JP4824614B2 - 作業車両のシートベルト保持構造 - Google Patents

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Description

本発明は、農業用や建設用等の作業車両におけるシートベルトの保持構造に関する。
従来、農業用トラクタ等の作業車両には、オペレータが着座する座席の近傍に巻取装置を備えない廉価型の二点式シートベルトが設けられている。この二点式シートベルトを構成する左右の可撓性ベルトの基端部は座席下方に固設されると共に、一方の可撓性ベルトの先端部にはタングプレートを設け、他方の可撓性ベルトの先端部にはバックルを設けて、これらタングプレートとバックルを互いに係脱自在になしたシートベルトを備えている。そして、座席の左右両側には、主変速レバーや作業機昇降用のポジションコントロールレバー、及び各種設定ダイヤル類を配置したサイドパネルが設けられているが、このサイドパネルに、取り外された前記タングプレートとバックルを保持することができる保持部を設けたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−88657号公報(第2−3頁、図1、図5)
しかし、特許文献1のものは、タングプレートの先端部分を保持する保持部として、長手方向が機体の前後方向に向く開口(固定穴)を一側のサイドパネルに形成したものであり、一方バックルの保持部は、該バックルに嵌入可能な長手方向が機体の前後方向に向く突起片を他側のサイドパネルに設けたものであって、サイドパネルにこれらの保持部を機械加工したり、保持部品を別途装着しなければならないと共に、機体の前後方向を向く開口や突起片を設けるにあたりサイドパネルを機体の前後方向に大きく形成する必要があった。また、前記タングプレートとバックル共、その保持性が悪いのでエンジンの振動等によりガタツキ音が発生し易く、更にその振動により当該タングプレートとバックルが保持部から外れて座席下方に落ちてしまうといった虞があった。
本発明は、上記課題を解決することを目的としたものであって、左右の可撓性ベルトの基端部を座席の下方に固設すると共に、一方の可撓性ベルトの先端部にはタングプレートを設け、他方の可撓性ベルトの先端部にはバックルを設けて、前記タングプレートとバックルを互いに係脱自在になしたシートベルトを備える作業車両において、前記座席の左右両側に備えるサイドパネルに、前記タングプレートとバックルを挿嵌保持可能な凹陥部を、その長手方向がサイドパネルの左右方向となるように一体成形すると共に、一方のタングプレートを挿嵌保持可能な凹陥部を、他方のバックルを挿嵌保持可能な凹陥部(15b)よりも高く位置させたことを特徴としている。
請求項1の発明によれば、座席の下方に基端部を固設した左右の可撓性ベルトのうち、一方の可撓性ベルトの先端部に設けるタングプレートと他方の可撓性ベルトの先端部に設けるバックルを、座席の左右両側に備えるサイドパネルに挿嵌保持可能な凹陥部を一体成形したことによって、前記サイドパネルを製作する過程でタングプレートとバックルの保持部材自体を同時に成形することができ、安価にシートベルトの保持構造を得ることができる。また、これらタングプレートとバックルをサイドパネル(凹陥部)と自らの弾性により確実に摩擦保持できるようになると共に、サイドパネルに備える各種操作レバーや設定ダイヤル等の周辺部品と可撓性ベルトの干渉も起こり難くなる。また、エンジンの振動等による凹陥部内でのガタツキ音の発生も軽減され、更にその振動によりタングプレートとバックルが凹陥部から外れて座席下方に落ちてしまうといった従来の不具合も起こり難い。
そして前記凹陥部を、その長手方向がサイドパネルの左右方向となるように形成したことによって、サイドパネルを機体の前後方向に必要以上に大きく形成しなくて済むのでコンパクト化が図れる。また、オペレータがタングプレートとバックルの係合を解除した後、若干右または左に向きを変えた状態で殊更無理に手首をひねることなく、当該凹陥部にタングプレートとバックルをスムーズに挿嵌することができる。更に、シートベルトを装着する際も、前記凹陥部に挿嵌保持されているタングプレートとバックルを左右の手で夫々把持した状態からスムーズに両者の係合動作に移ることができ、シートベルトの装着及至取扱い性が良好なものとなる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、作業車両の一例である農業用トラクタ1の側面図であって、農業用トラクタ1は、左右一対の前輪2及び後輪3を有する機体4の前部に、図示しないエンジン及びラジエータ等からなる原動機部をボンネット5で覆った状態で配設すると共に、その後方にステアリングハンドル6及びオペレータが着座する座席7等からなる操縦部8を囲繞するキャビン9を備え、更に機体4の後部には、昇降リンク機構10を介して図示しないロータリ耕耘装置等の作業機を昇降可能に連結できるようになっている。
