JPH087461B2 - トナーバインダー用ポリエステル樹脂、バインダー、トナーの製法 - Google Patents

トナーバインダー用ポリエステル樹脂、バインダー、トナーの製法

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JPH087461B2
JPH087461B2 JP3203201A JP20320191A JPH087461B2 JP H087461 B2 JPH087461 B2 JP H087461B2 JP 3203201 A JP3203201 A JP 3203201A JP 20320191 A JP20320191 A JP 20320191A JP H087461 B2 JPH087461 B2 JP H087461B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真トナーバイン
ダー用ポリエステル樹脂、この樹脂からなる電子写真ト
ナーバインダーおよびこのバインダーを用いた電子写真
トナーの製法に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真法においては、感光体上に常法
により静電潜像を形成し、乾式トナーで現像後、トナー
画像をコピー用紙上に転写し、次いで熱定着(通常熱ロ
ーラーを使用)してコピーを得ている。従来、この乾式
トナーの成分であるトナーバインダーとして、ポリスチ
レン樹脂、スチレンーアクリル共重合体、ポリエステル
樹脂、エポキシ樹脂等が一般に使用され、中でもポリス
チレン樹脂、スチレンーアクリル共重合体などのポリス
チレン系樹脂が熱可塑性、粉砕性、帯電性等の性能と低
コストの点から広く使用されている。しかし、最近複写
機の処理速度の高速化が望まれており、スチレン系樹脂
に代わり、低温定着性のよいポリエステル樹脂、特に架
橋型ポリエステル樹脂が注目され各種の提案がなされて
いる。従来このトナーバインダー用ポリエステル樹脂と
して、米国特許3,681,106号明細書では3価以
上の多価アルコール(トリメチロールプロパン、ペンタ
エリスリトール等)のアルキレンオキサイド付加物を使
用したポリエステル樹脂(1)を提案している。また、
米国特許4,387,211号明細書及び米国特許4,
657,837号明細書記載では、トリメリット酸を使
用したポリエステル樹脂(2)を提案している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記ポリエス
テル樹脂(1)は耐オフセット性が実用上不十分であ
り、上記ポリエステル(2)は低温定着性が不十分であ
ることが各々問題点である。本発明は以上のような背景
のもとになされたものであって、その目的は低温定着性
と耐オフセット性のいずれもすぐれた新規なトナーバイ
ンダー用ポリエステル樹脂、この樹脂からなるトナーバ
インダーおよびこのバインダーを用いたトナーの製法を
提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記目的を
達成すべく鋭意検討した結果、ノボラック型フェノール
樹脂骨格を分子中に有するポリエステル樹脂をバインダ
ーとして用いることにより、トナーの耐オフセット性お
よび低温定着性が向上することを見いだし、本発明に到
達した。即ち本発明はポリカルボン酸成分(A)と多価
アルコール成分(B)とを構成単位とする電子写真トナ
ーバインダー用ポリエステル樹脂において、(B)の少
なくとも一部がノボラック型フェノール樹脂のオキシア
ルキレンエ−テル(B1)であることを特徴とする電子
写真トナ−バインダー用ポリエステル樹脂;このポリエ
ステル樹脂からなり、ガラス転移点30〜85℃、軟化
点70〜160℃である電子写真トナ−バインダー;並
びに、このトナーバインダー、着色剤(C)及び必要に
よりその他の添加剤(D)を溶融混練するとともに、更
に架橋剤(E)を添加し、該ポリエステル樹脂の一部を
架橋させることを特徴とする電子写真トナーの製法であ
る。
【0005】本発明においてポリカルボン酸成分(A)
は、2価カルボン酸類(A1)および必要により3価以
上のカルボン酸類(A2)からなる。2価カルボン酸類
(A1)の具体例としては、(1)マレイン酸、フマー
ル酸、コハク酸、アジピン酸、セバチン酸、マロン酸、
アゼライン酸、メサコン酸、シトラコン酸、グルタコン
酸等の炭素数2〜20の脂肪族ジカルボン酸;(2)シ
クロヘキサンジカルボン酸、メチルメジック酸等の炭素
数8〜20の脂環式ジカルボン酸;(3)フタル酸、イ
ソフタル酸、テレフタル酸、トルエンジカルボン酸、ナ
フタレンジカルボン酸などの炭素数8〜20の芳香族ジ
カルボン酸;(4)イソドデセニルコハク酸、n−ドデ
セニルコハク酸等の側鎖に炭素数4〜35の炭化水素基
を有するアルキルもしくはアルケニルコハク酸;並び
に、これら2価カルボン酸の無水物や低級アルキル(メ
チル、ブチルなど)エステルが挙げられる。これらの中
では上記(1)、(3)、(4)およびこれらジカルボ
