JP2553812Y2 - ミラーブラケツト - Google Patents

ミラーブラケツト

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JP2553812Y2
JP2553812Y2 JP1991068733U JP6873391U JP2553812Y2 JP 2553812 Y2 JP2553812 Y2 JP 2553812Y2 JP 1991068733 U JP1991068733 U JP 1991068733U JP 6873391 U JP6873391 U JP 6873391U JP 2553812 Y2 JP2553812 Y2 JP 2553812Y2
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哲哉 新実
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Toyoda Gosei Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、ドアミラーを取り付
けるとともに、自動車のフロントドアのベルトライン
と、フロントピラーまたはフロントサツシユと、の挟角
部に装着されるミラーブラケツトに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のミラーブラケツトとして
は、図6・7に示すものがあつた(実開昭62−156
551号公報参照)。
【0003】このミラーブラケツト1は、自動車のフロ
ントドアのベルトラインと、フロントピラーと、の挟角
部に装着される。そして、このミラーブラケツト1は、
板金製のインサート10と、インサート10を被覆する
エラストマー製の被覆層20と、から構成されている。
【0004】インサート10は、インサート本体11
と、ドアガラスを摺動させるための摺動溝2の車内側側
壁3に埋設されて、インサート本体11に固着される補
助片17と、から構成されている。
【0005】被覆層20は、車内側側面21・車外側側
面25に、インサート10の車内側側面と車外側側面と
の中央部位10a・10bを露出させるための、略三角
形状の中央孔22・26を備えている。車外側側面25
の中央孔26は、ドアミラーMを取り付ける際に、ドア
ミラーMの元部側をシールして嵌合させるように、ドア
ミラーMの元部側に対応した形状としている。
【0006】なお、ドアミラーMは、インサート10の
車内側側面と車外側側面との露出した中央部位10a・
10bを取付座面として、ドアミラーMの元部から延び
る三本のボルトBを、インサート10(インサート本体
11)の中央部位10a・10bを貫通する取付孔12
にそれぞれ挿入させ、車内側側面からナツトN止めする
ことにより、ミラーブラケツト1に取り付けられること
となる。
【0007】また、被覆層20の車内側側面21の中央
孔22の周縁における摺動溝2側の縁の二箇所には、係
合孔24を備えたボス23が突設されている。これらの
ボス23の係合孔24は、インサート本体11の係合孔
14とで、露出したインサート10の車内側の中央部位
10aを目隠しするための合成樹脂製の目隠し板28を
係合させるものである。これらの係合孔24・14の配
置は、目隠し板28をバランス良く保持でき、かつ、ド
アミラーMの取付孔12と干渉しないように、中央孔2
2の三隅付近に配置されている。
【0008】そして、この目隠し板28は、係合孔24
・14に係合するための係止脚29を備えている。
【0009】なお、インサート本体11の大小の孔13
・15は、ハーネス用孔である。
【0010】
【考案が解決しようとする課題】しかし、従来のミラー
ブラケツト1では、目隠し板28を保持する係合孔24
がエラストマー製の被覆層20に形成され、それらの係
合孔24の配置されている部位、すなわち、中央孔22
の縁側が、インサート10に接触しているだけである。
【0011】そのため、ボス23・23が浮き上がり易
く、保持した目隠し板28がガタツクこととなつてい
た。
【0012】ちなみに、このガタツキを無くすため、被
覆層20を広げて、被覆層20における中央孔22の縁
側を、取付孔12やハーネス用孔13等を利用し、車外
側の中央孔26の縁側と連結することが考えられる。
【0013】しかし、このようにした場合には、ドアミ
ラーMの取付座面となるインサート10の中央部位10
b・10aにエラストマー製の被覆層20が配置される
こととなつて、取り付けたドアミラーMがグラツクこと
となつて安定しない課題を生じさせてしまう。
【0014】この考案は、上述の課題を解決するもので
あり、ドアミラーの取付態様に支障を生じさせることな
く、ガタツキを抑えて目隠し板を取り付けることができ
るミラーブラケツトを提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】この考案にかかるドアミ
ラーブラケットは、ドアミラーを取り付けるとともに、
自動車のフロントドアに装着され、板金製のインサート
と、該インサートの車内側側面と車外側側面との中央部
位を前記ドアミラーの取付座面として露出させるための
車内側側面・車外側側面の中央孔を備えて、前記インサ
