JPH10244914A - 車両用ペダル変位制御構造 - Google Patents

車両用ペダル変位制御構造

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JPH10244914A
JPH10244914A JP5335997A JP5335997A JPH10244914A JP H10244914 A JPH10244914 A JP H10244914A JP 5335997 A JP5335997 A JP 5335997A JP 5335997 A JP5335997 A JP 5335997A JP H10244914 A JPH10244914 A JP H10244914A
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智行 野上
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 所定値以上の外力が車両前部に作用した際に
車両用ペダルの踏面の変位を制御する。 【解決手段】 パーキングブレーキペダル10を揺動可
能に支持するペダルブラケット18は、三箇所に設けら
れた取付ブラケット32、40、48を介して、固定ボ
ルト36、44、52によってダッシュパネルに取り付
けられている。なお、取付ブラケット40、48には切
欠42、50が形成されている。さらに、インパネリイ
ンフォースに固着された座面形成ブラケット56には押
圧ブラケット58が配設されている。従って、所定値以
上の外力が車両前部に作用すると、ペダルブラケット1
8の取付ブラケット48が押圧ブラケット58のテーパ
部58Aに当接し、二点鎖線図示位置から実線図示位置
へと回転変位される。よって、パーキングブレーキペダ
ル10も略車両幅方向へ回転変位される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用ペダル変位
制御構造に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来か
ら、所定値以上の外力が車両前部に作用した際の対策と
して種々の構成が案出されている。この種の対策の一例
として、実開平1−73464号公報に開示された構成
を挙げることができる。
【0003】簡単に説明すると、図5に示される如く、
この公報に開示された構成では、ステアリングシャフト
400を覆うステアリングコラム402が、上板部材4
04及び一対の側板部材406から成るチルトブラケッ
ト408並びにこれらの側板部材406間を貫通してス
テアリングコラム402の下縁を支持するシャフト41
0によって車体側に支持されている。
【0004】さらに、上述したチルトブラケット408
の下方側には、略円弧面形状とされかつ弾性変形可能な
ニープロテクタ412が配設されている。このニープロ
テクタ412は、弾性変形可能なステー414を介して
ステアリングコラム402の下縁側に弾性的に支持され
ている。
【0005】上記構成によれば、所定値以上の外力が車
両前部に作用すると、乗員は車両前方側へ慣性移動しよ
うとし、これに伴い乗員の脚部は膝を起点として屈曲し
ながら同方向へ慣性移動しようとする。このため、仮に
ニープロテクタ412が配設されていない場合には、乗
員の膝がチルトブラケット408に接触する可能性があ
る。しかしながら、上記の如く、チルトブラケット40
8の下方にニープロテクタ412を配設しておけば、乗
員の膝はニープロテクタ412に接触するのみとなる。
【0006】このようなニープロテクタ412を配設す
る構成も所定値以上の外力が車両前部に作用した際の対
策として有意義なものと思われるが、乗員の脚部との関
係における当該対策としては別の観点からアプローチす
ることも可能であり、又乗員の脚部との関係における当
該対策を多面的に成立させることが多重防護の観点から
も重要である。
【0007】このような視点から着想し実験を重ねた結
果、本件発明者は、所定値以上の外力が車両前部に作用
した際におけるボディーパネル等の変形、変位挙動に着
目してブレーキペダル等の車両用ペダルの変位を制御す
ることも極めて有効な対策として成立するという結論に
至った。
【0008】本発明は上記知見に鑑み、所定値以上の外
力が車両前部に作用した際に車両用ペダルの踏面の変位
