JP3356923B2 - コンバインの駐車ブレーキ操作構造 - Google Patents
コンバインの駐車ブレーキ操作構造Info
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- JP3356923B2 JP3356923B2 JP265896A JP265896A JP3356923B2 JP 3356923 B2 JP3356923 B2 JP 3356923B2 JP 265896 A JP265896 A JP 265896A JP 265896 A JP265896 A JP 265896A JP 3356923 B2 JP3356923 B2 JP 3356923B2
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- Japan
- Prior art keywords
- lever
- brake
- control tower
- locking member
- shaft
- Prior art date
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- Braking Elements And Transmission Devices (AREA)
- Harvester Elements (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンバインの駐車
ブレーキ操作構造に関する。
ブレーキ操作構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のコンバインの駐車ブレー
キ操作構造としては、例えば実開平5‐16532号公
報に開示されているように、ステップ部に配設したブレ
ーキペダルと一体に変位操作自在な手動ブレーキレバー
を設け、ブレーキ操作位置とブレーキ操作解除位置とに
わたって変位するこの手動ブレーキレバーのブレーキ解
除側への移動を規制しブレーキ作動状態のまま維持して
おく係止部材を、操縦塔の横外隅角の縁部において上下
軸芯周りで揺動自在な操作軸部材の下端部に設け、その
操作軸部材の上部にレバー部を一体に設けた構造が提案
されている。
キ操作構造としては、例えば実開平5‐16532号公
報に開示されているように、ステップ部に配設したブレ
ーキペダルと一体に変位操作自在な手動ブレーキレバー
を設け、ブレーキ操作位置とブレーキ操作解除位置とに
わたって変位するこの手動ブレーキレバーのブレーキ解
除側への移動を規制しブレーキ作動状態のまま維持して
おく係止部材を、操縦塔の横外隅角の縁部において上下
軸芯周りで揺動自在な操作軸部材の下端部に設け、その
操作軸部材の上部にレバー部を一体に設けた構造が提案
されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来構造のものでは、レバー部、操作軸部材及び係止部材
の全体を一体的に作動させるもので、その全体が外部に
露出される構造となっていたから、作業者が例えば座席
等に着座した状態で膝等が操作軸部材に接触したりし
て、不当にレバー部、操作軸部材及び係止部材の姿勢を
変更させてしまう虞れがあるとともに、レバー部に対し
ても他物が接触しやすくなっており、係止部材等の姿勢
をその接触により変更させてしまう虞れがあった。
来構造のものでは、レバー部、操作軸部材及び係止部材
の全体を一体的に作動させるもので、その全体が外部に
露出される構造となっていたから、作業者が例えば座席
等に着座した状態で膝等が操作軸部材に接触したりし
て、不当にレバー部、操作軸部材及び係止部材の姿勢を
変更させてしまう虞れがあるとともに、レバー部に対し
ても他物が接触しやすくなっており、係止部材等の姿勢
をその接触により変更させてしまう虞れがあった。
【0004】本発明は、上記実情に鑑みてなされたもの
であって、操縦作業者の膝等や物等が不当に接触したり
することを抑制できるコンバインの駐車ブレーキ操作構
造の提供を目的とする。
であって、操縦作業者の膝等や物等が不当に接触したり
することを抑制できるコンバインの駐車ブレーキ操作構
造の提供を目的とする。
【0005】
(構成) 本発明の請求項1にかかるコンバインの駐車
ブレーキ操作構造は、ステップ部に配設したブレーキペ
ダルと一体に変位操作自在な手動ブレーキレバーを設
け、操縦塔内の横外隅角の縁部において上下軸芯周りに
