JP2009006811A - 歩行型作業機 - Google Patents
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Abstract
【課題】 機体前後方向長さの増大を抑制しながら容量の大きな燃料タンクを装備させることのできる歩行型作業機を提供する。
【解決手段】 伝動ケース20の下部に設けた駆動用出力軸10を介して走行装置1または作業装置を備え、上部側に、エンジン3と、操縦ハンドル4の取付部40とを設けてある歩行型作業機において、エンジン3の上側を覆う位置に防熱板5を設け、防熱板5の上側に燃料タンク6と、燃料タンク6の前部側を覆うタンクカバー7とを備え、防熱板5に、燃料タンク6とタンクカバー7との取付固定部53,55B,57a,57bを設けてある。
【選択図】 図2
【解決手段】 伝動ケース20の下部に設けた駆動用出力軸10を介して走行装置1または作業装置を備え、上部側に、エンジン3と、操縦ハンドル4の取付部40とを設けてある歩行型作業機において、エンジン3の上側を覆う位置に防熱板5を設け、防熱板5の上側に燃料タンク6と、燃料タンク6の前部側を覆うタンクカバー7とを備え、防熱板5に、燃料タンク6とタンクカバー7との取付固定部53,55B,57a,57bを設けてある。
【選択図】 図2
Description
本発明は、伝動ケースの下部側に走行装置または回転駆動される作業装置を備え、伝動ケースの上部側に、エンジンと、操縦ハンドルの取付部とを設けてある歩行型作業機に関する。
上記した歩行型作業機としては、従来より例えば下記の構造のものが知られている。
すなわち、従来の歩行型作業機では、エンジンの上側を防熱板で覆い、その上方側にボンネットを設けるとともに、燃料タンクを搭載するにあたっては、エンジンの後方側に別の防熱板を設け、そのエンジンとハンドル取付部との間で、伝動ケースの上部付近に配置されていた(特許文献1参照)。
すなわち、従来の歩行型作業機では、エンジンの上側を防熱板で覆い、その上方側にボンネットを設けるとともに、燃料タンクを搭載するにあたっては、エンジンの後方側に別の防熱板を設け、そのエンジンとハンドル取付部との間で、伝動ケースの上部付近に配置されていた(特許文献1参照)。
上記のように、エンジンとハンドル取付部との間で、伝動ケースの上部付近に燃料タンクを配置すると、燃料タンク内の燃料の増減による重量変化が前後バランスの変化に対する影響の少ない状態で作業走行できる点では有用である。
しかしながら、このようにエンジンとハンドル取付部との間に燃料タンクを配置すると、その燃料タンクの配置スペースを確保する必要があるために、燃料タンクの容量を大きくするほど、必然的に機体長さが長くなってしまうという不具合がある。
しかしながら、このようにエンジンとハンドル取付部との間に燃料タンクを配置すると、その燃料タンクの配置スペースを確保する必要があるために、燃料タンクの容量を大きくするほど、必然的に機体長さが長くなってしまうという不具合がある。
本発明の目的は、機体前後方向長さの増大を抑制しながら容量の大きな燃料タンクを装備させることのできる歩行型作業機を提供することにある。
〔解決手段1〕
上記課題を解決するために本発明で講じた技術手段は、請求項1の記載のように、伝動ケースの下部に設けた駆動用出力軸を介して走行装置、または回転駆動される作業装置を備え、伝動ケースの上部側に、エンジンと、操縦ハンドルの取付部とを設けてある歩行型作業機において、前記エンジンの上側を覆う位置に防熱板を設けるとともに、その防熱板の上側に燃料タンクと、燃料タンクの前部側を覆うタンクカバーとを備え、前記防熱板に、前記燃料タンクとタンクカバーとの取付固定部を設けてあることである。
上記課題を解決するために本発明で講じた技術手段は、請求項1の記載のように、伝動ケースの下部に設けた駆動用出力軸を介して走行装置、または回転駆動される作業装置を備え、伝動ケースの上部側に、エンジンと、操縦ハンドルの取付部とを設けてある歩行型作業機において、前記エンジンの上側を覆う位置に防熱板を設けるとともに、その防熱板の上側に燃料タンクと、燃料タンクの前部側を覆うタンクカバーとを備え、前記防熱板に、前記燃料タンクとタンクカバーとの取付固定部を設けてあることである。
