JPH066798Y2 - ヘッドレストの表皮端末固定構造 - Google Patents

ヘッドレストの表皮端末固定構造

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JPH066798Y2
JPH066798Y2 JP3184390U JP3184390U JPH066798Y2 JP H066798 Y2 JPH066798 Y2 JP H066798Y2 JP 3184390 U JP3184390 U JP 3184390U JP 3184390 U JP3184390 U JP 3184390U JP H066798 Y2 JPH066798 Y2 JP H066798Y2
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JP3184390U
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哲仁 後藤
紀生 伊藤
太志 安井
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Tachi S Co Ltd
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Tachi S Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は自動車用シート(座席)に備えるヘッドレスト
における表皮の端末係止構造に関する。
(従来の技術) 従来のヘッドレストには、第3図に示すように袋状に縫
製した表皮(1)と、この表皮(1)内に収容される発
泡体製パット(2)と、このパット(2)内に埋設さ
れ、支杆(4)を横架した略逆U字状フレーム(3)と
から構成されているものがある。以上のフレーム(3)
はシートバック内に挿入係止するステー(31)(3
1)と一体にパイプで成形されている。
以上の表皮(1)はその端末である開口部をパット
(2)の底面において相互に係止して閉口している。
即ち、第4図に示すものは、表示(1)の一方の端末
(101)に合成樹脂製フック(103)を縫着し、他
方の端末(102)側にプレート(104)を縫着し
て、このプレート(104)をフック(103)に挿入
係止することにより、一体に連結して袋状の表皮(1)
の開口部を閉口している。
また、第5図に示すものは、両端末(101)(10
2)をホッグリング(105)で一体に結着して閉口し
た後、その結着個所を剛性を有する合成樹脂製被覆板
(106)で被覆した構造である。
(考案が解決しようとする課題) 以上の第4図に示すものは、両端末(101)(10
2)の連結部がパット(2)の底面より下方に垂れ下が
るため、ヘッドレストの外観が悪くなる不具合があっ
た。
一方、第5図に示すものは第4図のものの不具合は除去
されるが、被覆板(106)をパット(2)の底面に押
圧して、パット(2)に固定部材で固定しなければなら
ない欠陥がある。
そこで、本考案は前記被覆板等を使用することなく、表
皮の端末がパットの底面より垂れ下がることなく、しか
も、表皮の開口部を構成する両端末の連結個所が外部か
ら視覚されることのないようにすることを目的とする。
(課題を解決するための手段) 以上の目的を達成するための本考案は、前記ヘッドレス
トにおいて、前記パットにはその底面より支杆に渉って
スリットを設け、前記表皮の開口部における一端縁に
は、前記支杆に掛止する第1折曲部と、この第1折曲部
の先端に一体成形した第2折曲部とを有する第1フック
を固定し、前記表皮の開口縁における他端縁には前記第
1フックの第2折曲部に掛止する第2フックを固定し、
該両フックを前記スリット内において掛止して表皮の端
末を固定してなることを特徴とするものである。
前記表皮の開口縁における一端縁に固定した第1フック
は、パットの底面に設けたスリット内に挿入され、フレ
ームの支杆に第1折曲部が掛止されて固定される。この
固定された第1フックに、表皮の他端縁に固定した第2
フックがパットのスリット内において、第1フックの第
2折曲部に掛止されて固定される。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を第1図、第2図に基づいて説
明する。
図中、第3図乃至第5図と同一符号は同一部材を示し、
その説明を省略する。図中、(1)に示す表皮はヘッド
レストの外形形状にモールド成形した発泡体製パット
(2)を被覆し得るように、袋状に縫製し、その開口部
における一端縁である端末(101)には合成樹脂製の
略J字状第2フック(11)が縫着され、他端縁である
端末(102)には第1フック(12)が縫着されてい
る。
この第1フック(12)は前記フレーム(3)の支杆
(4)に掛止する第1折曲部(12a)と、前記第1フ
