JP3065994B2 - 電子写真用トナーバインダー - Google Patents
電子写真用トナーバインダーInfo
- Publication number
- JP3065994B2 JP3065994B2 JP27934598A JP27934598A JP3065994B2 JP 3065994 B2 JP3065994 B2 JP 3065994B2 JP 27934598 A JP27934598 A JP 27934598A JP 27934598 A JP27934598 A JP 27934598A JP 3065994 B2 JP3065994 B2 JP 3065994B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- acid
- polyester resin
- polycarboxylic acid
- parts
- resin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Developing Agents For Electrophotography (AREA)
Description
インダーに関する。
刷などにおいて静電荷像をトナーを用いて現像する方法
としては、感光体上に常法により静電潜像を形成し、ト
ナーで現像後、トナー画像をコピー用紙上に転写し、次
いで熱定着(通常熱ローラーを使用)してコピーを得て
いる。従来、このトナーの成分であるトナーバインダー
として、ポリエステル樹脂の利用が提案されており、米
国特許3,681,106号明細書では3価以上の多価
アルコール(トリメチロールプロパン等)のアルキレン
オキサイド付加物を使用したポリエステルを提案してい
る。また、米国特許5,294,682号明細書では、
ノボラック型フェノール樹脂のオキシアルキレンエーテ
ルを用いたポリエステル樹脂を提案している。
ポリエステル樹脂では、耐ホットオフセット性を満たす
ためには、3価以上のカルボン酸および/または3価以
上のアルコールを多量に使用し、高度な架橋構造を有す
る非線状ポリエステルとする必要がある。そのため樹脂
の溶融粘度が上がり、トナーの低温定着性が悪くなる。
また、樹脂の溶融粘度が高いためトナー混練時に多大の
エネルギーを必要とする。加えて、トナー混練前後の粘
度低下が著しいため、着色剤や離型剤, 荷電制御剤など
の分散のコントロールが難しくなり安定な品質のトナー
が得られにくい。 また、樹脂製造時、強力な撹拌力を
持つ特別な設備が必要になったり、重合末期に急激な増
粘が起こるため工業的に安定な品質の樹脂を製造するこ
とが困難になる、などの問題点がある。本発明の目的
は、上記問題を解決するものであって、トナー混練前後
の粘度変化が少なく、低温定着性、耐ホットオフセット
性を向上したトナーを安定に製造できるトナーバインダ
ーを提供することである。
意検討を行った結果、トナー混練前後の粘度変化が少な
く、低温定着性、耐ホットオフセット性にすぐれた電子
写真用トナーバインダーを見いだし、本発明に到達し
た。
した後の180℃におけるメルトフローレートMIaが
200(g/10分)以下で、これと熱混練前のメルト
フローレートMIbとの比MIb/MIaが2〜0.0
5であるポリエステル樹脂(I)からなり、該樹脂
(I)の水酸基価(OHV)と酸価(AV)の比OHV
/AVが1.0未満であり、かつ該(I)が、(a)ジ
オールと、(b)ジカルボン酸またはその酸無水物また
はその低級アルキルエステルと、(c)3価以上のポリ
オール、および(d)3価以上のポリカルボン酸または
その無水物とからなる重縮合物であり、下記関係式
(1)〜(3)を満たすものである電子写真用トナーバ
インダーである。 (1) 0.60<(2Ma+nMc)/(2Mb+m
Md)<1.00 (2) 0.01< nMc/(2Mb+mMd) <
0.30 (3) 0.01< mMd/(2Mb+mMd) <
0.35 [ここでMa〜Mdは2価および3価以上のポリカルボ
ン酸の合計モル数を100モル%とした場合の(a)〜
(d)のそれぞれのモル%、nは(c)の価数、mは
(d)の価数である。]
混練とは、以下の条件でポリエステル樹脂を混練するこ
とを言う。 混練条件; 装置:ラボ・プラストミル モデル30R150(東洋
精機製作所製) ブレード形状:ローラ形(モデル R60B) サンプル量:65±0.5g チャンバー温度設定:100℃ 回転数:70回転/分 混練時間:30±1分 なお、装置はプラストミルであれば、特にメーカー、モ
デルは限定されない。またサンプル量もその装置のチャ
ンバー内容量に合わせて適宜設定して差し支えない。た
だし、ブレード形状(ローラー形)、チャンバー温度設
定、回転数および混練時間は上記設定のものに限定され
る。
ASTMD1238−82に準じ、下記の条件で測定さ
れる。 装置:テスター産業製 自動メルトインデクサー サンプル量:5.0±0.1g 測定温度:180℃ ±0.1℃ 荷重:2160g サンプル予熱時間:6分間 なお、装置はメルトフローレート測定装置であれば、特
にメーカー、モデルは限定されない。またサンプル量も
その装置の内容量に合わせて適宜設定して差し支えな
い。ただし、保持時間、測定温度、および荷重は上記設
定のものに限定される。
の100℃の熱混練した後の180℃におけるメルトフ
ローレートMIa(g/10分)は200以下である。
好ましくは160以下、さらに好ましくは0.1〜12
0である。MIaが200以下で良好な耐ホットオフセ
ット性が得られる。また,熱混練前のメルトフローレー
トMIb(g/10分)とMIaの比MIb/MIaは
2〜0.05である。好ましくは1.5〜0.07、さ
らに好ましくは1.0〜0.1である。MIb/MIa
が0.05未満では、トナー混練初期、混練機に多大の
負荷がかかり、また着色剤,離型剤,荷電制御剤等の分
散のコントロールが難しくなり安定したトナー品質を得
ることが困難になる。MIb/MIaが2を超えると、
混練中に混練機に過大の負荷がかかり、混練機内の温度
コントロールができなくなりトナー品質が安定しない。
しては、ポリオールと、ポリカルボン酸またはその酸無
水物またはその低級アルキルエステルとの重縮合物など
が挙げられる。ポリオールとしては、(Ia)ジオール
および(Ic)3価以上のポリオールが、ポリカルボン
酸またはその酸無水物またはその低級アルキルエステル
としては、(Ib)ジカルボン酸および(Id)3価以
上のポリカルボン酸およびこれらの酸無水物または低級
アルキルエステルが挙げられる。
0〜1900mgKOH/gのジオール類、具体的に
は、(1)炭素数2〜12のアルキレングリコール(エ
チレングリコール、1,2−プロピレングリコール、
