JP3067391B2 - スクロール型圧縮機 - Google Patents

スクロール型圧縮機

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JP3067391B2
JP3067391B2 JP4134882A JP13488292A JP3067391B2 JP 3067391 B2 JP3067391 B2 JP 3067391B2 JP 4134882 A JP4134882 A JP 4134882A JP 13488292 A JP13488292 A JP 13488292A JP 3067391 B2 JP3067391 B2 JP 3067391B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は可変容量機構を持ったス
クロール型圧縮機に関するもので、例えば自動車用空調
装置の冷媒圧縮機に用いて有効なものである。
【0002】
【従来の技術】従来のスクロール型圧縮機においては、
一対の渦巻状の羽根によって形成される作動室空間と、
吸入室空間とを連通するバイパス孔を設けるとともに、
このバイパス孔を開閉制御する制御弁を設け、この制御
弁によって前記バイパス孔を開閉することにより、吐出
容量を変化させるようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記の従来
構造では、前記バイパス孔を渦巻状作動室空間の中心部
に設けることが困難なため、最小容量を十分0%に近づ
けることができないという問題があった。
【0004】また、圧縮機の高速回転時にバイパス孔の
開口時間が短くなると、圧縮ガスをバイパスしきれず、
実質的に小容量にならないという問題も生じる。本発明
は上記問題点に鑑みてなされたもので、吐出容量を0−
100%の広範囲に渡って良好に変更できるスクロール
型圧縮機を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明では、(a)渦巻状羽根およびこの羽根を支
持する端板を有する固定スクロール部材と、(b)渦巻
状羽根およびこの羽根を支持する端板を有し、前記固定
スクロール部材と向かい合って配設され、かつ自転を防
止しつつ公転運動を行うように構成された可動スクロー
ル部材と、(c)前記2つのスクロール部材の間に形成
され、前記可動スクロール部材の公転運動によって前記
渦巻状羽根の外周側から中心側に向って次第に容積が縮
小するように構成された複数の作動室と、(d)前記複
数の作動室の中心側から吐出された高圧流体が流入する
吐出圧室と、(e)前記複数の作動室の外周側に低圧流
体を導入する吸入圧室と、(f)前記固定スクロール部
材の端板に、前記渦巻状羽根と干渉しないように、前記
作動室の外周側から順次中心側に向って配設されたバイ
パス孔群と、(g)このバイパス孔群を介して前記作動
室と連通するように形成された第1のシリンダと、
(h)この第1のシリンダ内を前記吸入圧室に連通する
連通路と、(i)前記第1のシリンダ内に往復動可能に
組み込まれ、前記バイパス孔群を開閉する第1のプラン
ジャと、(j)前記吐出圧室に常時連通している第2の
シリンダと、(k)この第2のシリンダに開口し、流体
を圧縮機外部へ吐出する吐出ポートと、(l)前記第2
のシリンダに開口し、流体を前記第2のシリンダから前
記吸入圧室側にバイパスさせる吸入バイパスポートと、
(m)前記第2のシリンダ内に往復動可能に組み込ま
れ、前記吐出ポート及び前記吸入バイパスポートの両者
を開閉し、この両者の一方を開くときは他方を閉じるよ
うに構成された第2のプランジャと、(n)前記第1の
プランジャ及び前記第2のプランジャの往復動位置を制
御する制御手段とを具備し、(o)圧縮機の吐出容量を
100%容量と所定の容量との間で変化させるときは、
前記第1のプランジャによって前記バイパス孔群を開閉
し、かつ前記第2のプランジャによって前記吐出ポート
を第2のシリンダに開口するとともに前記吸入バイパス
ポートを閉じ、一方、圧縮機の吐出容量を前記所定容量
