JP3508344B2 - 自動二輪車におけるスタンドロック装置の取り付け構造 - Google Patents

自動二輪車におけるスタンドロック装置の取り付け構造

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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、自動二輪車におけ
るスタンドロック装置の取り付け構造に関する。 【0002】 【従来の技術】従来の自動二輪車のスタンドロック装置
としては、例えば特開平7−69257号公報に記載さ
れたものがある。このスタンドロック装置は、センタス
タンドを揺動自在に枢支するブラケットを車体フレーム
下部に設け、このブラケットの内部に回動自在に舌片状
のカム板を配設し、このカム板をセンタスタンドの起立
時にセンタスタンドのスリットに挿入することによっ
て、センタスタンドをロックするようにしたものであ
る。前記カム板は、ブラケットの基板にボルトで枢支さ
れると共に、ワイヤ操作によって回動することでスリッ
トに対して前後方向に挿脱される。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記特
開平7−69257号公報のスタンドロック装置におい
ては、ブラケットが路面に直接対向しているため、路上
の障害物や飛石等によりブラケットおよびその内部の主
要部品が損傷する恐れがある。また、従来より、単に溶
接やボルトによる取り付け構造ではない、より一層車両
から外されにくいスタンドロック装置の取り付け構造が
要望されている。 【0004】本発明は、前記従来の問題点に鑑みてなさ
れたものであって、路上の障害物等からスタンドロック
装置を保護することができ、しかもスタンドロック装置
自体が車両から簡単に取り外されることを防止して装置
の盗難防止性能を向上させた自動二輪車におけるスタン
ドロック装置における取り付け構造を提供することを目
的とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明においては、前記
課題を解決するため、起立位置と格納位置との間を揺動
するよう車両下部に支持されたセンタースタンドを起立
位置でロック可能なスタンドロック装置を有するもので
あって、前記車両下部に設置されたエンジンのエンジン
ケース下面に、前記センタースタンドの支軸を支持する
左右一対のボスを下方に突出させて設け、該センタース
タンドを起立状態でロック可能なスタンドロック装置を
該左右一対のボスの間に配設し、この左右一対のボスの
前後に該スタンドロック装置のエンジンケースに対する
取付部をそれぞれ設けるとともに、この取付部に対応す
る位置に該スタンドロック装置の本体ケース及びカバー
から舌状の取付片をそれぞれ左右に突出させて締着固定
し、前記センタースタンドの支軸を該スタンドロック装
置の下面に近接させて左右方向に延在し、この支軸の左
右両端部を前記左右一対のボスに支持させたことを特徴
としている。 【0006】本発明によれば、前記左右一対のボスに支
持された支軸とエンジンの下面との間にスタンドロック
装置が配設されるので、支軸がスタンドロック装置を保
護するバンパとして機能するため、この支軸によって路
上の障害物や飛石等からスタンドロック装置を保護する
ことができる。 【0007】また、スタンドロック装置をエンジンから
取り外すためには、それより前に左右のボスに支持され
た支軸を外さなくてはならない。したがって、スタンド
ロック装置が簡単に車両から取り外されることを防止で
き、スタンドロック装置の盗難防止性能を高めることも
できる。 【0008】 【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を説明する。図1は本実施形態に係る自動二輪車
の側面図、図2は本実施形態に係る自動二輪車の底面図
である。図3は本実施形態のスタンドロック装置を下方
から見た斜視図、図4は図3におけるA部周辺の構造を
車両前方から見た断面図、図5は本実施形態のスタンド
ロック装置を上方から見た斜視図である。図6は本実施
形態の変形例のスタンドロック装置を上方から見た斜視
図、図7は図6におけるB部周辺の構造を車両前方から
見た断面図である。なお、本実施形態において、左・右
とは、車両進行方向に対する左側・右側をいう。 【0009】本実施形態に係る自動二輪車2は、図1に