ン酸の無水物や低級アルキルエステルが好ましく、(無
水)マレイン酸、フマール酸、イソフタル酸、テレフタ
ル酸、ジメチルテレフタレート、n−ドデセニル(無
水)コハク酸が更に好ましい。 (無水)マレイン酸及びフマール酸は反応性が大きい点
で好ましく、イソフタル酸及びテレフタル酸はポリエス
テルのガラス転移温度を高くする点で好ましい。また、
アルキルもしくはアルケニル(無水)コハク酸はトナー
の粉砕性を良くする利点がある。
【0006】3価以上のポリカルボン酸類(A2)の具
体例としては、(1)1,2,4−ブタントリカルボン
酸、1,2,5−ヘキサントリカルボン酸、1,3−ジ
カルボキシル−2−メチル−2−メチレンカルボキシプ
ロパン、テトラ(メチレンカルボキシル)メタン、1,
2,7,8−オクタンテトラカルボン酸等の炭素数7〜
20の脂肪族ポリカルボン酸;(2)1,2,4−シク
ロヘキサントリカルボン酸等の炭素数9〜20の脂環式
ポリカルボン酸;(3)1,2,4−ベンゼントリカル
ボン酸、1,2,5−ベンゼントリカルボン酸、2,
5,7−ナフタレントリカルボン酸および1,2,4−
ナフタレントリカルボン酸、ピロメリット酸、ベンゾフ
ェノンテトラカルボン酸等の炭素数9〜20の芳香族ポ
リカルボン酸;並びにこれらの無水物や低級アルキル
(メチル、ブチル等)エステルが挙げられる。(A2)
を用いる場合、これらの中では(3)およびその無水物
や低級アルキルエステルが好ましく、特に1,2,4−
ベンゼントリカルボン酸、1,2,5−ベンゼントリカ
ルボン酸およびこれらの無水物や低級アルキルエステル
が価格及びトナーの耐オフセット性付与の点で好まし
い。 (A)中の(A2)の使用割合は、通常0〜30モル
%、好ましくは0〜20モル%、さらに好ましくは0〜
10モル%である。
【0007】本発明において、ポリオール成分(B)
は、ノボラック型フェノール樹脂のオキシアルキレンエ
ーテル(B1)、必要により他の2価アルコール類(B
2)及び必要により他の3価以上のアルコール類(B
3)からなる。
【0008】ノボラック型フェノール樹脂のオキシアル
キレンエーテル(B1)は、ノボラック型フェノール樹
脂(a)と分子中1個のエポキシ環を有する化合物
(b)との反応物である。
【0009】ノボラック型フェノール樹脂(a)として
は、例えばエンサイクロベディア・オブ・ポリマーサイ
エンス・アンド・テクノロジー(インターサイエンス・
パブリッシャーズ)第10巻1頁のフエノリツク・レジ
ンズの項に記載されるように、塩酸、リン酸、硫酸など
の無機酸又はパラトルエンスルホン酸、シュウ酸などの
有機酸又は酢酸亜鉛などの金属塩を触媒としてフェノー
ル類とアルデヒド類からの重縮合により製造されるもの
が挙げられる。フェノール類としては、フェノールや炭
素数1〜35の炭化水素基及び/又はハロゲン基を1個
以上置換基として有する置換フェノールが挙げられる。
置換フェノールの具体例としては、クレゾール(オルソ
体、メタ体もしくはパラ体)、エチルフェノール、ノニ
ルフェノール、オクチルフェノール、フェニルフェノー
ル、スチレン化フェノール、イソプロペニルフェノー
ル、3−クロルフェノール、3−ブロムフェノール、
3,5−キシレノール、2,4−キシレノール、2,6
−キシレノール、3,5−ジクロルフェノール、2,4
−ジクロルフェノール、3−クロル−5−メチルフェノ
−ル、ジクロルキシレノール、ジブロムキシレノール、
2,4,5−トリクロルフェノール、6−フェニル−2
−クロルフェノール等が挙げられる。フェノール類は2
種以上併用してよい。これらの中ではフェノール及び炭
化水素基で置換された置換フェノールが好ましく、その
中でも特にフェノール、クレゾール、t−ブチルフェノ
ールおよびノニルフェノールが好ましい。フェノールと
クレゾールは価格及びトナーの耐オフセット性を付与す
る点で好ましく、t−ブチルフェノール及びノニルフェ
ノールに代表される炭化水素基で置換された置換フェノ
ールはトナーの帯電量の温度依存性を小さくする点で好
ましい。アルデヒド類としては、ホルマリン(各種濃度
のホルムアルデヒド溶液)、パラホルムアルデヒド、ト
リオキサン、ヘキサメチレンテトラミン等が挙げられ
る。ノボラック型フェノール樹脂(a)の数平均分子量
は通常300〜8000、好ましくは450〜300
0、更に好ましくは400〜2000である。 (a)中の数平均のフェノール類の核体数は通常3〜6
0、好ましくは3〜20、更に好ましくは4〜15であ
る。また(a)の軟化点(JIS K2531;環球
法)は、通常40〜180℃、好ましくは40〜150
℃、更に好ましくは50〜130℃である。(a)の軟
化点が40℃未満では常温でブロッキングし取り扱いが
困難となる。また軟化点が180℃を越えるとポリエス
テル樹脂の製造過程でゲル化を引き起こし好ましくな
い。
【0010】(b)の具体例としてはエチレンオキサイ
ド(EO)、1,2−プロピレンオキサイド(PO)、
1,2−ブチレンオキサイド、2,3−ブチレンオキサ
