JP3075696B2 - トナー用ポリエステル樹脂、その製造方法およびそれを用いた電子写真用トナー - Google Patents

トナー用ポリエステル樹脂、その製造方法およびそれを用いた電子写真用トナー

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はトナー用ポリエステル樹
脂、その製造方法及びそれを用いた電子写真用トナーに
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電子写真方式を用いた複写機及び
プリンターはその普及が広まるにつれて、家庭への普及
及び複写機またはプリンターの多機能化を主な目的とし
た低エネルギー化(消費電力の削減)、印刷機と複写機
との境界に位置するいわゆるグレイエリアへの普及を目
的とした高速化、あるいは機械コストを下げるための定
着ロールの簡素化のための低ロール圧力化が望まれてお
り、また、複写機の高級化に伴い両面コピー機能や原稿
自動送り装置の搭載された複写機が広く普及してきたた
め、複写機及びプリンターに使用される電子写真用トナ
ーには定着温度が低く、耐オフセット性に優れ、かつ両
面コピー時の汚れや、原稿自動送り装置における汚れの
発生を防止するため転写紙への定着強度の優れた電子写
真用トナーが要求されている。
【0003】これらの要求に対して従来技術では、下記
のように結着樹脂の分子量や分子量分布の改良がなされ
ている。具体的には、結着樹脂の低分子量化による低温
定着化への試みである。しかし、スチレン、アクリル等
のビニル系樹脂を用いたトナーでは、低分子量化によっ
てトナーが脆くなり現像機内でのストレスによって、ト
ナーの粉砕、キャリアー、スリーブへの融着などが発生
し、また長期の使用によって帯電特性の変化による画像
劣化が避けられなかった。また、両面コピー時の汚れ
や、原稿自動送り装置における汚れが発生していた。一
方、ポリエステル樹脂に代表される縮合樹脂での低分子
量化では、融点は低下低下したものの、粘度低下も同時
に起こり、定着ロールへのオフセット現象が発生する問
題が生じた。これを防ぐために、ポリエステル樹脂の分
子量分布を広くするために、架橋構造の導入がなされて
いる。しかし、この方法では架橋によって分子量分布は
広がり、オフセット現象は抑えられるが全体の分子量が
高分子化するために、低温定着性が悪化する問題があっ
た。このため、低温定着化のためには樹脂のガラス転移
点温度(Tg)を下げざるをえなかった。このように、
従来技術では耐オフセット性、保存性を満足しながら、
低温定着性を達成することができなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、公知
のトナーにおける上述の問題点を改良し、低温で定着す
ることができ、オフセット性においても何等問題を発生
せず、転写紙への定着強度の優れた電子写真用トナーを
提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、テトラヒドロ
フラン(THF)不溶分が5重量%以下であり、かつT
HF可溶分の分子量において1×106 以上の超高分子
量体の割合が1重量%以上10重量%以下であり、1×
105 以上の高分子量体の割合が10重量%以上20重
量%以下であり、1×104 未満の領域の低分子量体の
割合をW1 、1×104 以上1×105 未満の中分子量
体の割合をW2 としたときに、W1 >W2 なる分布を有
し、1×103 以上1×104 以下の領域に分子量の極
大値を有し、酸価が5mgKOH/g以下であることを
特徴とする、トナー用ポリエステル樹脂である。
【0006】本発明のトナー用ポリエステル樹脂は、線
状ポリエステル樹脂に架橋剤である3価以上の多価カル
ボン酸及び3価以上の多価アルコールから選ばれた1種
以上並びにジカルボン酸及びジオールから選ばれた1種
以上を混合して得られる分岐型ポリエステル樹脂であっ
て、架橋によるゲル分(溶剤不溶分)を極力発生しない
ように合成した樹脂である。すなわち溶剤であるTHF
不溶分が5重量%以下となるように調製することを特徴
とする。THF不溶分が5重量%より多いと、トナーと
した場合にトナー溶融粘度が上がりすぎ低温での定着強
度が悪化する。THF不溶分が0重量%であることが低