示すようないわゆるスクータであって、前輪4を操舵す
るハンドル6と運転者用シート8との間に足乗せ空間1
0を備えたものである。運転者用シート8の下側には、
ヘルメット12を収納可能な収納ボックス14が設けら
れており、この収納ボックス14の左右両側面はフレー
ムカバー16によって覆われている。 【0010】エンジン18は、図1に示すように、ユニ
ットスイング式のもので構成されており、前部が車体フ
レーム(図示略)の下部に軸支され、かつ、後部で後輪
20を回転自在に保持している。エンジン18は、クラ
ンク軸(図示略)を回転自在に支持すると共に、クラン
ク軸で取り出された動力を後輪20に伝える駆動系18
a1を内部に備えたエンジンケース18aと、このエン
ジンケース18aの前端から略水平かつ前方に突出した
シリンダ18bとを有する。エンジンケース18aの左
側部分(通常は左右割れのクランクケースの左側のクラ
ンクケース)は、図2に示すように、車両の左側面に沿
って後方に延びており後端で後輪20の車軸を軸支して
いる。また、図1に示すように、エンジンケース18a
の前部に突設されたブラケット部18a2は、クッショ
ンリンク22を介して足乗せ空間10の後端下側にて車
体フレームに支持される一方、エンジンケース18aの
後部は、車体フレームの後部に上端が支持されたクッシ
ョンユニット24の下端に懸架されていて、これにより
後輪20は、路面の凹凸状態に追従して上下に揺動でき
るようになっている。 【0011】エンジン18のシリンダ18bの下壁に設
けられた排気口には、図1および図2に示すように、ジ
ョイント26aを介してマフラ26が接続されており、
このマフラ26は、前記排気口から右下方に延びながら
後方に湾曲し、さらに車両右側面に沿って後上方に延び
るように配管されている。 【0012】そして、本実施形態に係る自動二輪車2に
は、図1に示すように、起立位置と格納位置との間を揺
動可能に車両下部に枢支されたセンタスタンド28と、
このセンタスタンド28をその起立状態においてロック
するスタンドロック装置30とが備えられている。以
下、このスタンドロック装置30の取り付け構造を、ス
タンドロック装置30の構成およびセンタスタンド28
の構成と合わせて説明する。 【0013】本スタンドロック装置30の取り付け構造
は、図3に示すように、エンジンケース18aの下面に
左右一対のボス32L,32Rを下方に突出させて設け
ると共に、スタンドロック装置30を左右のボス32
L,32Rの間に配設し、センタスタンド28のスタン
ド軸(支軸に相当)34をスタンドロック装置30の下
面に沿って左右方向に延在させると共に、スタンド軸3
4の左右両端部を左右一対のボス32L,32Rに支持
させたものである。 【0014】左右一対のボス32L,32Rは、図2に
示すようにエンジンケース18aの前端部の下面に設け
られると共に、図3に示すようにエンジンケース18a
の下面に下方に突出して一体形成され、左右方向に離間
して設けられる。左右のボス32L,32Rそれぞれ
は、図3に示すように、左右方向に中心軸を持つ略円筒
形形状を呈しており、左右方向に貫通した軸孔32L
1,32R1を有する。また、左右のボス32L,32
Rのうちマフラ26設置側の右側のボス32Rの前側に
は、ボス32Rの軸孔32R1の上縁よりも高い位置に
雌ネジ部36が上下方向に形成されると共に、後側に
は、雌ネジ部36の下端面と略同位置に平面状の下面を
備えるストッパ部38が形成されている。一方、左側の
ボス32Lにおいては、その前後両側それぞれに前記雌
ネジ部36と同様な雌ネジ部40,40が形成される。 【0015】スタンドロック装置30は、図3に示すよ
うに、下方に開放した箱状を呈すると共に前記左右のボ
ス32L,32Rの離間距離と略同じ幅寸法あるいはそ
れよりも小さい幅寸法で構成された本体ケース42と、
この本体ケース42に下方から被着されるカバー44と
を備える。この本体ケース42およびカバー44それぞ
れの合わせ面における、前記左右のボス32L,32R
の三つの雌ネジ部36,40,40に相対する箇所に
は、舌状の取付片42aおよび取付片44aが一体に突
出されており、この取付片42aおよび取付片44aは
上下に重ねられて、ボルト46により前記雌ネジ部36
または雌ネジ部40に共締めされる。その状態において
カバー44は、本体ケース42を下方から塞ぐと共に、
その下面は前記ボス32L,32Rの軸孔32L1,3