更に詳しくは、農業用トラクタ1の機体4は、エンジンの側部に取付けるシャーシフレーム11と、エンジンに連結する図示しないクラッチハウジング、及びこのクラッチハウジングとトランスミッションケースとを一体的に連結する中間伝動ケース等から構成されると共に、クラッチハウジングと中間伝動ケースの上方には、操縦部8のフロアを形成するステップ13を設けている。そして、ステップ13の後部から左右のフェンダー14L,14Rを後方に向けて一体に連設して、後輪3の前方及び上方を覆うように構成している。
そして、上述した座席7と左右のフェンダー14L,14Rとの間には、図2に示すように、農業用トラクタ1を操縦するための操作具や各種設定ダイヤル類を配置した樹脂製のサイドパネル15L,15Rを設けてあり、左側のサイドパネル15Lからは、走行速度を変速操作する主変速レバー16や作業機用への動力を変速操作するPTO変速レバー17を突出させる一方、右側のサイドパネル15Rには、作業機昇降用のポジションコントロールレバー18や耕深設定ダイヤル19、及び作業モード切替ダイヤルや作業機の傾き設定ボリューム等を集約した作業機設定ユニット20を設けている。
また、座席7下方の機体4側には、図1及び図3に示すように、機体4の前後方向に平行な左右一対の下部シートレール21,21が固設してあり、この下部シートレール21,21に上部シートレール22,22を摺動自在に嵌装すると共に、該上部シートレール22,22上に螺設したシートブラケット22aを介して当該座席7を取り付けている。
ところで、上部シートレール22,22の後端部には、オペレータが座席7に着座した状態で着用する二点式シートベルト23の基端部、即ち該シートベルト23を構成する左右の可撓性ベルト23a,23bのアンカー部を固設(螺設)してある。そして、一方の可撓性ベルト23aの先端部にはタングプレート24を設けると共に、他方の可撓性ベルト23bの先端部にはバックル25を設けてあり、このタングプレート24とバックル25は、シートベルト23を着用する際の互いに係脱自在な装着手段として作用する。そして、オペレータが機体4から降車すべくタングプレート24とバックル25の係合を解除してシートベルト23を取り外した時は、前記タングプレート24とバックル25を上述したサイドパネル15L,15Rに保持できるように構成している。
更に詳しくは、図2〜図5に示すように、左側のサイドパネル15Lの後部には、バックル25の略全体を挿嵌保持可能な凹陥部15bを一体成形してあり、図3に示すように、主としてバックル25の左右両端面が凹陥部15bと自らの弾性により確実に摩擦保持される。一方、右側のサイドパネル15Rの後部には、タングプレート24と可撓性ベルト23aの接合部C近傍を挿嵌保持可能な凹陥部15aを一体成形してあり、図5に示すように、主としてタングプレート24の前側端面と可撓性ベルト23aが凹陥部15aと自らの弾性により確実に摩擦保持されるようになっている。尚、前記凹陥部15aの底部分には、タングプレート24を貫通保持可能な孔Hを設けている。
以上説明したように、オペレータが着座する座席7の下方に基端部を固設した左右の可撓性ベルト23a,23bのうち、一方の可撓性ベルト23aの先端部に設けるタングプレート24と他方の可撓性ベルト23bの先端部に設けるバックル25を、座席7の左右両側に備えるサイドパネル15L,15Rの後部に挿嵌保持可能な凹陥部15a,15bを一体成形したことによって、前記サイドパネル15L,15Rを製作する過程でタングプレート24とバックル25の保持部材自体を同時に成形することができ、安価にシートベルト23の保持構造を得ることができる。また、これらタングプレート24とバックル25をサイドパネル15L,15R(凹陥部15a,15b)と自らの弾性により確実に摩擦保持できるようになると共に、サイドパネル15L,15Rに備える各種操作レバーや設定ダイヤル等の周辺部品と可撓性ベルト23a,23bの干渉も起こり難くなる。そして、エンジンの振動等による前記凹陥部15a,15b内でのガタツキ音の発生も軽減され、更にその振動によりタングプレート24とバックル25が凹陥部15a,15bから外れて座席7下方に落ちてしまうといった従来の不具合も起こり難い。
また、上述の如くタングプレート24とバックル25を挿嵌保持すべくイドパネル15L,15Rの後部に設けた凹陥部15a,15bは、その長手方向がサイドパネル15L,15Rの左右方向となるように形成したことによって、サイドパネル15L,15Rを機体4の前後方向に必要以上に大きく形成しなくて済むのでコンパクト化が図れる。そして、オペレータがタングプレート24とバックル25の係合を解除した後、若干右または左に向きを変えた状態で殊更無理に手首をひねることなく、当該凹陥部15a,15bにタングプレート24とバックル25をスムーズに挿嵌することができる。更に、シートベルト23を装着する際も、前記凹陥部15a,15bに挿嵌保持されているタングプレート24とバックル25を左右の手で夫々把持した状態からスムーズに両者の係合動作に移ることができ、シートベルト23の装着及至取扱い性が良好なものとなる。



