JP2007146512A - 作業車輌 - Google Patents

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Abstract

【課題】作業機を車輌本体に取付可能な作業車輌であって、運転席周辺のコンパクト化の向上を図りつつ、前記作業機の操作の際に着座する部分の構成を簡素化でき、それだけ低コスト化を実現できる作業車輌を提供する。
【解決手段】作業機200を車輌本体100に取付可能な作業車輌Aは、運転席10と、後輪フェンダー11とを備え、後輪フェンダー11のうちの運転席10の後部分に着座可能な着座部111aが設けられている。
【選択図】図3

Description

本発明は、作業機を車輌本体に取付可能な作業車輌に関する。
バックホー等の作業機をトラクタ等の車輌本体に取付可能な作業車輌は、従来より知られている。
この種の作業車輌は、一般的に、車輌本体を操作する際には作業者が該車輌本体に設けられた運転席に着座した状態で前方を向いて該車輌本体の操作を行う一方、作業機を操作する際には作業者が前記運転席と前記作業機との間で後方を向いて該作業機の操作を行うように構成されている。
このような従来の作業車輌として、運転席が前向き姿勢と後向き姿勢とをとり得るように構成され、作業機を操作する際には該運転席を前向き姿勢から旋回させて後向き姿勢とする作業車輌が提案されている(例えば、下記特許文献1参照)。
ところが、前記した従来の作業車輌では、作業機を操作する際に運転席を前向き姿勢から旋回させる為の該運転席周辺部の空間を設ける必要がある。また作業機の操作の際に着座する部分の構成が複雑となり易く、高コスト化を招く。
特開2003−129517号公報
本発明は、斯かる従来技術に鑑みなされたものであり、作業機を車輌本体に取付可能な作業車輌であって、運転席周辺のコンパクト化の向上を図りつつ、前記作業機の操作の際に着座する部分の構成を簡素化でき、それだけ低コスト化を実現できる作業車輌の提供を、一の目的とする。
本発明は、前記課題を解決するために、作業機を車輌本体に取付可能な作業車輌であって、運転席と、後輪フェンダーとを備え、前記後輪フェンダーのうちの前記運転席の後部分に着座可能な着座部が設けられていることを特徴とする作業車輌を提供する。
本発明に係る作業車輌において、前記運転席は、前記後輪フェンダーの上方に配置される場合を例示できる。
また、前記運転席が前記後輪フェンダーの上方に配置される場合、前記後輪フェンダーとして、前記車輌本体に備えられる左右一対の後輪の上方をそれぞれ覆う左右一対のフェンダー部と、該左右一対のフェンダー部を連結するフェンダー連結部とを含む場合を例示できる。
この場合、例えば、次の(a)及び(b)の具体的態様を挙げることができる。即ち、
(a)前記フェンダー連結部が前記左右一対のフェンダー部間に延び且つ車輌前後方向において少なくとも前記運転席の後端部より後方に延びている態様。この態様では、前記着座部は、該フェンダー連結部のうちの前記運転席の後部分に設けることができる。この場合、該着座部は、前記左右一対のフェンダー部間又は前記左右一対のフェンダー部間を含み且つ車輌前後方向において前記左右一対のフェンダー部の後端部より後方の位置に配設されていてもよいし、車輌前後方向において前記左右一対のフェンダー部の後端部より後方の位置に配設されていてもよい。
(b)前記フェンダー連結部が車輌前後方向において前記運転席の後端部より後方に位置するように前記左右一対のフェンダー部の後端部を車輌幅方向に沿って連結する態様。この態様では、前記着座部は、該フェンダー連結部のうちの前記運転席の後部分に設けることができる。
本発明に係る作業車輌において、前記着座部は、例えば、凹部状とされている場合を例示できる。
また、前記運転席は、着座可能な着座姿勢と、前方へ傾倒可能な前傾姿勢とをとり得るように構成されていてもよい。
また、前記運転席は、背もたれ部を備えていてもよい。
前記運転席が背もたれ部を備えている場合であって、該運転席が前記着座姿勢をとっている場合、前記着座部は、平面視において、少なくとも該背もたれ部とはオーバーラップしない部分を有するように構成されることが好ましい。
また、前記背もたれ部の背面部分には、作業者が前記着座部に着座した際の背もたれ用の部材が設けられていることが好ましい。この場合、該背もたれ用の部材は小物入れを兼ねることができる。