から0%にするときは、前記第2のプランジャによって
前記吐出ポートを閉じるとともに前記吸入バイパスポー
トを第2のシリンダに開口するという技術的手段を採用
する。
【0006】
【発明の作用効果】上記技術的手段によれば、スクロー
ル型圧縮機の100%容量と所定(例えば20%)容量
との間では第1のプランジャによってバイパス孔群を開
閉することにより吐出容量を変化させることができる。
【0007】一方、吐出容量を所定容量(例えば20
%)から0%にするときは、第2のプランジャによって
吐出ポートを閉じ、吸入バイパスポートを開くことによ
り、吐出圧室からの流体をすべて第2のシリンダ、吸入
バイパスポートを経て吸入圧室側へバイパスさせること
ができる。
【0008】従って、スクロール型圧縮機の吐出容量を
100%から0%の広範囲に渡って良好に制御できる。
また、0%容量時は、吐出ポートを閉じ、吸入バイパス
ポートを開くようにしているから、圧縮機高速回転時に
おいても、確実に0%容量を設定できる。
【0009】
【実施例】以下本発明を図に示す実施例について詳述す
る。図1〜図7は本発明圧縮機の第1実施例を示すもの
で、自動車空調用圧縮機に適用した例を示している。1
0は回転シャフトで、図1の左端部が図示しない電磁ク
ラッチを介して自動車エンジンの回転系に連結され、自
動車エンジンの駆動力を受けて回転するようになってい
る。11は回転シャフト10と一体に、かつ回転シャフ
ト10の軸心と所定量偏心して設けられたクランク部
で、ピン形状のものであり、回転シャフト10の軸受支
持部10aに一体形成してある。ここで、クランク部1
1は別部品として形成し、それを軸受支持部10aに一
体に固着するようにしてもよい。
【0010】12はフロントハウジングで、ベアリング
13および14を介して回転シャフト10を回転自在に
支持している。16は前記回転シャフト10のピン形状
のクランク部11に回転自在に嵌合しているカウンタウ
ェート、15は可動スクロール部材で、実質的にほぼ
2.4巻きのインボリュート状に形成された渦巻状羽根
151と端板152とからなる。この端板152の軸部
153は、回転シャフト10の軸心に対して所定量偏心
して配置されており、カウンタウェート16の円形穴1
61の内周面に圧入固定されているニードルベアリング
162によって回転自在に支持されている。さらに、可
動スクロール部材15の端板152とフロントハウジン
グ12の開口部端面12aとの間には、複数個の球体1
7と円形溝の組み合わせからなるいわゆる自転防止機構
が配設され、この機構によって可動スクロール部材15
の自転が防止されるようになっている。18は固定スク
ロール部材で、吸入ポート181および吐出ポート18
2を持つケーシング部183を一体に有している。この
固定スクロール部材18には、やはり実質的にほぼ2.
4巻きのインボリュート状に形成された渦巻状羽根18
4と端板185が一体に形成されている。前記吸入ポー
ト181に常時連通している吸入圧室Vsがケーシング
部183の内周側に形成されている。19はリヤハウジ
ングで、前記フロントハウジング12と固定スクロール
部材18とともに、図示しないボルトにより一体に締め
付け固定されている。
【0011】本発明の特徴とする可変容量機構は、前記
固定スクロール部材18の端板185内に組み込まれて
る。図2において、20は円筒形に形成された第1のプ
ランジャで、前記固定スクロール部材18の端板185
に回転シャフト10の軸方向と直交する方向に設けられ
た第1のシリンダ21内へ往復動可能に組み込まれてい
る。固定および可動スクロール部材15,18の渦巻状
羽根151,184間で囲まれる複数の作動室のうち外
周寄りの作動室Va1,Va2と、前記シリンダ21と
の間には、これらを連通するように、バイパス孔群22
が設けられており、このバイパス孔群22のうち、最外
周寄りのバイパス孔220を除く10個のバイパス孔2
21〜230をプランジャ20が順次閉塞可能となって
いる。また、このシリンダ21と前記プランジャ20に
