JP3968838B2 - コンソールボックスにおけるリッドの取付構造 - Google Patents
コンソールボックスにおけるリッドの取付構造 Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンソールボックスにおけるリッドの取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
コンソールボックスは、自動車の運転席と助手席との間に配設されて、小物を収容するボックスとして利用されるものであり、その一形式として、実開平7−31492号公報に示されているように、コンソールボックスの外郭を構成するボックス本体と、同ボックス本体の内部に固定されて同ボックス本体の内郭を構成するボックスと、前記ボックス本体の上端開口部の一端にヒンジを介して上下方向へ可動可能に取付けられて前記ボックス本体の上端開口部を閉鎖するリッドを備えたコンソールボックスがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、かかる形式のコンソールボックスにおいては、リッドを取付けているヒンジがボックス本体の上端開口部の一端に固定されていることから、リッドの開閉操作時の荷重、回転モーメントがボックス本体の上端開口部にのみ作用することになる。
【0004】
このため、ボックス本体は十分に剛性を備えいることが必要で、ボックス本体の剛性が十分に確保されていなければ、ボックス本体は、繰返しなされるリッドの開閉操作にて繰返し作用する荷重、回転モーメントに耐えきれず、変形や破損を生じるおそれがある。
【0005】
従って、本発明の目的は、この種形式のコンソールボックスにおけるリッドの取付構造において、リッドの開閉操作にて繰返し作用する荷重、回転モーメントに対して有利な取付構造を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、コンソールボックスにおけるリッドの取付構造に関する。本発明が適用対象とするコンソールボックスは、コンソールボックスの内郭を構成するボックスと、前記ボックスの外側に位置して前記コンソールボックスの外郭を構成するとともに前記ボックスの上端開口部の後端側部位を覆蓋するボックス本体と、前記ボックスおよび前記ボックス本体の後端側部位間に配置されたヒンジを介して上下方向へ回動可能に取付けられて前記ボックス本体の上端開口部を開閉動作するリッドを備えた形式のコンソールボックスである。しかして、本発明に係るリッドの取付構造においては、前記ヒンジは、ヒンジブラケットと同ヒンジブラケットに回動可能に組付けられたヒンジアームを備え、前記ヒンジブラケットは、前記ボックスの前記後端側部位と同後端側部位を覆蓋する前記ボックス本体の前記後端側部位間にて挟持された状態で固定され、前記ヒンジアームは、前記ボックス本体の前記後端側部位に設けられて前後方向に延びる溝部を通して前記リッドの下面の後端側部位に延びて同後端側部位に固定されていることを特徴とするものである。
【0007】
【発明の作用・効果】
本発明に係るリッドの取付構造においては、ヒンジの構成部材であるヒンジブラケットをボックス本体とボックスとにより挟持した状態でこれら両者に一体的に固定しているため、リッドの開閉操作時の荷重、回転モーメントはボックス本体とボックスの両者に分散され、これら両者にそれぞれ作用する力は大きく弱められる。このため、ボックス本体が必ずしも十分な剛性を備えいていなくとも、リッドの開閉操作にて繰返し作用する荷重、回転モーメントに十分に耐えて、ボックス本体に変形や破損が発生することがなく、極めて有利な取付構造ということができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図面に基づいて説明すると、図1〜図3には本発明が適用対象とするコンソールボックスのリッドを取外した状態が示され、図4にはコンソールボックスを構成するボックス本体と、ボックスと、ヒンジブラケットの関係が示され、図5〜図7には本発明に係るリッドの取付構造が示されている。
【0009】
コンソールボックスは、ボックス本体11と、ボックス12と、リッド13を備え、リッド13はボックス本体11およびボックス12にヒンジ20を介して取付けられている。
【0010】
ボックス本体11はコンソールボックスの外郭を構成するもので、平面長方形状で前部が低くかつ後部が高い段付き形状に形成されていて、下面全体が開口している。ボックス本体11の前部11aには、長方形状の凹所11bが形成されており、また、ボックス本体11の後部11cは上方にも開口している。ボックス12は、コンソールボックスの内郭を構成するもので、上方に開口する箱体であって、ボックス本体11の後部11cに嵌合する大きさに形成されている。
【0011】
ボックス12は、ボックス本体11の後部11cに下方から嵌合されていて、この嵌合状態で、図2に示すように、各側部にて各スクリュー14aによりボックス本体11に固定され、かつ、底部にて各スクリュー14bにより車両のフロアパネル15に固定されている。また、ボックス本体11はその前部11aの底部にて各スクリュー14cにより車両のフロアパネル15に固定されている。
【0012】