〔作用及び効果〕
上記のように、解決手段1にかかる本発明の歩行型作業車では、エンジンの上側を覆う位置に防熱板を設け、その防熱板の上側に燃料タンクと、燃料タンクの前部側を覆うタンクカバーとを設けられるようにしたものであるから、エンジンと操縦ハンドルの取体部との間隔の大きさに関係なく燃料タンクの容量を定めることができる。
したがって、エンジンと操縦ハンドルの取体部との間隔は、燃料タンクの存在による影響を受けることなく、十分に接近させられるように小さく設定することができ、燃料タンクは前記間隔による影響をうけることなく十分大きな容量を設定して配置することができる。
上記のように、解決手段1にかかる本発明の歩行型作業車では、エンジンの上側を覆う位置に防熱板を設け、その防熱板の上側に燃料タンクと、燃料タンクの前部側を覆うタンクカバーとを設けられるようにしたものであるから、エンジンと操縦ハンドルの取体部との間隔の大きさに関係なく燃料タンクの容量を定めることができる。
したがって、エンジンと操縦ハンドルの取体部との間隔は、燃料タンクの存在による影響を受けることなく、十分に接近させられるように小さく設定することができ、燃料タンクは前記間隔による影響をうけることなく十分大きな容量を設定して配置することができる。
タンクカバーを燃料タンクとは別体に構成して防熱板に取り付けることにより、燃料タンクに対する他物の接触をタンクカバーによって防止するとともに、その他物との接触による外力を燃料タンクに及ぼすことがない。
このため、タンクカバーを設けない場合に比べて、燃料タンク自体の保形強度を、他物の接触による外力の付加に抗するほど強くする必要がなく、また、タンクカバーを燃料タンク自体に支持させた場合のように、タンクカバーに作用する外力に抗するほどの強度を燃料タンク壁に備える必要がない。
したがって、燃料タンク自体の強度としては、燃料貯留のために必要な強度を備えればよいので、他物との接触よる外力やタンクカバーの支持に際して生じる外力に抗するための強度までをも考慮して強度設定する場合のように、燃料タンク全体の強度アップのための重量増加を避けることができる。このことは、燃料タンクの容量増加の際に特に有効である。
このため、タンクカバーを設けない場合に比べて、燃料タンク自体の保形強度を、他物の接触による外力の付加に抗するほど強くする必要がなく、また、タンクカバーを燃料タンク自体に支持させた場合のように、タンクカバーに作用する外力に抗するほどの強度を燃料タンク壁に備える必要がない。
したがって、燃料タンク自体の強度としては、燃料貯留のために必要な強度を備えればよいので、他物との接触よる外力やタンクカバーの支持に際して生じる外力に抗するための強度までをも考慮して強度設定する場合のように、燃料タンク全体の強度アップのための重量増加を避けることができる。このことは、燃料タンクの容量増加の際に特に有効である。
〔解決手段2〕
本発明の歩行型作業機における第2の解決手段では、請求項2の記載のように、防熱板は一端側がエンジンのクランクケースに固定され、他端側が操縦ハンドルの取付部に固定されている点に特徴がある。
本発明の歩行型作業機における第2の解決手段では、請求項2の記載のように、防熱板は一端側がエンジンのクランクケースに固定され、他端側が操縦ハンドルの取付部に固定されている点に特徴がある。
〔作用及び効果〕
上記のように構成された解決手段2にかかる本発明の歩行型作業機では、前記解決手段1にかかる発明と同等な作用効果の他に、次の作用効果をも奏する。
すなわち、防熱板は、エンジンのクランクケースと操縦ハンドルの取付部とに固定されるものであるから、エンジンの放熱量が最も多いエンジンのシリンダ部近くを避けた状態で取り付けることができ、この防熱板自体に対するエンジンからの熱伝導を抑制することができる。
上記のように構成された解決手段2にかかる本発明の歩行型作業機では、前記解決手段1にかかる発明と同等な作用効果の他に、次の作用効果をも奏する。