また、本発明に係る作業車輌において、前記着座部には、滑り止め部が設けられていてもよい。この場合、前記滑り止め部は、摩擦抵抗の大きい部材であってもよいし、前記後輪フェンダーにおける前記着座部の表面を摩擦抵抗が大きくなるように形成した部分(例えば、断面視凹凸状に形成した部分)であってもよい。
さらに、本発明に係る作業車輌は、該作業車輌が転倒した際に作業者を保護する為の安全部材(例えば、所謂ロプスと呼ばれる安全フレーム)を備えていてもよい。この安全部材としては、前記後輪フェンダーの後部における車輌幅方向の両端部においてそれぞれ上方に延びる一対の支柱部と、該両支柱部の上端部を連結する連結部とを有するものを例示できる。この場合、前記着座部は、該安全部材における両支柱部間に配設されることが好ましい。
本発明に係る作業車輌によれば、前記後輪フェンダーのうちの前記運転席の後部分に着座可能な着座部が設けられているので、該後輪フェンダーを前記作業機の操作の際に着座する部材として兼用できる。従って、従来において有していた運転席周辺部の空間をなくすことができ、これにより、運転席周辺のコンパクト化の向上を図ることができる。また、前記着座部は、前記後輪フェンダーのうちの前記運転席の後部分に設けられるという簡単な構成なので、該着座部の構成を簡素化でき、それだけ低コスト化を実現できる。
本発明に係る作業車輌において、前記着座部が凹部状とされている場合には、該着座部が前記作業機の操作の際に着座する部分であることを作業者が容易に認識できると共に、該凹部状とされた着座部の材質や形状によっては、該着座部への着座の際の座り心地等の着座性を向上させることができる。例えば、前記着座部は、従来から用いていた後輪フェンダーの材料(例えば、鉄等の金属材料や樹脂材料)そのもので形成されていてもよいが、革や布等によって装飾されていてもよい。また、前記着座部にクッション等の弾力部材を設けてもよい。なお、このように前記着座部が革や布等によって装飾されても、前記後輪フェンダーは、フェンダーとしての機能を損なうことはない。
また、前記運転席が、着座可能な着座姿勢と、前方へ傾倒可能な前傾姿勢とをとり得るように構成されている場合には、前記車輌本体の操作の際に該運転席を前記着座姿勢とし、且つ、前記作業機の操作の際に該運転席を前記前傾姿勢とすることができる。このように前記作業機の操作の際に該運転席を前記前傾姿勢とすることで、作業者が前記着座部に良好に着座することができる。
また、前記運転席が背もたれ部を備えている場合であって、該運転席が前記着座姿勢をとっている場合、例えば、前記着座部が、平面視において、少なくとも該背もたれ部とはオーバーラップしない部分を有するように構成されていると、前記作業機の操作の際に、作業者は、前記運転席が前記前傾姿勢をとっているときは勿論、前記着座姿勢をとっている場合であっても、該背もたれ部とはオーバーラップしない部分で良好に着座することができる。
また、前記背もたれ部の背面部分に、作業者が前記着座部に着座した際の背もたれ用の部材が設けられていると、作業者は該背もたれ部の背面部分に楽な姿勢でもたれることができ、長時間にわたる作業であっても作業者の疲れを少なくすることができる。さらに、該背もたれ用の部材が小物入れを兼ねる場合には、別途小物入れ用の部材を設ける必要がなく、それだけ省スペース、低コスト化を実現できる。
また、前記着座部に滑り止め部が設けられていると、該着座部は該着座部からの滑り落ち防止効果を奏することができる。また、前記着座部を傾斜させてもよい。こうすることで、前記着座部に付着した水分の水ぬきを効果的に行うことが可能となる。
さらに、本発明に係る作業車輌が、前記後輪フェンダーの後部における車輌幅方向の両端部においてそれぞれ上方に延びる一対の支柱部と、該両支柱部の上端部を連結する連結部とを有する安全部材を備えている場合において、前記着座部が該安全部材における両支柱部間に配設されていると、前記作業機の操作の際に該作業車輌が転倒した場合でも作業者を確実に保護することができる。
以下、本発明の好ましい実施の形態につき、添付図面を参照しつつ説明する。図1は、本実施の形態に係る作業車輌の側面図であり、図2は、該作業車輌の平面図であり、図3は、該作業車輌から運転席及び後輪フェンダーを取り出した状態を平面から視た図であり、図4は、該作業車輌から運転席及び後輪フェンダーを取り出した状態を背面から視た図である。また、図5は、該作業車輌の運転席及び後輪フェンダー部分を中心に示す断面図であり、図6は、該作業車輌の運転席を支持する傾動支持機構を中心に示す斜視図である。なお、図1乃至図6並びに後述する図7及び図8において運転席は前傾姿勢をとっている状態を示している。また、図5及び図8における鎖線は着座姿勢の状態にある運転席を示している。
