JP2528394Y2 - パーキングブレーキレバーのカバー部材取付構造 - Google Patents

パーキングブレーキレバーのカバー部材取付構造

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JP2528394Y2 JP2880290U JP2880290U JP2528394Y2 JP 2528394 Y2 JP2528394 Y2 JP 2528394Y2 JP 2880290 U JP2880290 U JP 2880290U JP 2880290 U JP2880290 U JP 2880290U JP 2528394 Y2 JP2528394 Y2 JP 2528394Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案はパーキングブレーキレバーの周囲を覆うカバ
ー部材の取付構造に関するものである。
従来の技術 一般に自動車のフロアパネル上に配備されたパーキン
グブレーキレバーの周囲には、乗員の把持部を除くレバ
ー本体及び該レバー本体の下端部に位置する取付部材を
覆いかくすために、合成樹脂その他の可撓性材料で成る
カバー部材が配設されているが、通常上記カバー部材
は、乗員が操作する把持部以外のレバー本体及び取付部
材を全面的に被覆する構成となっている。例えば実開昭
60−156034号公報には、傘形のブーツ本体の中央部から
乗員の把持部のみを上方に突出させ、該ブーツ本体の周
縁部をフロアパネルに嵌合固定した構造が開示されてお
り、又、実開昭59−56154号公報には、傘形ブーツ本体
のフロアパネル取付側にブーツフレームを周設し、この
ブーツフレームを少なくとも2箇所で露出するとともに
該ブーツフレームに係合する引掛部を持つ少なくとも2
個の取付具を用いてブーツ本体の周縁部をフロアパネル
に固定するようにした取付構造が開示されている。
更に実開昭和59−99856号公報には、前記レバー本体
を車体側に支持される第1部材と、乗員操作側の第2部
材とに分割するとともに、両第1部材及び第2部材に夫
々カバー部材を相対回動可能に配備した構造が開示され
ている。
上記以外にも例えば実開昭57−31263号公報には、レ
バー本体にカバープロテクタを装着した例が示されてお
り、実開昭62−156076号公報には、フロアパネルに固定
されたカバー本体に規制体を回動可能に装着して、この
規制体にレバー本体を揺動自在に支持した取付構造が示
されている。更に実開昭56−119761号公報には、フロア
パネル上に配置されたコンソールボックスの上部に切欠
部を形成し、この切欠部内にパーキングブレーキレバー
の把持部を配置した構造が開示されている。
考案が解決しようとする課題 しかしながらこのような従来のパーキングブレーキレ
バーの周囲を覆うための各種カバー部材の取付構造にあ
っては、何れの例にあっても上記カバー部材が乗員の操
作する把持部以外のレバー本体及びフロアパネル側の取
付部材をほぼ全面的に被覆する構成となっていたため、
該レバー本体とパーキングブレーキ機構を連結する駆動
ワイヤの調整操作が煩瑣であるという課題があった。
即ち、車両の長期に亘る使用中にパーキングブレーキ
の効きが弱くなることがあり、このような場合には通常
車両整備員の手作業によって、上記駆動ワイヤの張力を
変更することによって対処する手段が一般に採用されて
いる。そのためレバー本体にはワイヤの張力を変更する
ための調整ナットが固定されているとともに該調整ナッ
トに対して前記駆動ワイヤが連結される調整ボルトが螺
合されていて、工具を用いて該調整ボルトを回動操作す
ることによって駆動ワイヤの張力を変更するようにして
ある。
しかしながら前記各従来例の場合には、駆動ワイヤの
張力を変更するために整備員によってレバー本体の周囲
を略全面的に覆っているブーツもしくはカバー部材を一
旦取り外し、調整後に再度取り付けるという作業が必要
であり、作業が煩瑣である上、調整に余分な時間がかか
ってしまうという問題点を有している。
そこで本考案はこのような従来のパーキングブレーキ
レバーのカバー部材取付構造が有している課題を解消し
て、簡易な作業によって駆動ワイヤの張力を調整するこ
とができる上、組付操作が簡易化されたパーキングブレ
ーキレバーのカバー部材取付構造を提供することを目的
とするものである。
課題を解決するための手段 本考案は上記の目的を達成するために、フロアパネル
に固定された取付ブラケットに対して回動可能に軸支さ
れたパーキングブレーキレバーと、該パーキングブレー
キレバーの上面及び左右側面が被覆され、フロント方向
に開口を有する第1のカバー部材と、フロント方向に前
記第1のカバー部材の嵌合溝が形成されてフロアパネル
に固定された第2のカバー部材と、前記取付ブラケット
に第1のカバー部材の開口に向けて設けられ、パーキン
グブレーキレバーとパーキングブレーキ機構を連結する