すなわち、防熱板は、エンジンのクランクケースと操縦ハンドルの取付部とに固定されるものであるから、エンジンの放熱量が最も多いエンジンのシリンダ部近くを避けた状態で取り付けることができ、この防熱板自体に対するエンジンからの熱伝導を抑制することができる。
〔解決手段3〕
本発明の歩行型作業機における第3の解決手段では、請求項3の記載のように、防熱板は、一端側がクランクケース側に連結される第1防熱板部分と、他端側が操縦ハンドルの取付部に固定される第2防熱板部分との組み合わせで構成され、前記第1及び第2防熱板部分同士の相対向する側の端部箇所に、燃料タンクの取付箇所を共締め可能な連結部を設けてある点に特徴がある。。
本発明の歩行型作業機における第3の解決手段では、請求項3の記載のように、防熱板は、一端側がクランクケース側に連結される第1防熱板部分と、他端側が操縦ハンドルの取付部に固定される第2防熱板部分との組み合わせで構成され、前記第1及び第2防熱板部分同士の相対向する側の端部箇所に、燃料タンクの取付箇所を共締め可能な連結部を設けてある点に特徴がある。。
〔作用及び効果〕
上記のように構成された解決手段3にかかる本発明の歩行型作業機では、前記解決手段1または2にかかる発明と同等な作用効果の他に、次の作用効果をも奏する。
すなわち、防熱板がクランクケース側と操縦ハンドルの取付部側とに2分され、その2分された防熱板部分同士の相対向する側の端部箇所に燃料タンクの取付箇所を設けていることにより、防熱板下側のエンジン部の点検に際しては、クランクケース側に連結されている第1防熱板部分を燃料タンクとともに取り外すことにより、第2防熱板部分は操縦ハンドルの取付部側に残したままでの点検作業も可能である。逆に、操縦ハンドルの取付部周りでの点検が必要な場合には、その操縦ハンドルの取付部に取り付けられた第2防熱板部分のみを着脱して点検作業を行うことも可能であり、全体を着脱して点検作業を行う場合に比べて短時間での作業を行ない易い。
上記のように構成された解決手段3にかかる本発明の歩行型作業機では、前記解決手段1または2にかかる発明と同等な作用効果の他に、次の作用効果をも奏する。
すなわち、防熱板がクランクケース側と操縦ハンドルの取付部側とに2分され、その2分された防熱板部分同士の相対向する側の端部箇所に燃料タンクの取付箇所を設けていることにより、防熱板下側のエンジン部の点検に際しては、クランクケース側に連結されている第1防熱板部分を燃料タンクとともに取り外すことにより、第2防熱板部分は操縦ハンドルの取付部側に残したままでの点検作業も可能である。逆に、操縦ハンドルの取付部周りでの点検が必要な場合には、その操縦ハンドルの取付部に取り付けられた第2防熱板部分のみを着脱して点検作業を行うことも可能であり、全体を着脱して点検作業を行う場合に比べて短時間での作業を行ない易い。
また、両側の防熱板部分同士を連結するための連結部を利用して燃料タンクの取付箇所も共締めできるので、燃料タンクの取付構造を簡素化する上で有効であり、かつ、防熱板の着脱に際しては必然的に着脱が必要となる燃料タンクの着脱操作の手数を削減する上でも有効である。
以下、本発明の実施の形態の一例を図面の記載に基づいて説明する。
〔歩行型作業機の全体構成〕
図1は、本発明に係る歩行型作業機の一例である歩行型トラクタを示し、エンジン3と、そのエンジン3を搭載する車体主部2と、車体主部2の下部に設けられた車軸10を介して駆動される左右一対のタイヤ車輪1,1と、前記車体主部2の上部に設けられた操縦ハンドル4とを備えて構成されている。
〔歩行型作業機の全体構成〕
図1は、本発明に係る歩行型作業機の一例である歩行型トラクタを示し、エンジン3と、そのエンジン3を搭載する車体主部2と、車体主部2の下部に設けられた車軸10を介して駆動される左右一対のタイヤ車輪1,1と、前記車体主部2の上部に設けられた操縦ハンドル4とを備えて構成されている。
この歩行型トラクタは、前記車体主部2の後部に配設されたヒッチ27を介してロータリ耕耘装置(図示せず)を連結し、車体主部2に備える伝動ケースとしてのミッションケース20からエンジン3の駆動力を伝達するように構成して、歩行型耕耘機を構成するなど、自走車体の後部に各種の作業装置を連結して各種の歩行型作業機を構成する。