揺動自在でブレーキ解除操作状態側に弾性付勢させてあ
る操作軸の下端部に、前記手動ブレーキレバーをブレー
キ作動状態に維持しておく係止部材を設け、この係止部
材を前記操縦塔の下部より側部外方に露出させてあると
ともに、前記操作軸の上部に一体に設けたレバー部を前
記操縦塔の上部に形成した開口より外部に露出させ、前
記操縦塔の上部の横側面及び後側面を下すぼまり状の傾
斜面に形成し、ブレーキ解除操作状態にある前記レバー
部を、前記傾斜面に沿う姿勢で、そのレバー端部が後方
側に向き、平面視で前記操縦塔の輪郭内におおかたの部
分が位置するように設定し、かつ、係止部材を手動ブレ
ーキレバーに係止させた係止状態にある前記レバー部
を、そのレバー端部が前記後方側に向く姿勢から横側方
に向きを変えて、側面視で前記操縦塔の輪郭内に位置す
るように設定してあることを特徴構成とする。
ブレーキ操作構造は、ステップ部に配設したブレーキペ
ダルと一体に変位操作自在な手動ブレーキレバーを設
け、操縦塔内の横外隅角の縁部において上下軸芯周りに
揺動自在でブレーキ解除操作状態側に弾性付勢させてあ
る操作軸の下端部に、前記手動ブレーキレバーをブレー
キ作動状態に維持しておく係止部材を設け、この係止部
材を前記操縦塔の下部より側部外方に露出させてあると
ともに、前記操作軸の上部に一体に設けたレバー部を前
記操縦塔の上部に形成した開口より外部に露出させ、前
記操縦塔の上部の横側面及び後側面を下すぼまり状の傾
斜面に形成し、ブレーキ解除操作状態にある前記レバー
部を、前記傾斜面に沿う姿勢で、そのレバー端部が後方
側に向き、平面視で前記操縦塔の輪郭内におおかたの部
分が位置するように設定し、かつ、係止部材を手動ブレ
ーキレバーに係止させた係止状態にある前記レバー部
を、そのレバー端部が前記後方側に向く姿勢から横側方
に向きを変えて、側面視で前記操縦塔の輪郭内に位置す
るように設定してあることを特徴構成とする。
【0006】(作用) 本発明の請求項1にかかる構成
によれば、操作軸は、操縦塔内に収納させた状態で支持
されながら、その操作軸の下端部に一体に設けられる係
止部材及び上端部に設けられるレバー部は操縦塔より外
部に露出させてあるので、操作等は行いやすいままに維
持されながらも、操作軸が操縦塔内に支持されることに
より、操縦塔によって操作軸が保護されて搭乗作業者の
膝等が操作軸に不当に接触することや他物が接触するこ
とを回避できる。また、レバー部は、操縦塔の上部の横
側面及び後側面を下すぼまり状の傾斜面に形成してオー
バーハング状に構成したその傾斜面に沿わせるように
し、かつ平面視で操縦塔の輪郭内に大部分が位置するよ
うにして、ブレーキ解除操作状態のときに維持しておく
ことでこのレバー部についても他物との接触や搭乗操縦
者の膝等の接触を抑制できるようになっている。また、
操作軸をブレーキ解除操作状態側に弾性付勢させてある
ので、係止部材を手動ブレーキレバーに係止させた係止
状態を解除してブレーキ解除操作状態にするには、係止
解除される位置まで手動ブレーキレバーを下げるだけで
よい。
によれば、操作軸は、操縦塔内に収納させた状態で支持
されながら、その操作軸の下端部に一体に設けられる係
止部材及び上端部に設けられるレバー部は操縦塔より外
部に露出させてあるので、操作等は行いやすいままに維
持されながらも、操作軸が操縦塔内に支持されることに
より、操縦塔によって操作軸が保護されて搭乗作業者の
膝等が操作軸に不当に接触することや他物が接触するこ
とを回避できる。また、レバー部は、操縦塔の上部の横
側面及び後側面を下すぼまり状の傾斜面に形成してオー
バーハング状に構成したその傾斜面に沿わせるように
し、かつ平面視で操縦塔の輪郭内に大部分が位置するよ
うにして、ブレーキ解除操作状態のときに維持しておく
ことでこのレバー部についても他物との接触や搭乗操縦
者の膝等の接触を抑制できるようになっている。また、
操作軸をブレーキ解除操作状態側に弾性付勢させてある
ので、係止部材を手動ブレーキレバーに係止させた係止
状態を解除してブレーキ解除操作状態にするには、係止
解除される位置まで手動ブレーキレバーを下げるだけで
よい。
【0007】(効果) 従って、本発明の請求項1にか
かる構成によれば、操作軸やレバー部に対して、搭乗操
縦者の膝等や他物が接触することが抑制されているか
ら、不当に係止部材が変位作動したりして、手動ブレー
キレバー等に接触したり、誤ってブレーキ状態に保持さ
れたりする等の不具合の発生や、作業者が乗り降りする
