JP2554707Y2 - バンパーステイの仮止め構造 - Google Patents

バンパーステイの仮止め構造

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JP2554707Y2
JP2554707Y2 JP2584992U JP2584992U JP2554707Y2 JP 2554707 Y2 JP2554707 Y2 JP 2554707Y2 JP 2584992 U JP2584992 U JP 2584992U JP 2584992 U JP2584992 U JP 2584992U JP 2554707 Y2 JP2554707 Y2 JP 2554707Y2
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JP2584992U
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理志 橋本
渉 武雄
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日産車体株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、バンパーステイを車体
に固定するに際して、仮止めするためのバンパーステイ
仮止め構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のバンパーステイ仮止め構造として
は、図3に示したものが提案されている(特公平3−7
3507号公報参照)。すなわち、車体の側部には前後
方向に延在するサイドメンバ30が配設されており、該
サイドメンバ30には上下方向に延在するステイ固定ブ
ラケット31の下端部が固着されている。該ステイ固定
ブラケット31には、その側面32に頭部36を有する
ボルト37が突設されているとともに、前記側面32よ
り側方に突出し上下方向に延在する支持面33が成形さ
れている。さらに、ステイ固定ブラケット31には、前
記支持面33の端部に連なり前記側面32と略平行な側
部端面34が設けられおり、該側部端面34には組付孔
35が成形されている。
【0003】一方、バンパーステイ38は、車体前後方
向に配設される長尺状の部材であって、一端部には前記
ステイ固定ブラケット31の側面32と接面し得る一般
面40と、該一般面40から車幅方向に突出し前記支持
面33に当接し得る当接部39が成形されている。さら
に、バンパーステイ38には、前記一般面40から当接
部39の上部に亙って開口部41が成形されており、該
開口部41の端縁には前記一般面40を切り欠くことに
より成形された切欠部42が設けられている。該切欠部
42は、前記開口部41が設けられたバンパーステイ3
8の一端部側から、他端部48側に向かう略水平状に成
形されている。また、前記当接部39の端縁には、前記
一般面40と略平行な方向に屈曲された固定部43が設
けられており、該固定部43には組付孔44が設けられ
ている。なお、バンパーステイ38の他端部48に成形
された上部フランジ45と端部フランジ46には、各々
バンパー取付孔47が設けられている。
【0004】かかる構造において、バンパーステイ38
をステイ固定ブラケット31に固定させる際には、該ス
テイ固定ブラケット31の側面32とバンパーステイ3
8の一般面40とが摺接するように、バンパーステイ3
8を移動させ、開口部41内にボルト37を受容させ
る。しかる後に、切欠部42をボルト37に係合させる
とともに、ステイ固定ブラケット31の支持面33にバ
ンパーステイ38の当接部39を当接させる。これによ
り、バンパーステイ38は前記他端部48が下降する方
向(矢示D方向)の回動が当接部39の支持面33に対
する当接により阻止されて、仮止めされる。そして、こ
の仮止めされた状態で合致しているステイ固定ブラケッ
ト31の組付孔35とバンパーステイ38側の組付孔4
4に図示しないボルトを挿入してバンパーステイ38の
固定を行うのである。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】このように、従来のバ
ンパーステイの仮止め構造にあっては、前記ボルト37
に切欠部42を係合させるとともに、当接部39を支持
面33に当接させてバンパーステイ38の回動を阻止
し、これによりバンパーステイ38を仮止めするように
構成されている。したがって、仮止めした際に当接部3
9が支持面33に当接すると、この当接部位が回転中心
となってバンパーステイ38の他端部48が下降する方
向にモーメントが生じ、該モーメントは切欠部42をボ
ルト37から離脱させる方向に作用する。
【0006】また、かかるモーメントは、バンパーステ
イ38の他端部48に負荷される重量が増大するばする
ほど大きいものとなることから、バンパーステイ38の
他端部48に設けられた前記バンパー取付孔47にバン
パーをサブアッセンブリした後バンパーステイ38を仮