前記車体主部2は、駆動用出力軸としての左右一対の車軸10を下部に備えた伝動ケースの一例である前記ミッションケース20と、このミッションケース20の前部から車体前方向きに延出したエンジン搭載フレーム21とを備えて構成してある。
このエンジン搭載フレーム21に支持されたエンジン3の出力軸3aから取り出された駆動力は、ベルトテンションクラッチで成る主クラッチ8を介してミッションケース20の入力軸20aに入力するように構成されている。
ミッションケース20は、前記入力軸20aの駆動力をミッションケース20内に配備されたギヤトランスミッション(図示せず)を介して前記左右一対の車軸10に伝達するように構成されている。
このエンジン搭載フレーム21に支持されたエンジン3の出力軸3aから取り出された駆動力は、ベルトテンションクラッチで成る主クラッチ8を介してミッションケース20の入力軸20aに入力するように構成されている。
ミッションケース20は、前記入力軸20aの駆動力をミッションケース20内に配備されたギヤトランスミッション(図示せず)を介して前記左右一対の車軸10に伝達するように構成されている。
〔エンジン部の構成〕
図1乃至3に示すように、ミッションケース20の前部にエンジン搭載フレーム21が固定されており、このエンジン搭載フレーム21上にエンジン3が搭載されている。
エンジン3は、クランクケース31と、このクランクケース31から斜め後方上方に延出されたシリンダヘッド32と、クランクケース31の右側部に装着されたリコイルスタータ33と、シリンダヘッド32の左側部に装着された排気管34とを備えて構成されている。クランクケース31の下端部には、前記エンジン搭載フレーム21に対してボルト連結されるエンジン固定座35が一体形成されている。
図1乃至3に示すように、ミッションケース20の前部にエンジン搭載フレーム21が固定されており、このエンジン搭載フレーム21上にエンジン3が搭載されている。
エンジン3は、クランクケース31と、このクランクケース31から斜め後方上方に延出されたシリンダヘッド32と、クランクケース31の右側部に装着されたリコイルスタータ33と、シリンダヘッド32の左側部に装着された排気管34とを備えて構成されている。クランクケース31の下端部には、前記エンジン搭載フレーム21に対してボルト連結されるエンジン固定座35が一体形成されている。
前記エンジン3のクランクケース31と操縦ハンドル4の取付部40とにわたって、後述する防熱板5が架設され、その防熱板5の上側に燃料タンク6と、タンクカバー7とが設置されることにより、下記の燃料タンク取付構造が構成されている。
〔燃料タンク取付構造〕
図2乃至図5に示すように、前記防熱板5は板金製板材からなり、一端側がクランクケース31側に連結される第1防熱板部分51と、他端側が操縦ハンドル4の取付部40に固定される第2防熱板部分52との組み合わせで構成され、前記各防熱板部分51,52同士の相対向する側の端部箇所には、前記各防熱板部分51,52、及び燃料タンク6の後端部を、共通の連結ボルト50で共締め可能な連結部53としての貫通孔51a,52aを設けてある。
図2乃至図5に示すように、前記防熱板5は板金製板材からなり、一端側がクランクケース31側に連結される第1防熱板部分51と、他端側が操縦ハンドル4の取付部40に固定される第2防熱板部分52との組み合わせで構成され、前記各防熱板部分51,52同士の相対向する側の端部箇所には、前記各防熱板部分51,52、及び燃料タンク6の後端部を、共通の連結ボルト50で共締め可能な連結部53としての貫通孔51a,52aを設けてある。
前記第1防熱板部分51は、前後方向の中間部に凹溝状に屈曲形成された底部54を有しているとともに、その前端側の下面にエンジン3側の固定部に対して連結可能な前後及び左右一対の取付用ブラケット55Aと、後述する燃料タンク6の前部を固定するための取付用ブラケット55Bとを溶着してある。