よって、図2に示すシリンダ21左端部に第1の制御圧
室Vc1が形成されている。23はストッパボルトで、
前記シリンダ21内に伸びる細径の円柱状からなるスト
ッパ部23aを一体に有している。このストッパボルト
23aはプランジャ20の軸方向の移動量を所定量に規
制する位置に固定スクロール部材18に対してネジ止め
固定されている。24はコイルスプリングで、前記スト
ッパボルト23と前記プランジャ20間に配置され、前
記バイパス孔群22全てを開口する方向(図2左方向)
に前記プランジャ20を押しつけてる。また、固定スク
ロール部材18の端板185には、固定および可動渦巻
状羽根151,184間で囲まれる複数の作動室のう
ち、中央部の作動室Va3と、リヤハウジング19およ
び固定スクロール部材18の端板185で囲まれる吐出
圧室Vdとを連通する吐出口186が設けられている。
この吐出口186を開閉するように、前記吐出圧室Vd
側から薄板のリード弁25がボルト26により端板18
5に固定されている。27は杵型に形成された第2のプ
ランジャで、前記固定スクロール部材18の端板185
内に設けられた第2のシリンダ28内に往復動可能に組
み込まれている。
【0012】この第2のシリンダ28には前記吐出ポー
ト182および吸入バイパスポート30が開口してお
り、このポート30は、低圧室VL に連通している。そ
して、この低圧室VL はバイパスポート29を介して前
記吸入圧室Vsに連通している。第2のプランジャ27
は、前記吐出ポート182と吸入バイパスポート30の
両方を開閉可能とするために杵型の形状(図3参照)に
形成されている。また、このプランジャ27の図3にお
ける左端部には、円形の凹所271が形成され、この凹
所271に絞り272とフィルタ273を持ったフィル
タ部材274がねじ込み固定されている。また、プラン
ジャ27にはフィルタ273の右側空間に連通する連通
孔275があけられている。31はストッパボルトで、
前記シリンダ28内に伸びる細径の円柱からなるストッ
パ部31aを一体に有している。このストッパボルト3
1は、前記プランジャ27の軸方向の移動量を所定量に
規制する位置に、前記固定スクロール部材18の端板1
85に対してネジ止め固定されている。前記シリンダ2
8と前記プランジャ27の端面とによって、図2に示す
左端部に第2の制御圧室Vc2が形成されており、また
図2に示す右端部に前記ストッパボルト31と前記シリ
ンダ28と前記プランジャ27の端面とによって、第3
の制御圧室Vc3が形成されている。32はシリンダ2
8にあけたシリンダポートで、前記プランジャ27の前
記シリンダ28内における軸方向移動量に関わらず、常
に前記吐出圧室Vdと前記シリンダ28とを連通する位
置(図5参照)にあけられている。33はコイルスプリ
ングで、前記ストッパボルト31と前記プランジャ27
の右端面との間に配置され、前記プランジャ27を図2
の左方、すなわち前記吸入バイパスポート30を閉じる
方向に押しつけている。図5において、34はフィルタ
部材で、絞り34aとフィルタ34bを有している。こ
のフィルタ部材34は、固定スクロール部材18の端板
185と前記リヤハウジング19との間に形成される制
御圧室Vc0を、前記吐出ポート8bに連通するもので
ある。図2において、35は前記制御圧室Vc1と前記
制御圧室Vc2とを、両シリンダ21,28の左端部で
連通する制御圧孔、36はこの制御圧孔35を大気から
遮断するボルトで、端板185にねじ込み固定されてい
る。図4において、37は前記固定スクロール部材18
の端板185のリヤハウジング19側端面に彫られてい
る制御圧溝で、前記制御圧室Vc1と前記制御圧室Vc
3とを制御圧孔38,39を介し連通させるとともに、
さらに分岐溝37aを介して前記制御圧室Vc0とも連
通させる。図1において、40は、前記リヤハウジング
19に組み込まれている制御弁、41はこの制御弁40
と前記低圧室Vsを連通する低圧通路、42は制御弁4
0と前記制御圧溝37を連通する高圧通路である。
【0013】前記バイパス孔群22の開孔位置を図6に