作業車輌A(本実施の形態ではトラクタ)は、作業機200(本実施の形態ではバックホー)を車輌本体100に取付可能とされており、該車輌本体100の前後方向(図中X方向)中途部の下部に、モーア昇降リンク機構300を介してミッドマウントモーア400が装着可能とされている。
この車輌本体100は、図1及び図2に示すように、本体フレーム1に、駆動源としてのエンジン2とミッションケース3とを前後に離間して備え、該エンジン2からの駆動力を車輌前後方向X一方側及び他方側にそれぞれ配置された一対の操向輪及び一対の非操向輪に伝達し得るように構成されている。なお、本実施の形態においては、左右一対の前輪4,4が操向輪とされ、且つ、左右一対の後輪5,5が非操向輪とされている。
即ち、前記本体フレーム1の前部には前記前輪4,4を支持する前車軸4aが支承され、前記ミッションケース3から車輌幅方向(図中Y方向)外方へ向けて、前記後輪5,5を支持する後車軸5aが突出されている。また、前記ミッションケース3の後面にはPTO軸(図示せず)が突出されている。
前記バックホー200は、前部に取付部201aを有する基台フレーム201と、該基台フレーム201の上部に設けられたステップ部202及び操縦ボックス(操縦部)203と、前記基台フレーム201の後部に支持されたブラケット204と、該ブラケット204に車輌幅方向Yに沿った枢支軸回り回動自在とされたブーム205と、該ブーム205の先端側に車輌幅方向Yに沿った枢支軸回り回動自在とされたアーム206と、該アーム206の先端側に手前向きに設けられたバケット207と、前記基台フレーム201の車輌幅方向Y両側且つ前記操縦部203の車輌幅方向Y側方に設けられた左右一対のアウトリガー208,208とを備えている。
また、前記ブラケット204と前記ブーム205との間には、前記ブーム205を上下揺動させるブームシリンダ209が介装され、前記ブーム205と前記アーム206との間には、前記アーム206を揺動させるアームシリンダ210が介装され、前記アーム206と前記バケット204との間には前記バケット207を動作させるバケットシリンダ211が介装されている。前記ステップ部202は、前記基台フレーム201に配置され、その後側左右中央部に操縦ボックス203が立設されている。なお、図2において前記ブームシリンダ209、前記アームシリンダ210及び前記バケットシリンダ211は図示を省略してある。後述する図7についても同様である。
前記車輌本体100において、前記エンジン2は車輌本体100前部のボンネット6内部に配置されている。該ボンネット6の後方にはダッシュボード7が配置されており、該ダッシュボード7上に操向ハンドル8が設けられ、該操向ハンドル8の下方にはハンドルコラム9が、後方には運転席10が配設されている。前記運転席10の後方には、該作業車輌Aが転倒した際に作業者を保護する為の所謂ロプスと呼ばれる安全フレーム13が設けられている。
また、前記操向ハンドル8近傍の前記ダッシュボード7や前記運転席10側方の後輪フェンダー11には各種操作レバー等の操作部材が配設されている。
前記運転席10の前側下方から前記ダッシュボード7にかけてステップ台12が設けられ、このステップ台12の後方に前記後輪フェンダー11が設けられている。前記運転席10は前記後輪フェンダー11の上方に配置されている。
そして、前記後輪フェンダー11のうちの前記運転席10の後部分に後ろ向き着座可能な着座部111aが設けられている。
さらに説明すると、前記後輪フェンダー11は、図3に示すように、前記左右一対の後輪5,5の上方をそれぞれ覆う左右一対のフェンダー部112,112と、該左右一対のフェンダー部112,112を連結するフェンダー連結部111とを有している。
前記フェンダー連結部111は、前記左右一対のフェンダー部112,112間に延び且つ車輌前後方向Xにおいて少なくとも前記運転席10の後端部10’より後方に延びている。本実施の形態では、前記フェンダー連結部111は前記運転席10の下方部分を含んでいる。
そして、前記着座部111aは、該フェンダー連結部111のうちの前記運転席10の後部分における前記左右一対のフェンダー部112,112間に設けられている。