1,3−プロピレングリコール、1,4−ブタンジオー
ル、1,6−ヘキサンジオールなど);(2)アルキレ
ンエーテルグリコール(ジエチレングリコール、トリエ
チレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリエチ
レングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリテト
ラメチレンエーテルグリコールなど);(3)脂環式ジ
オール(1,4−シクロヘキサンジメタノール、水素添
加ビスフェノールAなど);(4)ビスフェノール類
(ビスフェノールA、ビスフェノールF、ビスフェノー
ルSなど);(5)芳香族グリコール(キシリレングリ
コールなど);(6)キノン類のC2〜C4アルキレン
オキシド付加物(ハイドロキノンのエチレンオキシド2
モル付加物など);(7)上記脂環式ジオールのC2〜
C4アルキレンオキサイド(エチレンオキサイド、プロ
ピレンオキサイド、ブチレンオキサイドなど)付加物;
(8)上記ビスフェノール類のC2〜C4アルキレンオ
キサイド(エチレンオキサイド、プロピレンオキサイ
ド、ブチレンオキサイドなど)付加物などが挙げられ
る。これらのうち好ましいものは、(1)、(3)、
(5)、(6)および(8)であり、特に好ましいもの
は(3)、(5)、(8)およびこれらと(1)との併
用である。上記(1)の中では、エチレングリコールは
反応速度を増大し、1,2−プロピレングリコールおよ
びネオペンチルグリコールは低温定着性の点で好まし
い。また、上記(8)の中では、特にビスフェノールA
のエチレンオキシドおよび/またはプロピレンオキシド
2〜4モル付加物がトナーに良好な耐オフセット性を与
える点で好ましい。3価以上のポリオール(Ic)とし
ては、水酸基価150〜1900mgKOH/gのポリ
オール類、具体的には、(1)3〜8価またはそれ以上
の脂肪族多価アルコール(グリセリン、トリメチロール
エタン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトー
ル、ソルビトールなど);(2)上記脂肪族多価アルコ
ールのC2〜C4アルキレンオキサイド(エチレンオキ
サイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイドな
ど)付加物;(3)トリスフェノール類(トリスフェノ
ールPAなど);(4)ノボラック樹脂(フェノールノ
ボラック、クレゾールノボラックなどフェノール類とア
ルデヒド類の重縮合物);(5)上記トリスフェノール
類のC2〜C4のアルキレンオキサイド付加物;(6)
上記ノボラック樹脂のC2〜C4のアルキレンオキサイ
ド付加物[例えばフェノールノボラック樹脂(核体数
5.6)のエチレンオキシド5.6モル付加物、フェノ
ールノボラック樹脂(核体数4.5)のプロピレンオキ
シド5モル付加物など]などが挙げられる。これらのう
ち好ましいものは、(1)および(6)であり、特に好
ましいものは(6)である。
a)単独でも良いが、ジオール(Ia)と3価以上のポ
リオール(Ic)を併用することがより好ましい。
0〜1250mgKOH/gのジカルボン酸、具体的に
は、(1)炭素数2〜20のアルキレンジカルボン酸
(コハク酸、アジピン酸、セバシン酸など);(2)炭
素数2〜20のアルケニレンジカルボン酸(マレイン
酸、フマル酸など);(3)炭素数8〜20の脂環式ジ
カルボン酸(シクロヘキサンジカルボン酸、メチルメジ
ック酸など);(4)炭素数8〜20の芳香族ジカルボ
ン酸(フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、トルエ
ンジカルボン酸、ナフタレンジカルボン酸など);
(5)側鎖に炭素数4〜35の炭化水素基を有するアル
キルもしくはアルケニル(無水)コハク酸[ドデセニル
(無水)コハク酸、ペンタデセニル(無水)コハク酸な
ど];並びに、これら2価カルボン酸の無水物や低級ア
ルキル(C1〜C8のアルキル基例えばメチル、エチ
ル、ブチル、2−エチルヘキシルなど)エステルが挙げ
られる。これらの中では上記(1)、(2)、(4)、
(5)およびこれらジカルボン酸の無水物や低級アルキ
ルエステルが好ましく、(無水)マレイン酸、フマール
酸、イソフタル酸、テレフタル酸、ジメチルテレフタレ
ート、ドデセニル(無水)コハク酸などがさらに好まし
い。(無水)マレイン酸およびフマール酸は反応性が大
きい点で好ましく、イソフタル酸、テレフタル酸および
ジメチルテレフタレートはポリエステルのガラス転移温
度を高くする点で好ましい。3価〜6価またはそれ以上
のポリカルボン酸(Id)としては、酸価150〜12
50mgKOH/gのポリカルボン酸、具体的には、
(1)炭素数7〜20の脂肪族ポリカルボン酸(1,
2,4−ブタントリカルボン酸、1,2,5−ヘキサン
トリカルボン酸、1,3−ジカルボキシル−2−メチル
−2−メチレンカルボキシプロパン、テトラ(メチレン
カルボキシル)メタン、1,2,7,8−オクタンテト
ラカルボン酸など);(2)炭素数9〜20の脂環式ポ
リカルボン酸(1,2,4−シクロヘキサントリカルボ
ン酸など);(3)炭素数9〜20の芳香族ポリカルボ
ン酸(1,2,4−ベンゼントリカルボン酸、1,2,
5−ベンゼントリカルボン酸、2,5,7−ナフタレン
トリカルボン酸および1,2,4−ナフタレントリカル
ボン酸、ピロメリット酸、ベンゾフェノンテトラカルボ
ン酸など);並びにこれらの無水物や低級アルキル(メ
チル、ブチルなど)エステルが挙げられる。(Id)を
用いる場合、これらの中では(3)およびその無水物や
低級アルキルエステルが好ましく、特に1,2,4−ベ
ンゼントリカルボン酸、1,2,5−ベンゼントリカル
ボン酸およびこれらの無水物や低級アルキルエステルが
価格及びトナーの耐オフセット性付与の点で好ましい。
類(Ib)単独でもよいが、ジカルボン酸(Ib)と3
価以上のカルボン酸類(Id)の併用がより好ましい。
量の調整や反応の制御を目的として、ポリカルボン酸
類、ポリオール類とともにモノカルボン酸、モノアルコ
ールなどが必要に応じて使用できる。その具体例として
は、安息香酸、パラオキシ安息香酸、トルエンカルボン
酸、サリチル酸、酢酸、ピプロピオン酸、およびステア
リン酸などのモノカルボン酸;ベンジルアルコール、ト
ルエンー4−メタノール、ノニルフェノールEO1モル
付加物およびシクロヘキサンメタノールなどのモノアル
コールが挙げられる。
を得る場合は、ジオール(Ia)、ジカルボン酸(I
b)とともに3価以上のポリオール(Ic)および/ま
たは3価以上のポリカルボン酸(Id)を用いた非線状
のポリエステルが好ましく、(Ia)、(Ib)、(I
c)、(Id)の4成分からなるポリエステルが特に好