示す。本実施例では、バイパス孔群22は220〜23
0の11ヶの丸穴となっており、最外周寄りのバイパス
孔220は、固定スクロール部材18の渦巻状羽根18
4の最外端から約180°戻った外側に接する位置に穿
孔してあり、逆に最も中央寄りのバイパス孔230は渦
巻状羽根184の最内周の外側に接する位置に穿孔して
いる。そして、これら2つのバイパス孔220と230
の間にさらに9ヶのバイパス孔221〜229を渦巻状
羽根184に干渉することなくほぼ等間隔に穿孔してい
る。これらのバイパス孔のうち、最外周に設けたバイパ
ス孔220を除く10ヶのバイパス孔221〜230の
穴径は、前記可動スクロール部材15の渦巻状羽根15
1の板厚にほぼ等しく設定している。また、最外周寄り
のバイパス孔220は図2に示すようにシリンダ21の
右端部に開口しており、シリンダ21内を常に吸入圧室
Vsに連通させるものである。
【0014】前記制御室Vc0〜Vc3に制御圧を導く
前記制御弁40の構成を図7に示す。401はケーシン
グで、テーパ状の弁座402を有する。403は球体か
らなる弁体で、ロッド404を一体に接続している。4
05はダイアフラムで、上側の室406に作用する吸入
圧Psと下側の室407に作用する大気圧との差圧によ
る荷重、および設定圧を与えるスプリング408の荷重
を受けて変位するものである。このダイアフラム405
の変位はロッド404を介して弁体403に伝達され、
弁体403を図7の上下方向に移動させる。ケーシング
401のテーパ状の弁座402と弁体403とから成る
弁部は、制御圧Pcが作用する室409と吸入圧Psが
作用する室406との間に配設され、前記ダイアフラム
405の変位を受けて弁部の開閉を行うように構成され
ている。この制御弁40においては、スプリング408
の付勢荷重は、吸入圧Psがほぼ2気圧ゲージ時におい
てダイアフラム405が図7の下方に受ける荷重と等し
く設定されており、吸入圧Psが2気圧ゲージ以上にな
ると弁部は閉、吸入圧Psが2気圧ゲージ未満になると
弁部が開となるよう設定されている。
【0015】次に、上記構成において本発明の第1実施
例の作動を説明する。まず、本第1実施例によるスクロ
ール型可変容量圧縮機のポンプ作用について説明する。
回転シャフト10が回転すると、これと一体のクランク
部11は回転シャフト10の軸心に対して所定量偏心し
た円軌道で回転するので、このクランク部11がカウン
タウェート16を介して可動スクロール部材15を公転
させる。この時、球体17と円形溝からなる自転防止機
構の作用により、可動スクロール部材15の自転は防止
される。このように、可動スクロール部材15が自転を
防止しつつ、公転を行うことにより、固定スクロール部
材18と可動スクロール部材15とで囲まれる複数の作
動室Va1〜Va2は、その外周部より中央部へ向かっ
て容積を減少しながら冷媒を圧縮する。この時、図示し
ない自動車用空調装置の冷凍サイクルの蒸発器出口側か
ら冷媒は吸入ポート181を経て圧縮機の吸入圧室Vs
に流入し、上記作動室のうち、最外周の作動室に閉じ込
められ、回転シャフト10の回転に伴う可動スクロール
部材15の公転によって徐々に中央部へと圧縮され、遂
には吐出口186からリード弁25を押し退け、吐出圧
室Vdに至る。そして、この吐出圧室Vdから高圧冷媒
はシリンダポート32,シリンダ28を経て吐出ポート
182より図示しない冷凍サイクルの凝縮器入口側へ送
出される。
【0016】続いて、本発明の特徴とする可変容量機構
の作動について詳述する。先ず、最大容量から20%容
量へ可変容量を行う場合の作動について説明する。自動
車用空調装置の冷房負荷が大きく最大容量で運転させる
必要のあるときは、図7で示した吸入圧Psが2気圧ゲ
ージより高くなるので、制御弁40の弁体403が弁座
402に圧着して、弁部は閉となる。これにより、吐出
ポート182から絞り付きのフィルタ部材34を経て制
御圧室Vc0へ流入してきた高圧冷媒と、シリンダ28
内のプランジャ27に組み込まれている絞り付きのフィ
ルタ部材274を経て制御圧室Vc2へ流入してきた高