を制御することができる車両用ペダル変位制御構造を得
ることが目的である。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明に
係る車両用ペダル変位制御構造は、所定値以上の外力が
車両前部に作用した際に略車両後方側へ変位する車体側
構成部材に、軸方向が略車両前後方向となるような固定
軸を固定点に有して取り付けられるペダルブラケット
と、このペダルブラケットに揺動可能に支持された吊り
下げ式の車両用ペダルと、車体側構成部材が略車両後方
側へ変位した際に、ペダルブラケットを固定軸を中心と
して当該固定軸に対する軸直角平面内で回転変位させる
ことで、車両用ペダルの踏面の変位を制御する変位制御
手段と、を有することを特徴としている。
【0010】請求項2記載の本発明に係る車両用ペダル
変位制御構造は、請求項1に記載の発明において、前記
変位制御手段は、所定値以上の外力が車両前部に作用し
た際に略車両後方側へ殆ど変位しない別の車体側構成部
材に固定され、ペダルブラケットとの相対変位によって
当該ペダルブラケットを押圧することで、当該ペダルブ
ラケットに固定軸を中心とした回転力を付与する押圧部
材である、ことを特徴としている。
【0011】請求項1記載の本発明によれば、所定値以
上の外力が車両前部に作用すると、車体側構成部材が略
車両後方側へ変位される。車体側構成部材が略車両後方
側へ変位されると、変位制御手段によって、吊り下げ式
の車両用ペダルを揺動可能に支持しているペダルブラケ
ットが固定軸を中心として当該固定軸に対する軸直角平
面内で回転変位される。この固定軸は略車両前後方向を
軸方向としていることから、ペダルブラケットが固定軸
に対する軸直角平面内で回転変位されると、車両用ペダ
ルも同方向(即ち、略車両幅方向)へ回転変位されるこ
とになる。すなわち、本発明によれば、所定値以上の外
力が車両前部に作用した際に、車両用ペダルの踏面が略
車両幅方向へ変位されるように制御することができる。
【0012】請求項2記載の本発明によれば、所定値以
上の外力が車両前部に作用した際に略車両後方側へ殆ど
変位しない別の車体側構成部材に押圧部材が固定されて
おり、当該押圧部材によって請求項1記載の変位制御手
段が構成されている。そして、所定値以上の外力が車両
前部に作用した際に、押圧部材に対してペダルブラケッ
トが相対変位すると、当該押圧部材によってペダルブラ
ケットが押圧される。これにより、ペダルブラケットに
前述した固定軸を中心とした回転力が付与される。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図4を用いて、本発
明の一実施形態について説明する。
【0014】図2には、「車両用ペダル」としてのパー
キングブレーキペダル10の周辺構造が側面視で示され
ている。この図に示されるように、エンジンルーム12
と車室内空間14とを仕切る位置には、「車体側構成部
材」としてのダッシュパネル16が略垂直に配置されて
いる。ダッシュパネル16の上端部は、車両幅方向を長
手方向として配置されてカウルの一部を構成する図示し
ないカウルインナパネルの前側にスポット溶接等により
固着されている。また、ダッシュパネル16の下端部
は、図示しないフロアパネルにスポット溶接等により固
着されている。
【0015】ダッシュパネル16の室内側の所定位置に
は、ペダルブラケット18が取り付けられている。ペダ
ルブラケット18は、ダッシュパネル16に対して略平
行に配置される前壁部18Aと、この前壁部18Aの両
側部から車両後方側へ互いに平行に延出された一対の側
壁部18Bと、これらの側壁部18Bの上縁間を繋ぐ頂
壁部18Cと、を有し、車両下方側が開放された断面略
コ字形に形成されている。
【0016】一対の側壁部18Bの所定位置にはボルト
20及びナット22を含んで構成される揺動中心軸24
が配設されており、この揺動中心軸24にペダル支持部
26及び「踏面」としてのペダルパッド28を含んで構
成されたパーキングブレーキペダル10が揺動可能に支
持されている。なお、ペダルブラケット18内にはパー
キングブレーキペダル10をその踏み込み位置で保持す
るための図示しないロック手段(ラチェット歯が形成さ
れたセクタプレート及びラチェット歯に付勢力で係合さ
れるポールレバー等がこれに相当する)が配設されてお
り、パーキングブレーキペダル10を踏み込むことによ