イド、スチレンオキサイド、エピクロルヒドリン等を挙
げることができる。また(b)として炭素数1〜20の
脂肪族1価アルコールもしくは1価フェノールのグリシ
ジルエーテルも使用できる。これらの中ではEOおよび
/またはPOが好ましい。(B1)を構成する(a)1
モルに対する(b)の付加モル数は通常1〜30モル、
好ましくは2〜15モル、更に好ましくは2.5〜10
モルであり、また(a)中のフェノール性水酸基1個に
対する(b)の平均付加モル数は通常0.1〜10モ
ル、好ましくは0.1〜4モル、更に好ましくは0.2
〜2モルである。
【0011】(B1)の数平均分子量は通常300〜1
0000、好ましくは350〜5000、更に好ましく
は450〜3000である。 (B1)の数平均分子量が300未満ではトナーの耐オ
フセット性が充分でなく、10000を越えるとポリエ
ステル樹脂の製造過程でゲル化を引き起こして好ましく
ない。 (B1)の水酸基価(アルコール性及びフェノール性水
酸基の合計)は通常10〜550、好ましくは50〜5
00、更に好ましくは100〜450mgKOH/gで
ある。 また、水酸基価のうち、フェノール性水酸基価は通常0
〜500、好ましくは0〜350、更に好ましくは5〜
250mgKOH/gである。 (B1)の製法を例示すると、必要により触媒(塩基性
触媒又は酸性触媒)の存在下、(a)に(b)を付加反
応させることにより(B1)が得られる。反応温度は通
常20〜250℃、好ましくは70〜200℃であり、
常圧下、又は加圧下、更には減圧下においても行うこと
ができる。また反応は溶媒(例えばキシレン、ジメチル
ホルムアミドなど)あるいは他の2価アルコール類(B
2)及び/又は他の3価以上のアルコール類(B3)の
存在下で行うこともできる。
【0012】他の2価アルコール類(B2)としては、
例えば(1)エチレングリコール、1,2−プロピレン
グリコール、1,3−プロピレングリコール、1,4−
ブタンジオ−ル、ネオペンチルグリコール、1,4−ブ
テンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘ
キサンジオール等の炭素数2〜12のアルキレングリコ
ール;(2)ジエチレングリコール、トリエチレングリ
コール、ジプロピレングリコール、ポリエチレングリコ
ール、ポリプロピレングリコール、ポリテトラメチレン
グリコール等のアルキレンエ−テルグリコール類;
(3)1,4−シクロヘキサンジメタノール、水素添加
ビスフェノールA等の炭素数6〜30の脂環式ジオー
ル;および(4)ビスフェノールA、ビスフェノール
F,ビスフェノールS等のビスフェノール類;並びに、
(5)上記ビスフェノール類のアルキレンオキシド(E
O、PO、ブチレンオキシド等)2〜8モル付加物を挙
げることができる。 (B2)を用いる場合、これらのうち(1)及び(5)
が好ましく、(5)が更に好ましい。上記(1)の中で
はエチレングリコールは反応速度を増大し、1,2−プ
ロピレングリコール及びネオペンチルグリコールは低温
定着性の点で好ましい。また、上記(5)の中では、特
にビスフェノールAのEO及び/又はPO2〜4モル付
加物がトナーに良好な耐オフセット性を与える点で好ま
しい。
【0013】他の3価以上のアルコール類(B3)の具
体例としては、(1)ソルビトール、1,2,3,6−
ヘキサンテトロール、1,4−ソルビタン、ペンタエリ
スリトール、ジペンタエリスリトール、トリペンタエリ
スリトール、1,2,4−ブタントリオール、1,2,
5−ペンタントリオール、グリセロール、2−メチルプ
ロパントリオール、2−メチル−1,2,4−ブタント
リオール、トリメチロールエタン、トリメチロールプロ
パン等の炭素数3〜20の脂肪族多価アルコール;
(2)1,3,5−トリヒドロキシルメチルベンゼン等
の炭素数6〜20の芳香族多価アルコール;並びにこれ
らのアルキレンオキサイド付加物を挙げることができ
る。 (B3)を用いる場合、これらの中では(1)の化合物
が好ましく、その中でも安価な点からグリセロール、ト
リメチロールプロパン及びペンタエリスリトールが好ま
しい。 (B)中の(B1)、(B2)、(B3)の構成割合
は、それぞれ通常(B1)2〜100%、(B2)0〜
98%、(B3)0〜20%、好ましくは(B1)4〜
70%、(B2)30〜96%、(B3)0〜10%、
更に好ましくは(B1)4〜50%、(B2)50〜9
6%、(B3)0〜5%である。
【0014】本発明においては、分子量の調整や反応の
制御を目的として、(A)、(B)と共にモノカルボン
酸、モノアルコールなどが必要に応じて使用できる。そ
の具体例としては、安息香酸、パラオキシ安息香酸、ト
ルエンカルボン酸、サリチル酸、酢酸、プロピオン酸及
びステアリン酸等のモノカルボン酸;ベンジルアルコー
ル、トルエン−4−メタノール及びシクロヘキサンメタ
ノール等のモノアルコールが挙げられる。本発明のポリ
エステル樹脂を構成する(A)と(B)との比率はアル
コール性水酸基当量/カルボキシル基当量が、通常0.