圧冷媒は、制御弁40によって制御圧Pcとして高圧通
路42,制御圧溝37,制御圧孔38,39等を経て各
制御圧室Vc0〜Vc3に導かれる。この時、プランジ
ャ20には、この制御圧Pcと吸入圧Psとの差圧と、
プランジャ20の断面積との積に応じた荷重が掛かり、
スプリング24の付勢力に勝る荷重が発生し、プランジ
ャ20はシリンダ21内をストッパボルト23に当接す
る位置まで移動し、バイパス孔群22のうち、図6に示
す最外周部のバイパス孔220を除く10ヶのバイパス
孔221〜230を閉じることになる。
【0017】冷房負荷が低下した場合や、圧縮機の回転
数が高くなると、吸入圧Psが2気圧ゲージ未満に下が
り、制御弁40の弁部は開口する。この結果、各制御圧
室Vc0〜Vc3内の高圧Pcは、上記の開口した弁部
を経て低圧通路41を通り低圧室VL へ導かれ、吸入圧
Ps側へと逃げることになる。また、吐出ポート182
からフィルタ部材34の絞り34aを経て、その絞り効
果により流入する少量の冷媒及び、プランジャ27に組
み込まれているフィルタ部材274の絞り272を経て
制御圧室Vc2へ流入してきた冷媒も、制御弁40の弁
部を経て吸入圧Ps側へと流出し、その結果として、各
制御圧室Vc0〜Vc3内の制御圧Pcは低下する。す
ると、プランジャ20に作用する制御圧Pcの影響が小
さくなり、スプリング24の付勢力が勝り、プランジャ
20は図2中左方向へと移動し、図6中外周より2つ目
のバイパス孔221を開口する位置に至る。この状態で
は、バイパス孔221と干渉する作動室Va内の冷媒
は、その圧縮行程でバイパス孔221からシリンダ21
へと流出し、更にシリンダ21からバイパス孔220を
経て吸入圧室Vsへと逆流し、実質的に圧縮機容量が低
減され、冷房能力が低下し吸入圧Psが上昇することに
なる。そして吸入圧Psが2気圧ゲージを越えれば、制
御弁40の弁部が閉となって制御圧Pcを上昇させ、プ
ランジャ20がバイパス孔221を閉じ再度最大容量と
なる様作動する。一方、バイパス孔221が開口しても
なお吸入圧Psが2気圧ゲージ未満を保つならば、制御
弁40の弁部は開状態を保持し、制御圧Pcは更に低下
する。これにより、プランジャ20は更にバイパス孔2
22を開口することになり、より中央部に位置する作動
室がバイパス孔222と干渉し、この作動室の冷媒がバ
イパス孔222からシリンダ21を経て、吸入圧室Vs
へと逆流し、実質的な圧縮機容量が一層低減される。
【0018】上述の作動を行っている間、シリンダ28
内のプランジャ27は、制御室Vc2,Vc3内の圧力
が制御圧Pcによって均圧されているため、スプリング
33の付勢力により図2におけるシリンダ28の左端面
へ押しつけられ、吐出圧室Vdと吐出ポート182をシ
リンダポート32を介して連通させる。そして、吐出口
186から流出した高圧冷媒は吐出圧室Vd→シリンダ
ポート32→シリンダ28を経て吐出ポート182へ向
かい冷凍サイクルへ戻ることになる。
【0019】本発明によるスクロール型可変容量圧縮機
は、吸入圧Psが制御弁40で設定された設定圧2気圧
ゲージより高い場合には、バイパス孔群22は中央部か
ら順次閉じられ、容量を増加させ、吸入圧Psが2気圧
ゲージより低い場合には、バイパス孔群22は外周より
から順次開口されて容量を低減させることになる。この
ように、バイパス孔群22の開閉をプランジャ20によ
って行うことにより、最大容量と20%容量との間の容
量可変を実現する。
【0020】次に、吐出容量20%〜0%における可変
機構の作動について説明する。上述のバイパス孔群22
が全て開口している状態つまり、吸入圧Psが2気圧ゲ
ージ未満である時に、更に冷房負荷が低下したり、回転
数が上昇したときは、シリンダ28内のプランジャ27
の作動によって、容量を20%から0%へと変化させ
る。以下その作動について詳しく説明する。
【0021】シリンダ21内のプランジャ20が、図2
に示すごとくシリンダ21の左端面に当接する位置に移
動した時、つまり、バイパスポート群22が全て開口し