ましい。(Ic)と(Id)の両方を用いることで耐ホ
ットオフッセト性がより向上する。
酸基[OH]とカルボキシル基[COOH]の当量比[OH]
/[COOH]として、通常2/1〜1/2、好ましくは
1.7/1〜1/1.8、さらに好ましくは1.5/1
〜1/1.7である。
Cにおいて分子量1000〜10000に極大値を有し
ていることが好ましく、さらに好ましくは極大値が20
00〜8500、特に好ましくは極大値が2500〜8
000である。1000以上で、耐熱保存性および粉体
流動性が良好となり、10000未満でトナーの粉砕性
が向上し、生産性が良好となる。また、テトラヒドロフ
ラン(THF)不溶分を5〜70重量%含有しているこ
とが好ましく、さらに好ましくは、15〜60%、特に
好ましくは20〜50%である。THF不溶分が5%を
超えると耐ホットオフセット性が良好になり、70%未
満で良好な低温定着性が得られる。
下、好ましくは45以下である。酸価が50未満で良好
な帯電の環境安定性が得られる。水酸基価は通常100
以下、好ましくは80以下、さらに好ましくは50以下
である。水酸基価が100未満で良好な帯電の環境安定
性が得られる。また、帯電量の観点から、酸価(AV)
と水酸基価(OHV)との比[OHV/AV]は、通常
1.0未満、好ましくは0.9未満、より好ましくは
0.8未満である。[OHV/AV]が1.0未満で適
正な帯電量レベルを維持できる。Tg(ガラス転移温
度)は40〜85℃、好ましくは45〜80℃、さらに
好ましくは50〜75℃である。Tgが40℃を超える
と良好な耐熱保存性を示し、85℃未満で良好な低温定
着性が得られる。また、軟化点は通常90℃〜180
℃、好ましくは100℃〜170℃である。
(I)の製造方法を例示する。本発明のポリエステル樹
脂(I)は、カルボン酸類とアルコール類とをエステル
化触媒の存在下、所定の割合で混合、加熱し、脱水縮合
を行うことによって得られる。反応は通常、触媒の存在
下150℃ 〜300℃ 、好ましくは170〜280℃
程度の温度条件下で行われる。また反応は、常圧下、減
圧下、もしくは加圧下で行うことができるが、反応の進
行を物性値(例えば酸価、メルトフローレートなど)や
反応機の撹拌トルクまたは動力値で追いながら、適宜系
内の圧力を調整するのが望ましい。物性値などが所定の
値に到達した時点で反応を停止させることによって本発
明のポリエステル樹脂(I)を得ることができる。
に用いられる触媒、例えばスズ、チタン、アンチモン、
マンガン、ニッケル、亜鉛、鉛、鉄、マグネシウム、カ
ルシウム、ゲルマニウムなどの金属;およびこれら金属
含有化合物(ジブチルスズオキサイド、オルソジブチル
チタネート、テトラブチルチタネート、酢酸亜鉛、酢酸
鉛、酢酸コバルト、酢酸ナトリウム、三酸化アンチモン
など)が挙げられる。
リエステル樹脂からなるものであるが、必要により上記
物性を満足する範囲内で他のトナーバインダー用樹脂を
含有してよい。他のトナーバインダー用樹脂としては、
ポリスチレン樹脂、スチレン−アクリル共重合体樹脂、
スチレン−ブタジエン共重合体樹脂、スチレン−アクリ
ロニトリル共重合体樹脂、スチレン−アクリル−アクリ
ロニトリル共重合体樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリアミ
ド樹脂、エポキシ樹脂、本発明以外のポリエステル樹脂
などが挙げられる。
としては、以下のものなどが挙げられる。 :ビスフェノールAエチレンオキサイド2モル付加物
/ビスフェノールAプロピレンオキサイド2モル付加物
/フェノールノボラックのエチレンオキサイド付加物/
テレフタル酸/無水トリメリット酸重縮合物 :シクロヘキサンジメタノール/ビスフェノールAプ
ロピレンオキサイド3モル付加物/フェノールノボラッ
クのエチレンオキサイド付加物/無水マレイン酸/テレ
フタル酸/テレフタル酸ジメチル/無水トリメリット酸
重縮合物 :ビスフェノールAプロピレンオキサイド3モル付加
物/キシレングリコール/フェノールノボラックのプロ
ピレンオキサイド付加物/テレフタル酸/テレフタル酸
ジメチル/無水トリメリット酸重縮合物 :ビスフェノールAプロピレンオキサイド2モル付加
物/ビスフェノールAプロピレンオキサイド3モル付加
物/フェノールノボラックのプロピレンオキサイド付加
物/テレフタル酸/アジピン酸/トリメリット酸重縮合
物 :ビスフェノールAプロピレンオキサイド2モル付加
物/ビスフェノールAプロピレンオキサイド3モル付加
物/フェノールノボラックのプロピレンオキサイド付加
物/イソフタル酸/イソフタル酸ジメチル/ドデセニル
無水コハク酸/無水トリメリット酸重縮合物
現像用トナーの製法例を例示すると、トナー重量に基づ
いてトナーバインダーが通常45〜95重量%、公知の
着色剤(カーボンブラック、鉄黒、スーダンブラックS
M、ファーストイエロ−G、ベンジジンイエロー、ピグ
メントイエロー、インドファーストオレンジ、イルガシ
ンレッド、バラニトアニリンレッド、トルイジンレッ
ド、カーミンFB、ピグメントオレンジR、レーキレッ
ド2G、ローダミンFB、ローダミンBレーキ、メチル
バイオレットBレーキ、フタロシアニンブルー、ピグメ
ントブルー、プリリアントグリーン、フタロシアニング
リーン、オイルイエローGG、カヤセットYG、オラゾ
ールブラウンB、オイルピンクOPなどなどの顔料もし
くは染料)が通常5〜10重量%および磁性粉(鉄、コ
バルト、ニッケル、ヘマタイト、フェライトなどの化合
物)が通常0〜50重量%用いられたものがあげられ
る。さらに種々の添加剤[荷電調整剤(ニグロシン染
料、トリフェニルメタン誘導体、4級アンモニウム塩化
合物、4級アンモニウム塩基を有する重合性単位を構成
単位として含有する重合体、アゾ染料系化合物、サリチ
ル酸金属錯体、電子吸引基(ニトロ基、パーフルオロア
ルキル基など)により置換された芳香族環を有する重合
性単量体とスルホ基含有重合性単量体を構成単位として
含有する共重合体など)、離型剤(低分子量ポリプロピ
レン、低分子量ポリエチレン、これらの酸変性物;カル
ナウバワックス、モンタンワックスなどのエステル系ワ
ックス;長鎖脂肪酸アミドワックスなど)など]を含む
ことができる。これらの添加剤の量はトナー重量に基づ
いて通常0〜10重量%である。静電荷像現像用トナー
は上記成分を乾式ブレンドした後、溶融混練され、その
後粗粉砕され、最終的にジェット粉砕機などを用いて微
粉砕され粒径5〜20μmの微粒子として得られる。
て鉄粉、ガラスビーズ、ニッケル粉、フェライトなどの
キャリア粒子と混合されて電気的潜像の現像剤として用
いられる。また粉体の流動性改良のために流動性向上剤
(疎水性コロイダルシリカ微粉末など)を用いることも
