固定すると共に、該プレートをシート
バックのバックボード下端部内に着脱自在に挟持してな
ることを特徴とするものである。
(作用) 遮蔽幕の上端に設けたプレートをシートバックのバック
ボードから外すと、シートクッションの後部とシートバ
ックの下部との間に間隙が生じる。そのため、シートを
自動車に搭載する前は、前記間隙を開口し、この間隙に
搭載装置の爪を挿入して、搭載装置による機械力によっ
てシートを持ち上げて自動車内に搭載する。搭載後は遮
蔽幕の上端に設けたプレートをバックボードの内側に挿
入してシートバックを構成するクッション体によって挟
持して、前記間隙を閉鎖する。
ボードから外すと、シートクッションの後部とシートバ
ックの下部との間に間隙が生じる。そのため、シートを
自動車に搭載する前は、前記間隙を開口し、この間隙に
搭載装置の爪を挿入して、搭載装置による機械力によっ
てシートを持ち上げて自動車内に搭載する。搭載後は遮
蔽幕の上端に設けたプレートをバックボードの内側に挿
入してシートバックを構成するクッション体によって挟
持して、前記間隙を閉鎖する。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
図中(1)は布、フィルムなどの柔軟性を有する部材か
らなる遮蔽幕を示す。この図示する遮蔽幕(1)はシー
トクッション(SC)における横方向の幅と略同一の幅を
有し、その下端はシートクッション(SC)の表皮(42)
に一体に縫着されている。そして、上端はその中央部が
切欠(11)され、その切欠(11)の左右に固定部(12)
(12)が設けてあり、この中央部の端縁に沿ってP.V.C
などの半硬質又は硬質製合成樹脂からなるプレート
(2)が一体に縫着又は接着されている。
らなる遮蔽幕を示す。この図示する遮蔽幕(1)はシー
トクッション(SC)における横方向の幅と略同一の幅を
有し、その下端はシートクッション(SC)の表皮(42)
に一体に縫着されている。そして、上端はその中央部が
切欠(11)され、その切欠(11)の左右に固定部(12)
(12)が設けてあり、この中央部の端縁に沿ってP.V.C
などの半硬質又は硬質製合成樹脂からなるプレート
(2)が一体に縫着又は接着されている。
以上の遮蔽幕(1)における両側の固定部(12)(12)
はシートバック(SB)の裏面側における下部左右に固定
される(不図示)。この固定はシートバック(SB)内の
トリムワイヤ、ばね部材のホッグリングで結着すること
により行なわれ、この結着個所はシートバック(SB)の
バックボード(31)に被覆され、外部から視覚すること
ができない。
はシートバック(SB)の裏面側における下部左右に固定
される(不図示)。この固定はシートバック(SB)内の
トリムワイヤ、ばね部材のホッグリングで結着すること
により行なわれ、この結着個所はシートバック(SB)の
バックボード(31)に被覆され、外部から視覚すること
ができない。
また、遮蔽幕(1)の切欠(11)は、前記搭載装置に二
本の爪が入る程度の空間部が生じるように形成され、こ
の切欠(11)の端縁に沿って固定したプレート(2)を
シートバック(SB)のバックボード(31)下端部(31
a)内に挿込むことにより、シートバック(SB)とシー
トクッション(SC)の切欠(11)からなる空間部が閉鎖
される。
本の爪が入る程度の空間部が生じるように形成され、こ
の切欠(11)の端縁に沿って固定したプレート(2)を
シートバック(SB)のバックボード(31)下端部(31
a)内に挿込むことにより、シートバック(SB)とシー
トクッション(SC)の切欠(11)からなる空間部が閉鎖
される。
シートバック(SB)を構成するバックボード(31)は、
シートバック(SB)の背裏及び側面後部を被覆する形状
に形成され、その下端中央にはシートバック(SB)の下
端面方向に延設する折曲状下端部(31a)が設けてあ
り、この下端部(31a)の内側に前記プレート(2)が
挿込まれる。
シートバック(SB)の背裏及び側面後部を被覆する形状
に形成され、その下端中央にはシートバック(SB)の下
端面方向に延設する折曲状下端部(31a)が設けてあ
り、この下端部(31a)の内側に前記プレート(2)が
挿込まれる。
シートバック(SB)は従来品と同様にシートクッション
(SB)にリクライニング装置によって傾動自在に連結さ
れ、パイプ製のフレーム(34)にばね製支持材(35)
(35)・・・を張設して発泡体製クッション体(33)を
支持し、このクッション体(33)を表皮(32)で被覆
し、且つばね製支持材(35)・・・の裏面側を前記バッ
クボード(31)で被覆した構造である。
(SB)にリクライニング装置によって傾動自在に連結さ
れ、パイプ製のフレーム(34)にばね製支持材(35)
(35)・・・を張設して発泡体製クッション体(33)を
支持し、このクッション体(33)を表皮(32)で被覆
し、且つばね製支持材(35)・・・の裏面側を前記バッ
クボード(31)で被覆した構造である。
そして、このバックボード(31)はその下端部(31a)
がクッション体(33)の下部(33a)を押圧するように
固定されている。従って、前記プレート(2)はクッシ
ョン体(33)の下部(33a)における反発弾性によって
バックボード(31)の下端部(31a)に挟持される。
がクッション体(33)の下部(33a)を押圧するように
