JP2702934B2 - 小型船舶のステアリングボックス - Google Patents

小型船舶のステアリングボックス

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JP2702934B2
JP2702934B2 JP62206065A JP20606587A JP2702934B2 JP 2702934 B2 JP2702934 B2 JP 2702934B2 JP 62206065 A JP62206065 A JP 62206065A JP 20606587 A JP20606587 A JP 20606587A JP 2702934 B2 JP2702934 B2 JP 2702934B2
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steering box
shaft
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fixed shaft
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雅博 前田
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Yamaha Motor Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明はデッキに形成された通路上に配置される小
型船舶のステアリングボックスに関するものである。 (従来技術) 従来、小型船舶においてステアリングボックスをデッ
キ上に設置するものが知られている。この構造では、と
くに漁船においてデッキ上のスペースを有効に活用する
ために、すなわちステアリングボックスの設置によりデ
ッキ上のスペースが殺されないようにするために、船尾
デッキの一側部に通路を形成し、この通路上にステアリ
ングボックスを配置するとともにその後側に運転席を設
けることが行なわれている。この構造では、ステアリン
グボックスの前側に広いデッキスペースを確保すること
ができるが、ステアリングボックスが通路を塞ぐことに
なるために、船上の種々の作業を行なう場合に、人が通
路を通り抜けることができないという問題がある。 (発明の目的) この発明はこのような従来の欠点を解消するためにな
されたものであり、ステアリングボックスをデッキに形
成された通路上に配置することによりデッキ上のスペー
スの有効な利用を図るとともに、操船時以外は通路を利
用することができるようにした小型船舶のステアリング
ボックスの構造を提供するものである。 (発明の構成) この発明は、デッキに形成された通路上に配置される
ステアリングボックスであって、ステアリングボックス
の一端部が上記通路の一側部に鉛直軸周りに回転可能に
取付けられ、この軸周りの回転によりステアリングボッ
クスが上記通路上を横断する状態と通路外に位置する状
態とに切換え可能に構成され、上記回転部には、船体か
ら鉛直上方に立設されて上記鉛直軸を構成する固定軸
と、この固定軸と同軸的に設けられて固定軸周りに回転
する回転軸と、この回転軸と固定軸との相対回転を阻止
する回転止め手段とが設けられ、上記回転軸の上端部は
ステアリングボックスの上壁の裏面に固定されて固定軸
に対して長さ方向に摺動自在に構成され、上記回転止め
手段は回転軸または固定軸の一方の端部に形成された溝
と他方の基部に形成されて上記溝に嵌入される突起とを
有し、回転軸を上昇させることによって上記突起が溝か
ら外れて回転止め機能が解除されるように構成され、回
転軸の上方におけるステアリングボックス上面にはハン
ドルが形成され、このステアリングボックスの周囲には
上記回転軸の外側方を覆う側壁が形成されているもので
ある。 上記構成では、ステアリングボックス上面のハンドル
を握ってステアリングボックスを持ち上げ、突起(止め
ピン)を溝に対して嵌入させたり離脱させたりすること
によってステアリングボックスの固定状態と回転可能状
態とを容易に切換えることができる。また回転軸の上端
はステアリングボックス上壁の裏面に固定され、ステア
リングボックスの周壁によって回転軸の外側方が覆われ
ているために、回転軸と固定軸とに直接海水がかかるこ
とが防止され、これによってステアリングボックスの回
転が常に円滑に行なわれる。 (実施例) 第1図および第2図において、小型船舶1のデッキ2
の後部には船尾デッキ7がデッキ2より高く形成され、
この船尾デッキ7の幅方向中央部の前端部にはエンジン
ルームのケーシング8が船尾デッキ7とほぼ同一高さに
形成され、このケーシング8の一側部にはブルワーク11
との間に通路3が形成されている。この通路3はデッキ
2と同一高さに形成され、この通路3の後端部には運転
席4が形成されている。 上記運転席4の前側には、操作ハンドル55を有するス
テアリングボックス5が通路3上に配置されている。こ
のステアリングボックス5の一端部は上記通路3の一側
部を形成するエンジンルームのケーシング8上に取付け
られ、後述のように鉛直な軸10周りに回転可能に取付け
られ、ステアリングボックス5が上記通路3を横断する
状態(第2図の実線の状態)と通路3外に位置する状態
(第2図の仮想線の状態)とに切換え可能に構成されて
いる。 上記ステアリングボックス5の取付け部は、第3図お
よび第4図に示すように構成されている。すなわち、ス
テアリングボックス5の一端部には、上側に凹部50が形
成され、この凹部50を跨いてハンドル51が取付けられて
いる。またケーシング8上には鉛直な軸10を構成する外
筒(固定軸)6がその下端部のフランジ60がボルト61で
締付けられることにより固定して取付けられ、この外筒
6の内部には上方から内筒(回転軸)9が軸10周りに回
転可能に挿入されている。この内筒9の上端部には取付
板91が取付けられ、この取付板91がステアリングボック
ス5の取付け部54とボルト53により締付けられ、これに
よって内筒9がステアリングボックス5に一体化されて
いる。 上記内筒9には止めピン90が水平方向に貫通して取付
けられ、一方外筒6の上端部には上方に開口する溝66が
形成され、この溝66に上記止めピン90の両端部が嵌入さ
れて回転止め手段が構成されている。また内筒9と外筒
6との間には環状の隙間69が形成され、この隙間69中に
スプリング92が配置され、このスプリング92の上端部は
外筒6に取付けられた止めリング93により、またスプリ
ング92の下端部は内筒9に取付けられた止めリング94に
よりそれぞれ支持されている。なお、ステアリングボッ
クス5中の配線などの伝達機構は図示を省略している。 上記構成において、図示の状態ではステアリングボッ
クス5と一体の内筒9がケーシング8と一体の外筒6中
に挿入され、かつ止めピン90が溝66に嵌入されているた
めに、ステアリングボックス5は回転を阻止されて通路
3上に突出した状態で固定されている。したがって、こ
の状態で運転席4の人は操舵ハンドル55を握って操船す
る。また船上の作業を行なう際には、ハンドル51を握っ
てステアリングボックス5をスプリング92の力に抗して
少し持上げることにより止めピン90を溝66から外し、ス
テアリングボックス5を軸10周りに回転させて、第2図
に仮想線に示すように通路3外に位置させる。 これによって、通路3上にはステアリングボックス5
が位置しなくなるために、人が通路3を自由に通り抜け
ることができるようになる。また作業状態から操船状態
に移る際には上記と逆の操作によりステアリングボック
ス5を軸10周りに回転させればよい。 なお、第2図仮想線に示す位置に回転させた状態で
は、止めピン90は外筒6の上端部に乗せるようにしても
よく、あるいは溝66と直交方向に同様の溝を外筒6の上
端部に形成しておき、その溝に止めピン90を嵌入させる
ことにより回転止めがなされるようにしてもよい。 (発明の効果) 以上説明したように、この発明によれば、ステアリン
グボックス上面のハンドルを握ってステアリングボック
スを持ち上げ、突起(止めピン)を溝に対して嵌入させ
たり離脱させたりすることによってステアリングボック
スの固定状態と回転状態とを容易に切換えることができ
る。また回転軸の上端はステアリングボックス上壁の裏
面に固定され、ステアリングボックスの周壁によって回
転軸の外側方が覆われているために、回転軸と固定軸と
に直接海水がかかることが防止され、ステアリングボッ
クスの回転が常に円滑に行なわれる。これによって、操
船時はステアリングボックスが通路上に配置されている
ためにデッキ上のスペースが有効に活用され、また船上
の作業を行なう際にはステアリングボックスの通路外に
位置させることにより、人が通路の通り抜けることがで
き、通路を有効に利用することができる。
【図面の簡単な説明】 第1図はこの発明の実施例を示す船尾部の側面図、第2
図はその平面図、第3図は第2図のIII−III線断面図、
第4図はステアリングボックスの取付け部の縦断面図で
ある。 1……小型船舶、2……デッキ、3……通路、4……運
転席、5……ステアリングボックス、6……外筒、7…
…船尾デッキ、8……エンジンルームのケーシング、9
……内筒、10……回転中心の軸、55……操作ハンドル。

