JPS6019875Y2 - 自動車のバツクドアにおけるドアロツクの取付構造 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は自動車のバンクドアにおけるドアロックの取付
構造に関するものである。

従来バックドアにライセンスプレートを取付けたパン型
の自動車においては、バンクドアのドアロックのブツシ
ュボタン或いはキーシリンダをライセンスプレートとリ
ヤウィンド間のドアパネル所定位置にリテーナで保持し
て、その抜は止め及び廻り止めを行なっていた、しかし
ながら、これによれば、リヤウィンドのスペースが大き
く制限されると共に、別途にリテーナを必要としそれだ
け高いコストであった。

本考案は、上記の点に鑑み、自動車のバックドアにライ
センスプレートを取付けたものにおいて、このライセン
スプレートの取付部分にドアロックを取付け、リヤウィ
ンドのスペースを十分に確保すると共に、ドアロックの
取付部分の部品点数を少くしてコストの低減化を図らん
とするもので、以下その構成を図面に示す実施例にした
がって説明すると次の通りである。

第１図乃至第５図において、１は自動車バックドアのド
アパネル、２はドアパネル１の下線部中心位置に形成さ
れたライセンスプレート取付部位、３はこのライセンス
プレート取付部位２の上縁にそってドアパネル１の傾斜
部１′に取付固定されたライセンスランプのランプカバ
ープレートで、このランプカバープレート３の中央部分
には外方に断面り字型に膨出した膨出部４が形成され、
且つこの膨出部４の垂直壁５には所定径の穴６が形成さ
れている。

７は上記ランプカバープレート３に取付けたランプカバ
ーで、これはその中央部分に上記穴６と同一径の六８を
形成した凹所９を有し、上記ランプカバープレート３の
垂直壁５はこの凹所９の内側面に当接せしめて六６と８
とを一致せしめである。

１０は上記穴６，８に対応させてドアパネル１の傾斜部
１′に形成した所定の大きさの取付穴で、前記ランプカ
バープレート３の膨出部４の両側部はこの取付穴１０の
開口縁外面に接合させる。

１１はこの取付穴１０にドアパネル１内部より嵌め込ん
でその外周縁部１１′を取付穴１０の開口縁内面に接合
させた支持プレートで、これは上記ランプカバープレー
ト３の膨出部４と同一断面り字形状の窪部１２を有し、
当該窪部１２の垂直壁１３には上部側に切欠１４を有し
且つ上記穴６，８と同芯状の穴１５が形成されている。

１６はその一部にロックレバ−１７を枢着したロックコ
ントロールブラケットで、これはその両側取付部１６ａ
ｖ１６ａは上記支持プレート１１の外周縁部１１′の両
側部分に接合させると共に、若干隆起した中央部分１６
ｂには上記穴１５と同一高さ位置に上方が開放した穴１
８が形成されている。

そして、上記ロックコントロールブラケット１６の両側
取付部１６ａ。

１６ａ１支持プレート１１の外周縁部１１′、取付穴１
０の開口縁及びランプカバープレート３の各部材の重合
部分１９．１９にポル）２０．２０を貫通し、ランプカ
バープレート３に溶着したナツト２１．２１に螺合緊締
させる。

２２はバックドアのロックを解除するためのブツシュボ
タン或いはキーシリンダで、これは第２図及び第３図に
示す如く内端面にロックレバ−１７の係合部１７′に当
接する突起２３を有し且つ外端面に退入可能な突出部分
２４を有していると共に、外端側には係止突起２５を一
体に設けたフランジ部２６を有している。

そして、このブツシュボタン２２は上記各部材の六６，
８，１５．１８に貫挿し、その内端部分はロックコント
ロールブラケット１６の穴１８にて支持すると共に、フ
ランジ部２６をランプカバープレート３と支持プレート
１１との垂直壁５及び１３で挾持し且つ係止突起２５を
切欠１４に嵌入係止させてその抜脱及び廻転を防止し、
又上記突出部分２４を穴６，８を介してランプカバー７
外方に突出させである。

そうして、上記ブツシュボタン２２をドアパネル１に取
付ける場合には、支持プレート１１をドアパネル１の傾
斜部１′の取付穴１０に嵌め込んだ後、ブツシュボタン
２２を支持プレート１１の穴１５に貫挿し、しかる後、
ロックコントロールブラケット１６の両側取付部１６ａ
、１６ａを支持プレート１１に接合させると共に、他方
ランプカバー７を予め螺子止めしであるランプカバープ
レート３をライセンスプレート取付部位２上縁の傾斜部
１′にそわせ、その膨出部４の両側部を取付穴１０の開
口縁外面に接合させる。

そして、上記各部材の重合部分１９．１９をボルト２０
．２０とナツト２１．２１とで緊締してブツシュボタン
２２を取付固定し、これにより、ランプカバープレート
３及びランプカバー７をドアパネル１のライセンスプレ
ート取付部位２の上縁部に取付固定する。

尚、２８．２９は上記支持プレート１１の長手方向両側
縁に嵌着したパッドである。

以上説明した様に、本考案は、バックドアパネルにライ
センスプレートを取付けたものにおいて、ドアパネルの
ライセンスプレート取付部位の所定位置に所定の大きさ
の取付穴を形成すると共に、この取付穴の開口縁にロッ
クコントロールブラケット、支持プレート及びランプカ
バープレートの各接合部を重合固着し、これらの部材に
フランジ部を有するブツシュボタン或いはキーシリンダ
を貫挿し、その内端部分はロックコントロールブラケッ
トにて支持すると共に、外端部分はそのフランジ部を支
持プレートとランプカバープレートで挾持して係止固定
したから、リヤウィンドのスペースを十分に確保するこ
とができると共に、ランプカバープレート及びランプカ
バーの取付作業に関連してブツシュボタン或いはキーシ
リンダをバックドアに取付けることができ、作業性の向
上を図ることができる。

また、部品点数が少なくなってコストの低減化が図るこ
とができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の概略を示した斜視説明図、第２図は第
１図のＡ−Ａ線断面図、第３図は第１図のＢ−Ｂ線断面
図、第４図は各部材の結合状態を示した断面図、第５図
は本考案の分解斜視説明図である。 １・・・・・・ドアパネル、２・・・・・・ライセンス
プレート取付部位、３・・・・・・ランプカバープレー
ト、７・・・・・・ランプカバー、１０・・・・・・取
付穴、１１・・・・・・支持プレート、１６・・・・・
・ロックコントロールブラケット、２２・・・・・・ブ
ツシュボタン（キーシリンダ）、２６・・・・・・フラ
ンジ部。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. バンクドアパネルにライセンスプレートを取付けたもの
   において、ドアパネルのライセンスプレート取付部位の
   所定位置に所定の大きさの取付穴を形成すると共に、こ
   の取付穴の開口縁にロックコントロールブラケット、支
   持プレート及びランプカバープレートの各接合部を重合
   固着し、これらの部材にフランジ部を有するブツシュボ
   タン或いはキーシリンダを貫挿し、その内端部分はロッ
   クコントロールブラケットにて支持すると共に、外端部
   分はそのフランジ部を支持プレートとランプカバープレ
   ートで挟持して係止固定したことを特徴とする自動車の
   バックドアにおけるドアロックの取付構造。