前記エンジン3側に連結される取付用ブラケット55Aには、前記エンジン3のクランクケース31の上部側相当箇所に設けられた固定部、及びエンジン3のシリンダヘッドの横側部相当箇所との間に間隔を隔てるように突出して設けられた固定部に対して、取付ボルト36,36を介して連結するための取付ボルト孔55a,55aを形成してある。
前記燃料タンク6の前部を第1防熱板51に固定するための取付固定部となる取付用ブラケット55Bには、後述する燃料タンク6の底部側に垂設されている連結用ブラケット60を連結固定するための連結用ボルト孔55bが形成されている。
そして、第1防熱板部分51の後端側には、第2防熱板部分52の前端側に形成されている貫通孔52aと重なるように位置させた貫通孔51aを形成してあり、この貫通孔51a,52aが、両防熱板部分51,52を連結するための連結部53を構成している。
前記エンジン3側に連結される取付用ブラケット55Aには、前記エンジン3のクランクケース31の上部側相当箇所に設けられた固定部、及びエンジン3のシリンダヘッドの横側部相当箇所との間に間隔を隔てるように突出して設けられた固定部に対して、取付ボルト36,36を介して連結するための取付ボルト孔55a,55aを形成してある。
前記燃料タンク6の前部を第1防熱板51に固定するための取付固定部となる取付用ブラケット55Bには、後述する燃料タンク6の底部側に垂設されている連結用ブラケット60を連結固定するための連結用ボルト孔55bが形成されている。
そして、第1防熱板部分51の後端側には、第2防熱板部分52の前端側に形成されている貫通孔52aと重なるように位置させた貫通孔51aを形成してあり、この貫通孔51a,52aが、両防熱板部分51,52を連結するための連結部53を構成している。
図5乃至図7に示すように、前記第1防熱板部分51の前方側には、燃料タンク6の底部側に垂設されている連結用ブラケット60を挿入可能な挿通孔56を形成してある。この挿通孔56は、前記取付用ブラケット55Bに形成された連結用ボルト孔55bの直前位置に、前記挿入された連結用ブラケット60が位置するように防熱板51上の位置を設定してある。
そして、最前端側の左右両側には、頭付きボルトを貫通状態で溶着して、タンクカバー7の前端側固定部57aを構成してあるとともに、前記凹溝状の底部54近くで左右両側に延出した腕部58には、その先端部の孔に円筒状ゴム材を嵌め込んで形成した前記タンクカバー7に対する後端側固定部57bを設けてある。
上記の挿通孔56、取付用ブラケット55B、連結部53が燃料タンク6の取付固定部を構成し、前記前端側固定部57a、後端側固定部57bがタンクカバー7に対する取付固定部を構成している。
そして、最前端側の左右両側には、頭付きボルトを貫通状態で溶着して、タンクカバー7の前端側固定部57aを構成してあるとともに、前記凹溝状の底部54近くで左右両側に延出した腕部58には、その先端部の孔に円筒状ゴム材を嵌め込んで形成した前記タンクカバー7に対する後端側固定部57bを設けてある。
上記の挿通孔56、取付用ブラケット55B、連結部53が燃料タンク6の取付固定部を構成し、前記前端側固定部57a、後端側固定部57bがタンクカバー7に対する取付固定部を構成している。
前記第2防熱板部分52は、前端側に、前記第1防熱板部分51との連結部を構成する左右一対の貫通孔52aを備え、後端側寄り箇所の平板部に前後方向に長径方向を沿わせた長孔からなる取付固定部59を設けて、この取付固定部59に固定ボルト22を装着することにより、操縦ハンドル4の取付部40に対する固定構造を構成している。
第2防熱板部分52には、燃料タンク6と操縦ハンドル4の取付部40との間を覆う取付部カバー23が着脱自在に装着されており、その装着手段は次のように構成されている。
すなわち、図5及び図6に示すように、前記第2防熱板部分52において、前記連結部53と取付固定部59との間に位置させた左右一対の横向きの係合ピン52bと、前記取付固定部59よりも後方側箇所に位置させた前後向きの丸棒状突起52cとが設けられ、前記取付部カバー23側に、前記係合ピン52bを挟み込む状態で係合する爪片25、前記丸棒状突起52cの上方側から嵌入する弾性挟持体26とが設けられていて、前記係合ピン52bと爪片25との係合、及び、前記丸棒状突起52cと弾性挟持体26との係合によって、着脱可能に構成されている。