た時は、制御圧孔35がプランジャ20によって閉じら
れるので、制御圧室Vc2はプランジャ20によって制
御圧室Vc1と遮断され、この結果他の制御圧室Vc
0,Vc3とも遮断される。すると、この遮断された制
御圧室Vc2内の圧力は、吐出圧室Vdからプランジャ
27のフィルタ部材274を経て流入する高圧冷媒によ
って昇圧され、他の制御圧室Vc0,Vc1,Vc3内
の圧力より高くなるので、制御圧室Vc2とVc3の間
に差圧が生じる。この差圧とプランジャ27の断面積と
の積に応じた荷重がプランジャ27に作用し、この荷重
がスプリング33の付勢圧力に勝り、プランジャ27は
第2図中右方向へストッパボルト31のストッパー部3
1aに当接する位置まで移動するので、プランジャ27
によって吐出ポート182が閉じられるとともに、吸入
バイパスポート30が開口される。それによって、吐出
圧室Vd内の高圧冷媒は、シリンダポート32から吸入
バイパスポート30を経て、更に低圧室VL ,バイパス
ポート29を経由して、全て吸入圧室Vsへ戻されるこ
とになり、この結果本発明スクロール型可変容量圧縮機
の吐出容量は0となる。
【0022】上記作動により、吸入圧室Vsと吐出圧室
Vdは連通され、吐出圧室Vd内の圧力は低下し、制御
圧室Vc2内の高圧冷媒は、プランジャ27内のフィル
タ部材27を通ってシリンダ28内すなわち、吐出圧室
Vdへと流出し、制御圧室Vc2内の圧力も低下する。
また同時に、低圧室VL から2気圧ゲージ以上の冷媒が
低圧通路41を通じ制御弁40へ流入し、制御バルブ4
0の弁部は閉じられるので、図示しないサイクル内の高
圧冷媒がフィルタ部材34を通って制御弁40へ流入
し、その高圧冷媒は制御圧力Pcとして、制御室Vc2
を除く各制御圧室Vc0,Vc1,Vc3へ高圧通路4
2,制御圧溝37,制御圧孔38,39を経て導かれ、
各制御圧室内の圧力は上昇する。それによって、制御圧
室Vc2と制御圧室Vc3との差圧に応じて発生する荷
重がスプリング33の付勢力より減少し、プランジャ2
7は、再びシリンダ28の図2中左端面へ当接する位置
まで移動し、吐出容量を20%へ復帰させる。
【0023】上記作動を繰り返すことにより、20%〜
0%の可変容量を行う。一方、本発明によるスクロール
型可変容量圧縮機が回転を停止すると、吐出圧室Vd,
吸入圧室Vs,各制御圧室Vc0〜Vc3は、全て均圧
されるので、各プランジャ20,27には、スプリング
24,33の付勢力だけが作用して、バイパス孔群22
を全て開口する位置に停止する。このため、再起動時に
は、常時全てのバイパス孔が開口した20%容量状態に
あって、圧縮機の駆動トルクが小さいことから、起動シ
ョックが小さく、カーエアコン用に用いた場合には、起
動時ショックとそれに伴う騒音を低減でき、自動車の快
適性も向上できることになる。また、本発明のスクロー
ル型可変容量圧縮機は、2つのプランジャ20,27を
1つの制御弁40で制御し、0〜100%の可変容量を
可能とし、さらに圧縮機内の圧力を利用し制御を行って
いるため、圧縮機の重量低減およびコスト低減の効果も
生み出す。
【0024】次に本発明の他の実施例について述べる。
図8は、第2実施例を示すものであって、第1実施例と
は異なる位置にバイパス孔群22を設けるようにしたも
のである。この図8に示すような位置にバイパス孔群2
2を設けても、圧縮機の容積変化域を、第1実施例と同
等にすることができる。
【0025】なお、バイパス孔群22の位置は図6又は
図8に示す位置に限定されるものではなく、固定スクロ
ール部材18の外周部から中心部へ向かって、ほぼ直線
的に複数のバイパス孔を配列するのであれば、どのよう
な配列でも良い。
【0026】図9は第3実施例を示すもので、本例では
シリンダ28を図2のように固定スクロール部材18内
でなく、固定スクロール部材18およびリヤハウジング
19に隣接する別部材50内に形成している。上述の構
成をとることにより、シリンダ28の加工がし易く、余
肉を低減できる効果がある。また、このシリンダ28
は、第1実施例における構成,作動が可能となる位置,