りブレーキワイヤ30が牽引されて図示しないパーキン
グブレーキ本体(センタブレーキ方式の場合にはデファ
レンシャルギヤ部に配設されたブレーキ機構がこれに相
当し、又ドラムブレーキ方式の場合には左右の後輪に内
蔵されたブレーキ機構がこれに相当する)を作動させる
ようになっている。
【0017】図1及び図2に示されるように、上述した
ペダルブラケット18の前壁部18Aには、一方の側壁
部18B側へ屈曲されたL字形の取付ブラケット32が
溶接等により固着されている。この取付ブラケット32
の屈曲部32Aの中央には円形のボルト挿通孔34が形
成されており、このボルト挿通孔34内へ固定ボルト3
6が車室内側から挿入され、ダッシュパネル16の裏面
に溶着されたウエルドナット38に螺合されている。
【0018】なお、この固定ボルト36が請求項1記載
の「固定軸」に相当し、当該固定ボルト36によって固
定された部位が請求項1記載の「固定点」を意味する。
また、この固定ボルト36は、機能的には後述する所定
値以上の外力作用時においてもペダルブラケット18を
ダッシュパネル16から離脱させないという意味で、外
力作用前後に亘って固定の役割を果たすものであり、狭
義には固定部材として把握され、広義には固定手段とし
て把握されるものである。
【0019】また、ペダルブラケット18の前壁部18
Aには、他方の側壁部18B側へ屈曲されたL字形の取
付ブラケット40が溶接等により固着されている。この
取付ブラケット40の屈曲部40Aにはその中央から斜
め下方へ向けてU字状に切り欠かれた切欠42が形成さ
れており、この切欠42の底部位置に固定ボルト44が
車室内側から挿入され、ダッシュパネル16の裏面に固
着されたウエルドナット46に螺合されている。なお、
この固定ボルト44は機能的には取付ブラケット40の
屈曲部40Aを係止させるためのものであり、前述した
固定ボルト36によるペダルブラケット18の固定状態
を安定的に保持するための(第1)保持部材或いは(第
1)保持手段として把握されるものである。
【0020】さらに、ペダルブラケット18の頂壁部1
8Cにも、L字形の取付ブラケット48が溶接等により
固着されている。この取付ブラケット48の屈曲部48
Aにはその中央から斜め側方へ向けてU字状に切り欠か
れた切欠50が形成されており、この切欠50の底部位
置に固定ボルト52が車室内側から挿入され、ダッシュ
パネル16の裏面に固着されたウエルドナット54に螺
合されている。なお、この固定ボルト52も機能的には
取付ブラケット48の屈曲部48Aを係止させるための
ものであり、前述した固定ボルト36によるペダルブラ
ケット18の固定状態を安定的に保持するための(第
2)保持部材或いは(第2)保持手段として把握される
ものである。
【0021】なお、これらの取付ブラケット40、48
の屈曲部40A、48Aに形成されたU字状の切欠4
2、50の切欠方向は、前述した固定ボルト36による
固定点を中心として、ペダルブラケット18が図4の矢
印P方向へ回転した場合に、固定ボルト44、52に対
する取付ブラケット40、48の屈曲部40A、48A
の移動軌跡に沿った方向とされている。
【0022】また、上述した固定ボルト36、44、5
2のいずれも、その軸方向が車両前後方向となるように
取り付けられている。なお、本実施形態では、固定ボル
ト36、44、52として通常のボルトを使用したが、
段付ボルトを使用するようにしてもよい。
【0023】一方、ダッシュパネル16の車両後方側か
つ車両上方側には、略車両幅方向を長手方向とする高強
度部材である図示しないインパネリインフォースが配設
されており、更にこのインパネリインフォースにはペダ
ルブラケット18の後部側方に取付座面を形成するため
の座面形成ブラケット56が溶接等により取り付けられ
ている。なお、図1及び図4では、座面形成ブラケット
56の一部のみが図示されている。また、インパネリイ
ンフォース及び座面形成ブラケット56が、請求項2記
載の「別の車体側構成部材」に相当する。
【0024】図3に示されるように、この座面形成ブラ
ケット56の側部には、「変位制御手段」及び「押圧部
材」としての押圧ブラケット58がボルト60によって
固定されている。この押圧ブラケット58の前部側に
は、車両後方側へ向けて車両幅方向へ傾斜しかつ所定の
テーパ角度に設定されたテーパ部58Aが形成されてい