止めを行う工順を採用すると、モーメントが著しく増大
してしまう。
【0007】したがって、この工順を採用した場合に
は、バンパーステイ38を仮止めすべく、切欠部42に
ボルト37を係合させて、当接部39を支持面33に当
接させた後、作業者が両組付孔35,44にて固定作業
を行うべくバンパーステイ38から手を離すと、前記モ
ーメントにより切欠部42がボルト37から離脱してし
まう。これにより、バンパーがサブアッセンブリされた
高重量のバンパーステイ38が急激に矢示D方向に回動
することから、既に組み付けられている各種部品や車体
側部材と干渉し、これらを傷つけてしまうおそれがあ
る。よって、前記工順を採用する場合には、一方の作業
者がバンパーをサブアッセンブリしてなるバンパーステ
イ38をもって仮止め状態を維持し、他方の作業者が前
記組付孔35,44にて固定作業を行う作業形態を取ら
ざるを得ず、所謂二人作業となってしまう不都合があっ
た。
【0008】本考案は、このような従来の課題に鑑みて
なされたものであり、バンパーをバンパーステイにサブ
アッセンブリした場合であっても、確実に仮止めを行う
ことができるバンパーステイの仮止め構造を提供するこ
とを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本考案にあっては、車体側部材の側面にボルトが突設
されるとともに、前記側面より側方に突出する支持面が
成形され、前記車体側部材に固定されるバンパーステイ
には前記側面に接面する一般面と前記支持面に当接する
当接部、及び該当接部から前記一般面に亙って成形され
前記ボルトを受容する開口部が設けられ、該開口部の縁
部には受容された前記ボルトと係合する略L字状の切欠
部が設けられている。
【0010】
【作用】前記構成において、バンパーステイを車体側部
材に仮止めする際には、該車体側部材の側面とバンパー
ステイの一般面とを接面させて、開口部内にボルトを受
容せしめ、切欠部をボルトに係合させる。これにより、
ボルトと切欠部との係合により支持されたバンパーステ
イは、当接部と支持面との当接によって、回動を阻止さ
れて仮止めされる。したがって、仮止めした際に当接部
が支持面に当接すると、この当接部位が回転中心となっ
てバンパーステイを回動させる方向にモーメントが生ず
る。しかし、切欠部は略L字状であって、バンパーステ
イの自重によその上端部にてボルトと係合することか
ら、前記モーメントが生じても、切欠部がボルトから離
脱することはない。
【0011】
【実施例】以下、本考案の一実施例について図にしたが
って説明する。すなわち、図1に示した、車体側部材た
るステイ固定ブラケット1は、車体の側部に配設されて
前後方向に延在する図示しないサイドメンバに固定され
ており、上下方向に延在している。このステイ固定ブラ
ケット1には、その側面2に頭部3を有するボルト4が
突設されているとともに、前記側面2より側方に突出す
る支持面5が一体的に設けられており、該支持面5はそ
の上端部側が湾曲状に後退した形状に成形されている。
さらに、ステイ固定ブラケット1には、前記支持面5に
連なり前記側面2と略平行な側部端面6が設けられてお
り、該側部端面6には組付孔7が成形されているととも
に、その裏面側にはこの組付孔7と合致する位置にウエ
ルドナット8が固着されている。
【0012】一方、バンパーステイ9は、車体前後方向
に配設される長尺状の部材であって、取り付け状態でス
テイ固定ブラケット1の側面2に接面する一般面10
と、前記支持面5に当接する当接部11とが成形されて
いる。該当接部11は、前記一般面10から車幅方向に
突出した形状であって、前記支持面5に沿うように上端
部側が湾曲状に後退した形状に成形されている。さらに
バンパーステイ9には、前記一般面10から当接部11
の上部に亙って開口部12が成形されており、該開口部
12の端縁には前記一般面10を切り欠くことにより成
形された切欠部13が設けられている。該切欠部13
は、略L字状であって一端が開口部12に連なる水平方
向の横欠部14と、該横欠部14の他端に連なり垂直方
向に立ち上がる縦欠部15とから構成されている。
【0013】また、前記当接部11の端部には、前記一
般面10と略平行な方向に屈曲された固定部16が設け
られており、該固定部16には組付孔17が設けられて
いる。さらに、バンパーステイ9の他端部には、図2に
示したように、フランジ18が屈曲形成されており、該
フランジ18にはバンパー19が予めサブアッセンブリ
されている。
【0014】以上の構成にかかる本実施例において、バ
ンパーステイ9をステイ固定ブラケット1に固定させる
際には、作業者はバンパー19がサブアッセンブリされ
たバンパーステイ9を持ち上げて、該バンパーステイ9
の一般面10をステイ固定ブラケット1の側面2と摺接
させるように移動させる。これにより、開口部12内に
ボルト4を受容して、該ボルト4を切欠部13の横欠部
14に係合させるとともに、ステイ固定ブラケット1の
支持面5にバンパーステイ9の当接部11を当接させ