ック(11)が掛止される第2折曲部(12b)とから
構成され、第1折曲部(12a)は略U字状に折曲成形
され、その第1折曲部(12a)の先端に第2折曲部
(12b)が一体成形され、この第2折曲部(12b)
は第1折曲部(12a)の内方に向けてU字状に折曲成
形されている。この第1フック(12)は第2フック
(11)と同様に合成樹脂で成形され、その全長は支杆
(4)の全長と略同一にして支杆(4)の全体に掛止し
得るようになっている。
図中(2)に示す発泡体(例えばウレタンフォーム)製
のパットは、ヘッドレストの外形形状にモールド成形さ
れ、このモールド成形時に支杆(4)を横架したフレー
ム(3)を内部に埋設する。そして、このモールド成形
時に、支杆(4)周囲に空間部を設けると共に、この支
杆(4)からヘッドレストの底面に渉ってスリット(2
1)を形成する。
なお、前記フレーム(3)は第3図に示すように、略逆
U字状にパイプを折曲し、その上部にパイプ製の支杆
(4)の両端を溶接して固着し、両遊端部をステー(3
1)(31)としたものである。
第2図に示すようにフレーム(3)が埋設されているパ
ット(2)を、その上部から袋状の表皮(1)内に収容
して被覆した後、まず、第1フック(12)をスリット
(21)内に挿込んで、支杆(4)に第1折曲部(12
a)を引掛けると、表皮(1)の開口部を構成する一端
縁側の端末(102)は支杆(4)に掛止されて固定さ
れる。次に、他端縁側の端末(101)に縫着されてい
る第2フック(11)を前記既に固定されている第1フ
ック(12)の第2折曲部(12b)にスリット(2
1)内で引掛けて掛止すると端末(101)は固定さ
れ、第1図に示すようなヘッドレストが形成される。な
お、前記スリット(21)のパット(2)の底面に近い
部分はその上部に対して狭小に形成するのが望ましく、
斯様に形成しても狭小部をパット(2)の弾性に抗して
押し拡げて第1フック(12)、第2フック(11)を
掛止でき、掛止後は表皮(1)の両端末(101)(1
02)が接合し、両端末(101)(102)間に隙間
が生じることがない。
(効果) 本考案は叙上の如く構成したので、パット内に埋設した
フレームの支杆に直接又は間接に表皮の端末が固定され
る。従って、表皮はパットの底面に密接し、前記従来品
の如き表皮がパットの底面より垂れ下がることがない。
また、前記従来品の如き被覆板で押圧して表皮をパット
の底面に接合させる必要もないので、作業性が向上す
る。
更に表皮の別体の被覆板を使用しないし、両端末の連結
部材等が外部から視覚されることがないため、ヘッドレ
ストの外観品質も向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の断面図、第2図は同分解断面図、第3
図は従来品の部分切欠斜視図、第4、5図は従来品の部
分断面図である。 図中、(1)は表皮、(2)はパット、(3)はフレー
ム、(4)は支杆、(11)は第2フック、(12)は
第1フック、(12a)は第1折曲部、(12b)は第
2折曲部、(21)はスリットを示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】袋状に縫製した表皮と、この表皮内に収容
    される発泡体製パットと、このパット内に埋設され支杆
    を横架した略逆U字状フレームとからなるヘッドレスト
    において、 前記パットにはその底面より支杆に渉ってスリットを設
    け、前記表皮の開口部における一端縁には、前記支杆に
    掛止する第1折曲部と、この第1折曲部の先端に一体成
    形した第2折曲部とを有する第1フックを固定し、前記
    表皮の開口縁における他端縁には前記第1フックの第2
    折曲部に掛止する第2フックを固定し、該両フックを前
    記スリット内において掛止して表皮の端末を固定してな
    ることを特徴とするヘッドレストの表皮端末係止構造。
JP3184390U 1990-03-29 1990-03-29 ヘッドレストの表皮端末固定構造 Expired - Lifetime JPH066798Y2 (ja)

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JP3184390U JPH066798Y2 (ja) 1990-03-29 1990-03-29 ヘッドレストの表皮端末固定構造

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JPH03122795U JPH03122795U (ja) 1991-12-13
JPH066798Y2 true JPH066798Y2 (ja) 1994-02-23

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