6〜1.4、好ましくは0.7〜1.3、更に好ましく
は0.8〜1.2となるような比率であればよい。ま
た、本発明のポリエステル樹脂中の(B1)の構成割合
は通常1重量%以上、好ましくは3〜70重量%、更に
好ましくは5〜40重量%である。(B1)が1重量%
未満ではトナーの耐オフセット性が不十分である。本発
明のポリエステル樹脂の製法を例示すると、(A)と
(B)を所定の割合で配合し、ポリエステル化反応を行
うことにより本発明のポリエステル樹脂が得られる。反
応は通常触媒の存在下150〜300℃、好ましくは1
70〜280℃程度の温度条件下で行われる。また反応
は常圧下、減圧下、もしくは加圧下で行うことができる
が、所定の反応率(例えば30〜90%程度)に到達後
は反応系を200mmHg以下、好ましくは25mmH
g以下、更に好ましくは10mmHg以下に減圧し、反
応を行うのが望ましい。
【0015】上記触媒としては、通常ポリエステル化に
用いられる触媒、例えばスズ、チタン、アンチモン、マ
ンガン、ニッケル、亜鉛、鉛、鉄、マグネシウム、カル
シウム、ゲルマニウム等の金属;およびこれら金属含有
化合物(ジブチルスズオキサイド、オルソジブチルチタ
ネート、テトラブチルチタネート、酢酸亜鉛、酢酸鉛、
酢酸コバルト、酢酸ナトリウム、三酸化アンチモンな
ど)が挙げられる。反応物の性質(例えば酸価、軟化点
等)が所定の値に到達した時点、あるいは反応機の攪拌
トルクまたは攪拌動力が所定の値に到達した時点で反応
を停止させることによって本発明のポリエステル樹脂を
得ることができる。
【0016】本発明のポリエステル樹脂は通常0.5〜
30、好ましくは2〜20mgKOH/gの酸価(カル
ボキシル基に由来する)と通常5〜200、好ましくは
10〜100mgKOH/gの水酸基価(アルコール性
水酸基とフェノール性水酸基に由来する)を有してい
る。酸価0.5未満ではトナーの帯電量が低くなり、3
0を越えると帯電量の湿度依存性が大きくなる。又、水
酸基が5未満ではトナーの低温定着に悪い影響が出、2
00を越えると帯電量の湿度依存性が大きくなる。また
本発明のポリエステル樹脂のゲル分(テトラヒドロフラ
ンに不溶分)は通常0〜50%、好ましくは0〜25%
である。ゲル分が50%を越えるとポリエステルの合成
に困難が伴う。本発明のバインダーは、本発明のポリエ
ステル樹脂からなるものであるが、必要により他のトナ
ーバインダー用樹脂を含有してよい。他のトナーバイン
ダー用樹脂としては、ポリスチレン樹脂、スチレン−ア
クリル共重合体樹脂、スチレン−ブタジエン共重合体樹
脂、エポキシ樹脂、本発明以外のポリエステル樹脂等が
挙げられる。本発明のバインダーのガラス転移温度(T
g)は通常30〜85℃、好ましくは40〜80℃、更
に好ましくは55〜75℃である。Tgが30℃未満で
は本発明のバインダーを用いたトナー粒子同士の付着、
凝集(ブロッキング)が生じやすく、Tgが85℃を越
えるとトナーの低温定着性が悪くなる。また本発明のバ
インダーの軟化点は通常70〜160℃、好ましくは8
0〜150℃である。軟化点が70℃未満ではトナーの
耐オフセット性が悪くなりがちであり、160℃を越え
ると低温定着性が不良になる。本発明のバインダーが本
発明のポリエステル樹脂のみからなる場合は、本発明の
ポリエステル樹脂のTg、軟化点が上記範囲内であれば
よい。本発明のバインダーは着色剤(C)及び必要によ
りその他の添加剤(D)とともにトナー用成分として用
いられる。
【0017】着色剤(C)としては、例えばカーボンブ
ラック、ニグロシン染料、アニリンブルー、ベンガラ、
アセチレンブラック、モノアゾ染料、ジアゾ染料、キナ
クリドン、アントラキノン染料、カルコオイルブルー、
銅フタロシアニン、インダスレンブルー、ベンジジンイ
エロー、クロムイエロー、ウルトラマリンイエロー、デ
ュポンオイルレッド、インダスレンブルー、パ−マネン
トブラウンFG、ブリアントファーネストスカーレッ
ト、マラカイトグリーンオキザレート、ランプブラッ
ク、ローズベンガル、ピグメントグリーンB、ローダミ
ンB、ソルベント−35などの顔料もしくは染料、及び
特開平1−277253号公報、特開平1−15975
9号公報記載の上記以外の顔料もしくは染料を挙げるこ
とができる。着色剤(C)はバインダー100重量部に
対し通常1〜20重量部、好ましくは1〜15重量部程
度である。
【0018】その他の添加剤(D)としては下記(D
1)〜(D5)が挙げられる。 (D1)離型剤(オフセット防止剤) 低分子量のポリオレフィン(ポリエチレン、ポリプロピ
レン)が使用できる。低分子量のポリオレフィンの数平
均分子量は通常500〜20000であり、その軟化点
(環球法)は通常80〜180℃、好ましくは100〜