際に衣服等をレバー部や係止部材に引っ掛けたりする等
の不具合の発生を抑制できるに至った。また、操作軸が
操縦塔内に隠れるので、デザイン的に見栄えが良い等の
効果も奏する。
かる構成によれば、操作軸やレバー部に対して、搭乗操
縦者の膝等や他物が接触することが抑制されているか
ら、不当に係止部材が変位作動したりして、手動ブレー
キレバー等に接触したり、誤ってブレーキ状態に保持さ
れたりする等の不具合の発生や、作業者が乗り降りする
際に衣服等をレバー部や係止部材に引っ掛けたりする等
の不具合の発生を抑制できるに至った。また、操作軸が
操縦塔内に隠れるので、デザイン的に見栄えが良い等の
効果も奏する。
【0008】(構成) 本発明の請求項2にかかるコン
バインの駐車ブレーキ操作構造は、請求項1に記載のも
のにおいて、前記操作軸を前記操縦塔に前記上下軸芯周
りで揺動自在に挿通支持するブラケットを、コの字状に
屈折した板金材で構成するとともに、一本の棒材を多段
階に曲げ形成して前記操作軸と前記レバー部とを一体形
成してあることを特徴構成とする。
バインの駐車ブレーキ操作構造は、請求項1に記載のも
のにおいて、前記操作軸を前記操縦塔に前記上下軸芯周
りで揺動自在に挿通支持するブラケットを、コの字状に
屈折した板金材で構成するとともに、一本の棒材を多段
階に曲げ形成して前記操作軸と前記レバー部とを一体形
成してあることを特徴構成とする。
【0009】(作用) 本発明の請求項2にかかる構成
によれば、操作軸を操縦塔に上下軸芯周りで揺動自在に
挿通支持するブラケットを、コの字状に屈折した板金材
で構成するとともに、一本の棒材を多段階に曲げ形成し
て前記操作軸と前記レバー部とを一体形成してあるか
ら、予め操作軸にブラケットを装着したユニットとして
構成しておいてから、その操作軸をブラケットを介して
操縦塔に取りつければ良い。
によれば、操作軸を操縦塔に上下軸芯周りで揺動自在に
挿通支持するブラケットを、コの字状に屈折した板金材
で構成するとともに、一本の棒材を多段階に曲げ形成し
て前記操作軸と前記レバー部とを一体形成してあるか
ら、予め操作軸にブラケットを装着したユニットとして
構成しておいてから、その操作軸をブラケットを介して
操縦塔に取りつければ良い。
【0010】(効果) 従って、本発明の請求項2にか
かる構成によれば、操作軸をブラケットに挿通させてお
いて、かつ、組付けた状態では、操作軸の段部がブラケ
ットの抜け止めを行う機能を発揮することになるから、
抜け止めを行う部材を省略できて、部品点数の低減を図
れるとともに、操作軸とブラケットとを予めユニットと
して構成することによって、組付作業が簡易になり、作
業能率を向上できる。
かる構成によれば、操作軸をブラケットに挿通させてお
いて、かつ、組付けた状態では、操作軸の段部がブラケ
ットの抜け止めを行う機能を発揮することになるから、
抜け止めを行う部材を省略できて、部品点数の低減を図
れるとともに、操作軸とブラケットとを予めユニットと
して構成することによって、組付作業が簡易になり、作
業能率を向上できる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1に、コンバインを示してい
る。このコンバインは、左右一対のクローラ走行装置
1,1に支持された機体2に脱穀装置3、搭乗操縦部
4、グレンタンク5等を搭載装備するとともに、機体2
の前端部に、刈取前処理部6を横軸芯周りで揺動昇降自
在に装着して構成している。
に基づいて説明する。図1に、コンバインを示してい
る。このコンバインは、左右一対のクローラ走行装置
1,1に支持された機体2に脱穀装置3、搭乗操縦部
4、グレンタンク5等を搭載装備するとともに、機体2
の前端部に、刈取前処理部6を横軸芯周りで揺動昇降自
在に装着して構成している。
【0012】図1乃至図4に示すように、搭乗操縦部4
におけるステップ部7の前部に、操縦塔8を立設すると
ともに、搭乗操縦部4の後部には、搭乗作業者が着座す
る操縦座席9を配設している。操縦塔8は、板金部材等
で箱状に形成されたものであって、前後幅を狭く、一方
左右幅を広く設定したものであって、その上面部に操向
等を行う操作レバー10や操縦用のパネル11等が配設
されている。そして、操縦塔8の上部の横側面及び後側
面を、図1乃至図3に示すように、下すぼまり状の傾斜
面8a,8bに形成して、下方からみてオーバーハング
した構成となっている。そして、操縦塔8の右側部の上