なお、前記着座部111aは前記左右一対のフェンダー部112,112間に設けられるが、前記左右一対のフェンダー部112,112間を含み且つ車輌前後方向Xにおいて前記左右一対のフェンダー部112,112の後端部112’,112’より後方の位置に設けられていてもよし、車輌前後方向Xにおいて前記左右一対のフェンダー部112,112の後端部112’より後方の位置に配設されていてもよい。
また、前記フェンダー連結部111は、図3の鎖線に示すように、車輌前後方向Xにおいて前記運転席10の後端部10’より後方に位置するように前記左右一対のフェンダー部112,112の後端部112’,112’を車輌幅方向Yに沿って連結するように構成してもよい。
前記着座部111aは、本実施の形態では、前記後輪フェンダー11の材料(例えば、鉄等の金属材料や樹脂材料)そのもので形成されており、図3及び図4に示すように、背面視で上方且つ後方へ開放された凹部状とされている。
また、前記着座部111aには、滑り止め部111bが設けられている。なお、この滑り止め部111bは、本実施の形態では、前記フェンダー連結部111における前記着座部111aの表面を摩擦抵抗が大きくなるように形成した部分(具体的には、断面視凹凸状に形成した部分)としている。
前記運転席10の後方に設けられた前記安全フレーム13は、前記後輪フェンダー11の後部における車輌幅方向Yの両端部113,113においてそれぞれ上方に延びる一対の支柱部131,131と、該両支柱部131,131の上端部を連結する連結部132とを有している。そして、前記着座部111aは、該安全フレーム13における両支柱部131,131間に配設されている。
前記運転席10は、図5及び図6に示すように、傾動支持機構50を介して着座可能な着座姿勢(図5中鎖線参照)と、該着座姿勢から前方への前傾姿勢とをとり得るように構成されている。
前記傾動支持機構50は、前記運転席10を支持する揺動部51と、前記揺動部51を車輌幅方向Yに沿った枢支軸55回り揺動自在に支持する第1支持部52と、前記運転席10を前記着座姿勢で保持可能に支持する第2支持部53と、前記運転席10を前記前傾姿勢で維持できるように前方への傾斜途中でロックするロック機構(図示省略)とを備えている。
本実施の形態では、前記揺動部51は、前記運転席10の底部前側車輌幅方向Y両端部に設けられた左右一対の取付部51aと、該一対の取付部51aを連結する断面視「コ」の字形の屈曲部51bとを有している。
前記第1支持部52は、前記屈曲部51bを車輌幅方向Y両側から挟むように配置された左右一対の断面視「L」字形の屈曲板であり、それぞれ、車輌前後方向Xに延び且つ車輌幅方向Yに離間して配置される左右一対の第1取付部材54aを介して前記フェンダー連結部111に取り付けられている。
前記枢支軸55は、前記揺動部51の屈曲部51b及び前記第1支持部52に設けられた貫通孔に、両端部がそれぞれ外方に突出される状態で貫通架設されており、該両端部が留め具55’によって抜け止めされている。
また、前記第2支持部53は、前記運転席10の底部後側の車輌幅方向両端部を支持する左右一対の支持台であり、それぞれ、前記左右一対の第1取付部材54aの車輌前後方向X後端部に設けられた第2取付部材54bを介して前記フェンダー連結部111に取り付けられている。
なお、前記ロック機構としては、前記運転席10を前方への傾斜途中(前記前傾姿勢)で停止するように設けられたストッパー部材を含むものを例示できる。
図7に、前記作業車輌Aの運転席10及び後輪フェンダー11部分を斜め後上方から視た斜視図を示す。
前記運転席10は、本実施の形態では、運転着座部101と、該運転着座部101の後部から斜め後上方に延びる背もたれ部102とを備えている。この背もたれ部102の背面部分には、前記運転席10が前記前傾姿勢をとっている状態で作業者が前記後輪フェンダー11の着座部111aに着座した際の背もたれ用の部材103が設けられている。この背もたれ用の部材103は小物入れ(図7参照)を兼ねている。
以上説明したように、前記作業車輌Aによれば、前記後輪フェンダー11のうちの前記運転席10の後部分に着座可能な着座部111aが設けられているので、該後輪フェンダー11を前記バックホー200の操作の際に着座する部材として兼用できる。従って、従来において有していた運転席周辺部の空間をなくすことができ、これにより、運転席10周辺のコンパクト化の向上を図ることができる。また、前記着座部111aは、前記後輪フェンダー11のうちの前記運転席10の後部分に設けられるという簡単な構成なので、該着座部111aの構成を簡素化でき、それだけ低コスト化を実現できる。