る。そして、前記縦欠部15の下端部までボルト4が到
達した時点で、作業者が手を離すと前記縦欠部15の上
端にボルト4が係合するとともに、バンパーステイ9は
バンパー19が固定された端部が下降する方向の回動
(図2の矢示D)を当接部11の支持面5に対する当接
により阻止されて、仮止めされる。
【0015】このようにバンパー19の仮止めがなされ
ると、当接部11と支持面5の当接部位が回転中心とな
ってバンパーステイ9にはバンパー19側を下降させる
方向にモーメントが生じる。しかも、バンパー19の他
端部にはバンパー19がサブアッセンブリされているこ
とから、前記モーメントはかなり大きいものとなる。し
かし、切欠部13は略L字状であって、該切欠部13に
設けられた縦欠部15の上端にてボルト4と係合してい
ることから、前記モーメントが発生しても縦欠部15の
側縁にボルト4が圧接し、切欠部13がボルト4から離
脱してしまうことはない。したがって、バンパーステイ
9の他端部に設けられたフランジ18にバンパー19を
サブアッセンブリした後バンパーステイ9の仮止めを行
う工順を採用することにより、前記モーメントが著しく
増大しても、確実にバンパーステイ9の仮止めを行うこ
とができる。
【0016】よって、このようにして仮止めを行った後
は、当該作業者はバンパー19がサブアッセンブリされ
たバンパーステイ9を支えている必要はなく、合致して
いる組付孔7,17に固定用ボルト20を挿入して、該
固定用ボルト20を前記ウエルドナット8に螺合させる
固定作業を行うことができる。つまり、バンパー19が
サブアッセンブリされたバンパーステイ9の仮止めから
固定までの一連の作業に二人の作業者は必要なく、一人
の作業者のみによりバンパーステイ9の固定を完了させ
ることが可能となる。
【0017】
【考案の効果】以上説明したように本考案は、バンパー
ステイに設けられた切欠部を略L字状とし、この切欠部
を車体側部材のボルトと係合させてバンパーステイの仮
止めを行うようにした。よって、仮止めの状態でその自
重やサブアッセンブリされたバンパーの荷重によりバン
パーステイにモーメントが発生しても、切欠部がボルト
から離脱することがなく、確実に仮止め状態を維持する
ことができる。したがって、バンパーステイの端部にバ
ンパーをサブアッセンブリして、これを車体側部材に組
み付ける場合にも、支障なく仮止めを行った当該作業者
が引き続き固定作業を行うことができる。その結果、バ
ンパーがサブアッセンブリされたバンパーステイの仮止
めから固定までを一人作業とすることができ、これによ
り作業コストの低減を図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す斜視図である。
【図2】同実施例の仮止め状態における側面図である。
【図3】従来のバンパーステイ仮止め構造を示す斜視図
である。
【符号の説明】
1 ステイ固定ブラケット(車体側部材) 2 側面 4 ボルト 5 支持面 9 バンパーステイ 10 一般面 11 当接部 12 開口部 13 切欠部 19 バンパー

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体側部材の側面にボルトが突設される
    とともに、前記側面より側方に突出する支持面が成形さ
    れ、前記車体側部材に固定されるバンパーステイには前
    記側面に接面する一般面と前記支持面に当接する当接
    部、及び該当接部から前記一般面に亙って成形され前記
    ボルトを受容する開口部が設けられ、該開口部の縁部に
    は受容された前記ボルトと係合する略L字状の切欠部が
    設けられたことを特徴とするバンパーステイの仮止め構
    造。
JP2584992U 1992-03-27 1992-03-27 バンパーステイの仮止め構造 Expired - Lifetime JP2554707Y2 (ja)

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JPH0576906U JPH0576906U (ja) 1993-10-19
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JP3636090B2 (ja) * 2001-04-10 2005-04-06 ヤマハ株式会社 外装部材の取付構造
JP2006313042A (ja) * 2005-05-09 2006-11-16 Fuji Koki Corp 補助冷却装置
JP6134195B2 (ja) * 2013-05-01 2017-05-24 矢崎総業株式会社 ワイヤーハーネスの車体仮固定構造

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JPH0576906U (ja) 1993-10-19

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