駆動ワイヤの張力を調整し得るワイヤ張力調整機構とを
具備して成るパーキングブレーキレバーのカバー部材取
付構造にしてある。
作用 かかる構成によれば、組付時には第2のカバー部材を
フロアパネルに固定し、パーキングブレーキレバーの取
付基部が軸支された取付ブラケットを第2のカバー部材
の嵌合溝内に挿入して該取付ブラケットをフロアパネル
に固定した後、パーキングブレーキレバーの上面から第
1のカバー部材をかぶせるようにして配置することによ
って、第1及び第2のカバー部材の取付が完了する。
一方、パーキングブレーキレバーの使用中に該パーキ
ングブレーキの効きが弱くなった場合には、該パーキン
グブレーキレバーのフロント方向から前記第1のカバー
部材の開口を利用してボルト調整工具をパーキングブレ
ーキレバーの取付基部に向けて差し込み、駆動ワイヤ張
力調整機構を構成する張力調整ボルトを回動して調整す
ることによって、パーキングブレーキレバーとパーキン
グブレーキ機構を連結する駆動ワイヤの張力を適宜に変
更することが可能となる。
上記の張力調整ボルトの回動操作時には、第1のカバ
ー部材をパーキングブレーキレバーから取り外す必要が
ないため、操作が簡易化されるという作用が得られる。
実施例 以下図面に基づいて本考案にかかるパーキングブレー
キレバーのカバー部材取付構造の一実施例を詳述する。
第1図に示した分解斜視図において、1はパーキング
ブレーキレバーであって、該パーキングブレーキレバー
1のフロントF側先端部には乗員が操作する把持部1aが
設けられている。このパーキングブレーキレバー1のリ
ヤR側には、側面視が肉厚の取付基部1bが形成されてお
り、この取付基部1bの下部にはパーキングブレーキレバ
ー1の長手方向に沿って切欠溝1cが設けられていて、該
切欠溝1c内に取付ブラケット3が嵌合されている。そし
てパーキングブレーキレバー1はピン5によって取付ブ
ラケット3に対して回動可能に軸支されている。
上記取付ブラケット3のフロントF側には、パーキン
グブレーキ機構とパーキングブレーキレバー1とを連結
する駆動ワイヤの張力調整ボルト7が、図外のナット部
材に螺合された状態としてフロント方向に向けて配備さ
れている。上記張力調整ボルト7と図外のナット部材に
よって駆動ワイヤの張力を調整するためのワイヤ張力調
整機構が構成される。
又、取付ブラケット3の下端部には、該取付ブラケッ
ト3をフロアパネルに固定するためのナット部材9,9が
前後一対固着されている。
一方11はパーキングブレーキレバー1の上面を覆う第
1のカバー部材であり、該第1のカバー部材11は可撓性
を持つ合成樹脂材で成っているとともに前記パーキング
ブレーキレバー1の上面及び左右側面を被覆し、且つフ
ロント方向に開口11aを有して構成されている。従って
該第1のカバー部材11は断面が略コの字状となる形状を
有している。この第1のカバー部材11のフロントF側先
端部には、被覆した際のパーキングブレーキレバー1の
抜け止め用のストッパ13,13が配設されている。
15はフロアパネル側に固定される第2のカバー部材で
あり、この第2のカバー部材15は平板状の基板15aを主
体として構成されていて、この基板15aの周囲に段部15b
が設けられており、更に該第2のカバー部材のフロント
F方向から、段部15b及び基板15aを部分的に切削除去し
た嵌合溝15cが形成されている。15d,15d…は基板15aを
フロアパネルに固定するためのボルト挿通孔である。
更に前記嵌合溝15cのリヤR側端部には、該基板15aに
下端部が固着されているとともに該嵌合溝15cのリヤR
端部を外部から隠弊するための隔壁17が立設されてい
る。
かかる本実施例の構成によれば、組付時には先ず第2
のカバー部材15のボルト挿通孔15d,15d…に図外のボル
トを挿通して、該第2のカバー部材15をフロアパネルに
固定する。次に第1図の矢印Aに示したように、予めピ
ン5によってパーキングブレーキレバー1の取付基部1b
が軸支された取付ブラケット3を、第2のカバー部材15
の嵌合溝15c内に挿入し、該取付ブラケット3の下端部
に前後一対固着されたナット部材9,9に図外のボルトを
挿通して、このナット部材9,9をフロアパネルに固定す
る。
次に第1図の矢印B,Bに示したように、パーキングブ
レーキレバー1の上面から第1のカバー部材11をかぶせ
るようにして配置し、該第1のカバー部材11のフロント
F側先端部に配設されたストッパ13,13をパーキングブ
レーキレバー1の把持部1aの近傍に嵌合する。このスト
ッパ13,13によって第1のカバー部材11がパーキングブ
レーキレバー1から抜けることが防止される。
このようにして第2のカバー部材15,パーキングブレ
ーキレバー1及び第1のカバー部材11を組み付けた際の
II−II線に沿う断面図を第2図に示し、同じくIII−III
線に沿う断面図を第3図に示す。なお、第2図,第3図
における19はフロアパネルを示し、21はフロアパネル19
上に敷設したカーペットを示している。