160℃である。また溶融粘度はポリエチレン系で通常
10〜5000cps(140℃)、ポリプロピレン系
で通常10〜5000cps(160℃)である。(D
1)の使用割合は、バインダー100重量部に対して通
常0〜10重量部、好ましくは0.5〜5重量部であ
る。
【0019】(D2)磁性体 磁性トナーとする場合の磁性体としては、フェライト、
マグネタイトを始めとする鉄、コバルト、ニッケルなど
の強磁性を示す金属もしくは合金又はこれらの元素を含
む化合物、あるいは強磁性元素を含まないが適当な熱処
理を施すことによって強磁性を示すようになる合金、例
えばマンガン−銅−アルミニウム、マンガン−銅−錫な
どのマンガンと銅を含むホイスラー合金と呼ばれる種類
の合金、又は二酸化クロム、その他を挙げることができ
る。これらの磁性体は平均粒径0.1〜1ミクロンの微
粉末の形でトナー中に均一に分散される。そして磁性ト
ナーとする場合の(D2)の含有量は、トナー100重
量部当り通常15〜80重量部、好ましくは40〜70
重量部である。
【0020】(D3)帯電調整剤 プラス帯電性及び/又はマイナス帯電性の従来から知ら
れているものを用いることができ、例えばニグロシン系
染料、含金属染料等が挙げられる。
【0021】(D4)流動性向上剤 シリカ微粉末、アルミナ、酸化チタン、チタン酸バリウ
ム、チタン酸マグネシウム、チタン酸カルシウム、チタ
ン酸ストロンチウム、酸化亜鉛、硅砂、クレー、雲母、
硅藻土、酸化クロム、酸化セリウム、ベンガラ、三酸化
アンチモン、硫化マグネシウム、酸化ジルコニウム、硫
酸バリウム、炭酸カルシウム、炭化窒素、窒化硅素など
の無機微粒子(一次粒子径5mμ〜2μ)が使用でき、
これらの中ではシリカ微粉末が好ましく、表面に疎水性
基を有するシリカ微粉末が特に好ましい。その使用量
は、バインダー100重量部当り通常0〜5重量部、好
ましくは0.01〜2重量部である。
【0022】(D5)その他 脂肪酸金属塩、脂肪酸エステルおよび脂肪酸エステル系
ワックス、部分けん化脂肪酸エステル、高級脂肪酸、高
級アルコール、流動または固型のパラフィンワックス、
ポリアミド系ワックス、多価アルコールエステル、シリ
コンワニス、脂肪族フロロカーボンなどを用いることが
できる。特に軟化点(環球法)が60〜150℃のワッ
クスが好ましい。
【0023】電子写真用トナーの製法を例示すると、本
発明バインダー、着色剤(C)及び必要によりその他添
加剤(D)を用いて次のような方法で製造される。トナ
ー用の各成分を乾式ブレンドした後、押し出し混練機な
どで溶融・混練し、混練物を冷却後粗粉砕する。次いで
ジェット気流式粉砕機などで更に微粒子にし、3〜30
ミクロン程度に分級し、これに更に必要により流動性向
上剤や帯電調整剤を加え均一混合することによりトナー
が得られる。本発明の方法により、トナーを得る際の上
記溶融・混練工程で混練成分中のポリエステル樹脂の一
部に架橋を施すことも可能である。架橋を施すことによ
りトナーの耐オフセット性が更に向上する。架橋方法と
しては、レゾール型フェノール樹脂あるいはヘキサメチ
レンテトラミン等によるメチレン架橋;Al,Ba,C
a,Cd,Co,Cr,Cu,Fe,Mg,Mn,N
i,Pb,Sn,Sr,Znなどの多価金属を含有する
化合物(多価金属のカルボン酸塩やアルコシレート、有
機金属錯体、キレート化合物等)による金属架橋;分子
中に2個以上のエポキシ基を有する化合物による架橋及
びパーオキサイド架橋等を挙げることができる。上記架
橋方法の中では、ヘキサメチレンテトラミンによるメチ
レン架橋及び多価金属化合物による金属架橋が好まし
い。また、本発明のポリエステル樹脂製造後、特にトナ
ー溶融・混練工程でトナーの帯電制御を目的に、本発明
ポリエステル樹脂中のフェノール性水酸基を有機金属錯
体や染料、顔料の基体と反応させたり、3級アミンある
いはホスフィンなどとの塩を形成させることもできる。
【0024】
【実施例】以下、本発明を製造例、実施例、使用例及び
比較例により具体的に説明するが、本発明はこれに限定
される物ではない。なお部および%はそれぞれ重量部お
よび重量%を表す。
【0025】製造例、実施例及び比較例に使用した各原
料の略称は以下のとおりである。 (1)ノボラックA:核体数4.4(1分子中のフェノ
ール核数の平均値)、軟化点81℃のフェノールノボラ
ック樹脂。 (2)ノボラックB:核体数3.2、軟化点68℃のフ
ェノールノボラック樹脂。 (3)ノボラックC:核体数5.0、軟化点110℃の
t−ブチルフェノールノボラック樹脂。 (4)ノボラックD:核体数7.2、軟化点97℃のO
−クレゾ−ルフェノールノボラック樹脂。 (5)ノボラックE:核体数4.1、軟化点95℃のノ
ニルフェノールノボラック樹脂。 (6)グリコールA:ポリオキシプロピレン(2,2)