できる。また、キャリア粒子のかわりに帯電ブレードな
どの部材と摩擦し、電気的潜像を形成することもでき
る。本発明の静電荷像現像トナーは複写機、プリンター
などにより支持体(紙、ポリエステルフィルムなど)に
定着して記録材料とされる。支持体に定着する方法とし
ては、公知の熱ロール定着方法、フラッシュ定着方法な
どが適用できる。
(a)ジオールと、(b)ジカルボン酸またはその酸無
水物またはその低級アルキルエステルと、(c)3価以
上のポリオール、および(d)3価以上のポリカルボン
酸またはその無水物とからなる重縮合物であり、下記関
係式(1)〜(3)を満たすものである。 (1) 0.60<(2Ma+nMc)/(2Mb+m
Md)<1.00 (2) 0.01< nMc/(2Mb+mMd) <
0.30 (3) 0.01< mMd/(2Mb+mMd) <
0.35 [ここでMa〜Mdは2価および3価以上のポリカルボ
ン酸の合計モル数を100モル%とした場合の(a)〜
(d)のそれぞれのモル%、nは(c)の価数、mは
(d)の価数である。]
(c)のポリオール類と(b)、(d)のポリカルボン
酸とを重縮合して得られる。これらポリオール類、ポリ
カルボン酸類は、前記(Ia)〜(Id)に示したポリ
オール類、ポリカルボン酸類と同様の群から選ばれる1
種または2種以上のものを使用できる。また、前記モノ
カルボン酸、モノオールと同様のものを併用してもよ
い。ポリエステル樹脂(A)の製法は、前記ポリエステ
ル樹脂(I)の製法と同様に製造できる。
マーのアルコール(OH)と酸(COOH)の当量比
[OH/COOH]が0.60〜1.00の範囲である
ことを示している。即ち、モノカルボン酸、モノオール
はカウントされず、また、ジカルボン酸およびジカルボ
ン酸の酸無水物およびジカルボン酸の低級アルキルエス
テルはいずれもジカルボン酸としてカウントされる。
(2Ma+nMc)/(2Mb+mMd)が、0.60
〜1.00の範囲で適正な酸価及び水酸基価が得られ、
帯電量及び環境安定性が維持できる。 (2)式は2価および3価以上のポリカルボン酸の合計
当量に対する、3価以上のポリオールの当量の比が、
0.01〜0.30であることを示している。nMc/
(2Mb+mMd)が0.01を超えると良好な低温定
着性が得られ、0.30未満では熱混練した後に粘度低
下の小さな樹脂となり好ましい。 (3)式は2価および3価以上のポリカルボン酸の合計
当量に対する、3価以上のポリカルボン酸の当量の比
が、0.01〜0.35であることを示している。mM
d/(2Mb+mMd)が0.01を超えると良好なホ
ットオフセット性が得られ、0.35未満で適正な酸価
を有し帯電の環境安定性が良好になる。
量(Mw)が10000〜200000で重量平均分子
量(Mw)/数平均分子量(Mn)の比が3〜50でか
つ酸価が3以下であり水酸基価が5〜100である非線
状ポリエステル樹脂(B)と、3価以上のポリカルボン
酸(C)とを、重量比で99.5:0.5〜85:15
で反応させてなり、5〜50の酸価を有し、かつ下式
(4)を満たす樹脂である。 (4) 1.0 < Z(X−Y)/X < 0.9Z [ただし、Zはポリカルボン酸(C)の価数を表す。X
=AVb×Wb/(Wa+Wb)、(AVbはポリカル
ボン酸(C)の酸価、Waはポリエステル樹脂(B)の
重量部、Wbはポリカルボン酸(C)の重量部を表
す。)Yは樹脂(D)の酸価を表す。]
の重量平均分子量(Mw)は、通常10000〜200
000、好ましくは15000〜150000、より好
ましくは15000〜100000である。Mwが10
000未満では耐ホットオフセット性が不十分となり、
200000を超えると低温定着性が悪くなる。重量平
均分子量(Mw)/数平均分子量(Mn)の比は通常3
〜50、好ましくは4〜30、より好ましくは5〜20
である。Mw/Mnが3を超えると、低温定着性と耐ホ
ットオフセット性の両立ができ、Mw/Mnが50を未
満で、ポリカルボン酸(C)との反応がスムーズである
ため均質で安定した品質のポリエステル樹脂(D)を得
ることができる。
下、好ましくは2.5以下である。酸価が3以下で、ポ
リカルボン酸(C)との反応時、副反応を起こさずポリ
カルボン酸(C)の反応量をコントロールすることがで
き安定に所定の物性が得られる。また、水酸基価は、ポ
リエステル(B)とポリカルボン酸(C)との反応速度
の観点から、通常5〜100、好ましくは5〜85、さ
らに好ましくは7.5〜75である。
の組成は特に限定されないが、ジカルボン酸類、ジオー
ル類に、3価以上のポリカルボン酸類および/または3
価以上のポリオール類を併用して得ることができる。こ
れらのポリカルボン酸類およびポリオール類としては、
前記、(Ib)ジカルボン類および(Id)3価以上の
ポリカルボン酸類、(Ia)ジオール類および(Ic)
3価以上のポリオール類と同様のものが使用できる。前
記モノカルボン酸、モノアルコールを併用してもよい。
ポリエステル樹脂(B)の製法は、前記ポリエステル樹
脂(I)の製法と同様の方法で製造できる。
は、特に限定されないが、前記(Id)に示した3価以
上のカルボン酸類から選ばれる1種または2種以上のも
のを用いることができる。ポリエステル樹脂(B)とポ
リカルボン酸(C)との反応の比率は、重量比で、通常
0.5:99.5〜85:15、好ましくは99:1〜
87:13、さらに好ましくは98:2〜89:11で
ある。重量比が、99.5:0.5を超えるとトナーの
耐ホットオフセット性が良好となり、85:15未満で
良好な低温定着性が得られる。
る。ポリエステル樹脂(B)を製造後、所定温度でポリ
カルボン酸(C)を仕込みさらに縮合反応を行い、所定
の物性(例えばメルトフローレート、軟化点、酸価、水
酸基価など)が得られた時点で反応を終結させることで
ポリエステル樹脂(D)を得ることができる。反応温度
は、通常150〜300℃、好ましくは160〜250
℃の条件で行われ、必要により触媒を追加してもよい。
また、反応は、常圧下、減圧下、加圧下で行うことがで
きるが、反応の進行を物性値で追いながら反応系内の圧
力を調整していくのが望ましい。特に、反応末期には微
妙な物性コントロールを行う必要があるため、常圧下な
いしは加圧下で反応を進行させるのが好ましい。
ルボン酸(C)のポリエステル樹脂(B)とのエステル
化によるカルボキシル基の消費量(酸価の変化量)を表
し、式(4)は、ポリカルボン酸(C)のZ個のカルボ
キシル基の内、少なくとも1個を超え、最大0.9Z個
が反応で消費されることを意味する。即ち、ポリカルボ
ン酸(C)のカルボキシル基は、平均的には、ポリカル
ボン酸(C)1分子中のカルボキシル基の全ては反応せ
ず、ポリエステル樹脂(B)と反応していないカルボキ
