JPH085322B2 - 車両用摺動屋根装置 - Google Patents

車両用摺動屋根装置

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JPH085322B2
JPH085322B2 JP1209260A JP20926089A JPH085322B2 JP H085322 B2 JPH085322 B2 JP H085322B2 JP 1209260 A JP1209260 A JP 1209260A JP 20926089 A JP20926089 A JP 20926089A JP H085322 B2 JPH085322 B2 JP H085322B2
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謙治 松本
聡 久保田
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、車両用摺動屋根装置に関するものである。
(従来の技術) 例えば実開昭63−40228号公報に記載されるように、
自動車の車体屋根の開口部を、摺動屋根としての可撓性
部材で覆い、該可撓性部材を車体前方から車体後方に向
かって開放可能としたものは知られている。
(発明が解決しようとする課題) ところが、そのようなものでは、可撓性部材の開放動
作によって車体屋根の開口部の前部のみが開放されるの
で、後席に乗員がいるときには、開口部が全開されて
も、開口部の後側部分でしかも後席の乗員の上方に折畳
まれた可撓性部材が位置することとなり、後席の乗員は
十分な開放感が得られない。
また、車体屋根の開口部の前側部分が開口しているだ
けであるので、該部分より車室内に流入した空気の出口
がなく、ベンチレータ効果の点で不利であるし、また、
開口部の前側部分を少しだけ開放することにより車室が
共鳴箱として機能し、共振の問題もある(いわゆるスロ
ブ音)。
本発明はかかる点に鑑みてなされたもので、後席の乗
員に対して開放感を与えることができ、ベンチレータ効
果が向上した車両用摺動屋根装置を提供することを目的
とする。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、請求項1に係わる発明
は、車両の車体屋根の開口部が可撓性部材にて開閉可能
に覆われた車両用摺動屋根装置において、上記可撓性部
材の前側部分に連係され該前側部分を後方に移動させて
上記開口部の前側部分を開放する第1駆動手段と、上記
可撓性部材の後側部分に設けられ、該後側部分をチルト
させて少なくとも車体屋根との間に空隙を形成するチル
ト機構と、上記第1駆動手段とは独立して、上記チルト
機構を作動させる第2駆動手段とを備える構成とする。
請求項2に係わる発明は、請求項1に係わる発明に従
属し、その一つの構成要素であるチルト機構の具体的構
成を示す。つまり、上記チルト機構は、可撓性部材の後
側部分に取付けられカム溝を有するカム部材と、前後方
向に移動可能に設けられたスライダと、該スライダに取
付けられかつ上記カム溝にスライド可能に係合する係合
ピンとを有し、上記スライダを前方に移動させたとき上
記係合ピンとカム溝との係合関係で可撓性部材の後側部
分をチルトさせるように構成されている。
請求項3に係わる発明は、請求項2に係わる発明に従
属し、その一つの構成要素である第2駆動手段の具体的
構成を示す。つまり、上記第2駆動手段は、モータとワ
イヤとを有し、該ワイヤが上記スライダに連結され、モ
ータによりワイヤを介してスライダを前方に移動させる
ことで可撓性部材の後側部分をチルトさせるとともに該
後側部分を前方に移動させて車体屋根の開口部の後側部
分を開放するように構成されている。
(作用) 上記の構成により、請求項1に係わる発明では、第2
駆動手段によってチルト機構が作動させられ、可撓性部
材の後側部分がチルトして該可撓性部材の後側部分と少
なくとも車体屋根との間に空隙が形成される。また、第
1駆動手段が作動し、可撓性部材の前側部分が後方に移
動して車体屋根の開口部の前側部分が開放されていると
き、上記空隙により、車室内の空気の流通性がよくな
る。
請求項2に係わる発明では、チルト機構において、そ
のスライダが前方に移動すると、該スライダ側の係合ピ
ンが可撓性部材側のカム部材のカム溝内をスライドし、
この両者の係合関係により可撓性部材の後側部分がスム
ーズにチルト動作をすることになる。
請求項3に係わる発明では、第2駆動手段において、
そのモータが作動してワイヤを介してチルト機構のスラ