る。このテーパ部58Aは、頂壁部18C側に固着され
た取付ブラケット48の後方に所定距離だけ離間して配
置されている。従って、組付状態では押圧ブラケット5
8がペダルブラケット18に干渉することはないが、ペ
ダルブラケット18が略車両後方側へ所定量以上変位し
た場合にはテーパ部58Aに取付ブラケット48の屈曲
部48Aが干渉するようになっている。なお、上述した
押圧ブラケット58は、座面形成ブラケット56と共に
高強度に構成されている。
【0025】次に、本実施形態の作用並びに効果につい
て説明する。図2に示される状態及び図4に二点鎖線で
示される状態が、本実施形態におけるペダルブラケット
18の組付状態である。この組付状態では、前壁部18
Aに固着された一方の取付ブラケット32の屈曲部32
Aが固定ボルト36によってダッシュパネル16に固定
され、残る取付ブラケット40、48の屈曲部40A、
48Aが固定ボルト44、52によってダッシュパネル
16にそれぞれ固定されることにより、ペダルブラケッ
ト18がダッシュパネル16に固定されている。
【0026】なお、固定ボルト36は円形のボルト挿通
孔34に挿通され、残る固定ボルト44、52は切欠4
2、50の底部に挿通されていることから、上記組付状
態を機能的に観た場合、本実施形態のペダルブラケット
18は一箇所に設定された固定点(固定ボルト36)並
びに複数箇所に設定された保持点(固定ボルト44、5
2)を有することで、ダッシュパネル16に安定的に取
り付けられている。
【0027】この状態から、所定値以上の外力が車両前
部に作用すると、その際の荷重が図示しないマスタシリ
ンダ及びブレーキブースタを介してダッシュパネル16
に入力されることがある。この場合、ダッシュパネル1
6が略車両後方側へ変位し、これに伴ってペダルブラケ
ット18も略車両後方側へと変位する。
【0028】これに対し、ダッシュパネル16の車両後
方側かつ車両上方側に配置されたインパネリインフォー
スは前述した如く高強度部材であることから、相対的に
は略車両後方側へ殆ど変位しない。従って、インパネリ
インフォースに固定された座面形成ブラケット56及び
押圧ブラケット58も組付位置に保持されている。この
ため、押圧ブラケット58と取付ブラケット48との位
置関係から、図3に示される如く取付ブラケット48の
屈曲部48Aが押圧ブラケット58のテーパ部58Aに
当接される。これにより、テーパ部58Aのテーパ角度
に応じた押圧分力が取付ブラケット48を介してペダル
ブラケット18に作用し、当該ペダルブラケット18に
固定ボルト36回りの回転力が付与される。このため、
取付ブラケット40、48の切欠42、50が固定ボル
ト44、52から外れ、ペダルブラケット18が固定ボ
ルト36の軸直角平面内で略車両幅方向である矢印P方
向(図4参照)へ回転変位される。その結果、ペダルブ
ラケット18に揺動可能に支持されたパーキングブレー
キペダル10のペダルパッド28も図4の二点鎖線図示
位置から実線図示位置へと略車両幅方向へ回転変位され
る。
【0029】このように本実施形態では、ペダルブラケ
ット18を固定点となる固定ボルト36及び保持点とな
る固定ボルト44、52によってダッシュパネル16に
固定すると共に、所定値以上の外力が車両前部に作用し
た際にはインパネリインフォースに支持された押圧ブラ
ケット58によってペダルブラケット18を固定ボルト
36の軸直角平面内で回転変位させるように構成したの
で、所定値以上の外力が車両前部に作用した際にパーキ
ングブレーキペダル10のペダルパッド28が略車両幅
方向へ変位されるように制御することができる。その結
果、所定値以上の外力が車両前部に作用した際に、パー
キングブレーキペダル10のペダルパッド28を、慣性
移動する乗員の脚部から遠ざけることができる。すなわ
ち、ペダルパッド28を略車両幅方向外側へ向けて変位
させることで、ステアリングコラムから乗員の膝を遠ざ
けることができる。
【0030】また、本実施形態では、構成的には、イン
パネリインフォースに座面形成ブラケット56を介して
所定形状の押圧ブラケット58を設けるだけでよいの
で、構造の簡素化を図ることができる。
【0031】なお、本実施形態では、ペダルブラケット
18の取付ブラケット40、48の屈曲部40A、48
Aに切欠42、50を形成したが、必ずしも切欠を形成
する必要はなく、屈曲部40A、48Aに円形のボルト