ートを被覆するエラストマー製の被覆層と、からなり、
前記インサートが、インサート本体と、ドアガラスを摺
動させるための摺動溝の車内側側壁に埋設されて前記イ
ンサート本体に固着される補助片と、からなり、前記被
覆層の車内側側面の中央孔周縁における前記摺動溝側の
縁に、係合孔を備えたボスが突設され、前記係合孔が、
露出した前記インサートの車内側側面の中央部位を目隠
しするための目隠し板を係合させているミラーブラケツ
トであつて、前記補助片は、短手方向の一側に形成され
るインサート本体への溶着部と、該溶着部から車内側に
膨らむように湾曲して他側に形成される側壁部とを備
え、前記インサート本体との間で、前記被覆層における
摺動溝側と車内側側面の中央孔側とを連結させる連結孔
を形成するための、凹部を前記溶着部に備えていること
を特徴とする。
【0016】
【考案の作用・効果】この考案に係るミラーブラケツト
では、インサート本体に固着される補助片が、インサー
ト本体との間で、被覆層における摺動溝側と車内側側面
の中央孔側とを連結させる連結孔を形成するための、凹
部を備えている。
【0017】そのため、インサート本体と補助片との間
でこの凹部により形成される連結孔によつて、被覆層に
おける摺動溝側と車内側側面の中央孔側とが、補助片を
くるんで連結されることとなる。
【0018】その結果、被覆層における係合孔を備えた
ボスの部位の浮き上がりが防止され、ガタツキを抑えて
目隠し板を取り付けることができる。
【0019】さらにまた、ドアミラーの取付座面に被覆
層を回り込ませるような、被覆層における車内側側面と
車外側側面との中央孔周縁部位を相互に連結するように
しなくとも良いため、ドアミラーの取り付けにガタツキ
等の支障を生じさせることが無い。
【0020】
【実施例】以下、この考案の一実施例を図面に基づいて
説明する。
【0021】実施例のドアミラー31は、図1〜6に示
すように、補助片47の形状を除いて従来例のミラーブ
ラケツト1と同様であり、板金製のインサート40と、
エラストマー製の被覆層50と、を備えて構成されてい
る。なお、実施例のドアミラー31は、自動車の左側の
フロントドアに配置されるものであり、自動車の右側の
フロントドアに配置されるドアミラーでは、実施例と左
右対称形となる。
【0022】インサート40は、図1・5に示すよう
に、インサート本体41と、ドアガラスGを摺動させる
ための摺動溝32の車内側側壁33に埋設されて、イン
サート本体41に固着される補助片47と、から構成さ
れている。なお、摺動溝32の車外側側壁34には、イ
ンサート本体41の先端部41aが埋設されることとな
る。
【0023】被覆層50は、従来と同様に、車内側側面
51・車外側側面55に、インサート40の車内側側面
と車外側側面との中央部位40a・40bを露出させる
ための、略三角形状の中央孔52・56を備えている。
インサート40の露出した車内側側面と車外側側面との
中央部位40a・40bは、ドアミラーMの取付座面と
なり、被覆層50における車外側側面55の中央孔56
は、ドアミラーMを取り付ける際に、ドアミラーMの元
部側をシールして嵌合させることとなる。
【0024】また、被覆層50の車内側側面51の中央
孔52の周縁における摺動溝32側の縁の二箇所には、
従来と同様に、係合孔54を備えたボス53が突設され
ている。これらのボス53の係合孔54は、従来と同様
に、インサート本体41に形成された係合孔44とで、
露出したインサート40の車内側の中央部位40aを目
隠しするための合成樹脂製の目隠し板48を係合させる
ものである。これらの係合孔54・44の配置は、従来
と同様に、目隠し板58をバランス良く保持でき、か
つ、インサート本体41に形成されたドアミラーMの取
付孔42と干渉しないように、中央孔52の三隅付近に
配置されている。
【0025】なお、目隠し板58は、従来と同様に、係
合孔54・44に係合するための係止脚59を備えてい
る。
【0026】そして、インサート本体41には、既述の
ように、ドアミラーMを取り付けるための三つの取付孔
42と、大小のハーネス用孔43・45と、目隠し板5
8を係合させる係合孔44と、が従来と同様な位置に配
置されている。なお、下部の孔46は、ミラーブラケツ
ト31をフロントドアに取り付けるための取付孔であ
る。
【0027】補助片47は、図1〜6に示すように、短
手方向の一側をインサート本体41への溶着部47aと
し、他側を摺動溝32の車内側側壁33内に埋設させる
側壁部47bとしている。この側壁部47bは、溶着部
47aから車内側へ膨らむように湾曲して形成されてい
る。そして、溶着部47aの長手方向の三箇所には、屈
曲する凹部48が形成されている。これらの凹部48
は、溶着部47aを利用して補助片47がインサート本
体41の所定位置に溶着された際、インサート本体41
との間で、被覆層50における摺動溝32側と車内側側
面の中央孔52側とを連結させる連結孔49を形成する
ためのものである。
【0028】なお、41b・47cは、それぞれ、イン
サート本体41若しくは補助片47に形成された被覆層
50の剥離防止孔である。
【0029】また、この実施例のミラーブラケツト31
の製造は、従来と同様に、まず、それぞれ所定形状にプ