すなわち、図5及び図6に示すように、前記第2防熱板部分52において、前記連結部53と取付固定部59との間に位置させた左右一対の横向きの係合ピン52bと、前記取付固定部59よりも後方側箇所に位置させた前後向きの丸棒状突起52cとが設けられ、前記取付部カバー23側に、前記係合ピン52bを挟み込む状態で係合する爪片25、前記丸棒状突起52cの上方側から嵌入する弾性挟持体26とが設けられていて、前記係合ピン52bと爪片25との係合、及び、前記丸棒状突起52cと弾性挟持体26との係合によって、着脱可能に構成されている。
燃料タンク6は合成樹脂製材料で構成され、その前端部側の底部に前記連結用ブラケット60が一部を埋め込まれた状態で一体成型してある。この連結用ブラケット60には、連結用貫通孔60bが形成してあり、前記第1防熱板部分51の取付用ブラケット55Bに形成された連結用ボルト孔55bとともに、連結用ボルト64を挿通して、燃料タンク6の前端側を防熱板5に連結固定するように構成してある。
燃料タンク6の後端側には、前後の防熱板部分51,52同士の連結を行う貫通孔51a,52aと同じ位置で、前記連結ボルト50を挿入可能な連結用貫通孔60aが形成されている。
また、燃料タンク6の底部側では、その前後方向の中間部に前記第1防熱板部分51に形成された凹溝状の底部54に入り込むことが可能な形状の下向き凸部61が形成され、その凸部底面に燃料吐出部62が形成されている。燃料タンク6への給油口63は燃料タンク6の最上部に設けられている。
図5,6に示すように、燃料タンク6の前半側における前面部分、及び横側面部分は、後半側に比べて少し凹入させた形状としてあり、この部位を覆い、後半側及びタンク上部側を開放する状態でタンクカバー7を設けてある。
燃料タンク6の後端側には、前後の防熱板部分51,52同士の連結を行う貫通孔51a,52aと同じ位置で、前記連結ボルト50を挿入可能な連結用貫通孔60aが形成されている。
また、燃料タンク6の底部側では、その前後方向の中間部に前記第1防熱板部分51に形成された凹溝状の底部54に入り込むことが可能な形状の下向き凸部61が形成され、その凸部底面に燃料吐出部62が形成されている。燃料タンク6への給油口63は燃料タンク6の最上部に設けられている。
図5,6に示すように、燃料タンク6の前半側における前面部分、及び横側面部分は、後半側に比べて少し凹入させた形状としてあり、この部位を覆い、後半側及びタンク上部側を開放する状態でタンクカバー7を設けてある。
図5、図8に示すようにタンクカバー7は、その裏面側の前部に、前記防熱板5の最前部に設けられた前端側固定部57aをU字状開口部分で挟み込むように、水平後方側へ延出された前部取付片70を設けてあり、この前部取付片70を防熱板5の裏面と締め付けナット71とで挟んで締め付け保持するように構成されている。
また、タンクカバー7の前部取付片70よりも後方側箇所の左右両側には、前記防熱板5の腕部58に設けられた後端側固定部57bに備えられた円筒状ゴム材に対して挿入可能であるように棒状に形成された後部取付片72を一体に設けてある。
また、タンクカバー7の前部取付片70よりも後方側箇所の左右両側には、前記防熱板5の腕部58に設けられた後端側固定部57bに備えられた円筒状ゴム材に対して挿入可能であるように棒状に形成された後部取付片72を一体に設けてある。
〔操縦ハンドルの構造〕
図1、2、及び図9乃至11に示すように、前記操縦ハンドル4は、ミッションケース20の上端側に位置する取付部40に対して、車体上下向きの軸芯y(図1,2参照)まわりに回動調節自在に構成されたハンドル支持枠41と、そのハンドル支持枠41に対して、横向きの軸芯x周りで後端側の上下位置を変更可能に連結されたバーハンドル42とで構成されている。