−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン
(水酸基価 315) (7)グリコールB:ポリオキシエチレン(2,3)−
2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン(水
酸基価 340) (8)グリコールC:ポリ(オキシエチレン−プロピレ
ン)−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)メタン(水酸
基価 320) (9)グリコールD:ポリオキシプロピレン(3,1)
−2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン
(水酸基価 275) (10)EG :エチレングリコ−ル (11)NPG :ネオペンチルグリコ−ル (12)TPA :テレフタル酸 (13)IPA :イソフタル酸 (14)FA :フマ−ル酸 (15)AA :アジピン酸 (16)DMT :ジメチルテレフタレート (17)DSA :ドデセニル無水コハク酸 (18)TMA :無水トリメリット酸 (19)DBTO :ジブチルチンオキサイド
【0026】また、製造例、実施例および比較例で得ら
れたノボラック型フェノール樹脂のオキシアルキレンエ
ーテルおよびポリエステル樹脂の性質の測定法を次に示
す。 1.酸価及び水酸基価 JISK0070に規定の方法。但し、サンプルが溶解
しない場合は溶媒にジオキサンまたはテトラヒドロフラ
ン等の溶媒を用いる。 2.ガラス転移温度(Tg) ASTM D3418−82に規定の方法(DSC
法)。 3.軟化点 フローテスター(CFT−500、島津製作所製)で、
1.0mmφ×1.0mmのノズルを用い、荷重10k
g、昇温速度5℃/分で測定し、1.5gのサンプルの
1/2が流出した時の温度を求める。 4・分子量分布 ゲル・パーミエーション・クロマトグラフィー(GP
C)で測定。試料はラボ・プラストミル(東洋精機製作
所製)で、120℃で30分間混練後のものを用いる。
尚、GPCによる分子量測定の条件は以下の通りであ
る。 装置 : 東洋曹達製 HLC−802A カラム : カラム TSK gel GMH6
2本(東洋曹達製) 測定温度 : 25℃ 試料溶液 : 0.5重量%のTHF溶液 溶液注入量 : 200μl 検出装置 : 屈折率検出器 なお分子量較正曲線は標準ポリエステルを用いて作成し
た。
【0027】製造例1(NE1) オートクレーブ中にノボラックA1モル(455g)を
入れて反応器内の空気を窒素で置換した。次いで、トリ
エチルアミン触媒を1.5g加えて、温度を120℃に
保ちつつ、POを4.5モル(261g)徐々に圧入
し、反応を完結させた。揮発物を除去してノボラック型
フェノール樹脂のオキシアルキレンエーテル(NE1)
を得た。表1にNE1の処方とその性質を示す。 製造例2 製造例1と同様の反応装置にノボラックA1モル(45
5g)、グリコールD571g、カ性カリ触媒1.5g
を加えて120℃に保ちつつ、PO2モル(116g)
を徐々に圧入し反応を完結させた。反応後常法により触
媒を除去、さらに揮発物を除いて精製した。グリコール
Dに希釈されたノボラック型フェノール樹脂のオキシア
ルキレンエーテル(NE2)を得た。尚、アルコール性
水酸基とフェニル性水酸基存在下においては、アルキレ
ンオキサイド(EOまたはPO)は優先的にフェノール
性水酸基に付加することが知られている。表1にNE2
の処方と性質を示す。
【0028】製造例3〜8(NE3〜NE8) 製造例1と同様の方法でノボラック型フェノール樹脂の
オキシアルキレンエーテル(NE3〜NE8)を得た。
表1にNE3〜NE8の処方と性質を示す。
【0029】製造例9(NE9) 製造例1と同様の反応装置にノボラックD1モル(85
0g)、ビスフェノールA1モル(228g)、触媒と
してトリメチルアミン(30%水溶液)10g及びPO
265gを用いて製造例1の方法を繰り返し、ノボラッ
ク型フェノール樹脂のオキシアルキレンエーテルNE9
を得た。表1にNE9の処方とその性質を示す。
【0030】
【表1】
【0031】註*1 触媒としてトリエチルアミンの代
わりに水酸化カリウムを用いた。 *2 触媒としてトリエチルアミンの代わりにトリメチ
ルアミンを用いた。
【0032】実施例1(樹脂A) 温度計、トルク検知器の付いた攪拌機、冷却器および窒
素導入管の付いた反応槽中にグリコールD940部、N
E1を60部、TPA376部、DBTO3.5部を入
れて、窒素気流下230℃で反応させた。反応物に透明
感が出た時点から反応温度を200℃に下げて減圧下で
ポリエステル化反応を進めた。反応物の粘度が除々に高