挿通孔を形成する構成を採ってもよい。この場合、取付
ブラケット40、48の屈曲部40A、48Aへのボル
ト挿通孔の形成位置を端縁側にオフセットさせたり、屈
曲部40A、48Aの板厚を部分的に薄肉化させる等す
れば、押圧ブラケット58によって押圧されることによ
り、当該屈曲部40A、48Aを破断させることができ
る。
【0032】また、本実施形態では、ペダルブラケット
18の取付状態の安定性から二箇所に保持点を設定した
が、これに限らず、保持点を一箇所にしてもよい。
【0033】さらに、本実施形態では、パーキングブレ
ーキペダル10に対して本発明を適用したが、これに限
らず、吊り下げ式の主ブレーキペダルやクラッチペダル
に対して本発明を適用してもよい。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の本発
明に係る車両用ペダル変位制御構造は、所定値以上の外
力が車両前部に作用した際に略車両後方側へ変位する車
体側構成部材に、軸方向が略車両前後方向となるような
固定軸を固定点に有して取り付けられるペダルブラケッ
トと、このペダルブラケットに揺動可能に支持された吊
り下げ式の車両用ペダルと、車体側構成部材が略車両後
方側へ変位した際に、ペダルブラケットを固定軸を中心
として当該固定軸に対する軸直角平面内で回転変位させ
ることで、車両用ペダルの踏面の変位を制御する変位制
御手段と、を有するので、所定値以上の外力が車両前部
に作用した際に車両用ペダルの踏面の変位を制御するこ
とができるという優れた効果を有する。
【0035】請求項2記載の本発明に係る車両用ペダル
変位制御構造は、請求項1に記載の発明において、所定
値以上の外力が車両前部に作用した際に略車両後方側へ
殆ど変位しない別の車体側構成部材に固定され、ペダル
ブラケットとの相対変位によって当該ペダルブラケット
を押圧することで、当該ペダルブラケットに固定軸を中
心とした回転力を付与する押圧部材によって変位制御手
段を構成したので、簡素な構成で本発明の目的を達成す
ることができるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係る車両用ペダル変位制御構造の
全体構成を車両後方側から見て示す正面図である。
【図2】本実施形態に係る車両用ペダル変位制御構造の
全体構成を車両側方側から見て示す側面図である。
【図3】図1に示される押圧ブラケットを拡大して示す
斜視図である。
【図4】所定値以上の外力が車両前部に作用した際にペ
ダルブラケットが回転変位した状態を示す図1に対応す
る作動説明図である。
【図5】従来構造を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 パーキングブレーキペダル(車両用ペダル) 16 ダッシュパネル(車体側構成部材) 18 ペダルブラケット 28 ペダルパッド(踏面) 36 固定ボルト(固定軸) 56 座面形成ブラケット(別の車体側構成部材) 58 押圧ブラケット(変位制御手段、押圧部材)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定値以上の外力が車両前部に作用した
    際に略車両後方側へ変位する車体側構成部材に、軸方向
    が略車両前後方向となるような固定軸を固定点に有して
    取り付けられるペダルブラケットと、 このペダルブラケットに揺動可能に支持された吊り下げ
    式の車両用ペダルと、 車体側構成部材が略車両後方側へ変位した際に、ペダル
    ブラケットを固定軸を中心として当該固定軸に対する軸
    直角平面内で回転変位させることで、車両用ペダルの踏
    面の変位を制御する変位制御手段と、 を有することを特徴とする車両用ペダル変位制御構造。
  2. 【請求項2】 前記変位制御手段は、 所定値以上の外力が車両前部に作用した際に略車両後方
    側へ殆ど変位しない別の車体側構成部材に固定され、ペ
    ダルブラケットとの相対変位によって当該ペダルブラケ
    ットを押圧することで、当該ペダルブラケットに固定軸
    を中心とした回転力を付与する押圧部材である、 ことを特徴とする請求項1に記載の車両用ペダル変位制
    御構造。
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