2R1の上縁と略同じ高さまたはそれよりも上方に位置
する。 【0016】本体ケース42の右側の側壁には、図3に
示すように、前記ストッパ部38の下方かつ右側のボス
32Rの後方に向けて開口した切欠部42bが形成され
ている。また、この切欠部42bの後端縁には、本体ケ
ース42の内側に向けて突出し、かつ、後述する引張コ
イルスプリング52の一端を保持する保持片42cが設
けられる。 【0017】本体ケース42の内部には、図3に示すよ
うに、切欠部42bから突出し左右方向に摺動自在に設
けられると共に前記ストッパ部38に対して出没可能な
ロックプレート48と、このロックプレート48と本体
ケース42の上壁とを係合する係合ピン50と、ロック
プレート48を突出方向に常時付勢する引張コイルスプ
リング52と、本体ケース42の上壁に支持ピン54を
介して回動自在に支持されると共にロックプレート48
をその突出方向に摺動させるロックレバー56と、ロッ
クプレート48を没入させる方向にロックレバー56を
回動させる操作ワイヤ58とが組み付けられている。 【0018】ロックプレート48は、図4に想像線で示
すように、その突出時には前記ストッパ部38よりもさ
らに外側方に突出し、実線で示すように没入時にはその
先端が前記ストッパ部38の外面と略同位置またはそれ
よりも内方に収まる。係合ピン50は、図4に示すよう
に、ロックプレート48に設けられた左右方向に長い長
孔48aに嵌まっており、その下端には半径方向に突出
しかつ長孔48aの幅寸法よりも大きな外径を有するフ
ランジ部50aが一体形成される。また、係合ピン50
の上部には、長孔48aに挿入可能な半径方向に突出し
た突出部50bが設けられている。係合ピン50は、突
出部50b側からロックプレート48の長孔48bに下
側から挿入した後に突出部50bを本体ケース42の上
壁内面に当接させた状態で、先端を本体ケース42の孔
42dより外部に臨ませて曲面状にかしめることによ
り、本体ケース42に固着される。したがって、その先
端のかしめ部50cは本体ケース42の上側に位置す
る。 【0019】操作ワイヤ58は、前述のように一端が前
記ロックレバー56に固定されると共に、図5に示すよ
うに、車両における所定の経路を通って配線され他端が
シートロック装置60に接続される。シートロック装置
60は、キー62によって回動操作されるキーシリンダ
64と、このキーシリンダ64の尾端側に取り付けら
れ、かつ、運転者用シート8の下面に突設された係止片
(図示略)を保持・解放可能なシートロック本体66と
を備える。操作ワイヤ58の他端はキーシリンダ64の
回動部分(いわゆるキーシリンダの内筒等)に接続され
ており、使用者は、キー操作でキーシリンダ64を回動
させることによって操作ワイヤ58を引っ張り、これに
よりロックレバー56をロックプレート48が没入する
方向に回動させることができる。 【0020】センタスタンド28は、図5に示すよう
に、左右一対の脚部68L,68Rと、この左右の脚部
68L,68Rの下部を左右に連結する連結バー70と
から主に構成される。左側の脚部68Lの下部は、側方
に長く延びており足掛け部68L1を構成している。ま
た、左側の脚部68Lの外側面には、センタスタンド2
8の格納時にエンジンケース18aの下面に弾性的に当
接するゴム等のクッション部材72がブラケット74を
介して取り付けられ、さらにその下側近傍には、センタ
スタンド28を格納位置および起立位置に安定的に保持
するためのスプリング(図示略)を係止するフック76
が突設される。 【0021】左右一対の脚部68L,68Rそれぞれの
上部には、左右方向に貫通する軸孔78L1,78R1
を備えたプレート78L,78Rが設けられている。右
側のプレート78Rにおける軸孔78R1の後側部分に
は、センタスタンド28の起立状態において前記ロック
プレート48が突出したときに、そのロックプレート4
8の先端部の下面に対向する当接片78R2が設けられ
ている。 【0022】センタスタンド28は、図3に示すよう
に、前記スタンドロック装置30が前記左右一対のボス
32L,32Rの間に配設された後にスタンド軸34を
介して左右一対のボス32L,32Rに支持される。す
なわち、スタンドロック装置30を三つのボルト46に
よりエンジンケース18aの下面に締着した後に、左右
のプレート78L,78Rを前記左右のボス32L,3
2Rの外側に嵌めて、スタンド軸34を右側のプレート