シル基が残存する。ここでポリカルボン酸(C)のカル
ボキシル基とは、−COOH以外に、カルボン酸無水物
構造を持つ部分のことも言う。式(2)中、Z(X−
Y)/Xは、通常1.0〜0.9Z、好ましくは1.2
〜0.85Z、より好ましくは1.3〜0.8Zであ
る。Z(X−Y)/Xが1.0を超えると良好な耐ホッ
トオフセット性が得られ、0.9Z未満で良好な低温定
着性が得られる。
および環境安定性の観点から、通常5〜50、好ましく
は5〜45、さらに好ましくは7〜40である。同様の
観点から、樹脂(D)の水酸基価は、通常100以下、
好ましくは80以下、さらに好ましくは60以下であ
る。樹脂(D)のTgは、トナー粒子同士の付着、凝集
(ブロッキング)の観点および低温定着性の観点から、
通常40〜85℃、好ましくは45〜80℃、さらに好
ましくは50〜75℃である。樹脂(D)の軟化点は、
通常90℃〜200℃、さらに好ましくは100℃〜1
70℃である。
を以下に示す。カーボンブラックを使用したモノクロ用
トナーは、トナー30部とフェライトキャリア(パウダ
ーテック社製、FL961−150)800部を均一混
合し二成分現像剤として試験した。磁性粉を使用する磁
性トナーの場合は1成分現像剤としてそのまま使用し
た。 (i)カーボンブラック使用トナーの場合 最低定着温度(MFT) 市販モノクロ複写機(AR5030、シャープ(株)
製)を用いて現像した未定着画像を、市販モノクロ複写
機(SF8400A、シャープ(株)製)の定着ユニッ
トを改造し熱ローラー温度を可変にした定着機でプロセ
ススピード180mm/secで定着した。定着画像を
布パッドで擦った後の画像濃度の残存率が70%以上と
なる熱ローラー温度を最低定着温度とした。 ホットオフセット発生温度 上記MFTと同様に定着し、定着画像へのホットオフセ
ットの有無を目視判定した。ホットオフセットが発生し
はじめた温度をホットオフセット発生温度とした。 帯電量測定 トナー1gとフェライトキャリア(パウダーテック
(株)製;FL961−150)24gとをターブラー
シェイカーミキサーを用いて20分間混合し、帯電量を
ブローオフ帯電量測定装置(東芝ケミカル(株)製)を
用いて測定した。摩擦混合および帯電量測定を常温常湿
(23℃、85%RH)で測定したものを帯電量(N/
N)、高温高湿(28℃、85%RH)で測定したもの
を帯電量(H/H)とする。 (ii)磁性トナーの場合 市販レーザープリンター(LBP−210、キヤノン
(株)製)を用いて未定着画像を得ること、定着ユニッ
トのプロセススピードを72mm/secとすること以
外は上記、と同様に試験して最低定着温度、ホット
オフセット発生温度を得る。磁性トナーの画像濃度の測
定法を示す。市販レーザープリンター(LBP−21
0、キヤノン(株)製)を用いて黒ベタ画像を印字し、
その画像濃度をマクベス濃度計を用いて測定した。現像
を常温常湿(23℃、50%RH)で行ったものを画像
濃度(N/N)、高温高湿(28℃、85%RH)で行
ったものを画像濃度(H/H)とする。
本発明はこれに限定されるものではない。以下、部は重
量部を示す。実施例および比較例で得られたトナー及び
トナーバインダーの性質の測定法を次に示す。なお、下
記1,3については、試料にテトラヒドロフラン不溶分
がある場合は、以下の方法で溶融混練後のものを試料と
して用いた。 混練装置 : 東洋精機(株)製 ラボプラストミル
MODEL 30R150 混練条件 : 100℃、70rpmにて30分、サン
プル量65g 1.酸価および水酸基価 JIS K0070に規定の方法。 2.ガラス転移点(Tg) ASTM D3418−82に規定の方法(DSC
法)。 装置:セイコー電子工業(株)製 DSC20,SSC
/580 3.分子量 THF可溶分をゲルパーミエーションクロマトグラフィ
ー(GPC)で測定。GPCによる分子量測定の条件は
以下の通りである。 装置 : 東洋曹達製 HLC−802A カラム : TSK GEL GMH6 2本 (東洋曹達製) 測定温度 : 25℃ 試料溶液 : 0.25重量%のテトラヒドロフラン溶液 溶液注入量: 200μl 検出装置 : 屈折率検出器 得られたクロマトグラム上最大のピーク高さを示す分子
量をピーク分子量と称する。なお、分子量校正曲線は標
準ポリスチレンを用いて作成した。 4.テトラヒドロフラン(THF)不溶分 試料0.5gに50mlのTHFを加え、3時間攪拌還
流させる。冷却後、グラスフィルターにて不溶分をろ別
し、80℃で3時間減圧乾燥する。グラスフィルター上
の樹脂分の重量と試料の重量比から、不溶分を算出す
る。
ビスフェノールAプロピレンオキサイド2モル付加物1
553部、ビスフェノールAプロピレンオキシド3モル
付加物2693部、ビスフェノールAエチレンオキサイ
ド2モル付加物3649部、フェノールノボラック樹脂
(核体数5.6個)のエチレンオキサイド5.6モル付
加物585部、テレフタル酸2390部、無水マレイン
酸353部およびジブチルチンオキサイド32部を入
れ、窒素気流下230℃で酸価が1.5になるまで脱水
反応した。次いで、これに1161部のジメチルテレフ
タレートおよびキシレン400部を加えて常圧下220
℃で3時間反応し、さらに10〜15mmHgの減圧下
1時間反応させポリエステル樹脂(B−1)を得た。
(B−1)の酸価は、1.0mgKOH/g、水酸基価
32.1mgKOH/g、数平均分子量は3200,重
量平均分子量は30300,ピーク分子量は4090で
あった。
ビスフェノールAプロピレンオキサイド3モル付加物5
565部、ビスフェノールAエチレンオキサイド2モル
付加物3018部、フェノールノボラック樹脂(核体数
5.6個)のエチレンオキサイド5.6モル付加物65
5部、テレフタル酸3420部、およびジブチルチンオ
キサイド24部を入れ、窒素気流下230℃で酸価が
2.5になるまで脱水反応した。次いで、これにジメチ
ルテレフタレート931部およびキシレン400部を加
えて常圧下220℃で3時間反応し、さらに10〜15
mmHgの減圧下1時間反応させポリエステル樹脂(B
−2)を得た。(B−2)の酸価は、1.9mgKOH
/g、水酸基価23.5mgKOH/g、数平均分子量
は2970,重量平均分子量は20600,ピーク分子
量は4100であった。
ビスフェノールAプロピレンオキサイド3モル付加物8
756部、フェノールノボラック樹脂(核体数5.6
個)のエチレンオキサイド5.6モル付加物526部、
テレフタル酸3407部、およびジブチルチンオキサイ
ド24部を入れ、窒素気流下230℃で酸価が2.4に
なるまで脱水反応させポリエステル樹脂(B−3)を得
た。(B−3)の酸価は、2.1mgKOH/g、水酸
基価33.3mgKOH/g、数平均分子量は428