を機体4の左右向きに形成してあり、それによってサイドパネル15L,15Rを機体4の前後方向に必要以上に大きく形成しなくて済むのでコンパクト化が図れる。また、オペレータが座席7に着座した状態でタングプレート24とバックル25を左右の手で夫々把持しながら両者の係合を解除した後、そのままの状態で手首をひねることなく当該凹陥部15a,15bにタングプレート24とバックル25をスムーズに挿嵌することができる。尚、再びシートベルト23を着用する際も、前記凹陥部15a,15bに挿嵌保持されているタングプレート24とバックル25を左右の手で夫々把持した状態からスムーズに両者の係合動作に移ることができる。
農業用トラクタの側面図。 操縦部周辺の平面図。 座席周辺の構成を示す一部破断正面図。 図3におけるAA断面図(バックルを挿嵌する凹陥部の断面図)。 図3におけるBB断面図(タングプレートを挿嵌する凹陥部の断面図)。
符号の説明
7 座席
15a 凹陥部(右側)
15b 凹陥部(左側)
15L サイドパネル(左側)
15R サイドパネル(右側)
23a 可撓性ベルト(右側)
23b 可撓性ベルト(左側)
24 タングプレート
25 バックル

Claims (1)

  1. 左右の可撓性ベルト(23a,23b)の基端部を座席(7)の下方に固設すると共に、一方の可撓性ベルト(23a)の先端部にはタングプレート(24)を設け、他方の可撓性ベルト(23b)の先端部にはバックル(25)を設けて、前記タングプレート(24)とバックル(25)を互いに係脱自在になしたシートベルト(23)を備える作業車両において、前記座席(7)の左右両側に備えるサイドパネル(15L,15R)に、前記タングプレート(24)とバックル(25)を挿嵌保持可能な凹陥部(15a,15b)を、その長手方向がサイドパネル(15L,15R)の左右方向となるように一体成形すると共に、一方のタングプレート(24)を挿嵌保持可能な凹陥部(15a)を、他方のバックル(25)を挿嵌保持可能な凹陥部(15b)よりも高く位置させたことを特徴とする作業車両のシートベルト保持構造。
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