図1に実線で示す操縦ハンドル4は、後向き取り付け状態を示す。図1に二点鎖線で示す操縦ハンドル4は、前向き取り付け状態を示す。この図に示すように、操縦ハンドル4は、前記軸芯yまわりにハンドル支持枠41と共に回動調節されることにより、ミッションケース20から車体後方向きに延出した後向き取り付け状態と、ミッションケース20から車体前方向きに延出した前向き取り付け状態とに切り換えて使用できる。
図1、2、及び図9乃至11に示すように、前記操縦ハンドル4は、ミッションケース20の上端側に位置する取付部40に対して、車体上下向きの軸芯y(図1,2参照)まわりに回動調節自在に構成されたハンドル支持枠41と、そのハンドル支持枠41に対して、横向きの軸芯x周りで後端側の上下位置を変更可能に連結されたバーハンドル42とで構成されている。
図1に実線で示す操縦ハンドル4は、後向き取り付け状態を示す。図1に二点鎖線で示す操縦ハンドル4は、前向き取り付け状態を示す。この図に示すように、操縦ハンドル4は、前記軸芯yまわりにハンドル支持枠41と共に回動調節されることにより、ミッションケース20から車体後方向きに延出した後向き取り付け状態と、ミッションケース20から車体前方向きに延出した前向き取り付け状態とに切り換えて使用できる。
図1、2、及び図9乃至図11は、操縦ハンドル4の右側のバーハンドル42部分を示し、このバーハンドル42には、握り部42aの付近に設けた操向クラッチレバー43と、作業クラッチレバー44と、ハンドル上下操作具45と、左右一対のバーハンドル42,42にわたって支持された補助クラッチレバー46を備えてある。
前記操縦ハンドル4に設けられた各レバーのうち、作業クラッチレバー44は、レバー支軸47の軸芯まわりに揺動操作されるように装備してあり、前方側への操作により、操作ケーブル44aを介して作業クラッチを入り状態に切り換え操作して作業装置を駆動操作し、後方側への操作によって切り操作して、操作ケーブル44aを介して作業クラッチを切り状態に切り換え操作して作業装置を停止操作する。
前記ハンドル上下操作具45の基部45aは、前記レバー支軸47に遊嵌状態で支持されていて、レバー支軸47の車体横向き軸芯まわりに上下揺動するよう支持されている。このハンドル上下操作具45の基部45aは、操作ケーブル45bを介して、周知のハンドルロック機構のロックピン(図外)に連結され、ロックピンによるロック状態を解除する状態とロックする状態とに切換自在に構成されている。
補助クラッチレバー46は、上昇入り位置への復元力に抗して下降切り位置に揺動操作されることにより、別のバーハンドル42側に装備されている主クラッチレバー48を切り状態に切り換え操作して自走車体を停止操作するものであり、その一端側のボス部が前記レバー支軸47に外嵌して支持されている。
上記のように、レバー支軸47には、作業クラッチレバー44と、ハンドル上下操作具45と、補助作業クラッチレバー46との3種類のレバーが同軸上に配置され、支持軸を兼用した状態で装着されている。
〔別実施形態〕
[1] 防熱板5を構成するに際して、実施の形態では、第1防熱板部分51と第2防熱板部分52との二部材で構成したものを示したが、防熱板5としては、全体が一体に構成されたものであってもよい。
また、三以上の複数の防熱板部分の組み合わせによって構成してもよい。
[1] 防熱板5を構成するに際して、実施の形態では、第1防熱板部分51と第2防熱板部分52との二部材で構成したものを示したが、防熱板5としては、全体が一体に構成されたものであってもよい。
また、三以上の複数の防熱板部分の組み合わせによって構成してもよい。
[2] 防熱板5を構成するに際して、実施の形態では、第1防熱板部分51を、エンジン3のクランクケース31の上部側箇所と、シリンダヘッドの横側部における上部側箇所との前後2箇所で固定しているが、前方側のクランクケース31側でのみ支持するように構成してもよい。
[3] 本発明は、歩行型トラクタの他、歩行型田植機や歩行型芝刈り機など、各種の作業機にも適用できる。従って、歩行型トラクタ、歩行型田植機などを総称して歩行型作業機と呼称する。
2 車体主部
3 エンジン
4 操縦ハンドル
5 防熱板
6 燃料タンク
7 タンクカバー
10 車軸(駆動用出力軸)