0,重量平均分子量は56800,ピーク分子量は59
80であった。
ポリエステル樹脂(B−1)5831部と無水トリメリ
ット酸383部を入れ、200℃で10〜15mmHg
の減圧下2時間反応後、系内を常圧に戻し気相に窒素を
流しながら反応を続行した。反応物のメルトフローレー
ト(180℃、2160g荷重)が0.96g/10分
となったところで反応を停止し、本発明のポリエステル
樹脂(P−1)を得た。(P−1)のTgは62.9
℃、酸価は29.7mgKOH/g、水酸基価は6.0
mgKOH/g、THF不溶分は34.7%、ピーク分
子量は4870であった。(P−1)を100℃で熱混
練した後のメルトフローレートMIa(g/10分)は
3.01であった。
ポリエステル樹脂(B−2)6369部と無水トリメリ
ット酸203部を入れ、200℃で10〜15mmHg
の減圧下2時間反応後、系内を常圧に戻し気相に窒素を
流しながら反応を続行した。反応物のメルトフローレー
ト(180℃、2160g荷重)が7.5g/10分と
なったところで反応を停止し、本発明のポリエステル樹
脂(P−2)を得た。(P−2)のTgは58.6℃、
酸価は10.2mgKOH/g、水酸基価は7.9mg
KOH/g、THF不溶分は32.1%、ピーク分子量
は5770であった。(P−2)を100℃で熱混練し
た後のメルトフローレートMIa(g/10分)は7
4.0であった。
ポリエステル樹脂(B−3)6000部と無水トリメリ
ット酸276部を入れ、200℃で10〜15mmHg
の減圧下2時間反応後、系内を常圧に戻し気相に窒素を
流しながら反応を続行した。反応物の酸価が23.5m
gKOH/gとなったところで反応を停止し、本発明の
ポリエステル樹脂(P−3)を得た。(P−3)のTg
は62.0℃、水酸基価は10.8mgKOH/g、T
HF不溶分は35.7%、ピーク分子量は6050であ
った。(P−2)の熱混練前のメルトフローレートMI
b(180℃、2160g荷重)は8.2g/10分、
(P−3)を100℃で熱混練した後のメルトフローレ
ートMIa(g/10分)は34.1であった。
ビスフェノールAプロピレンオキサイド2モル付加物1
599部、ビスフェノールAプロピレンオキシド3モル
付加物5542部、ビスフェノールAエチレンオキサイ
ド2モル付加物1503部、フェノールノボラック樹脂
(核体数5.6個)のエチレンオキサイド5.6モル付
加物941部、テレフタル酸3407部、ジブチルチン
オキサイド22部を入れ、常圧下230℃で脱水反応
し、次いで10〜15mmHgの減圧下酸価が2.0に
なるまで反応を続行した。次いで、ジメチルテレフタレ
ート935部とキシレン400部を加えて220℃常圧
下3時間反応させ、さらに10〜15mmHgの減圧下
2時間反応させポリエステル樹脂(B−4)を得た。
(B−4)の酸価は2.0mgKOH/g、水酸基価は
33.1mgKOH/g、数平均分子量は2720,重
量平均分子量は23300,ピーク分子量は3360で
あった。(B−4)の液温を200℃に下げ、無水トリ
メリット酸585部を加え、10〜15mmHgの減圧
下で2時間反応後、系内を常圧に戻し気相に窒素を流し
ながら反応を続行した。反応物のメルトフローレート
(180℃、2160g荷重)が3.19g/10分と
なったところで反応を停止し、本発明のポリエステル樹
脂(P−4)を得た。(P−4)のTgは60.3℃、
酸価は29.2mgKOH/g、水酸基価は7.5mg
KOH/g、THF不溶分は31.9%、ピーク分子量
は4360であった。(P−4)を100℃で熱混練し
た後のメルトフローレートMIa(g/10分)は9.
49であった。
ビスフェノールAプロピレンオキサイド3モル付加物6
513部、ビスフェノールAエチレンオキシド2モル付
加物1770部、フェノールノボラック樹脂(核体数
5.6個)のエチレンオキサイド5.6モル付加物65
8部、テレフタル酸3320部、ジブチルチンオキサイ
ド24部を入れ、常圧下230℃で脱水反応し、次いで
10〜15mmHgの減圧下、酸価が2.4mgKOH
/gになるまで反応を続行した。次いでジメチルテレフ
タレート421部とキシレン400部を加え、220℃
で常圧下3時間反応させ、さらに10〜15mmHgの
減圧下2時間反応させポリエステル樹脂(B−5)を得
た。(B−5)の酸価は1.5mgKOH/g,水酸基
価は39.0mgKOH/g、数平均分子量は420
0,重量平均分子量は54500,ピーク分子量は55
60であった。(B−5)の液温を200℃に下げ、無
水トリメリット酸467部を加え、10〜15mmHg
の減圧下で2時間反応後、系内を常圧に戻し気相に窒素
を流しながら反応を続行した。反応物のメルトフローレ
ート(180℃、2160g荷重)が0.49g/10
分となったところで反応を停止し、本発明のポリエステ
ル樹脂(P−5)を得た。(P−5)のTgは59.3
℃、酸価は17.2mgKOH/g、水酸基価は12.
5mgKOH/g、THF不溶分は40.5%、ピーク
分子量は5700であった。(P−5)を100℃で熱
混練した後のメルトフローレートMIa(g/10分)
は1.49であった。
ビスフェノールAプロピレンオキサイド2モル付加物3
452部、ビスフェノールAエチレンオキサイド2モル
付加物3243部、フェノールノボラック樹脂(核体数
5.6個)のエチレンオキサイド5.6モル付加物37
7部、テレフタル酸ジメチル4210部、無水マレイン
酸314部、キシレン1500部、ジブチルチンオキサ
イド16部を入れ、常圧下200℃で6時間縮合反応
し、次いで220℃に温度を上げ10〜15mmHgの
減圧下、酸価が1.5になるまで反応を続行しポリエス
テル樹脂(B−6)を得た。(B−6)の水酸基価は1
0.1mgKOH/g、数平均分子量は3230,重量
平均分子量は25000,ピーク分子量は5500であ
った。(B−6)の液温を200℃に下げ、無水トリメ
リット酸176部を加え、常圧下、気相に窒素を流しな
がら反応させた。反応物のメルトフローレート(180
℃、2160g荷重)が78.1g/10分となったと
ころで反応を停止し、ポリエステル樹脂(P−6)を得
た。(P−6)のTgは67.5℃、酸価は7.5mg
KOH/g、水酸基価は6.5mgKOH/g、THF
不溶分は19.2%、ピーク分子量は5790であっ
た。(P−6)を100℃で熱混練した後のメルトフロ
ーレートMIa(g/10分)は311であった。
リット酸を加え縮合反応を進める工程中、メルトフロー
レート(180℃、2160g荷重)が16.7g/1
0分となったところで取り出したものを、ポリエステル
樹脂(P−7)とした。(P−7)のTgは58.3
℃、酸価は20.7mgKOH/g、水酸基価は16.