部には、バックミラー12を配設している。
におけるステップ部7の前部に、操縦塔8を立設すると
ともに、搭乗操縦部4の後部には、搭乗作業者が着座す
る操縦座席9を配設している。操縦塔8は、板金部材等
で箱状に形成されたものであって、前後幅を狭く、一方
左右幅を広く設定したものであって、その上面部に操向
等を行う操作レバー10や操縦用のパネル11等が配設
されている。そして、操縦塔8の上部の横側面及び後側
面を、図1乃至図3に示すように、下すぼまり状の傾斜
面8a,8bに形成して、下方からみてオーバーハング
した構成となっている。そして、操縦塔8の右側部の上
部には、バックミラー12を配設している。
【0013】前記操縦塔8の右側端の後方に位置するス
テップ部7には、ブレーキ操作用のブレーキペダル13
を踏み込み操作可能な状態で配設している。このブレー
キペダル13に一体に手動ブレーキレバー14を設けて
いる。この手動ブレーキレバー14は、操縦塔8の右横
側脇より前方に延出された状態で設けている。ブレーキ
ペダル13及び手動ブレーキレバー14は、クローラ走
行装置1,1に制動を与える図示しないブレーキ装置に
連係させているとともに、ブレーキペダル13及び手動
ブレーキレバー14は、ブレーキ非操作側にスプリング
等で弾性付勢している。そして、細長板材製の手動ブレ
ーキレバー14をブレーキ操作位置にしたままで、その
手動ブレーキレバー14をブレーキ解除位置に揺動でき
ないよう規制するための駐車ブレーキ操作機構15を設
けている。以下、この駐車ブレーキ操作機構15につい
て説明する
テップ部7には、ブレーキ操作用のブレーキペダル13
を踏み込み操作可能な状態で配設している。このブレー
キペダル13に一体に手動ブレーキレバー14を設けて
いる。この手動ブレーキレバー14は、操縦塔8の右横
側脇より前方に延出された状態で設けている。ブレーキ
ペダル13及び手動ブレーキレバー14は、クローラ走
行装置1,1に制動を与える図示しないブレーキ装置に
連係させているとともに、ブレーキペダル13及び手動
ブレーキレバー14は、ブレーキ非操作側にスプリング
等で弾性付勢している。そして、細長板材製の手動ブレ
ーキレバー14をブレーキ操作位置にしたままで、その
手動ブレーキレバー14をブレーキ解除位置に揺動でき
ないよう規制するための駐車ブレーキ操作機構15を設
けている。以下、この駐車ブレーキ操作機構15につい
て説明する
【0014】図2(イ),(ロ)、図3及び図4に示す
ように、操縦塔8における右側部後部の隅角部の上下2
箇所に内外連通する開口としての切欠き孔16,17を
形成している。そして、その隅角部の内方箇所に、ブラ
ケット18を取り付け、このブラケット18に上下方向
に沿った状態でかつ上下変位を規制した状態で上下軸芯
Z周りに回動自在に操作軸19を支持し、操作軸19の
下端部に連設した板材からなる係止部材20が下側の切
り欠き孔17より操縦塔8の外方に露出可能に配設して
いる。また、操作軸19の上部にこの操作軸19を曲げ
形成したレバー部21を連設しているとともに、前記切
り欠き孔16を通してレバー部21は外部に露出するよ
うに配設している。このレバー部21を人手により持っ
て操作することで、操作軸19、ひいては係止部材20
を上下軸芯Z周りに回動操作するのである。尚、この操
作軸19は巻きバネ22によって、図5及び図6に示す
ように、係止部材20を機体内方に格納する側に弾性付
勢させている。そして、係止部材20の下縁部には、前
記手動ブレーキレバー14を係合させて上方へ揺動しな
いよう規制する係止凹部23を切り欠き形成している。
係止部材20が操縦塔8より右横外方に突出する状態
で、手動ブレーキレバー14を係止凹部23に係合させ
ると、手動ブレーキレバー14の初期姿勢のブレーキ解
除操作状態への復帰付勢力により、操作軸19の巻きバ
ネ22による復帰付勢力にかかわらず、その係止状態が
維持される。この係止状態のときは、制動装置が制動作
動しているブレーキ作動状態となっているので、コンバ
インは駐車ブレーキ状態になっている。その係止状態を
解除して、ブレーキ解除操作状態にするには、係止解除
される位置まで手動ブレーキレバー14を下げるだけ
で、操作軸19の巻きバネ22による復帰回動の規制も
解除されるので、自動的に係止部材20が機体内方がわ
にほぼ90度回転する。このとき、レバー部21の方
は、そのレバー部21が操縦塔8の上部におけるオーバ
ーハング状に形成された外周の傾斜面8aに沿うように