レス加工等で形成したインサート本体41と補助片47
とをスポツト溶接してインサート40を製造する。そし
て、インサート40を所定の成形型にセツトし、被覆層
50を成形すれば、製造することができる。
【0030】その後、取付孔46を利用してフロントド
アにミラーブラケツト31を取り付ければ良い。なお、
ドアミラーMと目隠し板58とは、予めミラーブラケツ
ト31に取り付けておいても、あるいは、ミラーブラケ
ツト31をフロントドアに取り付けた後に、取り付けて
も良い。
【0031】このように製造されたミラーブラケット3
1では、インサート本体41に固着された補助片47
が、インサート本体41との間で、被覆層50における
摺動溝32側と車内側面の中央孔52側とを連結させる
連結孔49を形成するための、凹部48を溶着部47a
備えている。
【0032】そのため、インサート本体41と補助片4
7との間でこれらの凹部48により形成される連結孔4
9によつて、被覆層50における摺動溝32側と車内側
側面の中央孔52側とが、補助片47をくるんで連結さ
れることとなる。
【0033】その結果、被覆層50おける係合孔54を
備えたボス53の部位の浮き上がりが防止され、ガタツ
キを抑えて目隠し板53を取り付けることができる。
【0034】また、ドアミラーMの取付座面に被覆層5
0を回り込ませるような、被覆層50における車内側側
面51と車外側側面55との中央孔52・56周縁部位
を相互に連結するようにしなくとも良いため、ドアミラ
ーMの取り付けにガタツキ等の支障を生じさせることが
無い。
【0035】なお、補助片47に設ける凹部48は、実
施例の場合、補助片47におけるボス53の形成部位近
傍の三箇所に設けたものを示したが、長くすれば一つの
凹部でも良く、その凹部の数は任意である。
【0036】また、ボス53の浮き上がりを防止するた
め、インサート本体41や補助片47のボス53の近傍
部位に、被覆層50の車内側側面51と車外側側面55
とを連結する剥離防止孔を設けて対処することが考えら
れるが、実施例のように、補助片47に凹部48を設け
て対処する場合には、ドアミラーMの取付座面となるイ
ンサート10の中央部位10bに被覆層50が形成され
ないため、ドアミラーMの取り付けにガタツキ等の支障
を生じさせることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例を示す断面図であり、図6
のI−I部位を示す。
【図2】同実施例に使用する補助片の断面図であり、図
3のII−II部位を示す。
【図3】同実施例に使用する補助片の正面図である。
【図4】同実施例に使用する補助片の側面図である。
【図5】同実施例のインサートの正面図である。
【図6】ドアミラーの正面図である。
【図7】図6のVII −VII 部位に対応した、従来のドア
ミラーの使用態様を示す断面図である。
【符号の説明】
1・31…ミラーブラケツト、 2・32…摺動溝、 3・33…車内側側壁、 10・40…インサート、 10a・10b・40a・40b…中央部位(取付座
面)、 11・41…インサート本体、 17・47…補助片、 20・50…被覆層、 21・52…車内側側面、 22・26・52・56…中央孔、 25・55…車外側側面、 23・53…ボス、 24・54…係合孔、 28・58…目隠し板、 29・59…係止脚、 48…凹部、 49…連結孔、 G…ドアガラス、 M…ドアミラー。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドアミラーを取り付けるとともに、自動
    車のフロントドアに装着され、 板金製のインサートと、該インサートの車内側側面と車
    外側側面との中央部位を前記ドアミラーの取付座面とし
    て露出させるための車内側側面・車外側側面の中央孔を
    備えて、前記インサートを被覆するエラストマー製の被
    覆層と、からなり、 前記インサートが、インサート本体と、ドアガラスを摺
    動させるための摺動溝の車内側側壁に埋設されて前記イ
    ンサート本体に固着される補助片と、からなり、 前記被覆層の車内側側面の中央孔周縁における前記摺動
    溝側の縁に、係合孔を備えたボスが突設され、 前記係合孔が、露出した前記インサートの車内側側面の
    中央部位を目隠しするための目隠し板を係合させている
    ミラーブラケツトであつて、 前記補助片は、短手方向の一側に形成されるインサート
    本体への溶着部と、該溶着部から車内側に膨らむように
    湾曲して他側に形成される側壁部とを備え、前記インサ
    ート本体との間で、前記被覆層における摺動溝側と車内
    側側面の中央孔側とを連結させる連結孔を形成するため
    の、凹部を前記溶着部に備えていることを特徴とするミ
    ラーブラケツト。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS60176946U (ja) * 1984-05-04 1985-11-25 トヨタ自動車株式会社 ドアミラ−ブラケツト構造

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