温定着性には最も好ましい。THF不溶分は、THF5
0ml中に樹脂0.5gを投入し、60℃で3時間加熱
溶解し、不溶樹脂分をフィルター(セライト♯545)
を敷き詰めたガラスフィルターで濾過し、真空乾燥機で
80℃で乾燥し、乾燥した樹脂の重量をWd(g)とす
ると、不溶分(重量%)=Wd/0.5×100で計算
した値をいう。
【0007】本発明のトナー用ポリエステル樹脂のTH
F可溶分の分子量は、ゲルパーミエーションクロマトグ
ラフィー(以下GPCという)によって測定されるクロ
マトグラムにおいて、1×106 以上の超高分子量体の
割合が1重量%以上10重量%以下である。この割合が
1重量%未満であると熱ロール定着の場合、高温オフセ
ットが発生し、10重量%を越えるとトナーの溶融粘度
が上がりすぎ、低温での定着性が低下する。また、1×
105 以上の高分子量体の割合は、10重量%以上20
重量%以下である。この割合が10重量%未満である
と、やはり高温オフセットが発生し、20重量%を越え
るとトナーの溶融粘度が上がりすぎ、低温での定着性が
悪化する。さらに、1×104 未満の領域の低分子量体
の割合をW1 、1×104 以上1×105 未満の中分子
量体の割合をW2 としたときに、W1 >W2 なる分布を
有する。低分子量体W1 の割合が中分子量体W2 と同等
もしくは少ない場合、すなわちW1 ≦W2 であると溶融
開始温度が高くなり、低温での定着性が悪化する。W1
とW2 の割合は、W1 /W2 =1.3〜3.5、特にW
1 /W2 =1.9〜3.5の範囲が好ましい。また、分
子量の極大値が低分子量になるほど低温定着性が良好と
なるが、極端に低分子量化するとやはり樹脂強度が弱く
なり、現像剤の寿命が短くなるため、分子量の極大値は
1×103 以上1×104 以下の領域に存在することが
好ましい。さらに好ましくは3×103 以上6×103
以下である。分子量の極大値が1×103 未満である
と、樹脂強度が低くなり現像剤の寿命が短くなり、1×
104 を越えると、溶融開始温度が上昇し低温定着性が
悪化する。また、樹脂の酸価は5mgKOH/g以下で
ある。酸価が5mgKOH/gを越えると、耐湿性が問
題となりトナーとしての帯電安定性が悪くなる。なお、
本発明において前記トナー用樹脂の分子量分布は、前記
THF不溶分を抽出する際に得られた樹脂が溶解した5
0mlのTHF液をそのまま使用すればよく、GPCに
よって次の条件で測定された値である。また、前記各分
子量の割合はGPCで得られたクロマトグラムの結果を
解析し、各分子量の範囲における積分値から算出するも
のである。GPCの測定は、温度25℃において溶媒
(THF)を毎分1mlの流速で流し、濃度0.4gr
/dlのTHF試料溶液を試料重量として8mg注入し
測定する。また、試料の分子量測定にあたっては、該試
料の有する分子量分布が、数種の単分散ポリスチレン標
準試料により作製された検量線の分子量の対数とカウン
ト数が直線となる範囲内に包含される測定条件を選択す
る。また、本測定にあたり、測定の信頼性は上述の測定
条件で行ったNBS706ポリスチレン標準試料(Mw
=28.8×104 、Mn=13.7×104 、Mw/
Mn=2.11)のMw/Mnが2.11±0.10と
なることにより確認できる。
【0008】本発明のトナー用ポリエステル樹脂は、第
1段の反応として、1×103 以上1×104 以下の領
域に分子量の極大値を有し、酸価と水酸基価の合計が1
00mgKOH/g以下の線状ポリエステルを合成した
のち、第2段の反応として、3価以上の多価カルボン酸
及び3価以上の多価アルコールから選択された1種以上
とジオール及びジカルボン酸から選択された1種以上と
を混合して重縮合反応させることにより製造できる。
【0009】具体的にはまず、第1段の反応として、ジ
オールとジカルボン酸を重縮合反応させ、1×103
上1×104 以下の領域に分子量の極大値を有し、酸価
と水酸基価の合計が100mgKOH/g以下の線状ポ
リエステルを合成する。本反応は、ジオールとジカルボ
ン酸の仕込みモル比をジオール/ジカルボン酸=0.8
〜1.2の範囲内とすることが好ましい。また、反応液
が透明になった時点で反応を終了することにより前記の
線状ポリエステルが得られる。この線状ポリエステルの
分子量の極大値が1×103 未満では、ガラス転移温度
が低くなり、その後の架橋樹脂合成後のガラス転移温度
も低下するため保存性が悪くなる。一方、1×104
り大きいと、架橋樹脂合成後の分子量が高くなりすぎ
て、トナー用樹脂のTHF可溶分の分子量において、1
×106 以上の超高分子量の割合が10重量%を越えた
り、1×105 以上の高分子量体が20重量%を越えた
り、W1 >W2 の関係が成り立たなく可能性が高く、最
終的なトナーの溶融開始温度が105℃を越え、定着ロ
ールによってトナーが十分に溶融しないため、低温定着
性が悪化する。また、線状ポリエステル樹脂の酸価と水
酸基価の合計は、100mgKOH/g以下であること
が必要である。酸価と水酸基価の合計すなわち、線状ポ
リエステルの末端官能基数が100mgKOH/gを越
えてしまうと、その後の工程で得られるトナー用ポリエ
ステル樹脂の全体の分子量が増大し、THF不溶分が大
量に発生することにより、粘度が上昇し、低温定着性が
悪化する。従って、トナー用ポリエステル樹脂の分子量
を低く抑え、溶融開始温度を低くして低温定着性を良好
に保つためには、前記線状ポリエステル樹脂の酸価と水
酸基価の合計は100mgKOH/g以下であることが
必要であり、50mgKOH/g以下であることが好ま
しい。なお、酸価及び水酸基価の測定はJIS K00
70に示された方法で行うものとする。
【0010】前記線状ポリエステルを合成するためのジ
オールとしては、ジエタノールアミン、エチレングリコ
ール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、
イソプロピレングリコール、オクタンジオール、2,2
−ジエチル−1,3−プロパンジオール、スピログリコ
ール、ネオペンチルグリコール、1,3−ブタンジオー
ル、1,4−ブタンジオール、2−ブチル−2−エチル
−1,3−プロパンジオール、,1,6−ヘキサンジオ
ール、ヘキシレングリコール、1,5−ペンタンジオー
ル、3−メチル−1,5−ペンタンジオール、ヒドロベ
ンゾイン、ビス−(β−ヒドロキシエチル)テレフタレ
ート、ビス−(ヒドロキシブチル)テレフタレート、ポ
リオキシエチレン化ビスフェノールA、ポリオキシプロ
ピレン化ビスフェノールA、ポリオキシエチレン化ビフ
ェノール、ポリオキシプロピレン化ビフェノール等をあ
げることができる。
【0011】また、ジカルボン酸としては、フマル酸、
マレイン酸、コハク酸、イタコン酸、メサコン酸、シト
ラコン酸、グルタコン酸、フタル酸、イソフタル酸、テ
レフタル酸、シクロヘキサンジカルボン酸、シクロヘキ
センジカルボン酸、アジピン酸、セバシン酸、ドデカン
二酸、1,12−ドデカンジカルボン酸、エイコサン二
酸、アゼライン酸、ブラシル酸、ナフタレンジカルボン
酸、ビフェニル−4,4′−ジカルボン酸、2.3−ビ
ペラジン・ジカルボン酸、イミノジカルボン酸、イミダ
ゾール−4,5−ジカルボン酸、ピペリジン・ジカルボ
ン酸、ピラゾールジカルボン酸、N−メチルピラゾール
ジカルボン酸、N−フェニルピラゾールジカルボン酸、
ピリジンジカルボン酸、カルバゾール−3,6−ジカル
ボン酸、9−メチルカルバゾール−3,6−ジカルボン
酸、カルバゾール−3,6−ジ酪酸、カルバゾール−
3,6−γ,γ′−ジケト酪酸及びその酸無水物及びそ
の低級アルキルエステル等を挙げることができる。
【0012】次に第2段の反応として、前記の第1段の
反応終了後、降温した後、線状ポリエステル樹脂に3価
以上の多価カルボン酸及び3価以上の多価アルコールか
ら選ばれた1種以上とジオール及びジカルボン酸から選
ばれた1種以上とジカルボン酸及びジオールから選択さ
れた1種以上とを混合して重縮合反応を行い、後から添
加したモノマーの添加時のトルクを1とした場合に、そ
の2〜5倍、好ましくは3〜5倍のトルクに達したとき
に反応を終了する。この場合、3価以上の多価カルボン
酸及び3価以上の多価アルコールの添加量は、全原料モ
ノマーに対し、2.5モル%以上10モル%以下であ
る。3価以上の多価カルボン酸及び3価以上の多価アル
コールの添加量が2.5モル%未満であると、分子量分
布が十分に増大せず、高温でオフセットが発生し、10
モル%を越えると分子量が増大し、粘度が上昇し低温定
着性が悪化する。また、第1段及び第2段の合計モノマ
ー仕込時の換算で官能基の比率がCOOH/OH=0.
7〜0.95の範囲内になる添加量でモノマーを添加す
る。COOH/OH=0.7未満であると、水酸基価が
増大するため耐湿性が悪化し、トナーのブロッキングの
原因となる。逆にCOOH/OH=0.95を越えると
残存酸価が大きくなり、重縮合反応の制御が困難となり
好ましくない。この第2段目の重縮合工程を取ることに
よって、3価以上の多価モノマーを使用しても分子量の
増大の少ない、すなわち分子量の低いトナー用ポリエス
テル樹脂を形成できる。なお、第2段目の反応に用いる
モノマーの添加は同時かあるいはできる限り短時間に投
入することが分子量分布を目的の領域内にするため好ま
しい。
【0013】前記第2段の重縮合反応に使用されるジカ
ルボン酸及びジオールは第1段に記載の化合物を使用す
ることができる。3価以上のカルボン酸としては、トリ
メリット酸、1,2,4−シクロヘキサントリカルボン
酸、1,2,4−ナフタレントリカルボン酸、2,5,
7−ナフタレントリカルボン酸、ピリシントリカルボン
酸、ピリジン−2,3,4,6−テトラカルボン酸、
1,2,7,8−テトラカルボン酸、ブタンテトラカル
ボン酸等が例示され、これらの酸無水物、およびこれら
の低級アルキルエステル類が使用できる。
【0014】また、3価以上の多価アルコールとして
は、ソルビトール、1,2,3,6−ヘキサンテトロー
ル、1,4−ソルビタン、ペンタエリスリトール、ジペ
ンタエリスリトール、トリペンタエリスリトール、1,
2,4−ブタントリオール、1,2,5−ペンタントリ
オール、グリセロール、ジグリセロール、2−メチルプ
ロパントリオール、2−メチル−1,2,4−ブタント
リオール、トリメチロールエタン、トリメチロールプロ
パン、1,3,5−トリヒドロキシベンゼン等が例示さ
れる。
【0015】次に、本発明の電子写真用トナーについて
説明する。本発明の電子写真用トナーは、前記ポリエス
テル樹脂の他に、他の樹脂、着色剤、磁性体、帯電制御
剤、及びその他の添加剤を混合し、熱溶融混練、粉砕、
分級することにより製造できる。混合にはスーバーミキ
サー等、熱溶融混練には1軸押出混練機、2軸押出混練
機、エクストルーダー、ローラーミキサー、バンバリー
ミキサー、加圧ニーダー等が使用され、粉砕にはジェッ
トミル、分級には乾式気流分級機が使用される。
【0016】本発明の電子写真用トナーの結着樹脂とし
ては、本発明のトナー用ポリエステル樹脂の他に、スチ
レン系樹脂、スチレンアクリル共重合樹脂、ポリエステ
ル系樹脂、ポリエチレン系樹脂、エポキシ樹脂、シリコ
ーン系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリウレタン系樹脂等
の樹脂を配合してもよい。
【0017】本発明の電子写真用トナーの着色剤として
は、カーボンブラック、アニリンブルー、フタロシアニ
ンブルー、キノリンイエロー、マラカイトグリーン、ラ
ンプブラック、ローダミンB、キナクリドン等が挙げら
れる。着色剤の添加量は樹脂に対して、1〜20重量%
である。電荷制御剤としては、正帯電トナー用としてニ
グロシン染料、アンモニウム塩、アジン等を樹脂に対し
て0.1〜10重量%添加する。ポリエステル樹脂を使
用したトナーは、一般に負帯電性を与えるが、必要に応
じて負帯電トナー用電荷制御剤を加える際は、クロム錯
体及び鉄錯体等を使用する。また、負帯電性が強すぎる
時には、上記正帯電性電荷制御剤を添加して、中和する
ことも可能である。
【0018】本発明の電子写真用トナーに用いられる磁
性体としては、フェライト、マグネタイトを初めとする
鉄、コバルト、ニッケルなどの強磁性を示す金属もしく
は合金またはこれらの元素を含む化合物のほか、強磁性
元素を含まないが適当な熱処理を施すことによって強磁
性を示すようになる合金、例えばマンガン−銅−アルミ
ニウム、マンガン−銅−錫などのマンガンと銅を含むホ
イスラー合金と呼ばれる種類の合金、二酸価クロム等を
用いることができる。これらの磁性体は平均粒径0.1
〜1ミクロンの微粉末の形で結着樹脂中に均一に分散さ
れる。その含有量は、トナー100重量部当り20〜7
0重量部、好ましくは40〜70重量部である。
【0019】本発明の電子写真用トナーは、フェライト
粉や鉄粉などよりなるキャリアーと混合されて二成分系
現像剤とされる。また磁性体を含有する時は、キャリア
ーと混合せずにそのまま一成分系現像剤として使用して
もよく、キャリアーと混合して二成分系現像剤として使
用してもよい。さらに非磁性一成分の現像方法にも使用
できる。
【0020】また、電子写真用トナーの溶融特性として
は、より低温での定着性を向上させるために、その溶融
開始温度は60℃以上105℃以下、特に60℃以上1
00℃以下が好ましい。溶融開始温度が60℃未満であ
ると、トナーのブロッキング性が悪化し保存性に問題が
生じる場合があり、105℃を越えると低温定着性が悪
化するので好ましくない。また、十分な定着温度幅(非
オフセット温度幅)を持たせるために、高温での溶融粘
度の低下が少ない方が好ましく、軟化点と溶融開始温度
の差は15℃以上45℃以下であることが好ましい。1
5℃未満の場合は定着温度幅が狭くなり、45℃を越え
ると耐オフセット性は良好に維持できるが、低温定着性
が悪化するため好ましくない。
【0021】前記溶融開始温度とは、下記の測定器及び
測定条件におけるプランジャーの降下温度を意味する。
また、軟化点とは、プランジャーの降下開始温度から降
下終了温度までの中点の温度を意味する。 測定器;島津製作所製の高架式フローテスターCF−5
00、 測定条件;プランジャー:1cm2 ,ダイの直径:1m
m,ダイの長さ:1mm,荷重:20kgF,予熱温
度:50〜80℃,予熱時間:300sec,昇温速
度:6℃/min.
【0022】
【実施例】以下に本発明の樹脂の合成例及びその樹脂を
用いた電子写真用トナーにつき、より詳細に説明する。
なお、実施例中の部は重量部を意味する。 実施例1 ポリオキシプロピレン化ビスフェノールA〔2,2′−
ビス [4−(2−ヒドロキシプロピレンオキシ)フェニ
ル]プロパン〕344g(1モル)とテレフタル酸14
9.4g(0.9モル)及びジブチル錫オキシド0.0
5gをガラス製1リットルの4口フラスコに入れ、温度
計、トルクメーター付攪拌装置、流下式コンデンサー及
び窒素導入管を取り付け、マントルヒーターで加熱し、
200℃の反応温度で窒素気流下で、加熱攪拌した。水
の流出が終了した後、約1時間かけ230℃まで昇温
し、2時間加熱攪拌することによって線状ポリエステル
樹脂を合成した。このポリエステル樹脂の分子量の極大
値は0.42×104 であり、酸価と水酸基価の合計は
65mgKOH/gであった。次に、約1時間かけて2
00℃に降温した後、ペンタエリスリトール13.6g
(0.1モル)、エイコサン二酸20.5g(0.06
モル)及びジブチル錫オキシド0.6gを投入し、その
まま1時間加熱攪拌した。その後、220℃に昇温し2
時間加熱攪拌した。水の流出終了後、反応器内を5To
rrに減圧し、後から添加したモノマーの添加時の4倍
のトルクに達した時点で反応を終了し、トナー用ポリエ
ステル樹脂Aを得た。
【0023】実施例2 ポリオキシプロピレン化ビスフェノールA344g(1
モル)とイソフタル酸149.4g(0.9モル)及び
ジブチル錫オキシド0.05gをガラス製1リットルの
4口フラスコに入れ、実施例1と同様の操作によって線
状ポリエステル樹脂を合成した。このポリエステル樹脂
の分子量の極大値は0.41×104 であり、酸価と水
酸基価の合計は70mgKOH/gであった。次に、ト
リメチロールプロパン24.15g(0.18モル)、
ドデカン二酸18.4g(0.08モル)及びジブチル
錫オキシド0.5gを投入し、実施例1と同様の操作に
よって、後から添加したモノマーの添加時の4倍のトル
クに達した時点で反応を終了し、トナー用ポリエステル
樹脂Bを得た。
【0024】実施例3 ポリオキシプロピレン化ビスフェノールA344g(1
モル)とテレフタル酸132.8g(0.8モル)及び
ジブチル錫オキシド0.05gをガラス製1リットルの
4口フラスコに入れ、実施例1と同様の操作によって線
状ポリエステル樹脂を合成した。このポリエステル樹脂
の分子量の極大値は0.5×104 であり、酸価と水酸
基価の合計は60mgKOH/gであった。次に、1,
2−ドデカンジオール20.2g(0.1モル)、ブタ
ンテトラカルボン酸18.7g(0.08モル)及びジ
ブチル錫オキシド0.5gを投入し、実施例1と同様の
操作によって、後から添加したモノマーの添加時の4倍
のトルクに達した時点で反応を終了し、トナー用ポリエ
ステル樹脂Cを得た。
【0025】実施例4 ポリオキシプロピレン化ビスフェノールA344g(1
モル)、イソフタル酸141.2g(0.85モル)及
びジブチル錫オキシド0.05gをガラス製1リットル
の4口フラスコに入れ、実施例1と同様の操作によって
線状ポリエステル樹脂を合成した。このポリエステル樹
脂の分子量の極大値は0.4×104 であり、酸価と水
酸基価の合計は78mgKOH/gであった。次に、ブ
タンテトラカルボン酸11.7g(0.05モル)、ト
リメチロールプロパン13.4g(0.1モル)、1,
2−ドデカンジオール10.1g(0.05モル)及び
ジブチル錫オキシド0.3gを投入し、実施例1と同様
の操作によって、後から添加したモノマーの添加時の4
倍のトルクに達した時点で反応を終了し、トナー用ポリ
エステル樹脂Dを得た。
【0026】実施例5 ポリオキシプロピレン化ビスフェノールA344g(1
モル)とテレフタル酸149.4g(0.9モル)及び
ジブチル錫オキシド0.05gをガラス製1リットルの
4口フラスコに入れ、実施例1と同様の操作によって線
状ポリエステル樹脂を合成した。このポリエステル樹脂
の分子量の極大値は0.6×104 であり、酸価と水酸
基価の合計は58mgKOH/gであった。次に、トリ
メリット酸21g(0.1モル)、ペンタエリスリトー
ル6.8g(0.1モル)、1,12−ドデカンジカル
ボン酸12.9g(0.05モル)及びジブチル錫オキ
シド0.3gを投入し、実施例1と同様の操作によっ
て、後から添加したモノマーの添加時の4倍のトルクに
達した時点で反応を終了し、トナー用ポリエステル樹脂
Eを得た。
【0027】比較例1 ポリオキシプロピレン化ビスフェノールA344g(1
モル)とイソフタル酸149.4g(0.9モル)及び
ジブチル錫オキシド0.05gをガラス製1リットルの
4口フラスコに入れ、実施例1と同様の操作によって線
状ポリエステル樹脂を合成した。このポリエステル樹脂
の分子量の極大値は0.42×104 であり、酸価と水
酸基価の合計は64mgKOH/gであった。次に、ト
リメチロールプロパン6.7g(0.05モル)、ドデ
カン二酸23g(0.1モル)及びジブチル錫オキシド
0.6gを投入し、実施例1と同様の操作によって、後
から添加したモノマーの添加時の1.5倍のトルクに達
した時点で反応を終了し、トナー用ポリエステル樹脂F
を得た。
【0028】比較例2 ポリオキシプロピレン化ビスフェノールA344g(1
モル)とテレフタル酸141.2g(0.85モル)及
びジブチル錫オキシド0.05gをガラス製1リットル
の4口フラスコに入れ、実施例1と同様の操作によって
線状ポリエステル樹脂を合成した。このポリエステル樹
脂の分子量の極大値は0.4×104 であり、酸価と水
酸基価の合計は78mgKOH/gであった。次に、ペ
ンタエリスリトール27.2g(0.2モル)、ブタン
テトラカルボン酸23.4g(0.1モル)、エイコサ
ン二酸34.2g(0.1モル)及びジブチル錫オキシ
ド0.6gを投入し、実施例1と同様の操作によって、
攪拌機に樹脂が巻き付いた時点で反応を終了し、トナー
用ポリエステル樹脂Gを得た。
【0029】比較例3 ポリオキシプロピレン化ビスフェノールA344g(1
モル)とテレフタル酸124.6g(0.8モル)及び
ジブチル錫オキシド0.05gをガラス製1リットルの
4口フラスコに入れ、実施例1と同様の操作によって線
状ポリエステル樹脂を合成した。このポリエステル樹脂
の分子量の極大値は0.48×104 であり、酸価と水
酸基価の合計は65mgKOH/gであった。次に、ペ
ンタエリスリトール20.4g(0.15モル)、エイ
コサン二酸20.5g(0.06モル)及びジブチ錫オ
キシド0.6gを投入し、実施例1と同様の操作によっ
て、攪拌機に樹脂が巻き付いた時点で反応を終了し、ト
ナー用ポリエステル樹脂Hを得た。
【0030】比較例4 ポリオキシプロピレン化ビスフェノールA344g(1
モル)とイソフタル酸166.1g(0.9モル)及び
ジブチル錫オキシド0.05gをガラス製1リットルの
4口フラスコに入れ、実施例1と同様の操作によって線
状ポリエステル樹脂を合成した。このポリエステル樹脂
の分子量の極大値は0.41×104 であり、酸価と水
酸基価の合計は72mgKOH/gであった。次に、ト
リメチロールプロパン26.8g(0.2モル)、1,
12−ドデカンジカルボン酸64.5g(0.25モ
ル)及びジブチル錫オキシド0.6gを投入し、実施例
1と同様の操作によって、攪拌機に樹脂が巻き付いた時
点で反応を終了し、トナー用ポリエステル樹脂Iを得
た。 比較例5 実施例1で用いたモノマーを全て最初に仕込み、200
〜220℃の条件下で1段階の重縮合反応を行い、トナ
ー用ポリエステル樹脂Jを得た。これらのトナー用ポリ
エステル樹脂A〜Jの物性値を表1に示す。
【0031】次に、実施例及び比較例のトナー用ポリエ
ステル樹脂と他の原料とを下記の配合比にてスーパーミ
キサーで混合し、溶融混練後、粉砕分級して平均粒径1
1μmの粒子を得た後、疎水性シリカ(日本エアロジル
社製:R−972)0.3部をヘンシェルミキサーによ
って該樹脂に付着させ負帯電性の電子写真用トナーを得
た。これらの電子写真用トナーのTg等の特性値の評価
結果を表1に示す。
【0032】前記の電子写真用トナーについて、下記の
試験を行った。 (1)非オフセット温度領域及び非オフセット温度幅 電子写真用トナー4部と樹脂被覆を施してないフェライ
トキャリア(パウダーテック社製:FL−1020)9
6部を混合して、二成分系現像剤を作製した。この現像
剤を使用して市販の複写機(三洋電機社製:Z−13
3)によりA4の転写紙に縦2cm、横5cmの帯状の
未定着画像を複数作製した。次いで、表層がテフロンで
形成された熱定着ロールと、表層がシリコーンゴムで形
成された圧力定着ロールが対になって回転する定着機を
ロール圧力が1kg/cm2 、及びロールスピードが2
00mm/secになるように調節し、該熱定着ロール
の表面温度を段階的に変化させて、各表面温度において
上記未定着画像を有した転写紙のトナー画像の定着を行
った。このとき余白部分にトナー汚れが生じるか否かの
観察を行い、汚れが生じない温度領域を非オフセット温
度領域とし、非オフセット温度領域の最大値と最小値の
差を非オフセット温度幅とした。
【0033】(2)定着強度 前記定着機の熱定着ロールの表面温度を130℃に設定
し、前記未定着画像が形成された転写紙のトナー像の定
着を行った。そして、形成された定着画像の画像濃度を
反射濃度計(マクベス社製:RD−914)を使用して
測定した後、該定着画像に対して綿パッドによる摺擦を
施し、次いで同様にして画像濃度を測定した。得られた
測定値から、下記式によって定着強度を算出し、低温定
着トナーの指標とした。結果を表1に示す。
【数1】定着強度=(摺擦後の定着画像の画像濃度/摺
擦後の画像濃度)×100
【0034】
【表1】
【0035】表1の結果から明らかなように、本発明の
電子写真用トナーの非オフセット温度領域は、低温度か
ら高温度までオフセット発生もなく、非オフセット温度
幅も100℃以上の幅を有することから、実用上十分な
範囲を維持していることが確認された。また、130℃
の定着温度における定着強度が、80%以上であり実用
上十分な定着強度を有することから、低温定着性に優れ
ていることが確認された。さらに、現像された画像の画
像濃度も十分であり、非画像部分のかぶり等もなく、実
用上十分なものであった。また、前項(1)における実
施例の各現像剤及び複写機を使用して、10000枚ま
での連続コピー試験を行った。その結果、全ての実施例
において、ブローオフ摩擦帯電量測定装置(東芝ケミカ
ル社製)による、摩擦帯電量が初期から10000枚ま
での間、−25μc/g〜−29μc/gの値で推移
し、画像濃度も初期から10000枚までの連続コピー
の過程で、1.4以上を維持し、また色差計(日本電色
社製:Z−1001DP)で測定した非画像部の地かぶ
りも、0.6以下であり、実用上問題のないことが確認
された。さらに該トナーを50℃に2日間放置しても、
ブロッキング、ケ−キングの発生は認められなかった。
【0036】
【発明の効果】本発明のトナー用ポリエステル樹脂は、
溶融粘度の低い低分子量のポリエステル系樹脂に、溶媒
不溶分の少ない一定の高分子量分を持たせているため、
トナー化した場合オフセット現象を防止できる。また、
低分子量体を一定の範囲にコントロールするため、溶融
開始温度の上昇が抑えられ、低温定着性を満足すること
ができる。また、中分子量体を一定の範囲にコントロー
ルすることにより、定着後のトナー層の強度が向上する
ため、定着強度が向上し、両面コピーの汚れや、原稿自
動送り装置における汚れの発生を防止することができ
る。従って、分子量の分布を低温定着性と耐オフセット
性を同時に満足させる範囲にコントロールする製造方法
をとることにより、従来使用されていた、スチレン系も
しくはポリエステル系樹脂を用いたトナーでは達成でき
なかった、低温定着を得ることができる。よって、複写
機あるいはプリンター等に適用した場合、消費電力を削
減することができ、ロールの低圧力化による機械コスト
の削減、複写速度の高速化等に極めて有効である。

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テトラヒドロフラン(THF)不溶分が
    5重量%以下であり、かつTHF可溶分の分子量におい
    て1×106 以上の超高分子量体の割合が1重量%以上
    10重量%以下であり、1×105 以上の高分子量体の
    割合が10重量%以上20重量%以下であり、1×10
    4 未満の領域の低分子量体の割合をW1 、1×104
    上1×105 未満の中分子量体の割合をW2 としたとき
    に、W1 >W2 なる分布を有し、1×103 以上1×1
    4 以下の領域に分子量の極大値を有し、酸価が5mg
    KOH/g以下であることを特徴とする、トナー用ポリ
    エステル樹脂。
  2. 【請求項2】 W1 /W2 =1.3〜3.5であること
    を特徴とする、請求項1記載のトナー用ポリエステル樹
    脂。
  3. 【請求項3】 3価以上の多価カルボン酸成分および3
    価以上の多価アルコール成分の少なくとも1種を含有
    し、3価以上の多価カルボン酸成分比率および3価以上
    の多価アルコール成分比率が、全モノマー成分中の2.
    5モル%以上10モル%以下であり、全モノマー成分中
    の官能基比率がCOOH/OH=0.7〜0.95であ
    ることを特徴とする、請求項1記載のトナー用ポリエス
    テル樹脂。
  4. 【請求項4】 1×103 以上1×104 以下の領域に
    分子量の極大値を有し、酸価と水酸価の合計が100m
    gKOH/g以下の線状ポリエステル樹脂を合成したの
    ち、この線状ポリエステル樹脂に3価以上の多価カルボ
    ン酸及び3価以上の多価アルコールから選ばれた1種以
    上と、ジオールとジカルボン酸から選ばれた1種以上と
    を混合して重縮合反応させ、後から添加したモノマーの
    添加時のトルクを1とした場合に、その2〜5倍のトル
    クに達したときに反応を終了することを特徴とする、請
    求項1記載のトナー用ポリエステル樹脂の製造方法。
  5. 【請求項5】 3価以上の多価カルボン酸及び3価以上
    の多価アルコールの添加量が、全原料モノマーに対し、
    2.5モル%以上10モル%以下であることを特徴とす
    る、請求項4記載の方法。
  6. 【請求項6】 請求項1記載のトナー用ポリエステル樹
    脂を含有する電子写真用トナー。
  7. 【請求項7】 溶融開始温度が60℃以上105℃以下
    であることを特徴とする、請求項6記載の電子写真用ト
    ナー。
  8. 【請求項8】 軟化点と溶融開始温度の差が15℃以上
    45℃以下であることを特徴とする、請求項6記載の電
    子写真用トナー。
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