して、その傾斜面8aにレバー部21が接当することで
回動が停止するものとなっている。このとき、レバー部
21は、図3に示すように、平面視で操縦塔8の輪郭内
(図3において、2点鎖線で示す最外郭形状を示す輪
郭)にその大部分が入り込んだ状態となって格納され
る。
ように、操縦塔8における右側部後部の隅角部の上下2
箇所に内外連通する開口としての切欠き孔16,17を
形成している。そして、その隅角部の内方箇所に、ブラ
ケット18を取り付け、このブラケット18に上下方向
に沿った状態でかつ上下変位を規制した状態で上下軸芯
Z周りに回動自在に操作軸19を支持し、操作軸19の
下端部に連設した板材からなる係止部材20が下側の切
り欠き孔17より操縦塔8の外方に露出可能に配設して
いる。また、操作軸19の上部にこの操作軸19を曲げ
形成したレバー部21を連設しているとともに、前記切
り欠き孔16を通してレバー部21は外部に露出するよ
うに配設している。このレバー部21を人手により持っ
て操作することで、操作軸19、ひいては係止部材20
を上下軸芯Z周りに回動操作するのである。尚、この操
作軸19は巻きバネ22によって、図5及び図6に示す
ように、係止部材20を機体内方に格納する側に弾性付
勢させている。そして、係止部材20の下縁部には、前
記手動ブレーキレバー14を係合させて上方へ揺動しな
いよう規制する係止凹部23を切り欠き形成している。
係止部材20が操縦塔8より右横外方に突出する状態
で、手動ブレーキレバー14を係止凹部23に係合させ
ると、手動ブレーキレバー14の初期姿勢のブレーキ解
除操作状態への復帰付勢力により、操作軸19の巻きバ
ネ22による復帰付勢力にかかわらず、その係止状態が
維持される。この係止状態のときは、制動装置が制動作
動しているブレーキ作動状態となっているので、コンバ
インは駐車ブレーキ状態になっている。その係止状態を
解除して、ブレーキ解除操作状態にするには、係止解除
される位置まで手動ブレーキレバー14を下げるだけ
で、操作軸19の巻きバネ22による復帰回動の規制も
解除されるので、自動的に係止部材20が機体内方がわ
にほぼ90度回転する。このとき、レバー部21の方
は、そのレバー部21が操縦塔8の上部におけるオーバ
ーハング状に形成された外周の傾斜面8aに沿うように
して、その傾斜面8aにレバー部21が接当することで
回動が停止するものとなっている。このとき、レバー部
21は、図3に示すように、平面視で操縦塔8の輪郭内
(図3において、2点鎖線で示す最外郭形状を示す輪
郭)にその大部分が入り込んだ状態となって格納され
る。
【0015】図5及び図6に示すように、係止部材20
は丸棒材製の操作軸19の下端部に溶接により連結され
る。そして、この操作軸19の上部側部分は、レバー部
21を形成するため、また前記ブラケット18に対する
上下方向での位置規制を行うため、2段階に折り曲げ形
成している。ブラケット18は、板材の両端部を90度
屈折し、その屈折した両端部のそれぞれに、操作軸19
を挿通するための支持棒挿通用切り欠きとしての透孔2
4,24を穿設している。操作軸19は予めブラケット
18の透孔24,24に挿通し、巻きバネ22の両端を
それぞれブラケット18と係止部材との係止孔に係止さ
せて、一つのユニットとして予め組付けておく。そし
て、その組付けたものを、操縦塔8の右側部の後部箇所
の内側隅角部に溶接等により取り付けるのである。
は丸棒材製の操作軸19の下端部に溶接により連結され
る。そして、この操作軸19の上部側部分は、レバー部
21を形成するため、また前記ブラケット18に対する
上下方向での位置規制を行うため、2段階に折り曲げ形
成している。ブラケット18は、板材の両端部を90度
屈折し、その屈折した両端部のそれぞれに、操作軸19
を挿通するための支持棒挿通用切り欠きとしての透孔2
4,24を穿設している。操作軸19は予めブラケット
18の透孔24,24に挿通し、巻きバネ22の両端を
それぞれブラケット18と係止部材との係止孔に係止さ
せて、一つのユニットとして予め組付けておく。そし
て、その組付けたものを、操縦塔8の右側部の後部箇所
の内側隅角部に溶接等により取り付けるのである。
【0016】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図1】コンバインを示す全体側面図
【図2】非操作状態(イ)と操作状態(ロ)の駐車ブレ
ーキ操作構造を示す側面図