固定されている。従って、前記プレート(2)はクッシ
ョン体(33)の下部(33a)における反発弾性によって
バックボード(31)の下端部(31a)に挟持される。
斯して、シートクッション(SC)にシートバック(SB)
を連結して、遮蔽幕(1)の固定部(12)(12)をシー
トバック(SB)に固定してシートを組立て、このシート
を組立後、自動車内に搭載する前においては、プレート
(2)をバックボード(31)の下端部(31a)に挿入せ
ずに、自動車内に搭載後、プレート(2)を挿入して挟
持する。即ち、自動車内に搭載の際には前記切欠(11)
に搭載装置の二本の爪を挿込んでシートを持ち上げて自
動車内に搭載する。搭載後はプレート(2)を挿入して
切欠(11)を遮ぐ。
を連結して、遮蔽幕(1)の固定部(12)(12)をシー
トバック(SB)に固定してシートを組立て、このシート
を組立後、自動車内に搭載する前においては、プレート
(2)をバックボード(31)の下端部(31a)に挿入せ
ずに、自動車内に搭載後、プレート(2)を挿入して挟
持する。即ち、自動車内に搭載の際には前記切欠(11)
に搭載装置の二本の爪を挿込んでシートを持ち上げて自
動車内に搭載する。搭載後はプレート(2)を挿入して
切欠(11)を遮ぐ。
(効果) 本考案によればシートクッションに下端を固定した遮蔽
幕はその上端に設けたプレートをシートバックのバック
ボード内に着脱自在に挟持しているため、シートを自動
車に搭載する際など、シートを移動する際、プレートを
バックボード内から取り外すと、シートクッションの後
部とシートバックの下部との間に間隙を形成でき、この
間隙に搭載装置の爪を挿入してシートを持ち上げて移動
させることができる。そして、シートを自動車内に搭載
後はプレートをバックボードの内側に挿入することによ
り、シートクッションの後部とシートバックの下部との
間に生じる間隙を閉鎖できシートの外観を向上させるこ
とが可能になる。
幕はその上端に設けたプレートをシートバックのバック
ボード内に着脱自在に挟持しているため、シートを自動
車に搭載する際など、シートを移動する際、プレートを
バックボード内から取り外すと、シートクッションの後
部とシートバックの下部との間に間隙を形成でき、この
間隙に搭載装置の爪を挿入してシートを持ち上げて移動
させることができる。そして、シートを自動車内に搭載
後はプレートをバックボードの内側に挿入することによ
り、シートクッションの後部とシートバックの下部との
間に生じる間隙を閉鎖できシートの外観を向上させるこ
とが可能になる。
第1図は本考案の要部を示す断面図、第2図は分解斜視
図、第3図は本考案を援用する自動車用シートの斜視
図、第4図は従来品の部分断面図である。 図中(SC)はシートクッション、(SB)はシートバッ
ク、(1)は遮蔽幕、(2)はプレート、(31)はバッ
クボード、(31a)はバッグボードの下端部を夫々示
す。
図、第3図は本考案を援用する自動車用シートの斜視
図、第4図は従来品の部分断面図である。 図中(SC)はシートクッション、(SB)はシートバッ
ク、(1)は遮蔽幕、(2)はプレート、(31)はバッ
クボード、(31a)はバッグボードの下端部を夫々示
す。
Claims (1)
- 【請求項1】シートクッションの後部とシートバックの
下部との間に有する間隙を遮蔽幕によって閉鎖してなる
自動車用シートにおいて、前記遮蔽幕の下端をシートク
ッション側に固着し、上端に硬質製プレートを固定する
と共に、該プレートをシートバックのバックボード下端
部内に着脱自在に挟持してなることを特徴とするシート
の間隙防止構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12523389U JPH0734617Y2 (ja) | 1989-10-26 | 1989-10-26 | シートの間隙防止構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12523389U JPH0734617Y2 (ja) | 1989-10-26 | 1989-10-26 | シートの間隙防止構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0364048U JPH0364048U (ja) | 1991-06-21 |
JPH0734617Y2 true JPH0734617Y2 (ja) | 1995-08-09 |
Family
ID=31673116
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12523389U Expired - Lifetime JPH0734617Y2 (ja) | 1989-10-26 | 1989-10-26 | シートの間隙防止構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0734617Y2 (ja) |
-
1989
- 1989-10-26 JP JP12523389U patent/JPH0734617Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0364048U (ja) | 1991-06-21 |
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