イドを前方に移動させると、チルト機構により可撓性部
材の後側部分がチルト動作をするだけでなく前方にも移
動して、車体屋根の開口部の後側部分が開放される。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面に沿って詳細に説明す
る。
第1図において、1は自動車で、その車体屋根2に開
口部2aが形成されている。この開口部2aは、可撓性部材
3(幌部材)にて開閉可能に覆われている。
しかして、上記車体屋根2に矩形状のフレーム部材4
が取付けられ、該フレーム部材4の両側部にガイドレー
ル5,5(第2図(a)(b)参照)が配設され、該ガイ
ドレール5,5に沿って上記可撓性部材3が折畳み可能に
設けられ、車体前後方向において前後両方から可撓性部
材3が開放可能(折畳み可能)になるように構成されて
いる。
具体的には、第2図(a)(b)に示すように、可撓
性部材3の前部においては、前部プレート部材6の左右
側部に取付部6a,6aが形成され、該取付部6a,6aに対して
取付ブラケット7がボルト8aおよびナット8bによって取
付固定されている。取付ブラケット7は、取付部6a,6a
に取付固定される基部7aと、該基部7aの外側縁において
下方に延びる支持部7bとからなり、該支持部7bに、カム
溝9aを有するカム部材9が固着されている。上記カム溝
9aは、略水平方向に延びる前側の水平溝部9bと、該水平
溝部9bの後側に連続し後側斜め下方に傾斜して延びる傾
斜溝部9cとからなる。
また、上記取付ブラケット7に対し、カム部材9のカ
ム溝9aにスライド可能に係合する係合ピン15を介して断
面略逆U字状のスライダ10が連結されている。スライダ
10の上部には係合ピン15が側方に突出して取付けられ、
該係合ピン15の先端部がカム部材9のカム溝9aを貫通し
該先端部に止め輪16が装着されて取付ブラケット7とス
ライダ10とが結合されている。この係合ピン15とカム部
材9のカム溝9aとの係合関係で、開放初期に可撓性部材
3の前部をチルトさせるチルト機構Kが構成されてい
る。
上記取付ブラケット7の支持部7bの後側部分は下端部
にガイドレール5の外側ガイド溝5aにスライド可能に係
合するシュー部材22を有する一方、前側部分は下端部に
ガイドレール5の上面上をスライドする別のシュー部材
23を有し、後退時に可撓性部材3の前端部分が上方に偏
位可能なるようになっている。
上記スライダ10もガイドレール5の内側ガイド溝5bに
対してシュー部材24,24を介してスライド可能に係合し
ている。上記スライダ10にはガイドブラケット11がガイ
ドレール5に対応して固設され、該ガイドブラケット11
が、ガイドレール5の外側の収納溝5c内に配設されたフ
ロント側駆動ワイヤ12に連結されている。
この駆動ワイヤ12は、第4図乃至第7図に示すよう
に、フレーム部材4の後部略中央に位置する第1駆動モ
ータ13にて回転される歯車14と噛み合い、もう一方のガ
イドレール5の下側のケーブル収納部材41の外側のフロ
ント側アイドルケーブル収納部41a内に延び、前記第1
駆動モータ13の回転で可撓性部材3の前部を開放動作さ
せるようになっている。これによって、開口部2の前側
部分が開放される。
したがって、可撓性部材3の前部の開放時には、まずス
ライダ10の後退により係合ピン15とカム部材9のカム溝
9aとの係合関係で取付ブラケット7が規制されて該取付
ブラケット7の前部がスライダ10に対して上方に変位
し、それによって前部プレート部材6すなわち可撓性部
材3の前部がチルト動作し、それから開放のために後退
することになる。
また、上記可撓性部材3の後部も、略同様な構成でも
って、後部プレート部材すなわち可撓性部材3の後部
が、チルト動作の後、前進して開口部2の後側部分を開
放するようになっている。すなわち第3図(a)(b)
に示すように、後部プレート部材31に取付ブラケット32
が固定され、該取付ブラケット32の支持部32aにスライ
ダ33が結合されている。この結合は、取付ブラケット32
に固着されたカム部材34のカム溝34aにスライド可能に
係合する係合ピン35によってなされている。カム溝34a
は、前側のカム部材9のカム溝9aとは逆に、略水平方向
に延びる後側の水平溝部34bと、該水平溝部34bの前側に
連続し前側斜め下方に傾斜して延びる傾斜溝部34cとか
らなる。また、取付ブラケット32およびスライダ33に
は、ガイドシュー36,37および38,38が取付けられてい
る。
この後部プレート部材31のチルト動作及び開放動作を