ーキ操作構造を示す側面図
【図3】操縦塔における駐車ブレーキ操作用のレバー部
等を示す一部破断平面図
等を示す一部破断平面図
【図4】駐車ブレーキ操作機構等を示す正面図
【図5】駐車ブレーキ操作機構を示す分解斜視図
【図6】駐車ブレーキ操作機構の下部を示す側面図
【符号の説明】 7 ステップ部 8 操縦塔 13 ブレーキペダル 14 手動ブレーキレバー 16 開口 18 ブラケット 19 操作軸 20 係止部材 21 レバー部 Z 上下軸芯
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−244765(JP,A) 実開 昭59−42748(JP,U) 実開 昭59−68045(JP,U) 実開 平5−16532(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01D 69/10 B60T 7/02 B60T 7/08 B62D 49/00
Claims (2)
- 【請求項1】 ステップ部(7)に配設したブレーキペ
ダル(13)と一体に変位操作自在な手動ブレーキレバ
ー(14)を設け、 操縦塔(8)内の横外隅角の縁部において上下軸芯
(Z)周りに揺動自在でブレーキ解除操作状態側に弾性
付勢させてある操作軸(19)の下端部に、前記手動ブ
レーキレバー(14)をブレーキ作動状態に維持してお
く係止部材(20)を設け、 この係止部材(20)を前記操縦塔(8)の下部より側
部外方に露出させてあるとともに、前記操作軸(19)
の上部に一体に設けたレバー部(21)を前記操縦塔
(8)の上部に形成した開口(16)より外部に露出さ
せ、 前記操縦塔(8)の上部の横側面及び後側面を下すぼま
り状の傾斜面に形成し、ブレーキ解除操作状態にある前
記レバー部(21)を、前記傾斜面に沿う姿勢で、その
レバー端部が後方側に向き、平面視で前記操縦塔(8)
の輪郭内におおかたの部分が位置するように設定し、 かつ、係止部材(20)を手動ブレーキレバー(14)
に係止させた係止状態にある前記レバー部(21)を、
そのレバー端部が前記後方側に向く姿勢から横側方に向
きを変えて、側面視で前記操縦塔(8)の輪郭内に位置
するように設定してあるコンバインの駐車ブレーキ操作
構造。 - 【請求項2】 前記操作軸(19)を前記操縦塔(8)
に前記上下軸芯(Z)周りで揺動自在に挿通支持するブ
ラケット(18)を、コの字状に屈折した板金材で構成
するとともに、一本の棒材を多段階に曲げ形成して前記
操作軸(19)と前記レバー部(21)とを一体形成し
てある請求項1記載のコンバインの駐車ブレーキ操作構
造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP265896A JP3356923B2 (ja) | 1996-01-10 | 1996-01-10 | コンバインの駐車ブレーキ操作構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP265896A JP3356923B2 (ja) | 1996-01-10 | 1996-01-10 | コンバインの駐車ブレーキ操作構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09187145A JPH09187145A (ja) | 1997-07-22 |
JP3356923B2 true JP3356923B2 (ja) | 2002-12-16 |
Family
ID=11535450
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP265896A Expired - Fee Related JP3356923B2 (ja) | 1996-01-10 | 1996-01-10 | コンバインの駐車ブレーキ操作構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3356923B2 (ja) |
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1996
- 1996-01-10 JP JP265896A patent/JP3356923B2/ja not_active Expired - Fee Related
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