くなり、攪拌機のトルクが所定の値を示す時点で反応を
停止し、反応物を取り出し急冷し、本発明のポリエステ
ル樹脂(A)を得た。表2に樹脂Aの処方とその性質を
示す。
【0033】実施例2〜7(樹脂B〜G) シリコーン系消泡剤(信越シリコーン(株)製SAG−
47)を0.05部を用い、表2に記載の原料を用いた
以外は実施例1と同様の方法により、本発明のポリエス
テル樹脂B〜Gを得た。表2に樹脂B〜Gのそれぞれの
処方とその性質を示す。
【0034】実施例8(樹脂H) 実施例1と同様の反応装置にNPG264部、グリコー
ルA146部、グリコールB137部、製造例5のエー
テルC−5を53部、IPA226部、DMT264部
およびテトラブチルチタネート4部を入れて、180℃
から220℃の温度で除々に昇温させながら反応させ
た。反応物の外観に透明感が出た時点でTMAを64部
添加し、減圧下200℃で反応を継続した。攪拌機のト
ルクが所定の値を示した時点で反応を停止し、反応物を
取り出し急冷して、本発明のポリエステル樹脂Hを得
た。表2に樹脂Hの処方とその性質を示す。
【0035】実施例9(樹脂I) 表2に記載の原料を用い、実施例1と同様の方法で、本
発明のポリエステル樹脂Iを得た。但し、反応温度は1
80〜200℃に保ち、反応は酸価が17となった時点
で停止させた。表2に樹脂Iの処方とその性質を示す。
【0036】実施例10(樹脂J) 実施例1と同様の方法反応装置にグリコールB950
部、TPA434部を入れて230℃で酸価が1.5に
なるまで反応させた。次に、190℃まで冷却し、製造
例9で得たNE9:50部、DSA21部を加えて更に
ポリエステル化反応を進めた。反応物の粘度が除々に高
くなり、攪拌機のトルクが所定の値を示す時点で反応を
停止し、反応物を取り出し急冷し、本発明のポリエステ
ル樹脂(J)を得た。表2に樹脂Jの処方とその性質を
示す。
【0037】
【表2】
【0038】比較例1(樹脂K) NE1:60部の代わりにトリメチロールプロパン60
部を使用する以外は実施例1と同様にして、比較のポリ
エステル樹脂Kを得た。ポリエステルKの酸価は4.
5、Tg58℃、軟化点132℃であった。
【0039】比較例2(樹脂L) 実施例1と同様の方法反応装置にグリコールB950
部、TPA434部を入れて230℃で酸価が1.5に
なるまで反応させた。次に、190℃まで冷却し、製造
例9で得たNE9:50部の代わりにTMA100部を
加えて更にポリエステル化反応を進めた。反応物の粘度
が除々に高くなり、攪拌機のトルクが所定の値を示す時
点で反応を停止し、反応物を取り出し急冷し、比較のポ
リエステル樹脂Lを得た。ポリエステル樹脂Lの酸価は
21、Tg64℃、軟化点143℃であった。
【0040】使用例1〜10及び比較使用例1、2 使用例1〜10及び比較使用例1、2で得られたポリエ
ステル樹脂A〜Lをバインダーとして用い、下記組成の
トナー成分を表3の処方にしたがってボールミルで混合
後、押し出し混練機で溶融混練し、冷却後、粗粉砕,微
粉砕及び分級を行い平均粒径約12μmの各々のトナー
[1]〜[12]を得た。但し、トナー[9]について
は、分級後さらに流動性向上剤を加えてヘンシェルミキ
サーで混合しトナーを得た。 ・カーボンブラック「カーボンブラックMA−100
(三菱化成工業社製)」 ・有彩色顔料「ファーストゲン マゼンタ R−11
(大日本インキ工業社製)」 ・帯電制御剤「アイゼン スピロンブラック TRH
(保土谷化学工業社製)」 ・オフセット防止剤ポリプロピレンワックス「ビスコー
ル660P(三洋化成工業社製)」 ・流動性向上剤「コロダイルシリカR972(日本エア
ロジル製)」
【0041】また得られたトナー[1]〜[12]につ
いて次に記載の方法でトナー特性を評価した。 (1)帯電量 トナー4gとフェライトキャリアF−100(日本鉄粉
社製)96gを摩擦帯電させたサンプルを東芝ケミカル
社製ブローオフ帯電量測定装置で測定。 (2)定着性 トナー30gとフェライトキャリアF−100720g
とを混合して現像剤を調整し、市販の複写機(感光体は
有機感光体;定着ローラーの回転速度は150mm/s
ec.但し、定着ローラー温度は可変に改造した。)
で、ヒートローラー温度を変えて画像出しテストを行
い、最低定着温度とオフセット発生温度を求めた。ここ
での最低定着温度とは、JIS L0849−1971
に規定されている摩擦試験機を用いて、トナーの定着面
を摩擦用白綿布で10回摩擦し、摩擦前後の画像面の光
学密度をマクベス社の反射濃度計で測定し、次式による
定着率が70%を越える際のヒートローラー温度をい
う。 定着率(%)=(摩擦後の画像濃度)/(摩擦前の画像
濃度)×100 また、オフセット発生温度は後続のコピー紙汚染の有無
を目視判定し、汚染の確認された時のヒートローラー温