また、前記着座部111aが凹部状とされているので、該着座部11aが前記バックホー200の操作の際に着座する部分であることを作業者が容易に認識できる。なお、本実施の形態では、後輪フェンダー11の材料そのもので形成されているが、例えば、前記着座部111aが革や布等によって装飾されていると、装飾性と共に該着座部111aへの着座の際の座り心地等の着座性を向上させることができる。
また、前記運転席10が、着座可能な着座姿勢と、前方へ傾倒可能な前傾姿勢とをとり得るように構成されているので、例えば、前記バックホー200の操作の際に該運転席10を前記前傾姿勢とすることで、作業者が前記着座部111aに良好に着座することができる。
また、前記背もたれ部102の背面部分に、作業者が前記着座部111aに着座した際の背もたれ用の部材103が設けられているので、作業者は該背もたれ部103の背面部分に楽な姿勢でもたれることができ、長時間にわたる作業であっても作業者の疲れを少なくすることができる。さらに、該背もたれ用の部材103が小物入れを兼ねているので、別途小物入れ用の部材を設ける必要がなく、それだけ省スペース、低コスト化を実現できる。
また、前記着座部111aに滑り止め部111bが設けられているので、該着座部111aは該着座部111aからの滑り落ち防止効果を奏することができる。
さらに、前記着座部111aが前記安全フレーム13における両支柱部131,131間に配設されているので、前記バックホー200の操作の際に前記作業車輌Aが転倒した場合でも作業者を確実に保護することができる。
なお、前記運転席10が前記着座姿勢をとっている場合、前記着座部111aは、平面視において、少なくとも前記背もたれ部102とはオーバーラップしない部分を有するように構成されることが好ましい。斯かる構成は、本実施の形態では、前記背もたれ部102の背面部分に設けられた前記背もたれ用の部材103を取り外すことで実現することができる。
図8は、図3において、前記運転席10の背面部分から前記背もたれ用の部材103が取り外された状態を示している。
このように、前記運転席10が前記着座姿勢をとっている場合に、前記着座部111aが、平面視において、少なくとも前記背もたれ部102とはオーバーラップしない部分を有するように構成されていると、前記バックホー200の操作の際に、作業者は、前記運転席10が前記前傾姿勢をとっているときは勿論、前記着座姿勢をとっている場合であっても、該背もたれ部102とはオーバーラップしない部分で良好に着座することができる。
図1は、本実施の形態に係る作業車輌の側面図である。 図2は、作業車輌の平面図である。 図3は、作業車輌から運転席及び後輪フェンダーを取り出した状態を平面から視た図である。 図4は、作業車輌から運転席及び後輪フェンダーを取り出した状態を背面から視た図である。 図5は、作業車輌の運転席及び後輪フェンダー部分を中心に示す断面図である。 図6は、作業車輌の運転席を支持する傾動支持機構を中心に示す斜視図である。 図7は、作業車輌の運転席及び後輪フェンダー部分を斜め後上方から視た斜視図である。 図8は、図3において、運転席の背面部分から背もたれ用の部材が取り外された状態を示す図である。
符号の説明
10…運転席 11…後輪フェンダー 100…車輌本体 102…背もたれ部
103…背もたれ用の部材 200…作業機 111a…着座部
111b…滑り止め部 A…作業車輌

Claims (5)

  1. 作業機を車輌本体に取付可能な作業車輌であって、
    運転席と、後輪フェンダーとを備え、
    前記後輪フェンダーのうちの前記運転席の後部分に着座可能な着座部が設けられていることを特徴とする作業車輌。
  2. 前記着座部は、凹部状とされていることを特徴とする請求項1に記載の作業車輌。
  3. 前記運転席は、着座可能な着座姿勢と、該着座姿勢から前方への前傾姿勢とをとり得るように構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の作業車輌。
  4. 前記運転席は、背もたれ部を備え、該背もたれ部の背面部分には、作業者が前記着座部に着座した際の背もたれ用の部材が設けられていることを特徴とする請求項1から3の何れかに記載の作業車輌。
  5. 前記着座部には、滑り止め部が設けられていることを特徴とする請求項1から4の何れかに記載の作業車輌。
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