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.デッキに形成された通路上に配置されるステアリン
    グボックスであって、ステアリングボックスの一端部が
    上記通路の一側部に鉛直軸周りに回転可能に取付けら
    れ、この鉛直軸周りの回転によりステアリングボックス
    が上記通路上を横断する状態と通路外に位置する状態と
    に切換え可能に構成され、上記回転部には、船体から鉛
    直上方に立設されて上記鉛直軸を構成する固定軸と、こ
    の固定軸と同軸的に設けられて固定軸周りに回転する回
    転軸と、この回転軸と固定軸との相対回転を阻止する回
    転止め手段とが設けられ、上記回転軸の上端部はステア
    リングボックスの上壁の裏面に固定されて固定軸に対し
    て長さ方向に摺動自在に構成され、上記回転止め手段は
    回転軸または固定軸の一方の端部に形成された溝と他方
    の基部に形成されて上記溝に嵌入される突起とを有し、
    回転軸を上昇させることによって上記突起が溝から外れ
    て回転止め機能が解除されるように構成され、回転軸の
    上方におけるステアリングボックス上面にはハンドルが
    形成され、このステアリングボックスの周囲には上記回
    転軸の外側方を覆う側壁が形成されていることを特徴と
    する小型船舶のステアリングボックス。
JP62206065A 1987-08-19 1987-08-19 小型船舶のステアリングボックス Expired - Fee Related JP2702934B2 (ja)

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JPS6452592A JPS6452592A (en) 1989-02-28
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3376729B2 (ja) * 1994-06-08 2003-02-10 株式会社日本自動車部品総合研究所 スクロール型圧縮機
JPH1182334A (ja) 1997-09-09 1999-03-26 Sanden Corp スクロール型圧縮機

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5863589A (ja) * 1981-10-09 1983-04-15 Yamaha Motor Co Ltd 小型船舶の運転席
JPS61110696U (ja) * 1984-12-25 1986-07-12

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