0mgKOH/g、THF不溶分は25.0%、ピーク
分子量は5860であった。(P−7)を100℃で熱
混練した後のメルトフローレートMIa(g/10分)
は495であった。
ビスフェノールAプロピレンオキサイド2モル付加物2
979部、ビスフェノールAエチレンオキサイド2モル
付加物2799部、フェノールノボラック樹脂(核体数
5.6個)のエチレンオキサイド5.6モル付加物73
0部、テレフタル酸1750部、無水マレイン酸259
部、ジブチルチンオキサイド16部を入れ、常圧下23
0℃で脱水反応し、次いで10〜15mmHgの減圧下
酸価が2.0になるまで反応を続行した。次いで、ジメ
チルテレフタレート1758部とキシレン400部を加
えて220℃常圧下3時間反応させ、さらに10〜15
mmHgの減圧下2時間反応させポリエステル樹脂(B
−7)を得た。(B−7)の酸価は1.0mgKOH/
g、水酸基価は30.8mgKOH/g、数平均分子量
は2830,重量平均分子量は51400,ピーク分子
量は3030であった。(B−7)の液温を200℃に
下げ、無水トリメリット酸429部を加え、10〜15
mmHgの減圧下で2時間反応後、系内を常圧に戻し気
相に窒素を流しながら反応を続行した。反応物のメルト
フローレート(180℃、2160g荷重)が2.5g
/10分となったところで反応を停止し、ポリエステル
樹脂(P−8)を得た。(P−8)のTgは58.1
℃、酸価は21.0mgKOH/g、水酸基価は6.0
mgKOH/g、THF不溶分は28.6%、ピーク分
子量は3330であった。(P−8)を100℃で熱混
練した後のメルトフローレートMIa(g/10分)は
142.4であった。
FM10B)を用いて予備混合した後、130℃に温度
設定した二軸混練機((株)池貝製 PCM−30)で溶
融混練した。混練物を冷却後、粗粉砕し、超音速ジェッ
ト粉砕機ラボジェット(日本ニューマチック工業(株)
製)を用いて微粉砕した後、気流分級機(日本ニューマ
チック工業(株)製 MDS−I)で分級し、粒径d50
が9.0μmのトナー粒子を得た。ついで、トナー粒子
100部とコロイダルシリカ(日本アエロジル製 アエ
ロジルR972)0.3部とを混合(外添)して、トナ
ー(T−1)を得た。T−1を電子顕微鏡で観察したと
ころ、離型剤の平均分散粒径は約1.0ミクロンで、粒
径の揃った均一で良好な分散状態であった。(T−1)
の最低定着温度は140℃、ホットオフセットは230
℃以下では認められなかった。また、(T−1)の帯電
量(N/N)は−20.2μC/g、帯電量(H/H)
は−16.7μC/gであった。 評価例2〜5、比較評価例1〜3 ポリエステル樹脂(P−2)〜(P−8)について、評
価例1と同様に予備混合、溶融混練、粗粉砕、微粉砕、
外添しトナー(T−2)〜トナー(T−8)を得た。こ
れらカーボントナーのトナー粒径、離型剤分散粒径、離
型剤分散状態、定着試験、帯電量の結果を表1に示す。
観察し、下記基準で判定した。 離型剤分散状態 ○ ; 離型剤が全体に均一に分散し粒径が揃っている △ ; 粒径の小さな離型剤もあるが粗大粒子が存在する × ; 離型剤の粗大粒子が多い 環境安定性は、帯電量(H/H)を帯電量(N/N)で
割った数字を下記基準で判定した。 環境安定性 ○ ;帯電量(H/H)/帯電量(N/N)≧0.8 △ ;0.8> 帯電量(H/H)/帯電量(N/N)≧0.6 × ;0.6>帯電量(H/H)/帯電量(N/N)
ダーを使用したモノクロ用トナーは、従来のトナーに比
べ広い定着温度幅を持ち、良好な帯電特性を示し、混練
時の粘度低下が少ないために離型剤の分散性に優れてい
ることがわかる。
FM10B)を用いて予備混合した後、130℃に温度
設定した二軸混練機((株)池貝製 PCM−30)で溶
融混練した。混練物を冷却後、粗粉砕し、超音速ジェッ
ト粉砕機ラボジェット(日本ニューマチック工業(株)
製)を用いて微粉砕した後、気流分級機(日本ニューマ
チック工業(株)製 MDS−I)で分級し、粒径d50
が8.0μmのトナー粒子を得た。ついで、トナー粒子
100部とコロイダルシリカ(日本アエロジル製 アエ
ロジルR972)2.0部とを混合(外添)して、トナ
ー(T−9)を得た。(T−9)を電子顕微鏡で観察し
たところ、磁性粉の粗大粒子は存在せず、均一で良好な
分散状態であった。(T−9)の最低定着温度は135
℃、ホットオフセットは230℃以下では認められなか
った。また、(T−9)の画像濃度(N/N)は1.3
5、画像濃度(H/H)は1.15であった。
6)〜(P−8)について、評価例6と同様に予備混
合、溶融混練、粗粉砕、微粉砕、外添しトナー(T−1
0)〜トナー(T−14)を得た。これらカーボントナ
ーのトナー粒径、磁性粉分散状態、定着試験、画像濃度
の結果を表2に示す。
観察し、下記基準で判定した。 磁性粉分散状態 ○ ; 磁性粉が全体に均一に分散し粒径が揃っている △ ; 粒径の小さな磁性粉もあるが磁性粉粒子の凝集物 が存在する × ; 磁性粉粒子の凝集物が多い 環境安定性は、画像濃度(H/H)を画像濃度(N/
N)で割った数字を、下記基準で判定した。 環境安定性 ○ ;画像濃度(H/H)/画像濃度(N/N)≧0.8 △ ;0.8> 画像濃度(H/H)/画像濃度(N/N) ≧0.6 × ;帯電量(H/H)/帯電量(N/N)<0.6 表2に示すように、本発明のトナーバインダーを使用し
た磁性トナーは、従来のトナーに比べ広い定着温度幅を
持ち、良好な画像濃度特性を示し、混練時の粘度低下が
少ないために磁性粉の分散性が優れていることがわか
る。
したトナーが、従来のトナーに比べ、広い定着温度幅を
持ち、良好な帯電特性を示し、混練時の粘度低下が少な
いために磁性粉の分散性が優れていることがわかる。
用いてトナーを作成する事により、定着温度幅が広く、
磁性粉や離型剤の分散に優れているため、高画質のトナ
ーとすることができる。
Claims (6)
- 【請求項1】 温度100℃で熱混練した後の180℃
におけるメルトフローレートMIaが200(g/10
分)以下で、これと熱混練前のメルトフローレートMI
bとの比MIb/MIaが2〜0.05であるポリエス
テル樹脂(I)からなり、該樹脂(I)の水酸基価(O
HV)と酸価(AV)の比OHV/AVが1.0未満で
あり、かつ該(I)が、(a)ジオールと、(b)ジカ
ルボン酸またはその酸無水物またはその低級アルキルエ
ステルと、(c)3価以上のポリオール、および(d)
3価以上のポリカルボン酸またはその無水物とからなる
重縮合物であり、下記関係式(1)〜(3)を満たすも
のである電子写真用トナーバインダー。 (1) 0.60<(2Ma+nMc)/(2Mb+m
Md)<1.00 (2) 0.01< nMc/(2Mb+mMd) <
0.30 (3) 0.01< mMd/(2Mb+mMd) <
0.35 [ここでMa〜Mdは2価および3価以上のポリカルボ
ン酸の合計モル数を100モル%とした場合の(a)〜
(d)のそれぞれのモル%、nは(c)の価数、mは
(d)の価数である。] - 【請求項2】 該(A)が、重量平均分子量(Mw)が
10000〜200000で重量平均分子量(Mw)/
数平均分子量(Mn)の比が3〜50でかつ酸価が3以
下であり水酸基価が5〜100である非線状ポリエステ
ル樹脂(B)と、3価以上のポリカルボン酸(C)と
を、重量比で99.5:0.5〜85:15で反応させ
てなり、5〜50の酸価を有し、かつ下式(4)を満た
すポリエステル樹脂(D)である請求項1記載の電子写
真用トナーバインダー。 (4) 1.0 < Z(X−Y)/X < 0.9Z [ただし、Zはポリカルボン酸(C)の価数を表す。X
=AVb×Wb/(Wa+Wb)、(AVbはポリカル