78Rの軸孔78R1、左右のボス32L,32Rの軸
孔32L1,32R1および左側のプレート78Lの軸
孔78L1に通し、さらにそのスタンド軸34の先端の
ピン孔34aに割りピン80を止める。なお、スタンド
軸34は、マフラ26が配置される側からマフラ26の
装着前に挿入されると共に、後にマフラ26が装着され
た状態においてはそのフランジ状の頭部34bがマフラ
26の外周面に近接するようになっている。すなわち、
図2または図5に示すように、左右のボス32L,32
Rに支持されたスタンド軸34の中心軸上かつその頭部
34b側には、マフラ26が延在しており、スタンド軸
34を抜くためにはマフラ26を取り外さねばならない
ようになっている。 【0023】このように構成されたセンタスタンド28
は、その起立位置では図1に実線で示すように後輪20
を(場合によっては前輪4を)を浮かせた状態で車両を
直立姿勢に支持する一方、格納位置では、その左右の脚
部68L,68Rがスタンド軸34からエンジンケース
18aの下面に沿って後方に延びた姿勢で車両側に収ま
る。 【0024】次に、本実施形態に係るスタンドロック装
置30の動作を説明する。センタスタンド28がロック
されていない状態では、操作ワイヤ58に引張力が作用
ししており、ロックプレート48は没入状態にある。具
体的には、ロックプレート48の先端が右側のボス32
Rのストッパ部38よりも内側に位置し、センタスタン
ド28は、自由に格納位置と起立位置との間を揺動でき
るようになっている。 【0025】この状態からセンタスタンド28をロック
する場合は、車両停止時にセンタスタンド28を起こ
し、キーシリンダ64を一側に回動させて、操作ワイヤ
58に加わった引張力を解除する。これによって操作ワ
イヤ58が緩められると、図4に想像線で示すように、
ロックプレート48は前記引張コイルスプリング52に
より突出方向に摺動し、ストッパ部38の外側面よりも
所定量突出すると共に、その下面が前記センタスタンド
28の当接片78R2の上面に対向する。 【0026】これにより、仮にセンタスタンド28に外
力を加えてセンタスタンド28を起立位置から格納位置
へ揺動させようとしても、前記当接片78R2がロック
プレート48の下面に当接すると共にストッパ部38が
ロックプレート48を上方から押さえ付けるので、確実
に当該外力によるセンタスタンド28の揺動が阻止され
る。 【0027】そして、このスタンドロック装置30のロ
ック状態を解除するときは、キーシリンダ64を他側に
回動させて操作ワイヤ58を引っ張ることによりロック
レバー56を所定方向に回動させ、ロックプレート48
を引張コイルスプリング52の付勢力に抗して没入させ
る。これにより、図4に実線で示すようにロックプレー
ト48の先端が前記当接片78R2の内側に位置するま
で没入し、これにより当接片78R2がロックプレート
48から解除されるので、センタスタンド28は、起立
位置から格納位置へ自由に揺動できるようになる。 【0028】次に、上記のごとく構成され作動するスタ
ンドロック装置30のその取り付け構造の作用・効果を
説明する。本実施形態の取り付け構造によれば、左右一
対のボス32L,32Rに支持されたスタンド軸34と
エンジンケース18aの下面との間にスタンドロック装
置30が配設されるので、スタンド軸34がスタンドロ
ック装置30を保護するバンパとして機能し、このスタ
ンド軸34によって路上の障害物や飛石等からスタンド
ロック装置30を保護することができる。 【0029】また、ロック手段を構成するロックプレー
ト48等の主要部品は全て本体ケース42およびカバー
44に覆われているので、スタンドロック装置30の内
部に泥等が溜まることも防止できる。それと同時に、主
要部品は、本体ケース42およびカバー44によって閉
塞されることにより、外部から操作されにくくなるとい
う顕著な効果も得られる。これに対して、前記特開平7
−69257号公報に記載されたスタンドロック装置に
おいては、ロック手段の主要部品を収容したブラケット
が上方に開放したものであるため、泥等がブラケット内
に入り主要部品の周囲に異物が溜まるなどの恐れがあ
る。 【0030】また、本実施形態によれば、スタンドロッ
ク装置30をエンジンケース18aから取り外すには、
それより前にスタンド軸34を左右のボス32L,32
Rから外さなくてはならない。しかも、スタンド軸34
の頭部34bにはマフラ26の外周面が相対しているこ