方向であれば、どこに形成されても良いということは、
言うまでもない。
【0027】図10は第4実施例を示すもので、第1実
施例における前記第1のシリンダ21内のスプリング2
4を圧縮スプリングから引張りスプリングに変更したも
のである。本例では、スプリング24の一端をプランジ
ャ20に適宜の手段で固着し、他端はねじ24aに適宜
の手段で固着するようにしたものである。第2のシリン
ダ27内のスプリング33を同様に引張りスプリングに
することも可能である。
【0028】図11は第5実施例を示すもので、制御弁
40を電気的に制御,駆動させる例を示す。図11の制
御弁40は、冷凍サイクルの圧縮機吸入圧力あるいは蒸
発器吹出空気温度等の蒸発器冷却度合に関連した物理量
をセンサ410により検出し、このセンサ410からの
入力信号と目標値とを比較して出力を発生する制御回路
411によって、制御弁40内のソレノイドコイル41
2への電流量を制御する。これによって、弁403の開
閉および弁開度の連続的制御を行う構成となっている。
【0029】上記構成をとることにより、圧縮機吸入圧
力あるいは蒸発器吹出空気温度の制御をより正確にかつ
迅速に行うことができる。図11において、60は自動
車用空調装置の冷房用蒸発器、61は本発明圧縮機、6
2は凝縮器、63は受液器、64は膨張弁であり、これ
らにより冷凍サイクルが構成されている。
【0030】なお、上述の実施例はいずれも制御弁40
によって制御圧Pcを可変し、この制御圧Pcによって
第1,第2のプランジャ20,27の位置(軸方向移動
量)を制御する構成となっているが、本発明はこの構成
に限定されるものではなく、例えば第1,第2のプラン
ジャ20,27をそれぞれ電磁力によって直接駆動する
電磁駆動装置を設け、この2つの電磁駆動装置への通電
電流量を図11に示すような制御回路411で制御し
て、第1,第2のプランジャ20,27の軸方向移動量
を制御するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明圧縮機の第1実施例の縦断面図、
【図2】図1のA−A矢視断面図、
【図3】図2に示す第2のプランジャ27の縦断面図、
【図4】図1,2に示す固定スクロール部材18をリヤ
ハウジング19側から見た側面図、
【図5】図4のB−B矢視断面図、
【図6】上記固定スクロール部材18を可動スクロール
部材15側から見た側面図、
【図7】制御弁40とその制御圧力系統を示す圧力経路
図、
【図8】本発明の第2実施例を示すもので、図6に対応
する側面図、
【図9】本発明の第3実施例を示すもので、図1に対応
する縦断面図、
【図10】本発明の第4実施例を示すもので、図2に対
応する断面図、
【図11】本発明の第5実施例を示すもので、容量制御
全体システムの模式的構成図である。
【符号の説明】
15 可動スクロール部材 18 固定スクロール部材 Va1,Va2 作動室 Vd 吐出圧室 Vs 吸入圧室 20 第1のプランジャ 21 第1のシリンダ 22 バイパス孔群 220 バイパス孔(連通路) 27 第2のプランジャ 28 第2のシリンダ 30 吸入バイパスポート 32 シリンダポート 182 吐出ポート 40 制御弁(制御手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松田 三起夫 愛知県西尾市下羽角町岩谷14番地 株式 会社日本自動車部品総合研究所内 (72)発明者 笹谷 英顕 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本 電装株式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F04C 18/02 311

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)渦巻状羽根およびこの羽根を支持
    する端板を有する固定スクロール部材と、 (b)渦巻状羽根およびこの羽根を支持する端板を有
    し、前記固定スクロール部材と向かい合って配設され、