度により求めた。 (3)保存性 トナー10gを20ccのスクリュー管に入れ、50℃
×40%RHで24時間放置し、トナーの凝集の程度に
より4段階にランク付けした。 Aランク・・・全く凝集なし。 Bランク・・・わずかに凝集するがスクリュー管に軽い
衝撃与えると再分散する。 Cランク・・・トナーの1/4程度が凝集しスクリュー
管に軽い衝撃与えても再分散しない。 Dランク・・・凝集の程度が顕著でスクリュー管に強い
衝撃与えても再分散しない。 (4)耐可塑剤移行性 定着後の画像を塩化ビニルシートに挟み、20g/cm
2の荷重下、40℃の雰囲気下に1週間放置した時の画
像及び塩化ビニルシートの汚染の有無で判定する。表3
にトナー[1]〜[12]のトナー特性の評価結果をま
とめて示す。
【0042】
【表3】
【0043】註*1 シリコンゴム製のヒートローラー
とシリコンオイル供給装置付きの定着機で評価した。
【0044】表3の結果から明らかなように、本発明の
ポリエステル樹脂をバインダーに用いたトナーは、定着
性(最低定着温度及び耐オフセット性)、保存性及び耐
可塑剤移行性等のトナー特性が優れている。また、三価
アルコール(トリメチロールプロパン)で架橋したポリ
エステル樹脂をバインダーに用いたトナー[11](比
較使用例1)は、本発明に係わるトナーよりも耐オフセ
ット性、保存性及び耐可塑剤移行性の点で劣り、三価の
カルボン酸(無水トリメリット酸)で架橋したポリエス
テル樹脂をバインダーに用いたトナー[12](比較使
用例2)は、本発明に係わるトナーよりも低温定着性が
劣っている。表3の使用例1、2のトナー[1],
[2]について10000枚連続コピーを行った。10
000枚コピー後の画質は、初期の画質と同じであっ
た。本発明のポリエステル樹脂を用いたトナーはキャリ
アとの長時間摩擦においても変化がなく、耐久性に優れ
ていることが判る。
【0045】
【発明の効果】本発明は下記の効果を奏する。 (1) 本発明のポリエステル樹脂は、ノボラック型フ
ェノール樹脂に線状又は低架橋のポリエステルがオキシ
アルキレンを介してグラフト化した構造を有しており、
ポリエステルの本来有している溶融時における良好な流
動性を損なうことなく、高温下においても適度な弾性を
有している。本発明の樹脂を用いたトナーは低温定着性
と高温下での耐オフセット性に優れているので、複写機
の高速化に要求される好適な特性を有している。 (2) 本発明のポリエステルはカルボキシル基に由来
する酸価だけでなく、フェノール性水酸基価を任意に制
御できるので、トナーの帯電量を所望に応じて変化させ
ることができる利点を持っている。 (3) 本発明のポリエステル樹脂は軟化点が低いにも
拘らず、高いTgを有しているので、これを用いたトナ
ーの保存性は優れている。 (4) 本発明のポリエステル樹脂は、強靱な樹脂強度
を有しており、これを用いたトナーはキャリアとの摩擦
において摩耗が少なくトナーの耐久性が優れている。 (5) 本発明のポリエステル樹脂は、その骨格にノボ
ラック樹脂構造を有しており、トナーを製造する工程で
メチレン架橋及び/又は金属架橋させることができ、高
温下での耐オフセット性の極めて優れたトナ-を与えるこ
とができる。以上述べたように、本発明のポリエステル
樹脂をバインダーとして用いたトナーは、種々の速度の
複写機やプリンター等の用途に特に有用である。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリカルボン酸成分(A)とポリオール
    成分(B)とを構成単位とする電子写真トナーバインダ
    ー用ポリエステル樹脂において、(B)の少なくとも一
    部がノボラック型フェノール樹脂のオキシアルキレンエ
    −テル(B1)であることを特徴とする電子写真トナ−
    バインダー用ポリエステル樹脂。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のポリエステル樹脂からな
    り、ガラス転移点30〜85℃、軟化点70〜160℃
    である電子写真トナ−バインダー。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のトナーバインダー、着色
    剤(C)及び必要によりその他の添加剤(D)を溶融混
    練するとともに、更に架橋剤(E)を添加し、該ポリエ
    ステル樹脂の一部を架橋させることを特徴とする電子写
    真トナーの製法。
  4. 【請求項4】 架橋剤(E)がヘキサメチレンテトラミ
    ンもしくは多価金属化合物である請求項3記載の製法。
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