上記の組付作業は簡易な工程で構成されているので、
組付操作が簡易化されるという利点がある。
又、パーキングブレーキレバー1の使用時には、乗員
の手操作によって第3図の矢印Cに示したように把持部
材1aを上下動操作することによってパーキングブレーキ
レバー1と第1のカバー部材11とが一体的に操作され
る。尚、パーキングブレーキレバー1の非作動時には該
パーキングブレーキレバー1の姿勢が略水平方向となっ
ており、この時には該嵌合溝15cのリヤR端部が隔壁17
により外部から隠弊されており、外観性を高めている。
このようなパーキングブレーキレバー1の使用中にパ
ーキングブレーキの効きが弱くなることがあるが、この
ような場合には第3図に示したように車両整備員の手作
業によって該パーキングブレーキレバー1のフロントF
方向から第1のカバー部材11の開口11aを利用してボル
ト調整工具23をパーキングブレーキレバー1の取付ブラ
ケット3に向けて差し込み、このボルト調整工具23によ
って取付ブラケット3からフロントF方向に向けて配備
された張力調整ボルト7を回動する。このようにして該
張力調整ボルトの位置を調整することによって、パーキ
ングブレーキレバー1と図外のパーキングブレーキ機構
を連結する駆動ワイヤの張力を適宜に変更することが可
能となる。
従って上記の張力調整ボルト7の回動操作時には、第
1のカバー部材11をパーキングブレーキレバー1から取
り外す必要がないため、操作が簡易化されるという特徴
がある。
よって本実施例によれば、パーキングブレーキレバー
1の組付操作が簡易化され、且つパーキングブレーキレ
バー1と図外のパーキングブレーキ機構を連結する駆動
ワイヤの張力の変更が容易に実施可能になるという特有
の作用が得られる。
考案の効果 以上詳細に説明した如く、本考案にかかるパーキング
ブレーキレバーのカバー部材取付構造によれば、以下に
記す効果が得られる。
即ち、パーキングブレーキレバーの組付時には、第2
のカバー部材をフロアパネルに固定し、パーキングブレ
ーキレバーの取付基部が軸支された取付ブラケットを第
2のカバー部材の嵌合溝内に挿入して該取付ブラケット
をフロアパネルに固定した後、パーキングブレーキレバ
ーの上面から第1のカバー部材をかぶせるようにして配
置するという操作を行うことによって第1及び第2のカ
バー部材の取付を完了することができる。従って該パー
キングブレーキレバーの組付操作が極めて簡易化される
という効果がある。
更にパーキングブレーキレバーの使用中に該パーキン
グブレーキの効きが弱くなった場合には、該パーキング
ブレーキレバーのフロント方向から第1のカバー部材の
開口を利用してボルト調整工具を該パーキングブレーキ
レバーの取付ブラケットに向けて差し込み、この取付ブ
ラケットからフロント方向に向けて配備された張力調整
ボルトを回動して調整するという操作を実施することに
よってパーキングブレーキレバーとパーキングブレーキ
機構を連結する駆動ワイヤの張力を変更することが可能
となる。上記の操作時には、第1のカバー部材をパーキ
ングブレーキレバーから取り外す必要がないため、張力
調整ボルトの回動操作が簡易化されるという大きな効果
が発揮される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案にかかるパーキングブレーキレバーのカ
バー部材取付構造の一実施例を示す分解斜視図、第2図
は同組付時における第1図のII−II線に沿う断面図、第
3図は同組付時における第1図のIII−III線に沿う断面
図である。 1……パーキングブレーキレバー、1a……把持部、1b…
…取付基部、1c……切欠部、3……取付ブラケット、5
……ピン、7……張力調整ボルト、11……第1のカバー
部材、11a……開口、13……ストッパ、15……第2のカ
バー部材、15a……基板、15c……嵌合溝、15d……ボル
ト挿通孔、17……隔壁、19……フロアパネル、23……ボ
ルト調整工具、

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】フロアパネルに固定された取付ブラケット
    に対して回動可能に軸支されたパーキングブレーキレバ
    ーと、該パーキングブレーキレバーの上面及び左右側面
    が被覆され、フロント方向に開口を有する第1のカバー
    部材と、フロント方向に前記第1のカバー部材の嵌合溝
    が形成されてフロアパネルに固定された第2のカバー部
    材と、前記取付ブラケットに第1のカバー部材の開口に
    向けて設けられ、パーキングブレーキレバーとパーキン
    グブレーキ機構を連結する駆動ワイヤの張力を調整し得
    るワイヤ張力調整機構とを具備して成ることを特徴とす
    るパーキングブレーキレバーのカバー部材取付構造。
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