させるスライダ33にガイドブラケット40を介して連結さ
れるリヤ側駆動ワイヤ18も、ガイドレール5の内側の収
納溝5d内に配置され、後部略中央に位置する第2駆動モ
ータ19にて回転される歯車20と噛み合った後、もう一方
のガイドレール5の下側のケーブル収納部材41の内側の
リヤ側アイドルケーブル収納部41b内に延びており、該
第2駆動モータ19の回転で動作するようになっている。
上記第1及び第2駆動モータ13,19は共にフレーム部
材4の後部略中央部分上に配置されて、開口部2aの開口
面積を減少させないように一箇所に集中させるようにな
っており、しかも上下方向の高さの低い変速部13a,19a
の一部を上下に重合させて配置に要するスペース(特に
幅方向のスペース)を少なくしている。しかして、該変
速部13aの下側及び変速部19aの上側にそれぞれ上記歯車
14,20が位置している。なお、両駆動モータ13,19はブラ
ケット21,21を介してフレーム部材4上に設けられてい
る(第6図参照)。
また、ガイドレール5,5の前後端部に対しては、スト
ッパ部材43,44が取付けられている。ストッパ部材43,44
の前後方向の配置間隔は、可撓性部材3がそれ自体の張
力によって全閉状態態となったときの長さよりも大きく
設定され、例えば前側部分が先に閉じても、後側部分が
先に閉じても、必ず、可撓性部材3が張り切った状態に
なって全閉することができるようになっており、また、
上記ストッパ部材43,44は、ガイドシュー23,36が係合す
る上方に窪んだストッパ溝部43a,44aを有し、例えば前
側部分が先にストッパ部材43に当たったとすると、その
後、後側部分を閉じるときに、前側部分が後方に引っ張
られる傾向が生じるが、その引張力は可撓性部材3の張
力で、係合ピン15より上方に作用するので、係合ピン5
を回動中心として可撓性部材3の前側部分(前部プレー
ト部材6)が上方に回動しガイドシュー23がストッパ部
材43のストップ溝部43aに係合し、後方へ引っ張られる
のが防止される。一方、前記可撓性部材3の前側部分を
開くときには、駆動ケーブル12より力が入力されるの
で、その力は係合ピン15より下側に作用し、ストッパ部
材43のストッパ溝部43aにガイドシュー23が係合してい
てもその係合を解除させるので、可撓性部材3の前側部
分はスムーズに後退し、開口部2aは開放される。
上記可撓性部材3において、上記前部プレート部材6
及び後部プレート部材の間には具体的に図示していない
が、例えば実開昭63−40228号公報に記載されるような
折畳み機構が配設されており、その折畳み機構によって
折畳み可能となっている。
また、上記フレーム部材4の前側部分4aはアッパパネ
ル51aとロアパネル51bとからなる閉断面構造のフロント
ヘッダ51に対して取付けられ、該フロントヘッダ51から
後方に延びるようになっており、その部分が、可撓性部
材3の前部(前部プレート部材6)で覆われている。ま
た、フレーム部材4の後側部分4bも、同様に、アッパパ
ネル52aとロアパネル52bとからなる閉断面構造のリヤヘ
ッダ52に取付けられている。53はリヤウインドガラス、
54はフロントウインドガラスである。
上記フレーム部材4の横側部分4c,4cは、ルーフレー
ルアウタ56aとルーフレールインナ56bとからなる閉断面
構造のルーフレール56の該ルーフレールアウタ56aに延
長部材57を介して取付けられている。
なお、上記実施例では、第1及び第2駆動モータ13,1
9の変速部13a,19aの一部を上下に重合させているが、上
下でなくともよいのはいうまでもない。また、重合させ
るのは変速部の一部だけでなく、全部であってもよいの
は勿論、第8図及び第9図に示すように、フレーム部材
4の上下に、駆動モータ61,62を配置し、駆動モータ61,
62全体を重合させるようにしてもよい。その場合、下側
の駆動モータ62は、トリム63にて被覆される。64、65は
駆動ワイヤ66,66,67,67が噛合う歯車、68はリヤヘッダ
である。
続いて、前述した駆動モータ13,19(61,62)を制御す
る制御系について説明する。
第10図において、71,72はそれぞれ運転席付近に配設
された前側開閉スイッチ及び後側開閉スイッチで、該両
スイッチ71,72からの開閉信号をCPU73が受け、該CPU73
が駆動回路74,75を介して第1及び第2駆動モータ13,19
を駆動制御するようになっている。
76,77はフロントリミットスイッチ及びリヤリミット
スイッチで、可撓性部材の前部及び後部のチルトアップ