とから、スタンド軸34を抜こうとしてもその抜く方向
にマフラ26が延在しているため、スタンド軸34も外
すことができない。よって、スタンドロック装置30が
簡単に車両から取り外されることを防止でき、スタンド
ロック装置30の盗難防止性能を高めることができる。 【0031】また、ロックプレート48を本体ケース4
2に係合するための係合ピン50のかしめ部50cは、
本体ケース42の上面とエンジンケース18aの下面と
の間の隙間にあるため、外部からかしめ部50cが操作
されることも防止でき、より一層盗難防止性能を向上さ
せることができる。 【0032】なお、本実施形態は本発明の好適な実施の
態様であり、本発明の技術的範囲は本実施形態に限定さ
れない。例えば、本実施形態においては下方に開放した
本体ケース42内にロックプレート48等の主要部品を
組み込むようにしたが、これに対し、図6に示すよう
に、上方に開放した本体ケース42の内部にロックプレ
ート48等の主要部品を組み込むようにしてもよい。こ
の場合、本体ケース42の上側にカバーを被着すること
が好ましいが、本体ケース42をエンジンケース18a
の下面で覆うようにすれば、必ずしもカバーを設ける必
要はない。 【0033】 【発明の効果】以上のように本発明によれば、前記車両
下部に設置されたエンジンのエンジンケース下面に、前
記センタースタンドの支軸を支持する左右一対のボスを
下方に突出させて設け、該センタースタンドを起立状態
でロック可能なスタンドロック装置を該左右一対のボス
の間に配設し、この左右一対のボスの前後に該スタンド
ロック装置のエンジンケースに対する取付部をそれぞれ
設けるとともに、この取付部に対応する位置に該スタン
ドロック装置の本体ケース及びカバーから舌状の取付片
をそれぞれ左右に突出させて締着固定し、前記センター
スタンドの支軸を該スタンドロック装置の下面に近接さ
せて左右方向に延在し、この支軸の左右両端部を前記左
右一対のボスに支持させるので、路上の障害物等からス
タンドロック装置を保護することができ、しかも、スタ
ンドロック装置自体が車両から簡単に取り外されるのを
防止して装置の盗難防止性能を高めることができるとい
う効果がある。
【図面の簡単な説明】 【図1】本実施形態に係る自動二輪車の側面図である。 【図2】本実施形態に係る自動二輪車の底面図である。 【図3】本実施形態のスタンドロック装置を下方から見
た斜視図である。 【図4】図3におけるA部周辺の構造を車両前方から見
た断面図である。 【図5】本実施形態のスタンドロック装置を上方から見
た斜視図である。 【図6】本実施形態の変形例のスタンドロック装置を上
方から見た斜視図である。 【図7】図6におけるB部周辺の構造を車両前方から見
た断面図である。 【符号の説明】 2 自動二輪車 18 エンジン 18a エンジンケース 28 センタスタンド 30 スタンドロック装置 32L,32R ボス 34 スタンド軸(支軸に相当)
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B62H 1/02 B62H 5/00

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 起立位置と格納位置との間を揺動するよ
    う車両下部に支持されたセンタースタンドを起立位置で
    ロック可能なスタンドロック装置を有する自動二輪車で
    あって、 前記車両下部に設置されたエンジンのエンジンケース下
    面に、前記センタースタンドの支軸を支持する左右一対
    のボスを下方に突出させて設け、該センタースタンドを
    起立状態でロック可能なスタンドロック装置を該左右一
    対のボスの間に配設し、この左右一対のボスの前後に該
    スタンドロック装置のエンジンケースに対する取付部を
    それぞれ設けるとともに、この取付部に対応する位置に
    該スタンドロック装置の本体ケース及びカバーから舌状
    の取付片をそれぞれ左右に突出させて締着固定し、前記
    センタースタンドの支軸を該スタンドロック装置の下面
    に近接させて左右方向に延在し、この支軸の左右両端部
    を前記左右一対のボスに支持させたことを特徴とする自
    動二輪車におけるスタンドロック装置の取付構造。
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