20 ミッションケース(伝動ケース)
31 クランクケース
40 取付部
51 第1防熱板部分
52 第2防熱板部分
53 連結部
3 エンジン
4 操縦ハンドル
5 防熱板
6 燃料タンク
7 タンクカバー
10 車軸(駆動用出力軸)
20 ミッションケース(伝動ケース)
31 クランクケース
40 取付部
51 第1防熱板部分
52 第2防熱板部分
53 連結部
Claims (3)
- 伝動ケースの下部に設けた駆動用出力軸を介して走行装置、または回転駆動される作業装置を備え、伝動ケースの上部側に、エンジンと、操縦ハンドルの取付部とを設けてある歩行型作業機であって、
前記エンジンの上側を覆う位置に防熱板を設けるとともに、その防熱板の上側に燃料タンクと、燃料タンクの前部側を覆うタンクカバーとを備え、
前記防熱板に、前記燃料タンクとタンクカバーとの取付固定部を設けてあることを特徴とする歩行型作業機。 - 防熱板は一端側がエンジンのクランクケースに固定され、他端側が操縦ハンドルの取付部に固定されている請求項1記載の歩行型作業機。
- 防熱板は、一端側がクランクケース側に連結される第1防熱板部分と、他端側が操縦ハンドルの取付部に固定される第2防熱板部分との組み合わせで構成され、前記第1及び第2防熱板部分同士の相対向する側の端部箇所に、燃料タンクの取付箇所を共締め可能な連結部を設けてある請求項2記載の歩行型作業機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007169196A JP2009006811A (ja) | 2007-06-27 | 2007-06-27 | 歩行型作業機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007169196A JP2009006811A (ja) | 2007-06-27 | 2007-06-27 | 歩行型作業機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009006811A true JP2009006811A (ja) | 2009-01-15 |
Family
ID=40322361
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007169196A Pending JP2009006811A (ja) | 2007-06-27 | 2007-06-27 | 歩行型作業機 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2009006811A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014226072A (ja) * | 2013-05-21 | 2014-12-08 | 株式会社クボタ | 歩行型作業機 |
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JP2016107875A (ja) * | 2014-12-08 | 2016-06-20 | スズキ株式会社 | 車両用燃料タンク固定構造 |
WO2019044384A1 (ja) * | 2017-08-29 | 2019-03-07 | ヤンマー株式会社 | 保護部材取付構造 |
JP2020197221A (ja) * | 2020-09-16 | 2020-12-10 | ヤンマーパワーテクノロジー株式会社 | エンジン |
-
2007
- 2007-06-27 JP JP2007169196A patent/JP2009006811A/ja active Pending
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JP7013536B2 (ja) | 2020-09-16 | 2022-01-31 | ヤンマーパワーテクノロジー株式会社 | エンジン |
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