状態を検出し、その検出信号をCPU73に入力するように
なっている。
78,79は駆動モータ13,19のロック検出手段で、可撓性
部材3が全開状態になったとき、全閉状態になったとき
および中央部位に折り畳まれたとき(第1図参照)には
駆動モータ13,19が駆動しなくなるので、それを検出し
てその検出信号をCPU73に送り、CPU73が駆動回路74,75
への駆動モータ13,19の動作信号の出力を禁止するよう
に構成されている。
上記制御系による可撓性部材3の前部の開閉制御は、
例えば第11図に示すように、前側開閉スイッチ71を開位
置にすると、第1駆動モータ13が駆動し、可撓性部材3
の前部をチルト動作させる。すなわち、第1駆動モータ
13が駆動して駆動ワイヤ12,12を動作させることによ
り、スライダ10が少しだけ後退して、係合ピン15がカム
部材9のカム溝9aの水平溝部9bから傾斜溝部9cに移動す
る。該係合ピン15は上下位置が規制されていることか
ら、取付ブラケット7の前側部分が上方に偏位する。つ
まり、取付ブラケット7の後側のシュー部材22がガイド
レール5のガイド溝5a内に位置するのに対し、前側のシ
ュー部材23がガイドレール5の上面上に位置する。それ
によって、取付ブラケット7が取付部6a,6bを介して前
部プレート部材6に取付けられているので、前部プレー
ト部材6がチルトし、可撓性部材3の前部と車体屋根2
との間に空隙を生じさせる。
このチルト動作の完了によりフロントリミットスイッ
チ76がON状態となる。しかして、さらに前側開閉スイッ
チ71を開位置にすると、駆動モータ13がさらに駆動して
前部プレート部材6がスライダ10と共に可撓性部材3の
前側部分の折畳みながら後退し、開口部2aの前側部分を
開放する。
しかして、可撓性部材3が全開状態となると、ロック
検出手段78にて駆動モータ13のロック状態が検出され
る。
この状態で、前側開閉スイッチ71を閉位置にすると、
駆動モータ13の駆動で可撓性部材3の前部が前方へ移動
する。しかして、可撓性部材3が前端位置となると、再
び、開閉スイッチ71を閉位置にすれば、駆動モータ13の
駆動でチルト状態が解除され、フロントリミットスイッ
チ76がOFF状態となり、ロック検出手段78によりロック
状態が検出されて終了する。
一方、可撓性部材3の後側も、第12図に示すように、
前側と全く同様に、後側開閉スイッチ72によって開閉制
御されるようになっている。
すなわち、第2駆動モータ19を駆動すれば、スライダ
33,33の前進により可撓性部材3後部の後部プレート部
材も一緒に前進するので、可撓性部材3の前部と同様
に、チルトされて折畳まれ、開口部2aの後側部分が開放
されるので、後席の乗員は、上方の視界が得られ、開放
感が得られる。
したがって、第1駆動モータ13又は第2駆動モータ19
の駆動により駆動ワイヤ12,12又は18,18がそれぞれ独立
に作動し、左右のスライダ10,10又は17,17を移動させる
ので、可撓性部材3の前部又は後部を互いに独立して移
動させることができる。
また、開口部2aの前側部分が開放されているときに
は、上述したようにして、開口部2aの後側部分も開放す
るようにすれば、前後方向における空気の流通性がよく
なり、車室内での空気の滞留がなくなり、ベンチレータ
効果に優れるし、また、車室内部が共鳴箱と機能して共
振するいわゆるスロブ音も生じない。
上記実施例では、可撓性部材3の後部のチルト動作
は、可撓性部材3による屋根開口部2の前側部分の開放
とは独立してなされるようにしているが、換気性能を高
めるために、両駆動モータ13,19を連係し、可撓性部材
3の前部の開放時に、可撓性部材3の前部の開放動作に
連動して、可撓性部材3の後部と少なくとも屋根との間
に空隙を形成するように可撓性部材3の後部を上方にチ
ルト動作させるようにCPU63による制御を行うようにす
ることもできる。
その場合、第13図に示すようなタイムチャートとな
る。すなわち、前側開閉スイッチ71を開位置にすること
により、第1及び第2駆動モータ13,19が所定量正転駆
動し、可撓性部材3の前部及び後部をチルト動作させ、
逆に閉位置にすることで第1及び第2駆動モータ13,19
が逆転駆動して可撓性部材3の前部及び後部をチルト解
除動作させる。
このようにすれば、可撓性部材3の前部の開放時に、
特別な操作を行うことなく、空気の流通性を高めて、後
席の乗員の開放感の確保を図り、優れたベンチレータ効
果を得ることができる。
また、後側開閉スイッチ72による可撓性部材3の後部
のチルト時には、第14図に示すように、第1駆動モータ
13を作動させないようにすなわちチルト動作させないよ
うにすることで、後席の乗員が可撓性部材3の後部をチ
ルトアップさせたとき前席の乗員に迷惑をかけないよう
に、前席の優先を図ることもできる。なお、このとき、
可撓性部材3の前部のチルト動作を検出するフロントリ
ミットスイッチ76はOFF状態である。
(発明の効果) 以上のように、請求項1に係わる発明によれば、チル
ト機構によって可撓性部材の後側部分がチルトし少なく
とも車体屋根との間に空隙が形成されるようになってい
るので、後席の乗員は開放感を得ることができる。それ
に加えて、チルト機構により後側に空隙を形成すること
で、可撓性部材の前側部分を後方に移動させて車体屋根
の開口部の前側部分を開放した場合において、空気の流
通性がよくなり、ベンチレータ効果に優れるとともに、
空気の滞留がなく、車室内部が共鳴箱として機能するこ
とを防止できる。
請求項2に係わる発明によれば、チルト機構における
スライダの前方移動により該スライダ側の係合ピンが可
撓性部材側のカム部材のカム溝内をスライドし、この両
者の係合関係により可撓性部材の後側部分がスムーズに
チルト動作をするので、可撓性部材のチルト動作を簡単
な構成でかつ確実に確保することができる。
請求項3に係わる発明によれば、1つの駆動手段でも
ってチルト機構の作動と共に可撓性部材の後側部分を前
方に移動させて車体屋根の開口部の後側部分を開放する
ことができるので、構成の簡略化を図りつつ、後席の乗
員に対しより優れた開放感を与えることができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示し、第1図は本発明を適用し
た自動車の斜視図、第2図(a)は第1図のA−A線断
面図、第2図(b)は第2図(a)のB−B線断面図、
第3図(a)は後側部分についての第2図(a)と同様
の図、第3図(b)は第3図(a)のC−C線断面図、
第4図はフレーム部材の概略平面図、第5図は駆動モー
タを取付けた部分の平面図、第6図は第5図のVI−VI線
断面図、第7図は駆動モータ部分の斜視図、第8図は別
の実施例の概略平面図、第9図は第8図におけるIX−IX
線断面図、第10図は制御系のブロック図、第11図乃至第
14図はそれぞれ制御のタイムチャートである。 1……自動車 2……車体屋根 2a……開口部 3……可撓性部材 12……フロント側駆動ワイヤ(第1駆動手段) 13……第1駆動モータ(第1駆動手段) 18……リヤ側駆動ワイヤ(第2駆動手段) 19……第2駆動モータ(第2駆動手段) 33……スライダ(チルト機構) 34……カム部材(チルト機構) 34a……カム溝 35……係合ピン(チルト機構) 71,72……開閉スイッチ 73……CPU K……チルト機構

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両の車体屋根の開口部が可撓性部材にて
    開閉可能に覆われた車両用摺動屋根装置において、 上記可撓性部材の前側部分に連係され該前側部分を後方
    に移動させて上記開口部の前側部分を開放する第1駆動
    手段と、 上記可撓性部材の後側部分に設けられ、該後側部分をチ
    ルトさせて少なくとも車体屋根との間に空隙を形成する
    チルト機構と、 上記第1駆動手段とは独立して、上記チルト機構を作動
    させる第2駆動手段とを備えたことを特徴とする車両用
    摺動屋根装置。
  2. 【請求項2】上記チルト機構は、可撓性部材の後側部分
    に取付けられカム溝を有するカム部材と、前後方向に移
    動可能に設けられたスライダと、該スライダに取付けら
    れかつ上記カム溝にスライド可能に係合する係合ピンと
    を有し、上記スライダを前方に移動させたとき上記係合
    ピンとカム溝との係合関係で可撓性部材の後側部分をチ
    ルトさせるように構成されている請求項1記載の車両用
    摺動屋根装置。
  3. 【請求項3】上記第2駆動手段は、モータとワイヤとを
    有し、該ワイヤが上記スライダに連結され、モータによ
    りワイヤを介してスライダを前方に移動させることで可
    撓性部材の後側部分をチルトさせるとともに該後側部分
    を前方に移動させて車体屋根の開口部の後側部分を開放
    するように構成されている請求項2記載の車両用摺動屋
    根装置。
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