    かつ自転を防止しつつ公転運動を行うように構成された
    可動スクロール部材と、 (c)前記2つのスクロール部材の間に形成され、前記
    可動スクロール部材の公転運動によって前記渦巻状羽根
    の外周側から中心側に向って次第に容積が縮小するよう
    に構成された複数の作動室と、 (d)前記複数の作動室の中心側から吐出された高圧流
    体が流入する吐出圧室と、 (e)前記複数の作動室の外周側に低圧流体を導入する
    吸入圧室と、 (f)前記固定スクロール部材の端板に、前記渦巻状羽
    根と干渉しないように、前記作動室の外周側から順次中
    心側に向って配設されたバイパス孔群と、 (g)このバイパス孔群を介して前記作動室と連通する
    ように形成された第1のシリンダと、 (h)この第1のシリンダ内を前記吸入圧室に連通する
    連通路と、 (i)前記第1のシリンダ内に往復動可能に組み込ま
    れ、前記バイパス孔群を開閉する第1のプランジャと、 (j)前記吐出圧室に常時連通している第2のシリンダ
    と、 (k)この第2のシリンダに開口し、流体を圧縮機外部
    へ吐出する吐出ポートと、 (l)前記第2のシリンダに開口し、流体を前記第2の
    シリンダから前記吸入圧室側にバイパスさせる吸入バイ
    パスポートと、 (m)前記第2のシリンダ内に往復動可能に組み込ま
    れ、前記吐出ポート及び前記吸入バイパスポートの両者
    を開閉し、この両者の一方を開くときは他方を閉じるよ
    うに構成された第2のプランジャと、 (n)前記第1のプランジャ及び前記第2のプランジャ
    の往復動位置を制御する制御手段とを具備し、 (o)圧縮機の吐出容量を100%容量と所定の容量と
    の間で変化させるときは、前記第1のプランジャによっ
    て前記バイパス孔群を開閉し、かつ前記第2のプランジ
    ャによって前記吐出ポートを第2のシリンダに開口する
    とともに前記吸入バイパスポートを閉じ、 一方、圧縮機の吐出容量を前記所定容量から0%にする
    ときは、前記第2のプランジャによって前記吐出ポート
    を閉じるとともに前記吸入バイパスポートを第2のシリ
    ンダに開口するようにしたことを特徴とするスクロール
    型圧縮機。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記吸入圧室の吸入圧
    に応じた制御圧を作りだす制御弁からなり、この制御弁
    によって作られた制御圧を前記第1のプランジャ及び前
    記第2のプランジャに作用させる制御圧室を有し、前記
    制御圧によって前記第1および第2のプランジャの往復
    動位置を制御するようにしたことを特徴とする請求項1
    記載のスクロール型圧縮機。
  3. 【請求項3】 前記制御弁は、前記吸入圧に応じて変位
    する圧力応動部材と、この圧力応動部材に連結された弁
    体とを有し、この弁体によって前記吸入圧の作用する通
    路と前記吐出ポート側の吐出圧の作用する通路との間を
    開閉して、前記制御圧を変化させるようにしたことを特
    徴とする請求項2記載のスクロール型圧縮機。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、冷凍サイクルの圧縮機
    吸入圧力,蒸発器吹出空気温度等の蒸発器冷却度合に関
    連した物理量を検出するセンサと、 このセンサの検出信号が入力され、この検出信号に応じ
    た出力を発生する制御回路と、 この制御回路の出力信号によって弁開度が電気的に制御
    される制御弁とを具備し、 この制御弁によって前記第1のプランジャおよび第2の
    プランジャに作用する制御圧を変化させて前記第1,第
    2のプランジャの往復動位置を制御するようにしたこと
    を特徴とする請求項1記載のスクロール型圧縮機。
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