ボン酸(C)の酸価、Waはポリエステル樹脂(B)の
重量部、Wbはポリカルボン酸(C)の重量部を表
す。)Yは樹脂(D)の酸価を表す。] - 【請求項3】 該3価以上のポリカルボン酸(C)が、
脂肪族、芳香族または脂環式のポリカルボン酸である請
求項2記載の電子写真用トナーバインダー。 - 【請求項4】 該ポリエステル樹脂(B)が、ジオール
(a1)とジカルボン酸(b1)と3価以上のポリオー
ル(c1)および必要により3価以上のポリカルボン酸
(d1)との重縮合物であり、水酸基価が5〜100で
ある請求項2または3記載の電子写真用トナーバインダ
ー。 - 【請求項5】 該3価以上のポリオール(c1)が、ノ
ボラック型フェノール樹脂のアルキレンオキシド付加物
である請求項2〜4のいずれか記載の電子写真用トナー
バインダー。 - 【請求項6】 該3価以上のポリカルボン酸(C)が、
トリメリット酸またはトリメリット酸無水物である請求
項2〜5のいずれか記載の電子写真用トナーバインダ
ー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27934598A JP3065994B2 (ja) | 1997-09-16 | 1998-09-14 | 電子写真用トナーバインダー |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9-270480 | 1997-09-16 | ||
JP27048097 | 1997-09-16 | ||
JP27934598A JP3065994B2 (ja) | 1997-09-16 | 1998-09-14 | 電子写真用トナーバインダー |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11153884A JPH11153884A (ja) | 1999-06-08 |
JP3065994B2 true JP3065994B2 (ja) | 2000-07-17 |
Family
ID=26549234
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27934598A Expired - Fee Related JP3065994B2 (ja) | 1997-09-16 | 1998-09-14 | 電子写真用トナーバインダー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3065994B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002229260A (ja) * | 2001-01-30 | 2002-08-14 | Dainippon Ink & Chem Inc | 静電荷像現像用トナー |
JP4672598B2 (ja) * | 2005-05-27 | 2011-04-20 | 三洋化成工業株式会社 | トナー用樹脂およびトナー組成物 |
KR100916897B1 (ko) | 2005-05-27 | 2009-09-09 | 산요가세이고교 가부시키가이샤 | 토너용 수지 및 토너 조성물 |
JP5415143B2 (ja) * | 2008-04-30 | 2014-02-12 | 三洋化成工業株式会社 | トナー用樹脂組成物およびトナー組成物 |
-
1998
- 1998-09-14 JP JP27934598A patent/JP3065994B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11153884A (ja) | 1999-06-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3725282B2 (ja) | 静電荷像現像用トナーバインダー | |
US4981939A (en) | Binder for a toner comprising a polyester from rosin or hydrogenated rosin | |
JPH0782254B2 (ja) | トナー用のバインダー樹脂 | |
JP5464895B2 (ja) | 非接触定着用トナー | |
JP6367535B2 (ja) | トナー用結着樹脂組成物 | |
JP2004226847A (ja) | 正帯電性トナー | |
JP2003057875A (ja) | 電子写真用トナー | |
JP2785176B2 (ja) | 電子写真用トナーおよびその製造方法 | |
JPH1160703A (ja) | トナー用ポリエステル樹脂、その製造方法およびそれを用いたトナー | |
JP3916970B2 (ja) | 電子写真用トナーバインダー、トナー用樹脂組成物および乾式トナー | |
JP3708401B2 (ja) | トナーバインダー | |
JP4671363B2 (ja) | トナー用バインダー樹脂組成物、その製造方法、およびトナー | |
JP4878357B2 (ja) | トナー用結着樹脂およびトナー組成物 | |
JP3075696B2 (ja) | トナー用ポリエステル樹脂、その製造方法およびそれを用いた電子写真用トナー | |
JP3065994B2 (ja) | 電子写真用トナーバインダー | |
JP3207558B2 (ja) | トナーバインダーおよびトナー組成物 | |
JP2001330994A (ja) | トナーバインダーおよびその製造方法 | |
JPH11106494A (ja) | ポリエステル樹脂、その製造方法およびその使用 | |
JP2002202634A (ja) | トナーバインダー | |
JPH0844113A (ja) | 静電荷像現像用トナーおよびその製造方法 | |
JP3356548B2 (ja) | 静電荷像現像用トナー | |
JP3133015B2 (ja) | トナー用ポリエステル樹脂とその製造方法およびそれを用いた電子写真用トナー | |
JPH11153885A (ja) | 電子写真用トナーバインダー | |
JP7229080B2 (ja) | トナー用結着樹脂組成物 | |
JP7486412B2 (ja) | 静電荷像現像用トナー |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090512 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100512 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110512 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110512 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120512 Year of fee payment: 12 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120512 Year of fee payment: 12 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130512 Year of fee payment: 13 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130512 Year of fee payment: 13 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |