JPH0861269A - スクロール型圧縮機 - Google Patents

スクロール型圧縮機

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JPH0861269A
JPH0861269A JP6290205A JP29020594A JPH0861269A JP H0861269 A JPH0861269 A JP H0861269A JP 6290205 A JP6290205 A JP 6290205A JP 29020594 A JP29020594 A JP 29020594A JP H0861269 A JPH0861269 A JP H0861269A
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pressure
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三起夫 松田
Mitsuo Inagaki
稲垣  光夫
Takeshi Sakai
猛 酒井
Kazuhide Uchida
和秀 内田
Motohiko Ueda
元彦 上田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な構成でゼロ容量運転が実現でき、電磁
クラッチを廃止することができるスクロール型圧縮機を
提供すること。 【構成】 固定スクロール部材4の端板4aには吐出孔
19とバイパス孔群17が形成され、さらに作動室20
への冷媒の逆流を防止する逆止弁15が固定されてい
る。吐出ポート23はチェック弁31を介し図示しない
冷凍サイクルの凝縮器と連通しており、吸入ポート21
は図示しない蒸発器と連通している。また吐出ポート2
3と吸入ポート21とは電磁弁33を介し連通路32に
よって連通されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はスクロール型圧縮機に関
するもので、特に自動車用空調装置の冷媒圧縮に用いて
有効である。
【0002】
【従来の技術】自動車のような車両に搭載されている空
調装置においては、冷凍サイクルにおいて冷媒を圧縮す
る冷媒圧縮機は電磁クラッチの断続により運転・停止が
行われている。この種の電磁クラッチには電磁コイルを
はじめ、摩擦板、スプリング等の部品が使用されてお
り、それらがエンジンからの回転駆動力を受けるプーリ
の内部に収容されているので、プーリの外径をあまり小
さくすることができない。従って、圧縮機本体の体格の
小型化が達成できたとしても、それに直接付属する電磁
クラッチを小型化することが困難なため、電磁クラッチ
を含めた冷媒圧縮機全体の小型化には限界がある。ま
た、電磁クラッチに使用されるプーリは複雑な構造を有
するので、単なるベルトプーリに比べて高価であって、
自動車用空調装置の低コスト化の妨げとなっている。
【0003】更に、電磁クラッチによって冷媒圧縮機が
起動されたり停止されたりする時には機関の負荷トルク
が変動するので、乗員が一時的な車速の変動や衝撃を感
じることがあり、多少なりとも乗員の乗り心地を損なう
ので、自動車等の車両の快適性を追求する上での解決す
べき課題となっている。スクロール型圧縮機の起動時の
ショック低減を図ったいろいろな考案が、例えば特公平
1−52592号公報、特公平6−5069号公報、お
よび特開昭61−72889号公報等に開示されてい
る。しかしながら、これらの考案はいじれも起動時のシ
ョックのみを低減するためのものであって、断続的に冷
媒圧縮機の運転・停止を行うために設けられている電磁
クラッチのようなものを不要とする技術ではない。した
がって冷媒圧縮機の小型化やコスト低減および、車両の
怪適性の追求といった課題を解決するための手段として
は、未だ十分なものとはいえない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、簡単な構成
でゼロ容量運転が実現でき、圧縮機の駆動軸を断続的に
駆動するための電磁クラッチのようなものを廃止して、
圧縮機を駆動エンジン等に常時連結しておくことによっ
て、電磁クラッチの断続による駆動機関の急激な負荷ト
ルクの変動や、それによって生じる起動ショック等を根
本的に防止することができる圧縮機を提供することを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、吸入ポートと吐出ポートを有するハウ
ジングと、前記ハウジング内に形成され、前記吸入ポー
トと連通する吸入室と、前記ハウジング内に形成され、
前記吐出ポートと連通する吐出室と、前記ハウジングに
固定され、端板とこの端板上に形成された渦巻体とを有
する固定ハウジングと、端板とこの端板上に形成された
渦巻体とを有し、前記固定スクロール部材と中心をずら
して噛み合うように組み込まれた可動スクロール部材
と、前記ハウジングに回転自在に支承され、前記可動ス
クロール部材に公転運動を与えるシャフトと、前記可動
スクロール部材の公転のみを許容し、自転を阻止する回
り止め機構とを備え、前記可動スクロール部材の公転運
動によって、前記可動スクロール部材と前記固定スクロ
ール部材間の複数の作動室が容積を減少しながら渦巻体
の中心方向へ移動し、前記作動室内の流体の圧縮が行わ
れるスクロール型圧縮機において、前記固定スクロール
部材の端板には、前記作動室と前記吐出室とを連通する
バイパス孔群および吐出孔が形成され、前記バイパス孔
群および前記吐出孔は、前記作動室のいずれもが常に前
記バイパス孔群もしくは前記吐出孔のいずれかに連通す
るように配置されており、前記バイパス孔群および前記
吐出孔の前記吐出室側出口に配設され、前記吐出室から
前記作動室への冷媒の逆流を防止する逆止弁と、前記吸
入室と前記吐出室とを連通する連通路と、前記連通路を
開閉する開閉手段とを備えているという技術手段を採用
した。
【0006】
【発明の作用および効果】上記構成における本発明のス
クロール形圧縮機は、吸入室と吐出室とを連通する連通
路が遮断されているときは通常の圧縮運転を行う。一
方、連通路が連通されているときは、吐出室と吸入室と
が連通し両者の圧力が一致するため、作動室内の冷媒は
バイパス孔群あるいは吐出孔を通り、圧縮されることな
く吐出室に流れ込み、圧縮機と連通路の間を循環し、圧
縮機はゼロ容量運転となる。このようにして、バイパス
孔群および連通路とその開閉手段という簡単な構成で、
スクロール型圧縮機のゼロ容量運転が可能となり、電磁
クラッチを廃止することができるので、圧縮機の小型
化、低コスト化が可能となる。また、連続運転が可能と
なり、ゼロ容量運転から通常運転への切替え時の負荷変
動が小さく車両へ与えるショックも小さくすることがで
きる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例の構成を図1ないし
4を用いて詳細に説明する。フロントハウジング1に保
持された軸受11,12にクランクシャフト5が回転自
在に支持されている。クランクシャフト5の一端は回転
軸心より所定量偏心して配設されたクランク部6を備え
ており、軸受10を介して可動スクロール部材3が回転
自在に支持されている。従って、可動スクロール部材3
はクランクシャフト5の回転を受け公転運動を行うこと
になる。さらに、可動スクロール部材3の端板3aに形
成された円形溝9とフロントハウジング1の端面1aに
形成された円形溝8との間には複数個の球体14が保持
され可動スクロール部材3の自転が防止されるようにな
っている。
【0008】クランクシャフト5には可動スクロール部
材3およびクランク部6の偏心に伴う動的アンバランス
を補うべくバランスウェイト7が固定されている。ま
た、フロントハウジング1とクランクシャフト5の間に
はシャフトシール13が配設され、圧縮機内部の冷媒お
よび潤滑油が外部に漏洩するのを防止する。リアハウジ
ング2には固定スクロール部材4がボルト18によって
固定され、可動スクロール部材3の渦巻体3bおよび固
定スクロール部材4の渦巻体4bによって複数の作動室
20が形成されている。また、リアハウジング2はボル
ト30によってフロントハウジング1に固定されてい
る。
【0009】リアハウジング2には吸入ポート21およ
び吐出ポート23が開口しており、吸入ポート21と吐
出ポート23の間は固定スクロール部材4の端板4aに
よって区画されており、図中固定スクロール4の端板4
aの左側(フロント側)空間は吸入室22となり、右側
(リア側)空間は吐出室24となる。固定スクロール部
材4の端板4aには作動室20と吐出室24とを連通す
る吐出孔19とバイパス孔群17が穿設され、吐出孔1
9とバイパス孔群17の吐出室24側の出口には逆止弁
15と弁止板16がボルト25によって固定されてい
る。
【0010】図5は図1のB−B断面で、吸入が完了し
た状態(a)から可動スクロール部材3が1旋回するま
での様子をおよそ90度おきに示している。バイパス孔
群17は、図5に示す様に複数の作動室20のいずれも
が常時バイパス孔群17もしくは吐出孔19と連通する
様に配設されている。すなわち作動室20は常にバイパ
ス可能になっている。
【0011】吐出ポート23はチェック弁31を介し図
示しない冷凍サイクルの凝縮記と接続され、吸入ポート
21は図示しない冷凍サイクルも蒸発器と接続されてい
る。また吐出ポート23と吸入ポート21は電磁弁33
を介し連通路23により連通している。図2に示すよう
に、電磁弁33の非通電時には吐出ポート23と吸入ポ
ート21の連通路32は遮断され、一方、図1に示すよ
うに、電磁弁33の通電時には連通路32が開通し吐出
ポート23と吸入ポート21は連通することになる。
【0012】なお、本実施例では逆止弁15と弁止板1
6を図4に示す如く一体としたが、吐出孔19およびバ
イパス孔17ごとに別体としてもよい。次に上記実施例
の作動を図1、2、5を用いて説明する。まず電磁弁3
3に通電されていない場合(図2)について説明する。
この場合吐出ポート23、吸入ポート21はそれぞれ図
示しない冷凍サイクルの凝縮器、蒸発器と連通し通常の
運転状態となる。したがって、逆止弁15の吐出室24
側背面には通常の吐出圧力が作用することになり、作動
室20内の冷媒は可動スクロール部材3の公転運動にし
たがって次第に圧縮され、吐出圧力に達したのち吐出孔
19もしくはバイパス孔群17のいずれかより吐出室2
4に吐出され、吐出ポート23より凝縮器に送りだされ
る。ここで、逆止弁15は吐出室24と作動室20との
圧力差によって各孔を開閉するので、吐出室24内の吐
出圧力がさほど高くない圧縮機の起動時は、バイパス孔
群17の外周側の孔から冷媒は吐出される。そして、圧
縮作用が継続され吐出圧力が徐々に高まるにつれて、外
周側の孔は閉じられ、冷媒は内周側の孔から吐出され、
やがては吐出孔19のみから吐出されるようになり圧縮
機は定常運転を行う。
【0013】吐出ポート23から凝縮器に送り出された
冷媒は、冷凍サイクル内を循環し蒸発器を経由して吸入
ポート21より圧縮機内に流れ込む。次に電磁弁33に
通電している場合(図1)について説明する。この場
合、吐出ポート23と吸入ポート21は連通路32を介
して連通し、凝縮器の圧力はチェック弁31により吐出
ポート23に作用することが防止されているため、吐出
室24の圧力は吸入室22の圧力と一致し、逆止弁15
の吐出室24側背面には吸入圧力が作用することにな
る。したがって、逆止弁15には吐出室24と吸入室2
2との差圧による力は作用せず、作動室20内の冷媒は
圧縮されることなく吐出孔19あるいはバイパス孔群1
7を通り吐出室24に送り出される。そして冷媒は吐出
ポート23から電磁弁33を経て吸入ポート21より圧
縮機内に流れ込む。すなわち冷媒は冷凍サイクルへ送り
出されることはなくゼロ容量運転となる。
【0014】このとき冷媒に溶け込んだ潤滑油も冷媒と
ともに圧縮機と電磁弁33の間を循環することになり、
シャフトシール13や各軸受の潤滑は十分確保される。
以上の作用により、バイパス孔群と電磁弁およびチェッ
ク弁という簡単な構成でゼロ容量運転が実現できるため
電磁クラッチを廃止することができ、圧縮機の小型軽
量、低コスト化が可能となる。また、連続運転が可能な
ことからゼロ容量運転から通常運転への切替え時の負荷
変動を小さくさせることができ、車両へ与えるショック
を小さくすることができる。また、バイパス孔群17の
それぞれのバイパス孔および吐出孔19の個々に逆止弁
15および弁止板16を設ける構成としたため、バイパ
ス孔群17の配置を自由に設定することができる。
【0015】図6に本発明の第2実施例を示す。上記第
1実施例ではバイパス孔群17および吐出孔19をほぼ
一直線上に配置する構成としたが、図6に示す第2実施
例の様にほぼ十字形に配置してもよい。なぜなら、複数
の作動室20のいずれもが、バイパス孔群17もしくは
吐出孔19に連通し、作動室20内の冷媒が常に吐出室
24にバイパス可能であればいかなる配置の仕方であっ
てもよいからである。したがって、バイパス孔群17の
配置は第1実施例や第2実施例の例に限ったものではな
い。
【0016】次に本発明の第3実施例を示す。上記第1
および第2実施例では各作動室20あたりのバイパス孔
群17の開口面積が等しくなる構成としていたが、この
ような構成では、作動室20が縮小していき圧縮される
冷媒の圧力が上昇するにしたがってバイパス孔での圧力
損失が大きくなる。そこで、本第3実施例では徐々に作
動室20あたりのバイパス孔群17の開口面積が増大す
るような配列とした。
【0017】固定スクロール部材4の端板4aには作動
室20と吐出室24とを連通する吐出孔19とバイパス
穴群17が図7に示すような配置で穿設され、吐出孔1
9とバイパス穴群17の吐出室24側出口には図8、図
9に示すように逆止弁15と弁止板16がボルト25に
よって固定されている。図10はスクロールコンプレッ
サで吸入が完了した状態(a)から可動スクロール3が
一回転するまでをおよそ90°おきに示したものであ
る。この図に示すように複数の作動室20のいずれもが
バイパス穴群17もしくは吐出孔19と常に連通するよ
うにバイパス穴群17は配設されている。すなわち作動
室20は常にバイパス可能となっている。さらにこのバ
イパス穴群17は固定スクロール部材4の渦巻体4bに
沿って配置されており、隣合った穴が固定スクロール部
材4の中心に対してなす角度をΔθとすると、中心に近
づくにつれこのΔθが小さくなるように配置されてい
る。ここで、例えば図10(a)の作動室20aと作動
室20bをとってみると、作動室20aに連通するバイ
パス穴が2個に対して作動室20bでは4個であり、作
動室が内側に近づくに連れバイパス穴17の開口面積が
増大していることがわかる。
【0018】また、上記第1実施例と同様、図11に示
すように吐出ポート23は、この吐出ポート23から図
示しない冷凍サイクルの凝縮器への流れを許容するよう
に逆止弁31を介し接続され、吸入ポート21は図示し
ない冷凍サイクルの蒸発器と接続されるとともにON−
OFF式の電磁弁33を介し吐出ポート23と接続され
ている。そして、電磁弁33に非通電時には吐出ポート
23と吸入ポート21とは遮断され、通電時には吐出ポ
ート23と吸入ポート21は連通する。
【0019】本第3実施例の作動を図10、図11を用
いて説明する。まず電磁弁33に通電されていない場合
について説明する。この場合、吐出ポート23及び吸入
ポート21との連通は遮断され、通常の運転状態とな
る。従って、逆止弁15の吐出室24側背面には通常の
吐出圧力が作用することなり、作動室20内の冷媒は可
動スクロール3の公転運動に従って次第に圧縮され、吐
出圧力に達したのち吐出孔19より吐出室24に吐出さ
れ、吐出ポート23より凝縮器に送り出される。そして
冷媒は冷凍サイクル内を循環し、蒸発器を経由して吸入
ポート21より圧縮機に流れ込む。
【0020】次に電磁弁33に通電している場合につい
て説明する。この場合、吐出ポート23は連通路32を
介し吸入ポート21と連通するため、吐出室24の圧力
は、吸入ポート21及び吸入室22の圧力と一致し、逆
止弁15の吐出室24側背面には、吸入圧力が作用する
ことになる。従って、逆止弁15には冷媒の圧力による
力は作用しないので、作用室20内の冷媒は圧縮される
ことなく吐出孔19もしくはバイパス穴群17を通り吐
出室24に送り出される。そして冷媒は吐出ポート23
から電磁弁33を経て吸入ポート21より圧縮機内に戻
される。すなわち冷媒は冷凍サイクル内に送り出される
ことなく圧縮機はゼロ容量運転となる。
【0021】しかしながら、このような場合でも実際は
バイパス穴や配管などが絞りとなって圧力損失が生じ、
圧縮機の作動室内の圧力が多少上昇するので、ゼロ容量
運転であっても完全に駆動トルクをゼロとすることはで
きない。この第3実施例では以下に述べる作用によって
この圧力損失を小さくするものである。固定スクロール
部材4と可動スクロール部材3によって形成された作動
室20は可動スクロール部材3の公転運動とともに容積
を減少しながら中央の吐出孔19に向かって移動する。
スクロールの幾何学的特性から作動室の容積はほぼ一定
の変化率で減少する。それぞれの作動室20に連通する
バイパス孔もしくは吐出孔の開口面積の合計が常に等し
いとすると、大きな容積から減少した場合と、小さな容
積から減少した場合とでは、後者の方が圧力損失は大き
くなる。
【0022】本第3実施例ではバイパス孔の配置を吐出
孔のある中心部に向かって徐々に密にしている。バイパ
ス穴の配置の角度ピッチを例えば数式1のような等比数
列と
【0023】
【数1】Δθ=θ0 ×k^(n−1) し、kをパラメータとしてトルクを算出すると図12の
ような極点を持つ特性が得られる。ここでnはバイパス
孔の個数である。このように角度ピッチを適切に配した
バイパス孔により、最も圧力損失を少なく冷媒のバイパ
スを行うことができる。従って駆動ロスが少なく、電磁
クラッチの廃止が容易となる。
【0024】次に本発明の第4実施例について説明す
る。上記第1ないし第3実施例では、吸入ポート21と
吐出ポート23とを連通する連通路32を圧縮機外部に
設け、この連通路32にを電磁弁33で開閉する構成と
したが、本第4実施例では連通路32を圧縮機のハンジ
ング内に形成し、スプール弁とバルブアクチュエータと
によって開閉する構成とした。
【0025】図13に基づき本第4実施例の構成を説明
する。スクロールコンプレッサの主要部については上記
第1実施例と同様であり、共通する構成部品については
上述したものと同じ符号を付してある。この第4実施例
では、固定スクロール部材4は圧縮機のハウジングを兼
ねている。すなわち固定スクロール部材4はリアハウジ
ング2及びフロントハウジング1との間に挟持され、図
示しないボルト等により固定されている。固定スクロー
ル部材4の端板4aには、作動室20と吐出室24とを
連通する吐出孔19と、バイパス穴群17が形成されて
いる。そして端板4aの吐出室24側には逆止弁15及
び弁止板6が図示しないボルト等により固定されてい
る。リアハウジング2には、吐出ポート23が形成され
ており、図示しない凝縮器とチェック弁31を介し接続
されている。またリアハウジング2には、バイパスポー
ト42及びバルブ収納部43が形成されており、バイパ
スポート42はバルフ収納部43と連通している。この
バルブ収納部43内には、切替弁であるスプール弁40
が組み込まれており、バルブアクチュエータ41によっ
て、図13中左右に移動しバイパスポート42の開閉を
行う。また、バルブ収納部43の一端は、固定スクロー
ル部材4に形成されている連通孔32b及びフロントハ
ウジング1に形成されている連通孔32aを介し、吸入
ポート21と連通している。
【0026】次に、本第4実施例の作動の説明を図1
4、図15を用いて説明する。まず、スプール弁40が
バイパスポート42に閉じている場合(図14(a))
について説明する。この場合圧縮機は、吸入ポート21
及び吐出ポート23を介し凝縮器及び蒸発器と連通して
いるため、通常の運転状態となる。従って逆止弁15の
吐出室24側背面には通常の吐出圧力が作用し、作動室
20内の冷媒は、可動スクロール部材3の公転運動によ
り従って次第に圧縮され、吐出圧力に達したのち、吐出
孔19もしくはバイパス穴群17のいずれかを通って、
吐出室24内に吐出され、吐出ポート23より図示しな
い凝縮器に送り出される。そして冷媒は冷凍サイクル内
を循環し、図示しない蒸発器を経由して吸入ポート21
より圧縮機内に流れ込む。
【0027】次にスプール弁40が、図14において右
方に移動しバイパスポート42を連通させた場合(図1
4(b))について説明する。この時、吐出室24と吸
入ポート21とは、バイパスポート42、連通路32b
及び連通路32aを介して連通する。吐出ポート23と
凝縮器との間にはチェック弁31が配置してあるため、
吐出室24内の冷媒はバイパスポート42から連通路3
2を介して吸入ポート21に達し、吸入ポート21から
吸入室22へ移動する。そして吐出室24と吸入室22
の圧力は一致するため逆止弁15の吐出室24側背面に
は、吸入圧力が作用することになる。従って逆止弁15
には圧縮冷媒の圧力の力は作用せず、逆止弁15のバネ
力のみにより開閉を行う、すなわち、作動室20内の圧
力と吐出室24側の差圧が開弁圧に達した時点で逆止弁
15が開くため、冷媒はほとんど圧縮されることなく、
吐出孔19あるいはバイパス穴群17を通り、吐出室2
4内に送り出される。そして冷媒はバイパスポート42
から連通孔32b,32aを得て吸入ポート21へ達
し、さらに吸入室22に流れ込む。すなわち冷媒は冷凍
サイクル中へ送り出されることなく理論的には0%容量
運転となる。このような作用により、0%容量運転と1
00%容量運転とを切り換えることができる。
【0028】次に本第4実施例の圧縮機において連続可
変容量運転を行った場合について説明する。図15にお
いて、縦軸は圧縮機を100%容量運転を行った時にサ
イクル内に流れる冷媒流路を1、0%容量運転を行った
時にサイクル内に流れる冷媒流路を0とした時の冷媒流
路の比を表しており、横軸はスプール弁40がバイパス
ポート42を閉じている状態(バルブアクチュエータ4
1がONの状態)の時間とバイパスポート42を開いて
いる状態(バルブアクチュエータ41がOFFの状態)
の時間の比を表す。スプール弁41がバイパスポート4
2を常時閉じていれば圧縮機は100%容量運転とな
り、スプール弁41がバイパスポート42を常時開いて
いる状態であれば圧縮機は0%容量運転となる。また、
バルブアクチュエータ41のON,OFFの時間の比が
1対1となれば、圧縮機は50%容量運転となる。図1
5に示すようにバルブアクチュエータ41のON,OF
Fの時間の比を自由に設定することにより本第4実施例
の圧縮機は0から100%の間で連続的に容量を変える
ことのできる連続可変容量圧縮機となる。従来の電磁ク
ラッチのON,OFFによる制御では、クラッチ耐久性
および応答性上、本第4実施例のような制御を行うこと
は困難であるが、本第4実施例によれば、バルブアクチ
ュエータ41により、スプール弁40を移動させるだけ
の構成であるので、圧縮機の運転状態に関係なく容易に
可変容量を行うことができる。また、従来可変容量制御
を行うためには電磁クラッチのON,OFF制御に加え
て複雑な可変容量機構を付加する必要があるため、コス
トが高くまた体格も大きくなるという問題があったが、
本第4実施例によれば、電磁クラッチを廃止し、逆止弁
15,チェック弁31及びスプール弁40という簡単な
構成により、可変容量制御ができるため、低コスト化及
び体格の小型及び計量化が可能となる。
【0029】次に、本発明の第5実施例について説明す
る。図16、図17に第5実施例を示す。上記第4実施
例では、バイパスポート42の開閉をバルブアクチュエ
ータ41によりスプール弁を図13において左右へ移動
させることにより行う構成としたが、図16及び図17
に示す第5実施例では、切換弁の形状を外周の一部に切
り欠きを設けた円筒形状のロータリーバルブ45とし、
バルブアクチュエータ41より回転力を受けバイパスポ
ート42の開閉を行うようにした。上記構成でも第4実
施例と同様、0から100%容量の制御を行うことがで
きるとともに連続可変容量運転も可能となる。
【0030】次に本発明の第6実施例を図18、図19
に示す。バイパスポート42のバルブ収納部43側に切
換弁としてのリード弁46をボルト44でリアハウジン
グ2に固定している。またバルブアクチュエータ41は
電磁石としており、リード弁46の自由端側に固定され
ている。上記構成により、電磁石41の通電時、リード
弁46は電磁石に引きつけられバイパスポート42を閉
じ、圧縮機は100%容量運転となる。また電磁石41
の非通電時は、リード弁46は吐出室24とバルブ収納
部43との差圧により開き理論的には圧縮機は0%容量
運転となる。このような構成及び作用より、上記第4、
第5実施例と同様の作用及び効果を得ることができる。
【0031】図20に本発明の第7実施例を示す。リア
ハウジング2には、上記第4ないし第6実施例と同様バ
イパスポート42が形成されており、このバイパスポー
ト42と連通する連通孔2aが形成されている。また固
定スクロール部材4とフロントハウジング1には上記連
通孔2aと連通する連通路32b及び32aが穿設され
ており、吸入ポート21を介して吸入室22と連通して
いる。固定スクロール部材2には前記連通路32bを開
閉するスプール弁47が収納されており、このスプール
弁47の一旦側にはバネ48が設置されている。また固
定スクロール部材4の最外周の渦巻体4bには、前記ス
プール弁47の一旦側に最外周の作動室20aの吸入圧
力を導くための吸入孔4dが穿設されている。またスプ
ール弁47の他端面側には圧縮機の吐出室側からの高圧
冷媒を導く高圧通路49が接続されている。
【0032】またこの高圧通路49内には本通路49の
開閉を行う切換弁50が配されている。図20(a)
は、100%容量運転時を示す図であるが、切換弁50
が高圧通路49を開放しているため、スプール弁47の
上端には吐出冷媒の高圧圧力が作用している。このため
スプール弁47はバネ48の付勢力に打ち勝ち、図20
(a)のように下方へ移動し連通路32bを遮断する。
従って吐出孔19及びバイパス穴群17より排出された
冷媒は吐出ポート23を得て冷凍サイクルへと送り出さ
れる。一方、図20(b)は、0%容量運転時の状態を
示す図であるが、切換弁50が高圧通路49を遮断する
と、スプール弁47の上側端部に働く圧力は徐々に低下
するので、スプール弁47はバネ48の付勢力により上
方へ移動する。このため連通路32bは開放されバイパ
スポート42と吸入ポート21とが連通する。このよう
にして上記各実施例と同様0%容量運転が可能となる。
【0033】次に本発明の第8実施例について説明す
る。図21に示す本第8実施例ではリアハウジング2と
固定スクロール部材4に挟持されるミドルプレート60
により、吐出室24は第1吐出室24aと第2吐出室2
4bに分割されている。第1吐出室24aと第2吐出室
24bとの間には連通孔26が形成され、逆止弁27が
固定されている。第1吐出室24と吸入ポート21とと
は固定スクロール部材4に形成された連通路32により
結ばれ、バルブアクチュエータであるモータ61によ
り、図中左右に移動するスプール弁62により開閉され
る。ここでモータ61は、図22に示すようにその回転
をネジ部61aによりスプール62の直線運動に変換す
る方式のものである。
【0034】図23は、図21のA−A断面図でありバ
イパス穴群17の配置を示している。上記各実施例と同
様、複数の作動室20がいかなる場合であっても、第1
吐出室24aを介してバイパス穴17もしくは吐出孔1
9のいずれかが連通するようにバイパス穴17は配設さ
れている。すなわち作動室20は常時バイパス可能とな
っている。
【0035】次に本第8実施列の作動を説明する。図2
1ではモータ61及びスプール62により連通路32は
塞がれており、この場合は通常の100%容量運転とな
る。第2吐出室24bの圧力は冷凍サイクルの凝縮圧力
と等しく、連通路32が塞がれているため第1吐出室2
4aの圧力も第2吐出室24bの圧力すなわち凝縮圧力
まで上昇する。このため逆止弁15の第1吐出室24a
側背面には通常の吐出圧力が作用し、作動室20の冷媒
は次第に圧縮され吐出圧力に達すると吐出孔19もしく
はバイパス孔17から第1吐出室24a内に吐出され
る。そしてさらにミドルプレート60に穿設された連通
孔26を介して第2吐出室24bへ吐出され、吐出ポー
ト23を得て冷凍サイクル中の凝縮器へ送り込まれる。
そして冷媒は冷凍サイクル内を循環して、吸入ポート2
1より圧縮機内へ流れ込む。
【0036】次に0%容量時の作動について説明する。
図24に示すようにモータ61及びスプール弁62によ
り連通路32が開かれている場合には第1吐出室24a
との圧力は吸入ポート21を介して吸入室22と等しい
圧力となる。第2吐出室24bの圧力は凝縮圧力と等し
いので、第2吐出室24b側の逆止弁27は閉じ、作動
室20から吐出された冷媒は連通路32を得て、再び吸
入ポート21を介して吸入室22に戻り、0%容量運転
が達成される。またこの場合、逆止弁15には圧力が作
用していないため作動室20の圧力は上昇することがな
く、吐出孔19もしくはバイパス穴17を得て第1吐出
室24aに送り出される。
【0037】本第8実施例では、100%から0%容量
への切換時に、第1吐出室24aの吐出冷媒が吸入側に
戻ることを極力さけるためにも第1吐出室24aの体積
を極力小さくすることが望ましい。次に本発明の第9実
施例を図25ないし図27に示す。上記第8実施例では
第1吐出室24aと第2吐出室24bとの間を逆止弁2
7で区切っていたが、この逆止弁27は0%容量時に第
2吐出室24bから第1吐出室24aへの冷媒の逆流を
防止するためのものであり、図25に示すようにスプー
ル弁28を用いることも可能である。
【0038】通常の100%容量運転時では、図25に
示すようにスプール弁28が上方向に移動し第1吐出室
24aと第2吐出室24bとを連通し、第1吐出室24
aと吸入室22とを遮断する。0%容量時には図26に
示すようにスプール弁28が下方向に移動し、第1吐出
室24aと第2吐出室24bとを遮断し、第1吐出室2
4aと吸入室22を吸入ポート22を介して連通する。
【0039】なお図27に示すようにスプール弁62及
びモータ61はミドルプレート60に形成された穴部に
格納されている。図28に本発明の第10実施例を示
す。上記第8、第9実施例ではスプール弁62をモータ
61で駆動していたが、電磁石63及びスプリング64
等の駆動機構を用いることも可能である。
【0040】次に本発明の第10実施例について説明す
る。上記第1実施例では、0%と100%容量運転切換
手段として、電磁弁33を用いて吐出室24と吸入室2
2との連通及び遮断を行い、吐出室24も圧力を制御す
る方法とした。この方法では、吐出冷媒の全てが電磁弁
33を通ってバイパスされることになり、大流量を流す
ことが可能な電磁弁が必要となる。このような電磁弁は
体格、重量が大きく、圧縮機の体格及び重量を増大させ
てしまうという問題がある。また、0%容量運転時にお
いて圧縮機の回転数が高い場合には、電磁弁を通過する
冷媒の流量が大きいため、電磁弁における圧力損失が大
きい。すなわち連通路32での圧力損失が大きくなり、
吐出室24は吸入室22よりもこの圧力損失の分だけ高
圧となる。このため、圧縮機には余計な仕事が必要にな
るという問題点も存在する。本第10実施例はこのよう
な第1実施例のもつ問題点を解決するものである。
【0041】図29ないし図33に基づいて本第10実
施例の構成を説明する。上記第8実施例と同様、リアハ
ウジング2と固定スクローク部材4との間にはミドルプ
レート60が挟持されており、このミドルプレート60
によって吐出室24が第1吐出室24aと第2吐出室2
4bとに区画されている。ミドルプレート60には第1
吐出室24aと第2吐出室24bとを連通する連通孔2
6が穿設され、この連通孔26の第2吐出室24b側出
口には、逆止弁27及び弁止板29がボルト等によって
固定されている。
【0042】図30に示すように第1吐出室24aは連
通路32により吸入室22とも連通しており、この連通
路32は図29において左右に移動するスプール弁71
によって連通及び遮断される。スプール弁71背後の制
御圧室72は制御圧通路73により第1吐出室24aと
結ばれ、この制御圧通路73はリアハウジンク2内に内
蔵した電磁弁74によって連通及び遮断される。また制
御圧室72にはスプリング75が収納され、スプール弁
71を押圧している。
【0043】またリアハウジング2には吐出ポート23
が設けられており、図示しない冷凍サイクルの凝縮器と
配管を通して結ばれている。図31は図29のA−A断
面図であり、バイパス穴17の配置を示している。上記
各実施例と同様複数の作動室20がいかなる場合であっ
ても、バイパス穴17もしくは吐出孔19を介して作動
室20と第1吐出室24aとが連通するようにバイパス
穴17及び吐出孔19は配設されている。すなわち作動
室20は常時バイパス可能となっている。
【0044】上記構成において、まず電磁弁74が制御
圧通路73を開いている場合の作動について説明する。
この場合スプール弁71の前後には共に吐出圧力が作用
し、この間の圧力差はゼロであるためスプール弁71は
スプリング75の力で押圧され図29に示すように左方
に移動して連通路32を閉じる。従って圧縮機は通常の
100%容量運転となる。ここで、第2吐出室24bの
圧力は冷凍サイクルの凝縮圧力と等しく、連通路32が
塞がれているため第1吐出室24aの圧力も第2吐出室
24bの圧力すなわち凝縮圧力まで上昇する。このため
逆止弁15の第1吐出室24a側背面には通常の吐出圧
力が作用し、作動室20内の冷媒は次第に圧縮され、吐
出圧力に達すると吐出孔19もしくはバイパス穴17か
ら第1吐出室24a内に吐出され、さらに第2吐出室2
4bへ吐出され、吐出ポート23を経て冷凍サイクルの
凝縮器へ送り込まれる。そして冷媒は冷凍サイクル内を
循環して、再び吸入ポート21から圧縮機内へ流れ込
む。この時電磁弁74を通過する冷媒の流量は極めて小
さいため電磁弁74の体格を小さくすることが可能とな
る。次に、電磁弁74が閉じると制御圧室72内の冷媒
が徐々に吸入室22側へと洩れてゆき、やがて制御圧室
72内の圧力は吸入圧力と等しくなる。このためスプー
ル弁71前後には圧力差が生じるのでスプール弁71は
図32及び図33に示すようにスプリング75の押圧力
に対向して右方へ移動し、連通路32は連通される。こ
の場合第1吐出室24aの圧力と吸入室22の圧力は等
しくなり、第2吐出室24bの圧力は凝縮圧力と等しい
ことから、第2吐出室24b側の逆止弁27は閉じ、作
動室20から吐出された冷媒は連通路32を得て、再び
吸入室22に戻り0%容量運転が達成される。ここで、
第1吐出室24aから連通路32を得てスプール弁71
の開口部76に達した冷媒は、この開口部76を通過す
る最に圧力が低下して吸入圧力に達する。この吸入圧力
の低下に伴う圧力損失の大きさはスプール弁71の移動
量に依存する。すなわち、スプール弁71の移動量が大
きい場合には開口部76の開口面積が大きくなり、圧力
損失は小さくなる。またスプール弁71の移動量が小さ
い場合には開口部76の開口面積が小さくなり圧力損失
は大きくなる。この開口部76を通過する前の高圧側の
圧力が、スプール弁71の左側に作用し、開口部76を
通過した後の定圧側の圧力すなわち吸入圧力がスプール
弁71の隙間を介して制御圧室72に達し、スプール弁
71の右側に作用する。従ってスプール弁71の前後に
は、上記圧力損失と等しい圧力差が作用することにな
る。そしてこの圧力損失とスプリング75の押圧力が釣
合うようにスプール弁71の移動量が制御される。ここ
で、スプリング75のバネ定数を極めて小さくして、ス
プール弁71の移動量に係わらずスプリング75がスプ
ール弁71を押圧する力をほぼ一定にすることにより、
スプール弁71が圧縮機の回転数に係わらず圧力損失を
ほぼ一定に保つように移動することになる。すなわち圧
縮機の回転数が上がり冷媒流量が大きくなった場合に
は、開口部76の開口面積を大きくして圧力損失を一定
に保つためスプール弁71は右方へ移動する。一方、圧
縮機の回転数が下がり冷媒流量が減ったような場合に
は、開口部76での圧力損失を一定に保つため、開口部
76の開口面積を絞るべくスプール弁71は左方へ移動
する。
【0045】図34に本発明の第10実施例の0%及び
100%容量を切換機構の模式図を示す。上記の作用に
より第1実施例のスクロール側圧縮機の可変容量切換機
構に、小さな電磁弁74を用いて、圧縮機の体格及び重
量の増加を防ぐことが可能になるとともに、回転数に係
わらず容量切換機構での圧力損失を小さくすることがで
きる。
【0046】図35に本発明の第11実施例を示す。上
記第11実施例では、第1吐出室24aの冷媒を全て連
通路32を介して吸入室22へと循環させていた。この
ため、第1吐出室24aの圧力は連通路32における圧
力損失分だけ上昇する。すなわちバイパスされる冷媒全
てが連通路32での圧力損失分だけの圧縮仕事を受ける
ことになる。これに対して、本第11実施例では第1吐
出室24aを内側第1吐出室81と外側第1吐出室82
とに分割し、内側第1吐出室81に上記第10実施例と
同じ構成のスプール弁71とスプリング75と電磁弁7
4とを設け、中央のバイパス穴17からバイパスされる
冷媒のみ連通路32を介して吸入室22に循環させてい
る。外側第1吐出室24bは流路83で吸入室22と結
ばれており、流路83はスプール84にて開閉される。
スプール84は一方に制御圧室72の圧力が導かれ、そ
の逆側には吸入圧力が導かれているとともに、スプリン
グ85により押圧力を受けている。
【0047】上記構成において、本第11実施例の作動
を説明する。図35(a)に示すように電磁弁74が制
御圧流路73を開くと、スプール弁71前後の圧力は共
に吐出圧となり、スプリング75の力で押圧されて連通
路32は閉じられる。連通路32が閉じると、内側第1
吐出室81の圧力が上昇し、これに伴い制御圧室72の
圧力もまた上昇するため、スプール84はスプリング8
5の押圧力に対向して図中左側に移動して、流路83を
閉じる。流路83が閉じられると外側第1吐出室82の
圧力も上昇しはじめ、内側第1吐出室81と外側第1吐
出室82の圧力は第2吐出室24bの圧力、すなわち吐
出圧力まで上昇し、吐出孔19以外のバイパス孔17は
閉じられ通常の100%容量運転となる。
【0048】次に図35(b)に示すように電磁弁74
が制御圧流路73を閉じると制御圧室72の圧力は徐々
に吸入室22へと漏れ出し、吸入圧力と等しくなる。こ
のためスプール弁71の前後には圧力差が生じて、スプ
ール弁71はスプリング75に対向して移動し、連通路
32は連通する。また、スプール84の前後の圧力差は
なくなるため、スプール84はスプリング85の押圧力
を受けて図中右へ移動し、流路83を連通する。このた
め内側第1吐出室81、外側第1吐出82の圧力は吸入
室22の圧力と等しくなり、第2吐出室24bの圧力は
吐出圧力と等しくなることから、第2吐出室24bの逆
止弁27は閉じ、作動室20から吐出された冷媒は連通
路32、流路83を得て、再び吸入室22に戻り0%容
量運転が達成される。この際スプール弁71は上記第1
0実施例と同様に連通路32での圧力損失をほぼ一定に
保つように移動して開口部76の開口面積の調整を行う
が、スプール84は圧力損失を調節する機能は持たない
ため、流路83の流路断面積を十分に確保することによ
って、外側第1吐出室82から吸入室22へと冷媒を圧
力損失なしに循環させることが可能となる。
【0049】従って、本第11実施例ではスプール84
の追加によって内側第1吐出24aから吸入室22に至
る流体だけが、圧力損失分の圧縮仕事を受けることにな
るので、上記第10実施例よりもさらに駆動トルクの小
さい容量切換機構を持つスクロール型圧縮機を提供する
ができる。次に本発明の第12実施例について説明す
る。本第12実施例のものでは、図36に示すように固
定スクロール部材4の端板4aには作動室20、吐出室
24、バイパス室101とを連通する吐出穴19、バイ
パス穴群17が設けられている。固定スクロール部材の
端板4aにはバイパス孔群17を閉じるように逆止弁1
5と弁止板16が固定されている。同様に、吐出孔19
には吐出弁15と弁止板16が固定されている。
【0050】ミドルプレート60と固定スクロール部材
の端板4aとの間の空間がバイパス室101でありミド
ルプレート60と固定スクロール部材端板4aの中央に
設けられた壁部4bとリアハウジンク2に囲まれる空間
が吐出室24である。バイパス室101と吐出室24は
連通孔26により結ばれており、連通孔26の吐出室2
4側出口には逆止弁27と弁止板29が設けられてい
る。
【0051】バイパス室101は連通路32により、吸
入室22と連通しており、制御弁100により調節され
る制御圧室72の圧力とスプリング75の押圧力を受け
て、図中左右に移動するスプール71で連通及び遮断さ
れる。本第12実施例の制御弁100は図37に示すよ
うに、リアハウジング2に固定されている。制御弁ボデ
ィ102、103の間にはダイヤクラム104が挟持さ
れており、制御弁ボディ102とダイヤフラム104と
の間の大気圧室105にはスプリング106が組み込ま
れ、ダイヤフラム104を所定の力で押圧している。ま
た制御弁ボディ102には体気圧室105に大気圧を導
くための大気圧流路102aが形成されている。制御弁
ボディ103とダイヤフラム104との間の空間である
吸入圧室107にはスプール108が設けられ、このス
プール108の移動によりプランジャ109が移動を行
う。また、制御弁103には吸入圧室107に吸入圧力
を導く吸入圧流路103aが形成されている。プランジ
ャ107のボール部107aはスプリング110によっ
て制御弁ボディ103の座面103bに押圧されてい
る。スプリング110は制御弁ボディ103、111の
間に形成される制御圧室112に格納されている。この
制御圧室112と圧縮機の制御圧室72とはリアハウジ
ングに及びミドルプレート60に形成された制御圧流路
103cを介して連通している。また制御圧室112と
吐出室24とはリアハウジング2に形成された吐出圧流
路103eと制御ボディ111の絞り部111aを通じ
て連通している。プランジャ109は吸入圧室107内
部の圧力が低下すると、スプリング106の作用によっ
てプランジャ109は座面103bから離れて、制御圧
室112内部の圧力は吸入圧流路103dを得て、圧縮
機の吸入室22へと逃がされ制御圧を低下させる。吸入
圧室107内部の圧力が上昇すると、プランジャ109
は座面103cに押しつけられ制御圧室112は吸入圧
流路103dと遮断されるために、制御圧が上昇する。
【0052】上記各実施例と同様、リアハウジング2に
は吐出ポート23が設けられており、図示しない冷凍サ
イクルの凝縮器と配管を通じて結ばれている。図38は
バイパス孔17の配置(図36のA−A断面)を示して
いる。上記各実施例と同様、複数の作動室20がいかな
る位置にある場合でもバイパス孔もしくは吐出孔19と
が常時連通するようにバイパス孔17と吐出孔19は配
置されている。図39に上記バイパス穴群17及び吐出
孔19を開閉する逆止弁15とバイパス室101と吐出
室24の配置(図36のB−B断面)を示す。
【0053】次に本第12実施例の作動を説明する。図
36ではスプール71により連通路32は塞がれてお
り、この場合圧縮機は通常の100%容量運転となる。
吐出室24の圧力は冷凍サイクルの凝縮圧力と等しく、
連通路32が塞がれているためにバイパス室21の圧力
も吐出室24の圧力すなわち凝縮圧力まで上昇する。こ
のため逆止弁15の背面には通常の吐出圧力が背圧とし
て加わり、作動室20の冷媒は次第に圧縮され吐出圧力
に達すると吐出孔19から吐出室24に吐出される。ま
た、吐出圧と吸入圧の圧力差が小さい場合で 圧縮状態
となるような時には、作動室20内の冷媒はバイパス穴
17からバイパス室101を得て、連通孔26から吐出
室24へと吐出される。このようにして吐出室24へ吐
出された冷媒は吐出ポート23を得て凝縮器へ送り込ま
れる。そして冷媒は冷凍サイクル内を循環して再び吸入
ポート21から圧縮機内へ送り込まれる。
【0054】次に図40のようにスプール71によって
連通路32が開かれているような場合には、バイパス室
101と吸入室22とは等しい圧力となる。このため吐
出室24の圧力は凝縮圧力と等しくなることから、吐出
室24側の逆止弁27は閉じられ、作動室20からバイ
パス孔群17を通って吐出された冷媒は連通路32を得
て、再び吸入室22に戻り最小容量運転が達成される。
この際、逆止弁15には吸入圧力しか作用しないため作
動室20内の圧力は上昇することがなく、バイパス孔群
17を得てバイパス室101に送りだされる。
【0055】このようにして制御弁の作動により、10
0%と最小容量運転の切り換えは吸入圧力の上昇,低下
に伴い行われる。このためエアコンの吹き出し温度は一
定に保たれることになる。図41から図44に本発明の
第13実施例を示す。上記第12実施例はバイパス室1
01と吐出室24からなる単段の可変容量機構であった
が、本第13実施例では、さらにバイパス室を二つに分
割することによって2段の可変容量機構を達成したもの
である。
【0056】この第13実施例ではバイパス室101は
ミドルプレート60によって外側のバイパス室101a
と内側のバイパス101bとに分割されており、外側の
バイパス室101aと内側のバイパス室101bとの間
には逆止弁113が設けられている。また、スプール7
1はその位置によって外側のバイパス室101aと吸入
室22とを連通し(図42)、内側のバイパス室101
bと外側のバイパス室101aと吸入室とを連通(図4
3)する。また、内側,外側のバイパス室101b及び
101aと吸入室22とを遮断する(図41)ことが可
能である。
【0057】上記構成において、本第13実施例では1
00%容量運転時には図41に示すように、スプール7
1が下方向に移動し、内側及び外側のバイパス室101
b,101aと吸入室22とを遮断することによって、
上記第12実施例の100%容量時と同様の作用をする
ことになる。図42に示すように、中間容量時には外側
のバイパス室101aと吸入室22とを連通し、作動室
20に吸入された冷媒の一部がバイパスされることにな
る。またこの時の容量は図44に示すように、外側のバ
イパス室101aに設けられたバイパス穴17が作動室
20内部に見えなくなるときの作動室20の体積であ
る。
【0058】図43に示すように、最小容量時には外側
と内側のバイパス室101a,101bと吸入室22と
が連通し、作動室20に吸入された冷媒の大部分がバイ
パスされることになる。またこの時の容量は、図45に
示すように外側と内側のバイパス室101a,101b
に設けられたバイパス孔が作動室20内部に見えなくな
る時の作動室20の体積である。
【0059】図46に本発明の第14実施例を示す。上
記第12実施例においてスプール71の移動手段を制御
弁100としたが移動手段にモータ114を用いること
も可能である。また図47に示すように移動手段として
電磁石115を用いることも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の圧縮機の全体構成を示す断面図で
ある(連通時)。
【図2】第1実施例の圧縮機の全体構成を示す断面図で
ある(遮断時)。
【図3】図1のA−A断面図である。
【図4】逆止弁および弁止板を示す図である。
【図5】図1のB−B断面であり、第1実施例の作動を
説明する図である。
【図6】本発明の第2実施例を説明する図である。
【図7】第3実施例の吐出孔およびバイパス孔の配置を
示す図である。
【図8】第3実施例の逆止弁および弁止板を示す図であ
る。
【図9】第3実施例の逆止弁および弁止板を示す図であ
る。
【図10】第3実施例の圧縮機の作動を説明する図であ
る。
【図11】第3実施例の圧縮機の全体構成を示す図であ
る。
【図12】第3実施例の圧縮機の特性を示す図である。
【図13】第4実施例の圧縮機の全体構成を示す図であ
る。
【図14】第4実施例の圧縮機の作動を説明する図であ
る。
【図15】第4実施例の圧縮機の可変容量制御の様子を
説明する図である。
【図16】第5実施例の圧縮機の全体構成を示す図であ
る。
【図17】第5実施例のロータリバルブの作動を説明す
る図である。
【図18】第6実施例の圧縮機の全体構成を説明する図
である。
【図19】第6実施例の切替え弁であるリード弁を示す
図である。
【図20】第7実施例の圧縮機の全体構成および作動を
説明する図である。
【図21】第8実施例の圧縮機の全体構成を示す図であ
る。
【図22】第8実施例のモータおよびスプール弁を示す
図である。
【図23】図21のA−A断面図である。
【図24】第8実施例の圧縮機の作動を説明する図であ
る。
【図25】第9実施例の圧縮機の全体構成および作動
(100%容量時)を説明する図である。
【図26】第9実施例の作動(0%容量時)を説明する
図である。
【図27】第9実施例のモータおよびスプール弁を示す
図である。
【図28】第10実施例の圧縮機の全体構成を示す図で
ある。
【図29】第10実施例の圧縮機の構成を詳細に説明す
る図である。
【図30】第10実施例の制御機構を示す図である。
【図31】図29のA−A断面図である。
【図32】第10実施例の圧縮機の作動(0%容量時)
を説明する図である。
【図33】第10実施例の制御機構(0%容量時)を説
明する図である。
【図34】第10実施例の圧縮機の容量切換機構の模式
図である。
【図35】第11実施例の全体構成および作動を説明す
る図である。
【図36】第12実施例の圧縮機の全体構成を示す図で
ある。
【図37】第12実施例の制御弁を示す図である。
【図38】図36のA−A断面図である。
【図39】図36のB−B断面図である。
【図40】第12実施例の作動を説明する図である。
【図41】第13実施例の圧縮機の全体構成および作動
を説明する図である。
【図42】第13実施例の圧縮機の作動を説明する図で
ある。
【図43】第13実施例の圧縮機の作動を説明する図で
ある。
【図44】第13実施例の圧縮機の作動を説明する図で
ある。
【図45】第13実施例の圧縮機の作動を説明する図で
ある。
【図46】第14実施例の全体構成を示す図である。
【図47】第14実施例の全体構成を示す図である。
【符号の説明】
1 フロントハウジング 2 リアハウジング 3 可動スクロール部材 4 固定スクロール部材 5 クランクシャフト 8 円形溝 9 円形溝 14 球体 15 逆止弁 17 バイパス孔群 19 吐出孔 20 作動室 21 吸入ポート 22 吸入室 23 吐出ポート 24 吐出室 32 連通路 33 電磁弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 稲垣 光夫 愛知県西尾市下羽角町岩谷14番地 株式会 社日本自動車部品総合研究所内 (72)発明者 酒井 猛 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本電 装株式会社内 (72)発明者 内田 和秀 愛知県西尾市下羽角町岩谷14番地 株式会 社日本自動車部品総合研究所内 (72)発明者 上田 元彦 愛知県西尾市下羽角町岩谷14番地 株式会 社日本自動車部品総合研究所内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸入ポートと吐出ポートを有するハウジ
    ングと、 前記ハウジング内に形成され、前記吸入ポートと連通す
    る吸入室と、 前記ハウジング内に形成され、前記吐出ポートと連通す
    る吐出室と、 前記ハウジングに固定され、端板とこの端板上に形成さ
    れた渦巻体とを有する固定ハウジングと、 端板とこの端板上に形成された渦巻体とを有し、前記固
    定スクロール部材と中心をずらして噛み合うように組み
    込まれた可動スクロール部材と、 前記ハウジングに回転自在に支承され、前記可動スクロ
    ール部材に公転運動を与えるシャフトと、 前記可動スクロール部材の公転のみを許容し、自転を阻
    止する回り止め機構とを備え、 前記可動スクロール部材の公転運動によって、前記可動
    スクロール部材と前記固定スクロール部材間の複数の作
    動室が容積を減少しながら渦巻体の中心方向へ移動し、
    前記作動室内の流体の圧縮が行われるスクロール型圧縮
    機において、 前記固定スクロール部材の端板には、前記作動室と前記
    吐出室とを連通するバイパス孔群および吐出孔が形成さ
    れ、 前記バイパス孔群および前記吐出孔は、前記作動室のい
    ずれもが常に前記バイパス孔群もしくは前記吐出孔のい
    ずれかに連通するように配置されており、 前記バイパス孔群および前記吐出孔の前記吐出室側出口
    に配設され、前記吐出室から前記作動室への冷媒の逆流
    を防止する逆止弁と、 前記吸入室と前記吐出室とを連通する連通路と、 前記連通路を開閉する開閉手段とを備えていることを特
    徴とするスクロール型圧縮機。
  2. 【請求項2】 前記連通路は前記ハウジング内に形成さ
    れていることを特徴とする請求項1記載のスクロール型
    圧縮機。
  3. 【請求項3】 前記逆止弁は、前記バイパス孔群および
    前記吐出孔の個々に配設されていることを特徴とする請
    求項1もしくは2に記載のスクロール型圧縮機。
  4. 【請求項4】 前記開閉手段は電磁弁であることを特徴
    とする請求項1ないし3のいずれかひとつに記載のスク
    ロール型圧縮機。
  5. 【請求項5】 前記バイパス孔群および前記吐出孔は略
    一直線上に配置されていることを特徴とする請求項1な
    いし4のいずれかひとつに記載のスクロール型圧縮機。
  6. 【請求項6】 前記バイパス孔群および前記吐出孔は十
    字形に配置されていいることを特徴とする請求項1ない
    し4のいずれかひとつに記載のスクロール型圧縮機。
  7. 【請求項7】 前記バイパス孔群および前記吐出孔は、
    前記作動室の圧縮が進行するにつれて、その作動室と前
    記吐出室とを連通するバイパス孔群および吐出孔の開口
    面積の合計が増大していくよう配置されていることを特
    徴とする請求項1ないし4のいずれかひとつに記載のス
    クロール型圧縮機。
  8. 【請求項8】 前記バイパス孔群および前記吐出孔は、
    それらの隣合った孔が固定スクロール部材の中心に対し
    てなす角が、固定スクロール部材の中心部にむかうにつ
    れて小さくなることを特徴とする請求項7記載のスクロ
    ール型圧縮機。
  9. 【請求項9】 吸入ポートと吐出ポートを有するハウジ
    ングと、 前記ハウジング内に形成され、前記吸入ポートと連通す
    る吸入室と、 端板とこの端板上に形成された渦巻体とからなり、前記
    ハウジングに固定される固定スクロール部材と、 端板とこの端板上に形成された渦巻体とからなり、前記
    固定スクロール部材と噛み合うように組み込まれた可動
    スクロール部材と、 前記固定スクロール部材と前記可動スクロール部材との
    間に形成される作動室と、 前記ハウジングに回転自在に支持され、クランク部を有
    し、前記可動スクロール部材に公転運動を与える回転シ
    ャフトと、 前記固定スクロール部材と前記ハウジングととの間に挟
    持され、前記吐出室を第1の吐出室と前記吐出ポートと
    連通する第2の吐出室とに区画するミドルプレートと、 前記固定スクロール部材の端板に形成され、前記作動室
    と前記第1の吐出室とを連通するバイパス孔群および吐
    出孔と、 前記バイパス孔群および前記吐出孔の前記第1の吐出室
    側出口に配設され、前記吐出室から前記作動室への冷媒
    の逆流を防止する逆止弁と、 前記ミドルプレートに穿設され、前記第1の吐出室と前
    記第2の吐出室とを連通する連通孔と、 前記連通孔の前記第2の吐出室側出口に配設され、前記
    第2の吐出室から前記第1の吐出室への冷媒の逆流を防
    止する逆止弁と、 前記第1の吐出室と前記吸入室とを連通する連通路と、 前記連通路を開閉する開閉手段とを備えていることを特
    徴とするスクロール型圧縮機。
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