JPH0716526Y2 - シートベルトのアンカー部構造 - Google Patents

シートベルトのアンカー部構造

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Publication number
JPH0716526Y2
JPH0716526Y2 JP3148688U JP3148688U JPH0716526Y2 JP H0716526 Y2 JPH0716526 Y2 JP H0716526Y2 JP 3148688 U JP3148688 U JP 3148688U JP 3148688 U JP3148688 U JP 3148688U JP H0716526 Y2 JPH0716526 Y2 JP H0716526Y2
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JP
Japan
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seat belt
engine cover
rotary hinge
anchor hole
vehicle body
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Expired - Lifetime
Application number
JP3148688U
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English (en)
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JPH01134554U (ja
Inventor
敏 小竹
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Aichi Machine Industry Co Ltd
Original Assignee
Aichi Machine Industry Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、シートベルトのアンカー部構造に関するも
のである。
(従来技術及びその課題) 従来、例えば第3図に示すようなワンボックスカー等に
おいては、車体51の前部運転席側にエンジンが搭載され
ており、このエンジンを覆蓋するために車室内にエンジ
ンカバー52が開閉可能に設置されている。
そのエンジンカバー52を第4図に拡大して示すと、エン
バンカバー52の後端部には回転ヒンジ55,55が連結され
ており、この回転ヒンジ55の端部が車体51のフロア面に
固定されて、回転ヒンジ55を介しフロア面に対しエンジ
ンカバー52が点検時等に開閉可能なものとなっている。
又、従来においては助手席のシートベルトの端部をこの
エンジンカバー52に連結しており、エンジンカバー52に
はシートベルトの端部を連結するためのシートベルトア
ンカー穴53が穿設されており、このシートベルトアンカ
ー穴53の裏面側にはシートベルトアンカー穴53に挿通さ
れるボルト等を止めるためのシートベルトアンカー用レ
インフ54が固設されて構成されている。
このような従来構造においては、シートベルトアンカー
穴53にシートベルトの端部を連結して使用する時に、シ
ートベルトに掛かる張力がこのシートベルトアンカー穴
53に伝えられるため、シートベルトを強固に保持するた
めには、自ずとこのシートベルトアンカー穴53の周辺部
の強度を大にしておく必要があり、エンジンカバーの板
厚を厚く形成して補強対策を取るか、又はシートベルト
アンカー穴53の裏側のシートベルトアンカー用レインフ
54等を強固なものとして補強対策を施しておく必要があ
った。そのため、エンジンカバー52全体の重量が増大
し、又、エンジンカバー52の制作コストが増大するとい
う問題点があった。
(課題を解決するための手段) 本考案は上記従来の問題点に鑑み案出したものであっ
て、エンジンカバーの補強対策を取る必要がなく、エン
ジンカバーを安価に製作し得るシートベルトのアンカー
部構造を提供せんことを目的とし、その要旨は、エンジ
ンカバーと車体を連結する回転ヒンジにアンカー穴を形
成し、該アンカー穴にシートベルトの端部を連結して、
シートベルトに掛かる張力が回転ヒンジを介し直接車体
側へ作用するように構成したことである。
(作用) エンジンカバーの回転ヒンジにアンカー穴を形成し、こ
のアンカー穴にシートベルトの端部を連結する構成とし
たため、シートベルトに掛かる張力は回転ヒンジを介し
直接車体側に伝えられ、従来のようにシートベルトの張
力がエンジンカバーには直接伝わらないため、エンジン
カバーを薄く安価に形成させておくことができる。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
第1図はエンジンカバーの斜視図であり、エンジンカバ
ー1の後縁部には回転ヒンジ2,2が固設されており、こ
の回転ヒンジ2,2の一端部は車体のフロア面に固定され
ており、この回転ヒンジ2,2を介しエンジンカバー1が
フロア面に対し開閉可能となっている。
本例においては、この回転ヒンジ2の他端部の前端部付
近にアンカー穴2aが穿設されており、第2図に示すよう
に、このアンカー穴2aに連結ボルト3を通して、シート
ベルト4の端部を連結ボルト3を介し回転ヒンジ2に連
結させたものである。
このように構成することにより、シートベルトの使用時
に、シートベルト4に伝わる張力が連結ボルト3を介し
回転ヒンジ2に伝えられ、さらに回転ヒンジ2を介し張
力は車体のフロア面に直接作用することとなる。そのた
め、エンジンカバー1にはシートベルト4からの張力は
作用せず、そのため従来のようにエンジンカバー1にア
ンカー穴用の補強対策を施す必要がなく、エンジンカバ
ー1を薄く形成させることもでき、又、従来のようなシ
ートベルトアンカー用レインフが不要となるため、エン
ジンカバー1の重量を軽減させ、かつ安価に造形するこ
とができるものである。
尚、アンカー穴2aは回転ヒンジ2の適所に形成させるこ
とができるものであり、又、回転ヒンジ2の設置位置等
も特に限定されるものではない。
(考案の効果) 本考案のシートベルトのアンカー部構造は、エンジンカ
バーと車体を連結する回転ヒンジにアンカー穴を形成
し、該アンカー穴にシートベルトの端部を連結して、シ
ートベルトに掛かる張力が回転ヒンジを介し直接車体側
へ作用するように構成したことにより、エンジンカバー
に補強対策を施す必要がなく、エンジンカバーを安価か
つ軽量に造形し得る効果を有する。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の一実施例を示し、第1図はエンジンバーの
斜視図、第2図は第1図の回転ヒンジ周辺の要部拡大斜
視図、第3図はワンボックスカーの斜視図、第4図は従
来のエンジンカバーの斜視図である。 1……エンジンカバー、2……回転ヒンジ 2a……アンカー穴、3……連結ボルト 4……シートベルト

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジンカバーと車体を連結する回転ヒン
    ジにアンカー穴を形成し、該アンカー穴にシートベルト
    の端部を連結して、シートベルトに掛かる張力が回転ヒ
    ンジを介し直接車体側へ作用するように構成したことを
    特徴とするシートベルトのアンカー部構造。
JP3148688U 1988-03-09 1988-03-09 シートベルトのアンカー部構造 Expired - Lifetime JPH0716526Y2 (ja)

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Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01134554U JPH01134554U (ja) 1989-09-13
JPH0716526Y2 true JPH0716526Y2 (ja) 1995-04-19

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JP3148688U Expired - Lifetime JPH0716526Y2 (ja) 1988-03-09 1988-03-09 シートベルトのアンカー部構造

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JPH01134554U (ja) 1989-09-13

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