リッド13を取付けるためのヒンジ20は、図4〜図7に示すように、ヒンジブラケット21、ヒンジシャフト22、一対のヒンジアーム23、および一対のスプリング24を備えている。
【0013】
ヒンジブラケット21は、左右一対の支持ブラケット21aと、両支持ブラケット21aを連結する連結プレート21bと、連結プレート21bの下端から水平に延びる取付ブラケット21cからなり、これらは一体に形成されている。ヒンジシャフト22は、各ヒンジアーム23を挿通した状態で、その各端部にて各支持ブラケット21aに取付けられて支持されている。各ヒンジアーム23は、ヒンジシャフト22上に回転可能に支持されている。各スプリング24は、ヒンジシャフト22に挿通された状態で、ヒンジブラケット21の連結プレート21bと各ヒンジアーム23とに掛止されている。
【0014】
ヒンジ20においては、各ヒンジアーム23をボックス本体11の後端部に設けた各溝部11dに挿通した状態でボックス12の後端部とボックス本体11の後端部間に位置させ、各支持ブラケット21aの下端面をボックス本体11の外側ボスピン11eとボックス12の外側ブラケット12aにて挟持させた状態で各スクリュー25aにより固定され、また、取付ブラケット21cの先端面をボックス本体11の内側ボスピン11fとボックス12の内側ブラケット12bにて挟持させた状態で各スクリュー25bにより固定されている。なお、当該コンソールボックスにおいては、ボックス本体11の後端部は本発明における「ボックス本体の後端側部位」に該当し、かつ、ボックス12の外側ブラケット12aおよび内側ブラケット12bは、本発明における「ボックスの後端側部位」に該当する。
【0015】
リッド13は、このように固定されたヒンジ20の各ヒンジアーム23の先端に固定されていて、両スプリング24により図5の図示時計方向、すなわち、開放する方向へ付勢されている。リッド13は、両スプリング24に抗して回動させることによりボックス本体11およびボックス12の上端開口部を覆蓋するとともに、前端部に設けた図示しない掛止爪をボックス本体11における上端開口部の前縁部に設けた掛止穴11gに掛止することにより、ボックス本体11およびボックス12の上端開口部に対する覆蓋状態を保持している。
【0016】
かかる構成のリッド13の取付構造においては、ヒンジ20を構成するヒンジブラケット21をボックス本体11とボックス12とにより挟持した状態でこれら両者に一体的に固定している。このため、リッド13の開閉操作時の荷重、回転モーメントはボックス本体11とボックス12の両者に分散され、これら両者にそれぞれ作用する力は大きく弱められる。
【0017】
この結果、ボックス本体11が必ずしも十分な剛性を備えいていなくとも、リッド13の開閉操作にて繰返し作用する荷重、回転モーメントに十分に耐えて、ボックス本体11に変形や破損が発生することがなく、極めて有利な取付構造ということができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用対象とするコンソールボックスのリッドを除いた状態の斜視図である。
【図2】同コンソールボックスにおける図1の矢印2−2線方向の縦断面図である。
【図3】同コンソールボックスにおける図1の矢印3−3線方向の縦断面図である。
【図4】同コンソールボックスにおけるボックス本体、ボックス、およびヒンジブラケットの関係を示す部分斜視図である。
【図5】同コンソールボックスにおける図4の矢印5−5線に該当する部位での縦断面図である。
【図6】同コンソールボックスにおける図4の矢印6−6線に該当する部位での縦断面図である。
【図7】同コンソールボックスにおける図5の矢印7方向からボックス本体を透視して視たヒンジの背面図である。
【符号の説明】
11…ボックス本体、11a…前部、11b…凹所、11c…後部、11d…溝部、11e…外側ボスピン、11f…内側ボスピン、11g…掛止穴、12…ボックス、12a…外側ブラケット、12b…内側ブラケット、13…リッド、14a,14b,14c…スクリュー、15…フロア、20…ヒンジ、21…ヒンジブラケット、21a…支持ブラケット、21b…連結プレート、21c…取付ブラケット、22…ヒンジシャフト、23…ヒンジアーム、24…スプリング、25a,25b…スクリュー。
Claims (1)
- コンソールボックスの内郭を構成するボックスと、前記ボックスの外側に位置して前記コンソールボックスの外郭を構成するとともに前記ボックスの上端開口部の後端側部位を覆蓋するボックス本体と、前記ボックスおよび前記ボックス本体の後端側部位間に配置されたヒンジを介して上下方向へ回動可能に取付けられて前記ボックス本体の上端開口部を開閉動作するリッドを備えたコンソールボックスにおけるリッドの取付構造であり、前記ヒンジは、ヒンジブラケットと同ヒンジブラケットに回動可能に組付けられたヒンジアームを備え、前記ヒンジブラケットは、前記ボックスの前記後端側部位と同後端側部位を覆蓋する前記ボックス本体の前記後端側部位間にて挟持された状態で固定され、前記ヒンジアームは、前記ボックス本体の前記後端側部位に設けられて前後方向に延びる溝部を通して前記リッドの下面の後端側部位に延びて同後端側部位に固定されていることを特徴とするコンソールボックスにおけるリッドの取付構造。
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